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わたしのお値段 AとB

先日のこと。所用で駅に向かう途中に一カ所、横断歩道があります。青の歩行者用信号が点滅を始めていたのはわかっていたのですが、足を速めて横断を開始したとたん。

わらわらと警官が駆け寄ってきてわたしの腕をとります。現行犯逮捕、だと。

そりゃ確かに歩行者用信号無視でも、道交法違反で罰金刑はあり得るから逮捕も起訴もあるよな、と引きずられながら考えます。見上げれば、当分見納めになるかもしれない青い空。もう少し考えます。

逮捕歴だけなら…懲役食らわなければ、欠格事由には当たらなかったよな。

ここで、目が覚めた、と(汗)

  • 前日までの打ち合わせで、しょっ引かれるのどうのと言ってたからかもしれません。
  • 作業が徒労に終わった上に少々大きめのご入金を逃して、心が疲れていたからかもしれません。

とにかく、妙な夢を見たものです。


この夢が直接のきっかけになって、あることを試してみようと決めました。

今の僕、というのは社労士で司法書士、という職業なり社会的立場にあるわけですが、この資格やら経験、事務所や人間関係、健康状態、そういった要素のいくつかが欠けた場合に少しはお金が稼げるのか、前々から気になっていたのです。

  • 具体的には何かで逮捕され懲役刑が確定して資格が吹っ飛んだ場合とか(笑)
  • 大津波なり宗教テロなりで居住地の都市機能喪失、というのも想定としてはありかもしれません。

では出所後(黄色いハンカチ出して待っててくれる誰か、というのはいない想定)なり出張中にたまたま難を逃れたが身一つで放り出された、とか。

そうした状況で僕、生活安定のためにすぐに何かできるのかしら、と。

資格をとっぱらってしまえば僕、その辺にいくらでもいる40代前半のおっさん、です。

正社員としてすぐ雇ってもらえるとはちょっと考えづらいです。日払い制度があるアルバイトはいくつか思いつきますが、ああしたところにうっかり入ると抜けるのが難しいし、履歴書には試験合格歴を書かないほうがいいタイプの企業の求人が多そうです。

こうした状況下で、さてどうしたものでしょう?まじめに考えるのは少々怖い気もします。

候補として出てくるのは従前から試験的に登録していたクラウドソーシング、僕の場合はランサーズです。対応できればお金になる軽作業が大量にあり、受託量と作業時間はこちらの都合で調節でき、パソコンがブロードバンドにつながっていれば仕事になり、実施主体が大きいので一地方都市が壊滅したくらいならなくならない、ただし稼ぎは安いだろうな、とそんな印象の(苦笑)

人によっては時給100円から200円相当(泣)、というこのサービスのタスクは、募集者が定めた条件に沿って数百文字から千数百文字程度の文章を書いて100円~500円、ものによってはもう少し高いこともある、というもの。

これをある程度まじめにやったらどうなるでしょう。ある一日を使って挑戦したのは、

  • タスクの文章作成だけで無理なく一日4000円得られるか

です。システム利用手数料を控除されて30日稼働して一ヶ月10万円稼げる可能性があるのか、少なくともネットカフェで一泊する費用を、その一泊より短い時間の作業でまかなえるのでしょうか?そんな関心から、額面4000円(手取り3200円)を目標に定めました。

僕は二度とは使えない、雇用保険失業給付を完全にストップさせる収入もこのあたりになってくるでしょう。一日4000円稼げる人間を失業者とはいわない、ということにもなってきます。

で、結果。

額面4100円あまりを得るための作業にかかった時間は、僕の場合5時間半となりました。

しかも昼休みを30分以上とっており、途中で本業の電話も2本取っていますので、僕の場合はタスクでも手取りの時給700円弱、ということにはなりそうです。

他人が与えたテーマで思い入れゼロの文章を連続して作り続ける場合の出力速度は毎時3200文字強、ということもわかってきました。少なくとも一日5時間程度の作業であれば、すぐには筋肉痛になることもないようです。

しかし、そうすると!

たとえ車に轢かれても、この10本の指は失えんぞ、とその日のお風呂でしばし…手のひらを見つめたことではあります。逆に、このさき裁判所や法務局に出られなくなるようなケガを負っても入力作業ができるなら、所得を下支えできる、と。これはライフプランニングに影響してくるかもしれません。

裁判所提出書類や登記申請書に添付する契約書を一枚つくって5000円もらうのが僕の値段Aだとすれば、個性や立場を一切取っ払って得られる僕の値段Bは一時間数百円、時間あたり単価では10倍の違いはありますが、それでも何もないよりずっといい、と考えましょう。

自分でもきっと変だと思うのですが、士業のように国家が根拠法を定めてくれないと存在し得ない職業って、決して試験に受かって業界団体に登録したから当然ヅラしてなれるものではないと思うのです。

…補助者時代につちかった本職へのあくなき反感が開業11年を経てなお、僕にそう思わせるのかもしれませんが(笑)

○○書士なんて国民がその気になればなくしてしまえる職業なんだ、という自覚を持ちつつ僕としては日々自力更正ニ努メ、人民ノ為ニ服務スルアルヨ(←国籍不明)、ということにしましょうか。ただし第二の収入源は一応、確保して。

お話にはまだ続きがあります。

このクラウドソーシングによるタスク、僕はもっぱら文章の作成のタスクを拾っています。

当然ながら僕が作った文章とはだれもわかりません。文章の内容が所定の、言ってしまえばだいぶ低レベルな基準をパスすればいい、という世界です。投資関係のリライトの仕事をすると、元々の文章が間違いだらけであることがままあり、それを発注者が見本として堂々と出している、そんな混沌とした世界。

だと思っていたら、ここ最近発注者の方から「ありがとう」のメッセージがくることが二度ほどありました。大変うれしいことです。発注者にマウスクリックを一回余分にさせるくらいのチカラがあるんだ僕の文章には(遠い目)

そうなると、もう少しちゃんと仕事したくなるのがこの事務所の長所でも短所でもある、というべきでしょうか。もう少し時間単価を上げてみたくなりました。

プロジェクト形式での初提案を一つ上げて採用いただいたところです。相続登記一件分くらいのお値段の仕事を、その三倍くらいの見込み所要時間でこなすことになるでしょうか。

このさき徐々に時間単価A・Bの差が縮まっていった先に何があるのか、それは不明です。

少なくとも、現行の相談料金2時間税別4000円を値上げしよう、などという野望は消え失せましたのでお客さま各位にはご安心くださいますように。

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