裁判書類添削のご用はありませんか?
ある時期に、申し合わせたように同じ傾向の依頼が集中して思わず苦笑いする、ということって同業者さんにはないでしょうか?
で、今月起こったその同一傾向依頼集中現象。集まったのは
- 裁判書類の添削
です。つまり、本人訴訟を現におこなっている、あるいは行おうとする方からご依頼を受けて、
- 双方当事者からすでに裁判所に提出されている書類や証拠書類として提出予定の書類を精査し、問題点を指摘し、
- 併せて今後お客さまが作成予定の書類について相談あるいは添削に応じる、
- 場合によっては書類作成のご依頼を受ける(理論的には、簡裁訴訟代理として大々的に介入することも一応可)
というもの。当然ながら司法書士としてお請けできる業務です。
いまこのご依頼が、関西1件関東からは3件一気に入りました。
…なぜ?
ご依頼そのものはありがたいのですが、そうした仕事を請ける司法書士あるいは弁護士の事務所が日本の二大都市圏にいくらもいない、とは考えられない、というよりあまり考えたくありません。聞けばみなさんそれぞれに他の相談機関を経由されてから当事務所にたどり着いているようです…で、その相談にあまりいい印象をお持ちでない(苦笑)
さて、こうした場合に僕の事務所では、お客さまがすでに提訴した(された)場合には、
- 基本的に、既提出書類の精査は1枚あたり200円または10分500円の安い方
- これに加えて、2時間4000円の相談(出張時には交通費等別途加算)
の組み合わせでご依頼を受けています。証拠書類が膨大にある訴訟では証拠書類のみ100円程度に設定するのですが、だいたいこの料金設定で大損しない(たぶんしないと思う・しないんじゃないかな・ま、ちょっと覚悟はしておけ(笑))、と。
これが高いか安いか、をサービス品質から見ると、労働紛争においてはかなり安く、その他一般民事紛争としてはやや安い程度、といったところでしょうか。ただし、お客さまの理解力が●●な場合には必然的に時間がかかりお金もかかる、という弱点があります。つまり、このご依頼で上手にコストパフォーマンスを確保するには、お客さま方にもそれなりのご努力が必要です。
ただこの仕事、やってみると以外と悪くない気がします。完全に本人だけで訴訟をせざるを得ない層と司法書士を頼むことができる層の間には、当事務所においても費用面で結構な断絶があるわけですが(100万円の割増賃金請求訴訟で着手の際の5万円が出せない、とか)、その間隙を埋めるタイプの仕事になるのかもしれません。
ということで、これも新しくウェブサイトにページを作って料金体系を明示しておこうと思っています。この仕事の何が気に入ったかって、もちろん
関東や関西から依頼がいただけるところが(笑)
ところで、これらの業務にともなって6月第1週に、神戸までと東京までの出張をそれぞれ実施したいと考えています。神戸は実施確定、東京はもうお一人か二人の方から出張相談のご依頼があると、こちらもありがたい、という状況です。
別にこの分野のご依頼でなくてもかまいませんので、出張相談ご希望の方はお知らせください。
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