10月の数字(まずは事務所から)
先日の相談会で聞いた、二番目にショッキングな事実。
もう10月が終わる。
日の沈むのもずいぶん早くなりました。午前中に登記申請書を添削して午後に相続登記のお客さまと打ち合わせしたらもう、夜。そんな感じがします。
…ちなみに上記の相談会で接したもっともショッキングな事実は、『相談そのものがない』ということだったのですが。どちらの業界団体による何の相談会かはヒミツ、ということにして、お話を戻します。
うすうす感じてはいたのですが、登記の仕事が相対的に増えたか労働紛争の仕事が相対的に減ったかしています。ためしに数えてみたところ、本10月30日終了時点で今月の問い合わせ件数は
- 登記・ファイナンシャルプランニング業務 13件
- 労働紛争以外の裁判書類作成 2件
- 労働相談・労働関係の裁判書類作成 9件
…これ、ひょっとしたら創業初かもしれません。労働より登記の問い合わせ件数が多い(笑)
当然ながら全ての問い合わせがご依頼につながるわけではありません。というより、この問い合わせの半分がご依頼になってしまったら余裕で年収1000万円、になってしまいます。
まぁ、だいたい上記のうち、登記では約3分の1、その他の業務では4分の1ぐらいがコンスタントにご依頼につながっていく、せいぜいその程度です。
意図してかどうかはさておき、コンテンツマーケティングでアクセスを集めてご依頼につなげるタイプの営業政策をとっているこの事務所、上記の問い合わせのもとになるアクセスを、一昨年のこの時期の記事と比べることができます。直近3ヶ月のアクセス数は、一昨年比15%増、といったところ。
月平均7万5500ページビューが24件の問い合わせにつながった、ということで、現状を前提とすればPPC広告なんかに依存したらアッというまに破産です。
もっとも、ウェブにお金を派手に突っ込むことができ思い入れなくウェブサイトを集客ツールとして活用することに徹することができるなら、これよりずっと、営業として素晴らしい結果を出すことはできるでしょう。要するにお客をカモることができる、と。
…そうしたサイトを運営している事務所も知ってますし、その事務所の運営者が複数の訴訟の当事者であることも知っています。ウェブサイトが綺麗だからといって事務所の中まで綺麗だとは限りません(笑)
上記のアクセスの中身が、登記中心に変化してきています。直近一ヶ月分の、主にYahoo!からの流入にみるキーワードの利用状況、トップ20です。
20位までを公開しないと自分が司法書士であることが認識できない、という問題はさておいて。14位の『給料未払い』より上位はほとんどが登記に関するキーワードです。11位に『閲覧』があるのは、民事訴訟の傍聴に関するコンテンツのなかの記録閲覧に関するページが勝手に育って流入を集めるようになったため。
ここ何年かのあいだ、検索キーワードとしての『給料未払い』では2~3位に僕のところのコンテンツが表示される状態は変わっていません。
アベノミクスの成果ではないはずですが、この紛争であえて有料相談や法的措置を採ろうとまでする人は決して増えていない、ということだろうと推測します。登記の分野のウェブ施策に僕が注力しすぎてオーバーシュートが生じた、という面もあるでしょうか。
※その件数でオーバーシュートとは笑止な、というツッコミは自分で入れておきますのでご容赦ください。
残り少なくなった今年は、やっぱり労働紛争のコンテンツ更新・新設に注力してバランスを回復させたほうがよさそうです。最近、補助者さまには登記申請書作成ばかりをお願いしている気がしてなりません。
これまであまりやってなかったことを、このさい集中的に身につけてほしい、という配慮に基づくOJTという面も一応あるのですが(苦笑)
一方で、事務所の外の数字の変化はどうだろう、という疑問のもとに始まり、調査が進むにつれて別の利点(訴訟代理人の書類のクオリティや、気になる人物や団体が訴訟に関わってるのがわかる、など)を見いだしてやめられなくなった開廷表調査の第8次(実に7年目)が明日終わります。
この一ヶ月分の結果から、ここ数年の数値の変化を見ることができるはずです。
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