視線が行きやすい場所の使い道
最近あちこちの事務所のウェブサイトに出ている『無料相談』の案内。
あれ、実はあまり役に立っていないのではないか、そう思えてきました。
当事務所ウェブサイトでも、労働紛争関連業務のページで視線が行きやすい位置=グローバルナビゲーションのやや左よりに『無料相談・後払い』として法律扶助・クレジットカード利用のページへのリンクを設置しており、これが労働紛争関連業務の全ページに表示されているというデザインになっています。
サイト改装当初は、隣においた費用の案内より無料相談のページに多くの人が流入するのではないか、と思っていたのですが…逆でした。
改装から3週間のデータをみたところ、費用の案内のページから無料相談のページには流入があるものの、情報提供型のコンテンツからいきなり無料相談に飛びつくような流入は少ないようなのです。
ならいっそ止めるか、無料相談(苦笑)
というわけにもいきません。始めた以上は少なくとも一年は続けます。
でも、せっかく見てもらえる場所に売りにならない情報を見せておくのが勿体ないと思えてきました。
ここに何をおくのがいいか、なかなか難しいものがあります。
いまある『無料相談・後払い』の差し替えとして全角7文字程度で表示でき、閲覧者の関心をひき、なおかつ当事務所の利用を促進するような情報。なにがいいでしょう?
いくつか候補があります。
- 一般化した事例。
あまり景気のいいことを書くと、昨日今日労働紛争分野に参入したばかりの軟派な事務所(労働審判を一押しにするのが彼らの共通点)みたいになりかねませんが、少額の事案を負担できる費用で対処する、という点をアピールするのはいいことかもしれません。ここで少々困るのは、事例という言葉の利用が実際の事案を連想させないか(つまり、守秘義務違反という言いがかりを受けないか)です。なにか上手な逃げ道が見つかれば、こうしたページを置いてみたいところです。
- 作成した書類の見本。
これは『見本』と言い切りやすい安心感があります…という消極的理由から検討しているわけではありません。僕が外注を検討したことがあるウェブサイト作成業者のサイトに、その会社で執筆した『文章』が出ているのを見ていたく気に入ったことがあるのです。
要は僕って文章を書くのが仕事なわけで。
ならば僕もどんな文章を書くのか、ある程度示したほうがいいのかもしれないな、と。
あと、もう一つ候補があるのです。
司法書士からみればまさに当然の事実なのですが、『訴訟を起こすにはかならずしも代理人が必要ない』という事実を一般人の方に端的に指摘する、という情報はあったほうがいいのかもしれない、そう思っています。
ただ、これは全角7文字にタイトルをおさめると恐ろしく挑発的なものになりかねません。
これだと、6文字ですか(苦笑)
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