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目指すのは、ほどほどのテンション-第11事業年度終了の夜に-

昨年末から故障していたCANONのBJC-80vの修理が、ようやく完了しました。

最初はインクがよく出ない、ということに気づいてカートリッジの清掃と、本体の分解掃除+廃インク吸収体の洗濯をしたのですが依然、状況が改善されません。分解しっぱなしの本体をよく見てみます。

写真1

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電源を切ったときに、カートリッジを搭載したキャリッジが待機位置にきている、それはいいのです。

問題はどうやら、この状態でカートリッジのヘッドにキャッピングがされていないらしい、ということ。次回使うまでのあいだ、ヘッドが外気にさらされて乾いてしまうので、インクが出なくなるのは当たり前です。

写真1の状態が非定常状態だとして、いったいどこが故障しているのでしょう?

写真2はカートリッジの右側をよくみてみたところです。

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一枚、少々いい加減な動きをしている薄い歯車があります。

写真3は、写真1・2の左側から撮影したものです。
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写真4です。
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写真3・4を比べると、右側の大きな歯車の左にある歯車2枚のうち、手前の一枚は回転軸に平行にスライドすることがわかります。写真3は手前にスライドした状態。写真4は奥にスライドした状態。写真4の状態では、奥にある歯車の回転が伝達されるようになっています。

実は写真3・4の状態のとき、右側の大きな歯車は左側奥の歯車とはかみ合っていません。その部分だけ、歯がないのです。

写真4の状態のときには、左側奥の歯車→左側手前の歯車→右側の歯車と回転が伝わるのですが、写真3のときには左側奥の歯車から左側手前の歯車に回転が伝わらない、そうした役割を左側手前の歯車は持っています。

キャリッジがガイドを動いてきて(写真3・4の丸棒を画面下から上にきて)、左側手前の歯車を左側奥の歯車に押しつけるときだけ、右側の歯車に回転が伝わり、右側の歯車からはヘッドキャップとキャリッジを止めるストッパーに動きを伝える、ということもわかりました。

で、左側手前の歯車が経年劣化かなにかでいい加減になってしまい、意図したような動きをしなくなったのだ、と。

ここまでわかったのは先月だったんですが、どう直したらいいかがわからなかったのです。

一月あまりも試行錯誤して、今日。

輪ゴムを切って、歯車の動きを抑制してあげました。

写真5

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少しだけ右上側にゴムを固定することで、下で吊られている歯車が左側に行きにくいようにしています。ほどほどにゴムのテンションを保つことで、必要なときに歯車が左右にスライドし、歯車を吊ったゴムも空転するようになりました。

写真6

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写真6を写真2と比べると、キャリッジのストッパーが下りてきていることがわかります。これが電源断のときの定常状態です。

キャリッジは待機位置に戻ってきて、ストッパーが下がり、写真では見えないのですがインクヘッドはキャッピングされています。

やれ嬉し、と夜食のかき氷を買いに出ているあいだに、日付がかわりました。

8月1日をもちまして、当事務所は創業11周年。第11事業年度の終わりの日に、ささやかな勝利を挙げることができたようです。

このプリンタ、いまでもヤフオクでインクのカートリッジが結構な値段で取引されています。

カートリッジそのものは結構持つので、実はこの記事で挙げた故障のためにカートリッジが使えないように見えるだけ、ということなのかもしれません。

お心当たりの方は、一つカバーを外して、問題の歯車を輪ゴムで吊ってみたらいかがでしょう。

…劇的な効果がありますから。

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