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2012年12月

実験用ウェブサイトを増やします

今月初旬から数日がかりで進めてきた大掃除(というより、場所によっては入居以来の汚れの除去)もいよいよ風呂掃除を残すのみとなりました。FRPの黒ずみにどんな施術が効くかいろいろためしたところ、クレンザーなどで削らずにいちばんましな効果があるのはカビ取りスプレーを吹いてしばらく放置することであるようです。

…床の片隅で試した自動車用の水アカ取りが、研磨作用を持つもののなかではいちばん素敵だったのですが…さすがに風呂場でこれはねぇ(笑)

さて、例によって掃除をしながら、今年あったことと来年やりたいことを考えているところです。

先日久しぶりにお酒を呑んだ古い悪い友達に、試しに『当事務所ウェブサイトの作成を業者に外注することの是非』について聞いてみました。即答で否定的見解が返ってきます。

「(僕の)要求を満たすようなのを作ろうとしたら、費用がいくらかかるかわからない」

と。後日これを補助者さまにお伝えしたところ、妙に満足げな対応が戻ってきます。文体やらデザインやら方針やらと、僕がいろんな勝手なことを言ってることに対して包括的に(そりゃ無理だ、と判断して)上記のような見解が出たのであろう、と彼女は解釈したようで。

そうまで言われると、是非はどうあれ外注してみたくなるもの。

実験として行っているデザイン面での改善は、どうやら効果がありそうなのです。今月拡大改装した不動産登記のページからは複数のお問い合わせを得ています。

もう少しこの実験を進めてみようと思うのです。労働紛争と関わりが薄くて外部の検索エンジンから直接流入があるページをまとめて、デザインに優れたテンプレートを適用する、というのを、こんどは裁判書類作成・本人訴訟関係のコンテンツで。

核になるのは傍聴に関するコンテンツで、これに裁判書類作成の費用の案内と民事法律扶助制度の案内のページをくっつけると…

上手にやると労働紛争のかけらも見えない、民事紛争全般に取り組む司法書士のウェブサイトができあがるはず。労働紛争で困った使用者側のご依頼が転がり込んでくるかもしれません(冗談です)

 検索エンジンからの直接流入がある程度見込める、読みもの型のコンテンツを最低一個とそれに関する分野での当事務所の説明をいくつかまとめて分野ごとにウェブサイトを作る、という手法は分野にかかわらず上手く行くのか試してみたいのです。

 これで成果が上がるなら、最終的にはファイナンシャルプランニング業務と不動産登記・労働紛争以外の本人訴訟と法律扶助による無料法律相談・労働紛争の三分野のウェブサイトが分立する、ということになるかもしれません。そうしたら、デザインの部分だけを外注して統一性を持たせながら分野ごとに少しだけ違う、という感じにしてあげればいいでしょうか。

今日の時点でgoogleの検索では、

『法律扶助 無料法律相談 名古屋市』で1万3千件中1位につけています。

業界団体と法テラスのページが下にいます(笑)これは件数が少ないため、上位に食い込んでキープするのはわりとかんたんでした。

件数の多いところでは『自分で 裁判』だと1億2800万件中11位(笑)

さすがにこの件数が本当かはわからないのですが、ある程度件数が多くてもトップ10位を狙えるところにつけています。あとは労働紛争に関するコンテンツのなかでも、債権執行関係のキーワードで、トップ20位に入るページが育ってきています。

この辺を財産として活かしたいな、と思うのです。

さて、1時間後から、今年最後のお客さまとの相談が入りました。この方は当事務所創立後最初のご依頼をくださった方で、ファイナンシャルプランニング業務のお客さまです。

労働紛争や裁判書類作成もいいですが、こうした平和な依頼類型で長くおつきあいするのも、やっぱりいいものですね。

訴訟代理を控えめに

今年作っている最後の残業代請求訴訟の訴状案は、お客さまの対応待ち。年内に発送できる見込みです。御用納めのきのうまでに提出することになっていた敵対当事者の書類は…なぜか提出なし。

新しいご依頼としては労働審判手続申立書を二件いただいて、年越しとなりました。台所では今日の大掃除の主役、クエン酸鍋が煮えています。

クエン酸の効力をまつあいだに、来年なにをしようか考えているところです。

気になることがあります。

トップに挙げたいのはYahoo!ビジネスエクスプレスの審査料金です。司法書士と行政書士のウェブサイトが『慎重な審査が必要なサイト』にいつのまにやら分類されています。これには正直ショックを受けました。

リンク先を見る限り、風俗・探偵・出会い系・ギャンブルといった既存の怪しいサイトジャンルに加えてここ数年で設定を変えられたとしか考えられません。僕がビジネスエクスプレスの利用を経てYahoo!カテゴリに登録されたのは開業2年後くらい、今から6年ほど前のはずですが、この時点では普通のサイトとして5万円で登録が通っていたのです。

-じゃ、社労士はどうなの、というのはさておいて-

『支払督促 行政書士』で検索してくる人が一向に減らないのも気になります。むしろ微増かもしれません。当事務所ウェブサイトの同じページが『支払督促 司法書士』でも『支払督促 行政書士』でもトップ10位以内に入ってくるので、これは『支払督促 行政書士』で検索をかける人のほうが多いことを推測させる現象です。

つまるところネットで商売をしようとする人からは司法書士はしっかりと『怪しい職業』に分類が済んでおり、ネットを利用しようとする人からは行政書士と区別がつかない、ということに…ならないようには祈りたいものです。

当事務所にあっても気になる変化が出てきています。ひとつは、一件100万円台を超える残業代請求のご依頼の減少。数年前は九州からでもご依頼があった楽しくてやり甲斐のある依頼類型だったのですが、今年は県外からの残業代請求のご依頼がなくなりました。一方で1~2ヶ月分の給料未払い事案(当事務所ではこのタイプのご依頼を断りません)や、比較的在職期間が短い不当解雇で解雇無効を争うご依頼がそれを補っています。

これはおそらく、残業代請求バブルがやってくると数年前からいわれていた変化の影響でしょう。この分野で着手金を減額したり無料相談をおこなうと標榜する法律事務所がずいぶん増えました。いっぽうでそうした事務所がたとえば請求額百万円台~数十万円の事案に誠実に取り組むことを期待するのはなかなか難しいところがあり、そうした事務所で(半ば冷やかしで)無料相談を受けて萎える、で、あきらめる、という流れができているのかもしれません。つまり僕のところには、引き続いて儲からないご依頼がくる流れが…

ただし僕は、残業代請求は過払いほどバブル化しないと読んでいます。おそらく数年でこの市場のパイの分け前は僕のところに戻ってくるかと。

もう一つは、依頼人と上手く行かないパターンが見えてきた、というところでしょうか。詳細は言えませんが顕著なのは

  • 僕の容姿を誉める奴から、依頼を受けちゃダメだ(笑)

おそらくは、妙なところでこちらに媚びて依頼受託を求めてくるひとは後々まで都合のいいことを考えてる、ということだと思います。自分の正当性ばかりを言い立てる人やこの事務所が何か正義の実現を指向してると勘違いされている方もいらっしゃるようですが、そうした方々とは相談の段階でご依頼を回避できるからまだいいのです。

あとは依頼人本人が動く・事案に関与する、という部分が相対的にすくない依頼人ほど、中長期ではその人と上手く行かない可能性が高いように思えます。こちらの活動が依頼人に見えず、いわばブラックボックスからガラガラポンと飛び出してきた現実や選択肢に納得できない、と。

あともう一つは、『簡裁訴訟代理で派手に負ける』。

当事務所における裁判書類作成業務で、裁判所の判断としてこちらの申立を完全に否定されたということが簡裁訴訟代理を始めるまでは皆無だった(全面勝訴後の破産で全額踏み倒されたことはあっても、訴訟そのもので全面敗訴したことがない)のが昨年までの密かな自負だったのですが、今年は複数の完全敗訴判決を、訴訟代理人としてもらってしまいました。で、その判決書をみるとどうも論理的に破綻してる、そうとしか思えない。

一方で、お客さまが少々難しい簡裁判事に出会いかけた訴訟で第一回口頭弁論期日後に訴訟代理人として割り込み、試しに事案そのものを難しくして地裁への裁量移送を申し立ててみたところ、簡裁判事があっさりとこれに乗る方向で話がうごき、なぜか被告側と和解が成立してしまった、という事案にも会いました。

つまり。請求額が少ないから一応簡裁が管轄を持つ事案でも、複雑な事案で代理権(つまり、簡裁での訴訟維持)にこだわると地雷を踏む可能性がある…一方でそれが本人訴訟による書類作成だと、裁量移送で地裁に移送されていたので地雷で吹っ飛ぶ可能性はこれまでも避けてこれた、ということなのかもしれません。

これらのことをひっくるめて考えると。

来年は不動産登記だね♪

というのはもちろん冗談です。この分野、育てはしますがあくまでファイナンシャルプランニング業務の一分野と考えたほうが楽しく仕事が出来そうです。むしろ今月公開を始めた不動産登記のページからご依頼をくださったお客さまに、関連する裁判書類の作成をおすすめしているくらいで(笑)

やっぱり来年は、というより今後は訴訟代理を少なく、裁判書類作成の仕事を増やすのがよさそうです。自分でやってみたい、という方に、それができる選択肢を提供する、それは必ずしも万人向けの正義の実現を目指すわけではないと割り切ったうえで、ご依頼があれば受ける、と。

妙な言い方かもしれませんが、そのほうが楽しそうです。代理権の拡大を望む方や代理権が広いから偉いと思っていたい方々は『依頼人は紛争で悩んでおり、そこから遠ざけることが役に立つのだ・平日昼間に裁判所に行かせようなんて非現実的だ』等といいますが…

それはそうかもしれないし、そうでないかもしれないのです。

そうでないかもしれない人たちが、コストパフォーマンスよく裁判所を利用できる・自分の紛争が自分の目の届くところで解決されていくのを見る・あるいは、職業代理人を向こうに回して成果を挙げる可能性を提供する、それもよいではないか、と思っています。

要するに先祖返り、なのかもしれません。

そう言っておけば全審級で訴訟代理ができる職業代理人たちからは、あまり警戒されずにすみそうですし、世の民事訴訟の大部分が事実認定を巡る争いである以上、事案と依頼がある程度限定されますが『書類の記載や事実の調査・把握・その、裁判書類への適切な描写』が重要な事案でコンプライアンス上なんの問題もなく司法書士が成果を挙げる、というのは当然あり得る話だ、と思っています。

※お話しがそれますがこの点、労働紛争だと働き方の実情=つまりお客さまが語れる事実の整序が最大の焦点ですので、裁判書類作成にあたって過払いほど複雑な法的判断やってない、と言えます(笑)。

さて大阪のSさんには、久しぶりのご連絡ですね。どうもありがとうございました。この事務所のウェブサイトやブログを外から見てる人のなかにはこの事務所が弱者救済や正義の実現に関心があると思い込んでる方もたまにおられるようで、僕が単純にそうした存在ではない、とご理解いただいたからこそご依頼をくださったのだと僕は理解しています。昨年実現できた内容にはご満足いただいているようで、これも嬉しいことですね。

…で、せっかくの事例公開許可ですが事案が事案です。相手の主張の不確かさを書類をよく見て丁寧に丁寧に突いていく、という事案だった関係上、相手の書面が出せないとこちらが何を言ってるかわからないのが残念なところですね。ただ、事実に関する主張が対立した事案で本人で反対尋問を準備した事例として貴重なので、その準備をした部分が(もちろん、個人が特定できないかたちで)公開できたらとてもいい、と考えています。何か上手な対処ができそうならご連絡を差し上げますのでしばらくお待ちください。

そういえば先日会食した土地家屋調査士さんから、僕は労働紛争専門の人だと思ってた、そうでないなら家賃不払いで困ってる家主さんの話があるのに、とも聞きました(愕然)。

労働紛争は専門というよりは高水準を維持する重点分野、として大事にしながら、家裁での書類作成や債権回収も受ける、ということをもう少しはっきりアピールしていったほうがよさそうだ…それは、これまでもやってきたのだから、と考えています。

これもまた、クリスマスプレゼント

裁判書類を作ってると体重減るよな…
絶対なにか削って書類作ってるよな僕、と脱衣場で体重計をながめて嘆息した旅の宿

もう半年以上前のことです。かんぽの宿赤穂にはいい温泉と塩サウナがあり、お客さまとの打ち合わせが夜9時くらいまでに終われれば大浴場が使えました。そのときの風呂上がりの体重、62.5kg。

時は流れ流れ書類は増えて増えて、昨日。

そのお客さまと今年最後の打ち合わせを終えて自宅の風呂に入り、風呂上がりに体重計にのったところ60.0kgとなりました。

…とっさに体中をよく拭き下着を脱いで再度体重計に乗ったのですが、59kg台への突入はしばしお預けとなったようです。

どうやら今回もなにかを派手に削って書類を作ってしまったようで、体重がダイエット開始以来最低記録を更新しました。嬉しいようなそうでないような気がします。

ともかく今日、書類をお客さまに引き渡すことができました。おそらくはこの書類の一つが敵に痛打を与えるはずです。そして今年残っている裁判書類は、月末までに発送すればよい訴状一件のみとなりました。一昨年からはじめた計るだけダイエットも、条件最良のときなら夢の大台(中学校のとき以来の体重59kg台)に手が届くところまで持ってくることができ、まずは安楽なクリスマスと年末年始になりそうです。

今回引き渡した書類のパンチ力はお客さまにもご満足いただけているようで、まずはクリスマスプレゼントをひとつお渡しできた気がします。

一方で僕にも、他のお客さまからプレゼントがありました。

当事務所で労基法114条の付加金の支払いを命じる確定判決を得て最大の成功事例になっていた労働訴訟のお客さまから、判決を当事務所ウェブサイトで公開することの許可をいただいたのです。もちろん個人の特定につながることは慎重に避けて、来年の早い時期に公開できるようにしたいと考えています。

他にもなにかくれ!プレゼントをくれぇ!…というわけではありませんが。


もし当ブログをご覧いただいている心あるお客さまがいらっしゃいましたら、皆さまがお持ちで私が作成した裁判書類や判決・決定(移送申立に関する決定など、裁判所の判断が示されているもの)・債権差押命令(特に第三債務者が金融機関以外のもの)・訴訟費用額確定処分などの公開をご許可いただけないでしょうか。

もちろん公開にあたっては個人を特定する情報の秘匿には細心の注意を払い、個人名・事件番号・提出日等は公開いたしません。

先ほどのお客さま以外の方に個別に勧誘することはありませんが、みなさまいちどご検討いただければと思います。ご許可いただいた方には薄謝を献呈…と申し上げると倫理上の問題を生じる可能性がありますのでできかねますが、公開許可期間中は相談無料、くらいのことはさせていただきましょう。

それとも、公開許可期間中はお客さまおよびお客さまが経営している会社には決して敵対せず、たとえ労働紛争使用者側であっても謹んでお味方つかまつります、の方がよいでしょうか(笑)


さて、今日はクリスマスイブですね。そうした行事には関係ない…といいながらもこの時期ご依頼が続いている裁判事務のお客さま方には、誰かになにかいいことが起きないかな、と思ってしまいます。僕としては、運のいい誰かお一人くらいに来年のいい見通しが示せればそれで力尽きる程度の努力しかできておりませんが。

残りのお客さまには、とりあえず来年また何か削って裁判書類作りますのでもう少し待っててくださいますように。

破産開始決定までになにができるか?

ふだん債務整理に関与しない、むしろ労働債権者側で破産者と対峙する僕にとっては破産はある意味、凶報であります。いっぽうで未払い賃金立替払いの適用が受けられることもあり、時としてホッとしたり諸手を挙げて大歓迎、ということもあります。

さて、さきごろ模型メーカーの河合商会に破産開始決定がでたとのニュースがありました。これをうけてアマゾンのマーケットプレイスでは、同社のプラモが定価以上の高値をつけています(本記事執筆時点で、下記は定価の倍)。

さてこのメーカーの破産で思ったのは、実は負債残高1億円程度の会社の破産申立から開始決定がおりるまでの期間ってあまり知らないよな、ということ。

この件では10月17日に大手ニュースサイトに一報が出て(ですのでこの数日前には弁護士さんによる受任通知が出ているはず)、その後12月18日に破産手続き開始決定がでたとのニュースが出ています。

そうすると、破産申立から開始決定まではどのくらいでしょう?

ふつうは破綻の情報が広まったら混乱をさけるためになるべく早く破産申立をすることを目指しますので、10月中に申立がなされたなら約1ヶ月半くらいで破産手続き開始決定、ということになったということでしょうか。

もっと小さな会社で休業してから数ヶ月経っており、会社財産は皆無でオフィスもない、という事案で開始決定まで1ヶ月、というのも大阪地裁で見たことがあります。

乱暴に言うと、そう大きくない会社で破産の申立から開始決定がでるまでの期間は約1ヶ月~1ヶ月半、ということになります。

会社の倒産による賃金不払い等で悩んでいる普通の人のためにご説明すると、裁判所による破産開始決定が出た時点で終わっていない訴訟・差し押さえ・仮差しおさえの手続きは軒並みいったん止まります。あとはその性質によって再開されたり失効したりします。

場合によっては、せっかく実費と予納金をかけて仮差押えをかけたのに訴訟やってる途中で破産されて、仮差押えで押さえた財産を召し上げられることもあります…泣けてきます。

では、この約1ヶ月半のあいだに申し立ててかならず完結する手続きはないのか?

誰もが考えたくなるのですが、訴訟は無理です。訴状の提出から第一回期日の指定まで約1ヶ月超かかりますし、引き延ばしをされたり一巻の終わりです。支払督促も引き延ばしには無防備なのでダメ。

調停やら労働審判は考えるだけ野暮です。相手が協力しなければどうにもなりません。

仮差押えも当然ダメです。本案訴訟やってるヒマがありません。

結局のところ、相手の抵抗を排除して債権を回収する手続きを終えられる可能性があるのは先取特権の実行のみ、ということになります。なってしまう、というべきでしょうか。

これだと、東京地裁ならば一般先取特権(労働債権)に基づく債権差押命令申立で3開庁日、僕が知っている同地裁で動産売買の先取特権に基づく債権差押命令申立をした事例では10開庁日、つまり1~2週間で債権差押命令が発令されることになります。あとはこれを、債務者が受け取ってくれさえすればよいわけです。

※債務者のところに送達されてから1週間たたないと、債権者に取立権(銀行などの第三債務者から、じぶんに直接お金をはらってもらう権利)が発生しないのでこの方法でも債務者への送達は必須です。

取立が破産開始決定までに終わらないならば、転付命令を申し立てておくことで対処できるかもしれません。これは、破産者が預金や売掛金の債権を持っている第三債務者の経営がまともであるかどうかの検討を要しますが。

もしこれらの方法で債権差押命令の執行が終わる=現金を払って貰うか転付命令が確定するかしないうちに破産開始決定が出たら、申立て債権者の苦労は水の泡になります。大抵の場合、破産者は公租公課の滞納をしていますので、せっかく差し押さえに成功した財産があっても破産手続きのなかで公租公課に優先分配されてしまいますから。

そんなリスクを承知して一般先取特権を行使してみたい、という方はそりゃ相当なご意志の持ち主だと思います。もう久しくそうしたご依頼をうけておりません。実際問い合わせがあっても、証拠書類が不十分でありすぎる(理論上の知識だけあっても申立が通るかどうかの情報がないからまぁしょうがない)のです。

今回の倒産に際しても、あるいは動産売買の先取特権で裁判所は忙しくなったのでしょうか。ちょっと興味があります。


さて、久しぶりに昼間に事務所から記事を更新しているのは、ことし起案する準備書面のラスト一件が終わったからです♪

夕方から、知り合いの土地家屋調査士さんとお酒を呑んできます。

床用クリーナーで台所の壁を磨くはなし

今月作らなければならない裁判書類の残りは、訴状・答弁書・準備書面各一件になりました。

訴状と答弁書は文案をお客さまにお送りしており、準備書面も明日文案が仕上がる予定なのでまぁ順調です。この週明けに訴状を一件完成させてお客さまに発送し、昼間は少しずつ大掃除をすすめています。

二年ぶりにフローリングのワックスをかけるつもりで、床用クリーナーでワックスをはがす作業をしていたところ出所不明の茶色いカスがばらばら出てきました。主としてクリーナーをかけてブラシでこすっているときより水拭きしてクリーナーを取っているときに発生します。

よくみると。床ではなく幅木に塗られた塗料がはげてきているのです。この茶色い塗料カスが、謎の茶色いカスの正体だということで。

ワックス掛けがおわった数日後。こんどは台所の蛍光灯を掃除することにしました。だいぶ油汚れがこびりついていたため、ホームセンターで買ってきた少し高い洗剤(太平洋の向こうからやってきた、なんたらクリーン、とかそういうやつ)をスプレーして数分おき、水拭きしたら…

塗料が剥げました。

…原状回復請求、とかいうなにやら難しい言葉が頭をよぎりましたが幸いなことに、剥げたのは照明機器の金属部分に塗られた塗料です。最悪の場合でもその部分だけ取り替えればいいはずです。しばらく忘れましょう。

さて、床用クリーナーもなんたらクリーンも同様に数分で塗膜を破壊する、ということは?双方とも液性はアルカリ性ですから…

床用クリーナーで油汚れをこすったらどうなるか?

結果としては、施工前後で写真をだしたいくらい成功しました。施工前が見苦しいので出せないのが残念(笑)

油汚れといっても単に油とホコリがまじってべたべたしている程度なら油汚れ用の洗剤でどうにかなります。わざわざブログのネタになどしません。

床用クリーナーはこうした油汚れをかんたんに落とせるほか、コンロやオーブントースターの、なかなか取れない焼きついた汚れを落とすことができるのです。

こうした汚れへの対処としては、重曹をお湯に溶いて数十分煮るのもよいですが、こうした誰にも受け入れられるナチュラルな方法ではなくたまには思い切りケミカルな方法に頼ってみたいわけですよ。それに、オーブントースターを重曹で煮るわけにもいきません。

施工方法はきわめてかんたんです。床用クリーナーの原液を歯ブラシにとり、汚れに塗布して数分待ち、こする、汚れが落ちるまでこれを繰り返し、仕上げに水拭きする、それだけ。

汚れのひどいもの、たとえば20年間使ってオーブントースターに蓄積されてきた焼き付き油汚れで、しかも重曹で取り切れなかったもの(買い換えろよ、といわないで)は、30分~1時間ほど原液をつけて放置しワイヤーブラシか割り箸でガシガシこすると、汚れが破壊されます。

台所のコンロまわりの壁に飛んだ油汚れについては、我が家ではタイルになっているので心配なくこの床用クリーナーで掃除できました。タイルの目地にはいった油汚れも同じ方法で落とせます。

フッ素加工してあるガステーブルの天板には、液を落とすとシミになります。使用不可です。ガステーブルの内部で噴きこぼれが焼き付いたような汚れを除去するには大活躍します。

何か塗料をぬってある所に用いるのは避けるか、5~10倍にうすめて少しずつ使い、薬液をつけたら直ちにこすりとる必要があります。さもないと塗膜を破壊します(経験者談)

今回使ったクリーナーはこれ。油汚れへの対処にかぎってみれば、なんたらクリーンより安いかもしれません。もちろん床の掃除にも使えます。

まさか床用クリーナーで焼き付いた油汚れがとれるなんて凄いですよね-、という無難な結論にしようとおもったら。話には先がありました。

念のためこの床用クリーナーの裏側をみたら、使い道の五番目に『換気扇等の油汚れ』と書いてあります。

実際使ってるひとがいるかどうかはさておいて、少なくとも大きく間違った使い方ではない、ということになるはずです。

ちなみにリンレイの床用クリーナー(上のリンクの商品)は界面活性剤2%、ラグロンの床用クリーナー(下のリンクの商品)は界面活性剤9%となっています。

来年は、下のお値段が高い方をためしてみたいと思います。

「代理人を選任するご予定はありますか?」(つけるならお早めに)

本人訴訟の場で裁判官から聞きたくない言葉を三つ挙げるとしたら、上記の一言は入れていいと思います。最悪なのは原告側でゼロ和解(金銭の支払い義務がない和解)を迫られることでしょうか。

…もちろん、僕も訴訟代理人としてこの悪魔の叫び声にも匹敵するお言葉をたまわったことが複数回あります。うち一回はその後全面勝訴、うち一回は全面敗訴となりましたのでそのまま信じてよいお言葉でもないのですが。

こちらの請求を認めないのは訴訟の後半で出てくる衝撃の一言であるのに対し、本人訴訟をする当事者に代理人選任予定を尋ねる一言は主として訴訟の前半で出てきます。裁判所外で通じる標準語に訳します。

  • 『弁護士つけろよお前は!』(さっさとつけろよ!)

今日は、そうした話です。


先日傍聴に出かけた労働訴訟の口頭弁論期日は、原告被告とも本人訴訟となりました。法廷外の廊下でお客さまと期日の時間を待っているのですが…様子が変です。

法廷内から書記官がこんこんとなにかを教え諭す声が聞こえてきます。

それはもう、ほんとうに懇切丁寧に。

丁寧に丁寧に丁寧に…というよりも?

聞き手の理解力に問題がある様子です。

聞き手の声をお客さまに確認します。社長だ、とのこと。何かの書類の作り方出し方をなにやらものすごく丁寧に、しかも期日当日になって説明している、ということは当然支障が発生しているからにきまってます。

これは面白そうだぞ、と(敵対当事者が事実に反したり誠実でも妥当でもないご主張を持ち込むことは阻止できませんが…失敗するととても楽しいことになりますので)待つこと数分。若干遅れて始まった期日で被告席に座っているのはいくぶんだらしない格好の赤黒い坊主頭。

眉毛を若干剃ってるかな。これは気のせいかもしれません。

まずこの社長、見かけでだいぶ損しています。生活保護受給中でも失業中でも多重債務でも、裁判所に行く際にはこざっぱりと誠実そうな服装をセレクトして行きなさい、という助言をこの社長、誰かから受けなかったのでしょうか?

-ちなみに僕は開業直後、某簡裁に特定調停の申立書類をもらいにいったらそのまま相談スペースに連れ込まれたことがありますが…とにかく人は見かけで判断されるのだ、ということです-

期日が始まるとこの社長、考え方にも問題があることに気づかされます。原告側が提出した就業規則の原本確認が必要か裁判所に尋ねられて曰く、

『そういうもの(就業規則など)を原告が持ってるのがおかしい

お前の会社では従業員に就業規則見せないのかよ(笑)

一人傍聴席で笑いをこらえて痙攣する代書人。裁判官はもう少し辛抱強いようで、ここでは原本かどうかを確認するか尋ねているだけで書類の性質に関する主張は口頭ではなく書面でしてくれ、といなします。といえばかんたんなんですが、そこは地方裁判所。あまり間抜けな発言が出てくると裁判官が理解できないことがあるらしく、原告がその書類を所持していること自体が(たとえば持ち出しの不正などで)問題だ、と言いたいのだということが裁判官に伝わるまでに、とっても不毛なやりとりが数往復続きました。

さらに裁判官、さきほど社長が提出に失敗したらしい書類については提出部数がどうこう、と書記官レベルで足りる説明を繰り返します。どうもこの社長、ご主張を記載した書類を出すのに書証として出すか準備書面として出すかがわかっていなかったご様子。しかも部数も足りないようで。

この時点でこの社長、ご自分が前回期日で出すと言った書類が出せないことに確定です。これを受けて裁判官、

「代理人を選任するご予定はありますか?」

検討している、その打ち合わせもしている、と応えた社長に付け加えて、

「おつけになるなら、早めに」

裁判官はこの言葉を、期日のあいだに三回は繰り返したはずです。甘い言葉だけでは足りないと思ったか、

「民事訴訟法には時期に遅れた攻撃防御方法という規定がありまして…今回のように主張を準備書面でお出しいただけないまま提出が遅れた場合、裁判所はそれを採用しないことがあります」

そこまで言うか、第一審で(そうとう焦れてるのか裁判官?)

でも。僕は見てしまったのです。

この社長、二十数分にわたってなされた裁判官との発言がほぼ被告側に向いていたにもかかわらずほとんどメモを取ってなかったのを

準備・発言・考え方、三拍子そろってダメな当事者というのは地裁の本人訴訟ではちょっと珍しくないでしょうか。でも傍聴席には胸に何かの(少なくとも、五三の桐ではない)バッジをつけた誰かがもう一人おりまして、痙攣が止まらない僕と被告さんを交互に眺めておりました。


さすがにこれだけ言われりゃ次から弁護士つけるよね、ならこっちも仕事が楽になって嬉しいな、と期日終了後にお客さまと話したことであります。

でも。仮にもう一人の傍聴人が被告側で(違法であれ合法であれ)裁判書類の作成にあたっていたとして。

もうすこしましな助言ができなかったのか、ちょっと考えてしまいました。僕の経験では、中卒以上の日本語通常会話ができる日本人なら適切な資料と助言を提供することで普通に本人で訴訟を進めることができ、僕が傍聴席にいる必要はない(というより、万一必要がありそうな依頼人なら受託しない。訴訟代理人をつけうよう勧める)のです。

この場合、一般的な助言や資料の内容はもう定型化できるので実はそう手間もかかりません。というより当事務所ウェブサイトにある裁判傍聴に関するコンテンツは、その説明資料を拡大改良してコンテンツにしたもの…僕が個別のお客さまに説明の手間を省くついでに万人が閲覧可能にしただけだったりします(笑)

つまるところこの社長、僕からみれば極めてかんたんなことができずに自滅しつつある。もちろん使用者側から依頼を受けるつもりはありませんが、やはり訴訟代理よりは本人訴訟の仕事に力を入れたほうがよさそうな気がします。

もう一つ気の利いたテンプレートをダウンロードしてきて、冬休みのあいだに(労働紛争以外の)裁判書類作成業務のページを増強しようかな、と考えているところです。

無料法律相談を受ける準備の相談が必要かもしれません(苦笑)

 ここ三ヶ月で3件、同業者さんから当事務所を紹介されたお客さまの問い合わせを受けました。昨年まではこうした問い合わせ、年に1件程度だったのですが。

 ここで気を遣うのはこうしたお客さまは必ずしもこのブログや当事務所ウェブサイトを読んでこられるわけではない、ということ。『労働問題に詳しいセンセイがいて云々』といったプラスの情報のみを与えられてくるのは決していいことではない、と考えています。本人訴訟のための書類作成を主たる手段としてご依頼をお受けする以上、かなりクライアントに厳しい面もあるので、もし何かの間違い、一時の気の迷い等でこの事務所を紹介しようと考えてしまった同業者さんには、僕の事務所ではなくウェブサイトを紹介してください(…で、これはだめだと思われたら他事務所の利用をご検討ください)、とことあるごとに申し上げているところです。


先日もそうした紹介のお客さまの相談に応じたところ、ある意味貴重な経験をさせていただきました。今日はその話です。

さて、クライアントのみならず依頼希望者にも厳しい当事務所では、相談終了時にお客さまが裁判書類作成業務の依頼を希望された場合ただちにこれを拒否しております。

オイそれ司法書士法違反だろ?という突っ込みは少し早いです。

お客さまの選択希望手続きが地裁でしか扱えないものに関する場合には、その手続きの採用を前提に法律相談ができません。このため、どこかで一回弁護士による法律相談を経由してきてほしい、と推奨し、即時に依頼をお受けする扱いは採っていないのです。

そちらの法律相談が適切なものであれば、ご自分がとるべき手続きに納得したうえで当事務所をご利用いただければいいし、仮にあまり適切でない相談にしか巡り会えなかった場合…これは、そうした職能集団に失望してこちらの事務所にお越しいただくことになる、というだけです。もちろん、理想的な先生に会ってその方に訴訟代理の依頼をされる、というのもお客さまにはハッピーエンドなんですが、そうした方は1割いたらいいほう、でしょうか。

そうしたわけで、こうしたときに無難な法律相談先として期待したいのが法テラスや弁護士会の相談センター、という状況になっています。特に、お客さまの状況が民事法律扶助制度による無料法律相談(法律相談援助。手取り月収と預貯金資産が所定の基準を下回る場合、無料での法律相談が受けられる制度があるのです)の資力基準をパスしていれば、某県弁護士会の相談センターで実施している労働者側を標榜する弁護士による法律相談(通常、30分約5千円)を、法律扶助をつかって受けられる扱いがあると聞いています。

当事務所ではこうした情報は実施する側より、それを利用した方からの情報が入ってくるのです…担当者のよしあしも含めて。

-あと、これはあくまでも某県のはなしです。どこの県とは申しておりません、と例によって言い訳させてください。また、その某県では法テラス地方事務所と弁護士会法律相談センターは別の場所にあり、別個に相談の受付をおこなっている、という状況と考えて以下の記事をどうぞ-

こうした結論としての利用可否情報だけは知っている状態で。相談終了時に某県弁護士会の相談センターと民事法律扶助制度による無料法律相談の利用をおすすめしたところ、お客さまがその場で電話をかけられたのです。

…スピーカーフォンをつかって!

まず、かけたのは県庁所在地にある、法テラスの地方事務所。

「そうした情報はもっておりません」

民事法律扶助の適用がある、労働側での弁護士の法律相談は受けられないか、との質問に、資力要件の確認を経て上記の明快な回答が返ってきました。曰く、あとは某県弁護士会の法律相談センターに電話してみてはどうか、ただし、あちらは有料の法律相談だ、とも。

  • バッサリやられた気がします(笑)
  • お客さまの視線が少し痛い(爆)

まぁ、ここは弁護士会のほうに電話かけてみましょう(遠い目)とお客さまを促しながら、さらに某県弁護士会法律相談センターに電話をかけてもらいます。労働側での弁護士による法律相談で、民事法律扶助制度を受けられないか、と聞いたなら

「法テラスからファクスが来るようになっていますか?」

なんかもう、当然に相談が受けられるようなご対応♪

そうなってはいないが法テラスには電話した、と戸惑いながら応えるお客さま。おもわず電話口で顔を見合わせます。こちらの事務局員さんの話では

  1. 当県弁護士会法律相談センターでは毎週●曜日に、労働側での弁護士さんによる法律相談を実施しています
  2. 相談は有料で30分約5千円ですが
  3. 相談担当の先生が法律扶助を扱う場合、法テラスを経由してその先生が相談にあたる日に当県法律相談センターで民事法律扶助制度による無料法律相談を利用するように法テラスから紹介をうける(これが、『法テラスからファクスが来る』状態)ことで、
  4. 結果的に、法律扶助をつかって無料の法律相談を、労働相談労働側を標榜する弁護士から受けられる(…と、僕が納得しました。事務局員さんがそう言ったわけではありません)

さて、そうすると?

  • 某県弁護士会法律相談センター側では、法テラスから相談希望者を受け入れるチャンネルが開かれています。
  • これに対して法テラス側では、労働関係の法律相談希望と言うと具体的な回答が得られない実情があるようです。
  • しかしながら、法律相談センター側ではただちに法律扶助による無料法律相談の予約を受ける扱いをしていません。
  • この場合、相談希望者にいったん法テラスに電話させ、法テラスのコールセンターで資力要件を確認させたあとで必要があれば法テラスから予約希望のファクスを流して貰う、という扱いがある、とのこと。

さらに厳しく言うと、法律相談センター側でも労働紛争『専門の』先生による相談を希望した時点で情報提供を回避されるようなのです。今回、専門という言葉をお客さまが使ったかどうかは正確に思い出せませんのでここで失敗している可能性もあります。

とにかく、法テラス某地方事務所コールセンターや某県弁護士会法律相談センターへの予約・問い合わせにおいて『●●専門』という言葉はNGワードと考えるべきかもしれません。

これらのことを併せて考えると、労働側での労働紛争を扱う(専門かどうかはさておき、そう標榜する)弁護士の法律相談を、某県弁護士会法律相談センターで民事法律扶助をつかって受けられるようお客さまを送り込む作戦としては以下のようになりそうです。

  1. まずお客さまには、弁護士会の法律相談センターに電話させる。
  2. この際、(当ブログの記事など一切しらん、という立場にたって!)法律扶助による無料の法律相談を希望することと、(決して専門とは言わず!)労働者側での労働紛争を扱う先生による相談があるようなら利用したい、と告げて
  3. いったん、法テラスへ行け、という回答を得る。この際、もしあるようなら上記のような先生で法律扶助がつかえる相談日を教えてもらう。
  4. しかる後に法テラスに電話をかけ、弁護士会の法律相談センターで助言を得たと言って(つまり、情報持ってないという反論を封じて)資力要件の確認を受け、法律相談センターで教えてもらった相談日に法律相談センターで予約が受けられるようにしてもらう
  5. その後弁護士会の法律相談センターに再度電話し、法テラスから法律相談センターに連絡が入ったか確認し、希望の相談分野(ここでは労働紛争労働側)の先生による相談時間枠を確定する

…なんか、もう(遠い目)

というよりここまで来ると社会問題なんじゃないか?と思うのです。当ブログではコメディタッチで描いておりますが、まじめに問題提起してテレビ局にでも持ち込んでみたい誘惑にかられます。実際困ってる人が電話をかけるなら、オペレータさんをだましていることにもならないでしょう。

まぁ、上記の通り対処方法はあるので、当事務所ではさしあたって表題のとおり、民事法律扶助制度を使った無料法律相談を適切に受けることを目的とする準備的相談サービスでも開設するとしましょうか。

ところで上記のように、法テラスコールセンターで一刀両断されて『適切な担当者と相談できる利益を失う』ことによる損害は約5千円、と考えれば?

この準備的相談、民事法律扶助制度による無料法律相談として当事務所で実施できるかもしれません!(冗談です)


冗談はさておいて。当事務所では、請求額140万円以下の、簡易裁判所で扱える紛争にかぎって民事法律扶助制度による無料法律相談をお取り扱いしております。

労働者側で労働紛争に詳しい人の相談希望、と言われて「そんな情報持ってない」とはいいませんから安心してください。

というわけで、結論。

利用者に厳しいのは、当事務所だけじゃない。
場合により、さらにすごい(笑)

最速の成果か!…偶然か?

当事務所創立以来の慶事かもしれません。

本日、不動産登記のご依頼をうけました。


過程をはしょって言うとそういう話なんですが…久しぶりのブログの更新がこれでは人聞きが悪すぎですね。

先週、不動産登記のページを中心に当事務所ウェブサイトの改装を図って以降、最初の不動産登記のご依頼があったのです。

これまで僕がウェブサイトに何らかの施策をほどこした場合には、それが検索エンジンに反映されて(順位が上がって)→閲覧が増えて→問い合わせが増えて→ご依頼になって♪という順番で状況が改善されていくために作業の終了から目に見える状況の改善までに最短一ヶ月、通常数ヶ月の期間が空いていました。今回もそうしたものと考えていたのです。

そんなゆっくりな改善と一週間で最初のレスポンスに至った今回とを比べたら…まさに陸蒸気と大名行列ほども違う。なんと素晴らしい速さ(それ以外の何かが違う、というご指摘はさておいて)

例によって補助者さまは独自の視点でそれを眺めておられます。今回の改装で一定の成果が上がれば改装後の各ページを存続させる、という約束(promiseというよりは…pledge、って感じです)をしている関係で、その厳守をあらためて強硬に申し入れられたのはまぁよしとしましょう。当事務所において不動産登記のご依頼が増えるか本人訴訟関係のしごとが減るかする可能性が開かれてしまったことについて、複雑なご心境があるようなのです。

さてさて、右や左の同業者のみなさま。

あわれなワタクシに代わって、どなたか彼女に不動産登記の意義・魅力・やり甲斐・その奥深さや素晴らしさを示してやってはくださいませんか(苦笑)

もちろんそんな心配をする必要は、実はないかもしれません。純粋に偶然でサイト改装直後にお問い合わせが入った、ということも考えておいたほうがショックが少ないはずです。

さらに、今回改装しなかった労働紛争・本人訴訟関係の各ページにもちょっとした実験を施しています。改装したページのグローバルナビゲーション(事務所ロゴの下にある、『トップページ』~『その他の業務』への帯状に配置したリンク)がわりと便利に使われているようでしたので、ここまで綺麗なつくりではないのですがヘッダの部分に『ご依頼を検討する方が読みそうなページ』へのボタンと送信フォームへのボタンを追加してみたのです。これが昨晩のこと。

…で、今日。労働紛争関係の送信フォームからのお問い合わせが、いきなり三件入りました。

ふだんならこの送信フォーム、1~2週間で三件程度の発信にとどまっているものです。(労働紛争ではこれと同頻度で電話があり、裁判事務のご依頼になるのはお問い合わせの3分の1弱、月に1~3件といった感じです)

もちろん、偶然かもしれません。たまたま一週間ぶんの問い合わせが集中しただけで、これから年末までヒマかもしれません。年に一度や二度なら、そういうこともあります。

でも、万一狙ってこれが実現できたのであれば、ウェブコンサルティング業者への転職を検討せねばなりません(笑)

いずれにせよ、今月いっぱいくらいは僕も複雑な気分で過ごせそうです。

全力で作れ、『実験設備』 (ウェブサイト新設計画 その4)

ただいま12月3日、時刻は午前3時08分です。さきほど、ある意味で先月最大の仕事がようやく終わったところです。

かねてよりお知らせしていた、当事務所直営ウェブサイトの一部についてテンプレートを導入してデザインを改善するための改装工事が終了しました。今回施した改変は、

  1. 不動産登記に関する料金計算例・報酬額基準
  2. 登記の本人申請に関するコンテンツ

これらのページをまとめて、ファイナンシャルプランニング業務の案内のインデックスページを作った下にぶらさげてやり、併せてFP業務のご案内等を同じテンプレートで新設してまとめよう、というもの。サイト内に業務の面でもデザイン上も独立性の高いサイトを作ったようなもので、資金に余裕があれば独自ドメインに逃がしたほうがわかりやすいところです。

もともとは既存のコンテンツにテンプレートでデザインを調整するだけだ…と思い込んでて大破綻♪という状況に至ったのはこれまでの記事でお楽しみいただいたとおりです。先週のちょうど今頃は関東方面への出張を控えて半泣きで徹夜していました。結局一週間遅れでの公開となったところです。

導入したテンプレートは、『フリー素材屋Hoshino』さんで公開されていたビジネス用テンプレートセット005です。このほかに、ロイヤリティーフリーな写真素材を2点買い、フリーのフォトレタッチソフトで加工を施して、総費用1300円(笑)あとは僕と補助者さまの総作業時間60時間ほどでサイトの改装ができたことになります。リンク先のインデックスページをつかってファイナンシャルプランニング業務と登記の費用のインデックスページをつくり、ギャラリー以外のページを大改造・小改造して使わせていただきました。

で、気になる補助者さまの評価は、試作版をこっそりアップロードした一週間前の時点で『近年まれにみる激賞』。

…というより、彼女からこうまで誉められた記憶がない。どうしよう(笑)

ただこの一週間で、さらにさらに完成度をあげるべく彼女に助力をお願いしました。もともと今回は『デザイン面での素人っぽさの撲滅』をおこなうことが依頼に結びつくかの実験をおこなう、というのがウェブサイト改装の趣旨だったのです。そんなわけで、補助者さまには各ページを一通り見てもらって、見苦しい部分の指摘をお願いしたのですが…口を滑らせました。

「これは実験のために使うんですから、ちゃんと作らなければいけないんです。これで成果が上がったらデザイン系の会社にちゃんと発注しますし、成果が上がらなければさっさと他の(テンプレート)を試します」

え----っ!?と例によって猛抗議の声を上げて補助者さま曰く「こんなにきれいにつくったのに…」とおっしゃる。

公開前のウェブサイトにそんなに思い入れなくても、と言うまもなく、

「(支障箇所)ありませーん♪」と楽しげに突っ伏してそのまま動かなくなりました。

・・・どうすりゃいいのよ(憮然)

なんとかご機嫌を直していただいて(条件次第で今回のサイトが存続する、と約束してしまいました)、その後も補助者さまのご意見を伺いながら作業を進め、今回の公開にこぎ着けた次第です。僕としては今回のサイトをどう評価しているか、という一触即発の危険をはらむお尋ねが補助者さまからもあったのですが、さてこれはなかなか難しい。

  • 仮にデザイン業者に発注かけてこのデザイン(画像付きインデックスページ2種類と画像無しサブページ1種類。フォーム・アクセスマップ・事務所ロゴ)が一式20万円弱で上がってきたら、まぁ採用はする。ぎりぎりの及第評価。

…が、二度目の発注はしない。さらに他をあたる、と言ったところでしょうか。テンプレートはいいものの、アイキャッチになる写真をうまく加工していない・一部ページの文字量が多いと言った点にはまだ難があります。大部分とはいわないまでも過半数の同業者さんと素人さんは、今回改装した部分がプロの手によるものと誤信してくれるはずである一方、ものすごいインパクトはないはずなのです。

ところで今回、当ブログからはこうしてリンクをつないでいますが改装した各ページからは当ブログどころかdaishoyasan.jpのインデックスページ(橋の写真があるページ)にさえリンクさせていません。

…ま、要はこぎれいな再開発地区を歩く観光客が旧市街に迷い込まないようにしたいわけですよ(オリンピックを控えた独裁国家の都市計画みたいなもんです)。

せっかく今回、コンテンツの改装にあたってこの事務所の見栄えのいい部分だけを精製抽出したようなページを作ってしまったもので…あえて見苦しい部分を見せずにいることは、まぁウソをつくわけではない、と。まずは一ヶ月ほど、このサイトから不動産登記のご依頼がいただけるか様子をみてみましょう。


さて先週はどうやら、素敵な女性に激しく誉められる週だったようです。

Yさん、過分なコメントありがとうございました。狙って打ちに行ったわけではありませんが(あの結果が狙えたら神の領域に入れます)代打でホームラン、といったところでしょうか。Yさんのいろいろな状況にもぴったり合う結論を得ることができて、よかったと思います。あれやこれやの恥ずかしい何かはこの際ヒミツにしておいていただくとして、ネパール料理のランチごちそうさまでした。

で、次の日三ノ宮のベトナム料理店でワンプレートのランチを頼んだら、ほぼワンプレート分のおかわりがでてきました。

…なるほど確かに、ちょっといいことがあったようです。

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