開業7年、でも年間受託件数は…
毎年この時期は、経営者としての自分がなにやってるのかを数字で実感させられます。
業界団体への業務報告書の提出と、確定申告の季節が今年もやってきました。
業務報告書の提出という制度は社労士会にはないので司法書士の業務の件数のみを念入りに数えた結果、昨年の受託件数は40件弱ということになりました。件数を基準にするとこの約半分強が、労働紛争での裁判書類作成・訴訟代理・裁判外和解という構成になっています。
ふと思ってしまったのですが、ひょっとしたら僕は経営者としてわりと有能な面を持っているのかもしれません。
この程度の受託件数しかなくても、嫌な仕事を無理に請けることもなく事務所を運営し、パートタイムとはいえ従業員の雇用を維持し、ヤフオクの徹底活用が必須ではありますが事務所の機材を少しずつ更新できています。
…冗談です。まぁ明らかに経営面では無能というべきでしょうよ(苦笑)
ただ不思議なことに、受託総件数はここ数年50件越えが実現できない状態で横ばいなんですが、労働時間が減って売上が増えている気配があります。
つまり表面的には、仕事が楽になっているわけで。
ただ、これはあまりいいこととも言えません。あまり難しいご依頼が減っても頭がなまるだけです。できれば、地裁で全力で対決するような労働訴訟を常に2件くらいと少額・定型的な給料未払い事案を毎月複数件抱えているのが経営上も技量維持の点からも好ましいのですが、なかなかそうはいかないものですね。
ちなみに昨年の、不動産登記の受託件数は3件(同業者の皆さま方には、適当に失笑するなりなんなりしてください。そうでない皆さま方には、これは不動産登記に注力しておいでの事務所とは2ケタ違う件数だと説明しておきましょう)。すでに今年は2件の登記申請をおこない、もう1件が待機中です。
せめて今年の不動産登記受託件数は、昨年比倍増の6件を目指したいと考えています。
さ、明日は東京出張です。出張相談のご依頼は1件が確定したのみですので、久しぶりに国会図書館でゆっくり書見ができるでしょう。ですが月末あたりに兵庫県方面へ、さらに3月第1週は大阪へ出かけることになりそうです。
結局のところ受託件数が低位に安定している理由は、あまりにも明らかなわけで…そうはいいながらも、確定申告のために補助者さまに数えてもらった昨年ぶんの領収証に(大阪-九州間の)フェリー会社のそれが少ないことに、二人して寂しがっていたことであります。交通・宿泊費は昨年50万円ほどを計上しましたが、できればこれより増やしたいですね。
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嫌な仕事を無理に請ける必要がないというのは、素晴らしいことですよ。変なストレスがかからなくて、チャレンジしがいのある仕事にがっつりと取り組めますよね。
投稿: 南の島から | 2011年2月18日 (金) 19時12分