長期入居集合住宅における網戸問題解決に関する一省察
先日のこと。定期的に実施されている、ベランダの避難設備の点検に指定業者さんがやってきました。
- きちんとした身なりでおとずれ、
- 明朗にあいさつをし、
- てきぱきと作業を終えて、帰られました。
はずれた網戸を残して(こ、この野郎)
このはずれた網戸をはめる作業、うまくいけば一挙動で済む(もともと、そのように基本設計されている)のですが、そういうときにかぎってなかなかはまりません。
はまったらはまったで、開け閉めのたびごとに妙な音を立てるのに気づいてしまったのです。
ザリザリザリザリ、
ザリザリザリガガガ、と。
ときどき、ザリザリザリガガガガッ、という音を立てて網戸がはずれます。
6月最後の裁判書類をお客さま方に発送した、今週末。この網戸と対峙してみることにしたのです。
せっかくだからと網を洗い、レールのホコリをとって、上下の戸車の油汚れをとって注油を終えてもとに戻したのですが…
ザリザリガガガ、の異音がやみません。
異音は戸車からしているようなのですが、戸車自体は軽く回ります。なんだこれ?
戸車にもレールにも支障はない、ということは戸車がレールにはまったときだけ支障がある、ということ?
あれこれ眺めているうちに、写真の白い車輪を保持する金属部品がレール上端に接触していて、これが金属と金属をこする音=ザリザリザリガガガ、の音を立てているということがわかりました。
なんでそんな間抜けな設計になってるの?となおも調べたら、本当ならネジを適切に繰り出すことでその金属部品を上げ下げでき、レールに接触させないで済む設計になっている、ということもわかりました。
…で。僕が10年この方住み続けてきたこの物件では、いつしかその調整がなされないままになっていた、ということも(苦笑)
さっそく調整したところ。戸車を保持する部品とレール上端の間に、少し隙間を空けました。
世界が、変わりました。夜ベランダに出るのに、耳障りな音を立てる心配も網戸がはずれる心配もしなくてすむなんて(笑)
もう少し設定を追い込んでやると、外しにくくもなるけれど外れにくくなる状態にもできそうです。これはお好みで、というところでしょうか。
そういえば数年まえにお受けした相続財産の整理のご依頼で、昭和時代に建築されたリゾートマンションの実況見分をしたことがありました。
そこで部屋から相模灘を見ようとして、思い切り網戸を外したことが思い出されます。
今度から、相続財産の調査にはプラスドライバーと古い歯ブラシをもっていこう、と心に決めたことであります。
さて、ここ5日間に、労働紛争の新しい相談が4件入りました。このほかにも、今月相談でお会いした方々はいずれも安心できるお客さま=ご自分が100%の正義を掲げてるわけではない、ということをわかっておられるようです。ひとさまの紛争悪化を期待するわけではありませんが、今月来られた方々が労働訴訟のご依頼をくださるなら喜んではせ参じるとしましょう。
ひょっとしたら、ウェブサイトの設定を追い込んで…論調を厳しくした甲斐があった、かもしれません。新しいコンテンツの追加と既存のコンテンツのアクセス解析の開始で、ウェブサイト全体へのアクセスが結構あることもわかってきました。焦って誰かにおもねる必要は、まだないようです。
7月になにができるか、楽しみです。
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