「ちゃり~ん♪」で、本人確認書類備置終了
昨日まで労働審判手続申立書の文案を作り込んでおり、ブログの更新が途絶えておりました。日曜日に食い込むことなく脱稿して、今日はいくつか私事を済ませなければなりません。
22年ぶりに新しい掃除機を買ってみたり、圧力鍋でどて煮を作ってみたり、楽天銀行の口座を新しくつくってみたり。
この申し込みの方法に、見るべきものがありました。同銀行では口座開設の際の本人確認書類の送付を、スマートフォンにインストールさせた専用のアプリによる撮影・その画像データの送信によって行っているのです。
つまり、運転免許証などの本人確認書類の写しは『紙』では備え付けられません。あくまで画像データとして保管されるだけで、しかもそれでよい、ということになっています。
…やっぱりそうなんだよね、と思うのです。一部の司法書士業務に際して必要な本人確認書類の備置について、例えば不動産売買の立ち会いのときなんかはカメラを持ってって免許証を出してもらって撮影する、そのデータを保存しておけば、それは本人確認書類の『写し』ではあるはずだ(ダジャレではありません)と法令・会則を読んで理解していたのですが、銀行さんが堂々とやってるならやっぱりこの理解で間違いない、というわけで。
…まぁもっとも、それで揉めるようならレーザプリンタで撮影書類をプリントアウトして「この通り紙で保存してますが何か?」 とでも言えばよい、とは思っていたのですが(苦笑)
そうしてみると。本人確認の厳格化に際して備置すべき書類が膨大になるではないか云々、などと言ってたという大先生方は一体何をお考えだったのか、想像するだに楽しいものがあります。 きっと紙文書にすごい愛着を持ってたんでしょうね。
ところで、売買での立ち会いのときにこうしたお気楽お手軽な本人確認書類収集を行っていると、必ず不動産業者さんのほうが関心を示してこられます。そうしたときには自分なりの「書類の写し」の理解を説明して煙に巻く納得を得るようにしているのですが、これからは説明は3秒で済むこと確実、であります。
「楽天銀行さんもスマホで撮影させてますよ」
めでたしめでたし。
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