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2010年6月

ファイナンシャル・プランニング業務をはじめます

 本日当事務所ウェブサイトに訪れた方の検索キーワードに、こんなものがありました。

 不動産投機手続き(←ええーっ!?)

 こうしたご相談に応じるべきか否かはなかなか難しいものがありますが、本日より当事務所に新しい業務を加えます。

 個人の皆さまに対する、ファイナンシャル・プランニング業務です。

 先月受験した、2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験の発表がありました。本日これに首尾よく合格したのです。FP業務にも名称独占の資格があり、2級ファイナンシャル・プランニング技能士はそれにあたる(職業能力開発促進法第50条)ということで言わば『事務所にかかげる新しい看板をくっつけるために』受験の準備を開始したのは昨年のこと。

 受験にあたってはきんざいの3万円程度の通信講座を採用して勉強を開始したのですが、昨年の夏には提出期限ぎりぎりに群馬県の郵便局から課題を出したり、はたまた今年の冬には実技の試験を捨てて沖縄に行けというミッションを課されて不戦敗になったり、まぁ受かる前からブログのネタには事欠かない楽しい受験生活でした…もう少し早く受かってればよかったのに(苦笑)

 さて、FP技能士はあくまで名称独占、つまり業務そのものは誰でもできることになっており、僕もこれまでの相談でお客さまが気づかなかった生命保険・損害保険等の給付2000万円程度、それ以外の金融資産は100万円程度を発見してお客さま方の手元に財産を呼び戻しています。相続時に散逸しそうになるものを文字通り『発見』するものもあれば、被保険者に向かって『あなたの事故ではこの保険は下りません』などと抜かす間抜け担当者の誤解を正して給付に結びつけるものもあり、封筒が自立するほどの報酬になったこともあって、これはこれでなかなか愉快な仕事なのです。どうせなら堂々と掲げられる資格がほしいということで、3級だと少々恥ずかしいものがありますが2級なら一応見られるのではないかと思っています。

 あとは、何かマチガイを起こして司法書士をクビになったときにさっさと保険代理店にでも転業できるように…というのは冗談です。

 ただ、相続・老後・離婚・出産といったライフイベント発生時に適切に生命保険の相談が堂々と出来る、あるいは債務整理業務を真面目に考えた場合に住居費とならぶ大出費である保険料の見直しに切り込めるのは悪くない、と思っています。ほんとうは、そのまま僕が保険契約の媒介をしてしまえればベストなんですけどね。

 ところで、僕が受験をめぐってだらだらしている間に補助者さまがしっかりとキャッチアップしてきました。彼女も1月に学科の試験に受かっており、今回の実技試験に合格されたのです。

 これで当事務所、本職も補助者も2級FP技能士ということになりました。普通の司法書士事務所からはまた一歩遠ざかってしまった気もしますが、もちろん大変嬉しいことです。

一山越させて、虚脱中

 相手に職業代理人が着く労働関係の通常訴訟では、どこかで会社側に決戦を挑むべきタイミングがやってくると考えています。ここでの決戦というのはまさに『勝敗を決するための戦い』なのですが、訴状に対する反論(答弁書)かその補足(被告側準備書面(1))あたりに対するこちらの反論で決戦が生起することが多いように思えます。

 さて、弁護士や司法書士に頼らずに労働訴訟を遂行中の方、またはお考えのみなさん?

 ちょっとした残業代や解雇予告手当の請求であれば、訴状を作るだけなら別段プロでなくてもできます。これだけ情報があふれているわけですからね。できあがってくる訴状も大体の場合定型的なものに収まってくるものです。

 しかしながら、それへの反論というのは真っ当なものから嘘八百並べ立ててみせるものまで実に融通無碍になります。ただ、そのさまざまな反論は被告側答弁書とその次の準備書面でだいたい見えてくるようです。これと被告側から逐次出てくる証拠(つまり、相手側から真正さを争われない書証)を上手に使って、以後の相手側の行動を封殺できるか?をいろいろ考えながら準備書面を作るのは、経験が圧倒的にものを言う領域に入ってきます。

 僕の経験では、会社側の書面と会社側提出の書証で会社側の論理を叩くことができ、それ以後会社側訴訟代理人の行動を頓挫させられるし、そうすれば勝てるという機会はいずれ巡ってくるのです。その機会を活かせるか見逃すかが、専門家と素人を分ける違いの一つだと思います。もちろんそうしたタイミングを見つけた場合には全力で仕掛けるべきなんですが…

 それが同じ週に複数の訴訟でやってくる、という事態を想定してなかったため先週はひどい目に遭いました(汗)すでにご自分で訴訟を起こして答弁書で反撃を喰らっている事案に、第一準備書面作成から支援を開始するという関与のしかたをしたためです。これが訴状作成から受託する場合、作業能力がもともと貧弱なため大規模な訴訟の訴状を同時に作成することがありえません。必然的に作成から提出に至る時期がずれるため、裁判書類の作成自体は複数抱えていても同時に決戦を挑むことはなかったのです。

 とりあえず昨日まででその全作業が無事に終わり、お客さまのもとへ準備書面たちを送り出すことはできました。しかしながら、いくつか注意事項が残りました。

第一。既に始まった訴訟に割り込むのは、強烈に苦労する

…じゃなくて(まぁ、同業者さん向けには有用な教訓ですか)。

既に始まった訴訟の支援というのは、いきなり訴訟の山場、あるいは当ブログで言う決戦を控えた状態でやってくる可能性が高いのではないかと考えます。

これはあたりまえですね。手に負えなくなったからご依頼が来るわけで。

ただ、依頼するお客さまたちには『誰かに依頼するなら早めにしないと、受けてくれる事務所そのものがなくなる』という点で気をつけたほうがよいと思います。ただでさえ込み入った事案を作り、さらに作業時間を奪って発注をかけるわけですからね。

第二。その事案の訴訟記録を、あらためて閲覧しておいたほうがいい

これは、同趣旨の依頼で受託に至らなかったものの事前調査で知ったことです。口頭弁論調書を閲覧して裁判所の指示がわかってない場合への対策に役立てるとか、相手側から上申書などの書類が出ているのにこちらには送達されてない、という事態に対処できます。本人で訴訟をしている場合、裁判官とのあいだに意思疎通がなされていないまま数回の期日を経ていることもあるので、自分の訴訟の記録を自分で見てみることは無駄ではありません。ただし、僕が受託する場合は僕自身が見ることにこだわったりもしますが…そこはある程度気分よく、調査費用をご負担いただきたい(揉み手)

第三。経由した他の事務所の指示が邪魔になることがある

ちょっとした都市にお住まいなら、望めば複数の事務所を渡り歩いて相談を重ねることも当然に可能です。ただ、問題なのは先行した相談での指示が適切でなかった場合に、後からの指示と衝突することがあるようです。訴訟遂行の方針や証拠収集の態度をめぐって

「前に相談した弁護士さんはそうは言ってなかったんですが」

などと当然に言われると、まぁこっちも受託そのものを考えざるを得ないわけで。これへの対処方法はまだ確立されていないのですが、これをお客さまから見たら『相談する奴する奴みんな適当なこと言ってやがる』的印象になってしまうのかもしれません。

これは純粋に運だ、としか言いようがありません。

そして、今回僕がご依頼を受けた二人のお客さまに運があるのかどうかは年内に判明するはずです。来月の新しい仕事のご依頼が一つ入っていますが、今週はゆっくり過ごします。

 できればどこか温泉にでも行って、この新しい『本人訴訟で頓挫しそうな人への支援業務』の受託手順でも考えたいな、と思っています。

2020.12.12修正

受付停止期間終了です

 業界団体支部で評議員(ツカイッパシリ・ザツヨウガカリ・インズウアワセ等と読む)をしている関係上、どうしても支部での研修に出席しないと具合が悪くなるものです。今週は支部での寄り合い=評議員会があり、そこで支部長先生がおっしゃることには、土曜日の研修の申込み状況が、少々アットホームな開催状況を示唆しているようです。

 てなわけで。はっきりとは言われませんが動員がかかりました。

…27日完成と宣言した、準備書面を作っている状況下で(汗)

 同日の評議員会から帰ったのは21時前。22時過ぎからお客さまと打ち合わせに入ります。そこでの決定事項。

…もう一件の準備書面の完成を、一日早めて25日とする(涙)

 昨日時点で一件はぶじ発送完了、所定は週2回出勤の補助者さまに週3回の出勤をお願いして作業にあたったため、さきほど明日完成予定の準備書面もできあがったところです。結果として今日26日に微妙な余裕を作ってしまったため、申込みしていなかった研修に出向くことにしました。その研修、お題が一つ出ています。

-自分が司法書士であることを、帰納法および演繹法で証明せよ-

今回の研修、支部長先生が講師となって論理学の講義を行うのだとか。簡単に予習するところでは、帰納法は個別具体的事実の収集から一般的な事実を導きだそうとするもの、演繹法は大前提の存在を認めたうえで小前提を当てはめて結論を導きだすもの、そうした思考形態です。

 本日受講された人は、登録直後~2年程度の方々が中心です。出席者が少ないこともあって自己紹介から入るよう指示がでました。しょうがないなぁ。


緑区で事務所を開いています、すずきしんたろうです。

開業から6年ほど経ちますが不動産登記も商業登記もほとんどやってません。

…ですので自分が司法書士であることを帰納的に証明するのは困難な司法書士です。


連日の高速作業に少々すりへった心で(いそがしいってのは心を亡くすと書くんでしたっけ)自己紹介を終えると、右側からほどよく湿った笑い声が降ってきます。

見れば支部長先生と研修担当の副支部長先生が楽しげにしています。このお二人だけが、というべきなのかもしれませんが(苦笑)

そして正面から左側一帯では、前途ある若手司法書士の皆さんが無表情を保っています。ひょっとしたら、なにかの我慢を彼らに強いたかもしれません。

 この自己紹介で笑える奴は論理学の素養があって精神的にある程度自由な奴だ、と思って試しに仕掛けてみたのですが、ちょっぴり物足りない反応になってしまいました。少人数ながら大先生が講師で出席者が若手、という研修ですので本当なら業歴数年クラスの人達が少しは研修を盛り上げて(特に少人数形式の研修では、発言しやすい雰囲気を作って)あげなければならないはずなんですが、これはこれで難しいものがありますね。

 さて、今週だけで40枚ほどの書面を書きました。おかげで右手人差し指の爪の下から手の甲-ひじ-二の腕を結ぶ一帯がしびれています。これ以上悪化させるのはまずいな、と思ってブログの更新もやめていたのですが、ついに督促がかかりました(笑)友紀さん、お待たせしてすみませんでした。来週は基本的には抜け殻になって過ごす予定ですが、ブログの更新は通常のペースに戻します。引き続きお楽しみいただければありがたいですね。

ところで、これまでは遠距離の出張についてこちらで日程を決めて掲示板に出しておりましたが、実施時期未定で出張を設定したいと思います。名古屋-東京および名古屋-大阪に至る地域で、向こう2週間以内に出張相談を希望される方が複数いらっしゃる場合にはその方々と調整して出張を行うことにしますので、ご興味のある方はお問い合わせください。今後も、出張は日程が決まり次第掲示板で発表します。

久しぶりの深夜作業

 今月は上旬まで呑気な生活を送ってきましたが、先週から書面作成の仕事が深夜に及ぶことが増えてきています。今日も先ほど準備書面案をお客さまに送ったところで、傾きかけたお月さまが窓の上から見えてきました。

 書面を作りながら思います。

  •  なんで階級政党系の弁護士さんが、労働者を搾取するプチブルジョアジー側についてるわけ?
  •  …で、しかもその弁護士さんが労●弁護団に所属していらっしゃるって一体どうなのよ?

 理不尽です(苦笑)

 そういえば、当事務所ウェブサイトの一部ページに掲出しているgoogle adsenceからたどり着ける法律事務所の広告で

『政治的に中立です 会社側からも労働者からも依頼を受けます』

みたいなことを言ってる事務所がありました。なんだか変です。

 だって冒頭の事務所は企業側の依頼も●働側の依頼も受けるのに、しっかりと

こっち寄り←

 ですもんね。

 僕も労働者側の支援などと言っている関係上、ときどき政治的信条を誤解されるのですが、以前にも労働側を支援して階級政党系のセンセイを敵に回してえらい目にあったと話してだいたいご納得をいただいています。もちろん個々の弁護士さん達が悪いわけではないんですが、答弁書や準備書面を見るとどうにも納得できないご主張を出されるために対立側から学べることがありません。そのあたりに、立場に制約されてしまう彼らの弱さがあるのかもしれません。

 とはいえ突っ込みどころは満載の答弁書ですのでこちらもノリノリで準備書面案を作ることができました。どうやら我が第一準備書面、10枚を超えることが確実ということで、着手金の金額で割り算すると一枚あたり数百円、といったところでしょうか。先日は病院職員さんから絶妙なコメントを放たれて思わず笑ってしまったのですが…確かにこの仕事、楽しいですよ。なんとか今月もお家賃の支払いというハードルをクリアできるようですし。今回も、コメントどうもありがとうございました♪

(じゃん!)判例調査を大切にね!

 最近だと『裁判例と仲良くね!』にしたほうがいいんでしょうか?(関東地方の読者の皆さまには、でんこちゃん風に読んでやってください)

 さて目覚めると、お客さまからメールが入っています。いま裁判書類作成を担当している労働訴訟で一つ心配な点をお尋ねです。

 あらかじめダウンロードしておいた検討済みの裁判例に解説をつけ、問題なしと回答して…ふと考えました。

 単純に漫然と訴訟を起こしてしまう素人のみなさん(ごく一部が、その後当事務所のお客さまとなったりまた離れて行ったりするわけですが)は、こうした検討作業がどれだけ重要かを知らないんだろうな、と。このご依頼では準備書面を一つ作るまえに4つほど下級審レベルの裁判例を参照しており、これらはインターネット上で無料で得られる形態ではほとんど言及がないはずです。

 もちろん、検索エンジンで引っかけられなかったからといってこの世に存在してないわけではなく、うっかり提訴後会社側に弁護士がつけば彼らのいいようにされてしまうことは言うまでもありません。最近では大規模な図書館で、オンラインでの判例検索サービスが使えるところが徐々に出てきましたのでこれを使ってほしいな、と思います。

 もう一件、別の労働訴訟では弁護士さんがある裁判例を出してきました。名ばかり管理職問題で労働側が敗北した事案の、要旨です。彼らの業界ではお約束の、D●-Law(第●法規)のデータベースから引っ張り出したものを、そのまま書証として添付してあります。

 ものは試し、とそのサービスのウェブサイトで年額料金を調べたら、なんと34万円余。

 ちなみに僕が使ってる外資系W社のは年額換算18万円。

 …なんか、負けたくない(笑)

 ためしにその裁判例、こっちのサービスで判決理由の全文を引き出してきました。よく分析の結果、どうやらこっち有利に利用して殴り返せそうなのでこっちは全文を書証として添付してやることにしました。

 彼が使った裁判例は現存する他の会社のものなのですが、会社名がわかってしまったためこっちは東京商工リサーチのデータも書証として添付して、引用した裁判例の会社と現在訴訟で争っている会社とは全然違うし、職制上の地位も待遇も全く違う等々の反論を連ねてみたのです。まさか敵さん、自分が使った裁判例をそのまま使って反撃されるとはお思いでないはずです。

 あるいはそちらの弁護士さんの能力が僕が査定するより数段高く、こっちを最大限引きつけて一気に吹っ飛ばす論理構成をアッサリ考えついてるかもしれません。(そうした御仁に出会ったことはありませんが)

 とにかく、通り一遍の情報をあつめてこれで勝ったなどと言える世界では全然ないのが労働訴訟の恐ろしいところなんですが、時々当ブログを『労働紛争で参考になります。一度読んでみてください』などとして漫然と紹介しているウェブサイトを見かけます。

この、ば●●んがぁッ(←母に捧げるバラード風に)

 そうやって漫然とウェブサイトで情報収集するのが素人の限界で、実際にはその限界より遙かに上の水準でやりとりが行われてることに気づいてよ漠然とでいいから、というのが当ブログの論調なんですが、じぶんだけで訴訟をやりたい全ての人について「それを言ってはオシマイ」なのかもしれませんね。もちろん心ある何人かのお客さまは何かに気づかれて、ご相談の依頼をくださるのです。それは大変ありがたいことだと思っています。

でも、読んでるだけじゃああまり役に立たない気はしますよ。このブログ(苦笑)

見たい!見たい!記録が見たい!

 ある職種の労働者の、労働者性を争う事案に取り組んでいます。会社側にはもちろん弁護士が着き、僕のお客さまと会社との契約は労働契約ではない、したがって労働基準法の適用がない、と主張してきています。

 対処法はだいたい見えてきています。もともと僕の手持ちのリーガルマインドでは労働者だと信じられた事案ではありましたが、昨年から活躍中の外資系W社の判例検索サービスで調べたところ、ケースが類似する裁判例が一件、参考になるであろう裁判例が一件、それぞれ出てきました。ここ数年で出た裁判例なので、その裁判所にいけば訴訟記録が閲覧できます。

  •  一件は大阪地裁に。
  •  もう一件は東京地裁に。

 …これが札幌や福岡ならアッサリ諦める(ふりをして、夏の青春18きっぷ適用期間まで遅滞防御戦術を採る?)ことができるのですが、行く気になれば行けるところにあるのがかえって悶々とさせられます。もちろんこの調査でお客さまからお金をいただけるはずもなく、行くとなったら完全自腹。ゆえに一層選択肢が広がって、なおさら手に負えない状況です。

 行けば必ず参考になる書証に出会えるはずです。原告被告の攻防も、判決理由に書き出されているよりずっと詳細に読めます。

 問題は一つ。行くのに金がかかるということ。といっても一万円超えません。

行くなら●日なんだけどな、とカレンダーを横目で眺める、夜風が涼しい22時であります。

少し気になる推薦者

午前中のこと。補助者さまに今日の仕事の段取りをお伝えしていたら、電話がかかってきました。見たことのない携帯の番号です。誰だろう?

電話をくださったのは、名古屋市外某支部の司法書士さんでした。あいさつの後、おもむろに切り出してこられたのは、その支部で労働法の研修をやることになった…と。

「お、お話のスジが見えてきましたが?」

思わず突っ込んでしまった僕。補助者さまの背中から、聞き耳を立てている気配が伝わってきます。

いたって予想通りに、というべきでしょうか。講師のご依頼をいただきました。当初提示された候補日のうち一日は僕が所属している支部の納涼呑み会付き支部研修会という超重要予定が入っており、支部評議員である僕としては万難を排して呑み会にだけは出席せねばなりません。

えぇと、そんなわけで(笑)

8月下旬に日程を確保していただきました。研修にあたって何かご希望等無いかをお尋ねし、できれば支部の諸先生方のご意見があったほうが楽しいんですがとお願いして、最後にいちばん気になったことを聞いてみます。なにしろこの先生とは面識がありません。それにそちらの支部にはあまり知り合いがいないのですが…僕の事務所は、いったいどこで知ったのでしょう?

「労働法の講師ができる先生として、(司法書士会の)裁判事務委員会から紹介していただきました」

そう来たか!と驚いてはみたものの。よく考えると昨年この委員会の無料労働相談に協力してしまった時点で…

  • たぶん、この展開に向かってレールが引かれていたはずです。
  • しかも60kgレールで、さらにロングレールなんじゃないかと思えてきます(すみません、鉄ちゃんだけ笑ってください)

つまり裁判事務委員会内では

労働法なら適当にすずきに振っときゃええがや(ほかにこの分野で派遣できるタマ持ってにゃあでよぅ)

的な了解が…成り立ってはいないと信じますがどうでしょうね。

 そして今年はおとなりの支部で年金関係の研修の講師にもお呼びいただいたのですが、労働法と社会保険諸法令の講師のご依頼が片っ端から来てしまったら、それはそれで楽しい気もします。


さて、今回お呼びいただいた支部ではない某支部の天然パーマさんからコメントをいただいています。どうもありがとうございます。

ところで、倫理の限界ってなんですかね?あまり覚えはないしそちらで言及したと思われるブログにもあえてリンクを貼りませんので、決して広まるはずはないと確信しておりますが…

まぁ大丈夫ですよ。少なくとも支部レベル以上の研修ではおとなしくてごく普通のお行儀のよい司法書士さんのふりをしていることにしますから。

炭火の会話促進作用

炭火の会話促進作用
こちらの希望通りの裁判外和解を成立させた案件のお客さまと、僕の行きつけのお店で祝勝会です。

新瑞橋のバスターミナル向かいにある『山親爺』という飲み屋は串焼き中心の献立を持つのですが、写真のコンロが一組の客に一つ出されます。必ず出されるこのコンロ、チンケな固形燃料などではなく炭火が入っています。突き出しもこのコンロでタケノコや厚揚げをあぶって食べることになっています。あとはお好みで焼きたいものを頼めばよく、ねぎもよければエイヒレもよし。

ところで、目の前に火があるとなんだか落ち着くのは気のせいでしょうか。この炭火が手元にあるおかげで、一緒に来た人との会話も弾む気がします。

なにしろ気取りがないお店なので、無礼な社長が間抜けな美人を同伴したいようなときには利用できないでしょうが、大事なひととゆっくり話すには悪くない、と思います。

『ホステス』の関連語は?

『ホステス』の関連語は?
国会図書館本館OPAC端末席で、検索結果を眺めています。ゆえあって『銀座 ホステス』で検索をかけたところ、該当するのは21件。

さらに端末機の表示によれば、ホステスの関連語は『ナイトクラブ』なのだだそうです。

…なんか、昭和のかほりがただよってきそう(笑)

今回の出張では、三件の相談を行いました。うち一人のお客さまによれば、当事務所ウェブサイト及びブログ各所から読み取れる僕の印象として『負けず嫌い』に思えるとのことでしたが、さてどうなんでしょう?

あまりそうした言葉を用いられることはありません。単に道理が通らないことや馬鹿な社長が嫌いなだけなんですが(笑)これについては、後で補助者さまのご見解を聞いてみたいところです。僕には足りないいくつかの点において、僕は彼女に敗北を認めているところなんですが。

さて、目的とする資料の請求をかけて、あまった時間で一昨日訪れた不思議な本屋で見つけた本が収蔵されているか探してみました。

『猫語の教科書』収蔵あり。
『本気の電子工作』収蔵あり。

『お尻とその穴の文化史』収蔵あり!

…負けました。さすが国会図書館です。

こんなところで『まずは相談、ね』!?

こんなところで『まずは相談、ね』!?
先週に引き続いて、知多シーガル2号で東京を目指しています。木曜日ということで乗車人員は十名ほど。後ろの席にも誰もいないため、シートを大きく倒して眠ることができます。

朝寝を楽しみながら、浜名湖サービスエリアへやってきました。見るともなしにパンフレットを眺めていたら…いつぞや弁護士違反に問われた某事務所のマスコットガールが微笑んでいます!

すっかり見なくなったテレビCMのキャッチフレーズも健在です!

しばらく見ない事務所でしたが、まさかこんなところで客を引いていたとは(笑)
唯一救いだったのは、手に取られている形跡がなかったことと他の事務所のものは見かけなかったことでしょうか。

さて、今回の出張では初顔合わせになる相談が三件入りました。うち一件は先程実施が決まったものです。

『まずは相談、ね』
ええ、それこそが問題です(苦笑)

不思議な本屋のある街で

不思議な本屋のある街で

名古屋市郊外のこの街へ、出張相談にやってきました。訪問先である司法書士さんの事務所にいく時間には少々早いので、猫の看板が気になった本屋さんに入ってみます。とても小綺麗なお店でしたが、なんだか妙な気配がしたのです。

…そう。尋常ではない気配が。

気配の理由は、入店した直後にわかりました。玄関正面のいちばん目がつくところにおいてあるのは

その他、猫の関連書籍。つまり猫の店なのかにゃん、と中途半端に納得しつつ店内を3分の2周すると…小さいながらも技術書がならんだ書棚があります。どれどれ?

えーと盗聴器の性能向上法にスタンガンの作り方、ある種のビデオのモザイク対策等々、これらを適切な電子部品の選択とハンダゴテの活用で乗り切ろうという本ですね(遠い目)

さらに店内を3歩動くと、●●の文化史という本が並んでいます。

倫理観に厳しい同業者の皆さま…ごめんなさい(汗)

でももう二冊はちょっと題名すら出せない『文化史』だったんで、その三冊並びのなかではこれが一番穏健だったと考えています。とりあえずそんなお店にもしっかり鉄道関連書があるのを確認して、ひそかな満足とともに訪問先へ向かいました。

その事務所の二軒手前にあった店。

不思議な本屋のある街で

ジャワカレー?

ジャワ人が作る、ジャワカレー!?

レトルトのカレーじゃないから商標法上の摩擦が発生しない、ということなのでしょうか。

いずれ現地調査の必要がありそうです。この街にくる頻度を、もう少し上げねばなりません。

さ、明日は東京出張です。

相談支援に行ってきます

 今日の東海ラジオのCMで、ついに在京某大手法律事務所が労働紛争の依頼を集め出したことを知りました。

 …ふ~ん。で、電話対応をコールセンター運営会社に外注するのは、もうやめたんですかね(冷笑)

 しかし!商売上手なN弁護士の事務所がいよいよCMを打ち出した、ということは労働紛争はもう、債務整理に飽きた商人事務所の草刈り場になったのだ、ということは認めねばなりません。

 さらに残念なことには、おそらくこの分野で司法書士は対応能力を失っています。さしたる研修をやってきたわけでもなく(連合会主催の研修で、『労働紛争には安易に参入してはいけない』って講師が言ったって…何かの都市伝説ですかそれ)経験を積んできたわけでもないこの分野では、職能集団の大勢としては弁護士にぶっちぎられて挽回の余地なし、であるはずです。少なくとも、『儲けが出やすい』依頼については。

 もちろん上記の事務所が債務整理の世界で(業界内でも巨大掲示板でも)決して敬意を払われていないところから類推して、労働紛争でも結構な人達が選別されて見捨てられていくのだろうとは思います。どうせ数年で別業務に転進されるだろう、とも。集客力は極めて大きいものの、儲からないことは決してやらない、というのが最大の安心材料なんでしょうね。逆に、証拠がしっかりしている・請求額が大きい・相手が大企業といった『ちゃらっと儲かりやすい』事案が結構な数持ってかれるだろうことが懸念材料、というべきなのかもしれません。

 そうした大きな流れにほんのちょっと棹をさしてみるために、明日は豊田へ行ってきます。

 以前勉強会でお伺いした司法書士さんの事務所から、その事務所で労働紛争について相談をやってみてくれないか、というオーダーが入ったのです。もし何らかその事務所で法的手続きを受託するならば、僕も何かの立場で関与することになるはずです。ひたすら黒子に徹して司法書士さんの支援を行うもよし、以前やったように司法書士団を結成して申立書の欄外に記名と職印をずらっとならべるのも楽しそうです…弁護士さんたちみたいで(笑)

 一つの労働紛争で実在する事案に後見的に関与して、僕が持ってる芸をほかの司法書士さんに残らず伝授してしまう、というのはなかなか悪くないやりかただと思っていますので、今後もこうしたご依頼には積極的に応じたいですね。

 ちなみにその、他事務所内相談支援の報酬は

2時間4000円+そこまでの交通費、です。よく考えたら出張料金を2000円ほど取っていい料金体系を持ってたはずですが…

 忘れました!

朋あり 遠方より…

 ある方から、何年かぶりにメールをいただきました。来月は司法書士試験の受験だ、とおっしゃるのです。

 その方とお会いしたことはありません。いつ頃からか、このブログを発見して読者になってくださっていたとのことで、何度かメールのやりとりをしたことがあります。そうした読者さんが何人かいるほかに、お客さまのなかにも、司法書士を目指すのだと言う方々がいます。

 さて、来月は司法書士試験のはずですね…まさか現時点ですでに勝負を投げてる人はいないと思いますが(笑)、残念ながら受験の決意を表明された方々のなかで、無事に合格された方はまだ一人もおりません。皆さん全く異業種からの参入になります(司法書士事務所の補助者という人とは交流がありません)から、確かに合格までにかかる時間は長いことでしょう。とにかく諦めずに継続して学習してください、としか言えませんが、今年は誰かからいい知らせが入ってくるでしょうか。

 たまにそうしたお便りをいただいた時にも、数年単位の時を経てなお変わらずにこの零細事務所を運営し続けるのも悪くないと思えてきます。ときどきは補助者さまに『過払いばっかり来たらいいのになー(遠い目)』などと呟いてみたりはしますが、そこはあくまで冗談だ、ということで。

 先日ようやく、今年の(本業での)入金額合計が200万円を超えました。このペースで行くと年商500万円の大台に乗るか乗らないか、という状況です。もうはっきりと『儲かってなんかいない』状態なのですが、少し変化が出てきています。

 明らかに仕事にかかる時間が減ってきているのに対して、売上は(過払いバブルの恩恵をちょっぴり受けた一昨年を除いて)微増の傾向を保っています。よほどの事態が発生しないかぎり、日付が変わるまで仕事を続けるということがなくなりました。おそらく、未経験の仕事が減り経験が蓄積されたことで一つ一つの仕事が速くできるようになったこと、週8時間程度とはいえ補助者さまに仕事を頼めるようになったことがその理由です。

 こうして生まれた余力を用いて昨年からは、簡裁代理権やFP3・2級の試験を受けたりもして来たのですが、先月FP2級の受験を終えたところで少々立ち止まっています。

 さて、次はなにをするとしましょうか?今日明日の仕事と関係ないところで営々と何かを準備する結果、数年後に何かが良くなっている、という性格の何かを、いまするとしたら?

う~ん…

  1. いっそ土地家屋調査士と行政書士でも受けてみますか(何をいまさら)
  2. それとも広告を打ちまくって労働者の味方を気取りながら向こう三年で売上5倍増を目指しますか(ってどこの労働相談NPOだよ)
  3. あるいは意表をついて、銀行さんと不動産屋さんに登記の営業でもしに行きますか(これが一番あり得ないですね)

ささやかな新発見

ささやかな新発見
永田町にある国会図書館から東京駅八重洲口の高速バス乗り場まで、どう行くか?

…結構難しい、と思います。最初は赤坂見附まで約1km歩いて地下鉄丸の内線で東京へ、東京駅丸の内口から反対側の八重洲口まで歩いていたのですが、歩く距離が長過ぎて嫌になりました。

次に半蔵門線で三越前まででて銀座線の京橋から歩く、という経路を発見して、歩く距離をいささか短縮できました。東京駅の高速バス乗り場に一番近い地下鉄の駅は、東京駅ではなく京橋駅だったのです。

ただ、これも大手町での乗り換えで結構歩きます。

…で、今日。

午後の出張相談と資料収集が早めに終わったので、有楽町線で有楽町へ出て、そこから歩いたらどうかやってみているところです。

お天気さえよければこの経路でもいい(乗り換えで歩かないぶん有楽町駅から東京駅まで歩くため、結果的に歩く時間はほぼ同じ)ということがわかりました。
なんとはなしの満足感を携えて、知多シーガル1号車中の人となりました。

さて、来週も10・11日に東京への出張が入っています。こちらは、今のところ出張相談のご依頼は一件のみ。わりと余裕です。

15ヶ月ぶりの裁判所

15ヶ月ぶりの裁判所
名古屋を出たのは、7時前。高速バスと地下鉄と私鉄と路線バスを乗り継いで、さいたま地裁管内の地裁支部にやってきました。所要時間は6時間半、といったところ。

今日のミッションは、進行中の訴訟の記録を閲覧することです。裁判書類作成の相談(労働事案ではありません)にあたって是非見ておきたい、ということでお客さまには出張相談のほかに2000円だけ日当を追加していただいて、閲覧に来ることができました。

もちろんこれによる行動時間の増加は、東京を起点とすれば三時間ではおさまらないのですが…まぁ今回は、一時間ぶんだけの請求です。

ところでこの裁判所、昨年2月末にも訪れています。僕に対する裁判書類作成報酬の踏み倒しを企てた不良依頼人を提訴した際に、簡易裁判所のほうを利用して目的を達成しました。

…この裁判所、労働紛争では来れないジンクスでもあるのかな(苦笑)

さて、報酬不払いとまではいいませんが、このところ複数のお客さまから

(当事務所で提示した報酬が)予想より高い

と言われることがありました。いずれも、現時点では弁護士・司法書士に依頼せずに訴訟を行おうとしている方達です。

残念ながらというべきか、僕が見る限りで彼らに自力での訴訟維持能力は、ありません。今日僕がやってるような、地道でときには無駄な営みを重ねて自分の弱みを潰しておく努力や、そうした発想そのものがないのです。

そうした作業の重要性をご理解いただける方からは依頼を受け、そうでない方とはご縁がないと諦めるのですが…あまりいい気分ではありません。

特に、既に自分で訴訟を始めた人への支援は(もともと、あわよくば実費だけでケリをつけようという発想があるためか)報酬に関して辛めの評価を受けやすい仕事のようにも思えます。
また、当事務所でも『すでに訴訟を起こしてしまったひと』からの書類作成の依頼は、枚数を基準に一枚あたり4000〜6000円で決めているため、請求額に対する割合で決まる通常の体系が適用されると考えてきた人にはショックを与えるようです。

でも、更地に家を新築するのと傾いてるボロ家を解体後に家を改築するのとでは…どちらが手間取るかは自明だと、思わないんでしょうか?

やはり、ウェブサイト内でこの分野の報酬の説明を充実させたほうがよさそうですね。労多く益少ない仕事として他事務所と同様に依頼を回避するのは、残念なことだとは…まだ思っています。

ただ、こう付け加えたほうがいいかもしれません。


思ってるより高いかもよ、と。

行きはよいよい、帰りは…?

行きはよいよい、帰りは…?
神戸市役所24階の喫茶店を、打ち合わせの場所に選んでみました。

想定より少々早く終わった(三時間はかかると思っていたが、二時間半で終わった)ため、しばらくこの24階であちこち眺めて行くとしましょう。この市役所の喫茶店、お天気がいいと素晴らしい相談場所になります。

帰りは三ノ宮17時15分発のバスの予約を入れてあります。知ってて取ったのですが、今日は東名阪はリフレッシュ工事中!
…昨日は所定より、二時間遅れたとのことです。
渋滞回避を理由にお客さまから往復近鉄特急利用ぶんの交通費を請求できるような報酬規定を持ってなかったことに…気づきませんでした(苦笑)

梅雨入り前の駆け込み出張

梅雨入り前の駆け込み出張
右の窓には、麦の秋。
左の窓には、早苗の緑。

アーバンライナーは中川の連絡線を渡って、西への加速に入ったところです。

今回の出張も、いいお天気になりました。今日の関西出張と明後日からの関東出張で5人の方と打ち合わせをすることになっています。というより今週は、愛知県内のお客さまとの相談や打ち合わせが皆無(笑)

梅雨に入って移動が憂鬱にならないうちに動けるだけ動いてしまえ!というわけではないのですが、週間予報を見て日程を調整していることは確かです。来週も10日・11日に東京出張を決めていて、すでに一件出張相談のご依頼をいただいています。

とはいえ一部の読者の方が誤解するほど忙しいわけではありません。
と、いうより!
今月の出張では関東と関西で労働事案(お約束通り、各会社側には弁護士付き)に関与してしまうため、カラダが忙しいというより思考能力の方が深く静かに逼迫中です。どちらも、気が向いたら参考になる他の訴訟の書類閲覧もしてみたい(でもお金の請求はできないってことで?)

さてさて今月は、例によって儲からないのに依頼受付停止に追い込まれるのか?

三つの出張が終わった時点で決まるはずです。

よりよい事務所の三要素(探索中ですが)

 よい司法書士の三要素とは何ぞや?と尋ねられたことがあります。

 相手は同業者団体の支部長先生。昨年の支部総会の二次会の席だったかと思います。尋ねられたというよりは、からまれた感なしとしないのですが…数秒考えて、こう答えました。

  1. 買える(依頼人から見て、『買える』。払える報酬で受託可能な体系を維持できること)
  2. 使える(上記報酬体系で、依頼希望者が依頼しやすい態勢を維持できること)
  3. 勝てる(上記二点を満たしつつ、弁護士を含む敵対陣営に所期の戦果を挙げられる戦力を維持できること)

あんたのところは、それでいい(苦笑)

という講評をいただいたのですが…さて、気に入られたのかどうなのか。以来僕も、適当な機会を見つけては同業者さん達にこのネタでからんでいます。

 さて、今月をもって在職二周年を迎えようとする補助者さまに所感を求めたところ、どうやら彼女にとってこの事務所(に、おける就労状況)を語る際のキーワードは

  1. 話し
  2. 考え
  3. 楽しむ

 この三つのようです。これらを使用者たる僕とよりよく行える限りにおいて、どうやら今後も快適に就労していただけるのではないか…と期待しています。まぁ満足な回答です。

 転じて、よい相談者としての三要素もこのあたりに来るかもしれません。よい司法書士の三要素のうち『使える』の中に含まれるようにも思えます。お客さまからみて、話しかけるに値しない(使えない)司法書士のところには必然的に情報が十分に集まらず、情報不足はときに労働紛争の勝敗を左右しますから…よりよく話せない奴はよく考えられず、必然的に勝利からも遠ざかります。これは、地裁に出てくる会社側代理人の皆さんを見ていると痛感させられますね。

 また、どんなご依頼であっても、お客さまとそれなりに楽しめる要素を見いだすことで話しかけてもらいやすい雰囲気ができることがあります。そして、さらに集まった情報でよく考えることもできます。とすると、この三つのキーワードもなかなか重要に思えてきます。

 ただ、実際にやってみようとすると時には大失敗することもあり、先月はお客さまからの要請で出席した会食で、同席した無礼な会社社長にさんざんにコケにされ、それは不快な目に遭いました。お客さまから見て僕が、そうした招待をすれば普通に出てくる人間だと思われたことすら今にして思えば腹立たしいのですが、お客さまからみた『はたらきかけのしやすさ』は程度の問題、ということでいま調整を続けています。

で、今日もお客さまからのお食事の提案を一つ辞退しました。これはもちろん、先月の不快な会食の影響です。いくらお客さまからの招待とはいえ、調子に乗ってホイホイ出席して出くわした奴が零細企業のどうでもいい社長、という程度ならよいのですが、たとえば会って話しをしてみたらフロント企業の経営者(!)とかだったら僕の社会的生命が絶たれかねない…ということも考えるようになってしまいました。

このあたりは、お客さまから一歩引いて身の安全を確保しようとしているわけで、よりよく話す・よく楽しむという姿勢は今後少し薄れてしまうのかもしれません。できるなら、信用できるお客さまとそうでないお客さまをしっかり見極めた上で、それなりに楽しめる能力を身につけたいものですね。

さて、元照準手さん、少々遅れましたがコメントありがとうございました。元照準手さんからの会食の誘いがあれば断らないようにしないといけませんね(笑 別に要求しているわけではありません)

ご指摘のとおり、『自分』が出せない、伝えられないし受け取れない、という人は老若男女問わずどんどん増えてきているような気がします。先月はひたすら自分の話しかしない爺さんに質より量の大味な肉を食わされて大変な目にあったのですが、その辺を全然感知していないお客さまからはあらかじめプログラミングされていたような『お礼のメッセージ』が翌朝送信されてきて思わず失笑したことであります。小綺麗に着飾って、とても美しい日本語がしゃべれても、その言動がときには虚しいドンガラになってしまうこともある、ということもあるし、普通の言葉で普通にしゃべっても、今にして思えば結構粋な和解に代わる決定を引き出せることもある…それが聞き入れられるだけの援護をおこないはしましたがね。

 所定の様式を守りながらどれだけの情念を相手にぶつけるか、というのは裁判書類作成でも大人としての言葉使いでもきっと共通の難しさを持つのですが、そうしたことができないならできないなりに、せめて『今それが、出来ないことの自覚』がほしいものだと思います。そうでないと、文字通りお話になりません。

次に労働審判さん、さっそくのコメントどうもありがとうございました。この方は僕の直接のお客さまではないのですが、その関係はとりあえず秘密♪にしておいた方が楽しそうです(職制側の人たちも見てるかもしれませんからね)。あの団体ではきっと、構成員の上下ではロクに話すことも考えることも楽しむこともできないだろうとは思いますが、せめてああした団体の内情を少しでも話して広めることで結果として立ち上がる人が増えたらいいと思います。そうした自覚的な人となら、彼らとの戦いも楽しめそうな気がします。ただ、漫然と仕掛けただけでは労働審判でもけっこう揉めるのかもしれません。これは事例の集積を待ちたいですね。

明日は関西へ出張です。お会いするお客さまが、いまそれぞれの事案にどう向き合っているかを確かめるためにも直接面談する、という意味があると思うのですが…

夕方でかけた床屋さんで、担当のお姉さんが真っ先に楽しんでいます。

おにいさんすご~い♪髪質いいですね~

切っても切っても黒い、といかにも楽しげにハサミを動かすお姉さん。

ええと…お楽しみいただいてるようで何よりです(棒読み)

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