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Titleタグ編集の(逆)効果

コンテンツを質量ともに充実させて検索エンジンから流入を呼び込む、という手法を当事務所創立以来とり続けています。いささか迂遠な営業手段ではあります。

さまざまな思惑で公開を決めた情報と300を超えるHTMLファイルのなかには、執筆者の思惑を超えて勝手に育ったり…なかには面倒ごとを呼び込むものがあります。

今日は、そうした話です。

当事務所ウェブサイトのコンテンツの一つに、裁判の傍聴の手順を解説したものがあります。

本人訴訟希望者向けに裁判書類を作っている関係上、ときおり説明を求められる「じゃあ裁判所って一体なにやってるのさ」という疑問に対して「なら傍聴行ってみりゃいいじゃん」と答えるやりとりを文書化して公開した…そうした、依頼の誘致というより僕の横着のために作ったコンテンツです。

そのなかに訴訟記録の閲覧について説明したページがあり、これが勝手に育ったのです。

Photo

検索フレーズごとのアクセス数としては上位10位に確実に入ってくるこのページ、年間1万円くらいの売り上げには貢献しています(苦笑)まぁ相談2回か3回分です。

昨年以前にはメンタル上の破綻を抱えた方からの問い合わせを引き寄せたこともありました(最近このページ経由でご相談をくださったお客さまに言い訳すれば、ここ半年はそうした事象は発生してません)。

一方で医療事故の訴訟で興味深い情報を提供しているお医者さんからリンクを設定していただいていることもあり、外部からどう読まれているか気にはなるのですが公開停止には踏み切れません。関わってもいいことがないSNSの筆頭であるTwitterでリンクを張られることが一番多い、そんなページでもあります。

googleその他の検索エンジンではある検索語に対する検索結果として、まず該当ページのTitleタグに設定されている文章を表示します。

で、検索上位の表示を同業者さんたちのキーワードでは1クリック数円~数百円のカネで買うのがPPC広告ですね。邪魔だ、見ない、という意見も多々あります…と、僕のところではPPC広告出してないから言えるわけですが。

言い方を変えると、検索上位に表示されるコンテンツはPPC広告でクリック価格を高めに設定しているのと同じ効果をタダで実現しているわけで、だからこそ検索エンジンへの表示および流入数の多いコンテンツは育てたほうがいい、ということになるわけです。それがよほどの厄介ごと=炎上などにつながらない限りは。

で、あるときSearch Consoleの画面を見ながら思いついたのです。

この面倒ごとを呼び込むページのタイトルを改変したらどうなるか、と。

変更前には以下のタイトルでした。

  • 民事訴訟の記録も、誰でも閲覧できます。勉強になり、役に立つこともあります。

これが『裁判記録 閲覧』といった検索語に対して表示され、結果として当事務所に「他人の刑事裁判の履歴を検索する方法ないのか」といった明らかに見当違いな電話がかかってきたりする…というわけです。

依頼に直結する流入は年に数回、しかも推定1万円分しかないことはわかっていたのでこの際タイトルをいじってみようと決めたのは6月5日のことです。変更後。

  • 民事訴訟の記録閲覧|裁判書類作成の相談も 名古屋市の司法書士

運営者の属性と欲しい問い合わせ類型を入れてみた、その効果は劇的でした。

赤い線…検索結果としての表示件数が641件でほぼ変わらないのに対し、6月6日のクリック数が19件に急落します。2日前には95件あったのに(愕然)

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もちろん、タイトル以外は変えてません。

流入件数は低迷したまま週末になだれ込み、なんだかweb担としてのプライドを害されたような気がしてタイトルを再変更、googleにクロールとレンダリングをしてもらいます。再変更後。

  • 民事訴訟の記録閲覧|裁判例検索・調査などよくある相談と回答

現在、『裁判記録 閲覧』では3位あたりに問題のページが表示されています。

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効果は劇的と言わないまでも、顕著な改善がありました。翌週以降のクリック数は60~70強ですので、従前よりはまだ少ないですが。

この間平均検索順位はそう変わっていないため、この変化は純粋にTitleタグの変更だけで実現できた…ということではあります。ある意味貴重な経験ができました。

あとは対照実験として、従前のタイトルに戻して同様な変化が観察できれば完璧かもしれません。また、いくら表示回数が多いとはいえ内容とあまり関係ないページで『名古屋市 司法書士』といったありがちな検索語に対する施策をしてはいけない、ということもわかり、先週から他のページのタイトルも見直すきっかけになりました。

ただ、思うことがあるのです。

ひとはひょっとすると、裁判書類作成の相談をする名古屋市の司法書士が嫌いなのではないか、と(汗)

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