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2013年2月

前置きに工夫を(400文字一画面で勝負!)

そのお客さまは、いつもとても丁寧な電話をくださいます。

  1. おもむろに名乗り(待ってました♪)
  2. いつもお世話になっておりますと挨拶され(で、どうだったんですか?)
  3. いま扱ってるご依頼の件でと断って(は、早く教えてください!)
  4. 約定の振り込み日であるが、と一呼吸置いて(武士の情けだ!いっそ殺してくれ!!)

支払いがありました、と(大脱力)

上記4から結論の提示までの2秒間で、脇の下がすっかり汗だらけになりました。
あと2秒引っ張られたらいままでの人生が走馬燈のように再生されだしたかもしれません。

ことほど左様に、お客さまが相手方から支払いを得られるかどうかの報告は気になるもの。まぁ、これで今月はまずまず順調に、終わるべきものは終われたということになります。めでたしめでたし、と言っていいでしょう。


あんまり長く前置きされてしまうと、それに接する人は肝心な部分にたどり着くまえにどうにかなってしまうのではないか?

補助者さまが先日から、そうおっしゃっているのです。現在改装作業中の、当事務所ウェブサイトの労働紛争の部分のはなしです。

そこには一ページの文字数がやたら長く多数のページからなるコンテンツが複数あり、それはもちろん検索エンジン対策として重要であるものの、そういうページを突きつけられた大多数のお客さまは、わかりやすく言えば

  • 見る気をなくす

そういうものだ、と。まさにごもっともです。今日になって、よくわかりました(苦笑)

であれば対策を練らないといけません。さしあたっては文字情報の多さをいきなり見せないようにする、そういう工夫をJavaScriptを使って実装しようと思っています。他社のブログにある『続きを見る』というようなリンクをクリックすると全文を表示する、そういう機能を実装するめどが立ちました。

 今回採用するきれいなテンプレートと一般的なデスクトップ用ディスプレイの解像度を前提とすれば、最初の一画面に表示できる(ヘッダやナビゲーションをのぞいた)コンテンツの文字数は、おおむね400字程度、これにタイトルをつけられる程度ではないか、ということもわかってきました。

 ここから、一種のルールが構築できそうです。一ページに一つか二つのキャッチコピーあるいはタイトルと、そのページの概要あるいは一番肝心な・または他のウェブサイトで述べていない重要部分を冒頭400字程度で適示してみて、閲覧者が続きを読む気になってくれればよし、そうでなくても、有料あるいは無料の相談へのリンクを明示しておいて、あまり深く考えたくない方のご利用を期待する、ということになるはずです。

何かに負けたような気はするものの、当事務所にあっても無料相談を復活させることにしました。そうでないと、『他と比べて見劣りする』という理由で依頼者を逸走させてしまう可能性があります。ただ、無制限に行うつもりはなく事務所にこれる方限定で30分程度にするつもりです。

もっとも、そういう無料相談終了時点からさらに相談続行を望む人に1時間30分4000円で有料の相談を実施したら、結局いままでどおり2時間4000円で相談している状態にたどり着きそうな気はします。

そういう手法を、朝三暮四というのかもしれませんが。

これだって、通常ほとんどの労働相談で30分はほんの前置き程度の意味しか持ち得ないことがわかっているなら、結構受け入れられそうに思えます。たとえその入り口に、少々作為が混じっていても。


そんなことをあれこれ考えていたら。

先日打ち合わせに出かけた先でお客さまに、こういわれました。

「あまり綺麗なウェブサイトは信頼できないし、費用も高そうな気がする。(当事務所のサイトは)手作り感があってかえって信用できる

話を聞いてる僕の顔は、たぶんこうなってたと思います。

201005200400

『新規開拓』はいかが?

先日のこと。急いでないときにかぎって高速バスはオンタイムに運行されるものだ、というマーフィーの法則にしたがい、名古屋からのバスはほぼ定刻の11時半に三ノ宮バスターミナルにつきました。お客さまとの待ち合わせ時間までには1時間半ほどの余裕があります。

…こんなときには。新規開拓ですよ。

新しいランチのお店を探すべきだ、ということで三ノ宮駅北側に回り込みます。適当な路地に適当に潜り込むと、中華料理店とインド料理店とタイ料理店が並んでる一角がありました。

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※懐具合の関係上、牛だの肉だのといったお店は軽く無視、ってことで。

一瞬狂喜しかけましたがタイ料理店と中華料理店はまだ営業時間外。タイ料理店の営業時間を待ちたかったのですが、それをやってしまうと食事終了後にお客さまとの打ち合わせにのぞむことになります。それはいけません。

同じく営業時間外の看板は出しつつも店は開けていたインド料理店に入ります。打ち合わせを終えて帰宅したら晩ご飯の時間を過ぎてしまう、ということで1050円のランチを頼むことにしました。今日の日替わりのカレーはなにか、と店員さんに尋ねたら

モゴモゴモゴのキーマカレーね」

とのこと。じゃあ、それで(苦笑)

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ややあって、出てきたのはほうれん草のキーマカレーでした。

  • モゴモゴモゴ
  • ほうれん草

語呂が似ているような気もします。いえ、きっと似ています。

ランチと打ち合わせをそれぞれ無事に終えてこのブログを書きだしたところ、お店の名前を知らないことに気づきました。珈琲の青山の西側の路地を北へ入って約50mほどのところにある、ということでもう一回行けばわかるから…まぁ、いいか。その路地への入り口には『アボガド料理の店』の看板も出ていました。当分のあいだ、兵庫県からのご依頼・打ち合わせは楽しいものになりそうです。

次の日。今度は自分が新規開拓される側に回ったようです。

朝からかかってきた見慣れぬ市外局番の電話の主は同業者さん。その先生はかんたんなご挨拶のあと、おもむろにこうおっしゃるのです。

(業界団体で)研修を担当していて…

「どきどきしてきましたね」

要件をいわれる前に軽く突っ込んでみせたいタイミングです。早くもお話しの筋が見えてきました。似たような展開の記事さえ、数年前に書いていたことに気づきます。

電話回線の向こうとこっちで、しばし乾いた笑い声。

他県の先生から、研修の講師のオファーがあったのです。もちろん労働法関係ではあるものの…三ノ宮よりはるかに遠い。バスでは日帰りできない(新幹線ならできる)

実にいい季節の、そして実にいい街からの初めてのご依頼ですのでお受けしたいところなのですが、少々わけあって即答を避けています。この県の同業者さんからは昨年秋に一件お問い合わせの転送を受けたこともあって、少なくとも同県内でお二人は僕と面識はなくても僕をご存じだ、ということもわかりました(笑)

例によって補助者さまだけが、実に楽しげにしています。彼女は上記の経緯を一通り把握しているほか、どうやら僕が研修ごとに作る教材に何らかの期待を抱いているようなのです。

困りました。

国境のトンネルを抜ける前から、雪国

国境のトンネルを抜ける前から、雪国
名古屋から三ノ宮への高速バスは、全便新名神高速道路を経由します。晴天の名古屋から見る西北の空は、雪降らせる気満々の雲。

それを南に避けるように三重県北部から滋賀県に入るあたりで、しっかりと雪が降り出しました。

今日は三ノ宮所定到着時刻の一時間半後に待ち合わせ時刻を設定しています。よほどのことがなければ(お昼ご飯も!)大丈夫なはず…です。


ところで。
遠方のお客さまからご依頼を受けて、こんな事務所でもいいのかと意志確認を進める過程でそのお客さまが愛知県や名古屋市に親近感をお持ちだ、ということはよくあります。かつての勤務先が、生活上の重要施設が、わかりやすいものでは大学やご実家がある、と。
そんなわけで彼らにとっては、心理的に『そんなに遠くない』と認識されているようです。

今回お会いするのも、そうしたお客さまです。ここは一つ、よき名古屋人としてひと頑張りするとしましょうか。

今週は少しだけ、忙しくなりそうです。

三ノ宮への出張がきまりました

理由はないが依頼が継続的にやってくる県外一部地域、というのがあるようです。

ここ最近は兵庫県、しかも神戸市以外から継続的にご依頼があります。

そうしたお客さまとの打ち合わせのため、2月24日に三ノ宮までの出張を設定しました。

Photo

例によって交通費は高速バス利用相当額の請求です。しかし日曜日とあって、いちばん使いやすい10時台発の便で窓際の席がとれません。さしあたっては8時台の超特急3便に予約を入れて様子をみることにしています。

帰りのバスの予約も一応入れてあるものの、もし兵庫県-大阪府(場合によっては京都滋賀奈良一帯)で同日夕方の出張相談のご依頼が入ればこれに対応してしまうつもりでいます。ご興味のある方はお問い合わせください。

3月は22日に大阪まで、29日は高松への出張をそれぞれ設定しています。実は三ノ宮から高松までのフェリーの三枚綴りのきっぷを昨春買っており、このラスト1枚の有効期限が3月31日ということで…

この日に期日設定してくれた裁判所および同日を差し支えにしなかった被告代理人の先生には深~い敬意を表したい、と思っているところです(ま、お伝えする立場でもないですがね)

先日は奈良県と三重県のお客さまの事案が終わり、これからまた一件同地域のお客さまの相談を受けることになりそうです。理想的には24日の出張の帰路に立ち寄るのがよいですが日程調整が難しそうなので、余力は他の方に使ってもらえることにしましょう。

なんだか昨年から、西からの引力を感じます。関東からのご依頼が少ないのが寂しいのと、この3年ほどすっかりご依頼がなくなった九州に仕事でいけないのが残念です。

ちなみに今回の三ノ宮出張は、すでに有料相談を終えたお客さまとの面通しと打ち合わせのため訪れるので相談料金は請求せず、交通費・日当を含む出張総費用は1万円弱に抑えています。

北部九州なら、今はバスとフェリーを乗り継ぐ安い切符がでていますので往復して2時間出張相談やっても総額2万円、といったところでしょうか。交通費込みの費用をわかりやすく提示してしまったらたまには(年に一回くらいでいいので)ご依頼が来るようになるのか、少し試してみたい気もします。

そろそろ日も長くなって、仕事帰りのバスでも帰りの風景が楽しめるようになってきました。コートを着ての出張も、今回の三ノ宮出張で終わりになるでしょうか。なにか新しいことを始めたいな…と思いながら、さしあたっては黙々とウェブサイトの更新に励んでいます。

『なんたら相談センター』が多すぎる(笑)

先日の不動産登記費用の自動計算フォームの公開で、不動産登記・ファイナンシャルプランニング業務に関するウェブサイトの整備には一区切りつきました。

どうやら来週から新しいご依頼が入りそうですので、今週末を目一杯つかって当事務所の主力業務=労働紛争に関するウェブサイトも、テンプレートをつかって見栄えを整えてみたいと思っています。ファイナンシャルプランニング業務のページのように、労働紛争部門のインデックスページを新設して、その下にいくつかのコンテンツをぶら下げ労働紛争関連の各ページでは同一のテンプレートを適用する、ただし労働紛争のページとファイナンシャルプランニング業務のページのテンプレートは別にするつもりです。

これになにか、わかりやすい名前を付けてやれないか。補助者さまとあれこれ悩んでいるところです。

先週、国会図書館で手に入れてきた大手コンサル会社の士業向けウェブサイト構築解説書にはあまりにもわかりやすい提案が載っています。

『なんたら相談センター

と名付けてやると、なにやら公的な機関のような印象を来訪者に与えることができる、と。

なーるほど。名古屋にもごろごろ転がってるなんたら相談センター群は、そういう配慮で命名されたものだったんですね。

当然、これはパス。


少額な賃金未払いをはじめとする、隣接他士業の相談担当者が比較的冷淡なご対応をなさる労働紛争類型を拒否しない、ということを一言で伝えることができ、覚えやすく発音しやすく、かつ倫理に敏感な同業者さんや法律マニアのような一般人から無駄な突っ込みがかからずに済む(旅行書士というのはこの方向からの攻撃にやや抗堪性を欠きます…残念)、そんなネーミングはないものでしょうか。

●●労働相談センター、などというのは無しで。


そんなことを考えながら、なにか手がかりはないかと当事務所ウェブサイトへの検索結果を探しておりました。

『無料 法律相談 民事』で検索してこられた方がいます。

Yahoo!で現在9位。上位8位が全部法テラス(さすが♪)

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で、僕のサイトの直下に隣接他士業連合会のサイトが…こちらは、別にいいです(遠い目)。

『給料 未払い 法律相談』は4位。

上をごらんくださいませ、3位には天下の大事務所でございます

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下をごらんくださいませ、5位には当分野最古の有名弁護団でございます

そんな感じ(呆然)

これらが何かの手がかりになるか?補助者さまはそうは見ないようなのです。彼女の言によれば、昨年も僕が動員された業界団体の

「『はたらくあなたの困りごと110番』みたいなのが、スッと(心に)入ってきます」

と。法律相談やら労働相談というのは堅い感じがする、ともおっしゃる。

困りました。

いっそこういう名前をつけようと思っていたのです。

  • 小さな労働相談室

と。『小さな』という語が相談室にかかっても労働紛争そのものにかかっても、当事務所とそこで扱う業務の実情を正しく描写していますし…なんといってもこのネーミングには他事務所が飛びつく恐れがまずない(笑)

もちろんさっそく検索してみましたところ、いまのところこの名称を採用しているウェブサイトはない可能性が高いので、いっそ大々的に小さいぞと強調してやろうかと考えていたのですが…

そんなに堅いですか?労働相談室は?

じゃぁ労働相談センターならいかが、と問うたところ、一瞬で却下されました。

そうしたわけで、なにかいい知恵はないものでしょうか。当ブログ閲覧者のお客さまで、上記検索結果で当事務所の上下にいるような集団の相談が奏功しなかったお客さまのご意見を特にお聞きしたいと思っています。

『登記費用をウェブ上で計算する』

こうした意味のキーワードで検索してこられる方が、毎日複数いらっしゃいます。彼らが求めているのが、自分で登記申請をおこなうことを前提に登録免許税を正確に計算するものなのか、あるいは司法書士に依頼するためにその費用を正確に知るためのものなのか、そこまでは残念ながらわかりません。

このほど、当事務所ウェブサイトでは一部の不動産登記について、司法書士報酬と登録免許税をはじめとする登記費用を自動で計算するシステムの運用をはじめました。

…実は一週間まえから、中古住宅の売買による所有権移転・抵当権設定登記の費用だけ計算できるようになっていたのですが今まで黙っていたのは、直近上位のページからさりげなくリンクを張っておいて流入してくれる人(つまり、本来そうしたシステムがあれば利用したいひと)がどれだけいそうかを確かめるためです。やはり一日数件ずつの利用があることを確認できたので、このブログからリンクをつないで早期に検索エンジンにページの存在を把握してもらうとしましょう。

現時点では、中古住宅購入時のほか生前贈与・財産分与による所有権移転あるいは持分の移転について、権利者と義務者が各一名のときの登記費用を計算できるようになっています。当初の予定では先週末までにもう一類型、住宅新築時の登記費用をなんとか計算できるようにならないかと構想を練っていたのですが…

挫折しました(苦笑)

実際にやってくる見積もり依頼に即して、僕がいつもお客さまに尋ねているパラメータを利用者がフォームに投入できれば計算できるはずだ、という想定がそもそも甘かったのです。よく考えたら必要な登記の組み合わせが全部違う(って着手前に気づけよ)

一番簡単だったのは、というより苦痛が相対的に少なかったのは中古住宅の取得(ただし売り主側は考慮せず)。これは所有権移転と抵当権設定だけを想定していればだいたい話は済みます。

生前贈与・財産分与はもう少し複雑になる、と気づいたのは作業開始後です。これは夫婦共有の不動産の財産分与や暦年贈与で持ち分を移転することがあり、大抵は不動産を引き取る側が全登記申請の費用を負担してしまうため、権利者側は当然として義務者側の所有権登記名義人表示変更登記の費用も算定できるようにしておかないとお話しになりません。

…で、住宅の新築ときたら?

所有権保存は単にパラメータ(種類は住宅のみとして、構造と床面積と、愛知県内にあっては所在が名古屋市か否か)を正しく投入すれば普通に登録免許税が出ます。問題はその周りにあります。

更地を買ったあとで住宅を完成させ、完成時に追加融資を受ける、と言ってしまえばよくある話なのですが、適切に手続きを決める設問を上手く作れません。最終的にそれが可能になったとしても、出力する結果は所有権保存・抵当権設定(新規設定と既存の抵当権への担保の追加)・おそらくは必要になる所有権登記名義人住所変更の最大4種類の登記について実費と司法書士報酬が正しく計算されたものである必要があります。先に作ったフォームもそうなのですが、あまり入力箇所を増やすと利用者がとっつきにくくなりそうなので、選択内容によって入力不要の箇所を非表示にしています。いまでもそうやってるのに、ここからさらに設問を増やさないと正確に計算できないものをあえて開発したものかどうか?

辛いです。営業活動の一環なのかプログラミングの学習なのかよくわからなくなってきました(笑)

ただ、こういうものはいろいろと並んでいたほうが見栄えはするもの。今あるフォームが依頼の誘致に役立つようなら急いで、そうでなければ今年中くらいには住宅新築時の登記費用も計算できるようにしてしまいたいと思っています。

ところで、今日完成した贈与・財産分与の費用計算フォームでは、お客さまとの面談や書類のやりとりのために僕がお客さま宅に訪問するいつもの扱いについて、交通費の概算額を提示できるようにしています。

Ftest02

旅行書士の気配など全く感じさせないで作っているこのフォーム、出張先の選択範囲はいまのところ名古屋市・豊田~岡崎市・豊橋市までで止めてありますが、大阪とか東京とかを(僕にとって適切妥当な交通費で)選択肢に入れておくと何か起きるのか、ちょっと試してみたい気がします。

そうするだけなら、プログラムが10行ほど増えるだけ。こちらはとても、かんたんです。

吉凶いまだ、定まらず

先日の東京出張でおこなった国会図書館での資料収集には、思い切り後ろ向きな目的と前向きな目的とがありました。

後ろ向きな目的。

司法書士の上位互換な資格のあの職能集団の人たちが、徹底して司法書士の本人訴訟支援を否定にかかってきた未来がどうなるかを考察すること。これについては、彼らの業界紙の論説が参考になります…自由や正義がどこにあるのかは、よく読み取れませんでしたが。

彼らの業界紙によれば、司法書士が破産申立書作って二十数万円もらっただけでもなにやら問題事例に該当する、ということのようです。そういうことをサラッと書いてあるのはいささかたまげましたが、とにかく彼らの世界では業界紙の校閲を通過できる論調なのだ、と考えねばなりません。

もちろんこの基準を厳密に適用した場合、司法書士による●●士法違反事案専用の地方検察庁と裁判所をふたつみっつ特設したうえで年間数千人ずつ司法書士をしょっぴく必要がありそうですが(苦笑)

彼らのもっとも極端な主張をおおざっぱに要約すると、司法書士の裁判書類作成というのは依頼人の依頼の趣旨から一歩たりともはみ出てはならん、さもなくば(どこかに司法書士による法的な判断が入っていると推測しちゃう彼らからみて)●●士法違反であるぞよ、と。

この論理の当否には注目しません。そういうことを言ってる集団が社会的に認められた一大勢力として存在している自体が問題なので、彼らの論理を受け入れたあとでも、裁判書類作成のしごとが成り立つのかを考察してみるのが中長期的な課題になる、ということはよくわかりました。

方向性はいくつかありそうなのです。

一つは、『弱い人を助けるのではなく、強い人をさらに強くする』。

もともと誰の支援もなく完全に自分だけで訴訟やって職業代理人を排除して勝てるだけの力を持ってる人からだけ依頼を受け、裁判書類作成に際して依頼趣旨の整序に徹することは…一応考えられそうです。冗談のような可能性ですが、もともとこの事務所が労働紛争でやってることはこれに近いと考えられます。

上記の自由も正義も所在不明な他業界紙に記載の問題事例では、本人訴訟という形態をとりながら司法書士の事務所を書類の送達場所に指定させたり司法書士を傍聴席に置いてなにやら指示を出させたりしているのもよろしくない、という記載も見受けられました。当事務所ではそんな軟弱な人の依頼など受けてはおりません。というより、そうした方はご依頼をそもそもなさいません(笑)

もう一つは、『膨大な知識のバラマキによる、世間一般の法的知識水準の底上げ』でしょうか。

司法書士による裁判書類作成を、あくまで一般的な法的常識に基づいて依頼の趣旨を整序するものである、と了解するならば(そう仮定します)、その『一般的』のレベルを上げてしまえばよい、ということになりそうな気がします。一般的な、とは言わないまでも、依頼人になろうとする人の、であればもう少し現実的になってきます。

もっとも、労働紛争という分野だけでもこれを完璧に実現してみせるにはもう何倍かコンテンツの量を増やす必要があるような気もします(苦笑)

純粋に定型的にできる分野に後退する、ということも考えられますが、これはあまり楽しくなさそうです。もう少し人生に疲れてから検討しましょう。

あとはどうでしょう。彼らがお好きな形式論理のなかに、

  • 費用的に訴訟代理人がつけられない人の受け皿として民事法律扶助が機能している(はずだ)
  • 法律扶助においては請求額が少額な事案でも代理援助の適用がある(はずだ)

というものがあります。これにのっとって、遵法闘争を繰り広げたら?

いくら少額であってもほんの少しでも法的判断を要し地裁・家裁の利用が必要な相談には、片っ端から『扶助をつかって●●士の法律相談を受け、裁判手続きの利用の必要があれば彼らに訴訟代理してもらってください』という助言を粛々と出し続け、もしそこであてがわれた担当者がまともでなければ…

彼ら自身の形式論理に、彼らがつまづくことになりそうです。

もっともこの方法は、当事務所ではもう少し積極的に採用しています。方針未定ながら地裁における手続き(労働紛争では労働審判)を利用したほうがよさそうなお客さまがいらっしゃる場合に、司法書士事務所ではない他事務所での法律相談を経て方針決定させてからこちらに来てもらうよう推奨することがあるのです。

そして残念ながら世の中が彼らの形式論理ほどうまくはできてない関係上、他事務所で訴訟代理人として受任してもらえた事例なんかほとんどなく、皆さんこちらにお戻りになる、という具合に。これは、地裁に出す裁判書類作成業務の受託の際の標準的なやり方として今後定着させることになるかもしれません。地裁を利用する案件で方針と論理構成の見えない人はとりあえず全件、いったん法テラスへ送って法律相談を経て、そこで残念ながら誰にも受任されなかったお客さまはやむを得ずこちらで書類作成をお受けする、といった感じで。

冗談はさておいて。他の業界紙の盛り上がりをみていると、これから要領や運の悪い同業者さんが何人かしょっ引かれる世の中が続きそうに思えてなりません。そうした世の中でも生き延びるためのウェブマーケティングの資料収集が、前向きな目的です。その資料をよく研究して、引き続きウェブサイトの改装に取り組んでいるところです。

ところでその資料の一つに、ウェブサイトにおけるフロントエンド商品として『無料相談』『小冊子の配布』『報酬や税金の自動計算』を導入してみせなさい、との記載がありました。前二者は一般的だが最後の自動計算はまだ数が少ない、とも。

自作のJavaScriptでなんとか中古住宅の売買に伴う登記費用の計算システムを稼働させた直後の出張でこれをみて、思わず笑ってしまいました。町場の零細事務所も巨大コンサルタントも案外考えることがおなじなんですね。

東京での宿泊地は浅草にあるいつものホテルだったので、次の日浅草寺まで寄り道してから国会図書館にでかけることにしました。

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いささかおそい初詣でひいた観音籤は

  • 盤中黒白子 対局中の囲碁の勝負のように、人生の吉や凶もまだ定まらないでしょう
  • 一著要先機 勝負ごとも人生も先手をとるのが何よりも肝要でしょう

なにより肝心なのは

  • 旅行 良いでしょう

なるほど、大変結構でした。

ところでこの観音籤、表面の書体が手書き風なので

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ごはんのうえに』って何?

と思ってしまったのは僕だけでしょうか。

少し侘しい・少し幸せ

少し侘しい・少し幸せ
補助席着きのバスもそろそろ珍しくなってきました。
名古屋ー東京間の東名ハイウェイバスで最も遅い種別『特急』で足柄まできたところです。空いてるのが唯一の取り柄だと思って選んだものの、慣れてしまえばなかなか侘びた味があります。

いつも使うバスなら10時台に通過する足柄サービスエリアには、静岡県東部の人なら誰でも知ってるテンジンヤが入っています。ここは少し変わったおむすびを、コンビニ並の値段で売っています。

桜エビとシラスご飯のおにぎりに、マグロメンチを一個つけました。前後一列に誰もいない7Dの席で、ゆっくり昼ご飯にしましょう。三連休はずっと仕事だったので、今日を事実上の休日にしてしまいます。

さて、来月まで生き延びれば司法書士としての登録9周年を迎えます。業界やら依頼人やら周りの人たちのの実情に慣れてしまわないように、いつもの仕事や出張をしみじみ味わう機会が時々ほしいものです。


…ところで、この事務所ってなぜ依頼の過半数(から3分の2)が他県からになってしまったんでしょう?
そうなった理由を正確に把握したいと思ってはいるものの、これはなかなか難しいものがあります。もしわかれば、次の9年間も自分がやりたいことを仕事にできる手がかりが得られそうな気がします。

一万円で行く、東京出張1泊2日

今年初の東京出張を設定することになりました。2月12・13日の実施で、ありがたいことに登記のお客さまとの打ち合わせが入っています。

いい条件でのご依頼があるときには得てして出張日程もおおらかになってしまうもの。あまり急いでいく必要がない、ということで安さ優先、ただし公共交通機関を利用することにして一泊二日の出張日程を組んでみることにしました。

まず本屋さんにでかけます。『じゃらん』の今月号を480円で買うと、1000円ぶんのじゃらんポイントがついてくるようになっています。差し引き520円の利得になります。

僕はbiglobeのデータ通信サービスを利用しているため、『gpoint』のサイトからじゃらんのサイトにログインして予約をかけることで200円ぶんのGポイントが後日もらえます。これをbiglobeの利用料金200円に充当できます。

予約するのは、浅草のいつものビジネスホテル。一泊4400円ですが先ほどのじゃらんポイントが使えるため、実質負担としては3820円となりました。じゃらんのサイトでは平日の正規料金11000円などと書いてありますが…きっと何かの冗談です。

どうせならさらに安く、ということでいつも利用する知多シーガル号ではなく、東名ハイウェイバス昼行便の『早売3』を使います。出発日3日前までに予約でき、高速バスネットから決済することで、名古屋-東京間は片道2910円になりました。出発前日まで予約できる早売1の設定しかない知多シーガル号を使った場合より千円弱安くあがっています。

そのかわり、所要時間の短い超特急または新東名スーパーライナーの早売3・1はわりと早く満席になります。僕はなるべく窓側一人だけで座って行きたいので、所要時間の遅い朝7時名古屋発の特急に予約を入れました。最速の便より約1時間遅いのですが今回はあまり急いで行く必要がありません。東京からの帰りは、17時30分に出る東京-名古屋間ノンストップの新東名スーパーライナーではなく、あえて17時発の超特急を選びます。そのほうが空いてるからです。

安いから、といって赤やピンクのツアーバスを利用するつもりは毛頭ありません。あれで事故った場合、僕のクレジットカードについてる国内旅行傷害保険から保険金が出ません。

-だいたいのクレジットカード自動付帯の国内旅行傷害保険は、『宿泊を伴う主催旅行』『公共交通機関搭乗中あるいは駅構内』『宿泊施設内』での事故を補償するもので、片道だけ使う団体旅行の性質を持つツアーバスは上記いずれにも該当しません-

…というより、儲かりそうな区間にだけ雨後の筍のように参入してそうでないところは相手にもしない、という商売のやり方が気に入らないのです。●●なご依頼は片っ端から法テラスをご紹介、という考え方に似ている気も…しますけど(苦笑)

とにかくこれで、今回の出張費用は名古屋-東京間の交通費5810円、宿泊費3820円、合計9630円となりました。実施後はじゃらんポイントやらGポイントやらクレジットカードのポイントやらが、金銭換算でだいたい三百数十円ぶん残るはずです。

つまり。

これなら東京簡裁で訴訟代理するにしても、交通費日当込みで一出頭1万5千円もらえればもう十分贅沢だ、ということでしょうか。世の職業的訴訟代理人のなかには、事務所から数分の裁判所でもとにかく一出頭1万円取る人もいるようですし…これなら請求しても暴利にならないような気がします。

ごめんね、こんなものしかできなくて(遠い目)

昭和30年代のホームドラマに出てくるちょっと貧しい家庭の晩餐でお母さんが口にするように、つぶやいてみましょうか。

昨年から少しずつ作ってきた不動産登記費用の自動見積もりフォームができてきたところです。

Formtest

これを作り出すことになったそもそものきっかけは、昨年不動産登記関係のウェブサイトを大改装した過程で同業者さんのウェブサイトに登記費用を即時に見積もれるシステムが設けられているのを見てしまったからなのです。

正確には、それをみた補助者さまがいたくお気に召した、というべきでしょうか。

そちらの(あまりにハイレベルなのでリンクを張ることすら恥ずかしいのですが、長久手市にある同業者さんの)サイトで利用できる見積もりフォームは、所有権移転・抵当権設定登記の司法書士報酬と登録免許税等の実費についてただちに計算が行われ、出力結果というより見積もり書が色鮮やかなPDFで出てくる、というもの。素敵です。あこがれます。

対するこちらは…スクリーンショットのとおり。
手作り感横溢するものがありますね。よく言えば。

かたやビフテキ、かたや米麦混合ご飯、それほどの違いであります。努力はしてみたものの、なんとなく謝ってみたい、まぁそんな仕上がりです。

もっとも、ウソみたいな話ではありますが上記のスクリーンショットの下では登録免許税やら住宅用家屋証明書・登記事項証明書取得の実費を自動計算して出力する欄が続いており、ウェブサイト閲覧者に対して操作を解放してただちに見積もり結果を得られるようにはできています。

…つまり、お客さまに提供できる情報量は長久手の同業者さんが出す綺麗な見積もり書と同じだ、同じなんだ!と(笑)

とりあえず、このフォームが完成すれば中古住宅の売買にともなう所有権移転・抵当権設定登記の費用をウェブサイト閲覧者が計算できるようになります。

綺麗なPDFの見積もり書ではなくフォームに数値を出させるだけなら他の申請類型でも作れることがわかったので、所有権保存+抵当権設定やシンプルな財産分与(ここでは、持分全部移転をうまく処理する必要があるほか、義務者の所有権登記名義人住所・氏名変更登記も権利者側が費用を出してしまう実情をカバーすることが望ましいでしょう)、相続登記の見積もり用のフォームなどいくつか作って稼働させてみたいところです。

今回のシステムを一通り作ったことで、なんとかJavaScriptによるプログラムとフォームへの入力から所要の計算等の情報処理をおこなって結果を表示することができるようになりました。ちょっとわけがわからなくなるたびに『いっそN88-日本語BASICに戻りたい』等々の妄想にひたっていたおかげで幾分作業が遅れてしまいましたけれど。

これは、うまくシステムを構築すると裁判事務にも使えるのかもしれません。類型的な手続き(たとえば貸金請求の支払督促とか)を想定して、それに必要なパラメータを依頼人がウェブから入力し司法書士はそのチェック・印刷・提出程度の役割に徹するかわりに書類作成報酬が死ぬほど安い、そんなサービスを考える人も出てくるのかもしれません。抵当権抹消登記二千円台で全国対応、などというサービスがすでに実在しているなら…

そのうち、支払督促申立書類作成五千円全国対応、などという事務所が出てきても不思議ではない、そんな気がしてきました。

中古HDDへのWindows7環境移行

今週はなかなか調子よく進んだ一週間でした。いい感じの和解で終われた労働紛争が2件、それより前に出した新しい申立書は2件とも補正無く受理されて、3月初旬に期日が設定されたと、今日そろって連絡が入ったところです。あと出さなければならない書類は再来週に準備書面が二つ…ということで。

週末はパソコンをいじって過ごそう、と決めておりました。

四年半ほど使ってきたデスクトップPC1号(ケースは一番古いがマザーボードが3枚目で現在のCPUはintel core i5)用の電源が、この頃しきりに切なげなノイズであえぐようになってきています。取り替えどきです。

これをまず、ファンコントローラ内蔵の新品電源に代えます。

デスクトップPC1号に搭載していたファンコントローラが余ります。これとセカンダリHDDを相談室で寝ていたデスクトップPC3号(pentium4 3GHz)に載せ替えて静音化します。

これで、このところ少々ディスクアクセスが目立つデスクトップPC2号(peintium4 1.6GHz。これだけは国内メーカー製=まともなPCで補助者さま用)を淘汰してWindows7に完全移行しよう、と考えました。共食い整備ではなく玉突き配備、とでもいうべきでしょうか。

ここで問題はデスクトップPC3号です。もともとこれは、別に使うWindows7のマスタディスクとSATAのHDDとグラフィックボードが欲しいと思ってヤフオクを探しているうちに、なんとなくベアボーンの中古を買ってしまった、というもの。つまり部品を買っただけでPCを買った認識はなかったため、買ったとたんに部品をバラして、たまたま余っていたIDE30GBのHDDにWindows7を入れたら…

あっと言う間に、使い物にならなくなりました(失笑)

年代物のHDDがあまりにもうるさいし遅すぎるので、相談室に半ば放置していたのです。これを復活させるには、IDEのHDDでは遅すぎる環境をSATAのHDDに替える必要があります。

…そんなもん、Windows7が標準で持ってるシステムイメージの作成を使えば簡単(らしい)じゃん

と思って作業をはじめたところ思わぬ支障が発生し、一泊二日がかりでドツボにはまっておりました。

新しいHDDやSSDに載せ替える際にはこの方法で環境移行が可能だ、とは沢山の人が情報を提供をしているところ、システムイメージからの復元で

  • システムイメージを復元できませんでした

というメッセージが出て止まる、という状態をクリアできなかったのです。

  1. 最初はUSBのHDDを接続してシステムイメージをつくり、そこから復元しようとし、ダメ。
  2. 次に、IDEのHDDがCドライブ、Dドライブに交換するHDDをつないでDドライブにシステムイメージを作ったら…よく考えたらシステムイメージを載せたHDD自身に復旧できないのでこれも当然ダメ。
  3. ということで、作ったシステムイメージをもう一回、DドライブからCドライブに移しても…ダメ。
  4. ならば!ということでDVDにシステムイメージを焼いてみたのですが、これもダメ。

このあたりで昨日の21時くらい。そろそろ泣きが入ってくる頃合いです。なにしろシステムが載っているHDDが一番遅いので、システムイメージを作るのも2時間がかり(笑)。エラーメッセージを見る度に泣き笑いになってくるわけですよ。

ともかく今朝から作業を再開してあれこれ調べているうちに、新しくシステムイメージを展開するHDDは従前のシステムを積んでいたHDDより容量が大きく、かつ領域確保されていないものでなければならない、という記述をしたウェブサイトが一つだけ出てきました…そうか!

僕が新しいシステムを載せたいHDDはもともと使っていたものだから、当然ながら領域は確保されています。これを解放してしまえばいいのか!

まさかそんなことに問題があるとは思ってもみませんでした。作業開始から26時間過ぎているのがウソのように、十数分でシステムイメージの展開が終わった午後であります。世の中には中古のHDD相互間で環境移行をもくろんで僕のように失敗する方もおられるかもしれません。その失敗の理由が、『領域確保済みのHDDにはシステムイメージを展開できない』ことにあるのかどうかは、正確には不明です。

なぜなら、僕はシステムイメージを新しく展開するHDDの領域を開放せず、単にコマンドラインからクイックフォーマットしただけでいきなり成功してしまったので…もうどうすりゃいいのかわかりません。

作業には、続きがありました。

環境を移行したとはいえ、移行前の環境を作ったのが一年半以上前。それ以降の更新をひたすらひたすらダウンロードし、電源を切る度にひたすらひたすら更新作業に忙しく、さらには更新を導入するだけした時点で再度システムイメージを作ったら作成用DVDが一枚増える始末です。いったい何をどれだけ更新したのやら。


なにやら奇妙な大仕事が終わったところで、今年初の東京出張の予定を入れようと思います。候補日は2月12・13日で、いまのところ12日午後に都内での出張相談が可能です。ご希望の方はお問い合わせください。

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