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新弟子採用および定期巡業の開始の件

お客さまからの電話で、目が覚めました。奈良県内某所の公団住宅は丘の上。名古屋より涼やかな風が吹いている気がします。

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さて、と。

コールバックして現状報告です。

  • 現在人員、師匠1名・弟子1名、いずれも二日酔い。
  • 弟子1名はなおも就寝中、自発呼吸あるを確認。

と。

現在時刻、11時23分。お客さまからの電話は3回の着信履歴を確認しています。

…取引打ち切りを通告なさらなかったこのお客さまには深い敬意を表してやみません(遠い目)

どうしてこうなったのか、ほかの読者の方のために経緯をまとめます。


数年前のこと。少々不本意な遺産分割協議を押しつけられた方から、なぜか相続させられることになった県外の山林田地の現地調査&別荘数軒の後片付けのご依頼を受けました。

初めてのご依頼類型ではありましたが、僕の認識としては「僕が合法的にできることだから」受託し、受託したことと今後も受託することをブログを含むウェブサイト各所に書きました。

時期不明ですが、この情報を全国林業改良普及協会の方が捕捉しました。

本年2月、山林の名義変更手続きについて取材したい、とその方から依頼が入りました。

僕が合法的にできることなので受託しましたが、取材段階から原稿修正に至るまでの各段階であれこれと身も蓋もないような説明を行いました。

…掲載中止を通告なさらなかったこの担当者さまにも、深い敬意を表してやみません(遠い目)

どこで何があったか気に入っていただけたらしく、当初は1ヶ月分の記事になるらしかった企画は『林業新知識』誌で2号にわたって掲載されました。

補助者さまとは時に激論を交わし、担当者さんには無慮数十箇所の指摘事項を送り付け、関係者内では相当な準備と熱意をもって作成し送り出したはずの記事でしたが。

僕のところでは、まったく反応を検知できないまま3ヶ月が過ぎました。

-なにか登記のご依頼があるんじゃないかと妄想した僕が○○でした-

最初のレスポンスは7月下旬に入りました。
愛知県東部で活動するNPOの方が、非冷房の軽トラックで汗だらけでやってきました。

お土産にハーゲンダッツを持ってきてくれたので、無料で話をお聞きすることにしました。

-すぐに登記のご依頼になる話じゃありませんでした-

NPOの方が今回のお客さまに話をされました。
他士業の方と同席のうえ、さまざま話をしてほしい、というのが当初案でした。

僕のブログではときおり、上位互換とか青天井の代理権持ってる人とか準備書面作成の締め切りを破るのが得意(笑)とか言ってるあの他士業の方と同席で、初対面で。

そんな不安全状態下で不安全行動させるのか?とNPOの方にお話ししました。「僕の経験ではあの士業の方の10人に4人以上は、準備書面を締めきりまでに出しません」とかうっかり口にしちゃったら、品位保持義務違反で懲戒請求が飛んできかねません。

その他諸々の、お立場による拘束から逃れられない場を設定するべきではない、と。

NPOの方は安全配慮義務を果たしてくださったようです。

逆にお客さまのほうから、当事務所に来てくださることになりました。8月上旬です。

お土産に螺髪まんじゅうを持ってきてくれたので、無料で話をお聞きすることにしました。

-すぐに登記のご依頼になる話じゃありませんでした-

とはいえ奈良県から自腹で来てくれたわけですし、こちらも自腹で訪問すると約して8月30・31日の出張を設定しました。少なくともこのお二人とは一緒にお酒を飲んでみたい、と考えたのです。もう少し面談して不安全状態が発見できなければ継続取引もいいか、と。

出張実施2日前になり、飲み会の出席者が約20名に達する、という連絡がお客さまから入りました。「事前に連絡しないと先生がビビるのではないか」というご配慮とのこと。

ええ、ビビりました。今ある名刺の在庫が残り3枚です(愕然)

知らないところに集められて名刺ばらまいてヒャッハー、とかいう集まりは実際のところ、ちょっと苦手です。

貴方にとって私、ただの通りすがり・ちょっと招かれてみただけの異邦人♪
そんな立場に徹した一次会の帰り。隣の席に座ったのが僕の弟子になる人物でした。

林業新知識誌の取材で、相続登記は本人で申請できる、と僕が述べたことが気になられたようなのです。

「制度利用の費用が手続きの利用を阻害するようであってはならないと考えています」

一次会ではほぼ話ができず、ほぼ初対面のままの方です。敬意は払いつつも業界内では実も蓋もないと評価されかねない上記発言で趣旨説明をしたところ、その方の何かに響いたらしいのです。現場を見ていた人なら、「刺さった」と表現するかもしれません。

僕の弟子になる、との発言が即決で出てきました。前の席と後ろの席に証人がいます。

さて。すずき事務所弟子採用要項の要件を満たしていそうか検討します。

  • 美味しく食べる・楽しく呑むのが好き…合格。一次会で確認済みです。
  • 見たいものを見るために、自腹で旅ができる…ま、一応合格。

この方、四国から飛行機で大阪へ、その後奈良まで通ってるとのことです。ときどき大阪南港へのフェリーで来るように、あとあと指導するとしましょう。僕の弟子たちには地方公共交通の維持に寄与する責任を負わせています(←ウソ)

  • 最後に、僕の知見の提供を受け、いずれ僕を越えて何かしそう…僭越ながら、合格。

この方、農学部の名誉教授です。遅れ気味の学生を自称する僕のほうが弟子になるはずですが、相手から先に申し入れがあったため弟子にしてあげることにしました。

一つだけ、問題があります。この方御年○○歳。僕の親とほぼ同年代です。「あと5年は元気でいること」との条件を付して、久しぶりの新弟子を採ることにした次第です。

そう言ったそばから体に悪い活動を始めます。

2次会を終えて宿所に指定された公団住宅に帰ってからも飲み直し、隣室で寝ようとしていたNPOの方の報告によれば我々師弟は朝6時半頃までは飲んで話していた、同じ話題のループが複数回観測された、とのことです。

登記本人申請であれ本人訴訟であれ、現行法秩序における合法的な制度利用を前提に仕事しているだけのとっても普通な司法書士(遠い目)がなぜか新弟子を採用した明るい話題は会う人会う人に広まっていて、帰りのバスの時間になりました。継続的に関与するなら、次にくる日程を決める必要があります。丁寧に辞去して逃げ出すことも、一応可能です。

とはいえ、弟子の関与先は師匠としても応援せねばなりません(強がり)

お客さまのところには定期的に通うことが決まり、今月から奈良県への定期巡業を始めます。

経緯としては、以上です。

ちょっと残念だったのは、今回の出張で奈良市内のバスが自由に使えるきっぷをつけていたことです。

せっかく首からぶら下げられる幼稚園児風紐付きパスケースまでもらったのに、いろいろあって時間がなく、今回は一乗車しかできずに終わりました。

今回は路線バスに乗るつもりだ、事前に聞いてない作業ファイルをテーブルに山積みにしておいても見ないぞ、などとアピールしたくなったらこのパスケース、無言で首からぶら下げて執務するのもいいかもしれません。ただのパスケースですが何か(遠い目)

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生きのいい新弟子(名誉弟子、とさせていただくのがいいでしょうか)もみつかって、定期的な巡業もはじまります。登記のご依頼殺到…というエルドラドは遥かに遠いようですが、いい秋になりそうです。


今回お会いしたことをきっかけに当ブログを読まれる方々のための注釈

1.『登記の依頼がない』というのは当ブログで十年以上続いている自虐ネタの一種です。実際に業界平均受託件数の●分の一しか登記のご依頼はないのですが、登記のご依頼がない、たまにしかない、雑誌に載っても境界画定やってる方と面識を得ても土地たくさん持ってる方に会ってもない、とにかく一向にないないない、ということは単なる楽しい話題であって不満の種ではない、とお考えください。

2.登記のご依頼があるかないかはさておいて、この仕事がしたくないわけでは毛頭ありません。むしろ素晴らしいやりがいがある魅力的なお客さまであり案件だ、と考えておりますとも(遠い目)

3.ただし、●●者の会事務局の方とデスマーチを一緒にしてくれる担当者さんのお二人とは特に仲良くしたいと思ってます。今後ともよろしくお願いします。

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