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2009年9月

今月も無事に終わることができました

 昨日に引き続いて22時前。なんとか今月分の全ての書類作成を終えました。ところで…

 先日買ったお風呂屋さんの入浴券、今日が利用期限です!

 気づくのがあと1時間遅れたら500円ムダにするところでした。さっそく車で夜道に繰り出せば、FMからは

September 竹内まりや 歌詞情報 - goo 音楽

 なんとなく幸せな、九月最後の2時間です。ご機嫌でお風呂屋さんのロッカーを開いたら、なぜか100円玉がおいてあります…よ?

 とりあえず本件100円玉への対応についてはノーコメントとさせていただきますが、さらにいい気分で帰ってきたことであります。さて、これで向こう3週間は、締め切りが設定されている書類はありません。今月は国会図書館への書見をしにいくことができなかったので、来月早いうちに東京まで出かけようと思っています。あと、来月の早い時期に法テラスによる相談援助(資力が弱い人に対する、無料の法律相談)と法律扶助の適用が受けられるよう手続きするつもりです。数年ぶりに当事務所でも無料相談が復活することになりますが、残念ながら他県から・電話での相談には対応できません。ごめんなさい。

 さて、kanaさんayykさん、コメントどうもありがとうございました。こちらのブログは小ぎれいに仕上がってるのですが肝心な事務所のウェブサイトのほうは、いま補助者さまと試行錯誤の最中です。これまでよりましなものに仕上がるといいんですが…さてどうなりますか。この作業のおかげでブログのほうの更新頻度も落ちてしまいましたが、今日で仕事が一段落(でも暮らしは楽になりません)したのでこちらはもう少し更新を増やしたいと思います。適当に楽しんでやってください。

この締切を、越えたなら…

 21時43分。第二準備書面案を東京のお客さまに送って、今日のしごとはおしまいです。今週はあと一つ、準備書面を福岡のお客さまに送らなければいけません。

 締め切りを一つクリアするごとに『この締め切りを越えればラクになれますから云々』などと補助者さまには話すのですが、そう言ってるわりには一向に状況が好転しないことを見抜かれつつあります。主たる業務が、ある程度派手に殴り合う労働関係訴訟である関係上、一つの事件の終結までに複数回(あるいは、多数回!)の書類提出を求められ、それらは大抵期日一週間前に出すお約束になっており、さらに勝って実際にお客さまがお金を得るまでは僕の報酬もないということで…仕事も暮らしもラクにはならない(泣)

 そんな中、小さいけれどいい知らせも入ってきました。当事務所初の代理人就任事案が一応の解決への目処が立ったのです。と言っても破産すべきかどうか迷っている社長に対して優しく法テラスを紹介してあげただけですが、これで僕のお客さまは少なくとも未払い賃金立替払い事業の適用を確実に受けることができるわけで…労働者の退職から半年以内に会社が事業停止するか法的整理に入ってくれないと立替払いの適用にはならないため、すでに退職した人からのご依頼については代理人として受任し裁判外で相手を説得して破産なり事業停止の報告を労基署に上げるように誘導する、という作戦行動がわりと有効に思えます。ところで。

 この社長と最初にそうした話しをしましたところ、彼が穏やかに言うことには

 それって先生、(破産申立を)やってくれません?

そそそそれはできませんワタシあなたの敵側から依頼受けてるんで云々、としどろもどろで司法書士倫理のご説明をしたところでありますが、こんなことが今後もあるんでしょうね。

 ちなみにこの事案、要は未払い賃金数十万円の回収をめぐる裁判外代理交渉+必要なら訴訟代理ということでお受けしているのですが僕の報酬は

  •  着手金無料。ただし相談料金4000円
  •  裁判外で自発的に支払が得られた場合は、支払額の10%
  •  訴訟提起後に支払が得られた場合には、支払額の最大15%
  •  未払賃金立替払い事業の適用によって支払が得られた場合には、支払額の1%

 という契約条件になっておりまして…最終的には数千円の売上になる予定です。司法書士による一般的な破産申立書一式作成の報酬がいくらなのか、は向こう当分の間忘れてたほうが気持ちよく仕事できるんだろうな、と思っています。

 ただ、ごく普通の破産申立書をごく普通の報酬で作れるようになるより、社長が向こうから電話をかけてくる催告書を普通郵便80円着手金無料で出せるようになるほうが芸は身につきそうな…気もします。たぶん。

 

他県にて、朝のお茶

他県にて、朝のお茶
思うところあって、今週末は仕事をしないことにしました。

いつもより早く目覚めて散歩に出たら、もう吐く息が白い朝です。PHSカードは圏外、ブロードバンドは利用不可、辛うじて携帯電話のアンテナが1本立ってる山の温泉宿で、あれこれ考えごとをしておりました。

で、気付いたのは

まず早寝早起きの生活に戻らなければ、と(笑)

ウェブサイト再構築を目指す関係で『そもそもこの事務所って今後は何を目指すんだっけ?』といったことを突き詰めて考えざるを得なくなったので、少し仕事から離れてみるつもりだったのですが…これ自体仕事というべきかもしれません。思い通りにはいかないものです。

ウェブサイトを『普通に』 是か非か?

 ウェブサイトを作り直す作業を少しずつ進めています。各ページの左上にロゴを設置しトップページには無難な画像を配しナビゲーションの視認性を高めて云々…と諸々の変更を施して、今日ようやくインデックスページの改装第一案ができあがったところです。ところが。

 できあがった改装案をしみじみ眺めてみると、まず違和感が先に立ちます。なんだか、これまで築50年の木造家屋にいたのがいきなり新築のマンションに転居してしまったような居心地の悪さ、といいましょうか。キレイに出来すぎてるような気がしてなりません。改装の方向としては、世間一般の司法書士事務所のウェブサイトに近い=より普通な&無難な感じにしてみたい、という望みをもっており、そこには正しくはまってきた印象ではあります。

 同業者さんならご存じのとおりここ1~2年で急速に司法書士事務所のウェブサイトは増加しており、その大部分は業者に外注して作らせたものであるおかげで、『司法書士事務所のウェブサイト』の平均的水準は上がってきています。その一つの影響として、当事務所の専門である労働紛争『以外』のご依頼が徐々に減少してきている、と考えており、せめて平均から大きく劣る(あるいは、異なる)状態から、やや劣る(あるいは、少し違う)状態に持っていかないと危険だ、と考えて、この一年ほどウェブサイト改装のための研究を進めていたのです。

 ですが、なんだか小綺麗すぎてやっぱり物足りない感じです。改装後も文字情報が減少することはないので中身は変わりません。なのに第一印象が全然違う…これが、今後どういう影響を与えるかはまずウェブサイトを完全に改装して公開してみてのお楽しみ、でしょうか。ただ、改装前後で閲覧者に対して全然違う印象を与えるものになっているので全ページの改装を待って一斉に公開しないと、場末の温泉旅館みたいにわけのわからないことになりかねません。

 なんとか来月中には、一通りの工事を終えたいと思っています。このご時世に自作で(しかもhtmlタグをテキストエディタに打ち込んで作っています)ウェブサイトを維持しよう、というのもなかなかしんどいです。

『300円』に釣られています

 このブログでのささやかなアフィリエイトとして、Amazonアソシエイトを使っています。前回の記事でも出てきました。

 ただし、これはブログの記事内で『本の表紙の写真』を合法的に掲示して紹介する手段+書誌情報に閲覧者がたどり着きやすいようにするためという面が大きく、実際のところ紹介した本の売上が僕の報酬になる、といっても月に1000円から数百円程度です。

 実際のところ、僕はAmazonをあまり使ってません。だって、新本を買う場合にはあまりお得じゃないんです。

 僕がオンライン書店で日常的に使っているのはbk1でして、ここは日常的に1万円以上の注文で、1000ポイントをくれるようになっています。1ポイントで注文額1円相当の値引きがなされる制度ですので、とにかく1万円分まとめて発注し続ければよいことになります。

 使い続けていると、このオンライン書店は月に1度くらいの割合で『300円値引きされるギフト券コード』を送ってくれることがわかりました。これは3000円分の注文ごとに一回だけ利用できるものですから、1万円ではなく3000円分まとめて注文ができればよいことになります。当然ながら、この制限を満たすために買う物の組み合わせをあれこれと考えることになり、今日は3400円の注文と3500円の注文を分割して出して、2回分の300円ギフト券を利用しています。この、ちょこちょこと送ってくる300円ギフト券にしっかりと取り込まれている気はします(笑)

 これまでは、金券ショップで図書カードを買ってから本を買うのが新本を安く手に入れる(ダイレクトメールが来る業務用図書を除いて)方法だと思っていたのですが、クレジットカードの決済利用でつくポイントと併せて約1割引程度で新本を買えるのは結構助かります。

 しかし、この『3000円分の注文で、300円値引き』というのは実に微妙なラインを突いてきている気がします。その辺の雑誌を買うだけでは達成できず、一冊数千円の専門書ではオーバーして値引率が下がり、一冊1千円台後半のハードカバーをうっかり選択してしまうと、残りの千円ちょっとの注文がうまく選定できません。

 …などということにあれこれ悩む時間を、もっと生産的な営みにつかったほうがよいかもしれませんね。

一部手書きがよいのでしょうか

 今月は当事務所に2名の求人応募者がおりました。

 で、二人とも『面接せず』。書類のみで採用見送りとしました。

 べつに月単位で複数名の応募があるわけではなく、今年度に入ってからは3名の応募があったきりです。これらの決して多くはない応募書類を見てきて思うのは、文章を読んで『この人になら会ってみたい』と思えるものはほとんどなく、まして筆者の誠実さを感じさせるものはさらに少ない、ということです(その希少な例外が、現職の補助者さまです)

そりゃてめーの事務所が住所不定業務不詳の零細事務所だからだろっ!応募してくれる人がいるだけありがたいと思えっ!

という突っ込みをかけられる余地は多分にありますが、それはさておいて。インパクトのある文書の作成というのは、ほんとうに難しいのです。で、この一冊。

 デジタル全盛のこの世の中、一部を適切に『手書き』することによって、柔軟で効率的な業務処理とよりよく相手に意思が伝わる文書の作成ができるのでは、という提案がなされています。僕も今月から簡易裁判所における代理権が使えるようになった結果、裁判外で代理人としての催告書通告書警告書云々…を作成する機会がずっと増えてくるなかで、そうした文書を敵対側にもある程度読んでもらう・意図を伝え貫徹するにはどうしたらいいのだろう?ということをいろいろ考えておりまして、この本で紹介されている『書類の一部を手書きすること』は、一つの採用すべき技法になってくると思います。

 当事務所の求人への応募書類も、せめて履歴書の署名欄くらいは肉筆で書いてほしいものですね。上記の本に書かれているとおり文書のごく一部でも自署されていると、そこから読み取れる情報は非常に増えるし、そうした読み取りどころがないと

じゃあこの大量生産可能な履歴書、他にいくらでも送りゃいいじゃん

 という突っ込みをしたくなってしまうのです。勝手なものですね。

やさしい色の時間

やさしい色の時間
姫路から大阪方面へは16時06分発の特急が先発します。

乗ってみたい気はしますが、見送って新快速にしました。

気になる訴訟を見届けに来た裁判所。お客さまから渡されたのは、どうでもいいような内容の会社側準備書面全2枚(失笑)

どうやら本件事案、本日をもって会社側の組織的抵抗は終わったようです。裁判所の対応も第一回期日と比べれば、だいぶよくなったようで。あと一回は準備書面での殴り合いを要するかと思っていましたが、正直言ってホッとしています。

何かいいことがあったら寄り道して帰ることにしていましたので、まずは明石まで戻ってみます。どこかで綺麗な夕日がみられそうです。

ただいま渋滞中

ただいま渋滞中
東名阪自動車道で員弁川を渡ったところです。今日は姫路駅でお客さまと待ち合わせなのですが、事故渋滞14KMの表示が電光掲示板にでていて…

その前に前回の記事で昨日今日は東京だ、って書いてあるのはなんだ?

という突っ込みがあるでしょうか。いろんな事情により昨日実施予定の東京出張は中止になりました。空いた日程で一つ、自腹で出張してやろう、ということで西へ向かっています。

どんな遠隔地でも地裁で本人訴訟を支援していると、ちょっと現地の様子を見たくなってしまうことが一件の訴訟で一回はあるものです。今回は

これまで必ず書類提出締切日を守ってきた会社側代理人が、期日一日前まで出してこない!

という状況が発生しています。たしかにそろそろあちらさん、程よく叩かれた頃合いです(ま、やったのは我々ですが)

とにかくこれは異常事態、でも僕の見立てが誤ってる可能性もあり、ということでこういうときには自腹で出かけるに限ります。どうやら神様はどこかにいるらしく、昨晩のユーロ円相場は僕が望んだ通りに動いてくれました。日中は円買い、深夜まで円売りで姫路までなら新幹線グリーン車使って5往復分くらいの利益が出たのですが、あえてバスを選んだら…この渋滞です。

やはりこの事務所の活動は、神様の全面的支援を受けている、というわけではないようですね(汗)

無断欠勤成立ですかー!

 今週から来週前半にかけて、妙にいろいろ予定がセットされています。

  • 9日 社労士会の年金研修(済)
  • 10日 補助者さま出勤日・お客さまと打ち合わせ(済)
  • 11日 新規のお客さまの相談・司法書士会の法律扶助の研修(済)
  • 12日 司法書士会のソフトボール大会の応援
  • 13日 新規のお客さまの相談
  • 14日 補助者さま出勤日・お客さまと打ち合わせ
  • 15日 司法書士会支部の評議員会

ということで丸一週間もれなく予定が入る、というこの事務所には珍しい事態となりました。11日までは無事に過ぎ去った今日、均衡が崩れます。

 本日予定のソフトボール大会は僕が所属する支部の支部長先生が最も乗り気なものでして、評議員たる僕も応援要員(非戦闘員。員数合わせ。ただし現地召集の可能性有り、と言ったところでしょうか)として実施地である岡崎まで行くことになっていたのですが…

 昨日の天気予報では、今日は雨。

 本6時の時点では、降雨無し。フクザツな心境で出発準備に入りますが、しばらくして…

 雨となりました!

 フクザツな心境でしばし考え、やむを得ず出発中止とし再び朝寝を決め込んだのです。朝8時の時点では結構な降雨の形跡があり、正直言ってちょっと安心したことは事実です。

 その後名古屋市内では日中断続的に雨がふり、非戦闘員の僕には当然電話一つかかってくるでもなく、おかげで安楽な一日を過ごしましたが…しかし。

 試しに『司法書士会 ソフトボール大会 岡崎』でgoogle検索したら!

 どうやら名古屋と岡崎ではお天気が異なっていた模様です。

 さてさて今般思わぬ不義理をしたことになった下っ端評議員鈴木慎太郎。15日に迫り来る評議員会。支部長先生はじめ出場者ご一同様の追及をふり切ることができるのか?

 とりあえず土下座用にズボンのパッチを、あとは首を洗うための石けんでも探しておくとしましょうか。


 なんとか15日の夜を乗り切ったら、16・17日は東京出張です。16日の中央ライナーの予約を入れました。同日東京方面での相談をご希望の方はお問い合わせください。多少精神的に疲れた代書やさんがやってくる…ということにはならないようにしますから(汗)

素直に喜べない和解

 ごくたまに、被告側での書類作成をおこなうことがあります。何らか訴えられた人のご依頼を受けて、その請求を吹き飛ばしてみせろ、というミッションになりますが…

 そう。仮にそうした案件で原告の請求を棄却させたとしても、僕に払った費用のぶんお客さまには出費だけが残ります。

 そうした被告事件、つまり僕のお客さまが原告からお金の支払いの請求を受けていた事件が一つ、和解でおわりました。

 原告が被告にお金をはらう

 という形で。例によって労働紛争で、原告が会社・被告が労働者という構図を取っており、こっちは反訴を起こすでもなくただ準備書面にいろいろ書いたらこうなった、というわけです。主張も立証もせずに裁判所でお金を取ってしまったおかげで費用倒れにだけはさせずに済んだのですが、残念ながらこの勝利を喜べない心境です。

 と申しますのも、この事案で僕は第一・第二準備書面を作成したのですが、社長が少々お行儀が悪い奴でその立証活動の問題点を派手に叩く性格の第三準備書面を次回期日に出そうと考えており、補助者さまに会社側立証活動の分析にあたってもらっていたところなのですが…

 いきなり和解で落ちてしまった(呆然)

 のです。おかげでちょっと欲求不満を残して終わることになりました。もちろん単純に漫然と訴訟活動を展開していれば、訴えてきた側からお金をもらって和解成立ということは通常ないわけで、その意味ではお客さまはこの事務所にたどりついて幸運だったと言えるかもしれません(この方は、司法書士会が示した紹介の候補のうち二分の一の確率でたまたま当事務所を選んだのです)。

 ただ…ね。突っ込みどころ満載の会社側陳述書をずらっと並べられてそれに噛み付けずに終わるとはなんとも残念なんです。戦史に詳しい人なら第一次ソロモン海戦を連想するかもしれません。ある程度勝ってるときには戦果の拡張を図るべし、という考え方は民事訴訟においても正しいのです。

 


じゃあ訴訟代理人になりゃよかっただろっ(怒)という突っ込みも入りそうですね。簡裁での事件でしたので確かに可能です。

 さてさて友紀さん、コメントありがとうございました。確かにこうした事案のみならず、当事者になんらか出廷しにくい事情があるような場合にも訴訟代理人になるという選択肢はたしかに魅力的ですね。今はまだ、代書人暮らし(書類作成のしごと)に妙なこだわりをもってしまっている自分がいるのですが、そのうち使えるときには自然に使うようになるのだと思います。そうしてみたい相手の会社はいっぱいありますから。

 …え?

 誰ですか?気●●いに刃物、とか言ったのは?

旧型客車に会いにきた

旧型客車に会いにきた
平日オフシーズンの急行かわね路号はなかなかの趣であります。千頭駅で出してもらった指定券は2号車。予想も期待もした通りにワンボックスのシートを全部使えます。

ここからしばらくのあいだ、客車の旅を満喫するとします…

車内放送がくどいのは相変わらず、なんですが(苦笑)

ハンドキャリーのついでです

ハンドキャリーのついでです
青春18きっぷを2枚残してしまいました。
東京地裁へ提出予定の労働審判手続申立書はお客さまの校正待ちです。
静岡県の掛川に出さねばならない書類が出来ています。

…というわけで。

例によって書類をハンドキャリーするついでに、大井川鉄道新金谷までやってきました。

旧型客車が普通にそこにいるこの駅から、千頭まで行ってみます。

連鎖販売業者を第三債務者とする債権差押命令申立について

1.はじめに

 連鎖販売取引(マルチ商法またはマルチレベルマーケティングと、本稿では厳密に区別しません)に従事する人となんらか紛争に陥った結果、その人から強制執行で債権回収を図れる状況になることがあります。

具体的には連鎖販売に従事する人(本稿では、以下でディストリビューターと言います)に対する不法行為、場合によっては下位のディストリビューターから上位のディストリビューターへの損害賠償請求も考えられるでしょうし、未払いの家賃・未回収の貸金・養育費を請求する相手の主たる職業、あるいは副収入が連鎖販売取引によるものだ、ということもあるでしょう。

 特に連鎖販売に従事して(ディストリビューターとなって)得られる収入が債務者の主たる収入である場合には、『連鎖販売業者がディストリビューターに支払う報酬』について債権差押命令申立を行うことが当然に考えられます。ところが、この際に差押債権目録のかきかたをどうするか、が問題になります。少なくとも市販の書籍等には記載例を見いだすことができません。これが直接の理由とは考えたくないのですが、この申立書類作成を断った弁護士および司法書士も存在すると聞き及びます。

 そこで本稿では、日本アムウェイ合同会社を第三債務者とし、同社のディストリビューターを債務者として、同社がディストリビューターに支払う小売利益および各種ボーナスに対する債権差押命令を申立てる際の差押債権目録の記載について説明することにします。

2.おことわり

 本稿では、日本アムウェイ合同会社が採用する商法いわゆるアムウェイ・ビジネスの当否についてなんらの積極的消極的判断をするものではありません。

 ただし、一応合法的なものと仮定しておかないと債権差押命令申立には馴染まない可能性があります。なんらかこの営業形態に情緒的反感をお持ちの方は、一応それは保留して淡々と手続きしてくださることをお勧めします。

3.当事者目録・請求債権目録の記載について

 これは通常の債権差押命令申立となんら違いはありません。本人申請をする人には合同会社を第三債務者とするので、株式会社と違うことだけ注意してもらえればよいと思います。

4.差押債権目録の記載の具体例について

以下の記載が絶対に正しいわけではありませんが、これで差し押さえるべき債権の特定を欠いてはいないと考えます。なお、下線とそれに続く【】内に付した番号は解説のためのものです。下線ならびに【】とも記載には必要ありませんので、本人として書類を作る際には注意してください。


差押債権目録

金●●万●●●●円

 ただし、支払い方法を各月末日締め翌月18日払い【1】と定めた、債務者が第三債務者の販売員(ディストリビューター)として、第三債務者が販売する商品の訪問販売または販売のあっせんを行うとともに、新たなディストリビューターの応募の勧誘および自らが勧誘したディストリビューターの指導育成を行って特定利益を得ること【2】を内容とする連鎖販売契約に基づき、債務者が第三債務者に対して有する本命令送達の日から平成21年×月○日【3】までに支払を受けるべき下記の特定利益債権にして、支払期の早いものから順に、支払期の同じものは下記の順序で【4】、頭書金額に満つるまで。


債務者が受ける特定利益の内訳
1 小売利益
2 成績別ボーナス
3 リーダーシップ・ボーナス
4 パール・ボーナス
5 インターナショナル/フォスター・リーダーシップ・ボーナス
6 ワンタイム・キャッシュ・ボーナス
7 ステージ・ボーナス

(8以下を必要に応じて追加)【5】

以上


なお、全般的に記載がくどい、と同業者の方は考えたかもしれません。しかしながら申立書提出段階で質問も補正もなくあっさりと受理された(事情により、それを狙う必要がありました)ので、これはこれでよいのではないかと思います。もう少しシャープな記載で手続きをクリアされた、という経験者の方がおられましたら、是非教えてください。

記載事項の注意については、後日また説明します。

新たな機材で揖斐川へ

新たな機材で揖斐川へ
先日買った新しいジャンクの携帯電話(V703SHf)はなかなか順調に動いています。時々画面が赤一色になったり全然表示しなくなったりしますが、電源を切って再起動してやればちゃんと回復します。

もう一つ、久しぶりに買った本当の新品(新しい中古とか新しいジャンクではない!)のデジカメを持って、揖斐川鉄橋三重県側までやってきました。JRと近鉄が大きなカーブを画いて並走するここで、午後のひとときを電車を撮って過ごそうというわけです。

6年ぶりに(しかも先代のデジカメは中古)買ったデジカメはどうも想像を越えて進化していたようです。説明書と首っ引きでいろんな機能を試していたら、あっという間に夕方になってしまいました。
今回の更新でようやく第三世代になった携帯電話と併せて、しばらく説明書を持ち歩く日々が続きそうです。

新しい業務をはじめます

 本日より、次の種類の業務が受託可能になりましたのでご案内します。後日当事務所ウェブサイトにも同様の説明を追加します。説例は労働紛争に関するものですが、紛争の種類はこれに限りません。

1.簡易裁判所における訴訟代理人

 簡易裁判所において、お客さまと一緒に法廷に出て訴訟の遂行にあたるほか、裁判所に出頭できない方に代わって出廷し、期日を進めることができます。必要な書類の作成および提出、法廷内において行う証人やお客さま本人への尋問ならびに反対尋問も当然に可能です。

 ただし、『簡易裁判所の訴訟であること』『請求額が140万円以下であること』の二つの要件を満たしている訴訟である必要があります。これ以外の、地方裁判所等での訴訟・差押命令申立や請求額が140万円を超える事案・解雇無効確認など請求額が算定できないとされる事案については、代理人としてはお受けできません。従来通り書類作成のみを行います。
 給料未払い事案について、労働者一人の請求は50万円でも三名一緒に請求する結果、訴訟物の価額が合計150万円になるような事案についてもお受けできませんが、一人につき50万円の請求を行う訴訟を三件別々に起こす場合には代理が可能です。

2.裁判手続きによることなく行う、和解交渉の代理

 請求額140万円以下の紛争について、裁判手続とは関係ない交渉によって、和解契約を成立させる交渉をお客さまの代理人となって進めることができます。

 具体的には、請求額が20万円の給料未払いが発生した際に、労働者に代わって会社側に支払を求め、支払日の設定・支払額の分割等を内容とする和解契約を結ぶことを、お客さまの代理人として行うことができます。これに先だって、代理人として内容証明郵便を作成し催告書を出すことも可能です。

 ただし、労働紛争については労働者一名の請求額が140万円以下である場合に限ります。また、解雇無効の確認(復職)を求める事案での代理はできません。解雇予告手当の支払いをもとめる紛争で、請求額が140万円以下であるものは受託できます。

3.一般法律相談

 請求額140万円以下の紛争について、法律相談を行うことができます。相談の対象となるのは労働紛争に限りません。


上記各業務の報酬は、当分のあいだ次のとおりとします。

上記1.2.の代理業務について

  •  着手金として 相手に請求したい金額(請求を受けている事件の場合は、その金額)の3%~8%の間または、0%で依頼時に定める金額
  •  成功報酬として 相手に請求できることになった金額(請求を受けた事件の場合は、請求を阻止した金額)の7%~17%または、着手金を0%とした場合のみ最大25%の間で業務終了時に定める金額
  •  出頭または交渉のための日当として 裁判所に出頭した期日1回(または、裁判外への交渉への出席1回)ごとに、裁判所(または、裁判外での交渉の場所)ごとに定める所定の額

 受託した一つの裁判手続きまたは交渉が終結するまでに、着手金と成功報酬と日当の合計額が必要となります。ただし当分のあいだ、着手金および日当に下限を定めません。このほか実費および交通費をご負担いただきます。

上記3.の一般法律相談について

  •  2時間につき 4000円

 当事務所では顧客誘致のための無料相談を行いません。

これらの業務については、所要の日当・交通費をご負担いただける限り、受託する地域に制限はありません。ご依頼をお受けする際には、かならず面談の必要があります。

合格後の素朴な疑問

 昨日からずっと気になっていたことがあります。

 考査に受かった場合、簡易裁判所における代理権はいったいいつから使えるのか?

 昨日の時点では司法書士会から、会員証を差し替えろとファクスが来ています。そして今日は、法務局から素晴らしくかんたんな普通郵便(笑)が来ていました。これでわかりました。

 しかし、この差し出し元が『総務課』つまり司法書士の非違行為を取り締まり、時に懲戒を食らわす秋霜烈日の部署からだったので(って特に後ろ暗いところはありませんが)一瞬ドキッとしたことであります。でも宛名が印刷されたラベルで来てたので、これはきっと懲戒前の聴聞とかではないだろう、と一安心して封を切ったら今度は登録免許税の納付書が。

 5000円納めろ、とのことです。これまたドキッとしましたが、まぁこれくらいなら耐えられるか。

 次に出てきたのは、シンプルな事務連絡。一言で言うと、認定証書を渡すからオレんところまで取りに来い、ですって。

 それがイヤなら郵送でもいいよ、とは言ってくれてるものの、受領書の送付まで含めて延べ一往復半の郵便料金出すより地下鉄のほうが安いです。しょうがないから明日にでも取りに行ってやるとしましょうか。人が栄まで出て行った同じ日に、丸の内まで来てくれという郵便をぶつけられる間の悪さに思わず頭をかかえます。

 さてさてそうすると?

 最速で明日の夜から僕も代理人に化けることができる、ということになりそうです。もちろんそこまで強引な真似はしませんが、この事務所の場合にはウェブサイトの記載としていつから簡裁代理業務を行う旨掲出してよいのか難しいものがありまして、実はそれを悩んでいたわけです。

 で、これが実際にご依頼に結びつくのはいつのことになりますやら。明後日かもしれないし、半年後かもしれません。

旅行書士 一夏の敗北

 今を去ること一ヶ月前。国会図書館へ呑気に書見に出かける途中のバスの中でのことです。膝のうえには先ごろ受講を開始した、ファイナンシャル・プランニング技能士2級のテキスト第三分冊が載っています。

 快晴の甲府盆地を東へ抜けて、遠く笹子峠が見えてきました。あの山を越えれば最後の休憩地、談合坂サービスエリアまであと40分といったところでしょうか。笛吹川の橋を渡る瞬間、

 衝撃の事実に気づきました。

 次回のファイナンシャル・プランニング技能士2級試験の出願締切は7月29日だということに。

 こうして呑気にバスに乗っている、今日は7月31日です!

 座ったまま腰を抜かした旅行書士を乗せて、バスは快調に峠を攻めにかかります。到着した談合坂では涙雨というべきか、小雨がぱらついてきました。


 かくて今月13日実施の試験には、不戦敗が決まったということで来年1月の再戦を期すことになりました…トホホ。

 さて、昨日は『たかがお金、されどお金』というお題で話しをしました。今日もその続きです。今年1月に受かったファイナンシャル・プランニング技能士3級は、昨年少々多めに稼いだお金の未来への使い道の一つとして受験したものです。幸いこれには受かりまして、さらに通信教育の教材を買い込んでただいま2級の受験勉強中です。

 もう一つ、勇をふるって支出をきめたお金が、20万円弱あります。

 僕の職業である司法書士は、司法書士試験とはべつに『簡易裁判所における代理権が使えるようになるための研修および試験(正確には、考査)』を受けることによって簡易裁判所で訴訟の代理人になれるほか、昨日紹介した雑誌に載ってる怪しい同業者たちのように過払い金返還請求の代理、すなわち裁判外での和解の代理という業務ができる、という制度になっているのです。

 この研修-考査の流れに、司法書士としての開業5年間というもの金がないというとっても簡潔な理由で乗っかれてなかった、それが昨年の今頃のこと。研修受講だけで交通費込み16万円弱、教材参考図書を買い集めるだけでさらに2万数千円、この金出して、果たして回収できるのか…?

 まぁムダにはなるかもしれないけどね、と若干醒めた気持ちでとにかく研修を受けることにしたのが昨年秋。今年1月末から3月中旬までの研修を無事に終え、よりによって考査実施の当日、試験終了後ただちに那覇まで行って本人確認情報作ってこい、という素敵なミッションもなんとかこなして、本日が合格発表日であります。

 で、こちらは合格いたしました。本日、司法書士会からさっそく会員証の切り替え(代理権持ってる人用の)を促すファクスが入っています。今日の記事のタイトルは、今日が考査の合格発表日だと知ってる当ブログ読者さんたちをちょっと引っかけてみたかっただけです。RSS配信を用いてる人達は焦ったかもしれませんね…ごめんなさい。

 さて今年度合格者のみなさま、お疲れさまでした。今度は飲み会に呼んで下さい(失笑)

 そして今年度不本意な結果に終わられたみなさま、言い方はヘンかもしれませんが…僕は平成10年に司法書士に受かって簡裁代理の考査に受かったのが平成21年!実に11年の巨大なタイムラグが生じております。それも含めて人生いろいろあるなかで、せっかくとった代理権が

  •  広告費払って~も
  •  払って~も
  •  払って~もきりがない♪
  •  払いすぎ?(某法務事務所のTVCMより)

 なんて商売にしか使われないならそれは下らないことだと僕は思うし、合格が何年後になろうとそれで生かせる仕事が素敵なものなら僕はあなたを尊敬します。それだけのことではありませんか。それに、この5年間代理権無しというハンディキャップ(お客さまに提供する選択肢の欠如ならびに、業界周辺での根拠無き上から目線)を背負って仕事してきましたが、これはこれで結構な経験になったと自負しています。代理権がなきゃ仕事できない・代理権があったら仕事ができるのに云々、などというのはそれ自体想像力の貧困を自白しているに過ぎません。1年2年程度なら、代理権がないまま裁判書類作成を精一杯やってみたらよいのです。きっと、必ず、それは役に立ちます。

 ・・・あるいは僕や8月の月報司法書士の記事みたいに、簡裁代理より地裁に出す書類作成のほうが好き、という司法書士に育ってしまうかもしれませんよ。もっとも僕はまだ、業界誌でそう言い切ってしまうほどの度胸も立場もありませんが(大汗)、あの記事にひさしぶりに快哉を叫んだことは事実です。

 と、いうわけで。いちおう簡裁代理権は取ったのですが、これはあくまで社労士やFP3級と並ぶ道具の一つです。お台所に小型圧力鍋が増えたかな、という程度でして、なんでもかんでも圧力鍋で調理しようとかよき調理業務のためにさらなる調理器具増強を、などと叫んだりそんな勢力に与するつもりはさらさらありません。そんなことやったって、より充実した厨房を有する弁護士さんたちに揉みつぶされるのがオチです。立脚すべきは我々が一世紀前から持ってる道具=裁判書類作成業務であることに変わりはないと思っています。地裁で訴訟代理人を吹き飛ばす(少なくとも、敵に吹き飛ばされない)だけの準備書面が書けないような奴は、簡裁代理人としても必ず二流以下で終わります。「受からなければ立場ありませんから」などと特別研修開始時に言い放った同業者がおりましたが、代理権取ったらなにか偉いんだ、などと呑気に信じ込むようならいずれ市場から見放されます。そうならないかどうか、が肝心なところであって代理権持ってるかどうか、はあまり問題ではありません。

 が、しかし。

  •  請求額140万円以下の給料未払いならお客さまと肩を並べて戦える、というのは魅力的ではありますよねえ。
  •  あとは代理人としてなら内容証明郵便作成から業務として受けてもいいんだから、たしかにこれは便利か…
  •  そうそう、簡裁代理権持ってれば外国人登録についても職権請求できるよな…以前在日某国人社長を敵に回したときこれが使えれば…

 あれれ?なにか妙なことを考え出してるような…?

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