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2009年12月

今年手にした三つのアイテム

 今年は一番難易度の高い労働事案が今年最後にやってきました。会社の破綻に伴って未払いの賃金・休業手当・解雇予告手当が発生しているが社長との連絡は途絶。この会社から最後の売掛債権をかっさらえ、というこのミッション、僕の事務所に来るまでに某テラスの相談担当者があっさりと匙を投げてくれています。いい意味でも悪い意味でもやっぱり弁護士である某テラスの相談担当者、少額で権利関係・事実関係が錯綜した労働事案ではわりとあっさり相談から手を引いてくれます。ちなみにこの破綻会社にも社会保険労務士がいたようで、いい意味でも悪い意味でもやっぱり社労士に過ぎないこの人、離職票一つ満足に作成しないばかりか僕のお客さまにあからさまに泣き寝入りを奨めたのだとか。

 これら積極的消極的妨害を乗り越えて僕のところにやってきた問い合わせに対して、こちらも一番安全な選択肢としては事実上の泣き寝入り=未払給料の立替払い事業の適用を受け、それでおわり、という形を一応提示しています。

 でも。手持ちの書類から、解雇予告手当だけは一般先取特権の実行で直ちに回収できるのではないかと考えました。会社側にはすでに弁護士がついて債務整理の受任通知を放っており、複数の債権者は同じく弁護士を立てて仮差押の実行を図っており、破産開始決定が出れば仮差押や本案訴訟はすべて無駄になる以上、実施可能な部分だけでも直ちに債権差押命令を経て債権回収につなげるべきだ…との判断のもと、作戦行動を開始します。

 ちなみに前回一般先取特権を利用して債権差押命令を申し立てたのは大阪で三年前の春のこと。今回のご依頼はさらに遠い関東地方、しかも裁判所の御用納めが月末に迫っていて、もし12月28日までに債権差押命令が発令されなければ年末年始のまる一週間無駄になり、仮に発令されるとしても同じ会社を巡って仮差押やら動産先取特権の実行申立がすでにあり、いわば弁護士さんたちがパン食い競争(あるいは椅子取りゲーム)をしているところに労働者を引率して割り込まねばならない、という状況になっています。特に今回は、動産先取特権の物上代位を使って債権差押命令を企てた弁護士さんがおり、特別の先取特権が一般先取特権に優越する以上この人とうかつに競合したら蹴散らされかねません。

 ありきたりな少年漫画のように年々難易度が上がっていく展開にはいつになっても慣れることがありませんで、12月の後半は全力でこの案件への対応に当たり、結果としてはなんとか12月28日当日に債権差押命令の発令をみることができました。東京地裁では申立から中二日で一般先取特権での債権差押命令の発令を得ることができると、もう10年以上前の雑誌記事には載っており、僕の申立も結果的には中二日で処理されています。

 この過程で役に立った三つのモノがあります。見ればいずれも今年新しく使い始めています。まず一番貢献度が高かったのは

1.外国為替証拠金取引

 →何でそれ?というご意見が多々ありましょうが、今年初めから元本約200万円で始めたこの投機的取引で、今年は7桁を超える収益を出しており経済的には創業以来の大余裕を僕にもたらしてくれています。

 残念ながら僕も聖人君子ではないし雲や霞を食って生きてるわけでもないので、こうした余裕がなければ難易度が高く請求金額が大きくない遠方の案件を気持ちよく受託し全力で(つまり、他の依頼をストップして)進めることはできません。この外国為替証拠金取引、最初は『自腹での出張の交通費を補えればいいな』くらいの気持ちで始めたところ、9月以降は安定的に本業での利益を上回る実績を示しています。とりあえず今月からは元本を少し積み増して250万円と決め、運用で増えた分だけ引き出すようにしており、今後は一月当たり10%程度のリターンが得られればいいと考えています。来年以降の実績がどうなるか楽しみです。

 ただ、こうして財産を分離して基金を作り(すずき事務所経営安定化基金と呼んでいます)、その運用で経営を安定化させる、という発想は第三セクターの鉄道ではジリ貧へのお約束になってるようで…

 まぁ、これがしくじったらそのときはそのときですよ。

2.第三世代携帯電話

 FOMA、ってやつですね。第三世代という言い方自体しない(第三世代が普通だから)ようで、普通の人に第三世代携帯と言ってもだいたい通じません。主としてデータ通信の速度の向上に第二世代と第三世代の違いを見いだせるのですが、なにより来春でSoftBankの第二世代携帯電話のサービスが終わる、ということで同社第二世代携帯の、しかもプリペイドのサービスを使っていた僕は問答無用で第三世代への移行を迫られることになりました。プリペイドなら月1500円払っておけば十分だったので通常のサービスに移るかかなり迷い、いったんSoftBankの安い白ロムを買って試した結果を踏まえてDocomoのSH-06Aを先月末から使い始めたところです。

 これが今回の事案で文字通りの大活躍を見せてくれました。相手の社長の家が最寄りの駅から2.5kmの片田舎にあり、現地と最寄り駅との移動にはタクシーか徒歩!という状況下でこの機種が搭載しているGPSが実用的な測位精度とソフトウェアを持っていることがわかったのです。これで、まったく知らないところの現地調査でも事前にまず図書館に行ってどうこう、という過程を省略あるいは簡略化できるようになりました。その他、バスの予約・電車の時刻・(裁判所に提出可能な画質での)写真撮影・PDF閲覧といった、これまでなら他の機材や手段がないとできなかった旅行書士としての細かい作業ができるようになったのが素晴らしい。

 そしてなにより、バスやフェリーで移動中でも外国為替証拠金取引の注文が出せる(笑)以前からPHSのシステムを使うb-mobileでPCから移動体通信ができるようにはなっていたものの、高速移動中にはほぼデータが受け取れないし陸から少し離れると圏外になるため出張での移動中は取引をあきらめるしかなかったのが、大きく改善されました。そのかわり、定額でのデータ通信料がほぼ上限に固定されることになりそうです。もちろん、それを払って余裕でおつりがくる利益を上げることができるのですが。

3.簡易裁判所代理権

 上記二者にくらべれば事務所の経営状況好転にさしたる影響力はないのですが(使い方がヘタなだけ?)、代理人でござい、と名乗って敵対当事者に何かができるというのは確かに便利です。

 今回の事案でまず直撃をくらったのは冒頭出てきた社労士さん。僕のお客さまに素敵なクリスマスを迎えていただくためにこいつを少々脅す必要があり、内容証明など使うまでもなくファクス一通で所期の効果を得ることができました。このほか本件では債権仮差押命令申立も僕が代理したのですが、裁判官面接で

裁判官:被保全権利と保全の必要性はわかりました…で、

どうして名古屋の方が?

という発問がまず最初にありました(笑)このほか数問のお尋ねはいずれも、申請の適否それ自体にはほぼ無関係。

聞けばこの仮差押命令申立を行った東京高裁管内某簡裁、仮差押の申立自体が年間30件弱ということもあって担当書記官さんによれば

「司法書士さんが代理での申立自体、今年初めて見ました」

とのこと。僕の簡裁代理権はいまのところ、主として遠隔地の裁判所で騒動を巻き起こすのに使っています、と言わなければいけません。

とはいえせっかく手に入れたモノですから、来年はこれらを一層よりよく使って楽しく仕事をしたいですね。幸か不幸か未解決のままで越年されるお客さまには、来年も引き続きお付き合いください。あなた自身が来年をよい年にするために。

そして現在当事務所への依頼を検討中の方々には、当事務所経営安定化基金の運用が今後も好調であることをなにかのついでに祈ってください…
ある日突然僕が『明日から出張は新幹線グリーン車利用、日当は1日8万円、訴訟代理の着手金は最低10万円払え』などと世間並みなふざけたことを言い出す未来が、永遠にこないように(苦笑)

しあわせのベンチマーク

しあわせのベンチマーク
信号二つ向こうは、もう全力で風俗街!
…というわけで、お気に入りの洋食やさんなのですがお客さまとは別れてやってきました。

朝一番で出した書類は、無事に受理されたようです。不測の事態に備えてわざわざ都内からこの地裁支部にお呼びしたお客さまには、まぁ笑って許してもらいましょう。通常なら提出から裁判官の決裁まで数日かかり、以前やったときにはまる一週間かけたその申し立てが二時間弱で通過したのは他庁の素敵な書記官の厚意に加えて、僕の働きもあったので。

今回の仕事の前にも別件で何度か訪れたこの街。やっぱり行きつけのお店があり、今日は申請が通ったらここでカキフライを食べると決めていたのです。ちゃんとしたお店でカキフライ定食が食べられるようなら、その年は経済的にはまず幸せと言っていい、と僕は考えています。

今年もっとも難しかった労働事案になんとか対処でき、併せて経験も積めて、まずまず今年はいい年でした。

さて、青春18きっぷ二日目を使ってゆっくり帰ります。名古屋に着くのは、23時過ぎになります。

日出づる国へ

日出づる国へ
適当に買った乗車整理券の番号は、8899。

何となく嬉しい、一日の始まりです。

金山6時56分発のホームライナーで、今年最後の出張に出かけることにします。冬の青春18きっぷ一日目は、東海道本線を東上する旅になりました。

この列車は土曜日・休日にかぎって浜松ー静岡間で運転されるホームライナーに接続が取れており、ロングシートを我慢するのは静岡ー熱海間だけで済みます。
帰りは何事もなければ、平日のみ運転のホームライナーに沼津から浜松まで乗れるはず。普通列車のほとんどがロングシート車の浜松ー熱海間をクリアするには、諦めてバスに乗るか(最近はこればっかり)休日発平日帰着の日程を組んでホームライナーを連用するかの二者択一になっています。でも今年のダイヤ改正から、帰りの沼津発ホームライナーを使って青春18きっぷで名古屋まで帰ってこれるようになったのは素晴らしいことです。

少しだけ、趣味復活

 社会保険労務士としての登録開業後6年余をへてようやく、昔からの趣味にお金を回す余裕がでてきました。ネットオークションで満を持して入札したのは、鉄道模型(Nゲージ)です。さきほどめでたく落札となりました。

 よく考えたら開業以来どころか司法書士受験開始以来14年のブランクを経て増備される期待の新車は

 キハ58系4両編成

 です。当ブログの読者ご一同さまのうち同業者ほか資格・法律関係者の人達は…今日は無視(笑)。わかる人なら一瞬でわかるとおり、僕は国鉄型車両に萌えるタイプです。

 ところで少々困ったことがあります。

 車両だけは引っ越しのたびごとにきちんと梱包して二十数年前のものも良好な保存状態なのですが、線路がほとんどありません。そもそもシノハラのフレキシブルレールなんてまだ売ってんのか?と(趣味人としては)愚かな疑いを抱いてしまいましたが、予想も期待もしたとおりに某巨大掲示板には同社信者の会のスレッドがしっかり立っておりました。

 さてさて、まずは死蔵されている車両達の車輪を磨いてあげないといけません。

 それが済んだら、名古屋市近郊にもいくつかできはじめたレンタルレイアウト(鉄道模型のレイアウト=レールを引き地形や建物・鉄道関係設備のミニチュアを縮尺を統一して配置し、鉄道模型を走らせて楽しむもの、って説明するのが凄くヘンですが、そのレンタル)に出掛けて、久しぶりに動力車を走らせてこようかと思います。あるいは、おなじく死蔵されてるGreenMaxの客車のキットでも組んでみましょうか。いずれにせよ有機溶剤のかおりただよう年末年始になりそうですが、腑抜けて過ごすにはいいかもしれません。

 …その前に!

 御用納めを東京高裁管内某裁判所で迎えることになっています。例によって冬の青春18きっぷの期間ですので、明朝からゆっくり移動して現地に泊まることにしましょう。

連勝ですよ、一応

 今年の九月にようやく使えるようになった簡易裁判所での訴訟代理権、この事務所としては当然ながらまず給料未払い事案で使っています。今月は二件の期日が入りました。

 先週は東京簡裁で。これは許可代理人が出てきたのですが文字通りお話にならず、請求原因事実は軒並み認めていることは読み取れるためこちら側全面勝訴。

 今日は名古屋簡裁で(東京-名古屋間の距離は気づかないふりをしてお読みくださいませ)期日がありました。

請求はいたってシンプルな賃金の請求、証拠はひとそろいそろっていて我ながらゴテイネイに証拠説明書までつけてあり、さらに答弁書提出なし被告出席なしということで法廷内で気をつけなければならない存在としては傍聴席で澄ましておいでの補助者さま(←休日なんですが今日は!)だけということになっています。

 それでも今回が名古屋簡裁での訴訟代理人デビューなのですが原告席の座り心地を味わうヒマもなく

裁判官:「訴状陳述でいいですね」

僕:「はい!」

裁判官:「で、どうします?」

僕:「判決をください♪」

裁判官:「では判決言い渡しは1月1●日●●時50分」(訴訟記録を、ホイとばかりに書記官に渡す)

以上、所要時間2分弱で当方完全勝訴となりました。とりあえずこれで、僕が訴訟代理人として扱った賃金請求訴訟は二件が二件とも全面勝訴…ってことでいいはずです。誰か司法書士さんと話しをしているときに、『書類作成支援で傍聴席にいるときと訴訟代理人で出廷しているときでは全然(気分が)違う』というようなことを聞いた覚えがありますが、どうもそうした感慨が全然わかないで困ります。

 今月扱った事案は二件とも、請求額40万円弱なので訴訟代理をおこなってお客さまへの費用の負担が過重にならないか、普通なら心配されるかもしれませんね。いくつかの司法書士のウェブサイトを見て回っても、通常訴訟での訴訟代理には着手金に最低額(10万~5万円)を設けているところがほとんどのように思えます。この立場を当然と見れば、50万円以下の請求で訴訟代理人を使おうと思った瞬間に請求額の10%以上が着手金で吹っ飛ぶ、と?

 ちなみに僕のところでは40万円の賃金請求訴訟における訴訟代理の業務をはじめる際の着手金は、取っても2万円程度なんですが(ちなみに上記二件とも着手金は1万円台ですが何か?)ある程度まとまった数の依頼をコンスタントに受けてしまうなら(必ず一定割合で、かんたんに勝ててしまう事案が混ざるため)そんなに多額な報酬請求をお客さまにぶつけなくてもなんとかなるように思えてきました。おそらく労働関係での簡裁訴訟代理業務における着手金の最低額は、1万円程度で十分なはずです。

 なーんて言ってると、そのうちにどこか目端のきく同業者さんたちが素敵なコマーシャルを乱打して、シンプルな基本給請求訴訟だけをかき集める世の中が来そうな気もします。さしあたってはそんな世の中の到来に備えて、せいぜい技量を上げておくことにしましょうかね。

世の中が、甘いものでありますように(笑)

世の中が、甘いものでありますように(笑)
…というわけで、眺めのいい喫茶店でチョコバナナミルフィーユを頼んでみます。

今回出張の目的はおおむね達成されました。17時40分発の知多シーガル1号で帰ります。
お客さまと別れたあとで、脱力感とともに左足に違和感を覚えました。

靴下の、足の裏に穴があいています。妙にぺたぺたするのはそのためか。なるほど。

さてさてこの季節になると、好むと好まざるとに関わらず誰かにクリスマスプレゼントをお贈りすることになるのが当事務所の年中行事と化しています。

今年は二人のお客さまに、職安が職権で発行した離職票をお贈りすることができました。

なんて現世利益的な、という突っ込みが入りそうですが、これはこれで意味があること。この時期に誰かの善意で何かの手続きが速く・あるいは適切に進んでいくありさまをお客さまと見ることができるのは、わりといい気分です。

さて、年内におそらくもう一度、東京に来ることになるはずです。

1泊3日、着替え無し

1泊3日、着替え無し
三日前に朝日を浴びて立っていた名鉄鳴海駅で、夜更けの列車を待っています。

23時33分刈谷駅発の、知多シーガル4号の予約を取りました。もう一回東京へ行かなければなりません。

持って行く書類が多いのとあちこち歩き回るのが予定されているので、少しでも荷物を減らしたいところです。

…ということで。

無くても死なない着替えをカットします。まあ現地一泊のみなので、宿泊先で洗濯すればいいわけです。

明日は新木場着5時50分。お客さまとは8時30分に待ち合わせです。ちゃんと時間調整の場所を確保しています。ネットカフェではありません。

おそらく、仕事で夜行の便で動くのはこれが今年最後、裁判書類の提出もこれが最後のはずです。

では、行ってきます!

半蔵門の定宿から

半蔵門の定宿から
あたまの中で、一つの歌が繰り返し流れてしまうことてありませんか?

僕は昨日からずっと、『母をたずねて三千里』(三十代以上の人ならみんな知ってるあのアニメです)の主題歌が頭の中で流れています。実は現地調査をやったら対象者が他県にいるらしい、という展開になり、午後からさらにそこへ行くことにしました。これがなかなか遠い!

…この心理状態で口頭弁論に出廷するのはどうかとも思いますが、こちらはホストみたいな役員がひたすら金が無いと繰り返すだけ(で、具体案皆無!)なのを振り切って判決になだれ込むことになりました。訴訟代理人デビューはさしたる感慨もなく、完全勝訴の判決で無事終了。

依然として母をたずねて三千里気分のまま、債務者がいる、あの空のしたを…目指すとします。

陳述書作成促進週間終了!

陳述書作成促進週間終了!
朝日が素晴らしく綺麗な、6時40分の名鉄鳴海駅です。
…前の晩に55分しか寝てなけりゃ、たいていの朝日はまぶしく見えるもんです。

さてさて今月分の精力をあらかた使い果たして、今週作成予定だった5件の陳述書を作り終えました。昨晩は補助者さまにも深夜労働をお願いしてもなお、作業の完了が今朝4時前になり、久しぶりに思いきり仕事した(仕事に追われた)気分です。

東京でのお客さまとのアポイントメントは午後からなので、朝寝坊して自腹新幹線乗車という案に心惹かれました。これなら10時過ぎまで寝ていられます。
でも今週始めの姫路出張では、帰りに何となく選んでしまった山陽電鉄直通特急(姫路から阪神梅田まで行く特急。そんなに早くも快適でもない)がよりによって垂水付近で運転取りやめになり、三ノ宮からの高速バスにあっさり乗り遅れて自腹での近鉄特急利用を余儀なくされています。

いくらなんでも一週間に二回バスを捨てて自腹で有料特急に乗るのは…心が傷つきます。旅行書士として(苦笑)

今日ほど知立駅北バス停にバスがやってくるのがありがたく思える日も珍しいです。リクライニングシートを倒した瞬間、天国に逝きかけました。

外は冬晴れのいいお天気。でもとりあえず、寝ます。

忙中閑あり赤穂御崎

忙中閑あり赤穂御崎
鳥居の向こうは、小豆島。

義士祭の日は寒くなる、とお客さまに脅かされてやってきた赤穂市内は、コートがいらない快晴です。

昨日最後の予定は、23時から東京のお客さまと電話で打ち合わせというもの。終わったときには日付も変わっていました。

バスもあまりない、とさらに脅かされていた海浜公園近くの宿からは、徒歩数分で駅へのバス停にたどり着けました。30分に一本あれば充分です。
とたんにそのまま駅へ行く気が失せて、逆方向へのバスに乗り、ここまでやってきました。午前中は予定がありません。

今日の予定は、まず14時から姫路で。
さらに名古屋に戻って、22時から電話での打ち合わせが入っています。昨日より楽に思えるのは、気のせい…でしょうか?

おいしいものは地下にある♪

おいしいものは地下にある♪
急いでいないときに限って、バスは定時に走るもの。三ノ宮でちょうどお昼の時間になりました。今日一件目のアポイントメントは姫路で14時からなので、センター街に行ってみます。

たまたま金券ショップがあった商業ビルの地下が、食堂街になっています。どれも安くて、おいしそう…三ノ宮では今まで行きつけのお店を開拓できていなかったのに(なんばウォークやソラリアプラザにはありますが何か?)、一挙に候補が増えて大変なことになりました。

迷いに迷って入ったのは餃子二人前の定食が600円のお店。ここもまた来たいのに、洋食屋さんとカレー屋さんの候補が各二軒と丼物のお店が一軒候補に加わっています。

幸か不幸か、今回出張の目的になっている案件はまだ続くはずです。

陳述書作成促進週間開始?

陳述書作成促進週間開始?
12月14日→討ち入り→赤穂、という程度の連想で、今回の姫路出張の宿泊地を播州赤穂に決めました。

その程度の遊びができる余裕はあるものの、今週はなかなかハードです。週の前半に姫路へ行き、後半に東京へ行き、7人の人と打ち合わせをやって陳述書を5件作らなければいけません。今回はバスのなかでも全力で作業できるように、外付けのPC用バッテリーを携行しています。
もう余力なんてありゃしない、ということで対外的には冬休みを宣言します、と補助者さまに言ったら、

それは冬休みとはいいません

と説諭されました(泣)
さてさて今日は8時25分発三ノ宮行き高速バスから旅を始めます。乗車率は七割超といったところでしょうか。聞けば今年のルミナリエは14日までとのこと。誰かと行ったこともありますが、明日のバスは17時過ぎの予約を取りました。のんびり追憶に浸る贅沢は、まだ僕には許されていないようです。

肉食系の訪問者

 今日は午後から、労働相談のお客さまがいらっしゃいます。午前中はぼんやり窓の外を眺めながら、だれだらと陳述書案を作っていたところ、何かが高速で横切ってベランダのへりに停まりました。

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 こっちのことなんか気にもしない風情で遙か向こうを眺める鳥。

 足下には、後頭部から背中にかけてのラインが90度折れ曲がったスズメの惨死体。そのまま死体遺棄事案になるのかと息をつめて見守るこっちのことなんか文字通り眼中にない風情で、おもむろに朝のお食事を開始します。

 十数分後。骨一つ残さずに完食すると、満ち足りた表情で

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振り向きました!「何か?」と言わんばかりに。

ファインダー越しに目が合った気がします。まさかこっちを次の捕食対象に選定したわけではない…はずです。

 ややあってこの鳥、ベランダに十数本の羽毛と若干の血痕を残して旅立ちました。

教訓

 立つ鳥、後を濁す(苦笑)


 さて僕が肉食系とか草食系とかいうカテゴリーに分類されうるのかはよくわかりません。ただし、やってる仕事は時として

 狩り

 ですね。その対象がメタボな中高年男性やその手先の職業代理人であることが圧倒的に多いだけで。そういえば、裁判官が素敵な眼鏡ッ娘だったり担当書記官がウエストライン丸出しだったり、という眼福はまれにありますが相手側の社長が誰かステキな女の人だったことは当事務所創業以来絶無であります…あ~あ。

『早売』買おうか やめとこか

 来週は13~14日に姫路まで、18日頃東京まで行くつもりです。東京への出張には、久しぶりに知多シーガル号を使うことにしました。知多シーガル号は知多半島の知多半田から東京を結ぶ高速バスなのですが、刈谷あるいは知立で名古屋方面からの鉄道に乗り継ぐことができるのです。

 このバスで知立駅北-東京駅間の運賃は

  1.  片道 4700円(←この運賃で乗ったことありません)
  2.  往復 8000円(片道あたり4000円)
  3.  早売1 3760円

 この三つがあります。これだけ見ると早売1を2回購入して往復するのが安いのですが…

 先日、早売1で中央ライナーに乗ったときのこと。前の席を占拠していたのは、なんと七色の髪の怪人です。こいつが占位している6列以降に全乗客が集中しており、前5列はガラガラ、という状態に接して少々考えるところがありました。

 つまりこいつら(僕も含めて)全員、早売1で乗ってるんだ

 と。車両によっても微妙に異なるのですが、早売1はやや安い代わりに条件の悪い(エンジンの近く・後輪の上にある)後部の座席に設定されているのです。それだけならまだいいのですが、基本的にあまり移動にお金をかけない嗜好の人が集まる高速バスでさらに金がない連中が集中してその座席に集まるのがよくありません。そうした中には少々お行儀の悪いひともおいでです。

 と、いうわけで。

 今回はあえて早売1を避け、通常の往復割引で予約をかけ、空いてるシートを見てみたら…

 やっぱり1~4列あたりに空きがごろごろあり、後部が結構埋まっています。

 まぁ、三列シートなら隣に妙な奴が座ってもたいして圧迫感はない(カップ焼きそばを食ってそこら中に臭いを充満させたり携帯ゲーム機の音声を切らなかったり誰はばかることなくいちゃついたり酒をくらって歌ったり、ということは、ないわけではないのですが)とは思います。これが四列シートだと、早売1の安さに飛びついて隣に誰か座られてしまうと、東京-名古屋間の6時間が結構つらいものがあります。平日の真っ昼間のように、まず間違いなく空いてるなら早売1もよいのですが、今回の出張も帰りが週末にかかります。恐くて早売1が、使えません…トホホ。

少々早い 冬休み?

 新たなご依頼の受付を停止しようと考えています。今月はすでに、お家賃の心配をしなくてよいだけの収入があります。わーい冬休みだ、などと補助者さまに申しましたところ、

 そんなわけないじゃないですか

 と軽くあしらわれてしまいました(泣)

 受付を止める理由はもちろん越年資金が確保できたことではなく、当事務所にごくたまーにやってくる難易度が高いしかも遠距離の依頼を受けることになりそうだからです。もちろん労働事案です。それを受けてしまうと、一週間はそれ以外の仕事ができません。

 もちろん難しくて遠くの仕事だからお金がたくさんもらえる、などという夢のようなことは、少なくとも労働紛争関連業務では今も昔も全然ありませんで(笑)、請求額に比例して決まる当事務所所定の報酬と目的地へバス二往復分の交通費だけをいただく約束をしています。交通費を一往復分でいい、と口を滑らせなかったのは当事務所経営上の極めて大きな進歩だと自負しています。

・・・などと言ってるとまた補助者さまに何か説諭されそうです。


本業はとても呑気であるのに対し、資産運用のほうはアグレッシブです。年初からすずき事務所経営安定化基金として、元本200万円としてFX(外国為替証拠金取引)での運用を続けてきたところ、どうやら年初来で80%超、9月以降は毎月最低10%以上のリターンを得ています。

どうやら安定的に収益を上げる術を身につけたらしいので、今日から元本を増やすことにしました。

以前失業者だったときに何度か利用したクレジットカードのキャッシングについて、完済後の過払い金を回収したのです。訴状記載の請求額の満額+利息で37万円ほどの入金が本日ありましたので、これを直ちに経営安定化基金に投入して元本を250万円に変更し、以後は運用して250万円を超えた部分だけ引き出して使うことにします。つまり、しばらくの間はさらに運用して増やさないと(250万円に達しないと!)お金がひきだせない、ということになります。

で、今日取引業者への送金手配をとって気づきました。

  1. 当初は170万円ほどの、過払い金返還請求の報酬をもとにしてFXの取引を始めました。
  2. 半年ほどで200万円に達しましたので、元本を200万円としさらに増えた部分だけを引き出して使い始めました。
  3. 引き出せた金額が累計で7桁に達したので、元本を37万円増加させ、さらに運用して250万円より増える部分だけを引き出して使うことにしました。

 ここで1.3.の投入資金はいずれももとは過払い金だよな、と。お客さまの過払い金か僕自身の過払い金かはともかく、金融業者から戻ってきたお金であることは間違いありません。

 つまり!

 この事務所は今後、債務整理はあんまりやってませんといいながら実は過払い金で動き続けることに…なるのでしょうか?

 戦争放棄しましたといいながら実は隣国の戦争特需で経済成長のきっかけをつかんだどこかの国の現代史を見るような思いがします(って大げさな)

 ま、もう少し運用実績をあげてからこのことの意味を考えるとしましょう。来年末の時点でどこか他国の金融危機のあおりを食らってすってんてんになってるようなことがなければ、何か楽しい記事が書けるような状況にたどり着いているはずです。

架線下のディーゼル特急

架線下のディーゼル特急
今朝になって一件、予定が追加になりました。友人の司法書士さんが隣県から名古屋に出てくるとのことです。

これに間に合わせるには16時難波発の近鉄特急に乗ればよいのですが、姫路駅に戻ってきたのは14時23分。
4分後の新快速なら15時30分大阪着でぎりぎり間に合います。それでいいか、とプラットフォームに駆け上がったら、14時25分発特急スーパーはくと8号京都行きが佇んでいます。ほどよく空いた自由席で。

そういえば、まだこの車両には乗ってない…

何かに吸い込まれるように乗り込めば、須磨海岸の眺めも心なしかゆとりがあるような。

大阪までの自由席特急料金は940円なのですが、余裕の時間で難波ー名古屋間の切符を金券ショップで買えれば出費とほぼ相殺できるはず、です。あと10分打ち合わせの終了が遅れたら自腹で新幹線に乗ることになったはず。危ない危ない。

三泊四日がちょうどいい

三泊四日がちょうどいい
どこかに出かけてもここまで戻ってこれれば安心、と思える地点がだんだん西にズレてきて、最近はここ北九州新門司港で乗船手続きを終えたらほぼ『帰ってきた』ような気分になっています。
今年の大規模出張は、予定としてはこれで最後。あとは姫路と東京に一回ずつ出かけたら多分おしまいで、経営状態からちょっと目をそらせば呑気な越年になるはずです。
残りの出張は多分一泊ずつの日程になります。そして、一泊の出張と三泊の出張の荷物の量は全く同じです。かばんに一回分の着替えを入れて、二泊目の宿で洗濯すればいい、と気づいてから九州への出張のパターンが往復フェリー・現地一泊で定着してしまいました。
今回は交通費を敵対当事者から取れるため、現地二泊にしたのですが、昨年から行ってみたかった天草下島の牛深には今回も行けずじまい。天草の路線バスは妙に入り組んでいてなかなかうまく使えません。
来年は天草島内で宿泊するプランを立ててみたいものです。

さて、明日は少し珍しいパターンで動きます。姫路で打ち合わせがあるため、大阪南港ではなく六甲アイランドに着く阪九フェリーの利用が最適なのです。
ところでこの阪九フェリー、船室に携帯の電波が届きます。

便利なような、うっとうしいような。

橘湾に日が沈む

橘湾に日が沈む
今日は素晴らしい一日です。

一件の電話も一通のメールも来ません(苦笑)

さて今日は博多から長崎を経て諫早へ、そこから島原半島西岸を南下中。天草へのフェリーが出る口之津に泊まることにしました。

本年最後の九州出張ということと、九州内で受けていた仕事に決着がついたことから一泊余計にすることにしました。今週明けから昨晩にかけて、だいぶ円安が進んだおかげで今月実施予定の出張全部と生活費をまかなうくらいの収益をFXで確定させたため、経済的には大余裕なのですが、最近自腹で動くことに悲壮感がなくなった気がします。生活の心配をせずに儲からない仕事を受けられるのは、素晴らしいことなんですがね。

ところで今日僕が泊まってる宿なんですが、『じゃ●ん』から予約を入れて施設詳細から地図を参照したら、地図の表示の位置と実際の位置が(田舎の感覚で)ちょっと離れておりまして、おかげで50分ほど余計に歩くことになりました。

おそるべし、『じゃら●』。

交通費敵対側負担♪

交通費敵対側負担♪
今日は福岡に滞在中です。昨日は強烈に忙しく、訴状一つ(割増賃金請求)と任意整理の和解を三社成立に持って行く間に、日が暮れてしまいました。いつもなら自腹で新幹線に乗り出港数分前にフェリーに駆け込み乗船するところですが、今朝は違います。

県営名古屋空港から福岡まで飛行機を使います。しかも費用は敵対側、つまり会社側からの支給です。


なぜか証人として、会社側から呼ばれてしまったのです。もう嬉しくて嬉しくて(笑)

この場合の旅費は僕を呼んだ方の負担なので、遠慮なく飛行機で、しかも定価でチケットを買いました。

敵はどうやら僕が名古屋から来ると知らないまま福岡地裁に呼ぶことにしたらしく、尋問やっても結局なぜ僕が福岡からご依頼を受けてるのか納得できなかったようです。

だからというわけではありませんが、会社側からみれば証人というより刺客を呼び込んだ今日の尋問、お約束通り和解の提案があり、これが決裂となりました。
判決言い渡しの前ですが、今日はお客さまと慰労会です。

ちなみに、帰りは新幹線利用で旅費貰えるんですよね。

期待の新兵器 就役!

 明後日、地方裁判所で当事者尋問と証人尋問を行う訴訟があります。尋問までもつれこむ事案は半年ぶりです。

 さて、僕は地裁で訴訟代理人になれない以上、証人や敵対当事者に対する尋問(主尋問であれ反対尋問であれ)は、すべてお客さまに実施してもらう必要があります。訴訟が初めての方でも、これを円滑に行えるようにするための手段について当事務所では鋭意研究を重ねて参りましたが、このたび新しい装備を完成させ、このほどお客さま方へ納品を終えたところです。名づけて

  • 09式反対尋問カード11型

 ・・・すいません。いただけないネーミングセンスで(汗)

この09式反対尋問カード11型(以下、めんどくさいので『カード』と言います)、簡単に言えば

  1. A4判の厚紙を三分の一ずつ切って
  2. 切った紙の上半分に尋問事項または発言を、一つずつ書いて
  3. 下半分に、その尋問をする際の注意や、回答内容による条件分岐を書いて
  4. パンチで穴をあけて、尋問の順番に金属リングで綴ったもの

 です。つまり巨大な単語カードを考えてください。

 それだけといえば…それだけなのですが、この形と大きさと材質と記載事項にたどり着くのはこれでも結構な試行錯誤があったのですよ、これでも。

 ちなみに11型というのは『量産機で1番目の記載様式、1番目の紙質』という意味で…そのうち21型とか32型とか52丙型とか出てくるかもしれません。(当ブログにごく少数おいでの航空ファンの方と遊んでいる文章です。それ以外の人にはきっと意味不明ですがご勘弁を)

 このカードで何がしたかったのか、というと、読み上げやすい尋問事項と尋問の場での立ち居振る舞い(書証を示すときには『甲第●号証を示します』と言って証人席に持っていく、とか)と簡単な論理判断を、お客さまにハンドリングしやすいかたちで提供できないか、を考えたのです。

 残念ながら当意即妙の反対尋問が期待できない本人訴訟という状況下で、これまでも反対尋問は事前に綿密に設定された尋問事項の順次読み上げという形で実施はしてきました。ただしこれは、言ってみれば事前に陣地を構築しておいて、陣地前面に来た敵に効力射を実施する、というものに過ぎません。少なくとも機動性は皆無です。お客さまのなかにも、尋問事項を飛ばして尋問してわけがわからなくなったり、普通紙に印刷したものを2枚まとめてめくって肝心な尋問を実施せずに終わりかけたりしたこともありました。

まぁ、そうした場合には傍聴席からある種の視線を思いっきりぶつけることで、お客さまがなんらかご理解いただくことが多いのですが…誤って殺意が伝わってしまうこともあります(笑)

 そういったことをしなくても、尋問一問ごとに注意事項や判断を要する点をセットにして一枚のカードを作ったら結構便利なように思うのです。

 しかしながら、作ったカードを使って自分で何度か尋問事項を読み上げてみて思ったのです。どちらかというと、紙の上半分に注意事項、下半分に尋問を配置したほうが統制能力は強まるかもしれません。このへんは、明日ご出勤の補助者さまの意見も聞いてみるとしましょう。素人代表ということで。

そのご意見にもよりますが、案外早期に反対尋問カード1型を導入するかもしれません。


さてさて病院職員さんは、やっぱり労働審判の申立人だったのですね。なにかの手続きを検討しているか実施している人ではないかと思っていたのですが、地位確認請求をまさかご自分一人だけでは準備してませんよね。弁護士であれ司法書士であれ、あなたのパートナーが誠実な人でありますように。悔いのない結果にたどり着けることを祈ります。

また、コメントを拝見していて安心したのですが、これまでの争いや手続きにおいて自分は何も悪いことはしていないと思うことも少しだけ申し訳ないと思うことも、どちらも同じくらい大事なのではないかと僕は考えています。自分の正当性だけを主張しだすと、人は少々おかしくなりますからね。このコメントのように考えられるのは、あなたがバランスが取れている証拠だと思いますよ。

最後に、名づけて『感情投資法』(笑)ナイスです。名づけて●●、ってちょっとやってみたくなってしまったので、さっそく記事にしてみました。

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