原則論の反動
福井での出張相談は12時から。お客さまには昼ご飯に誘われたのを即答で拒否って、粛々と相談開始です。
別に双方とも、悪意はないのです。ただ、なんの間違いかファミレスがどうこうとかおっしゃったので…ああいうところでの食事は2年前、取引を打ち切った林業家と行ったっきりですよ(苦笑)
今回のお客さまとは取引継続を望んでいるわけですが、状況が少々特殊です。僕の代理権を使える範囲を超えているため、いい弁護士をマッチングさせてあげなければなりません。
今回の相談はそのフォローアップとして実施されるものなのです。
そんなことしたら金が二重に掛かるだろ、という突っ込みは承知しているわけですが、世の中にはそうしたケアが必要だったり重要だったりする方もいる…というより結構多い、という印象を持っています。
より大きな問題は、この分野でそうした労多くして益も功も少ない仕事をやろうとする物好きが少ないことかもしれません。
どうやら今回はマッチングが成功したらしく、『僕なんかに相談料出すよりは、その弁護士への着手金としてお金を取っておいてください!』と虚勢いっぱいに原則論を申し渡して相談を終えました。
疲れました。
ランチの時間も過ぎました。
駅の反対側の複合ビルに流れていくと、小さなフードコートに面した一角にたこ焼きやさんがあり、お兄さんが腕を振るっています。
「こんにちは お持ち帰りいかがです?」
1時間40分後のバス乗って2時間40分かけて持ち帰りはムリよ、と首を振ると
「じゃ、(店内で)食べましょう」
とのお誘い。凄い瞬発力だ、と思わず苦笑しつつ、もう少しほかのお店を探します。
その場で作るお弁当やさんにも心引かれたのですが…一周回ってたこ焼き屋さんの前に戻りました。お兄さんがさらに声をかけてきます。
「おかえりなさい♪お店のなかにもいろいろ(メニューが)ありますよ」
さらに苦笑させられたまま、思わず入店しました。遅めのランチに出ていたチキン南蛮に注目していたのですが正確にはこのお店、たこ焼きとハイボールの居酒屋、なのだそうです。
選択肢は確かに、ランチより魅力的なものでした。
昼飲み専用のメニューは1000円均一で、アルコール1杯プラスたこ焼き+おつまみ2品/アルコール3杯+おつまみ1品 の2コースが選択可能とされています。お昼には遅くおやつには早い店内は、数席向こうにグループ客がいるだけ。カウンターで少々だらしなくしても大丈夫そうです。
ええと(飲酒する大義名分を検索する)
とりあえず5月の相談から始まった本プロジェクトは依頼人の状況を好転させつつ概ね終了、今月からは弁護士への引き継ぎを前提に関与すればよい、ということですからー(頭の中で、棒読み)
最初にアルコール一杯とたこ焼きのコースを選択、つぎにアルコール3杯のコースを選択すればよい、と結論づけまして
14時半から16時前まで、たこ焼きと通行人を肴に怠惰な昼下がりを過ごしておりました。
僕自身がなんでもできるわけじゃない、という強烈な制限に服する関係上、相談中はこの事務所を使うかどうかも含めて一種の他人事として認識したうえで使えるなら使う、そうでないなら使わせない、という立場に徹するのですが、これも楽ではありません。時には何かを間違った訪問者からgoogleマイビジネスに最低評価をくらったりもします(苦笑)
そういうときに使える昼飲みのお店を、愛知県外で覚えておくのは悪くないかもしれません。
すぐ行けるところにあると、くせになってしまいそうな気がするのです。
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