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2012年8月

休暇の前に、もう一仕事

 時計が気になる、17時。今日作ってしまわなければならない訴状案は推敲が終わればPDFに組んで送信できるのですが、ホワイトボードに今月の仕事がもう一つ、残っています。

 裁判外和解の案件で、相手方からの連絡を待っているのです。今月中に面会時間をとるよう、電話をくれるという約束なんですが…17時

 これは駄目か?駄目なのか?と思いかけた18時前。ようやく電話が入りました!いきなり仕事が増えました!1時間半後に来てくれ、ということなのですが待ち合わせ場所までは車で50分はかかります。大急ぎで訴状案作成を手じまって和解契約書確定版をプリントアウトし、久しぶりに車を駆って指定場所へ急ぎます。

 お会いしてみるその方は、普段労働紛争で向こうに回している馬鹿・暴漢・詐欺師等々の腐れ経営者どもとは全然違う世界に生きておいでの様子です。労働紛争とは関係なく経営者の方が僕の依頼人であるこの事案、ゆるやかな和解条件を提案しておいてよかった、と胸をなで下ろしつつ粛々と署名捺印をいただいて、これで心置きなく休暇に出られるとハンドルを握る道すがら、携帯電話にもう一つメールの着信がありました。

 会社側の上告受理申立が却下された、と。こちらは能力に問題がある経営者に相応の職業代理人がくっついてた労働訴訟です。これで新車が一台買えるほどの付加金給付判決が確定することになりました。

…もう少し連絡が早ければ、明日乗る船は一等船室にしたのにな(笑)

家にもどって大急ぎで訴状案をお客さまに送り、和解契約書もスキャンして報告し、23時前に今月の全作業を完了することができました。当事務所創立以来最大の勝利も手にすることができ、今月は上々の成果です。

ただ一つ心残りだったのは、この上告受理申立事件の書類が最高裁にあるうちに書類の閲覧に出かけられなかったことです。しばらくすれば第一審の地裁に記録が戻ってきますしその時点で訴訟費用額確定処分の申立準備のために記録閲覧に行きますので、どんなくだらない上告理由が書いてあるのかゆっくり楽しんでくるとしましょう。

どうやら9月はもう一回、自腹出張を追加することになりそうです。

行きませんから!あの島へ(苦笑)

「すみませんねぇ、車でご一緒するのがこんなおばあさんで」

お客さまが恐縮しています。でも景色のいい海岸があるんで当日はそこでお昼にしましょうか、と。

「そうですねぇ(嘆息)あと30歳ほど若い人が水着持参できてくれたら楽しいんですが」

激しく同意して、気づきました。

いかん、嗜好を見抜かれる(爆)

このお客さま、すでに老齢年金受給年齢。そのマイナス30歳って…?


 さてさてここ数日週間予報が気になっていた9月2~5日の南西諸島も、どうやら台風の襲来はなさそうです。お客さまとは来週、那覇地方法務局石垣支局でお会いするよう地図を渡して、打ち合わせを終えました。なぜか官公署での調査二箇所と現地調査に加えてレンタカーの運転手まで引き受けることになってしまったことはこのさい大目にみるとしましょう。今春から先月まで文字通り没頭していた大仕事が一区切りついたところでリゾートアイランドへ行ってくれ、というご依頼がくるというのは、いくらこの事務所が旅行書士を標榜しているとはいえいささか虫がよすぎるような気もします。

数年前にもなぜか不動産登記の仕事で行った石垣島に、今度も不動産関係のご依頼で出かけることになりました。前回は滞在2時間の日帰りでしたがそのときに(あまりホイホイと相手の要求に同意しなくていいと)学習したため今回は現地3泊4日の滞在日程になっています。

 調べ物が仕事の今回の出張、とりあえず指定時刻に指定場所にたどり着いてさえいれば、あとは現地で真面目に体を動かせばいいので僕の契約上の義務はほぼ果たせるはず。ですがお客さまと違う行程で現地に先乗りするため、僕が到着できてお客さまの航空機が欠航、となった場合にちょっと厄介なことになってしまいます。どうやらお天気をみるかぎり、そうしたことにはならないようです。

 少々気に入らないのは土地関係の仕事で石垣島に行く、時間が余ったら回りの島も見てくるつもりだ、と言った瞬間に

  • あの島にいくのか

という楽しげな突っ込みがいろんな方々からかかることと(あそこにあるのは境界紛争じゃなくて国境紛争でしょ!)、今回利用する福岡空港発の企画旅行商品で那覇-石垣間の飛行機の窓際席がとれなかったこと、くらいでしょうか。ただこれは搭乗日の前日に事前指定可能な席が追加される可能性が残っているので、9月1日に再度トライしてみるつもりです。時間があったら行ってみたいのは西表島や竹富島で、決してあの島ではありません。

 なんとか今月の仕事も無事に終われそうです。いまホワイトボードに残っている書類作成の仕事は訴状案が一つ。今日はその起案で過ごしていました。この訴状案を明日までにお客さまのところに送信すれば、こころおきなく来月の休暇に入れます。現時点で入ってくるお問い合わせについては休暇明け後に着手してよいご依頼なら受けるよう、ご案内しています。今日友人の司法書士さんと電話で話していて気づいてしまったことは、もう我々は(この方とは登録の時期がほぼ同じです)あらかじめ決意して予定を空けないと、休んだり遠くの裁判所に閲覧や傍聴に行くこともできなくなってきたんだな、ということ。忙しいとまではいかないものの、なにやら次々に予定が入るようになってしまったのです。

 今回のように予め宣言して休暇を取る方法が上手くいけば、今までよりもっと仕事とお休みのメリハリがついて生活の質が上がるはずだ、と考えています。お休みだけでなく、コンテンツの執筆にもまとめて時間を割けるのかもしれません。

作って作って、ソラ壊せ(苦笑)

何かの都合で、ご依頼をうけて作っていた書面を採用しない、作り直す、ということはたまにあります。

戦略的な理由であれば、当初予定していたある手続きを実行しないことに決めたため関係書類まるごと不採用、とか。

戦術的な理由であれば、文案をお客さまに提示した後になって、それがきっかけで重要事実を思い出される、とか。

今月はなぜか複数回、そうしたことがあって作成書類をお蔵入りにしたりぶちこわしにしたりしました…素晴らしく複雑な気分です。当事務所の裁判書類作成業務では基本的に書類作成枚数と請求額に対する一定割合のどちらか安い方で報酬を決める体系をとっているため、作業をある程度多くやった時点で請求額に対する何パーセントか(当事務所報酬規定では、3~6%。あとは成果の実現のときにも報酬を申し受けます)で上限規制がかかることが決まって僕の努力が軒並み無駄!になるからです。このあたりを平然とやるのが断捨離、ってやつなんでしょうか(苦笑)

もちろんそうした個々の決断はたいていの場合、状況悪化をくいとめたりよりよい作戦案へのシフトを可能にしていると思っています。規定の方針になんとなく固執するままに何かを決められない・変えられないというのは本人訴訟を含めた争いごとへの対処でかなり悪い状態であるはずです。一方で『せっかく作ったんだから提出したいんですが』などと言って箸にも棒にもかからない自作の書面をもってくる人、というのは労働訴訟でもそれ以外の訴訟でも実在します。もちろん『やめなさい』とは言わず(特に地裁での訴訟では、そうした法的判断に基づく抑止力を発揮する権能がありませんから)

-お出しになるのは阻止できませんが、その場合に事態を収拾するのは別料金で承りますのでご承知おきを-

と申し上げて時に書面化しておいたりします。まぁそうやって依頼人あるいは元依頼人の暴走を放置するよりは、お客さまとの合意によって方針転換が実現できるならずっと素晴らしい、と思っているところです。

さて、今月作らなければならない訴状と訴状案は合計三つ。うち訴状案一つはお客さまに引き渡し、訴状一式を明日送付して残りは訴状案一つ、という状況まで持って来れました。

僕が休暇中に訴状案二つの検討を待つことになるんですが…さてどうなりますことやら。もちろん適切な方針変更の結果その文案がゴミ箱行きになるというなら、そりゃ歓迎しなければなりません(遠い目)

休暇のまえの一仕事

 前回の記事で来月の沖縄出張、交通費合計6万80円になる…と書きましたが違っていました。42800円だと思っていた福岡発の企画旅行商品が42600円だったので正しい交通費合計は5万9880円。お客さまからいただくお金は6万円だから…

 見ろ!日当が120円もあるぞ(バンザイ)

 ほんの冗談です。今日、もう一件訴状を今月中に作ることが決まったために今月は訴状作成を三件行うことになりました。大体毎月合計200万円程度の請求額の裁判書類作成依頼を受託できていれば少なくとも赤字経営にはならないことになっているため、今月はもう裁判書類作成はお受けしない(というより、できない)、あとは登記のご依頼がいいな、と非現実的なことを考えながら仕事をしています。

 9月1日は昼過ぎから出かけてしまうため、実質あと9日で三つの訴状が作れるか、そろそろ微妙な情勢になってきました。一件は労働関係ではない、初めて受ける類型の事案ですが来週明けの引き渡しを目指してそろそろ完成、もう一件は労働関係の比較的よくある事案で残業代計算済み、今日お受けしたもう一件も同様に計算済み、これら二件は僕が休暇中に内容を検討してもらえればよい、ということで何事もなければ大丈夫…だと思っています。そう言っていると何事かが起きてブログのネタになる、という展開が多いのですが。

 ところで今日は同業者さんから聞かれてしまいました。

 こんな業態で利益がでるのか、と。

 …そっと目をそらして涙をぬぐいましたが(などというパフォーマンスが思い通りにできてれば、今頃登記か債務整理で大成してるでしょうよ)、概略以下のような説明をおこないました。

  1. 個々の裁判書類作成そのものに注目すれば到底儲かるとは言えないが
  2. しばらく我慢して同一傾向の事案(たとえば労働紛争)を受け続けていれば
  3. それに使える書式がたまってくるので
  4. いずれはそれをユニット化して書類が楽に作れるようになるため
  5. 我慢の日々が過ぎれば、経営上も少し楽になる
  6. さらに、経験をアピールすると個人のお客さまから依頼がくるので
  7. たとえばどこかの業者にキックバックして依頼を集める、などということをしなくてもよくなる
  8. たぶん、ね

上記7.項はあくまでもたとえです(遠い目)それはさておいて、世にあまたある法律的な紛争のなかで、上記のようにできる分野が労働紛争のほかにいくらでもありそうに思えるのですが違うんでしょうか?たとえば残業代の請求をかける訴状なら、計算表は事案ごとに少しちがうものの訴状の本文はだいたい同じ、ということにできています。そうやって投入する労働力を減らせる分野、ってどんなものがあるんでしょうね?

次の旅では、ちょっと考えてみたいところです。今日お会いした同業者さんにももう少し話を聞いてみなければ。

福岡空港まで 8640円

沖縄県内(本島ではありません)へ宿泊費交通費等合計6万円の出張を提案したら、かえってお客さま本人から採算性を問われてしまった…という前回の記事。利益はないけど成立はする、という話です。

昨日は名古屋駅にあるJR東海バスの旅行センターにでかけてきました。名古屋から福岡への東九州へのバス&フェリー連絡きっぷを買うためです。

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このきっぷは名古屋から大阪への高速バスと大阪南港から北九州新門司港への名門大洋フェリーのきっぷがセットになっているもの。フェリーで2等洋室(2等寝台に相当)を利用する場合の発売額は6880円です。発券時点で予約が取れなければ発売できないのと発売場所が名古屋市内ではJR東海バスの旅行センターに限られるうえ九州側で発売箇所がない制約はあるものの、これまで利用していた方法(高速バスネット割適用+フェリーはシティラインカードで2割引)より1000円以上安くなり、特に不都合な点はない…はずです。

所要時間と乗り継ぎ時間がとっても長い、ということを除けば(遠い目)

今回の出張では福岡空港に12時頃に着けばよいため、北九州新門司港に朝8時過ぎに着く2便船を利用します。港からの送迎バスが着く小倉から高速バスで福岡空港まで1200円、大阪市内と名古屋市内の地下鉄等で560円かかるため、この事務所から福岡空港までは片道合計8640円となりました。

これに福岡空港発3泊4日で目的地の島までの企画旅行商品が42800円。名古屋-福岡空港を上記のパターンで往復すると合計6万80円で少々足が出そうですが、小倉-福岡空港の高速バスのきっぷを金券ショップで買ってしまえば大丈夫なはずです。一方でお客さまの懐具合を査定するわけではありませんが、利用日28日前まで発売の航空券早期割引と3泊分の宿泊手配を別におこなうと総費用推定6万5千円程度になっているはず。中部国際空港発で同じ島へ3泊4日の主催旅行商品を探すと最も安いのは5万9700円ですが空港までの交通費が2千円程度かかってしまうため、その島へは福岡経由が最安だ、という妥当な結論が導き出されます(笑)お客さまから依頼を受けている日数は2日なのに出張行程が最低5泊6日必要なのはとりあえず無視しましょう。

ところで今回利用する連絡きっぷ、リンク先のウェブサイトに説明がないので窓口で確認したところ利用日当日でも発売を行うとのことでした。電話でフェリーの予約を行うため、発券には数分程度時間がかかります。券面にはフェリーの等級をアップグレードするのは乗船時に差額を払えば可能だとあります。

この出張が主なのか従なのか結局分からなくなってしまった9月初旬の九州旅行は、沖縄から帰ってくる9月5日から数日間、ということになりました。安い宿で連泊するのを長崎県か熊本県あたりでやってみるか、九州内のバスが乗り放題になるSUNQパス全九州版を買って南九州に足を伸ばそうか、あれこれと考えています。

昼寝と晩酌の日々を終えて

あれこれを考え事をしながら午後は昼寝、夜はお酒の自堕落な日々を実家で過ごしてきました。昨日から仕事を始めたところです。

1.水道栓がしまらない朝

たまに帰省することの効用は、半ば無理矢理に規則正しい集団生活に引き戻されることにあります。これを機会に起床時刻を少々早めて目覚めた朝。いつものように浄水器に水を汲んで、栓を閉じようと回したら…

ボクっ。

妙な手触りとともにハンドルがスリップしました。止まりかけた水の勢いが再度強くなってきます。なんだこれ?

もう一度回してみます。少しずつ回すと少しずつ水の勢いが弱くなり、さらに回すとハンドルがきつくなって…

ボクっ、とゆるむ。水、噴出(苦笑)

さすが築20年の賃貸物件、素敵な家主さんのおかげで管理は極めて優良なのですが諸設備は順当に経年劣化してきます。そういえば去年は水洗トイレのロータンクのレバーが根っこから折れましたっけ。

どうせ自分で直したって数百円、というより消耗品の修理は賃貸借契約上自己負担です。とりあえず蛇口のかわりに屋外の止水栓を操って朝のコーヒータイムを終え、ホームセンターで交換用のスピンドルを仕入れてきました。

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左、新品。右、使用後。ねじ山の最後の半周がなくなっていますよ(愕然)

お台所の冷水の蛇口、ということで最も使用頻度が高いところから壊れたのはまず順当なのですが、なかなか興味深い状態になっています。寿限無寿限無五劫の擦り切れ…で約200億年とwikipediaには書いてありますが、それより若干短い期間で金属も擦り切れるんですね。もちろんこれから住宅買う人に『ホラあなたが買う家の蛇口だって、住宅ローン返し終わる頃にはこうなるわけですよ』など言ったら登記のご依頼は絶対こなくなりそうです。

この水道栓、実は数ヶ月前にコマを新品にしています。今回はこのスピンドルさえ替えてしまえばいいわけだ、と従来のハンドルを新しいスピンドルの先端(写真上部のぎざぎざの部分)に挿そうとしたら、

はまらない(呆然)

信じられないことですが、スピンドル上部のぎざぎざの部分がほんの少しだけ従来品より太い、ということのようです。仕方がないので鉄ヤスリでその部分を削ってなんとかハンドルにはめ込み、ビスで固定しようとしたら、

しまらない(もうイヤだ)

ビスの穴は従来品より少し大きい、ということに…ここ20年でなった、ということなのでしょうか。つまり今買った家の蛇口だって20年後には(以下略)

2.以心伝心な昼下がり

 帰省前から気になっていたことがあります。先月末に出荷した、結構複雑な労働訴訟の訴状が一件まだ期日指定に至っていないのです。通常は提出一週間ほどで期日が決まるか、まれに補正の指示を食らう、ということで今週末くらいにお客さまから確認の連絡をいれてもらおうか、と思っていたら。

 そのお客さまからメールが入りました。裁判所に確認するべきか、と(苦笑)

 すでに返事が頭の中で完成していたため、10分ほどで返事を返します。明日午後まで待ってなにもなければ電話してください、と。

 さらに16分後。携帯電話みたいな市外局番から、電話が入りました。

 ~●●地方裁判所第●民事部の甲と申します。乙さんが原告で丙、丁が被告の事件について期日を決めたいのですが、一方的に決めてしまっていいですか?

 なんだそのタイミングの良さは?あと、それを僕に聞いたらいかん(笑)!

 どうせ誰かに電話一本かけるんなら原告本人にかけてくれりゃいいじゃん、と言う希望をオブラートにくるんで、お客さまには裁判所から連絡が来る旨説明してありますから直接連絡してくださいな、と電話を切って大急ぎでその書記官にコンタクトを取るようお客さまにメールします。

 メール自体は急いで書いたので上記のご発言が裁判所からあったのは…お伝えしておりませんでしたが。

3.いずれ登記を、と申し上げたい夕方

 第一回期日も無事に決まったし、ヱビスビールを一本冷やしておきましょう。お酒のまえに夕方から一件、打ち合わせが入っています。僕を久しぶりに沖縄県内に遣わしてくれる、という素晴らしいお客さまとの。

 交通費節減のため企画旅行商品を使う出張なので旅程の変更が難しく、これを反映した契約書を取り交わして内容を十分に説明します。現地での作業は延べ2日間10時間、交通費宿泊費日当の合計は上限6万円ただし依頼人希望による日程変更が生じた場合は依頼人の負担とする云々…と。では、なにかご不明な点はありますか?

 先生これで、利益あるんですか?

お客さまから直球が来ました。ジャストミートで打ち返します。

 ありません!

…と、普段ならこれで終わるんですが今月からは違います。さあ、告白タイムだ!頑張れすずき!

 もちろんこの出張自体で利益はないのですが、いずれ登記のご依頼があれば是非お受けしたいですし、お知り合いの方で不動産の名義を変えられるご用があるならこの事務所をご紹介いただけると大変ありがたいです。

 あらかじめ用意しておいた言葉を一気にしゃべりきって、気づかれないようにそっと息をつきました。

なんだかとても恥ずかしいことを口にしたような気がします。なんで年金受給年齢に達したご婦人にこんなにどきどきしなければならないの?

 まぁ、とりあえず続けてこう言ってればそのうち誰かが登記のご依頼をくださるのではないか、と前向きに考えてみましょう。ところでこのお客さま、気になることをおっしゃいました。

 あともう一回、(沖縄に)いって貰おうかと思うのですが

…なるほど。

少なくとももう一回、登記の依頼をご紹介くださいと言える機会だけは与えられた、と了解してよさそうです。

腹痛発生につき、途中下車

腹痛発生につき、途中下車
腹痛発生につき、途中下車
もう少し考えごとをしたいな、と思って始めた青春18きっぷの旅。富士から身延線に乗ってあれこれ思いつめているうちに、中央本線小淵沢あたりでお腹が痛くなってきました。

仕方がないので塩尻から乗った列車の窓際席を捨て、木曽福島で降りてみます。
おそらくストレスによるものなので、何か食べれば治るはずです。

駅前の食堂でソースカツ丼を頼み、お冷やを一口飲んだ瞬間まことにアッサリと腹痛が消えました(笑)

まさか御獄百草丸でも入ってた、というわけでもないでしょうから、まぁ人間の体は都合よくできてるものだ、と了解しとけばいいでしょう。

列車は寝覚の床を通過中です。
右の席ではお兄ちゃんが目一杯お尻を腰掛けの前に出して眠りこけています。パンツが水色でいらっしゃる。

通路の向こうの席では太ったお父さんが遠くをみながら楽しげに呟いています。
や・き・そ・ば や・き・そ・ば

人間、いろいろ。
あまり深く考えないほうがよさそうだ、と納得できる夏の夕暮れです。

さ、明日から仕事です。

お客さまにお願い

お客さまにお願い
 5日ほど実家に帰っておりました。滞在中はパソコンにさわらないと決めて、いろいろ考え事をして過ごし、これから名古屋に戻るところです。

 平成15年8月の社労士開業以来、少額の労働紛争への対応を標榜してなんとか9年、この事務所を持たせることはできました。
 開業時には、たぶん3年持たせれば以後も存続できるし10年続けていればこの分野ではひとかどの人物になってるはずだ、という読みがありまして、他県から講師のご依頼がくるなど大体予想通りになってはいます。
 と同時に、きっとこの分野では儲からない、という予想も見事に的中しています。

 しかしながら、さまざまなルートからの報告によれば弁護士会や法テラスの法律相談には、経験ある弁護士とのマッチング・相談時間の長さ・相談担当者の受託への積極性等々に問題があり、労働紛争というより少額の紛争への関与全般であまりうまく機能していないようでもあります。
 利用者側の態度や準備にも問題があるかもしれない、という点はおくとして、この事務所がこの分野に関与し続ける意味はあるようです。

 ではこの事務所はどうあるべきか?を考えてみます。
 少額の賃金未払いから時には仮処分で殴り合うような大規模な労働紛争、なぜか時折やってくる男女関係がらみの裁判事務(!)といった分野でのこの事務所を好んだお客さま方には申し訳ないのですが、この分野への関与をこれ以上増やすのは経営上好ましくないようです。
 依頼人のなかにはとんでもない方もおりまして、人があれこれ苦労して有利な立場を作ったところに自分が作った意味不明な準備書面を出して自己満足にひたったり、勝訴の判決を取った後に報酬をあらかた返せと言ってくる方もいらっしゃる、ということもわかってしまいました。理想だけでやっていけるはずはないし、話せば分かるという命題は常に正しいわけではない、とも考えなければならないようです。

もちろんお客さまの大部分はそうでない、ということもわかっています。

 一方で昨年度、私も恥ずかしながら司法書士会に紛議調停を申し立てられました。ある士業から持ち込まれた境界訴訟で、第一審で全面敗訴後に関与して一部勝訴を実現させた、という事案でしたが、一部勝訴できたことを知らされたのがまさに紛議調停の場において、というのは我ながら間抜けです。
 狡兎死して走狗煮らる、というのはまさにこのことで、こうした依頼人からみれば司法書士でも弁護士でも用が済んだらゴミ箱へポイ、ということなのかもしれません。この依頼人もそうでしたが、弁護士や司法書士を次々に乗り換えては懲戒請求なり苦情の申し立てなり紛議調停なりをかけていく、というご趣味の方もいるようです。その紛議調停申し立てではこちらの主張を大部分通して第一回期日でお帰りいただきましたが(そりゃ、元依頼人とはいえ下手な紛議調停申立書を出してくる人と全面対決してよければそうなります)、なるほどこういう目に遭えば、少額の事案や難しい案件、思い入れや自己主張が強い依頼人がよい専門家にたどり着けない理由もよくわかります。

 こうした結果が空しいからお商売に邁進する、というところまで自分がスレていないのは、この事務所のありようを好まれるおおかたのお客さま方のおかげです。大変ありがたいことだと思います。

 有意義で楽しく、地元に限らず活動できるが間違いなく儲からないこの分野=主として労働紛争関連の裁判事務や労働相談。
 おそらくは観光鉄道のようなもの、と最近は考えています。ローカル線というまでひどくない(少なくとも経営主体に赤字をもたらさない)けれど収入の柱にはならない、でもまじめにつづけていればプライスレスないいこともある、なによりそれにいくらかのお金を出す意義を見いだしてくれる方がいる、と。

 そうであれば、ほかに収入源をしっかりと持つ必要がありそうです。
一頃の地方路線バス会社の経営改善に一役買った、大都市への高速バスのような業務があるといい。定型的で一件単価がそこそこまとまっていて確実な売り上げが次々に発生する業務が。

どんな業務がいいでしょう?ここでは、普通にやっても普通に儲かることが普通にわかっている業務、つまり登記にいったん関心を戻すのが一番確実ということになってきます。

いままで登記にかぎらず営業活動をやったことがないのですが、少しやりかたを変えてみます。
とりあえず、分野に関わらずこの事務所を気に入ってくれた方には業務案内をしっかり渡して登記の必要が(つまり、住宅購入か生前贈与か相続が)発生した場合にこの事務所に問い合わせをもらえるようにすることから始めるとしましょう。今さらですが、この分野ではウェブサイトを外注したり広告を出すのもペイするなら継続しなければならないと思っています。

そして、お盆のこの時期にわざわざこのブログをみてくださる当事務所のお客さまにもお願いします。
・みなさんが、またはお近くで不動産の登記(名義をかえる手続き)が必要な方がいたら、この事務所をご紹介いただきたいのです。
 特に相続登記の場合は、関西から関東までであれば別の出張に相乗りさせるか報酬だけで東京への定期的出張の費用を補えるので、おそらく地元の事務所と互角の見積もりをお出しできると思います。いまさらダイレクトメールを出すようなことはしませんが、お心にとめておいていただけると…

 この事務所の衰亡を何年か先延ばしできるでしょう(笑)

クレジットカードによる報酬支払いの受付について(または、ごめんなさい、スズキさん)

前回の記事で9月に控えた九州旅行でやってみたいことをいろいろ書いたものの、結果的にはすべておじゃん、ということになりそうです。

9月2日朝着のフェリーで北九州新門司港についたらそのまま福岡空港に行き、12時過ぎの便で那覇へ行くことになりました。思い切り仕事です(苦笑)

そのまま沖縄県内で3泊し、また福岡空港に戻ってくる、私用旅行はその後だ、ということになっています。要は福岡発着の主催旅行商品をつかって沖縄に出張することで、名古屋から行くより安くあげよう、ということ。


仮にそうやったとしても数万円のお金をお客さまからはいただかねばなりません。今月は請求額100万円規模の裁判事務のご依頼を三つ相次いでスタートするため、そうした場合もやはりお客さまから数万円の初期費用をいただくことになります。

常々思っていたのは、これをクレジットカードで決済できないか、ということなのです。

数年前にクレジットカード会社に検討してもらった結果、不動産登記の書類作成にかぎって正規の加盟店(決済代行業者を挟んでません)としてクレジットカードを利用できるようにしたものの、そのころあった抵当権抹消の単発のご依頼はもうほとんどなくなりました。やっぱり、当事務所の主たる業務である裁判書類作成でクレジットカードが使えるようにならないか…?

このたび、これに対する事実上の解決をみましたので、この8月1日で迎えた創業9周年のささやかな改善としてお知らせしようと思います。

利用するサービスはNTTスマートトレードが提供するちょコム送金です。これは、まさに個人間での送金を送金者のクレジットカードによって行うものですからまさに個人事業主向きのサービスと言えます。通常のクレジットカード利用との違いは、手数料負担が加盟店ではなく送金者、つまりお客さま側に発生してしまうことです。送金額にもよりますが、概ね3%強の手数料が加算されてクレジットカードで決済される、ということになるようです。

個人が個人にクレジットカードでお金を送ることができる、ということからいろいろなことが考えられそうです。送金を受ける人がちょコムに口座を持っており、送金したい人が利用枠に余裕のあるクレジットカードをもっていれば資金受け入れは可能ですから、たとえば裁判外での代理人として振る舞っているときに、相手方債務者に現金による支払いの余裕がなければクレジットカードによる送金受け入れの提案をすることはおそらく倫理的に問題はないはずです(その方が破産寸前、だと危険でしょうが)。

個人間で悪いことをしようとすればクレジットカードの利用枠を現金化できる可能性は当然あるわけで、これは規約で禁止されています。当たり前ですね。

でも。この規約が少々厳しく、おそらくは上記のような不正を抑止する趣旨なんでしょうが、『名字がおなじひと』からの送金は受け入れられない、というきまりになっています。もちろん、だれか名字が違う人(合同事務所ならパートナーでもいいし、送金者が納得すれば補助者でもいいかもしれません)をダミーに建てて受け入れ先にすることは個人事業主なら普通に考えるはず。でも当分のあいだこれをするつもりはありません。

・・・と、いうわけで。

当事務所ではちょコム送金によってお客さまにクレジットカードを利用して報酬をお支払いいただくことはできるのですが、鈴木さん達にはこの扱いができません。

ごめんなさい、スズキさん(笑)

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