下期コンテンツ増強計画
うすうす気づいては、いたんです。
この事務所のウェブサイトでいちばんよく見られているページ、実は登記のそれだということに。もちろん、不動産登記のご依頼が増えればいいなと狙って作ったコンテンツだったのですから文句はありません。直近3日間のページ別アクセス数トップ3は
- 不動産の名義変更を自分でする人のためのコンテンツ
- 労働紛争で内容証明を自分で作ろうとする人のためのコンテンツ
- 裁判傍聴を自分でしようとする人のためのコンテンツ
こんなものが出てきています。
…よっぽど自分で何かやらせたいのか、と突っ込んでみたいところです。代理がお好きな士業の方には理解しにくい世界かもしれません。
一般的とは言えないものの、情報提供を積極的にしながら検索エンジン対策をはかり、消極的に依頼誘致につながればいいな、というのが当事務所ウェブサイト創設以来の基本方針であり、それは事務所が大繁栄しないまでも破綻しない程度には成功してきた、ということができます。
今後もそうした施策を講じていくので、いまからどんなコンテンツを作るか、は一年後この事務所がどうありたいか?に直結するテーマであります。おりしも昨日で創業11周年。今日は補助者さまの出勤日でしたので、彼女のお話も聞きながら新しいコンテンツの企画を考えてみました。
まず、久しぶりに労働紛争関係のコンテンツを新設しようと思います。例によって直接依頼を誘うコンテンツではありません。
- 労働相談をするための準備
これを、相談が必要な方に説明するものを作ってみたいのです。世にうまく行ってない労働相談(労働紛争関連の法律相談)はいくらでもあり、それらがうまく行ってない理由はあれこれ伝わってくるのですが、その中には相談者側・担当者側それぞれ口にできないものもあります。端的には
- その辺に生えてる事務所になんとなく無料相談なんかやってうまく行くわけない
そういうことが伝われば、と。もちろん、上記のホンネをはっきり口にするのはあくまでブログの中にとどめておいて、実際には相談を有効ならしめるための準備に説明を割くわけですが…落ち着いて読んでいったらホンネが伝わるようにはしたいところです。
失敗した場合、同業者からみても労働者からみてもうっとうしいコンテンツができます(笑)
労働紛争ではもう一つ、補助者さまから『依頼費用を自動で計算できるページ』がほしいというリクエストが入っています。自分の案件がいくらかかるのかの説明はいくら詳しくても不足はない、ということでしょうか。技術上はすでに可能ですので、これもやってみるとしましょう。
●●相談をするための準備的相談を、それ自体コンテンツにする、という発想は不動産登記においても許される、または歓迎されるはずだ、という議論になりました。
-補助者さまとしては、没個性的で進行に余裕がない売買・設定関係の登記よりのんびり話ができたり計画を練れる贈与・相続・財産分与関係の登記のほうが好きになれそう、らしいのです-
不動産登記、特に(上記の思惑はさておいて)相続や離婚、相続対策といった分野では『誰に相談するとよいのか・相談時に整理しておくべき情報はなにか・持ち込む資料はどんなものか』それ自体の情報を前もって提供しておくことは、たしかに重要です。
この分野では各事務所さんの相談態勢に(受託意思にも)不足はないはずなんで、このコンテンツを作っても直接ご依頼を誘致する効果は薄いと思うのです。
でも、検索エンジン対策にはなる、ということはわかっています。これは取り組むべき分野です。
不動産登記の分野では、どうやら利用している人は利用しているらしい登記費用の計算をできる申請類型を増やそうと思います。所有権保存登記を含む住宅新築、相続あたりの登記費用が計算できるようにしましょう。今でも、登記費用の計算ができるページはページ別のアクセス数で7位につけています。
これらのことが年内にできていれば、おそらく来年の創立記念日まで事務所を持たせることができるのではないか、と思うのですが、いかがでしょう。
少なくとも、業者に外注していきなり債務整理や離婚や交通事故のサイトをでっちあげるより快適に暮らしていられそうです。
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