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好戦的だと言わないで?

 あぶないところでした。危うく会社側代理人に言いくるめられるかと思いましたよ。

 提訴前に僕が放った通告書をうけてご出馬されたそのセンセイ、簡単に言えば『この紛争について包括的に解決するため、一度話し合いをしないか』とおっしゃる。しかしながらこの方、請求額の半分弱に匹敵する争点についてあいまいなままで協議の提案をされているようです。

 「そうであるなら応じられません」

 あっさりと言ってしまったのは、いま思うとわかりやす過ぎです。

 あちらは債務者であることなんかあっさり忘れて、僕をやれ好戦的だの紛争を解決する気があるのかだのと、ノリノリで論難してくれます。

 そのうちに、僕がなにか悪いことをやってるんじゃないかと錯覚してきました(苦笑)なんとか電話を切ってしみじみ考えたのですが…やっぱり待てよ?

 彼らが安直に譲歩(互譲とか言ってますけど)を求めることを当然視する、たとえば数万円を得るために僕のお客さまは、そして補助者時代の僕は、何時間働かなければならないんだっけ?

 何時間ではありません。1週間にわたることもあります。

 それを守りたいことが好戦的であるとは思えないし、もし妥協なく要求を貫徹することが好戦的なら過払い事案で判決を目指す代理人は全員好戦的だ!ということになりますが、確か彼らは彼らなりに判決を目指す理屈を標準装備しておられるはずですよね。僕も多分、そのご主張に沿っていいはずです。

また、もしも貸金業者の各担当者が徒党を組んで、過払い金返還請求で非妥協的な弁護士や司法書士に

  • あなたは好戦的ですね
  • いきなり連絡を受けて社長も驚いていますよ
  • 支払うべきは支払うので話し合いをしましょう
  • でも会社側は悪意の受益者かどうかと言われたら、そうでないと考えます
  • それでは話し合いをしないというなら、あなたこの紛争を解決する気があるんですか?

 …等々のご不満をぶつけだしたらどうだろう?と考えると、今回僕が言われたことの不当さがあまりにも明らかです。

 でもこの業界、ずいぶん見事なダブルスタンダードを持ってるもんですね。過払い金返還請求では業者に妥協しないことが一つのステータスで、給料未払いではかえって秩序破壊的と非難されかねない。

 なんだか変だ、と言ってはいけないんでしょうか。ただ少なくとも、こうした言葉尻をとらえてのご不満を軽くいなす技術の習得は必要のようです。あるいは催告をすっ飛ばして全件提訴にしてしまうか、何かシステマティックな対処法が欲しいです。

 さて、ここで労働紛争に自分で対処しようとする皆さんに教訓です。

一つ!会社側代理人による、趣旨不明の面会要請に乗ってはいけません!

二つ!会社側代理人が言う、法律的な要求に動揺してはいけません!

三つ!会社側代理人の立ち居振る舞いは、必ずしも正当性に基づくものではありません!

以上、指差し喚呼!

もちろん、労働紛争においていい意味で『手強い』弁護士さんも東京・大阪を中心にいらっしゃいます。彼らは総じて事実の把握がちゃんとできており説明がわかりやすくできクライアントとの調整が迅速で敵にも味方にもできることとできないことをはっきり伝えます。願わくば僕もそういう代理人になりたいとは思います。

 しかし、互譲や和解の名のもとに大事な大事な基本給を安易に値切り倒す・放り出すことが当然だと思えるのが法律家なら、僕は一生法律家だなどと呼ばれたくないもんですね。ふん!

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コメント

 「社長の感想や挑発はいいので、話し合いをしたいならまず条件を提示するのが筋でしょう。いきなりの連絡も何も依頼を受けたら動かない訳にはいきませんからねー。ちゃんとした条件を提示頂かなければこちらも動きようがないですよ( ゚д゚)、ペッ」位は言ってやりたいところですね。
 まあ機械的に淡々とやっていくのがいいんでしょうけど、人情的には相手方代理人の引き伸ばしや挑発にしっぺ返しは食らわせてやりたいですが、なかなかいい方法はないものです。(´・ω・`)

さっきの投稿で名前を書き忘れました(^-^;

解決金の金額を下げるのがあたりまえになっているけど、それはやはりおかしな話ですよね。
私も請求金額の半分以下で和解しましたが、弁護士には「早期解決したし、復職も叶い、かなりの好条件だ」といわれました。

でも、もともとはまったく根拠のない不当解雇なのだから、復職できてあたりまえだし、むしろ失われた時間を補償する意味で、解決金を増額したいぐらいでした。
労働審判の裁判官にも「納得できないなら、裁判してください」と言われました。

弁護士費用もかさむし、時間も過ぎるし、妥協しましたが、和解のせいか、結局、職場のサービス残業体質は変わりませんでした。

もうちょっと違法な使用者を締め上げておけば良かったかなと、ふと思います。

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