三つの禁止条項、発令
時々仕事をくださる他士業の先生からご下問をいただきました。
役員の任期を管理することはしているか、と。
やったことありません、と正直にお答えしても信頼関係が損なわれない程度の仕事はしています。
というより、この先生からはわりと僕の力が発揮しやすい=非定型的なお仕事をいただくのです(笑)
で、正確にはこうお答えしました。
- やったことはありません。
- やることはできますが、その前に僕の事務所がなくなってしまわないように気をつけたいと思います。
…いけなかったでしょうか。何しろ今日びの役員って、任期最大10年まで引っ張れるんですもの。
…で、この先生からは他の定型的なお仕事をくださるかもしれない、というお返事をいただきました。
めでたし、めでたし(遠い目)
さて、先日不動産登記で一件見積もり負けを出したところなんですが(当事務所の不動産登記報酬が安いのではないか、と思われる方には、これでも半分から三分の二くらいの頻度で負けてる、とお伝えしておきます。物騒な時代ですよねぇ)、補助者さまからは僕の、主として電話での対応に問題がある、とご指摘をいただきました。
なにか正直に答えすぎじゃないか、と。
1.「他の事務所も探してみてください」禁止!
電話口で僕が普通に使うこの言葉。僕としては、お客さまがせっかくウェブでいろいろ事務所を探されているんだから、僕のところがよさそうでも一通り探してからまた来たらいい、飛びついちゃぁいけないよ、というつもりで申し上げてるんですが…
『そう言われると、ここでは受けたくないような印象をあたえる』
のだそうです。迷える依頼人の代弁者たる補助者さまによれば。
そういえば昨年は、法人の破産の書類作成に関するお問い合わせでこう口走った結果、売り上げの二割に達しようかというご依頼を失った、と(愕然)
とりあえず、電話口ではこれを言わないように頑張ります(泣)
2.「ここが一番安いわけじゃないんですよ」禁止!
不動産登記で多いんです。お前のところの費用が一番安そうだから、とこうおっしゃるお客さま。
厳密にはそうでない、ということは当事務所でもしばしば見積もり負けが発生していることから僕は知っているんで、ここは正確に上記のようにお答えするんですが…
『厳密な意味で一番であるかかどうかは、別にかまわない』
のだそうです。一般消費者代表たる補助者さまによれば。
その差がせいぜい数千円ならば。そして、さらに他の事務所を探す時間や労力を加味すれば。
とりあえず、電話口ではこれを言わないように頑張ります(泣)
3.急いでるとき電話に出るの、禁止!
これから出かける、という時に入った電話を思わず取ってしまい、長くなりそうな案件なので早々に応対を切り上げ、またかけてくださいと申し上げても絶対こない、ということは数ヶ月に一度あるでしょうか。
『だったらいっそ、出るな(意訳)』
ということです。電話応対には僕よりも経験を有する補助者さまによれば。
忙しいなら出ずにいればまた電話してもらえるかもしれない一方、出てしまって不適切な応対に走ってしまったらもう二度と来ない、と。
これらのことを守って電話を受けられるなら、当事務所の売り上げは年に数十万円以上増えるはずだ、と。
とりあえず…とりあえず頑張りますからぁ(号泣)
僕よりはずいぶんと達筆な彼女には、一つお願いをしました。
それ紙に書いて、と。自筆で書いて、と。
それを電話機の上に貼っておけば、彼女の出勤日じゃなくても上記三点の禁止事項を遵守できそうな気がするのです。
といいながらも、フォームからのお問い合わせを促進するキャンペーンか何かを考えてる自分がいます。
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