これもまた、必要な知識(のはず)
自営業者の春の大イベント、確定申告。
今期は、還付金の発生と相成りました(情けない…)
同時に、この本を読み終わりました。
もちろん両者の同時終了には、
なーんの関係もありません(遠い目)
あまりにもタイトル通りの内容は、元国税調査官という筆者による裏金の作り方。そして、使い方の数々です。実に参考になりました(ですから確定申告の終了とはなーんの関係もありませんって!)
もちろん摘発と対策を競いつつ日進月歩する裏金業界(笑)のことですから、これはあくまですでにネタバレしたもの=基礎講座という位置づけと考えるべきだとは思います。労働紛争という分野に関わると、時としてやりたい放題の経営者の姿を経理担当者が持ち込んだ決算書から垣間見ることができるのですが、経営者ばかりか労働者による裏金作りのありようをこれでもかとばかりに並べられて、もう笑うしかないという感じです。
もちろんこの知識、さらにブラッシュアップして活用しようという性格のものではないことは当たり前です。でも知っておいて損はないし楽しく読める本でありました。基本的なことをお行儀よく教える技能や書籍は世の中に当然必要ですが、こうした『その分野で実際に仕事をしていないとわからない』ことをちゃんと教えてくれる本が好きです。もちろん僕にもそうした経験の蓄積はあり、それを1mmの遠慮もなく出すと内容が人には言えないような勉強会に仕上がってしまうんですけどね。
さて、今月も講師のご依頼が降ってきました。となりの支部から、年金の研修をやってくれ、というオーダーです…昨年夏に僕が所属している支部で実施した研修を見ていたということを明らかにした上でのご依頼でしたので、何か間違った情報が伝わって僕を講師に選んでしまったというものではないとは思います。
ただ、今回はあくまでも『年金』の研修のご依頼です。労働紛争ではございません。そして幸か不幸か当ブログを読んでるとは、電話を掛けてきた司法書士さんおっしゃいませんでした。
どうやら、少々厚めの猫の皮をかぶってお行儀よ~くして行ったほうがよさそうです。
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