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dynabook Tab S80/TG タッチパネル不具合分解修理の件

昨日は夕方からカレー屋さんで接待の予定を入れておりました。

…といっても自分が楽しむその予定(笑)の前に、いよいよ表題の件に挑戦しようと思っていたのです。

実は昨年5月に新品をネット通販で買った東芝のdynabook Tab S80/TG(以下、S80)が、導入直後からタッチパネルに不具合を出していたのです。タッチに反応しない・反応したりしなかったりする、そうした支障が、出たり出なかったりする、と。

本機の導入までに使っていたASUSのVivoTab NOTE 8では同様の問題(デバイスマネージャでコード 10が表示される問題)で、筐体の一部を指圧すると直るという民間療法が伝えられておりました。S80も、筐体を横長にして保持した場合の左側の短辺中央から下側の長辺中央あたりまでを押すと直ってしまうことが多いうえ、望んだときに安定的に故障が発生しない不具合があるために補償期間中の修理に出せないまま1年経ってしまったのです。

見てろよ、次はNECにするから、と捨て台詞をつぶやいて、それでは分解開始と行きましょう。

まず道具を準備します。本機の裏蓋はドライバーを使わないはめ込み式で固定されているため、ついドライバーなどを使いたくなります。

…で、金属物でこじると筐体を損傷するのがお約束の展開です。

iPhoneなどの修理用として販売されている下記の樹脂製の器具はきっと役に立つはずですが、大手ドラッグストアでもこうした作業に使えるノベルティグッズを無料配布しています。

…無料のノベルティグッズ、だったはずです(遠い目)

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ちなみにこのグッズ、年末には同店で販売しているサンポールと組み合わせて風呂場の金属石けん掃討作戦に大活躍した(サンポールを汚れに塗布し、放置後にこのグッズでこする)逸品であります。

このエッジをやすりで研いで、殺傷能力が生じない程度に尖らせておきます。刃渡り2cmくらい、でしょうか。

何かの梱包資材だった樹脂製フックも同様に研いでおきました。これで、一方で隙間を確保しながら他方でさらにこじる、といった動作ができます。

S80に限らず、筐体のどの位置からふたを開けていくかには注意が必要です。本機では、裏蓋側=ディスプレイでない側がみえるように横長にして保持した場合の左上または左下、つまりカメラから遠い側から作業に入るのがよさそうに思えました。

筐体を軽くねじってみて、隙間が空きやすいのがこちらに思えたのです。他機種ではこうした探し方ができるかどうか不明です。

まず筐体を軽く(あくまでも軽く)たわませるように力を掛けて持ち、ほんの少しだけ広がる裏蓋と筐体との隙間にツメを入れます。ツメが入るようならその隣に先ほどの会員カード、いえ樹脂製ノベルティグッズのエッジを突っ込んで隙間を保持します。

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一箇所でこうした箇所を作れたら、あとはその周囲の隙間を広げていきます。

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本機の場合は、裏蓋を上に上げようとするより、筐体を横に広げる気で力を掛けていくとツメを壊しません。上の写真のようにするのは好ましくなく、下の写真だと、写真の上のほうに向かって筐体を広げるようにするのがコツです。

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裏蓋はカメラ回りで堅めに嵌まっているようですが、ここを最後に残せば余計な力をつかわずにはずせます。

さて、ご開帳です。本機の分解情報はウェブになさそうでしたので、目視で異常箇所を探しました。

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気になったのは、上の写真の右下にあるケーブルの接続状況です。

MB-TBのタブがあるフィルムケーブルが、MBの側でコネクタに対して斜めに入っています。

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ためしにMBのタブを引っこ抜いて本体の電源を入れると、しっかりタッチパネルの機能が絶たれました(苦笑)

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デバイスマネージャーと、タッチパネルのプロパティの画像です。コード10を出しています。

※この確認にはマウスの準備が必要です。タッチパネルが使えなくなりますから。

さて、僕なりに直し方を考えます。このケーブル、TBから上に、そこから右に折れてMBにつながるわけですが、TBから折り返し箇所への上下方向が若干長いようです。

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このために、MBのコネクタ接続箇所でケーブルを上に(コネクタを中心にして時計回りに)ねじってしまう力が加わることがわかります。

こんなケーブルいちいち手で折ってるはずありませんから、同様の爆弾が同機種のある程度まとまったロット数に搭載されているはずだ(笑)ということになりますが…

原発ではこんな適当な設計してないと信じてお話しをすすめます。

TBの接続箇所は基盤の配置の関係上、下が広く空いています。ケーブルをここでU字を描くようにたわませておきました。これで、TBから折り返しまでの距離が縮まります。

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フィルムケーブルの断線が恐いので、ケーブルはたわませるだけでしっかり折ったりはしません。コットンボールを小さく切ったものを、たわませたケーブルと青いタブの間につっこんでおきます。さらにMBのコネクタ接続部分は細く切ったマスキングテープで留めておくことにしました。

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これで修理完了とします。裏蓋を元に戻すのは、特にコツはいりません。

デバイスマネージャーでもわかるとおり、Wacomのデバイスドライバを入れてあります。修理完了後の本機は筆圧感知を含めて全然、もう全然なんの問題もなく、新品導入時より高い機能で(というよりは、やっと到達したカタログスペックで!)動作中です。

接待で出かけたネパール料理のお店で呑んだククリラム(ネパール製のラム酒)は、どこか甘やかな勝利の味がしました。


以下は資料です。

裏蓋のツメの位置と形状の写真を、裏蓋が見えるように横長で持った場合の上-右-下-左側の順に、あとは下側の筐体との対応がわかる追加の写真を挙げておきます。

※1↓

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上記※1の写真の、右上と右下の両端の写真です。

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※2↓

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右下のみ、※2のようにフチの形が違っています。ひょっとしたらこの位置から裏蓋を外す動作を始めるのがいいかもしれません。

裏蓋の下側は、筐体のツメと対応しない切り欠きが裏蓋に3箇所あるのがわかります。写真ではいちばん左側の黒いテープが貼ってあるところ・左から2番目の黒いテープと3番目の黒いテープの中間・3番目の黒いテープと4番目の黒いテープの中間、です。

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本当はこの部分を使って裏蓋を外す、という設計なのだと思います。

さて、これでゴールデンウィーク後半、気分よく仕事して過ごせるはずです。dynabook Tabの手書き機能、もう本当に優秀なんですよ(遠い目)

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