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2020年3月

やりがいとしての整序(または、裁判書類の『編集』)

昨晩気づいたのです。研修単位を8.5単位しか取ってないことに。

ご同業の方ではない読者さんに説明しますと、この業界では毎年度最低12単位の研修受講義務が定められています。1単位の取得に約1時間を要します。

で、単位が取れなかった旨は業界団体が出す名簿で開示され、さらに素晴らしいことにはそれ(←単位取得状況!)を見てから当事務所への依頼を決意した、というお客さまがすでに存在している、ということです。

そんなわけで、3月31日の朝。

まず作成中の裁判書類について、1部32枚全2部のジョブを10年もののカラーレーザープリンタに発行しました。

このプリンタはもう半年前から普通紙設定での印刷ができず(世の多くの人なら故障というでしょう)、印刷する媒体を必ず光沢紙に設定して定着器の温度を上げ印刷速度を落とせば普通紙にも、なんの問題も無く印刷できるのです(当事務所ではここに注目しています)。

カラー印刷の速度、だいたい2枚弱/分(わらうところ)

やがてワケありの鶴が機(はた)を織るような音が隣の部屋から聞こえだし、僕は安心しつつ業界団体連合会のウェブサイトを開きます。

ずいぶん便利な世の中になりまして、単位取得義務はあるのですが研修は全部、e-ラーニングで取得できるのです。

プリンタが出力を終えるのに、たぶん1時間かかるはず。速度は遅いが重走や紙詰まりは滅多に発生しない、そんなCanonのLBP5050は名機なのです(苦笑)

で、これは会場で受ける研修でもよくあることですがレジュメを勝手に読み進めます。

同業者さんなら誰でも知ってる松山地裁西条支部の判決とその控訴審判決、不利なほうに傾いた高松高裁の判決をもう一度読んでみますと

『嘱託人の嘱託の趣旨内容を正確に法律的に表現し司法 (訴訟) の運営に支障を来たさないという限度で、 換言すれば法律常識的な知識に基く整序的な事項に限って行われるべきもの』

裁判書類の作成に際して発揮が許容される僕の判断作用はこうしたものに限られる、ということになっている、いわば僕が独自の法的判断を及ぼしてよいものではない、のですが

ここ数年、この立場が大変居心地がいいのです。

嘱託人側の法律常識ってやつがインターネットのおかげで顕著に向上した結果、昭和時代は非現実的だった控訴審判決の発想が現実的になっちゃった(苦笑)のが最大の理由ですが…そんな世の中であってなお知識が十分でない方については依頼を拒否する正当事由になるから、という後ろ暗い面もあります。

この部分、上位互換の職能との対比で代理権やら法律的な判断可能な範囲の拡大だのなんだの、という議論だけが盛んなのですが実はそんなのあまり関係ない、と僕には思えてならないのです。

上記の制限を無視しろ、というわけではありません。当事務所ではかなり厳密に(ときには依頼人に、他事務所への相談の手間を強いて)守ってると思います。

その上で、読み物としての裁判書類を読みやすく読み手が納得しやすく作る、という作業にやりがいを感じてしまうのです。

裁判書類でなければ整序というより『編集』というでしょうか。

たぶんですが、2年前に僕自身が初めての著書を出す過程で編集者さんとの共同作業を経験したことに触発されていると思います。法的判断(が、できる範囲の拡大)を前面に出さなくても文章表現や構成を工夫することで読み手の心がなにか動く、その結果として依頼人に有利な変化か敵側に不利な変化が生ずる、という余地は裁判書類にもあるのではないか、と。

その一番後ろ暗い楽しみはふだんの言動に問題のある敵を向こうに回した案件で、『あいつは●●だ』というような直接的な表現を使わずにそれを伝えることであったりするのですが(苦笑)

言い換えると、訴状提出後にそれを読んだ敵側の士業が、『こいつ(被告)から依頼受けると絶対面倒だよな/余所へ回すか着手金上げてやろう』などと思わせる方向で心を動かしてやれないか…そうしたことをときどき考えたりします。

もう少し綺麗な活動ももちろんします。他の方が作った裁判書類で記憶に残っているのは、動産売買の先取特権に基づく債権差押命令申立書の申し立て書類に図を入れて事実関係を説明してあった東京の大法律事務所です。

やっぱり雑誌のランキングに載るようなローファームが一流企業の依頼を受けて動くと申立書も洗練されたものが出てくるよなぁ、とそのとき思わされました。

※そのとき僕は、彼らが差し押さえる債権に残りがあるのを見切れたので一般先取特権での債権差押命令申立書を作り、競合になった債権者に随行してその大事務所が作った申立書類一式を謄写することができたわけですが…おかげで滅多に手に入らない資料をゲットできました。

そうした経緯ももともとありまして、図を入れるとか説明文の構成や表現を工夫する、といった法律的判断そのものは不要な=依頼人が示した事実を読みやすく整序することにいろいろな楽しみを見いだしているところです。

いま印刷している書証にはそんな要素はありません。

という表現に『本文では派手にやってるんだけど』という表現を付け加えるかどうか、そうした工夫をする余地が、陳述書や準備書面にも多大にあるような気がしているのです。提出先が裁判所なんで法律上の規制がかかっているから普通のライターさんや編集プロダクションでは仕事できない、市場として開かれていない、というだけで。

そのような…代書人としてあまり法律判断はしたがらない(もちろん口に出さないだけで、思考停止してるわけじゃありません)裁判書類作成の相談・書類添削および作成も当事務所ではお受けしております。ご興味がありましたらお問い合わせください。

4月3~7日、東京都・青森県への出張について【延期決定】

2020.04.01追記

この出張は延期となりました。5月末~6月初旬に再調整します。


別に23区内が嫌いなわけじゃないのですが、この次も立ち入りを自粛する行程になりました。

来週末、東京を通って青森県内まで出張します。

4月3日をいつもどおり府中泊とし、府中本町から武蔵野線で迂回して常磐線か東北本線で北上すれば4日中に目的地に着けることがわかりました。

このブログを敵も見てるかもしれません。この敵は仮病を使うのが得意らしいのです。

それは織り込んで日程変更に対する柔軟性が高い計画を組んでいるので、直前に仮病使って延期させてもご自身の代理人や裁判所との関係が悪くなるだけだとは思っています。

むしろやってみてほしいです。証拠調べのドタキャン。その際には彼の馬鹿発見器にリンクを貼りたいと思っています。彼のつぶやきを見る限り、こいつは健康そのものです(苦笑)

4月4日の夜から6日まで青森県内に滞在し、その後自由行動になります。4月7日昼仙台発のフェリーが使えるはずなので、これで名古屋に戻ってくるつもりです。太平洋フェリーのウェブサイトによれば船内の供食やイベントその他のサービスが若干停まっているようですが、それはまぁしょうがないでしょう。

ほぼ同じ費用で仙台-大阪-名古屋という移動ができそうでもあります。

仙台-大阪間でピーチアビエーションを使うとか、いっそ青森県内から室蘭・苫小牧に行く6日夜発のフェリーを使って千歳-大阪を空路にしてしまう、ということも一応できるのです。

ただこれは、いままで複数回、仮病で期日の設定を遅らせてきた奴が敵だ、という経緯があるので今回はやめておくか、少し料金の高いプランを選択して便変更を可能なものにしておく必要がありそうです。

事案の関係上いろいろキナ臭いのですが、一般の方々向けの出張相談は可能です。

対応可能日と場所は4月3日の府中、4日は時間を捻出するために一部区間の交通費をご負担いただくかもしれませんが東北本線・常磐線のほぼ全線(東京-武蔵浦和・日暮里ー新松戸のみ不可)、4月6日の青森県内、4月7日の東北一帯、といったところでしょうか。

復路は未定です。7日はどうとでもなりますが、知事が来るなと言ってる自治体にはムリに行かないようにします。

出張相談対応可能な分野は時節柄、給料または休業手当未払い等に関する法律相談(法律相談については労働者側に限る)、雇い止めまたは不当解雇に関する労働審判手続等裁判書類作成、そのほか民事家事関係裁判書類作成および最近注力しつつある、山林の相続そのほか登記に関する相談、などとなっております。料金は2時間税込5500円です。

ご興味のある方はお問い合わせください、と言いたいのですが今回は仮病と違法な人材派遣とTwitterでの馬鹿なつぶやきが好きな社長が敵である関係で、出張そのものがいきなり延期になる可能性もないわけではありません。

事案の性質上出張そのものは必ず行うのですが、日程変更が受け入れられる方のみお問い合わせください。東北以遠への出張はいまのところ、次は当分ありません。

同業者の下品なウェブサイトに興味がありまして(面談での本人確認をパスできる正当事由を探ってみる件)

こいつはとびきり下品だ、と思えるウェブサイトがあります。

関西地方某県に事務所がある同業者のもので、残業代請求のサイトができていたために気づきました。おそらく自作なんですが、色使いから画像から文章からとにかく下品だ、と僕には思えるのです。

で、そのサイトの抵当権抹消登記のページをもう一度見てみたくなったのです。

相変わらず下品で安心しました。きっと本職、元気なんでしょう。

そんなことをした理由は昨今の社会情勢にあります。あの救いのない連中=抵当権抹消登記一式1980円とか2980円とかいうウェブサイトを作って全国対応を標榜している事務所群は、いったいどれだけ本人確認を手抜きしているんでしたっけ?

正当性は毛ほどもないはずです。どの事務所でだってできる業務を報酬の安さを売りにかき集めているだけだから。

で、どうもそれらの事務所は受託に際して本人限定受取郵便すら用いていないようです。彼らが提示する費用と工程を見る限り、そう読まざるをえません。

ひょっとしたら本県同業者団体だけが過酷な本人確認規程を持っている、ということなのかもしれません(冗談ですが、抵当権抹消をやたら安くやる事務所が本県に現れないのは…登記が少ない当事務所にはわからないヒミツがあっても不思議じゃないと思ってはいます)

本県では、相談を除く登記や裁判書類作成の受託に際して依頼人の本人確認は面談によるのを原則とし、『合理的理由によりそれによらない場合は』通信手段を用いる方法が使える、とされています。

自分が手抜きして儲けたい、というのはきっと合理的理由たり得ないはずです。

とりあえず欲望優先な依頼人確認の極北が『委任状はダウンロードして印刷し、あとは免許証のコピーを送ってネ♪』というところにあることはわかりました。

事務所が傾くほどの非効率さを満喫しているのは当事務所です。開業直後に一回だけ郵送での本人確認にした簡裁通常訴訟の書類作成が一件ありましたが、あとの15年ほどのあいだ裁判書類作成では全件、面談で本人確認しています。登記については判決や調停調書を使って行うものだけ(裁判所による本人確認が済んでる、という理由で)本人限定受取郵便を用いるほか、あとは全件面談。

まぁ在外居住者から依頼を受ける登記事件がない、という幸せな状況に助けられているので葛藤がない、ともいえますが。

そうも言ってられなくなるのか、たとえば労働者側で賃金未払い事案の発生を受けて行う裁判書類作成のため本人確認規程を尊重しておこなう出張は不要不急の用件か、ちょっと考えさせられているのです。

冒頭で挙げた連中のレベルまで落とすことはないとしても、わざわざ遠距離を移動して知事が来るなと言ってる大都市に行って面談やって、という振る舞いが、社会的にはいいことなのか?とも。

業界団体も連合会もそこまで親切じゃないらしく、今なら本人確認を端折っていいとは言ってくれません。

この際だからオンライン申請の利用を促進しよう、というお達しがいち早く出たのはちょっと笑えましたが黙殺して、話を進めます。

いっそ自粛ではない外出禁止が決まれば文句なしの正当事由になるでしょうが、何か間違って『その場合は業務も停めて寝てろ』というお達しがでちゃっても困ります(苦笑)

受託に際して面談不要とするのは、本質的には作業工程に関する手抜きの計画立案実行、ですので適当な理由をつければ2秒後から実施可能ではあるのですが、今のところは堂々と面談不要をうたうだけの切迫感はないようなのです。

そうこうしているうちに先週は関西地方から二つ、裁判書類作成になるらしいお問い合わせが来まして…いずれも当事務所のウェブサイトを読んでこられている関係上、適当に他事務所にたらい回しするわけにもいきません。

もう少しのあいだは原則通り面談必須で走ってみるとして、例えば少額な労働紛争で他事務所の相談(相談までは民事法律扶助などの利用を想定します)と本人確認を終えた依頼人は面談不要で受け入れてしまうようなことを考えていいものか、もう少し考えてみたいところです。

どうせ誰とも競合しないだろうから、労働紛争労働側での裁判書類作成にかぎって面談不要を宣言するのが一番気持ちいいのですが…どうせなら、地元の他事務所さんで一回か二回、法律相談援助を受けてからにしてもらったほうが業界内に敵を作りにくいかな、と。

下世話な関心に戻ります。

抵当権抹消を一発2千円とか3千円とかでやるあの同業者さんたち、ほんとうに免許証のコピーもらっただけで本人確認できたつもりでいるんでしょうか?

興味はすっごく、あるんです(悪~い笑い)

帰りのついでに書類を提出して行く、という説明(で始める中央本線普通列車の一日)

この仕事の楽な点を一つ挙げるならば。

 

どうやって指定場所へやってきたか、を話すだけでお客さまが何分間か楽しんでいただける、ということかもしれません。昨日もそのようになりました。

 

ちなみに今回のプロジェクト、愛知県内の人と東京都内の人が長野県内の不動産を譲渡する、不動産業者は関与していない個人間取引です。

 

ですので僕に責任と権限を集中させれば何だってできる、ということになり、当事者の方々が僕を信じてくれれば楽に取引を完了できるのです。

 

…名古屋から中央道日野までバスで来た、明日は普通列車で帰る、などという司法書士を信じてくれれば(苦笑)

 

今回お会いした方はこの点十分大丈夫だったようで、こちらも安心しました。

 

『愛知県から東京都内へ司法書士を動かして行う登記申請代理/権利者義務者とも対面で確認』と要約できるこのご依頼、契約書作成および登記申請部分で税込3万円、出張部分で2万3千円ほどの見積もりを出して採用いただいているところです。

 

出張部分、というところに交通費と日当が入っているのです。
経理が面倒なので個別に積算せず、まず売り上げを計上し交通費を経費で落として余った部分が日当だ、という扱いなんですがそれで文句を言う奴はいない、ということに当事務所ではなってます。

 

ご異議があれば当事務所報酬額基準によらざるを得ず、その場合は新幹線普通車指定席を使って一時間3000円の日当取って出張だけで一式合計5万円を超えますが、と遠い目をしながら申し上げると皆さんこちらは選ばない(苦笑)

 

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そんなわけで今日も移動の自由を手に入れて、9時56分高尾発松本行きに乗り込みました。春の青春18きっぷ、二日目の旅です。

 

この普通列車に4時間ほど乗る関係で、もしロングシートならひどいこと(ブログのネタ)になったでしょうがこの列車はセミクロスシート、しかも空いています。車内でマスク着用の必要もなさそう。

 

登記申請は月内に郵送でだせばいいので、このまま名古屋に戻っていいのですが。

 

・提出先は長野地方法務局管内です。
・僕は朝の中央東線下り普通列車に乗っています。

 

…寄ればいいじゃん、法務局♪

 

ということで車内では別の裁判書類を推敲しつつ、法務局に登記を出して帰る、という日本語が成り立つ状況は作ることができています。
字面だけみると見栄えがする、ことによると有能あるいは多忙な司法書士に見えなくもない、という裁判書類作成時によく使うテクニックです。

 

忙しいとか儲かるとかいう状況にはほど遠い実情には当然ながら問題を残します。

 

昨日訪問したお客さまは大変ご親切な方で僕に結婚相手の候補をご紹介くださるようなんですが…それ自体久しぶりに聞く話だけどそれはさておいて(笑)

 

たぶん収入で足切りされるはず、です( ̄ー ̄)

東京都下三市出張1泊2日

半径2m以内には客がいないバスは、順調に走行中です。いつも通りに7時25分栄発新宿行きのバスには乗りました。

ただ、今回は特別区には入らない…自主規制したわけでもなくそのようになったのです。西武新宿線沿線の方から書類をもらい中央本線沿線の方とと出張相談をやって京王線沿線の方と会食、そんな予定が並びました。

次に上京する4月上旬の週末にはまた繁華街利用自粛要請が出るだろうから…というわけではないのですが今のうちに会食できる人とはしておく(ただし、混んでなさそうなお店で)、としましょうか。府中ではそうしたお店もいくつか知っています。

お天気も眺めもいい、春の始まりなのにどこか後ろめたい感じがするんですよね…メンタルヘルス上の配慮を要する人、増えそうな気もします。

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とはいえ僕がセットした本日3件のうち2件の用事は、緊急性はないが必要性はある、と言い聞かせてはいます。

不要不急の何かを止めさせてしまった話(それで儲かるのは僕だけだから、という正当化)

普段とは違うパーソナリティを演じてみたくなること、たまにないでしょうか?

例えばブログでは概ねおかしなことを言っているどこかの代書人が一生に一度くらいはまっとうな書籍を世に出してみたくなるように(苦笑)

今日はまぁ、そんな話です。

そのお客さまとは複数回の打ち合わせを経て、契約書作成および所有権移転登記申請のご依頼をいただくことになりました。家族間での生前贈与、だと思ってください(例によって事案は少し改変しています)。

今日はその最終確認および書類授受、ということで当事務所には義務者権利者ご一同様が連れだってお越しになりまして、契約書調印と必要書類の受領まではつつがなく終わりました。で、僕からお客様方に話しはじめます。

ここで最後に提案です、と(きな臭くなってきたな、とご期待の読者さんにはそれを裏切らないかと思います)

  1. まぁこういう社会的経済的状況になっちゃいました。
  2. 今回所有権移転する物件も文字通りその直撃を受けるものですよね
  3. なので、いま譲渡されたって転売差益や賃貸料収入をゲットするのは当分ムリでしょう
  4. じゃぁそんな登記をするために十数万円、いま現金を手放したいですか?
  5. 後手後手が好きな政府のあれやこれやの施策が我々までトリクルダウンしてくるのはもうしばらく先です
  6. したがいましてファイナンシャルプランナーとしては、いまから1~2ヶ月のあいだは手元に現金をホールドしておくことが重要になるかと存じます
  7. 繰り返しになりますが、それでも十数万円かけてこの登記、やりたいですか?
  8. もちろん司法書士たる僕は儲かって嬉しいですが、やめておくのも一つの見識かと思います
  9. ちなみに印鑑証明書は発行されたばかりなので、この書類一式預かって実質3ヶ月は判断を先送りできます
  10. ついでに委任状には、『この委任は委任者の死亡によっても終了しない』って特約を無料オプションとしてつけておきましょう
  11. 繰り返しになりますが、それでも十数万円かけてこの登記、やりたいですか?
  12. 繰り返しになりますが、それで嬉しいのはほぼ僕だけです

-以上-

とりあえず、お客さまには契約書作成費用だけもらってお引き取りいただきました。

あはは(乾ききった笑い)

手短に結論を申しますと、個人の家計向けファイナンシャルプランニング業務と司法書士の商売はときに両立しない、ということかもしれません。余計な正義感を発揮して人に自粛を求めることは実に実り少ない営みで、かえって日本のGDPを減少させる、ともいえます(あ、これは違うか)

まぁ依頼受けないとは言ってませんので、それでもやってくれとおっしゃるなら粛々と申請出しますし…そのほうが嬉しいです。僕と僕の事務所、ひいては僕の家計は。

ついでに言うと、上記のようではあってもこの物件をマネタイズする努力は常に続けるべきだ、とは助言しています(そりゃ当然で、ここを阻止しようとしたら本当に愚劣な不謹慎厨になってしまいます)。

当事務所へ不動産登記のご依頼検討中の方々におかれましては、ここにいる司法書士はときに嬉々として申請の延期や中止を語る、とお考えいただければよろしいかと存じます。


こんなことばかり書いてる僕がこのブログにあるようなよろしくない部分を排除して(補助者さまと担当編集者さまには文章表現の改善等をめぐって、ひとかたならぬご助力をいただきました。いまでも感謝しています)なけなしの善性を注いだ単著を出してから、2年が経ちます。

今年にはいってようやく、東海三県初の図書館配本が実現されたと思ったら(←遅いよ)その名古屋市図書館がまるごと臨時休館になっちゃったりもしています(←酷いよ)ですので僕の本はおそらく農業関係の書棚で寝ているだろうと思います。

僕の著書『そこが聞きたい 山林の相続・登記相談室』(全国林業改良普及協会 2018年)については発売直後に『八十万(やそよろず)の雑記帳』さんが好意的なレビューを出してくださいました。僕が担当編集者さんの思惑を超えて盛り込んだ部分をよく汲んでいただいており、この意味でも大変ありがたいことだと思っています。

同年7・8月には農林水産省本省の売店での売り上げトップ10に入った、という飲み会のネタにしかならないような(一体何冊売れりゃそうなるんだ、と苦笑してみたい)話題もあり、現時点では幻冬舎GOLD ONLINEでその一部が転載されています。

小規模山林所有者向けに相続手続きの本人申請を解説した本が富裕層向けウェブサイトに転載される、という反応自体がもう何かの冗談のようで、まさに飲み会のネタにはさせてもらいました。

amazonのレビュー3件のうち2件は面識がある方、残り1件は『同業者なので、とくに新しい知見はなかったが当たり前のことが丁寧に書いてある良書』とのことでこれはそもそも同業者向けの本じゃないんだからしょうがない、とさせてください。

繰り返しになりますが僕が出した本は同業者向けではなくとくに新しい知見はない(←これは自虐としてはいいのですが、本来は上記レビューの後段部分に注目していただけると担当編集者さまや補助者さまその他出版担当者ご一同さまの心が癒やされたり励みになるのでそうすべきだ、と重々承知しています)、そういうものではあったはずなのです。

で、今回また著書名でネットを探してみたところ

あまりオススメしたくない!

というタイトルがまず飛び込んできました(そう来ますか)

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本文をよく見ればその方は熊本県の、残念ながら鉄道では行けない場所に事務所を開いておられる先生とのこと。お会いしたことはありません。上記の通りタイトルはひねってありますが(著者としては結構焦るんですよねー。一応これでも評判は気にするんで)拝読したところ本書をご推奨いただいています。どうもありがとうございました。

ただちょっと違うな、と思えたのはこうした本が(特に重要な要素として、林業界向けのものならば)司法書士業界の依頼減少にはつながらない…むしろ長期ではその逆を期待していい、ということです。

言ってしまえば『移転する持分の価格40万円登録免許税1000円の相続登記に司法書士報酬4万円払うのはイヤだよねー(←実例)なら自分でやったら?』という本ではありますが、そういう林地では司法書士業界側がなにも施策しなければ現時点で依頼が来ないのは当然です。

つまりこの本があろうがなかろうが依頼は増えも減りもしません。

でも本人申請可能という情報を中山間地域にばらまいてあげれば

小規模山林所有者向けの講演会兼相談会の企画が持ち上がったり(水源地対策ってことで水道代から講師料もらったことがあります)相続登記まで終わった林地を次にどうしよう(贈与で持分をまとめたり遺言で承継をはかったり)、という発想は必ず出てきます。

さらに相続登記を現実的に企図するようになった山林所有者の集団からは一定量、『わかったわかった今回はオレ忙しいからお前やってくれよ/ついでに家と畑も頼むよ』的トリクルダウン効果が発生しうるので(←実例)、別に僕が無私の精神でこの本書いた、というわけでもないのです。

そう、実は僕は誰も反論できないほどの正当性を確保しつつ長期に行う金儲けの計画を隠して…というのはもちろん、冗談です。

登記本人申請の本を出すことが即、司法書士への依頼減少につながる、という発想は自分さえよければいい人たちの集団を前提とすれば当然です。

住宅の相続なり購入なりで一発何万円かの依頼費用が削れりゃあとはどうだっていい、安けりゃいいんだろ安けりゃ、という発想の人を対象にして、一回使えりゃあとはどうだっていい、という情報商材を売ってる事務所の存在を前提とすれば、なるほどそうなります。

いますよ、そういう情報商材売ってる人。軽蔑してますがなぜか表面的な主張は似てしまうんです。

ただ、注力する場所や状況を間違えなければ本人申請・本人訴訟を促進することは、我々の業界に対する社会的評価や制度への関心を高めながら需要の掘り起こしにつながる活動になりうる、と僕は考えています。

よその事務所の売り上げ削らせて自分の情報商材が売れりゃいい、などとは僕は毛頭考えておりません。

ただ、なにぶん誤解を受けやすい要素はあります。こうした活動が無理なく継続されるために重要な要素としては、まず山林所有者向けである本書について、ご同業の先生方による一般市民への推奨方法を間違えないことかもしれません(以下、冗談です)

  • たとえば本書はご自身の事務所の売り上げに危険をもたらすものと認識したうえで事務所内では一種の禁制品として扱い、ほんとうに信頼できる山林所有者・共有者だけにそっと示す、とか。
  • そこまでしなくても、いったん依頼人に背を向けて肩越しに人の悪い笑みを浮かべつつ「ほんとうは、あまりオススメしたくないんですがね」とつぶやいてからこの本の利用を推奨する、とか。

以上はもちろん、もちろん冗談です。言ってみるだけなら楽しいので口にしてみました。

ご同業の方から良書と評価されることは本当にありがたいことだと思っておりますし、林地も小規模山林所有者もいっぱいいる地域でこうした活動が受け入れられる可能性はいっぱいあるのに(そのうちに森林環境譲与税が財源になったりするのに)な、とも思っているのです。


補足です。僕の本は山林所有者の方、そうした方を支援するNPO・森林組合・行政関係の方々には一種の試薬の役割を果たすかもしれません。

僕の著書をお近くの(今後のあれやこれやで協力を依頼することを検討している)司法書士さんに見せて禁制品扱い、そうでなくてもアタマから否定的な反応を示すところはちょっと避けたほうがいいかもしれないね、とか。

これは…冗談ではない気がしています。いろんな意味で読み手を試す本を書いた自覚はあるので。

僕が乗ってあげるから、という正当化(3月26日も、いつものバスで)

9年前の3月11日、僕は四国から山陰方面に移動中でした。

当時もあった松山での裁判事務の仕事を終えて、労働審判のお客さまとの相談が待っていたのです。宿のテレビで緊急地震速報を乱打されつつも、いつも通りに旅を続け記事を投稿することに対して自粛要請のコメントを投げてきた奴がいましたが、後になって調べたところそいつは西日本ローカルなプロバイダを使っておりました。

だったらその薄っぺらい公徳心(どうせそんなのありもしない)あるいは社会の雰囲気に粛々と従って、離島に住む相談希望者に相談中止を宣告していいかと言われたら、きっとそうではないはずだ、とは今でも思っています。

それから9年。いい時代にはなったのです。

凡人がネットで自己顕示その他の欲望を満たす場はtwitterやFacebookその他の新しいSNSに移り、こんな零細事務所のブログになにも生み出さないコメントをわざわざ投げて去る人はすっかりいなくなりました。

ブログはSNSとしては古風な手段として細く長く続くのかもしれません。そうであればいい、と思っています。いいね、とかフォロワーの数など公開する必要もなく、まして編集権も発行権もある僕が気に入らないコメントなど、亡きものにしてしまえばよい(悪い笑い)

ただ、そうも言っていられない時代がまた来るのかもしれないと思ってはいます。そのうち旅行/出張関係の記事は閲覧制限をかけるかもしれません。今はまだ、そこまでしなくてもよさそうですが。

次の出張は3月26日、東京都西部です。中央道高速バスで日野まで行ってモノレールに乗り換えて行けるどこかに行き誰かに会う、そんな用件です。

いつものバスの予約画面は、いつも通りではない=どうみても閑散期の平日としか思えない惨状を呈しておりました。

前の4席は普通席ではない関係上、同日発の名古屋-新宿線普通席には僕を含めて10名しか予約を入れておりません。バスの後部がずいぶんと寂しそうです。

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隣席に咳き込みがちな人がいたら困るから、前方に設定された一人がけの席を取ろうか…などとは考える必要もないですねこれは。

先日、税理士さんとの打ち合わせで使った飲食店も約30人収容のところ我々2人と4人のグループが1回転しただけでしたし(お酒もお肉もおいしかったのです)、むしろ経済活動の萎縮で破滅しそう、そんな印象を受けました。

で、表題の件。外出禁止のお達しが公的に出たりするまでは、感染予防には留意しつつ活動を続けようとは思っているところです。

とりあえず今回の出張の次は、4月第1~第2週に東京経由で青森県までの出張予定を入れています。

復路の仙台-名古屋では、フェリーを使おうと思っているのです…今回の一連の騒動で、あの航路もきっと客減ってるだろうし。

ただ、日程を連続させるつもりだった四国方面への出張は4月の後半にしようと思っています。長距離の出張を1回入れたら2週間を目処におとなしくする、という自主規制は、僕が間違ってスーパースプレッダーにならないためには悪くない気がしているのです。

今回の出張の出張相談については3月26日夕方以降の八王子、27日の中央本線八王子以西(甲府でも塩尻でも中津川でも)で可能です。費用は2時間税込5500円で変更なく、交通費・日当は上記の区間で僕が指定する時間帯であれば必要ありません。

派遣切りや給料未払いが深刻化するのはたぶん来月以降だと思うのですが、最終的には面談不要でそうした問題に関する裁判事務の依頼を受けられるようにするかもしれません。

今のところは面談後受託する、という原則を大事にしたいので、東京・山梨・長野県一帯にお住まいでご興味のある方にはお問い合わせください。

半額のブリを食べ半額の椅子を買う日

訴状作成の作業は21時過ぎに終わりました。保温調理鍋に仕掛けておいたブリ大根には、たぶん熱が通り過ぎたはずです…1時間ほどで終わる集計作業に3時間ほどかかったような(苦笑)

一昨日の夜に半額で買ったブリの切り身で作ったブリ大根は保温調理鍋を使ってゆっくり放置して、その数日前に半額で買って冷凍しておいたハンバーグ(ひき肉を成形してある未加熱のもの…というところに若干のこだわりがあります)はグリルパンに放り込んで一気に放置して、それぞれ加熱が済みまして。やや面妖な組み合わせの食卓にはお酒を添えました。

不法行為事件の被告さんからいただいた獺祭がまだちょっと残っています。

ちなみに補助者さまには昨日、おやつにケーキをお持ちいただきました。甘い物も辛い物も好きなのです。

ほぼいつも通りの仕事と食事を終えて、風呂上がり。今日の残り1時間は、ヤフオクで椅子を探します。

ヤフオクがこのところ開催している『毎日くじ』で今日は2等が当たっていたのです。後日のポイントによる還元率50%、最大5000ポイントということは1万円程度のものを買えばよい、ということで。

ほかのクーポンと併用して実質的に半額になる椅子を見つけ、玉突き的に高校生時代から使ってきた椅子を淘汰することにしました。

今回導入する椅子を補助者さま用に、古い椅子(開業時に買ったもの)を相談室に、相談室の椅子は大学受験の前から使っており(高校受験からかもしれません)座面が裂けかけていたので廃却処分、と。

ただ、相談室に配転する椅子は物置で有名な国内メーカーの製品で、入手から17年以上経っているのにまだ現行の機種なのです。ヘタった座面だけ交換してさらに延命できないか、とは思っているところです。

今年もなんとか冬をしのぎきり、3月22日となりました。司法書士登録16周年、本日より17年目となります。僕に半額のブリや半額の椅子を買える程度の売り上げをくださった多くのお客さまには、あらためてお礼申し上げます。

来年あたり定価でブリや椅子が買えるように、報酬額設定も工夫したいと思っています(あ、冗談です)

言い訳を申しますと、我が家の周りのスーパーでは17時過ぎから18時にかけて精肉と日配品が、19時頃から鮮魚が、19時半頃から20時にかけて揚げ物がそれぞれ半額になってしまう関係上、仕事の終了が少し遅れてお買い物に出ると必然的に半額の何かが買えてしまう、というだけなのです。

決して狙ってやってるわけではありませんが、ちょっと多めのご入金があった日にはさらに頑張って仕事を続け、21時閉店のスーパーで20時半から始まるお寿司の半額を狙ってみたりはするのです(^_^;)

確定申告は来月ね(または、本職と補助者(さま)の見事な連携に関する件)

僕はここ数年、Money Forwardを使っています。銀行とクレジットカード経由での取引の記帳がとても楽になりました。

先週末のこと。昨年の取引の仕訳も終わりまして、決算書を自動出力させてみたのです。

預かり金の残高が100万円を超えました。

説明します。当事務所では銀行での入金をなるべく楽に(できれば補助科目を選択して保存、の2クリックで)記帳したいので、報酬と預かり金、というかたちで入力するのは不動産・商業登記(登録免許税)と裁判書類作成(訴え提起の手数料)のみに限っています。後者はほとんどありません。訴訟代理をやらないし提出はお客さまがするのが標準だから。源泉徴収される企業様とのお取引が少ない、という実情も作業を楽にしていますがそれはさておいて(苦笑)

で、当事務所の登記申請事件の少なさを前提とすれば預かり金を残して年越しする案件なんか年1~2件しかなく、預かり金残高などゼロに近いのが標準…なのに。

それなのに(汗)

3月14日に確定申告書を作り終えて15日にポストに投函してハイ終わり、ちょっと売り上げも増えてああよかったね、などという甘い考えが一瞬で吹っ飛びました。

実は資金ショートで経営破綻寸前だったのかこの事務所(←冗談ですが)

こうなるとよくないのが、作業のあちこちを自動または半自動化できてしまっている点です。一体何をやったら預かり金が激増するのか最初は全くわかりませんでした。

3日ほどの試行錯誤を経て、次のことがわかりました。

当事務所ではここ2年ほど、補助者さまには恥ずかしくて見せられない入金状況を僕が、現金での費用・預かり金支出(収入印紙購入)を補助者さまが記帳するようMoney Forwardで分担しています。

それ自体は理想的に機能しつつ、2018年から2019年になりました。

  1. ここで2018年の入力を禁止せず入力を2019年に変更する措置も本職がとらず、
  2. 画面の片隅に表示はされている『2018年』という表示は補助者(さま)が全力で見過ごしたことによりまして
  3. 彼女の入力は片っ端から2018年の取引として保存されました。
  4. 本職と補助者(さま)の見事な連携プレイ。わぁい(*゚∀゚*)

念のため2018年の決算書を再作成させてみたら、預かり金残高が100万円単位のマイナス、というファンタジックな表示が出てきました…どんだけ立て替えてんだよ(苦笑)

さて、残る問題はその入力をやり直す方法です。会計年度をまたいで取引日付を変えちゃおう♪などというふざけた変更が許されるはずもありません(が、以下の本にはそうした方法の大規模なのが書かれてるようなないような。とにかく面白い経済小説でした)

 

さしあたっては2018年の正規の取引以降に入力された現金取引を全部エクスポートして一覧表にし、それを片っ端から日付を変えて再入力、とかそういった流れになると思うのです。

さて、いま進めている裁判書類作成は、8割終わった訴状作成と印刷するだけの労働審判手続申立書各1件、あとは今週末中にあらかた中身が決まる尋問事項書の3点のみとなりました。来週は珍しく登記の仕事があるので…

来月早々にも、確定申告の準備がほんとうに整うはずなのです(遠い目)

パンドラの箱、ちょっと開けてみた(不動産登記編)

前回記事に続きまして、別の抵当権抹消登記の話し。

前回と同様に、ちょっと危ない何かをみた話しでもあろうかと思います。ですので事実と経緯は十分に改変してお伝えします。

休眠抵当権抹消のご依頼を受けています。昭和9年に設定された債権額100円の抵当権の抹消、とかそういうの。

こんなの正攻法での抹消を目指す奴はいない、というのはどこかの役所の何かの別件で『消えればいいんだから消えれば、いいようにしてよね(何かの文房具とかで)♪』とカウンターの向こうで誰かが言うのと同じくらいの真実だと思います。

-上記の記載と前回、いえ当ブログの過去の全記事とは関係ない、ということにさせてください-

ちなみに正攻法での抹消というのは

  • 当時の抵当権者を草の根わけても探しだし
  • 当然その方は死亡しているのでさらにその相続人たちを探し
  • 抵当権者の法定相続人が5人だろうが50人だろうがとにかく全員の同意を取り付け、
  • 妨害するなら抵当権抹消登記請求訴訟を起こし、
  • 付随して必要があれば相続にともなう抵当権移転の登記を必要なだけやってから
  • 抵当権抹消(呆然)

そういう手続きになります。

お金がたくさんあって大規模山林所有者で実はブラック企業、そんな人から発注を受けたプロジェクトでならこの方針もよろしいかと存じます(もちろん皮肉です)

気の利いた制度はあります。この抵当権者(あくまでも、この例では昭和9年当時のひと)の所在が確認できないならば

  • 抵当権者の所在が確認できない証拠を用意して
  • 当時の債権額と遅延損害金から計算される金額を法務局に供託して
  • 抵当権抹消

そういう過程をたどることができます。楽です。

債権額が安いので、遅延損害金をたっぷり(とは言っても法律通りに)加えたって供託額は千円弱。あはは(乾いた笑い)

ただ、絶対条件として抵当権者の所在が不明であることが必要なこの手続き、誘惑や落とし穴はちゃんと用意されています。

  • 数年前にこの抵当権者の調査で何やら手抜きをした同業者さんが懲戒された事例があります。
  • ですが申請時の添付書類としては、登記上の住所氏名に送りつけた内容証明郵便が戻ってきたのがあればいい、ということになっています。簡単に見えてしまいます

まぁとにかく抵当権者への連絡調査はちゃんとやんなきゃねー(遠い目)という実情があると考えて、以下をお読みください。

調査結果。

今回の登記上の抵当権者、所在が確認できません(わらうところ 勝ち誇ったように)

見かけ上、当時の番地にはもう違う人が住んでいます。

当然抵当権者さんはもうお亡くなりになってますから、不在籍不在住(登記上の住所に本籍地や住民票を置いて生きている人がいないこと)の証明も取れます。なんなら現地の住所に行ってもいい。そこには他人が住んでおり、大余裕で調査不能の確認ができるでしょう。

ですがここで、ちょっといたずら心を発揮してしまったのです。

その抵当権者、ちょっと珍しい名字です。仮に諸葛亮(仮名:もろくず あきら)さんとしましょうか。

ご依頼を受けるその村は人口が多くないのです。仮に1万人としましょうか。

当事務所では電話番号と住所と氏名のいずれかから電話帳を検索できるソフトを持っています。

おなじソフトで違うバージョンを3種類保有して、だいたい20年前→13年前→6年前をカバーしているところです。検索結果も、電話番号・住所・氏名が表示されます。当然ながら検索を繰り返せば全国のが探せます。

まず13年前ので検索しました。

その村で諸葛さんの登録は5名出てきました。抵当権者本人は出てきませんでした(←ここ強調しておきます。僕を免責するために)うち2名は他の方と住所がダブっています。

実質的には候補が3件になったので、検索で捕捉できた彼らの『住所』の土地の登記情報を取りました。

調査対象地は抵当権者の住所と全然違う地番(←ここ強調しておきます。僕を免責するために)でもありますし興味の関心はブログの記事にできる点にだけありますから、もちろん費用は自腹です。

そうした全然違う土地の登記情報のうち1件で、昭和40年代に変更した前住所地が抵当権者の登記上の住所の番地と1番違いである人が出てきました。

-ここ、登場時のBGMを以下の曲『The Imperial March』としていただきたいです-

さて、見つかったその人の名を諸葛謹(仮名:もろくず きん)とします。ただし、この不動産は10年ほど前に、全く別の名字である孫亮(仮名:まご あきら 前述の諸葛亮さんとは別人)という人に生前贈与していました。

その村の立地として、二つの県=ここでは蜀県と呉県(それぞれ仮名)の境にあり双方交流があります。

ひょっとしたら名字の同じアキラさんとキンさんがある時期隣同士であっても全然不思議ではありませんし、実は呉蜀に分かれていても遠縁の親類あるいはご家族だったという妄想も一応成り立ちます(言い訳として聞き置いてくださいね)。

それともう一つ。6年前の電話帳データで再検索したところ、諸葛謹さんが消えており、違う住所同じ電話番号(電話番号でも検索できますのでこれがわかります)の諸葛花子という女性の登録が出てきました。

諸葛家において、おそらくは家長の死亡+転居があった、ということなのでしょう。


死亡と転居は最低でも6年前、ということでふつうに役所に調査に行けば住民票も取れず、やっぱり余裕で調査不能を宣言できるのです。

でも。当事務所には…こんなチープな特殊装備とその運用ノウハウ、それに余計な好奇心があったりするのです。

あとは、僕が一縷の望みをかけて電話帳データで探索した諸葛花子さん宅を訪問し、『ひょっとして諸葛亮さんって人を知りませんか?90年前まではご存命だったんです』と聞いたらどうなるか…

気にはなるのです。制度上は誰もそこまで求めていないのですが。


本件で関係者らしい人にたどり着く鍵になったのは『名字』と『電話番号』で検索可能な過去の電話帳データであるわけですが、公式な制度としては誰もそこまで調べろ・調べられるなどとは言ってません。重ねて申し添えます…僕を免責するために(苦笑)

これは過去の抵当権者のみならず、登記上の所有者についても・公示送達など裁判関連の手続きについても同じです。

当ブログに少数現れつつある林業関係者の方に説明を付け加えると、最近ようやく国も本気になったらしい山林の所有者探索で出されてる指針はさらにチャラい(登記上の所有者の子まで調べりゃOK、って一体どれだけ手抜きなんでしょう?所有者不明ってことにされた人の孫から訴えられたら負けるんじゃないかと思います)。

ただし当事務所では、公式に求められているかはさておいて、僕が必要を感じたらこうした調査案件で少しだけパンドラの箱を開け、中に希望が入っていなさそうならそ~っとフタを閉めるようにしております。

もしご興味のある方は、お問い合わせください。もちろん普通の休眠抵当権抹消あるいは過去の登記の抹消のための各手続きに関するご依頼も普通にお受けしております。

ほんとうに普通に受けてるんですから(って強調するほど普通じゃなくなるのは何故なんでしょう)

お前はまだ砂消しゴムの使い方を知らない(不動産登記編)

先日のこと。久しぶりに補正指示の電話がかかってきました。

内容が内容ですので補正を発出した法務局、担当者の性別等は一切伏せます。語調も加工しているとお考えください。

案件は抵当権抹消(ごくシンプルな登記に限ってハマる、という点は見逃してください)。ただし抵当権譲渡の付記登記があり、譲受人の承諾書をもらって一気に抹消する…登記がお好きな先生方には完全に日常茶飯事なんですが、当事務所では司法書士登録16年目にして初受託、そうした案件だったのです。

で、補正指示の内容。『登記原因と承諾書の文言が異なります』そう担当者さんが言うのです。

たとえば当初の抵当権者が抵当権放棄を登記原因として解除証書を出しているなら、抵当権の譲受人が出してる承諾書も『抵当権者が抵当権を放棄したので抹消登記を承諾します』といった文言であるべきだ、と。

僕はそこまで注目せず、承諾書を発出した大手企業さんにも聞きましたがこの文言の組み合わせで申請が止まった例はない、とは聞いています。ただ、その後の担当者さんの発言が、登録わずか16年目の未熟な登記書士には理解できないものだったのです。

『(登記が)抹消できればよいですから、善処してくださいね。抹消できればよいのですから』

…丁寧な表現にすると、そんな感じ。

僕はと言いますと、とりあえず承諾書発行先企業さんと打ち合わせ(なるべく困ったふりをして頼み込み、応じて貰えたことには関係者各位に大いに感謝する、という挙動を取って円滑順調に仕事を進めます…こうした場合。当ブログの語調からはほとんどの方が想像できないかもしれませんが)をして適切な文言で承諾書を再発行していただきました。

で、翌週。某法務局(本局か支局か出張所かは一切ヒミツ)に出向きます。差し替え用の承諾書を提出した瞬間、担当者さん曰く

『ああ、差し替えてくださるのですね?』

当然だろ、と思って首をかしげた僕に、さらに曰く

『(登記が)抹消できればよいですから善処してくださいと申し上げたのですが…砂消し(ゴム)とか』

聞いてはならないことを聞いてしまった、という表情を顔に出したのは、登録わずか16年目の未熟な登記書士としても失敗だったようです。僕としては寛政年間の江戸でロベスピエールに出会ったよりもショッキングでしたが…まさに革命的な、そして斬首につながりかねないご発言ではあったのです。

『あ、当職の独白です/(承諾書差し替えについては)わざわざご丁寧にどうも』

そうした発言で補正は軽く流れていきました。

もちろん僕は、既提出の承諾書(当然、第三者が作って記名押印した書類)の文言を削ってどうこう、などとは一切考えておりません。

そんなことは僕が二十数年前まで補助者として在職していたクソ事務所(司法書士ではない士業の事務所)でだけやってろよ、と思っていたのですが…僕はまだ、本当の砂消しゴムの使い方を知らないらしい、というお話しでした。

もう知りたくもないんですが…もし他の先生方と会食の機会があったら、十分にお酒が回ったタイミングでそーっと尋ねてみようと思います。

「ひょっとして先生は、犯罪行為につながる禁制品の使い方を何かご存じではありませんか(あ、冗談です)」

言い訳多めな新サービスの告知(裁判所提出書類作成のための測量作業・現況実測平面図作成の受託について)

こんな本があります。僕はほかに、土地家屋調査士が主人公になる小説をあと一冊しか知りません。

主人公は独身男性の土地家屋調査士。依頼はもっぱら彼の人格識見によって誘致され、金融機関や不動産屋に媚びることもないばかりか登場人物としてほぼ描かれず、本職の測量作業は厳正を極め、必要があれば県外に出張して測量以外の事件も解決し、そんな主人公に思いを寄せる女性まで現れる…

そんな異世界転生モノのライトノベルです。

というのは冗談ですが、今となってはすっごいファンタジー(←もちろん軽蔑的表現)だ、ということはよく存じております。

それに対して今を去ること、二十年ちょっと前。それは僕がまだ、士業に夢も希望も持っていた平成時代初期のはなしです。

司法書士試験合格後、土地家屋調査士の事務所2箇所で補助者として働いていたときに見たのは、本職は不動産屋に使い捨てられるか地元信金とハウスメーカーのためならちょっとやそっとのあれやこれやを厭わず、

  • 境界立ち会いに出てみればエスロン巻尺で境界線の寸法を測ったふりして昭和50年代の地積測量図記載の数値を正確に暗唱させられたり(2cm以上違ってましたが、本職は何かのファンタジーを信じていたのでしょう)
  • いつも開放トラバースで作業してる(閉合なんかしたことねーよ。それどころか本職、測量現場にこねーよ!)のに土地調書にはいつも同じ閉合比が記載されている(どうやって計算したか知りませんが、本職は何かのファンタジーを信じていたのでしょう)

そんな事務所でありました。

そうしたことと、最終的にはそうした事務所を2箇所とも解雇されたこともありまして。

僕は土地家屋調査士兼行政書士の事務所2箇所で補助者をやったあと、社会保険労務士兼司法書士として開業する、という現在に至っております。今月で司法書士登録、16年になります。

さらに付け加えると、開業後は弁護士さんについては彼らの依頼人や依頼人だった人からの法律相談で、税理士さんについては彼らの従業員や従業員だった人からの労働相談で、それぞれ裏口からそーっと、彼らの実情を覗き見ながら現在に至っている…というわけで。

いっそ海事代理士と弁理士の事務所には、厳正な執務と妥当な報酬設定とホワイトな労働条件があるのかしらん(あと、ちょっと色っぽい展開も)などと妄想してみたりします。


なんだか自分が法律関係士業をやってるのが申し訳なくなってきましたが、表題の件。

測量自体は嫌いじゃない、というより好きな作業なのです。

正義はさておき真実を探求するのが好き、そのためには依頼人と対立することを厭わないし売り上げが減ってもいい(苦笑)そんな僕には向いている、と思ってもいます。

そうした僕がたまに受ける、不動産・境界関係の依頼で多大なストレスになっていたのが裁判に関わる測量作業を内製化できない点でした。

最低10万円通常20万円ひょっとしたら30万円、という見積もりが出てくるプロジェクトなのに僕のところで作業指揮できず、発注かけても本職が出てくるとは限らず、紛争案件だとわかった途端に何もかも放り出して撤退する、そうでなければ面倒ごとを僕に押しつけたあと手柄だけ持って行く(まぁ、これは1事例だけですが)、そうした問題がありました。

だったらいいよもう自分でやるから!

…上位互換な他士業の事務所に法律相談に行って請求の少額な案件の訴訟代理を拒否されてブチ切れてきた人の情景描写(←当事務所で裁判書類作成の依頼をお受けする主な経路の一つ)のような情熱と、去年はちょっと増えてしまった売り上げによって生じる利益をどこかに葬り去る必要とに迫られまして、まずは昨年末までに機材を購入しました。

その機材でできることとやっていいこと…法律上の制限と機材の特徴とオペレータとしての自分の能力を把握し実際に作業を終えて、次以降の受託態勢を整えたのが先月までのこと。

このほどようやく、現況測量と実測平面図作成の業務と費用を説明するページを作って公開を開始しました。

誤差は出るんだよ、という言い訳がページ後半に頻出しますが、それは誰がやってもどんな機材でも出るのです。

そうした限界はありますが、昔々の地積測量図記載の数値を現在の、しかも傾いた地面をエスロン製の巻尺で測って完全一致な測長を読み上げるなんて愚劣なパフォーマンスに過ぎず、1km先まで誤差1cm角度5秒刻みで測れる時価200万円のトータルステーションを振り回してるのに想定位置から30cm離れた境界杭をそのまま測って境界確認してしまうなんてただの背信だ(が、それぞれ依頼人の希望には応えてる…関係者の立場を蹂躙してるだけで)とわかってしまった人を何とか支援できるサービスになるだろう、とは思っています。

あとはもう少し穏便に、たとえば未登記建物を強制執行あるいは収去の請求の対象にしたい場合、不動産登記と同様な建物図面の添付を迫られるのですがこれは裁判所に出す書類ですので粛々と作ってあげたい。
次に現状有姿で田舎の更地を売っちゃう、といった場合に所有権移転登記受託のオマケとして現況を僕がさっと測ってあげるのもよかろう、そうしたことも考えております。

不動産に関する出張相談で、そもそも測量業者や弁護士への依頼(要するに十万円単位の出費)に適するかを迅速に安価に判定できるだろう、とも思います。この局面ではかなり活躍するはずです。これは売り上げにはならなさそうですが…出張が増えるならいいかな(笑)

とはいえこうした境界紛争でよくある、1mm単位で正確に測ってみせろという一般人の発想が実は非現実的でして、僕のところの機材と技法や調査士さんが使うトータルステーションでも、誤差の大小は違えど一定の誤差は出てしまう、僕が対処できる土地の広さや測れる長さに制限はある、ということをご理解いただけるような方からに限って受託しよう…

という、かなり無理筋な依頼の誘致を試みるページになってしまいました。

今回公開するページを見て依頼を決意する人が現れると期待する、というのも実はファンタジーなのかもしれません。

本職に思いを寄せてくれる女性と異世界から来たスライムと、どちらが先に依頼人として現れるか気長に試してみるとしましょう(苦笑)


時には仕事を紹介したいしお酒を一緒に飲みたいな、と思える土地家屋調査士さんが一人います。

この方に言い訳しますと、先生忙しすぎるから自分のところで機材を持つことにしました。
それに先生、争いごとお嫌いでしょー(イヤらしい人の目)

 

3月26日、東京都西部へ出張します

『そんな関係を続けていていいのか』

そうした意味の言葉を、補助者さまがときおり口にするのです。

…不倫でもしてるのか、というのはもちろん邪推です。当ブログに出てくる不肖の弟子(老齢年金受給資格を満たした男性)と僕とのやりとりを、彼女は気にしているのです。

ここ数日の話題は不出来な契約書(林業経営に関するもの)。

第一次案はうっかり検討作業報酬なんか取ったら公式に巻き込まれて酷い目に会わせてもらえること必定の内容でした。そんな当初案を一通り叩いて次に出てきたものがさらに悪い、ということになったため、不運な関係者に代わって弟子が乗り出してきた…というのが今朝までの状況。要するにタダ働きではあるのです。もちろん普通の仕事は進めねばなりません。

今日は補助者さまの勤務が17時半から21時まで、ということで僕の終業も遅くなります。晩ご飯のお買い物に行くのはやめて、あり合わせの野菜と豚肉とシーフードミックスでチャンポンを仕上げて二口ほどすすったところで携帯電話が着信音を鳴らしました。

一般の相談希望者なら相談前から受託打ち切りを決める、22時過ぎに

弟子から(苦笑)

確定申告まだ出してないから10日ほど待てというメールを送った直後にそれか、絶対ブログのネタにしてやる、と思って応答開始したところ、彼の言い分はさらにブログのネタを増やすものでした。

弟子の携帯電話の無料通話時間は1回10分までに設定されている関係で、10分ごとに通話を切る、と(凄いよ)

そうした通話の断続を4回ほど続けたあと、喫食を中断したチャンポンをレンジアップして一日を終えたところです。

ごめんよ日清、美味しく食べてあげられなくて(と、遠回しに弟子を非難してみる)

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同様のシリーズを東洋水産でも出しており、そちらは粉末スープだが麺が日清より美味い、日清のは液体スープだが麺が焼きそばみたい(実は価格で選んでるだけ)という違いはあります。

それはさておき風呂に入ろうとした瞬間、給湯を途中で止めていたことにも気づきました。

ここまで来ると、一人暮らしも若干悲しくなってきます。

さて、この不出来な契約書(どんな契約書だとかどの県のどんな団体が関与しているのかすら言えません)、全29箇条のうちそのまま使えるものが4箇条、そのうちの2条は無くても権利義務に影響しない条項、という凄いもので、この6月におこなう他県での講義(林業に関するもの)で教材にしたいくらいなのです。

いっそ教材としての採用を条件に原案公開をご承諾いただき、その代わりにタダで改稿を支援する協定でも締結しようか、という話題で補助者さまとも盛り上がったのですが…まぁ、弟子以外の各関係者は脊髄反射で拒否してくださるでしょう。そんな人柱協定(笑)

そうしたわけで、本件で僕が受ける経済的利益は来月あたり、また三番町(愛媛県は松山の飲食街。素敵なお店の候補を、訪問のたびに探索しています)で弟子から一杯たかれる、というにとどまっているところ、これが補助者さまからすると不適切な関係に見えるらしいのです。

二十数歳年上の男性との、不適切な関係に(酷いよ)

それを含めていくつかの仕事やタダ働きの仕事(とは言わないか)が過ぎ、1月2月にお受けした裁判書類の作成にもようやく今週末でなんとかできる目処が立ってきました。仕事が落ち着くタイミングで臨時に入った出張が表題の件。

3月26日、東京都内に出張します。目的地は都内の西武鉄道沿線で、山手線より内側には立ち入りません。

宿泊は例によって府中あたりでするつもりですが…あまり喜べない理由で安い宿の選択肢が増えています。帰りに中央線を使うことにして、山梨県内のどこか適当な温泉地に引っ込んでみるのもよいかもしれません。

出張相談は同日夕方、中央本線立川・武蔵野線府中本町または京王線府中で対応可能です。翌日については中央本線立川以西(主に山梨・長野県内)が多分大丈夫です。

こういうご時世ではあるのですが少額の労働紛争は増えるのかもしれません。当事務所の出張相談は労働紛争労働側、民事家事関係裁判書類作成(裁判書類とする現況実測平面図作成および測量を含む)、いまのところは不肖の弟子が無償労働の案件を持ってくる山林・林業関係の登記や契約に関する相談等をお受けしております。

出張相談の料金は2時間5500円で、上記の出張日程に沿った相談場所・日時にできる場合は出張費等が増加しません。ご興味のある方は当事務所ウェブサイト備付けの送信フォームからお問い合わせください。

意外にあっさりな出張中止(リアルタイムに聞いちゃったんだけど)と4月の出張に関する件

仕事が一つなくなりました。3月22日に他県で相談会をやる企画があったのですが、例のウイルスのせいで。

どうせ会場に人が殺到するでなし(前半は予約制、という計画でしたもん)、むしろ相談を要する人を絞ってやっちゃったほうが?と言えるほど僕の立場は強くなく、この企画を持ち込んだNPO代表者さんがスピーカーフォンで自治体担当者さんと中止を決める(正確には、なんとなく中止らしい雰囲気を再確認する)のを呆然とお聞きしておりました。

※なるほどこの口調で中止を言い渡してもいいんだな、などとは一切考えておりません

僕にはあのウイルスの破壊力が一般的なインフルエンザのそれを大きく上回るとは思えないのですが、世の中が作る雰囲気ってちょっと怖いな、と改めて思わされたところです。

さて、今月は他県への出張予定が(いったん)なくなりました。表題の件。

こっちはご依頼の関係で、中止にはならないだろうと思っています。4月第1~2週、青森県まで出張します。この往路で東京周辺を経由するはずです。

※するはず、というのは出張相談のご希望がなければ、通勤ラッシュの時間を外してそのまま通過してしまうかも、ということです。人間だらけの場所にわざわざ人間の数を増やさないのは…そりゃ防疫の基本でしょうから。相談場所も南武線-武蔵野線より内側には設定しないかもしれません。

この出張と組み合わせていいか考えているのが大阪を通って愛媛県への出張です。来月から関空-松山のLCCが休航になる関係で、仙台-大阪をピーチアビエーションで安く動けてもその先の旅が少し長い、ということになりました。いちど名古屋に戻って仕切り直すのもよいかもしれません。

ただ、4月中には愛媛まで行くつもりです…先月はそのつもりでいろんな手続きを受託してしまいました。

ことによると、稼いだ分だけ自腹交通費で吐き出して楽しく終われるかもしれません(苦笑)

そうしたわけで、当事務所では4月上旬から中旬にかけて交通費負担を抑えて出張相談可能な範囲が青森県~四国(中国地方では広島県)一帯になります。出張相談可能なのは民事家事労働関係裁判書類作成、これから増やしたい山林の相続・登記に関する手続き全般、機材を導入したので増やさざるを得ない不動産関係裁判手続きにともなう現況測量(登記を伴わないもの)に関するご相談、等となっております。

移動経路は未確定=引っ張ってもらったほうに曲がりますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

福井県とは無関係な用事を抱えて行く日帰り福井出張

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笠寺駅前のポストに松山への郵便を出して、春の旅を始めます。
当事務所において商業登記のご依頼は大変珍しく、昨年は1年間で2件だったはずなのですが、今年は愛媛県からだけでもう3件。愛媛大好き(苦笑)

 

そんな商業登記事件のうち1件の書類をまず発送して、9時22分発の岐阜行き普通列車に乗り込みました。

 

通勤ラッシュは外しましたが、それにしても車内は空いています。

 

今日は名古屋ー福井ー山科ー名古屋と回って合計10時間ほど列車内で過ごす、ということで車中でできる仕事を2つ持ってきました。

 

1件は不肖の弟子が送りつけてきた契約書に対する所感の作成。もともと余所から回ってきた契約書とのことですが、僕は寛大な師匠なので時折弟子の宿題を見てやることにしているのです。
※経緯を知ってるごく少数の方にだけ向けられた表現ですので大部分の方はそのまま読み流してください

 

もう1件の作業は訴状案作成なんですが、これも愛媛県のお客さまからのご依頼です。
経緯を頭に入れておいて文案を出先で作り、名前や日付などの細かい部分は事務所で仕上げると資料を広げなくて済むわけで、最近わりと好きな作業手法です。

 

気がつけば福井とは全然無関係な用事ばかり。さらに山科での出張相談が昨日加わったところ、これも当然ながら京都から西の方と調整して相談場所を決めています。

 

実際のところ、福井での用事はすぐ終わる…はずなのです。たぶん。

LBP5050 最後の春(だと思う)

記録によればCanonのレーザービームプリンタ(と、キヤノンでは言ってます)LBP5050Nが新品として当事務所に来たのは2010年の2月、ということです。

という書き出しの記事を半年ほど前にアップしております。『LBP5050 最後の夏』というタイトルで。

実は前回記事を執筆しながら対応策を見つけてしまった(用紙設定を厚紙やコート紙にして定着器の温度を上げ、速度を普通紙のカラー印刷1分約8枚から1分2枚に落とす)ことによって本機をだらだらと延命していたら…

冬を迎えて年を越し、なんだか暖かくなってきてしまったのです(遠い目)

決断を迫られたのは先週のことです。入手を巡って一悶着あった甲号証の画像を再出力する寸前で、プリンタが仕事を放り出しました。

  • シアンのトナーがなくなった、と。

思い起こすと上記記事を書く前=たしか昨年7月ごろにシアンを交換後、9月以降にイエローのトナーを交換し、まだマゼンタのトナーだけは1本残っています。

いままで純正のトナーしか使っていなかったため今後も純正使用を続ける場合、入手価格は約6千円、印刷枚数は公称1500枚。

もしそれを買うなら、本体は壊れず装着済みの他色のトナーが尽きるまでに1000枚刷れるなら、カラー1枚6円、750枚なら1枚8円で刷れる、という想定にはなります。

こんど購入したいプリンタはとっくにきまっており、そちらの入手価格は3万円、最初のトナーでは約2000枚印刷可能とのこと。

単純に割り算すると1枚15円。ただしこれは、トナー4本と機材を同時に変えてのお値段です。

比較の仕方として全く間違っているとは思うのですが。

転売価格ほぼゼロの在庫と資材を食い延ばすなら6千円の費用追加であと750枚刷れる→1枚あたり8円で済ませられる可能性に賭けるのと、シアンのトナーが切れただけで(←正確にはそうでないのですが、印刷速度の問題は僕の中ではもう解決済みなので)長年つきあったプリンタを見捨てて新しい環境に移行し1枚15円で快適な印刷生活を送るのとどっちがいいか?という選択に思えてしまったのです。

当事務所ではどうせカラーの印刷を高速におこなう必要がない(速度を落とせば紙詰まりもないため、たとえば100枚出力させるコマンドを放ったら昼寝するなり風呂入るなりすればいい)、バックアップになるリコーのジェルジェットプリンタも異音は出すが調子はいい(苦笑)ということで。

あと一本だけ…あと一本で止めるからさぁ、頼むよもう一本、と何かの中毒患者のように自分に言い聞かせながら、シアンのトナーをポチってしまいました。

次に切れるトナーがマゼンタじゃなかったときに理性を保っている自信は、ありません。

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