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気迷いの夏 -ただいま無料トライアル中-

 昨年から、L社の判例検索サービスを使っています。月額8千円弱とこの種のサービスでは最安値。しかし使えば使うほど不満が募ってきました。

 理由は単純かつ致命的です。判例全文を電子化する際に、なにか問題が発生していることがありありとわかるのです。具体的には『金』というキーワードで検索をかけると、

金融業者が原告の訴訟

の判例がしばしば出てきます。そりゃ金請求訴訟だろうがっ(怒)

労働事案での検索をするために導入したシステムで賃金と貸金を混同されたらかなり悲惨な目にあうことは必定ですが、このほかにも五〇〇〇円を『五〇〇円』(最後の○は図形のマルで、数字のゼロではない)、『余儀なくされて』を、『儀なくされて』といった、どうやらOCRの精度が低いことに起因する間違いが至るところに存在しており、そのぶん検索の精度が落ちることになっています。せっかくのデータが死蔵されているわけです。

 こりゃ困ったな…9月にはL社のサービスをもう一年更新するかどうかの判断をしなければいけません。悶々としているところに素敵なタイミングでダイレクトメールが届きました。

W社の判例検索サービスの無料トライアル、ですって♪

 さっそく2週間のIDをもらっていろいろいじってみます。こちらは、前後の文章からあきらかにそれとわかる誤字は少ないようです。ためしに両者の検索サービスで、おなじキーワードを入れています。

『賃金 義務履行地』で判例を探してみたら…?

 両者ともヒット数は15件。ただしL社は以下のとおり、賃金にまったく関係ない裁判例を出してきました。

  • 平成14年(ネ)第518号 金返還請求控訴事件
  • 平成13年(モ)第1840号、平成13年(ワ)第1177号 移送申立 連帯保証債務履行請求事件
  • 平成12年(ネ)第4378号 不当利得等請求控訴事件
  • 平成10年(ソ)第20号 移送申立却下決定に対する即時抗告事件

 これに対してW社は2件。

  • 昭和23年(ワ)17号 弁償金請求事件
  • 昭和54年(ワ)8673号 金返還請求事件

2件で済んだ、と思える自分に怒りを覚えるのですが…それでもこちらのほうが高精度に見えます。あるいはどっちもどっち、なのかもしれません。ちなみにW社のサービスは、月額1万5千円。

 ああ、どうしたもんでしょう…?この問題では今月一杯悩んで過ごすことにしましょうか。


 さてさて今週末に控えた支部研修の教材準備で少々バタバタしておりました。友紀さん、コメントありがとうございました…7周年まであと360日ですね(なんて先の話だ)この事務所を持たせることができるといいんですが、さて来年はどうなると思います?少なくとも全国ネットでCMを垂れ流すような真似はしてないはずですが(笑)、皆さんがお住まいの県からも年一回くらいは仕事をいただきたいものだと思っています。

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