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第4次開廷表調査にあたって

何事かを調べて回る、というのが余所より少し好きな当事務所では、定期的に名古屋簡裁・地裁・高裁の開廷表をチェックする期間を設けています。一昨年夏から始まった開廷表調査も、今回で第4次になりました。今回の調査期間は10月1日より31日を予定しています。この間の労働関係の訴訟(事件名からそれと読み取れるか、名古屋地裁であれば民事第1部の全事件)の事件番号・事件名・当事者およびその代理人を確認して記録を蓄積しておこう、というのが開廷表調査の目的です。

…馬鹿かこいつ?と思われた同業者さま。
もちろん、あなたのほうが健全です(笑)

ただし名古屋のようにある程度事件が集まる大規模庁でこれを長期間やると、結構面白いことになりそうなのです。東京地裁の開廷表ではもう代理人の名前が出なくなっていますが、名古屋地裁ではまだ見られます。ですのである程度同一分野の記録を集めると、ほんとうにその事件を多く扱ってる弁護士さんの名前がわかる可能性があります。あとは事件記録を閲覧することでその代理人が作る書面の作風と訴訟の結果がわかるので、敵にあっては戦力の推測に役立つし、開業9年を経てなお特定の法律事務所との連携がない当事務所では、相談に来られたお客さまが訴訟代理人の選任を希望される場合に

僕が書類みた限りでは、このセンセイはわりと●●だよ

と秘密のアドバイスができることになるでしょう。ブログで人の名前を出すわけにはいきませんが、労働側の職業代理人で依頼人が計算した時間外労働割増賃金の計算表そのまま使って提訴した、というのを見たことがあります。

…その表見せられて「どこの馬鹿ですかこんな表作った奴は!」と口走ったところ、お客さまから自分が作ったと即答されたときの光景はいまでも忘れられません。まさか請求額8桁の割増賃金請求訴訟の訴状にそんなものがくっついてるとは(苦笑)

まぁそうしたこともありまして、地裁以上の裁判所で活躍してらっしゃるセンセイ方の実情をこっそり覗いておくのも悪くないかな、と思っているのです。いっそ手元に300万円ほどあぶく銭があれば、シルバー人材センターの方にでも依頼して一年間ぶっ続けで開廷表調査と事件記録の全件閲覧を行い、代理人ごとに提訴額に対する請求認容あるいは和解額の割合を集計して代理人ミシュランを作って有償で情報提供する、ってのは面白いかもね、などと補助者さまと話しているところです。

むかし母が購読していた『暮らしの手帖』で時折家電品や消費者向けサービスのテストレポートが載っていたのを覚えています。これがなかなか辛辣で、宅急便と国鉄小荷物で同時に茶碗送って到着時の破損率を比較したり、とにかく実際に使ってみてどうか、という観点に立っていたのが当時としては新鮮に思えました。

僕がやらなくても、そのうちもっと資本力も組織力もある人達が法律職のサービスも『実際に使ってみての批評』の対象にする日がくるのではないかと思うのです。消費者からみれば、そうなったほうがいい、とも。

ま、ここみたいな零細事務所がそうした批評の俎上に載ることは無いに決まってますが、ね。

台風も過ぎたことだし、明日は大阪行ってきます。出張相談のご依頼もしっかりと入りました。

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