一日一時間だけの観光客
この職業の何が素晴らしいかって、月曜日の朝から景勝地を散歩していても、誰からも咎められません。
そう。仕事さえちゃんとしていれば。
その『ちゃんと仕事する』の要求度が今回はなかなか高く、桜満開寸前のかんぽの宿赤穂に二泊する間をたっぷり使ってお客さまへの事情聴取・現地調査に勤しんでおりました。20時から22時ごろまで打ち合わせをして翌朝は10時から、その間に翌日の準備や睡眠食事洗濯や他のお客さまへのメール対応、果ては22時過ぎに電話打ち合わせ時刻を指定する、という状況に追い込まれています。
宿泊中わずかに使えるのは朝目覚めてからの一時間ほど。もちろん頭のなかでは陳述書や申立書の文案をあれこれ考えてはいるものの、資料からもキーボードからも離れて過ごせます。
もちろんこれらの作業は必要だから実施しているのですが、だからといって一日あたり宿泊費日当込み一万円とそれに続く書類作成費用の見積もりが常に採用されるわけではありません。(相談者が)思ってたより高い、と言われたら無理にお受けしないで済むくらいの余裕ができてあらためて思うのは、時には思い切って何かを決めるにも一種のセンスが必要らしい、ということです。
その点で今回は特に理想的なご依頼でして、大変ありがたいことだと考えています。
さて、明日から予定通り、新しいご依頼の受付を休止します。まずは青春18きっぷで名古屋まで帰るとしましょう。
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