先月からの仕事が終わりました
どうしても明日午前中までにお客さま宅に到着させたいその訴状。例によって遠方の裁判所に提出いただくものです。
区内の集配局に17時までに持ち込めば確実にそれは可能です。
隣の区にある宅配業者の主管支店に20時半(汗)というのはあまりやりたくないパターンで、ここ数年やらずに済んでいます。
-それに、訴状は信書じゃないのか、というコンプライアンス上の突っ込みも懸念されるところではありますが…業界団体からのさまざまなお知らせもメール便で来ていたりします-
さらに違う隣接区にある集中郵便局に20時、ただし絶対に速達指定で、というのもコンプライアンス上、悪くないです。これならブログに掲出可能な失敗談で終われます(笑)
歩いて10分のところにある郵便局にお昼までに、などという生ぬるい行動は、もう最初から選択肢に入っておりませんとも。
午後から出勤の補助者さまにも手伝っていただいて、いよいよ盛り上がってきた14時半。
市外局番08●●?どこやらよくわからない固定電話の番号を示して、電話機のディスプレイが光ります。
-今日はもう、電話のベルすら鳴らしていない設定ですがハイハイ出てあげますよ-
「トットリ地方法務局不動産登記部門の●●です」
ほげごっ!
声にならない動揺は、隣の部屋の補助者さまに伝わったようです。瞬時に。
用件はズバリ、先日郵送で提出の登記事件に決まっています。補正の電話に決まってます!
大阪経由鳥取までのバス代を0.5秒で見積もった、というのはもちろん冗談です。書面での申請でも、補正は郵送でできます…補正のご指示を、今から、この電話で、しっかりとお聞きすれば。
「これ、××さんの識別情報要らないですよね?」
そりゃ既に亡くなられた方の識情欲しい人ってあまりいないと思いますけど?
どうも補正の指示ではないようです。今回の申請では、被相続人の相続人も亡くなられている(その相続人を被相続人とする相続登記も、直後に申請している)ので…
はい、必要ありません。わざわざありがとうございました。
電話切りたい気満々での返事と受け取られなかったか、自信はありません。隣の部屋を振り返ると、お約束通り補助者さまがディスプレイの陰からこっちを眺めています。
矢崎存美の文庫本から挿絵をもらえるなら、もうこれで決まりです。
少々焦りましたが無事に補正指示から逃れて…というべきではないでしょう。当事務所にあっても補正は出ないほうが普通なのですが、この春は大阪法務局からの電話で
「識別情報は郵送でお送りしなくていいんですか?」
というあまりにも配慮にあふれるお電話をもらって(僕としては取りに行く気満々だったが、代理人が愛知県だということで気を回して電話くれた)焦ったり安堵したりしたことがありました。
16時は回りましたが無事に発送手配をとり、集配局にほどちかい喫茶店へ。今日のおやつは当方負担、という約束です。
久しぶりにスコーンとコーヒーのセットをいただいて、今日の仕事のおおかたを終えました。何かを焦っていたのが店主に気取られたのか、補助者さまのコーヒーより僕の黒蜜カフェオレのほうが数分速く出てきたように思えたのはきっと気のせいでしょう(遠い目)
さて、これで先月終了時点でいただいていた裁判事務の仕事がすべて終わりました。
今月の新しいご依頼の話はいくつかありますが正式に受託したものがなく、この週末は久しぶりにゆっくりできるかもしれません。3連休のうち1日くらいは完休にできそうだ、という程度ですが。
そういえば、今週締め切りの作業はもうないな。
…でも昨日、補正の電話を一件もらってたっけ(大汗)
20日は電話の受付をお休みして、バスであちこち巡ってこようと思います。
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