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2014年1月

壊れない?壊れます・壊れるとき…

年に二度、自分の無能さを満喫する日がきました。

自分の作った書面を見ながら、あまりのひどさにたらーりたらりと脂汗を流し、その脂汗を油売りが買いに来る…そんな日が。

  • 今回は一月の、業務報告書提出の日。昨年扱った事件の(少ない)件数を、業界団体に報告せねばなりません。
  • もう一回は言うまでもない、三月の確定申告の日です。

さて開業十年を迎えたこの事務所では、いろんなものが徐々にこわれはじめてきたようです。

壊れ(て)ない?掃除機

一昨年の春頃だったでしょうか。20年使ってきた掃除機のホースに亀裂が入っていることに気づきました。

樹脂製の蛇腹のホースですので、経年と折り曲げがひどい箇所であることによる劣化によるものでしょう。下手に直すより、亀裂が全週に及んだら買い換え♪と開き直って使い続けました。

昨年秋も過ぎ、ようやく亀裂がホースの周りを一周して…このほど新しい掃除機を就役させたところです。

壊れます。デスクトップPC

もうブログのネタとしか思ってないくらい日常の光景です。

当事務所に三台ある、デスクトップPC一台が壊れました。作業中の補助者さまの足元から

ひゅい~ん、ひゅい~ん

と切なげな高い音がするので見てみると、いつの間にやらWindows起動中のPCにリセットがかかっており、しかもリセットを経てHDDのスピンアップに失敗しながら再試行を延々と繰り返している!ということのようです。

どうやら電源がくたびれ果てたらしい、と目星をつけてFDD、CD、時計、カードリーダへの電源供給をカットします。もともと部品調達用にヤフオクで仕入れたマシンですので、はぎ取った部品とソフトだけで既に元が取れているのですが突然死は困ります!

あっさり再起動に成功したため、その日のうちに全データを外付けHDDに退避し、数日様子をみていたところ…

さきほど、画面の表示が出なくなりました。そっと手を合わせてみる、冬の夜であります。

さ、次の中古を探さなくちゃ。ヤフオクで(苦笑)

倫理観に厳しい閲覧者の方に言い訳しますと、肝心なHDDだけは壊れたPCから新しいマシンに相続させますので中古品を導入することでデータ管理上は特段の問題は生じないと考えます。

電子レンジが、壊れるとき

長年共に働いてきた掃除機の後を追ったのでしょうか。

掃除機と同時に、つまり22年使ってきた電子レンジが、今朝まさに突然死しました。

症状はあまりにも分かりやすすぎです。

レンジ強、で温めをスタートすると2秒以内にブレーカーが上がるのです(笑)

一回目は暖房中だったので契約より大きな電流が流れたのかと思ったのですが、エアコンを止めたまま朝ご飯のシチューを温めようとしたところでまた、ブレーカーが上がりました。

これ以上、この電子レンジを使おうとしてはいけない、人として。

そう理解しました。今月は掃除機を買い換えてしまったので、せめて明後日=来月になったら新しい電子レンジを買おう、と思っています。

家の中を見渡すと、大学入学時に買ってもらった電気製品の生き残りはオーブントースターを残すのみ、となりました。壊れれば、買い換えるつもりです。壊れろとはいいませんが。

東京への出張を計画中です

そろそろ関東方面からのお問い合わせが貯まってきました。

ただ、皆さんご自分で交通費を負担されるというご意向まではないようです(苦笑)

ですので1回このあたりで東京への出張を設定しようと思います。

日程はいまのところ、2月3~5日のうち連続する二日間を考えています。

さしあたってはこのブログを見ていてレスポンスの速い方(または、私が受けたいご依頼を持ち込まれた方!)に合わせて日程を決め、空いた時間を早い者勝ちでふさいでいくようにしますので、出張相談のご要望がある方はご連絡ください。こちらから連絡を差し上げることになっている方には、個別にメールをお送りします。

現時点で、夜間の枠はふさがりました。

ですので基本的には昼間、国会図書館(最寄り駅:東京メトロ永田町駅)までこれる方にのみ対応します。東京より遠方に行く必要がある場合は、交通費の起算点を東京駅として日程と費用をさらに調整します。

この出張、相談のご希望があったらあったでそれに応じ、なければないで国会図書館でゆっくり書見ができるということで1~2ヶ月ごとに実施しています。その次の実施は、おそらく春の青春18きっぷ通用期間になるかと思います。

ところで。この一週間にいただいた新しいお問い合わせの件数は不動産登記5件、労働紛争3件、その他2件となりました。当然ながら、全部ウェブサイト経由です。

一定期間における不動産登記の問い合わせ件数が裁判事務(労働紛争・それ以外)の問い合わせ件数を超えた記憶は、創業以来ありません。昨年の今頃の記録を探ったら、フォームによる問い合わせは一ヶ月に一件あったきりでした(泣)

しかし、ここ3ヶ月ほど不動産登記のウェブサイトに手を入れてはいないのです。

この問い合わせ状況、狙って実現できるならもうちょっとシアワセになれるのに…

いっそ「不動産登記の権利者が愛知県内、義務者が関東地方の登記申請引き受けます!」みたいなページでも追加してみましょうか。

当然ながら来週実施の出張相談では、主に労働紛争・本人訴訟に関する相談を想定しておりますのでご安心ください。不動産登記のご依頼増加はいいことですが、労働紛争の仕事を縮小することはありません。

出張相談は2時間5000円となります。皆さまのお問い合わせをお待ちしています。

追記

 この出張は2月3~5日実施で確定しました。都内には2月4・5日に滞在します。

「ちゃり~ん♪」で、本人確認書類備置終了

昨日まで労働審判手続申立書の文案を作り込んでおり、ブログの更新が途絶えておりました。日曜日に食い込むことなく脱稿して、今日はいくつか私事を済ませなければなりません。

22年ぶりに新しい掃除機を買ってみたり、圧力鍋でどて煮を作ってみたり、楽天銀行の口座を新しくつくってみたり。

この申し込みの方法に、見るべきものがありました。同銀行では口座開設の際の本人確認書類の送付を、スマートフォンにインストールさせた専用のアプリによる撮影・その画像データの送信によって行っているのです。

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つまり、運転免許証などの本人確認書類の写しは『紙』では備え付けられません。あくまで画像データとして保管されるだけで、しかもそれでよい、ということになっています。

…やっぱりそうなんだよね、と思うのです。一部の司法書士業務に際して必要な本人確認書類の備置について、例えば不動産売買の立ち会いのときなんかはカメラを持ってって免許証を出してもらって撮影する、そのデータを保存しておけば、それは本人確認書類の『写し』ではあるはずだ(ダジャレではありません)と法令・会則を読んで理解していたのですが、銀行さんが堂々とやってるならやっぱりこの理解で間違いない、というわけで。

…まぁもっとも、それで揉めるようならレーザプリンタで撮影書類をプリントアウトして「この通り紙で保存してますが何か?」 とでも言えばよい、とは思っていたのですが(苦笑)

そうしてみると。本人確認の厳格化に際して備置すべき書類が膨大になるではないか云々、などと言ってたという大先生方は一体何をお考えだったのか、想像するだに楽しいものがあります。 きっと紙文書にすごい愛着を持ってたんでしょうね。

ところで、売買での立ち会いのときにこうしたお気楽お手軽な本人確認書類収集を行っていると、必ず不動産業者さんのほうが関心を示してこられます。そうしたときには自分なりの「書類の写し」の理解を説明して煙に巻く納得を得るようにしているのですが、これからは説明は3秒で済むこと確実、であります。

「楽天銀行さんもスマホで撮影させてますよ」

めでたしめでたし。

今日の作業状況

領収書の束を一枚一枚めくりながら、頭を抱えて過ごす冬の夜。

寒いです。

確定申告にはまだ早い、というわけで久しぶりの純粋社労士業務=社会保険労務士の資格だけで済む仕事に取り組んでいます。

労働災害について、療養・休業の給付を申請する仕事なんですが知らない薬の名前がいっぱい出てくるのです。これらのうち労災に関連するもの(と、思われるものとしてお客さまとの打合せまでに整理しておくべきもの!)を抽出しろよ2年分、まぁそんな作業にようやく目処がついたところです。

このほかの作業はさまざまです。昨日は、不当解雇事案で労働審判を選択されたお客さまがすっきり勝ってくださって一件落着、これから書類作成開始になるものが出てきそう。このほか労働事件での新しい申立書類作成のために、残業時間を整理しています。

おそらく今月末から来月初めにかけて、新しい労働事件での裁判書類は二件を納品できる(または、しなければならない)見通しです。このほかもう一件、労働事件とは関係ない訴状作成にとりかかることになりそう。

ありがたいことに登記と相続の話は三件同時に進んでいて、事務所内で今月動きだす新しい仕事たちはこのくらいでしょうか。

…ヒマです(笑)

数年前と比べて全般に要領よく作業ができるようになったのと、ひたすら労力を投入して勝負する請求額100万円越えになるような残業代不払いの依頼がぱったり消えた(ええ、お商売熱心な労働者の権利擁護に邁進する他事務所さんのおかげで)ため、売上げは微減、労働時間はかなり減、そんな状況になっているように思えます。

本当なら物好きな配属研修志望者でも受け入れて登記そっちのけで不慣れな裁判書類作成に奔走させたりするべきなのかもしれませんが、そんな物好きな方はいるはずもありませんので…さて、なにをしようかな。

ぼんやりと構想していることになかなか取りかかれないのは、いくつかの仕事を小刻みに進める必要があるためになかなかまとまった時間がとれないからかもしれません。

もう少し執筆の時間を増やしたいとは思うのです。いくら時間に余裕があるといっても、お鍋でご飯を炊く方法や豚の角煮の作り方の改善に邁進するのはどうかと思えるのです。

打ち合わせから新年会へ

名鉄が名古屋から西へ延ばしている、名鉄津島線。津島で南北に走る名鉄尾西線と接続しています。今日はこちらのほうに、不動産登記の打ち合わせでやってきました。

津島まで戻ると、数分後に北へ行く列車=尾西線一宮行きが出ます。

名古屋駅でセットされている次の予定は新年会。まだ2時間以上、空いています。

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ロングシートではない、お天気もいい、車内で読む本もある。

つまり大した理由もなく、大回りして名古屋に戻ることに決めました。窓の外は冬枯れの濃尾平野。僕がまだ若いころ(笑)、このあたりで補助者として測量やらくい打ちに従事していたことを思い出します。

…もちろん、今のほうがいいです(苦笑)

さて、月末から2月上旬かけて、東京方面への出張を設定しようと考えています。前回の出張は昨年11月ということで、そろそろ国会図書館で書見がしたくなりました。

いまのところは日程がまったく自由ですので、関東方面からのお問い合わせがあればそれに合わせて調整しようと考えています。

お土産は『すだちくん』

お土産は『すだちくん』
お土産は『すだちくん』
本日の出張相談は、概ね無事に終了しました。

往路のバスが80分ほど遅れたおかげで相談前の余裕時分が吹っ飛んだ上に千里ニュータウンで地下鉄への乗り換えを余儀なくされたのですが…開始時刻としては40分ほどの遅れで(すみませんすみませんすみません)

復路も一本後のバスに変えたので、早めの晩御飯をOCATで探すことができました。コロッケ半額を標榜するお肉やさん直営の洋食やさんが、OCATのビル一階にあったのに今まで気づかなかったようなのです。

今回はお客さまも旅して大阪まで来られて、お土産だけが大阪経由で大移動することになりました。実際のところ、福岡や大阪や東京や仙台までお客さまが出てきてくれると出張相談も素晴らしく楽に、そして安くなるんですがね。

課題もあります。
裁判書類作成の報酬体系は信じて貰えたか不明です。
安すぎではないか、ということなのですが、昨年関東で実施した相談では『詳しく書きすぎているため、返って高く感じられるかもしれない』というご指摘もいただいています。

…両者の中間を誰かとってくれ、両者の中間の街で!

本年初出張は大阪へ

本年初出張は大阪へ
なんとか日付が替わらないうちに、申立書案を脱稿して。

いいお天気になった朝。ずっと向こうに御嶽山が見える、名古屋の片隅の事務所から、今日は久しぶりにお出かけです♪

今年第一回目の出張は、大阪までの日帰りになりました。9時15分発の便を利用します。決まったのが前日だったために用事は一件しか入れておらず、バスターミナルから外に出ずに行ける喫茶店で相談やって滞在時間も3時間弱のいたってシンプルな出張です。
…むしろ名古屋市内のどこかで登記の打ち合わせ、といった用事のほうが気を使います(笑)

お客さまとは初顔合わせになるこの出張がご依頼に結びつくかは全く未定で、費用は交通費と2時間の相談料込み10250円、ということで昨年と変わらないスタイルでの仕事ぶりになりそうです。そんなことで儲かるのか、は

「お察しください」

としか言えません。

勝敗見込みは…お察しください(遠い目)

労働紛争の相談で大変よくあり、ほぼ間違いなく回答不能なお尋ね。

  • 勝てますか?

というものです。労働紛争において会社側は倒産という最終兵器を使えるので、労働者側が絶対勝てる(訴訟の勝敗ではなく、権利の実現ができる)案件なんか絶対存在しない、とい身も蓋もない現実のほかに、このお尋ねに回答不能な理由はいくつかあります。

その理由の一つが、僕が司法書士である…というより弁護士でないため、地方裁判所で扱う手続きについて法律相談権がない=法的判断を示せない、というもの。請求額140万円を下回る紛争でのお尋ねの場合、「通常訴訟でしたら勝てそうですが労働審判ですと回答不能です。ただし通常訴訟をおすすめするものではありませんがその理由を労働審判との対比において説明することはできかねます。ちなみに制度上の扱いとして、労働審判に対して異議が出た場合には通常訴訟で争うことができます」などという実にわけのわからない回答をせざるを得ない、そうした状況にあります。

※ちょっとオーバーに書きすぎました(笑)

実際にはもう少し救いのある回答や説明を出すよう工夫するか、ごく一部のどうしようもない質問者にはシンプルに原則論を突きつけてバッサリ断るようにしています。内容証明の代筆をしろ安くしろタダでしろ、などという連中には「それ裁判所に出すのものじゃないんで、僕の仕事じゃありません」と後者よりに、何らか配慮を要する方には…前者よりの工夫を。

自分に都合のいいことしか考えてない方々のことはさておいて、問題は

  • 諸々の状況がそのお客さまの依頼を受けるべきであるという方に向いており
  • そうした方から地方裁判所における手続きの見込みを尋ねられたときに

どう答えるか?です。

相談者として、やっていいことに制限があるなかでお客さまの希望も僕の立場も守らないといけない、そのうえこの質問は、大抵の場合お客さまとの信頼関係ができていないどころか対面したこともないごく初期の段階で放たれるものと相場が決まっています。

言い方は時と場合によりいろいろです。

中小零細企業の馬鹿な社長がなんとなく従業員をクビにした場合なんかはシンプルです。

  • 当事務所では不当解雇事案における労働審判手続申立において、解決金を得ずに終わった事例は皆無です

これだと単に事実を伝えているだけです。あくまでこちらの立場を守りたい場合には「ただし、あなたがその第一件目にならないとは限りません」とは…申しません。申していません!

事案が多少複雑な場合は、当事務所の料金体系に依拠します。

  • 書類作成とはいえ報酬の半分以上を成果実現後に支払われるという契約条件を提案するわけですから、負けると考えられている状況下でそんなことばっかりやっていたらこの事務所はどうなると思います?

これも一応あり、です。そりゃそうですよねぇ。お客さまが勝ってくれなきゃ報われない報酬体系で手抜きができるのは、着手金が十分高い場合に限られます。ただし当事務所でも原則的には枚数にしたがった料金で裁判書類を作成することとしており、今日もそうした相談があったところです。

もう一ひねりしてしまうと。

一般論としてはそうした事案は勝てるよね、というブログの記事を投稿する、というのもあったりします。別にお客さまにはこの記事がそうだ、なんていいませんが。

いずれにせよ、そうした働きかけを通じてお察しください、と遠い目をして言うしかないのです。そんなハンディキャップを楽しんでいたりもするのですが。

そんななか、ごくごくまれに

「先生に頼んで負けならあきらめます」

などと有料相談終了時におっしゃる豪傑さんが現れます。二~三年に一回くらいの割合でしょうか。

そうした方には、ひょっとしたら若干踏み込んだ見解の表明や、それを実現するための努力をすることがあるかもしれません。

そうした方に会えるのは、結構しあわせなものなのです。

小さな配慮の、報酬は…?

ネットラジオでたまに聞いているVOA Special Englishのコンテンツ。その日は『The Gift of the Magi』クリスマスも近いし、どこかに奇跡でも転がってないかな…とお茶をすすっている代書人のもとに、メールが着きました。

見ればずいぶん前に他県で出張相談をしたお客さまからです。

このほど一般先取特権による債権差押命令の発令をみた、とおっしゃるのです。法律扶助を使って、弁護士さんに依頼して。

ほほ、それは重畳。どうやらこのお客さまのところに、昨年のクリスマスの奇跡…というより、人の努力の結果が舞い降りた、というべきなんでしょう。メールを読み進めてみます。

お知らせによれば、そのお客さまは

  1. 僕がおこなった出張相談(有料)で民事法律扶助による弁護士の無料法律相談を受けるよう推奨され
  2. 民事法律扶助による弁護士の無料法律相談で、労働紛争労働側として複数の法律事務所の紹介を受け
  3. その複数の法律事務所の一つで相談の結果、その先生の知り合いの弁護士さんが経験があったこともあって(!)

法律扶助を使っての、一般先取特権に基づく債権差押命令申立を代理してもらうことができたのだ、と。

ホップ→ステップ→ジャンプ!という感じで相談ごとにいい方向に近づいていけたようで、いわばホップの段階で関与を終えた僕も大変いい気分です。

だったら最初から僕の事務所で全部やっちゃえばいいじゃん、という考え方もありますが、残念ながらこれはいけません。同業者さんには常識ですが、司法書士は地方裁判所の手続き=債権差押命令に関して法律相談をしてはいけないことになります。したがって、手続きの成否や個別具体的に整えるべき書類を教示するわけにはいきません。

これを守って僕ができることは、ウェブサイトのコンテンツ各所で一般的な情報を提供することと、個別の相談に際しては『今後は弁護士による法律相談のみを推奨し司法書士および社労士による相談を断固非推奨とする。弁護士から一般先取特権の行使について提案を受けた場合は全力で乗っかるように(遠い目)』と言い渡して撤退する、という程度です。

もちろんお客さまから個別に手続きの指定を受けた場合は書類作成を受託できるのですが、お客さまによっては相談やメールで「わたしこれからどうしたらいいかよくわかりません」と言われてしまうことがあります。こうした人に積極的に特定の手続きを推奨することは法律相談に他ならないと考えるので、

「○○については僕のところでは教えないが弁護士さんのところで教えられたら最大限尊重すること」

という、自分でもよくわからないような情報提供にとどめざるをえません。

そうしたハンディキャップを負っていても、この人には特定の手続きを勧めたい、と思うことはあります。

その場合でも正面から司法書士法を破ることはありません(当然です!)心の中では

  • この人、あとは未払い債権に関する確認書があれば一般先取特権使えるのに

と思っていても

  • 今後の訴訟提起あるいは仮差押の申立に備えて、社長から未払いの給料額を書面で明らかにしておいてもらうといいでしょうね(遠い目)

といった助言を行うにとどめております。もっとぼかした言い方で

  • できるだけ早く、労基署に申告を行うようにしてください(そうすれば労基署の関与を経て、賃金の未払い額だけは明らかになる書面が出てくることがありますから)

としか言わないこともあります。

これだと合法性は確保できるがお客さまに真意が伝わらない(当然です!)のが難点ではありますが…

まぁ、そこはそれ。真意はともかく助言ではある以上、こちらの助言を容れなかった方には相応の結末が待っている、それはやむを得ないことと割り切ります。今回の事案では、僕は真意をあまり見せずにお客さまを次の相談に送り出し、その後の法律相談ではうまい具合に、実にうまい具合に弁護士さんによるリレーを経て最善の結果にたどり着いた、そういうことです。

で、僕にはプライスレスな報酬がありました。

その手続きを受任した先生を、教えてもらったのです。

とりあえずその町では、労働紛争労働側難易度高めの事案でどうしても困ったことがあったらこっそりその事務所を紹介しよう、と思っています。

あまりご迷惑をおかけしないよう、真意を隠してお膳立てはさせていただきますが(笑)


ところで、たまに何を間違ったかいきなり電話をかけてきて

「ウェブサイトを見たんですが、一般先取特権について(電話で!無料で!すぐに!匿名で!)聞きたいんですが」

などと言ってくる人がいます。電話を受けてるこっちが本職かどうかも確かめずに。

こうした方には時間を割いても無駄だ、ということも、もう学んでしまったのです。肝心なところではちゃんとお金をかけたり、きちんと会って話をする、そうした重要性に気づいておられる方をこの事務所ではお客さまに選びます。

さて、今週は今年初の出張が入るかもしれません。行き先としては関西方面かもしれません。

…え?何も隠してません。隠してませんよ(遠い目)

一から設定するWindows search

NASにおいた数千個のファイルを高速に全文検索させよう、という本題の前に。

外付けのHDDを使っていて、「ぶ~ん」という振動を伴った低い音が気になることはないでしょうか。

音の種類により、これを大幅に減らすことができます。具体的には、音を出しているHDDを手で持ち上げて音が減る(つまり、モーターやファンの作動音ではなく振動が発生しているために発生する音が減る)ようなら、下の写真のように細工することで振動を伴った音がほぼ聞こえなくなります。

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ごらんのとおりHDDの上下に、『激落ちくん』をカットして挟み込むだけ。下に敷くだけでもかまいません。失敗したらその激落ちくん、粛正して掃除に使ってしまえばいいので費用が無駄になることもありません。

さ、これで外付けHDDが一層使いやすくなったところで、今日はWindows searchの設定を完了して全文検索ができるようにしましょう。Windows searchが有効になっている(意図的に停止していなければ、このサービスは有効で動作しています)ことのほかに、準備はいくつかあります。

1.検索したいデータをおいた場所が、ローカルディスクとして認識されていること。

 これは前回の記事でTruecryptを使って暗号化と同時に実現しました。もちろん、本当に内蔵HDDにデータをおいてしまっても全然かまいません。

2.検索したいデータに対応したiFilterがインストールされていること。

Microsoftが出しているものではないソフトウェアで作成したデータを検索の対象とした場合は、そのソフトウェアの製造者が提供しているiFilterがあるならそれをインストールすることで、Windows searchを使った全文検索とそのためのインデックス作成が可能になります。

僕のところでは一太郎とDocuworksについて、iFilterを別にインストールしてあります。

一太郎 ifilter

DocuWorks Content Filter 7.3

このほか『ソフト名 iFilter』で検索すれば情報は収集できると思うのですが、ソフトベンダー側がこれを提供していない場合は…あきらめることになるかと(泣)

3.Docuworksや透過型PDF等を検索の対象とする場合には、OCRがかかっている文書であること

 あまりにも当たり前ではあるんですが、研修資料などについてOCRにかけるのを忘れているということはよくあります。OCRにかけていないならばテキストデータを持っているはずもなく、いくら全文検索できても絶対ヒットしません(苦笑)

 ただ、これは笑い事ではないのかもしれません。場合によってはスキャンした資料を死蔵することになります。

-下準備はこれで終わりです-

4.スタートメニューの『プログラムとファイルの検索』に『インデックス』と入力

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『インデックスのオプション』を選択します。

5.『詳細設定』をクリック

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『詳細オプション』の『インデックスの設定』タブで『暗号化されたファイルのインデックスを作成する』を必要に応じてチェックします。これは、内蔵HDDでWindows7が標準で持っている暗号化機能によって暗号化したファイルについてインデックスを作成するかを決めるもので、Truecryptとは関係ありません。

『インデックスの場所』は初期設定のとおりでよいと思うのですが、複数の内蔵HDDを接続している場合は、高速なHDDに作成するほうがいいに決まっています。

6.『ファイルの種類』をクリック

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『詳細オプション』の『ファイルの種類』タブをクリックすると、実にたくさんの種類の拡張子が列挙されているうえ、最初はその全部にチェックが入っていることがわかります。

そうやって手を広げすぎるのが、このシステムがWindowsにかける負荷が増える原因です。本当に必要なものだけチェックしておくとしましょう。チェック漏れがあったってそう悔しくない、と割り切りましょう。どうせ今まで使ってなかったんですから(笑)

僕のところでは一太郎関係(ファイルの説明が『Ichtaro IFilter』と表示されているもの)とDocuWorks(xdw)はチェック、あとはお客さまから回ってくるWordやExcelについても検索対象にすることにしました。設定が終わったら『OK』をクリックします。

7.『インデックスのオプション』から『変更』をクリック

今度はインデックスを作りたい場所を指定します。下の例ではローカルディスク(Sドライブとして認識されている、実際にはTruecryptで暗号化したNAS上の領域)の中の『終了』というフォルダを指定しているほか、初期設定で残っているCドライブのマイドキュメントとスタートメニューが選択されています。

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設定したら、『OK』をクリックします。

7.信じ、耐え、待つ

『インデックス作成の速度は他の処理により遅くなっています』と表示され、インデックスが作成された個数が徐々に増えていきます。

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データの量により数分から数時間(笑)かかります。

『インデックスの作成は完了しました』と言われるまで、PCの電源入れっぱなしで待ち続けるとしましょう。

この間、気が向いたら他の作業をしてもかまいません。

8.データをおいたフォルダのプロパティを確認しておく

エクスプローラから、検索したいデータをおいたフォルダを右クリックしてプロパティを確認します。『全般』タブの『詳細設定』をクリックし、『属性の詳細』で『このフォルダー内のファイルに対し、プロパティだけでなくコンテンツにもインデックスを付ける』にチェックがかかっていることを確認します。

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これで、遅くとも数時間後には目的のフォルダに配置した目的のコンテンツに対して、Windows searchを使った全文検索がかかる状態になっているはずです。

9.できあがり

検索の仕方は特に難しいものではありません。エクスプローラで検索したいデータが入っているフォルダをクリックしてから、右上のウィンドウに検索語を入れる、というだけです。

もっと手っ取り早いのは個別のフォルダではなく『コンピューター』をクリックしてから検索語を入れると、コンピューターの配下にある各ローカルディスクのデータでヒットするものは片っ端から出してきます。

ちなみに、僕のPCでこの方法で『年金』と検索語を入れたらヒットした件数が529個、とか言ってきましたのでさらに検索語を追加するなどで絞り込む操作は必要ですが。

上記のシステムは、導入するだけならタダだというのが圧倒的な利点です。

iFilterを利用するインデックス検索機能を提供して、買える値段で(つまり、数十万円ではなく数千円で)入手できるソフトはほとんどありません。この一つである『全文検索くん』は、ローカルディスクだけでなくNAS上においたファイルでもインデックス検索の対象にしてくれます。

いま、これも試用して試しているところです…数週間後に記事にするかもしれません。

と、いうわけで。今日のおすすめはやっぱりこちら。

使おう、インデックス検索

小さな事務所が数年の業務で溜めた、Docuworks形式の文書約7000ファイル。

LANに接続したHDD(NAS)において全文検索をかけたら終了までに30分以上かかってしまって呆然…さてどうしましょう、という記事の続きです。

実はこれ、Windows7標準のインデックス作成型全文検索をつかうと1秒弱で検索が終わるんです(失笑)

CPUにcorei7-860を使ってこの所要時間、Pentium4(3GHz)の別マシンからですと3秒ほどかかります。つまり現用のほとんどのPCで実用になる所要時間におさまるはずです。

これはむしろ当たり前でして、あらかじめインデックスファイルを各PCの内蔵HDDに作成させるからです。

そして検索実行時にはNAS内のデータではなくまずインデックスを検索し、ヒットしたファイルの閲覧だけNASにアクセスして行うことができるために速いに決まってる、ということで。Docuworks7まではこうしたインデックス型の検索ができず、NAS内の各ファイルに逐次アクセスして一つ一つのファイルからデータを読んで探していた…だから法外な所要時間をかけていた、というのが現状です。

当ブログでもDocuworksについて言及した記事にはときどきfujizerox.co.jpからアクセスがあるんですが、上記のようだからDocuworks8にアップデートしましょう、などとは申しません。もちろん、大規模な弁護士法人ならいざしらず数十万円単位の文書管理システムに発展させることも全く考えません。

ほとんどタダで何とかしよう、というのが基本方針です。そうした身の丈にあった使い方ができるのがDocuworksの長所の一つだと考えています(これで年賀状作ってる、と補助者さまにいわれた時には少々たまげましたが、なるほど非ビジネスユースでもいいんですね)

さて、WindowsXPや7には標準でインデックス検索型の検索システムが実装されています。

これが世間では素晴らしく評判が悪く、実は僕もそういうものだと先月まで思っていたんです。こいつは勝手にHDDのそこら中にアクセスしてカリカリ音を立てCPUパワーを横取りし空き容量を侵食し云々、ならば無効にしておくべきだ、それがPCの安定化とパフォーマンス改善への道だ、と。

しかしながら、特にWindows7のWindows searchについては落ち着いて設定してあげればそう問題があるものでもないし、なにしろWindows7を持ってればタダで手に入るものだしシステムとの親和性は抜群、という利点を持っています。

そこで、まずこれを使って高速な全文検索を実現することを考えます。

PCに内蔵されたHDD=ローカルディスクであれば、Windows searchの利用は当然に可能です。それこそ勝手にインデックスを作ってくれます。

少々音を立てたりパフォーマンスが悪くなったりHDDの空き容量が減ったりもしますが(笑)

一方でLANに接続されているNAS(特に家庭用の安価なもの)では、エクスプローラでそのフォルダやネットワークディスクのプロパティを見るとわかるようにインデックスを作成できず、インデックス検索もできません。

これとは全く別に考えていた、NAS上のファイルの暗号化がこれを解決することがわかりました。

Truecryptという暗号化ソフトでNAS上に暗号化された領域を作成する場合、利用時には(暗号化ソフト経由で暗号化領域にアクセスし、ファイルの読み書きを行う場合には)暗号化された領域はPC上のローカルディスクとして認識されるのです。ドライブレターも付与されます。

PCから見りゃローカルディスクなんだから、当然インデックス作れるもんね、という論理でNAS上においたファイルも、Truecrypt経由であればWindows searchでインデックス検索ができる、そうした状態が作れることになりました。

Truecryptを導入する以上、暗号化-複号という流れが必然的に発生しますが、CPUの能力が十分なら処理に遅れは感じません。というより、もっぱらLAN内の通信速度に制約されるので暗号化されていようがいまいがほぼ気になりません。

そうしたわけで、データのセキュリティを真剣に考える人は暗号化ソフトとして、そうでなくても、ネットワークドライブを『なんちゃってローカルディスク』にしてしまうためにTruecryptをとにかく導入してしまうとしましょう。解説はいろいろなサイトにでています。

僕はとりあえず100GBほどを、暗号化領域としてNAS上に確保しました。この領域はLAN内の複数のPCからアクセスでき、TruecryptをインストールしたどのPCからみてもローカルディスクに見える、ということになっています。

導入にあたっては、Windows搭載機からの運用しか想定しないならファイルシステムをNTFSにしておくのがよいと考えます。FAT32で領域を確保したときと比べて、少しだけアクセスが速いような気がします。特にDocuworksで、NASの暗号化領域に設定したリンクフォルダの配下にある数百個のフォルダを展開するような場合に…2秒弱くらい違う気がします。少なくとも1秒は違うはず(笑)

大容量の暗号化領域を作るのは、それ自体数時間がかりの作業になります。100BASE-Tで、当時からあまり速くないと言われていたIODATAの数年前発売のNASで100GBの領域をフォーマットするのに5時間弱かかりました。もちろん、この間PCで他の作業をすることは可能です。

それができたら、その領域に収容したい冒頭のファイル群(約15GB)をコピーするのに約1時間、ここまでやってようやくインデックスファイルの作成になるのですが、この作業も僕の環境では1時間弱かかったようです。

作業にあたってはインデックスするファイルの種類をかなり限定したため、インデックスファイルの大きさはいまのところ100MB弱を超えていません。調子にのってRAMディスク上にインデックスファイルを作成させようとしたらWidows searchのサービスが止まってしまったのでこれはやめておいたほうがよいのかもしれません。今は素直に、PC内蔵のHDD上にインデックスファイルを作成しています。

次の記事では、Truecryptで確保した領域を含むローカルディスク上の希望の場所と希望のファイル名を指定して、インデックスファイルを作成させるまでの設定を説明します。

今は、別の全文検索ソフトでインデックスファイルの作成~検索までの流れをあれこれ試しています。こちらのソフトは3千円ほどするシェアゥェアなんですが、テキストデータの検索に限定するならWindows searchより使いやすい気がするのです。

作ろう、インデックスファイル

当事務所では紙文書を全部スキャンして、Docuworksで文書を管理しています。

この扱いを始めたのが約5年前。複数台あるPCのあっちこっちでDocuworks文書の作成・複写・編集・保存・階層化・それらのバックアップ等々を繰り返した結果、昨年まではほぼ魔窟と化していたファイルの集団だけがあり、秩序はない、という有様になっていたところです。

年末年始を割いて先週までになんとか整理を終えたDocuworksのファイルは、だいたい次のようになりました。

  1. 守秘義務に影響するもの(依頼終了分) 約7000ファイル 15GB
  2. 書籍・研修教材のスキャン 約400ファイル 15GB

このほか、現に依頼続行中のファイルが数百ファイル程度あるようです。

さしあたっては上記1.2.のファイルをNAS(LANに接続したハードディスク)に収容し、迅速に検索できるようにしよう、というのがこれからの作業の目的です。

シンプルな不動産登記が中心の事務所さんですと依頼一件あたりの文書数はそう多くないため、開業して数年たった普通の事務所で文書の電子化をはかった際に生じる魔窟化の回避、より積極的には蓄積データの有効活用の手がかりをなんらかお伝えできれば、と思います。

控えめに言っても、紙のファイルがキャビネットあるいは物置にどーんと並べてあるだけ、という状態よりはましなところにたどり着きたい、と思っているわけです…結構難しそうですが。

さて、上記1.2.のファイル群はスキャナから取り込んだ際にOCRにかけてあり、文書の全文を検索できます。ためしに、上記1.のファイル群から漢字二文字(人の名字を想定してください)の検索をかけてみました。

Docuworks7.3の標準の検索機能をつかって、NASにおいたリンクフォルダで検索の範囲を上記1.のみとした場合の所要時間は

34分20秒

となりました。

…さすがの僕でもこれをみて『わーい、速~い♪』とは言えません(笑)

というより、最後には少々うつろな目になってハブのLEDの点滅を眺めていたような(汗)

魔窟を抜けたはいいが、茫漠たる大平原に出ただけだ、という気もしてきます。

この絶望的な遅さはもっぱらデータがLANを経由することから来るものでして、違うPCに内蔵したHDD(SATA2 NTFS 150GB)においた同じデータを同じ語句で検索すると、CPUがPentium4であっても、たったの14分程度で済みます。

この遅さを打破するためにはHDDをSSDに換装する、というのも一応ありなんですが、お金がかかるのと他のPCからの検索の速度を全く向上させないところに難があります。

そうしたわけで。

あくまでもローエンドな(法人向け・高価格でない)NASに数千個以上・数十GB以上のDocuworks文書ファイル群をおくことを基本方針にし、そこから高速にデータを検索できるようにしてみよう、できるだけお金をかけずに、というのがこれからしばらくのブログのネタになります。

つまらない方にはとことんつまらない記事が続きますが、ごく少数の方はお楽しみに。うまくやると、お金に糸目をつけない大規模事務所のシステムに比して大きく劣らない利便性を数千円の追加費用で確保できるのではないか、と思っているのです。

あと、上記はアフィリエイトなので上記リンクからamazonで商品を買ってもらえると僕にもいくばくかのお金が入ります。

しかしながら、Docuworksの、特に事務所内複数台PCへの導入を検討する場合、ヤフオクで5ライセンス分のパッケージがわりと安く出品される(バージョンにもよるがユーザー登録可能な新品で、2~3万円台)ため、時間に余裕があるならそれを探すべきだ、と申し上げます。このソフトは業務支援ソフトみたいに事務所のPCの一台だけに入れてあるより、オペレータごと・PCごとに利用できるほうが絶対いいに決まっている種類のものです。

…もちろん、上記リンクから買ってもらえるとそれは嬉しいんですが(遠い目)

『バカボンパパの論理』を見かけませんか

当事務所に3つあるデスクトップPCのうち一台は、暗号化領域を作るフォーマットにあと5時間かかると言ってます。

もう一台は自分のHDD内のデータを暗号化するのにあと1時間、ですって。

Photo

仕事にならないが読書は進む、静かな松の内の昼下がりであります。

さて、今日は久しぶりに本人訴訟に関するちょっとしたお話しです。今年は昨年よりブログの更新頻度を上げるために、ちょっとしたお話しを増やそうかと思っています。

『バカボンパパの論理』と僕が呼んでいる論理展開があります。労働訴訟で会社側の代表者本人・訴訟代理人から出されることがときどきあります。

簡単に言うと

  • 当社では契約書に労働者ではないと書いてあるのだから
  • 本件契約は労働契約ではないことが明白である

というようなもの。

ところで、30~40代以上の方なら大抵ご存じ『天才バカボン』のテーマソングに似たようなフレーズがあったのを思い出される方、いらっしゃいませんか?正式にはあの歌、タイトルを『タリラリランのコニャニャチワ』と言うのだそうです。

上記のような主張の書面を見ると、あの歌のサビの部分

  • 元祖天才バカボンのパパだから
  • パパなのだ

と言っている、まさにあの部分を思い出して笑ってしまうのです。当然ながらお客さまにもその旨説明して一緒に楽しんで貰います。

こうした、自分で設定した前提や勝手に作った書証にのみ立脚して自分の主張を基礎付けるご主張を僕の事務所ではバカボンパパの論理と名付けて笑っているのですが、プロでも結構こうした危うい論理展開に頼ってしまうのはいったいなぜなんでしょう?

とはいえこうした記載がある答弁書なり準備書面なりが提出されればそれに反論せねばなりません。わかりやすいのは同じような主張をバッサリ斬った裁判例を引用することなんですが、一度くらいは

この主張、バカボンパパの論理だよね

と言ってみたい気はします。

実際には事案の性質と僕の気分(笑)に応じて、ちょっとした表現を工夫して敵対当事者をつついてみることが…あるようなないような。

さようなら、HDDの魔窟

中学校の同級生から、まだ結婚できてないのを笑われる。

…ろくでもない初夢で目を覚ました今日。前の晩がウェブサイトの更新でほぼ徹夜だったこともあり、睡眠時間11時間は少々長かったかとは思います。

昨日はウェブサイトからの新しいお問い合わせが一件、今日は同業者さんからのお問い合わせが一件、ということで電話が来ないことを除けばごく普通に仕事をしています。このPCでは、昨年まで重複ファイルがあふれる魔窟と化していたHDDのファイルを整理する最後の作業が進行中です。

Photo

当初は2台のPCと1台のNAS内の各所に一万数千ファイルあると考えられていたDocuworks形式のファイルは、どうやら六千ファイル程度は内容が重複しており、これらを消し飛ばして集約する作業がようやく完了しました…いまさっき。

なんのことはない、HDDの大掃除は昨年のうちに終わらなかったのです(泣)

そうしたわけで僕のお正月は明日から♪とは申しますまい。今日お問い合わせをくださった同業者さんもこのブログを見ている可能性があります。ただ、どこかで一日完全にお休みにしたいとは思います。

さて、はっきり言えばゴミの山、に近づきつつあった膨大なDocuworks文書を整理できたところで、これを活用することを考えたいところです。対内的にはインデックス検索ソフトを導入して高速な全文検索がかかるように、研修資料や裁断した書籍はクラウドストレージに上げてしまって外出先でも読めるように、あとはTruecryptで暗号化したうえで適当なクラウドストレージにバックアップできるように、これらの作業をできるだけ自動的にできるようにと言ったところでしょうか。

これらの資料を直接活用できるわけではありませんが(守秘義務やら著作権法やらに抵触します)、今まで蓄積してきた書式を公開し、一部を有料で提供するサービスを始めるのが今年の目標です。有料といっても有料相談のおまけ、程度の価格設定にするつもりですが。

あとは一部のお客さまについて、料金の値上げと値下げを検討中です。この事務所はどうせ口コミでご依頼なんかこないと開き直っていい(正確には、こちらからお客さま方に「僕のウェブサイトは紹介していいが僕の事務所は紹介しないでほしい」と告知しています)ので、ご自分でウェブサイトを検索して当事務所を発見しある程度読み込んでからご依頼をくださる方を平均的お客さま像と想定し、これよりコンピュータリテラシーが弱い方に値上げ、優良な方に値下げ、という方向で。

具体的には添付ファイルにつけたPDFが読めない、という方からの裁判事務のご依頼には最低着手金数万円程度を設定し、当初のお問い合わせをフォームからくださったりファイル管理・ワープロ等で当事務所が定めるビューア等を導入しておいてくださる方には値下げ、ということにしようかと。

…値上げ、といっても『せめて法律扶助の報酬体系並みに』というものではありますが。

既に能力の高い一部のお客さま方には、昨年から無理なくクラウドストレージによるファイル共有にご協力いただいたりPDFによる文書授受ではなくDocuworks Viewerを導入していただいたりしていたので、おそらく三割~半分程度のお客さまが新しいシステムに対応でき、ごく一部の方に値上げ、ということになるかと思います。

そうした実験に供したわけではありませんが(大規模事案という性質上、むしろやむを得ず導入したんです昨年の時点では!)元照準手さんにはかなり早い時期からクラウドストレージによる情報共有にご協力いただきました。今年もさっそくのコメントありがとうございました。労働紛争のご依頼はもう必要ないことを期待しますが、何かありましたらいつでもお知らせいただきたいですね。今度名古屋に来られたときには、厄年の乗り切り方をこちらから相談させてください(笑)

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