相談現場への音声入力の利用を考えてみる件
先月自転車で転倒して痛めた右手首の調子が、まだよくありません。
夕方からの相談に備えて、相談室ではなく執務室の作業卓を90度回すだけでも手首が痛い、そんな週末になりました。裁判書類作成のために少々込み入った事情を聞き取らなければならない今回も、音声入力に頼ってみようと思うのです。
ふだん補助者さまが使っている作業卓には、ツインモニタを装備してあります。
これを拡張デスクトップからクローンディスプレイに設定変更して同じ画面が双方のモニタで見られるようにし、ブラウザからgoogleドキュメントにアクセスして音声入力の状況を僕とお客さまが同時に確認できるようにしておきます。
作業の流れとしては、マイクは僕のほうに向けておきお客さまから聞き取ったことを即時に整理して僕のほうで発声→音声認識→表示される文字をお客さまと確認しながらキーボードで修正しつつ聞き取り続行、といった感じになっています。
最初っから上手くいくはずがありません。だったらブログのネタになんかしません(苦笑)
失敗点1.音声入力を受け入れる(マイクがONの)ときお客さまがしゃべると、その声を拾います。
編集作業等でカーソルがどこにあっても、その位置から認識した文字をどんどん突っ込んでいきます(愕然)
だからといってお客さまに「黙ってろ」と申し上げるわけにはまいりません。慌ててショートカットキー(shift+ctrl+s)を押し、マイクをOFFにします。
失敗点2.これは予想していませんでしたが、この形態をとるとお客さまの目線がディスプレイに向いてしまいます。表情など微妙な変化を見失いそうな気がします。
だからといってお客さまに「オレの目を見ろ」と申し上げるわけにはまいりません。慌てずに入力を終え、少し間を空けてから質問を再開するとよいようです。
そうではあっても、今の僕には全面的手書きより苦痛が少ない気はしています。
もう少し先の可能性があるような気もするのです。
注意深くしゃべった場合の反応速度としては手書きを超えるこのシステム、相談担当者の側では筆談を代替するものになるのかもしれません。この点は少し真面目に考えておく必要がありそうです。
さて、手首が痛い痛いとはいいつつも訴状を一つ答弁書を一つ、同時に晩ご飯のブリ大根を一食分作ってこの週末も終わりました。いよいよ寒くなってきたこともあり、台所では今年導入したシャトルシェフが活躍しています。
どうも圧力鍋よりこっちのほうが、食材に破壊的な振る舞いをしないようで安心です。具が煮崩れるとか肉がぱさぱさになるといったことがありません。
保温調理器で作る煮物は設備の拘束時間こそ数時間かかるものの、沸騰時に自動停止するガステーブルを使えば数分ずつの加熱と保温を1~2時間ごとに繰り返すだけなので裁判書類作成の仕事にはよく合うメニューの一つなのです。
不動産登記商業登記の仕事ではそこまで要領よく振る舞えない、そもそも一件あたりにそんなに時間をかけていいはずがない、という現実からは目をそらしてお話しを続けます。
この週末でだいぶ仕事が落ち着いて、労働紛争および裁判書類作成の仕事の受託余力が復活してきました。
来週実施予定の東京出張はそろそろ日程を決めてしまうつもりでいます。東京方面でこちらからお声かけしているお客さま方には、火曜日以降はこちらの好きなようにさせてください。
東京出張とは言いますがすでに冬の青春18きっぷ利用期間に入っています。南東北~関東甲信越一円への出張相談も歓迎です。順当なところでは労働紛争労働側、そうでなければ民事関係裁判書類作成、ごくまれにしかないと承知している不動産登記、などのご相談をお待ちしています。相談料金はいずれも2時間5400円です。
一つ、扱いを迷っている分野があります。受けたくないわけではないのです。
今年本を出した山林に関する相談なんですが、これはどんなご相談にどう対応するか模索が始まったばかりです。さしあたっては、僕の著書を新本で買ってくれた方が県外から出張相談を希望された場合、お客さまの負担としては交通費の実費のみで対応するということにはしましょうか。当分の間、ですが。
…それでも裁判書類作成の相談が来そうな気がするのです。地上権設定登記の抹消請求訴訟とか(苦笑)
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