起案の準備ができました(受付停止、1日目)
申立の成否にかかわる重要書類を、今日書き上げなければなりません。
以前の記事にも書きましたが、起案に際しては十分に集中し、同時にリラックスする必要があります。昼下がりの室温は26.7℃、湿度45%、開けた窓からは微風が流れてきます。まずまず理想的な条件です。
準備ができました。
何のだ(怒)とおっしゃらずに。
他の方々がどうしているか知りませんが、僕の場合は文案を要する書類の起案に際して事前に一件資料を一通り頭にいれておき、全く別の作業をしながら骨子を考えて、最後に所定の誰かの(僕の、とか、お客さまの)視点で打鍵・入力する…といった過程をたどります。
ですのでコンピュータのない部屋で、あるいは横になって行うのは骨子を整える作業までであり、しかもこの部分が重要なのです。
…ぐぅ。
要するに一旦寝る、文案も練る、そういうダジャレか、というわけではありません。本職・補助者共にある程度余裕がある、または余裕があるように見える状況を保って作業していないと、コンスタントにいい成果品は作れないと認識しています。まして補助者にサービス残業をさせるなどもってのほか(以下略。どこかの別件とは全然関係なく、単にコンプライアンスの問題です)
そんな作業を経て夕方に脱稿した文案、さっそくお客さまにお送りしたのですが一応はまずまずの評価が返ってきています。実はこうやって作ってる、と申し上げても幻滅されない程度には信頼されていると思いたいのですが。
ちなみにこの書類、裁判所仕様だと6枚程度になるはずです。
当事務所報酬規程では、この書類だけなら税別3万円。
寝床から出てPCの前にいた時間数はだいたい2時間程度、それまでにかけた時間は…6時間くらいでしょうか。横になってた時間もふくめて。
いつか見たステキな士業間連携事案で、氏名以外は明らかに内容同一、業務支援ソフトに書式が入ってるはずの売渡証書4件つくって4人分税別4万円、もちろん登記申請報酬は別途、って見積もりを見たことがあるのですが…
士業で成功するってのはそうした立場にたどり着くことなのかな、とも思わされました。
ならば一生そんな立場にたどり着けんでもよく、寝ながらオリジナルな裁判書類を起案して所期の成果を得る技法を極めたいものだ…と、昼間の夢のようなことを言ってみたくなります。
…え?結局寝てたのかって?
そんなのどうでもいいじゃないですか!重要なのは結果ですよ結果(逆ギレ)
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