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2016年5月

F-11D 文鎮化への最接近とその余禄に関する件

まずは記念に写真を撮ろう、と決めました。

三途の川の中州までは行ってるようです。このスマホ。

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導入から2年になるAndroid端末が、この画面から再起動→起動失敗を繰り返す無限ループに陥ったのです。いわゆる『文鎮化』。

やらかしたのは僕自身です。先週末、思うところあってF-11Dのrootを取りました。

アプリが自動でスタートアップする設定を解除するうちに、『電話』のアプリの自動スタートアップも邪魔に感じてしまったのです。

この端末はキャリアのSIMカードをさしておらず、SIPクライアントはZoiperを使っています。

で、この『電話』のスタートアップを止めたらまさにそのアプリ『com.android.phone』で支障が発生することになり、電源投入からSDカードのマウント終了直後のあたりで上記の画面を出したまますべての入力を受け付けなくなって、数分後に自動でリセットがかかるようになりました、と。

ははは(虚勢)

どうせDOCOMOの春のキャンペーンで1080円で買ったものだし2年もったのだからまぁ、いいよね、とヤフオクで逃げ道を中古を探してみたりもしますが、どうやら3千~5千円はする様子。直したほうがブログのネタになる、ということも見えきっています。

さて、考えてみます。rootを取って失敗して文鎮化した、というものではありますが、電源ボタンを押せば起動はするのです。一連の電源投入後の動作が完了しない、というだけで、その原因は僕がスタートアップを抑止した設定にある、と。

しょうがないのでファクトリーリセットをかけてみます。端末内の全データが吹っ飛びますが、どうせ大したものは入っていません。この端末では一昨年からの電話帳と数ヶ月分の着信履歴が消えただけで済みました。

…向こう当分のあいだ、電話番号で対応を変えることは難しいな、とは思いますが。

前の前のAndoroid端末(NEC Lifetouch Note)からずっと使っているスケジューラーの記録5年分を事前に退避させていた自分を誉めてあげたいところですが、これはたまたまgoogleカレンダーへの移行を予定していただけです。

IP電話やVPNの設定が全部やり直しになるのはこの際しょうがない、ということにしましょう。

で、ファクトリーリセットの動作そのものは3分クッキング並の早さで完了します。

実は完了後にも問題がありました。googleアカウントを登録してアプリのアップデートをさせようとすると、ダウンロード保留の状態から全く進まなかったり端末が再起動したりするのです。

…つまり、通信を一切しないなら使えるのです(子供のおもちゃかよ)

ともあれ、通信さえしなければ普通に使える(笑)ところまで持ってこれたのは昨日の夜のことです。さらにrootを取り直してセーフモードで立ち上げると、アプリのダウンロードだけはできるようになりました。

で、昨晩就寝前。

懲りもせず、といいましょうか。

メイドさんのコスプレをして遠い目をしたドロイド君のイラストが印象的なアプリ『SDメイド』の有料版を購入することにしました。もともとはこのアプリの無料版で電話のスタートアップを抑止したのが紛争のはじまりだったのですが、もうそれはしないから(遠い目)ということで。

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ちなみにこの端末、ファクトリーリセット前はroot化してこのアプリでいろいろ掃除をしても内部ストレージの空きはせいぜい1GB中200MB弱しか残っておりませんでした。

で、現在。通常使用するアプリを片っ端から再インストールしても、まだ空きが712MB残ってることになっています。なんのことはない、僕がこの端末をroot化しようと決めた問題点はroot化以外の(というより、以降の、でしょうか)施策によって解決されました♪と。

結論。

内部ストレージの空き容量を増やしたいならrootをとってどうこう、などという小技よりファクトリーリセットすればいい(苦笑)

あと、F-11Dでは『電話』は停めちゃダメ、ということもわかりましたよ。

root化したから飲みに出る(または、作業余裕回復の件)

友人やお客さま、お取引のある士業の方と会食にでることは月に1~2回あるかないか、です。僕のところでは接待や交際に、あまりお金を使いません。

出張と並んで嬉しいできごと、としてこれらの会食(飲酒OKならさらによい)を認識しているため、こうした日の前に終わることを目指して作業日程を調整しています。

…本来の趣旨に加えて、より嬉しい気分で出張や飲み会に出られるように♪

現時点、5月21日16時35分です。
18時から、久しぶりのお店で呑める約束が入っています。

今月中に完成させねばならない準備書面案の作成が15分前に終わり、明日打ち合わせの残業代計算も午前中に完了しました。お昼に一件設定された相談は、そう難しいことをせずに終われることになっています。

今週受けた新たなご依頼は…来月初頭に完成させればいい労働審判手続申立書の作成ですから(汗)そういうことにしておいてください。一応余裕がある、そういうことにしてほしい、と。

もう一つ、先月から取り組んでいた重要作業が終わりました。

数年前に出たスマートフォン(F-11D)のrootが昨日、ようやく取れたのです。昨日は嬉々として、google+やら中国語入力やらといったプリインストールアプリを消し飛ばしておりました。携帯電話としては使わずMVNOのSIMとVPNを使った内線電話やナビゲーションとして活躍しているこの端末、空き容量が切迫していたところです。

この機種のroot化に関する情報はすでに十分提供されています。激しくはまった工程は端末に送り込むプログラムコードをビルドするところ。

Andorod NDKのバージョンが最新のものだと、それだけでエラーを吐く、ということがわかるまでに延べ十数日の時間を掛け、事務所内のデスクトップPC3台にAndorod SDKとNDKのインストールを繰り返しましたよ(苦笑)

おそらくは他の古い機種のroot化に際しても発生すると思われる事象です。

ですので完璧に指示通りにやってるつもりなのにbuild のコマンドでエラーが出る場合はAndorod NDKのバージョンを参考ウェブサイトの情報提供時期当時のものに合わせると事態が打開できるかもしれない、という話しです。

これで当事務所の今年のPC環境整備は、メインのデスクトップPCのWindows10アップデートを残すのみとなりました。

これがまだ終わっておらず、明日は3件の相談がある現実からはちょっと目をそらして、そろそろ出かけようと思います。

今週は、いい週末になりました。

さようなら、重くて遅くてスリープさせると目覚めないタブレットPC

準備書面をはじめとする裁判書類の起案は、すぐれて知的な営為であります。

作業に当たっては脳に最大限のブドウ糖を振り向けるため、昼間であってもゆっくりたくさんの食事をとったあと直ちに和室で横になり、静かに目を閉じたうえで起案に思考を集中させる必要があるのです。

思考を集中させすぎて意識を失うことさえ、しばしば発生します。

…ぐぅ。


先週末の簡裁向け答弁書に加えて本日、地裁向け準備書面を脱稿しました。週末にはもう一件、簡裁向けの準備書面を作らねばならず、いささか仕事が詰まっています。

昼寝をしていたのではないかと思われた方もいるかもしれませんが、それは邪推です(遠い目)

作業の合間をぬって、先ごろ購入したタブレットPCを整備しておりました。

導入二日後あたりまでは「いっそヤフオクに放り投げてやろうか」と思い詰めたこの一品、そう考えてしまった人が他にもいるのか知りませんが、同じ機種でキーボード付きの一万円高い品が本日時点でほんとうにヤフオクに出品されています

僕のところでは手放さないでいいと判断できた新鋭機は東芝のdynabook tab S80の昨年出た機種。いよいよWindows10のプレインストールマシンを導入することになりました。

…開封直後の本機が遅くて重くてスリープさせると目覚めないロクデナシに見えてしまったのは、Windows10が悪かったのだということもこの10日間で理解できました。

プレインストールモデルのWindows10は、当然ながら出荷時から顧客の手に渡って開封されるまでのアップデートが適用されていません。

ですので開封直後の数日間、断続的にこのダウンロード&インストールを行い、この間見かけ上ひどく鈍重な挙動を示すのです。

加えてWindows10が標準で持ってる自動メンテナンスの機能それ自体がPCに負担をかけるもので、理想的には夜間にPCを立ち上げてこの機能を走らせておくべきなのですが…古風なパソコン使いとしては

電源は切ってしまいたくなるのです。各日の使用終了時には(笑)

つまり、僕の通常の使い方はWindows10の自動メンテナンスを阻害するものだった、と。

これに気づいて、設定のカスタマイズと平行して3日間ほど電源入れっぱなしで放置したところ、ようやく挙動の鈍重さとスリープからの復帰の不確実さからは解放されるに至りました。

よく考えたら僕のパソコン人生で国内メーカー製のPCを新品で買うのは21年ぶり(ちなみに21年前に買ったのは、PC-9821As2/M2。添付ソフトどころかOSも別、でしたっけ)なにやら恐ろしい経験をした気がします。

ようやく使い物になった本機は、おそらく相談実務を変えるスペックを持っていると考えています。出来のいい筆圧検知式の手書き機能は先月まで運用していたASUSのVivotab Note 8も持っており、これが出張先での相談やメモをしながらの書見に役立っていました。

本機を導入した理由は、この手書きの機能に加えてここ1年ほどでWindowsタブレットでも搭載が進んできたデュアルマイクとそれを利用した音声録音アプリにあります。

…こいつはいずれ、話者の位置関係を角測量できるようになるんじゃないのか、と思ってしまったのです。

相談の場で言った言わないの見解の相違を(はっきり言えば、相談希望者とのあいだで)防ぐ必要性が少しずつ増しており、話者を自動で識別できるアプリとその機能には有用であろうデュアルマイク(モノラルと違って、基線上に配置した二つのマイクに到達する話者の声は、二つのマイクと等距離から発せられたものでないなら到達時間に微少なズレが生じるはずです。うまく使って基線と話者との角度を求めるようなアプリが出てくるかもしれません)を持ったPCなら導入してみたい、と考えました。

まだ実戦投入はしていませんが、人の声を録音する機能はおおむね良好です。Windowsの音声認識機能が内蔵マイクではとうとう使えなかったVivotab Note8とは違って本機はふつうに音声認識が使えます。

少なくとも、もう重いとか遅いとかスリープさせると目覚めない、とは言わないことにします。

夕方東京発の空いてるバス選び

夕方東京発の空いてるバス選び
予約していた16時30分発のバスを16時10分発に変更したのは、昨夕のことです。

変更前の便は廊下側の席が取れており、予約状況から乗車後に他の席に逃れることも難しそう。

名古屋まで5時間誰かの隣に座って行くのと、6時間半ほどかかるがよく空いてる便で帰るのと…選ぶことができるのです。出張日程が前々から決まっていても早売1の運賃で予約を入れるのは(単に仕事が遅いから、でなければ)乗車の前日まで、いいバスが探せるから。他の人の隣でお弁当をつかうのは、あまり気楽なものではありません。

16時10分の便が空いているのは理由があります。東京駅から名古屋駅まで、として考えれば東名・新東名経由の便よりひどく遅く、新宿駅から名古屋駅までは同じような時間に青色やピンク色のトイレ無しのバスが相次いで出発します。

そんなわけで。

狙って乗ったバスの中では晩御飯を食べるもよし、重くて遅くてスリープさせると目覚めないタブレットPCの設定を追い込むもよし、いずれにせよ、所要時間ほどにはヒマにならないのです。

スリープから復帰しない眠れるタブレットは、バスが栄に着くまでに2回に1回程度なら復帰してくれるようになりました。

どこか不自由な新鋭機と行く東京出張一泊二日

どこか不自由な新鋭機と行く東京出張一泊二日
甲府盆地に入ったところで、少し青空が見えてきました。

今日から東京出張です。乗客7名の新宿行きは、申し訳ないほど順調に東へ向かっています。

例によって調べ物中心の今次出張から、装備が変わりました。

タブレットPCを更新したのです。

従来機より180g重く起動が遅くスリープからの復帰には必ず失敗する、そんなマシンに。

昨晩配達されたこの新鋭機、まず不具合の検出と対策が仕事になりました。重量軽減のため文庫本を一冊減らしてきましたが、帰りのバスでも暇にはならなさそうですよ(嘆息)

東京への出張をおこないます

昨日は業界団体支部の総会がありました。

一昨年は出席の返事を送ったら議長になれとオーダーが降ってきたので、昨年は出席見送りとしていたところです。

一昨日の朝。執務開始前の時間に、見慣れない番号からの着信履歴が残っていました。

…支部長先生の事務所から(汗)

コールバックしない方がいいだろうな、先生もお忙しいだろうから(遠い目)と気を遣っていたのですが。

開催場所に入室したとたんに支部長先生がやってきます。

議事進行に応じて「異議無し」と声を出す係をやってくれ、ですって(オイ)

とりあえず応諾して第1号・2号議案とも元気な声で盛り上げます。たまには与党総会屋になるのも悪くありません。

第3号議案では執行部側からちょっと気になる説明があり、それに対する質問も出てきました。質問者のなかにはさきの本会役員、前支部長各先生もまじっています。

現支部長先生は僕が支部の最下層役職=評議員だったころの副支部長だったのですが…どちらかというと僕の共感は、質問者だった前支部長先生に向いています。そんなわけで。

「ご異議ありませんか」

という議長の声に、スイッチをぶった切ったような沈黙を返します。

議場前から2列目、1列目には誰も座っておらず執行部の先生方とは視線合いまくりな席で(苦笑)

期せずして、素敵な連係プレーが成立します。議場後ろのほうで

「異議あり!」

という声があがりました。

議長さんはなかなか冷静に、挙手による採決に切り替えて(委任状による得票が出席者の3倍くらいいるため、その気になれば確実に可決できる)粛々と議案を可決されましたとさ。

心残りだったのは、後ろで異議を発された先生と名刺交換をせずに懇親会を終えたことであります。

さぁ、逃げよう。

というわけではありませんが、東京への出張日程を決めました。5月10・11日です。

本当は一ヶ月ほど行方をくらましてみたい気はするのですが、月末に向けて作らねばならない裁判書類と探索したいテーマがたまってきました。

例によって出張相談に対応します。5月10日午後・11日午前中から昼過ぎまでを開始時刻にできます。出張相談の料金は2時間5400円、さらに遠方への移動を要する場合には、交通費の起算点を東京駅とすることはこれまでどおりです。11日の宿泊費をご負担いただける方に限り、11日夜間あるいは12日の相談を可とします。

実施まであまり余裕がありませんが、ご興味のある方はお問い合わせください。

誤算おなご嫌に(モバイル通信環境再構築の件)

今年も束縛明けの春がやってきました。普段仕事で使うNTTの光ファイバー+ひかり電話の契約の自動更新かストップを決める時期です。

粛々と自動更新を受け入れればClub NTT-Westのポイントが3000ポイント支給されます。このポイントをiTunesギフトカードに替えてからヤフオクで売却することまで考慮すればNTTの光ファイバーもそれなりに安いため、こちらは今年も継続すると決めました。

補助者さまさえ籠絡されてNTTから転出したという光コラボレーションにも、一時期気持ちが傾きましたが、あれはご家族でスマートフォンをたくさん使っていなければ経費削減効果に乏しい、というのがFPとしての僕の見立てです。

もう一つ、Biglobeで割賦購入したモバイルルータの最後の割賦金は先月、無事に支払いを完了しています。

…これで晴れて割賦金完済による所有権移転となりました(って意識する方が珍しい気もしますが)

この割賦金、たしか月933円の支払いが減ることになります。Biglobeの今のSIMカードの契約は、SMS付き月間3GBで合計1100円弱。実はそんなに使いません。

他にも気になるものがあります。

転送・留守電等の機能を持っていて外出先でも使えるIP電話として、050plus for Bizを使っています。ガラケーからもダイヤルプレフィクスをつけて発信でき、ふつうに携帯電話料金を払うより安かったので3年ほど前に契約したのですが月540円の固定料金がかかります。同様にガラケーで使えるサービスも出てきていますし、実はそんなに使いません。

こいつらをなんとかしてしまおう、というのがこの連休のしごとです。まず050plus for Bizはガラケーからの発信以外ほぼ同等の機能を持ちながら基本料金無料のFUSION IP-Phone SMARTに置き換えると決めました。

発信時の電話料金は、特に国内固定電話に対して高くなるのですが別にかまいません。

調査の結果、直近半年間で050plus for Bizからの通話料支払実績は200円を下回っています。

一ヶ月ではなく、半年間で(苦笑)

050plus for Bizはスマートフォンに専用のアプリを入れておく必要が強かった(他のSIPクライアントも使えるが難易度が高い模様だった)のですが、FUSION IP-Phone SMARTはZoiperで使えます。

コーデックをspeexにすることで、F-11D(LTE非対応のスマートフォン)にBiglobeのSIMをさして3G通信しているときでも普通の携帯電話程度の音質で会話ができることがわかりました。F-11DのRAMの空き容量が逼迫気味でしたので、固定電話・ぷららフォンforフレッツ・FUSION IP-Phone SMARTが一つのアプリで受信できれば言うことはありません。

連休明けから、これを当事務所の電話番号の一つに採用します。

ところでこのFUSION IP-Phone SMART、050plus for Bizに比べて着信拒否の機能が充実しているのですがそれが採用の決め手になったわけではありません。ええ、ありませんとも(遠い目)

ルータ購入の割賦金を払い終えたBiglobeとは、いつでもお別れできます。

引っ越し先を二つに絞りました。FREETEL SIMは従量料金に近い料金体系を取っていて、月によっては利用実績が伸びず派手に使ったつもりでもデータ量月間2GB程度の僕にはちょうどよさそうです。おそらく大部分の月で1GB=540円程度の料金におさまるはず。

来週中に契約すれば10月まで料金無料のキャンペーン実施中、とのことで失敗しても事務手数料をほぼ補えます。さっそく発注をかけました。

これをモバイルルータにさして運用し、もう一枚はSo-netの0 SIMを買ってF-11Dで運用するのがよさそうです。単にIP電話の待ち受けをさせるだけなら、一日に10MBも使いません。おそらくは基本料金無料の範囲でほぼおさまると考えています。

これらをあわせれば、月間1000円強の通信費が削減されるはずです。

ついでに明日、加除式の書籍2冊のうち1冊の購読を打ち切ることにします。こちらもおそらく、年間1万円程度の経費節減効果をもたらします。

文字通り捻り出した余力で、昨年買ったWindowsタブレットを置き換えるつもりです。これはまた別の記事にします。

ところで新しいIP電話の番号、050-5307-5182が割り当てられました。

労働紛争・裁判事務のページに出しているぷららフォン for フレッツの電話番号は今後も継続して使います。

こちらは050-7561-5941。

(050-)なごむ、いい、コクヨ いい。と覚えています。
事務用品選定中の代書人、ということでしょうか。

今回の新しい電話番号は、4ケタ-4ケタではうまく覚えられないようです。で、本記事のタイトルどおりに。

 050-  53 075 182
(050-)誤算 おなご 嫌に

何かの裁判事務、あるいは対人関係で苦労させられた代書人、といったところでしょうか(苦笑)

では、あらためてお客さまへのご案内です。


これまで、主に出張中の連絡に利用しておりました050-3738-5853の電話番号は今月末をもって利用を停止します。

本日より、050-5307-5182の電話番号がこれに代わります。

主に事務所内で利用している050-7561-5941の電話番号はこれまでどおりお使いいただけます。

ただし、電話番号表示圏外・非通知の発信には対応できかねます(←やっぱり)

関係ない・とは思わない・かもしれない

お客さまが持っている情報を適切に聞き出す。書類に反映させる。

開業13年目の現在にしてなお、けっこう難しい営みです。今日はそうしたお話しです。

1.「関係ない」とは思いませんが

先日のこと。労働紛争で裁判書類を作成していたお客さまからの要請を受けて、電話相談を設定します。解決後の対応をめぐって、また相手がおかしなことを言ってきたとか。

こちらとしてはその主張の当否を検討し、根拠がないならそれを指摘して改善を要請したり…あるいはだまって放置しておき、適当なタイミングで銀行預金に差し押さえをかけるなりする必要があります。そんな状況なのですが。

「それは関係ないんじゃないですか」

僕からの質問に対する、お客さまの発言です。即決で否定します。

「(相手の主張と資料に)関係があるかないかを探るために今この相談をしているんですよ。なのに検討前に関係がないと決めつけてしまったら、そう決めつけてしまった資料や情報が僕に伝わらなくなってしまいます…それって損だと思いません?

ひょっとしたら太字部分で、お客さまを脅かしていたかもしれません(遠い目)

このお客さまはわりと丁寧に資料をくださる優秀な方なのですが、裁判に関する相談で恐いのはこの手の予断です。あなたが無関係と決めつけて切った情報のなかに、実は重要なものがあるかもしれません。

せっかく頼んだ弁護士に十分な情報を伝えずに負ける、という経験を何度か積むと、こういうことは身にしみてわかるかと思っています。

紛争の直接当事者ですら、ときにこうなってしまいます。もっと問題なのは、友人やら家族やらの紛争について、本人に代わって問い合わせを投げてくるひと。この方たちがあることがらを「関係ない」だのなんだのと言いだすことで、さらに情報が伝わりにくくなります。誰かの代わりにしてあげる相談が、うまくいかない理由の一つです。

2.「関係ない」説明かもしれませんが

弁護士であれ司法書士であれ、自分が依頼した、あるいはしようとする相手に正しい情報が伝わらない。それ自体はよくあることだと思います。

ただ、故意にそれをやった奴には敵であれ味方であれ、相応の報いがあってしかるべきだと僕は思っています。

先日のこと。弁護士に依頼するというご意向を示した方から、再度依頼のご希望が入りました。

ずいぶん興味深いことがメールで書いてあります。依頼をとりやめることにした際のお客さまからの報告は、事実と異なるらしいのです。

弁護士をつけることにするかつけないことにするのか、というのは日本語としては単純で誤りようがないものだと僕は認識しますが。

とは申せ。せっかくのご依頼希望です。優しく対応してあげることとしましょう。自分の認識と相手の主張が食い違うからといって、それを直ちに相手のウソだと決めつけるのは間抜けな素人がやることです。

まずは連絡直後の電話打ち合わせで、先にいただいた報告について説明を伺います。

優しく優しく、事実に関するご見解を承ります。

ご説明には口も挟まず、さえぎりもしません。なにしろ僕は、優しいので

数分かけて一通り、ご主張をお聞きしました。

僕からは優しく一つだけ質問すれば十分です。

「で、その説明で僕が納得するとお考えですか?」

お客さまにはいささか長めの沈黙を味わっていただいて、ご依頼受託としました。

この方を含め当事務所の全ての裁判書類作成業務委託契約書には、依頼人が故意に事実と違うことを僕に告げた場合、僕は契約を解除できるという条項を定めています。

それが実際に危険なことだと認識していただくためには、説明を片っ端から否定するよりほかにもいろいろな方法がある、僕は考えています。

さてこの事案、地裁での準備書面作成です。司法書士には自由な法律的判断ができません。今後の法律相談は不可、依頼人が指定した事項にしたがってのみ書類を作成すると明示し、書類作成の嘱託に際しては事前に弁護士による有料法律相談を経由してくるよう申し渡しました。
若干の費用増加にはなるかもしれませんが、僕には関係ないことにします。

僕がいくら優しくても、依頼人から言われてもいない法的主張を勝手に書いていいわけではありませんからね(遠い目)

3.関係ないことにしたい、のも仕方ないですが

先日のこと。行政書士さんが、労働相談のお客さまを連れてこられました。

僕がお茶を用意しているあいだ、その行政書士さんはお客さまに相談にあたっての心がまえを指導しておられるようです。曰く、

  • 知っていることを
  • 隠さずに
  • 正確に

話すようにと…そんなことを。

「それって裁判所(の宣誓)か何かですか?」

軽く茶化して相談室に入ります。ここからは僕の時間です。

お客さまにはお茶を入れながら、ちゃぶ台をひっくり返すとしましょう。

「あ、言いたくないことは言わなくてかまいませんから」

先ごろ豊後高田市で開催されたちゃぶ台返し選手権にエントリーできるくらいのちゃぶ台返しをお見舞いした自覚はあります。

その行政書士さんとは目を合わさないようにして、さらに続けます。

「さまざま事情があって相談で言いたくないことは普通にあると思います。そうした箇所に触れる質問には、『答えたくない』とか『(書面に)書いて欲しくない』と言ってくれればそのように対応します。ただし、事実と違うことを言われても言われたようにしか対応できませんから、それはやめておいたほうがいいです。ご自分のために

…あ、これは当記事の第2項のお客さまに言ったわけではありません。相談に際しての一般論を述べただけです。

聞かれたことに対して知っている真実をありのままに述べ、隠したり付け加えたりしない、そんな陳述なんざ裁判所でもそうは期待できまい…と、すれっからしな代書人は思ってしまうのです。代書人になるまえに、自分が原告になる労働訴訟を二度経験したからかもしれません。

お客さまにも相手方にも、間違えることも言いたくないこともあるに決まっているので、お客さまが仮に事実に関する認識の伝達を誤っても、それが勝敗に直結しない限りは僕から契約解除にまではしないようにしています。

そんなことばかり考えているからでしょうか。初回の相談を30分で終わらせる、などという芸はいっこうに身につきません。先日は上記三件以外のお客さまについて、久しぶりに初回の相談が3時間に達しました。

その相談中、この事務所が忙しくならない理由を説明する必要がありまして。

「さまざまなやり方で、顧客を選ぶから(←虚勢)」

と申し上げたところであります。当事務所の実情に関係がある説明だったかどうかは、実際にご依頼になった方だけがわかるかと思います。

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