見たい!見たい!記録が見たい!
ある職種の労働者の、労働者性を争う事案に取り組んでいます。会社側にはもちろん弁護士が着き、僕のお客さまと会社との契約は労働契約ではない、したがって労働基準法の適用がない、と主張してきています。
対処法はだいたい見えてきています。もともと僕の手持ちのリーガルマインドでは労働者だと信じられた事案ではありましたが、昨年から活躍中の外資系W社の判例検索サービスで調べたところ、ケースが類似する裁判例が一件、参考になるであろう裁判例が一件、それぞれ出てきました。ここ数年で出た裁判例なので、その裁判所にいけば訴訟記録が閲覧できます。
- 一件は大阪地裁に。
- もう一件は東京地裁に。
…これが札幌や福岡ならアッサリ諦める(ふりをして、夏の青春18きっぷ適用期間まで遅滞防御戦術を採る?)ことができるのですが、行く気になれば行けるところにあるのがかえって悶々とさせられます。もちろんこの調査でお客さまからお金をいただけるはずもなく、行くとなったら完全自腹。ゆえに一層選択肢が広がって、なおさら手に負えない状況です。
行けば必ず参考になる書証に出会えるはずです。原告被告の攻防も、判決理由に書き出されているよりずっと詳細に読めます。
問題は一つ。行くのに金がかかるということ。といっても一万円超えません。
行くなら●日なんだけどな、とカレンダーを横目で眺める、夜風が涼しい22時であります。
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