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会釈連打の裁判所のナゾ

地裁本人訴訟の支援。

と言えば聞こえはいいかもしれませんが、弁論準備期日や和解協議の場にはほとんどの場合同席できません。

これをハンディキャップと捉えて傍聴要求等の権利拡大活動に邁進する同業者さんもおられますし…そうでないところに楽しみを見いだす人もいる、かもしれません。僕はあきらかに後者です。

(積極的に探索して当事務所を発見しないかぎり)相手に僕の面が割れてない、という利点を見いだすと、裁判所内での立ち居振る舞いはちょっと違ってきます。

 さすがに和解協議中の相手方待合室に立ち入ることはしませんが(これは情報収集の手段として不当でありすぎると考えますが、アクティブな同業者さんがやってみるならどうぞどうぞ、と申し上げます)、敵対当事者本人と裁判所ロビーで行き会うだけなら当然あり得ること。そこからでも、結構面白いものが読み取れるのです。

先日はそんな観察目的を持って裁判所にでかけました。裁判所まではお客さまの車に便乗し、車を降りるところで、メガネを着用します。

といってもおしゃれが目的ではなく、UVカット+ドライアイ対策ができるもの。冬のPC作業や自転車乗車時に用いる機能性アイウェア、というやつなんです。

お客さまとはタイミングをずらして庁舎に入っていくと、ドアの向こうからひまわりに天秤の代紋をあしらったバッジつけたお兄さんが出てきます。

軽く、会釈されました。

アンタ誰?とは思ったものの、このさいですので鷹揚に一礼を返します。彼よりは僕のほうが年齢、上のはずです。

…とはいえ、この人とは面識全然ありません。きっと誰か知り合いと似たんだろうよ、と思って庁舎内を彷徨しますが、なにか変なのです。

いろんな人がいろんなところで、僕に会釈をしてきます。なんだこの裁判所は!?

ロビーで階段で廊下でエレベータで、中年女性がIDカードぶら下げた職員風の男性がバッジつけたご一行が、

僕に、会釈を、してきます。

この際なので、鷹揚に会釈を返します(笑)

これまでこの裁判所には複数回訪れたことがありますが、眼鏡を着用して入庁したことはありません。ある日突然この裁判所で眼鏡ッ娘を歓待することにした、ということはないようだ、ということはしばらく観察した結果明らかになりました。

じゃ…いったいなんなのさ?

ややあってお客さまの期日が終了し、帰りの駅まで送っていただく車のなかで「そういえば今日は妙な事がありましてねぇ」とほぼ冗談で庁舎内でのことを告げたのに対する反応が、実はいちばんショッキングでした。

お客さま、即答して曰く

(風貌または印象が)「全然違いますよ」

そういうことは最初に言ってくれぇッ(絶叫)

せっかく有利に展開している裁判の依頼人の隣で、思いきりうろたえる代書人。お客さまは勝利者らしく悠々自適でハンドルを握りつつ、その印象がどれだけ違うかを語ります。

その趣旨を要約すれば、眼鏡を着用していないときよりもかなり研究者・技術者的に見えるのだ、と。

なるほど、つまり鑑定証人かなにかと間違えられた、ということなんでしょうか。うすらでかいバッジをつけて庁舎内をのし歩く方々と間違えられるより楽しそうではありますが、そうまで違うとなると…庁舎内で行き会った方々の反応から本当に違うと納得できてしまうと、数分ごとに衝撃を反復できるものがあります。

数分ごとに勝手にうろたえる代書人を隣において、お客さまはなおも楽しげです。納得できるかどうかはさておいて、眼鏡の着用で相当印象を調節、というより改善できるようです。

そして、昨日。

ゼンリンの営業さんが飛び込みでやってきました。聞けば近々、事務所がある名古屋市緑区の地図を載せたフリーペーパーを出すが広告を出さないか、というもの。写真と数行の情報、あとは所在地に電話番号等を載せられる、という決まりになっているようです。普通の事務所はこの写真を、事務所やその建物にしています。

見本誌をいただいて補助者さまに見せると、補助者さまただちに突っ込みをかけて曰く

「ここに(僕の)写真を入れられませんか」

と。

どうせウェブとダブらない媒体なんだから思い切り印象をいつわったグレードアップした写真にしようかひとりで考え、思い出したようにうろたえたことであります。

先週にひきつづいて不動産登記の見積もり依頼を謝絶にしたこの週末。日中は別のお客さまにお送りする新しい裁判書類を出しに、集配郵便局まで自転車で出かけてきました。うろたえながらも紫外線防護はしたいので、眼鏡着用です。

ためしにこのブログやウェブサイトの写真を差し替えてみようかと考えたのですが、先日のお客さまの指摘によればそうした写真を出してしまって実物がそれより●●だった場合にブログが炎上する可能性なしとしない、ということですのでやめておきます。

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