« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

東京書見旅行

東京書見旅行
一面に響きわたる、読経の声。
僕は一人、なすすべも無く佇んで…

という趣旨不明の夢で目覚めた朝。いつもより強い蝉しぐれのせいでしょうか?

さあ、今日から出張、というより旅行です。今日の午後から明日の夕方まで国会図書館でひたすら資料を収集してくる、行き帰りのバス車中では適当に通信教育の教科書でも読んでればOK、というもの。至って呑気に中央道を東上します。

栄7時33分発の中央ライナー新宿行は夏休み期間なのに学生の姿もなく、閑散期と変わらない混み具合。これまた呑気なもんです。

ところで昨晩のmsnに、気になるニュースが出ていました。『債務整理を巡る司法書士・弁護士の業務に苦情が多発している』というものです。

いよいよ『社会問題』になってしまったのか、関心を持って読みました。バブル崩壊へ少し近づいたとは思います。

今朝の夢は過払い専門全国対応面談不要(笑)の事務所群を葬送する読経、というわけではなさそうです。

先程かばんを開けて気づきました。
…PDAが電池切れで、お亡くなりになってます。

あるいは葬送されるのは、こちらが先かもしれませんね。過払い万歳的事務所と当事務所を、単純に財務諸表だけで較べればそう言えます。

油断、禁物。

明日は社会保険労務士としての開業6周年記念日です。まずは6年生き延びたことを、祝うとしましょうか。

オ願イ電話作戦ヲ完遂セヨ!

 今月はとっても歯ごたえのあるミッションがまだ残っています。事務所の仕事ではありません。今年春から順番でなってしまった、司法書士会支部の使いっ走り=『評議員』の作業です。

 司法書士会では毎年10月初旬になると、法の日にちなんだ無料相談会を市区町村役場で実施します。このための相談員は、支部ごとに手当てすることになっており、さらに支部内に存在するいくつかの役所ごとに相談担当者を決めるのが、評議員の作業ということになっています。

 しかし!業界内におけるいたって当然のコンセンサスとして支部の評議員になんか、なーんの力もございません。

 つまり!相談担当者を決める、という言い方は極めて不適切でありまして、実際には諸先生方に丁重にお願いして前もってご承諾いただく、というシステムになっています。

 さらに!このお願い承諾システム(笑)、わが支部内では一昨年まで存在していなかった疑いがあります。なぜなら僕が司法書士として登録したのは平成16年3月、以後17年10月に豊明で、19年10月に緑区で、それぞれ相談担当者になっていますがそのときには

 相談員になれという指示がいきなりファクスで降ってきたから(大汗)

 おそらくはこのファクス投下システムが、誰か他の先生の不興を買ったのではないかと推測します。自分が相談員になるときにはファクスが天から降ってきたのに、自分が相談員をお願いするときにはお願い電話をかけて回ることに…なんてこった。

 さてさて支部内で相談箇所は結構多く、10箇所を超えます。1箇所について午前午後お二人ずつの先生にご来駕賜らねばならぬ、ということで毎年四十数名が必要という情勢。支部内にいらっしゃる司法書士さんの数は200名弱ですから、全員が協力して回っていくなら4年に一度くらいで済むはずの相談が一年おきに来た、という状況から

-まぁ、いろんなオトナの事情を推察してよいのでしょうね-

 僕が評議員として協力依頼をいただかねばならないのは一区役所一市役所の、最大8名の先生方。『最大』というのは、なんらかオトナの事情で協力がスムーズに得られなかった場合、自分という人的戦力を充当して帳尻合わせをする権利を持っているためです。上記二箇所の相談会日程はずれていますので、この二箇所に午前午後とも僕が入ってしまえばあと4人にお願いすればそれで済むわけで(笑)

 などという思惑も胸に秘めつつ本日は、お願いの電話を方々にかけまくって過ごしました。まずお一人目。快諾を得ました。ここで景気を上げてお二人目。なんとなんと、支部内の他のブロックから引っ張られた、ですって!(愕然)どうやら他のブロックの評議員め、自分の担当ブロック内ではどうにもならないところに追い込まれたか…?

 さらに危機感を募らせて電話続行!淡々と受けてくださる方、激励のお言葉をくださる方、先週法務局でお会いしたのをいいことにお願いした方等々、素晴らしい諸先生方のご協力をいただいて、まず遠くのほうにある一市役所の4人分を充足することができました(ただし、僕は午後の担当として1人分しっかり入っておりますが)。近い方の区役所に入ってくださる先生があと1人いらっしゃれば夏のお願い電話作戦も完了で、他のブロックまで人集めの手を広げずに済みそうです。

 …正直、ほっとしています。この仕事を終えて週末の東京出張は中央高速経由のバスに乗り、夏の山をゆっくり楽しむ、というのが、僕の鼻先に自らぶら下げたニンジンなのです。

受付停止は逆効果?

 お昼ご飯を食べ終わって、となりの六畳間へ。

 ころん、と寝転がって見上げれば、窓の向こうは青い空。雲がいつもより速く、頭からつま先の方へ=南から北へ駆けていきます。

 聞こえてくるのは蝉の声。風の音。思い出したように、冷蔵庫のコンプレッサが息をつき、肌をなでるぬるい風。

 ああ、これぞ日本の夏の昼寝…

 とか言ってるのは30分だけですから!


 13時43分。がば!とばかりに白昼夢の世界から帰還して(上記の記述だけでこの記事終わったら、なにか敵対的なコメントを投稿されそうですし)、14時からのお客さまのために相談室のセッティングに入ります。お茶を用意し椅子を動かし机を拭いて資料を並べてうんぬんかんぬん…

 もちろん今日もしごとです。これまでブログの更新も止めてひたすら判例調査に励んでいたのですが、こちらの主張を根拠づけるものもそうでないものも出てくる状態。最終的には自分の言葉で裁判所を説得なさい、ということでしょうか。

 21日夕方の依頼受付停止措置発動から本日まで5日間に、困ったことに4件の新たなお問い合わせがありました。うち3件は依頼を回避して、1件だけ相談を受けることにしたお客さまが今日の来訪者です。片道1000円の高速道路で3時間かけてやってこられたその方は、すでに一度当事務所を利用しています。よって受付停止の例外となりました。通常なら労働事案のお問い合わせは一週間に2~3件あれば多いと言える(で、そのうち月に1~2件が裁判事務のご依頼になればそれでよい)のに、受付停止と宣言したとたんにこの変化。いつもながら、一体どうすりゃいいというのでしょう…?来週は少し余裕が出てくるし、7月31~8月1日には例によって東京(国会図書館)への出張を設定しています。こう言えば、元に戻って客足がぱったりと絶えるのではないかと予想しますがどうでしょう?

 この沈黙期間中に、福岡あらため九州の信徒さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございます。ところで少々文体が変わったといいましょうか、何か内にこもったような書きぶりになったように読めるのは気のせいでしょうか?お元気ならいいのですが…まぁ、秋からしばらく福岡通い♪が続くので、なにかあったらお会いして話しができることもあると思います。他の同業者さんたちのブログと比べて思うのですが、ブログへのコメントには同業者が仲間内で群がったり通りすがりの質問者が無料相談を仕掛けてくるのは多くても、お客さま方からコメントをもらえるのはあまり多くないようです。たいへんありがたいと思います…もっとも、この事務所でやってることには特段の宗教性も政治性もないので一般読者の皆さまには誤解のないように。ただ、司法書士に対してFPの資格取得を奨めるFP教(笑)の布教活動はおこなっておりますが。

 さてさて今年の8月は、ありがたいことに裁判の期日の設定がありません。例年1件か2件は8月初旬に入れられることがあったのですが、今年は9月初旬から中旬までに集中的に入っています。8月8日に予定された支部研修の講師が終わってしまえばわりと自由に過ごせそうな気がします。青春18きっぷ適用期間中ですので、どこか遠いところからご依頼ないかしら、などと自分本位に考えてみたいところですね…これまでの行動範囲の東の限界は栃木-茨城両県ですので、できれば東北・北海道から労働関係の問い合わせがあれば出かけていくのに。九州からの『引き(というべきか)』はなかなか強く、秋からまた2件の訴訟がはじまるのに、なぜか北日本からの依頼がないのです。県民性というか地域性なんでしょうか。実に不思議です。

ただいま依頼『輻輳』中

 久しぶりに、新しいご依頼の受付をしばらく止めることにしました。夏休みの宿題として(9月に入った口頭弁論期日までに)作らねばならない準備書面が5件に達したほか、新しい少額訴訟と労働審判の書類作成のご依頼を受けることになってしまったのです。もちろんすべて労働事案。さらに8月初旬には司法書士会支部での年金研修の講師をすることになっており、この資料も作らないといけません。

 睡眠時間や休日の少なさを誇る趣味は全くない(たまたま追い込まれたときにブログのネタにはする)のでこれまでにもちょくちょく受付を停止してきたのですが、これには妙な副作用があります。

多忙のため依頼受付を停止します-

 とウェブサイトのインデックスページに出しておくと、何を誤解するのか『依頼停止期間が明けたら、すぐ私の仕事をしてください』というご依頼がかえって多くなることがままあるのです。たぶんこのお客さま方の中では、

 仕事を断っている→仕事を断るほど流行っている→流行っているということは仕事ができるはずだ→ここに頼んだほうがよい→依頼しよう

というような論理展開があるようなのですが…間違っています。

 ですので最近は、あきらかに忙しいとは読み取れない表現、すなわち

 依頼輻輳

 と掲示しております(読めないって?)。いまどきこの用語を日常的に使うのは電話会社と一部の医学関係者くらいなもんでしょうかね。鉄道ファンも結構使うように思えます。正確な意味は『方々からいろいろな物が一か所に集まること。こみあうこと。(大辞林)』です。

 なお、今回は7月21日夕方から31日まで受付停止ということで、本日午後にご依頼をくださったお客さまはまさに今月最後の滑り込み♪となりました。おめでとうございますと申し上げるべきなのでしょうか。

軟弱者の折衷案

軟弱者の折衷案
出発30分前に端末を叩いてもらった快速みえ1号の指定席は、『号車内残数 14』との表示。

ふだん二両のこの列車、今日は四両編成です…人が久しぶりに指定を取ってやったのに(苦笑)

まあ、おかげで指定席と自由席が完全に分離されており、隣に誰か座ってくることもなく、車内は落ちついた雰囲気です。

乗車券は2500円の青空フリーパスを選びました。伊勢市までの往復で充分もとが取れるこのきっぷ、その気になれば下呂・木曽福島・飯田あたりへも行けるものです。

…寄り道せずに帰ってこられる自信は、ありません。

伊勢市への選択肢

 7月20日は伊勢市まで行くことにしました。観光ではなく友人の司法書士さんとの情報交換のためで、年に数回こうして伊勢にでかけます。

 その気になりさえすれば名古屋から乗り換えすら必要ないこの区間をどうやって行くか、例によってああでもないこうでもないと悩んでいます。

  •  まず7月20日という日がちょうどよすぎです。夏の青春18きっぷ第1日目です。これだと往復2300円。ただし亀山経由で伊勢市まで片道2時間40分程度かかります。
  •  祝日ということで青空フリーパスが使えます。往復2500円で、快速みえ号が使えます。これだと所要時間1時間30分。ただし夏で休日で午前中発の快速みえ号はいつも名古屋から津あたりまで座れません。自由席に座るために20分前に並ぶのも馬鹿くさい気がします。
  •  1時間に2本以上出ており10分前にホームにいれば確実に座れる近鉄の急行もあります。ただし所要時間1時間40分片道1410円、ですが、たまに全車両ロングシート車の編成をぶつけてくれます。なにかの罠かもしれません。
  •  本数と快適さと所要時間の三つの要素で最も優れるのはやっぱり近鉄特急ですが、片道の運賃料金合計2670円。青空フリーきっぷなら往復して飲み物つけておつりがもらえます。

 こうやって並べるとおわかりいただけるかと思うのですがまさに一長一短(苦笑)迷います。

 ところでこの区間、正確には主催旅行であって公共交通機関ではないのですが、片道約2時間5分1900円バスという手もあったりします。利便性も運賃も所要時間も他に優越する要素がないのですが、バスだ、という個性があります。

 ああ、どれにしよう…?非生産的な夏の夜は、しずかに更けていきます。

新たな中古の機材、導入

 当事務所では本職も補助者さまも、一つのPCに二つのディスプレイを接続して作業をしています。僕のほうは黒のDELLの液晶ディスプレイ(ただし二つとも中古)、補助者さまにはNECの中古の液晶ディスプレイと、昔なつかし飯山電気の17インチCRT(平成8年購入)を。

 このCRTが今月上旬、突然お亡くなりになりました。画面には垂直の線が映っているだけ。

さてさてそんなときには慌てずに、

 殴ってみます(ニヤリ)

 文字通り唖然とする補助者さま。雇用契約締結一年を経て初めて経験する雇い主の暴力に、どうやら対処不能といったところです。

 何度か試して(つまり、殴って)みたところ、垂直方向に殴りかかったときだけ一瞬画像がもとに戻り、その後素早く画像が縮まって一本の線になる、という現象。衝撃を与えると一瞬よくなる、ということは水平方向の偏向コイル周辺で、半田付けの破損が生じている可能性が大です。

 ほんとうなら分解して直してみたいのですが、先月から支障を出しているサブノートPCの修理がまだです。しばらくこのCRTはお蔵入りにさせておくことにして、予備の飯山電気の17インチCRT(平成6年購入)を代わりに配置しました。奥行きがさらに長く、しかも画面が全般的に青みがかっています。これをサブディスプレイに、健常な液晶モニタをメインにつなぎ替えて…

 代替機を探し始めます。例によってヤフオクで。

 SHARPの17インチ液晶ディスプレイに、良さそうなものがありました。送料込み6千円弱で落札し、今日事務所にお輿入れとなりました。外装には傷も日焼けもなく、画質も申し分ありません。ほくほくと気をよくして設定画面から稼働時間をチェックしたら

 455時間

 えええええええっ?

 あまりにも短すぎです、なにか裏があるのではないかと少々心配になってきましたが、ひとまずぴかぴかに磨き上げたうえで次回の補助者さまの出勤を待つことにしました。新品だよと言ったらだませそうな気がしますが、やめておきましょう。

しばらく続くか、九州通い

 一つの事件が終わるときには、多かれ少なかれホッとするものです。今週は九州から二つのお知らせが届きました。

 一つは、必要なお金の支払いのうち最後の支払を受けた、とするもの。これで、このお客さまからの依頼は完了です。

 もう一つは、労働審判に会社側から異議が出た、というもの(怒)

 せっかくたった二回の期日で結論を出してくれ、かつその結論が出るからには相当の根拠がある事案なのに…素人の支配人が無駄な抵抗を試みてくれたのです。仕方がないから今度は通常訴訟でしばらく殴り合うことになりますが、気に入らないので少し請求を増やしてあげようと思っています。二十数ヶ月ぶんの割増賃金を請求するこの事案、普段なら『退職後最後に到来する給料日の翌日から支払い済みまで年14.6%の遅延利息』だけ請求するように訴状や申立書をつくりますが、厳密には上記の事案の場合、遅延損害金としては

  1.  1ヶ月目の請求に関する給料日の翌日から最後の給料日まで 年6%
  2.  2ヶ月目の請求に関する給料日の翌日から退職日まで 年6%
  3.  (以後、同様に本来の賃金支払日の翌日から退職日まで年6%)

 これに加えて、上記赤字部分の遅延利息の請求が法的には可能です。さてそうすると、仮に24ヶ月間、一ヶ月につき5万円の割増賃金未払いがあったとします。5万円、2年間、年6%の遅延損害金は6千円。かんたんに24ヶ月分の遅延損害金を求めると6千円×24÷2=72000円程度の遅延損害金は発生してしまうと考えてよい(実際には最後の給料日までの、厳密な日割り計算をしなければならず、その日付により若干数値がずれます)わけで、請求額が増えれば遅延損害金も比例して増加します。決して無視してよい金額ではないし、現にそうして丁寧に遅延損害金を計算した請求をぶつける訴状も作っています(決して万人向けではありませんが)。

どうせ敵さん『判決まで争う』とか言ってくるに決まってるので、ならばこちらもそれにしっかりと備えねばなりません。転ばされてもタダでは起きないようにしなければならず、そのためならば常に給付判決が出るとは限らない労基法第114条の附加金よりこまめに遅延損害金を集めるほうが堅実です。

 そうしたことがありまして、どうやら今年いっぱいくらいは九州への出張を反復することになりそうです。

 …嬉しいですよ?もちろん!

暑くないのが苦手です

 今日の最優先作業は、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の通信教育の課題提出。本日消印有効ということで、まさに一日の猶予もありません。

 午前中にさっさとなけなしの仕事を片付け、教材一冊と提出課題をもって自転車で15分ほどの所にある図書館に出かけます。ひさしぶりに受験生らしく図書館で勉強してみよう、と思い立ったのです…が?

 なんだか妙に落ち着きません。勉強そのものの能率は上がりも下がりもしないのですが、そのうち気分が悪くなってきました。冷房の効いたところに長時間いること自体があまり得意でなくなってしまったようです。

  •  しばらくすると、お客さまから電話がかかってきました。

 先日行った、ある申立について敵側会社が妨害行動を開始した、と。また一層暑い夏にしてもらえそうです。

  •  夕方になって、不審な事実に気づきました。

 今日提出する課題の最後のページに、なんだか見慣れない言葉が書いてあります。教材の索引にも載ってません。なんじゃこれ?
 課題の表紙には、業務用冷房機も遠く及ばない冷却能力をもつ言葉が踊っていました。

-本課題は下記通信講座の1分冊「ライフプランニングと資金計画/リスク管理」および2分冊「金融資産運用」に対応しています

 ええええええっ!?

 いま僕が持ってきたのは第1分冊だけ。客観的にはなんの根拠もないんですが、第1分冊だけが課題の対象だと思ってました。どどどどうしよう?窓の外はすでにもうしっかりとわかる夕暮れ。第1分冊はあと30ページぐらい残っています。

 課題をパラパラめくってみると、どうやら第2分冊の部分からの出題の半分程度は手持ちの知識でなんとかなりそう。そして第1分冊だけならば、ペースアップすれば閉館20分前には終わりそうです。ならば。

 18時54分。閉館のBGM流れる図書館二階から粛々と撤退…もとい、転進します。近くのネットカフェへ。ここのPCで第2分冊分野のわからないところを調べつつ、なんとか課題を提出可能状態に持ち込もうという算段です。ところがそんなときに限って標準偏差やらシャープレシオなどをいちいち計算させる課題が前途に立ちふさがります…というよりあと数時間以内に教科書220ページ分をカバーする課題をその教科書見ずに解いてしまおう、というのが無謀なんですが。

 20時52分!普段の仕事でも滅多に見られぬ集中力で課題を仕上げることに成功しました。ここから集配郵便局までは自転車で5分です。ゆっくり歩いたって7月15日の消印を打たせることは可能です。

 余裕な気分でユーロ相場のチャートを開いたら…ここにもかなりな冷却能力をもつローソク足が踊っています。1ユーロ131円50銭、ですと?

 僕が呑気に売り建て玉を保有しているのは1ユーロ128円台後半~130円50銭のときのもの。つまりこれより円高になってもらいたいのですが、順調に損失が拡大しています。ここからさき何日か…あるいは何週間か、暑さに起因しない嫌な汗をかいて過ごすことになるかもしれません。

 いろいろな意味でしっかりと疲れて帰った夏の夜。現在、1ユーロ132円60銭。背筋と財布がこころなしか冷えてきており、冷房なく過ごせそうです。

宿題の夏 受験の夏。

 作成期限2日前の準備書面を作り上げて、お客さまに送りました。ホワイトボードの仕事を一つ消して、明日は一日フリータイムです。

 で、宿題の提出期限が明日です(大汗)

 35歳にもなって宿題かよ、というなかれ。結構真剣です。先月から受講している、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の通信講座の第一回の課題提出期限が明日に迫っているのです。これを一つでも落とすと、せっかくこの講座を受講完了すれば可能なAFPへの登録ができなくなります!

 この期限、当日消印有効だということをまずしっかり確認した自分の姑息さに苦笑いしたのは今週日曜日。今回の課題はFPの倫理・住宅ローン・生保損保といった比較的とりつきやすい分野ですのでなんとか明晩までに集配郵便局に駆け込んで、課題提出封筒に明日の消印を打たせることができそうな状況です。

 もちろん受講と課題の提出は始まったばかりでして、本来なら受講完了後の来年1月に設定するべき受験時期を急いで今年9月にしています。できればなんとか受かってしまいたいのですが、そうするには今から二ヶ月を仕事より勉強優先にする必要がありそうです。

 さすがに『受験のため依頼停止 急行料金・特急料金支払い者のみ受託します』などとウェブサイトに掲示して業界内で無傷でいられる自信がないのでやりませんが、ここ二ヶ月は結構な綱渡りを強いられそうです。とほほ…


 さてさて、一班あらため中央支部の天然パーマさんからコメントをいただきました。いよいよ登録されたんですね。おめでとうございます。

…と、ところで先ほど検索しましたが、登録先はずいぶん大きな事務所ですね(びっくり)。暮らし向きのほうはいずれ是非!聞かせていただきましょう。楽しみにしています。そっちの支部長先生は僕とおなじ名前で同じ合格年度(ただしあちらは、合格後直ちに開業されたはず)なのですが、支部長の年齢もやはり志向に反映されてくると思います。そちらのしんたろうさんはたしか40代前半(つまり、失礼ながら若い者たちのことを心配する年齢ではない)のはずです。それに、ただでさえ大きな事務所やそこになんとなく収容されて債務整理に邁進♪しちゃったりする新人司法書士さんも多いところですから、支部単位でのまとまりを確保するのはほぼ不可能です。

 こっちの支部長先生がそうした現状をひっくり返せる、とは残念ながら思えない(先生の能力ではなく、世の流れの勢いが強すぎるところに問題がある)のですが、それでもなんとかしようと創意を凝らすところにこっちの支部長先生の魅力があるんでしょうかね。砂漠化を阻止するのと同じようなもので、砂漠にいきなり植林するのではなく放っておいたら砂漠になりそうな疎林や草地の破壊を防ぐ=放っておいたら孤立したり商売一辺倒になりかねないが今はそうでない新しい人を支部につなぎ止めるのが肝心らしい、と思って見ています。

これはお得な、『司法塾』

 先週土曜日に、僕が属している司法書士会支部の研修がありました。若手の司法書士向けというその研修、司法塾と銘打っています。

 そういえば福岡市のある支部でも昨年から『法家村塾』というネーミングの若手向け支部研修が始まっており、そちらは一部で労働紛争も扱うようです。双方の支部長先生に酒席で絡んでみたことがあり(失笑)両者を比べて気がついたのですが、案外地方支部の支部長ってのはその気になれば自分で楽しいことができるお立場なのかもしれませんね。

 さて今回の司法塾、出席者は20名ほどでしたが…なんだか変です。

 妙に平均年齢が高い?この春あった支部総会後の懇親会には出てきた人達がごっそり欠けています。その一方で業歴数十年の超大先生が、純粋に研修受講目的でおいでです。

 というわけで若干の違和感を持ちつつ開始された研修、昔の報酬額基準を資料としながら報酬制度の歩みを振り返ってみよう、というものでした。内容は支部長先生が狙ったとおり、本会研修ではちょっと聞けないご発言が講師の先生やベテランの大先生からホイホイ出てきたのに接することができ、非常においしい研修に仕上がっていました。

 逆にこれ、出なかった新しい人達にはちょっと勿体ないなぁ、と思ったことであります。出たって少なくとも損にはならないんだから、試しに出てきてみればいいのに…まぁ登録後直ちに巨大事務所に転げこんで定型業務に邁進するよーな人はそもそも研修受ける気にすらならないんでしょうけど、早期に自分だけの事務所を作ったような人にはとても有用な研修です。出ようか出まいか迷いながらこのブログを見てるような人には、おすすめします。で、懇親会で支部長先生にちょっと絡んでみたらよいのです。たぶん悪いようにはならないはず、です。

 絶対に悪いようにならない、わけではないようです。

 次回の研修は8月、前座として僕が年金に関する研修を担当するのですが、このタイトルを『誰も知らなかった年金の話』とトップダウンで決めて支部会報に載っけてくださいました。是非ともお礼を申し上げようと今回の研修終了後の懇親会で、一人おいて隣にすわった副支部長E先生と対面にすわった支部長先生に「あのタイトルって一体誰が決めやがったんですかー!」と聞いたのですが

  • 副:「いやいやいやいや」(←支部長先生を見ながら)
  • 長:「オレじゃないオレじゃないって」(←副支部長先生を見ながら)

・・・こ、この人達は・・・

とうきと言ったら、投機です?

 昨年手にしたいくばくかの余裕資金の一部で、外国為替証拠金取引が投機対象たり得るかについて研究をしています。

 こう言うと、まじめな同業者さん達には眉をひそめる方がいらっしゃるかもしれません。外国為替証拠金取引(FX)は、証拠金をおさめることでその証拠金の額の数倍から数十倍の金額の取引を行い、反対売買するときに差額を決済することで、使用する証拠金に対して多額の利得あるいは損失が発生しうる投機的取引です。

 たとえば10万円持ってる人が1ユーロ130円の際にユーロ建て外貨預金を行い、その後1ユーロ131円の円安になれば769円の利得が発生します。一方で10万円を証拠金に差し入れてレバレッジ10倍でユーロの買いポジションを持つ場合、1円の円安になると1万円の利得が発生します。予想に反して相場が動いた場合の損失は上記の逆になり、うっかり妙な取引を続けると恐ろしい損失を被ることになるわけです。

 さてこの投資行動ならぬ投機行動を始めるにあたり、僕は取引会社を二つに分けて、口座Aについては『売り・買い一方だけのポジションを持つ』、口座Bについては『ほとんど常に両建てする』、という投資行動をとってみるようにしました。これで5ヶ月ほど様子をみていますが、現状では口座Aは20%程度のプラス、口座Bは10%弱のプラスになっています。

 この間、ユーロは116円台から140円弱まで上下の変動があって先週末現在1ユーロ約129円。どうやら複数回の諸失敗(笑)を経て、これらの相場変動を乗り切っていると考えてよさそうです。あくまで目標ですが、100万円台の資金を動員して年間で30%程度のリターンを得ることが目標です。

 ところで一般的に、外国為替証拠金取引や先物取引のような差金決済取引では両建て=売り買い反対方向のポジションを同時に持つことは好ましくないと考えられています。確かに、常に売りと買いのポジションを同時に同じ数だけ持ち続けても、手数料分が確実にムダになるだけです。ですが、相場が上下にどれだけ振れても手持ちの資金の額は変わらなくなります。

 ですので、売りか買いかある取引を新しく始めるたびに、見込みと違った方向に相場が動くことに備えて反対方向での新規建ての注文をつくっておいたらどうなるだろう?と。仮に両建てになったとしても、相場が一方の方向に大きく動けばどちらかのポジションで利益がでます。利益が出ているほうのポジションを処分したあと、さらに望んだ方に相場が動けばそれでよし、もし逆に動くようならさらに両建てします。

 実際にやってみたら、なかなか悲惨なことになりました。高値圏での買い注文と安値圏での売り注文が処分しきれずに残るのです。ただし、予想に反したときにただちに両建てしてしまうことで資産額の変動が小さくなる=安定する効果はあります。何度か取引していればたまには成功することがあるので、そこで少しずつ利益を出し、蓄積できるようなのです。むしろ、その『たまに起きる成功』のために資産を失わないようにすることがコツのようです。

 で、この4月末から滞留していた安値圏でのユーロ売り注文=1ユーロ128円台での売り建て玉が先週の円高で一気に決済できたところ。いまは必然的にユーロ買いを中心にポジションを持っていますが、さらに円高になればまた両建てする、あるいは損失拡大を放置する、といったことになりますか。

 でも。こうした取引に馴染んできて、逆に少々心配になりました。

 たとえばインターネット経由で家族に黙って差金決済取引口座を持ってる人が、片方向のポジションを持ったまま死亡したり意識不明になったりしたら…?

 しかもそうした事態に際して相談を受ける弁護士司法書士行政書士に、そうした可能性への認識がなかったら…?

 なんだか、恐ろしいことになりそうです。

 もう一つ恐ろしいのは、現時点において両投機的口座にある利益の額が、今年に入ってから登記の仕事で得られたお金を上回ってしまっていることです。嗚呼。

理解してもらうにも、努力が必要です

 会社側が作成した、ある準備書面にいま頭をかかえています。

 こっぴどく愚劣なのです。これが。法律上も事実上もとにかく無茶苦茶なことしか書いておらず、いちいち反論するのも面倒だがお客さまから見れば非常に腹立たしい、そういう作りになっています。

 今回は会社側も本人訴訟で、内容が無いような文章のわりには

 甲第●号証

 などと生意気にも書証にスタンプが使われています。つまり敵側には、能力がそうとう問題のある司法書士か、あるいは闇で裁判書類作成の仕事をしている●●書士が作成に関与していると推測しています。(そういう非司法書士兼税理士の事務所の補助者の求人に応募して、業務内容に『訴状および支払督促申立書作成』と堂々と書いてある点を突っ込んだらあっさり不採用♪になったことがあります。もう数年前のはなしですが)

 さてこの敵側裁判書類をよくよく読んでみると、あることに気づきます。

 この社長、自分が見ている自分の会社の世界が裁判官&司法委員に当然理解されていると思ってるようなのです。自分がわかっていることと同じことを、相手もわかってるとお考えらしい。

 これは労働訴訟において、敗北に直結する危険思想であります。裁判官がいちいちありとあらゆる民間企業内の実情なんか知ってる(あるいは、積極的に知ろうとしてくれる)はずがない。

 もちろん相手が勝手に負けてくれるんだからそれでよいのですが、負けるなら負けるで手早くばっさり叩き斬ってしまいたいもの。議論がかみ合わないと、それすらできないので大いに困る、というわけです。

 ある事実を、それを全く知らない人に手際よく分かりやすく説明する芸、というのはどこで身につくのでしょう?それは訴訟代理人を目指す人にとって、要件事実や尋問技術より、実はよほど重要なはずなのです…とはいうものの、司法書士特別研修に考古学者やルポライターが講師に呼ばれる未来は絶対こないはずで(苦笑)

 うーん、困りますねぇ。誰かこうした『事実を他人にわかりやすく説明する技術』を研究してる同業者さん、いらっしゃいませんか?

そして、新たなたたかいへ

 大阪市立中央図書館には、わりと法律・年金関係の書物がそろっています。朝から昼過ぎまで調べ物をして、家に到着する3分前に留守電の転送が入ってきました。

-今回の出張中、初めての転送です(苦笑)-

 聞けばなにやら妙なことになっています。債権差押命令を送達された第三債務者が、送達の二日後に債務者に支払を強行した、ですと!


かんたんに普通の人への説明をします。債権差押命令というのは強制執行の一種で、

  1. 差押の申立をする債権者(たとえば養育費を払ってほしいお母さん)が、
  2. 債務者(たとえば養育費を払わない無責任男性)の有する財産のうち、
  3. 『誰か(たとえば勤務先会社。第三債務者といいます)からお金を払ってもらう権利=債権』について、

債務者の意志を一切無視して割り込んだうえで最終的には債務者の頭越しに第三債務者から取り立てを行えるようにするための手続きです。ここで債権差押命令は、裁判所から第三債務者に対して『債務者には支払うな』という形で発令されるのですが…

 無 視 かよ。

 さ~すが日本最大規模の外資系連鎖販売取引業者、やることが違います。さりながら、債権差押命令を無視するとは尋常ではありません。ことと次第によっては一戦交えるつもりです。

 なおこの債権差押命令、債務者を同社のディストリビューターとし、連鎖販売取引に従事したことによる小売利益やボーナスを差押債権としたもので、申立そのものはさしたる補正もなく申立の翌日に発令をみています。

 この会社のみならず連鎖販売取引(その他マルチ商法まがいの詐欺的商法もここでは視野において考えます)に従事するディストリビューターと誰かとの間に法的紛争が発生しており、ディストリビューターの財産を差し押さえることは、市販の書式集には載っていませんが決して不可能ではありません。差押債権目録さえ適切に作成して債権(あるいは、契約内容)を特定できれば発令に至ることはできますので、この事案をたらい回しにした北関東某県の同業者数名には…今後は逃げずに準備にあたってほしいものです。もちろんふつうの人でも申立は可能です。近いうちに目録の作り方を公開するつもりです。会社名は実名で。


 さてさて素敵な女性三名様からコメントをいただいています。どうもありがとうございました。友紀さんに言われて気づいたんですが、なるほど鶏の唐揚げにタルタルソースはチキン南蛮に似てますね(でも甘酢がかかってるわけではなかったのですが)。あのお店そのものはお酒が飲めなくても十分楽しめるので、博多に出てきたときにはベイサイドプレイスから西戸崎までちょっと船に乗って行ってみては?

 つぎに完全勝訴さんは久しぶりですね…お元気そうでなによりです。お察しのとおり儲かってないのですが(失笑)まぁその辺は笑って許してもらうとしましょう。債権差押命令が決して教科書通りに展開しない、という点では今日の記事の事案につながる面はあるかもしれませんね。今回のお客さまとも、紆余曲折はありそうですがあきらめずにお付き合いいただきたいと思っています。

 そして最後に隣県某市の瀕死のママさんにはご無沙汰しておりますが…ブログで様子が確認できると、かえってわざわざそちらまで訪問しなくてもいい気分になるんですよね。いやぁ困った困った(他人事)もう少し儲かったらそちらに通う頻度も増えるんでしょうけどね~(遠い目)やっぱりなにかおいしいものがあるお店のほうに惹かれるんですよね~(だってママさん煮ても焼いても食べられないし)まぁ、なにかそっちのブログが妙なことになったら出かけましょうか。

市内を回って帰ります

市内を回って帰ります
『ぐりーん』は博多駅を起点とし、福岡家庭裁判所・福岡地方(簡易・高等)裁判所などの有名観光スポットを一周約80分で巡る路線バスです。九州内最大を誇る上記各裁判所のほか、福岡タワーにも寄りますが、あくまで時間調整と乗務員交代のための停車です。

―――――
冗談です。


さてさて本日の労働審判、第二回期日でいきなり審判がでました!
口頭で告知されたその認容額は、こちらが設定していた絶対防衛圏よりは少し上、そして会社側が示した和解可能額の10倍(爆笑)。

労働審判というシステムが最大限の長所を発揮した事例といってよいはずです。申立書の提出から、なんと40日しか経っていないのに勝利的内容の審判を得られました。

一泊して勝利の美酒にありつきたいですが、今日は帰ります…残念!

いとうづ号天神行

いとうづ号天神行
出張の途中で、遠くのお客さまから事件解決の知らせを受信するのはいいものです。先月、少額訴訟を選んだ給料未払い事案は当事務所初の北海道の簡裁への提訴でしたので、今後もたまにはご依頼をいただきたいものです。
さて今朝の九州は皐月晴れ。高速帆柱ケーブル停留所から八幡市街を見ています。

小倉から天神への高速バスは、北九州市内の経路が違う三系統あります。最速でわりと混んでるのが『なかたに号』、本数が少ないのが『ひきの号』。『いとうづ号』は小倉から八幡まで市内で小まめに停まるのですが、そのため所要時間が長く小倉駅から乗ったのは僕一人。九州自動車道に乗り入れた時点で数名しか乗っていません。

こんなに空いてるなら選んで乗るのもいいかもな、と隣席を使って書類を広げながら考えてしまいます。

今日の仕事は…仕事というほどのものではないかもしれません。

傍聴できないと分かっている労働審判第二回期日、裁判所の廊下に待機してお客さまからの問い合わせに備えるのがミッションです。当然それで交通費や出張日当が取れるわけもなく、自腹での作戦行動です。しかし最近、『旅行書士』で検索をかけたら某巨大掲示板に

旅行書士って素敵です

という書き込みを発見しました。思わず失笑したのですが…


まぁ、管理人が自認しているとおりあれは『便所の落書き』ですからね。


少々扱いに困るのは運営者がはっきりしているブログ等で悪意なく取り上げられてしまったときでして…特にあこがれを抱かれるようなことはしてないつもりなんですがねぇ。

どうなんでしょう?がら空きの高速バスは、考えごとには向いています。

難波に出る日常 博多に行く通常

難波に出る日常 博多に行く通常
去年より人通りが少ないような気がする、日曜日18時過ぎの千日前です。サブノートPC用のインナーバッグを買いに来ました。

名古屋16時発の近鉄特急で難波に着くと、大阪南港19時50分発の名門大洋フェリーまで約50分の時間が取れるのです。九州からは毎年、関西からはほぼ毎月ご依頼があるおかげで個々の出張がすっかり『いつも通り』になっていくようです。それが余裕につながればいいのですが。

さて、大阪行ったらやってみようと思っていたことを実行してみました。

地下鉄車内に、債務整理の広告がどれだけ出てるか四ツ橋線で一両数えてみたのです。

大小とりまぜて、なんと16件。おそらく日本一の集中度です!

5件、ですか…

 ちょっとした思惑があって、東京へ行くたびに東京簡裁の開廷表(その日にどんな事件がどの法廷で何時から期日が開かれるかをまとめた表)をチェックすることにしています。

 暴力的に多いのは

  •  貸金&求償金&立替金請求
  •  不当利得返還請求

 この2種類で8割~9割といったところでしょうか。平日の一日に東京簡易裁判所でどれだけの期日が開かれているのか、統計で調べてみる必要はありそうですが1ページに十数件ぶんの記載があるページが、開廷表のファイルに十数枚以上いつも綴られていますから、一日あたりの期日数(当然ながら、第二回以降の期日・判決言い渡しの期日があるため事件番号から推測できる新受件数より多い)は百件台後半から二百件台だと考えてよいと思います。

 さて、その中に。

 事件名からあきらかに推測できる労働事件は、わずかに5件。賃金請求が4件と休業手当の請求が1件、いずれも少額訴訟でした。これまでに何度か開廷表を見てきましたが、一日5件は実は多い方ではないか、という感触があります。

 一日5件。裁判所は土・日・祝日はまるごと休みですし夏期と年末年始は稼働率が落ちますから、年間稼働日数を230日程度と見ると、年間で1150件。

 つまり、ですが…仮に司法書士が簡易裁判所において労働事案に関与したくても、絶対数としてこれだけしか件数がない、ということになります。クレジット・消費者金融関係事件とくらべれば、文字通り10倍以上の差があるはず。しかも簡裁のことですから上記で約1150件?と見積もった訴訟の相当数は純粋な本人訴訟を選ぶだろうし、それに馴染む事案も結構あるから、『司法書士の関与に適する労働事案』は簡裁ではこの件数の数分の一になるはずです。

 そうすると?

 さいきん少しずつ増え始めてきている司法書士による労働事案の研修、あれって需要とかけはなれた供給を生み出して終わりかねない、そんな気もします。特に訴訟代理を前提とした場合は、顧客にとっての損益分岐点が上がる=さらに依頼に適する件数が減る、ことになりそう。依頼が少ない→経験が増えない→技量が上がらない→顧客からみて魅力的選択肢たり得ない→依頼が増えない(で、最初に戻る)、ってことになりはしないか、少々心配です。訴訟代理にこだわらない支援に立ち返ってどうするか、というところまで研修を充実させても、結局

 それで(事務所として)お金になるの?

 という問題には絶対切り込めないまま終わるはずです。この中部ブロック全体の人口と東京簡裁管内の人口を単純に比べて当地区における訴訟の件数を推定するならば、簡裁での訴訟代理を前提として労働訴訟に乗りだそう、と考えることは(中部地方にかぎらずとも)研修参加者に中途半端な結果をもたらしかねないはずなのです。

 斜めに構えた見方でありすぎるのかもしれませんが、司法書士業界内において労働分野の研修が増えつつあることは、この業界にようやく訪れた『定型的で大量の業務に依存する時代の終わり』を意味するにすぎず、それ以上にもそれ以下にもならない、のではないかと思っています。

…という予想とは一切関係なく、明日から例によって福岡へでかけます。この事務所にあっても二件目でしかない労働審判手続を見てこないといけません。


などと言いっぱなしでいたら単に批判になってしまいますね。僕のところでは、真剣に労働訴訟に関して経験を積みたい本職の方(補助者の応募理由としてはお断りしています)には資料の提供・共同での受託等を通じて協力します。ご興味があればお知らせください。

桜田門から麹町へ

桜田門から麹町へ
東京地裁地下の書店で法律事務職員向けの実務書をいくつか検討して、今日の予定は終わりです。登記や債務整理より訴訟や強制執行について補助者さまに手伝ってもらうため、法律事務所の職員向けの本を探しているのですが、よいものがなかなか見つかりません。

裁判所を出たのは17時前になりました。宿がある平河町へ、桜田門から国会前庭、憲政記念館から自民党本部とお上りさん丸だしで歩きます。ホテルに荷物を預けて、今度は麹町から四ツ谷へ晩御飯を探しに。

この一連の巡検で、今回初めて泊まった都市センターホテルはなかなか素晴らしいことがわかりました。裁判所までは玄関前のバス停から数分で行け、国会図書館は文字通り徒歩圏内て雨ならバスが使えます。麹町方面へ数分歩けば安い食堂がいくらでも見つかります。

しかも、貯まり過ぎて困っているじゃらんポイントが使えます。新しい定宿になりそうです。

出張前夜の大工事

出張前夜の大工事
今日も知立駅北発東京行き知多シーガル2号は結構な乗車率です。窓際の空席は一ヵ所のみ、三列シートの中央は5〜6ヵ所の空き。昨晩深夜に予約を入れて窓側を取りましたが、出発直前の手配は危険かもしれません。

今週は日曜日から水曜日まで九州へ、金曜日から土曜日まで東京へ行くことになりました。大事な木曜日にやったのが、写真のPCの修理です。

しかし、修理用部品取りとして仕入れたジャンクのほうがCPUの能力が高く見た目が綺麗です。
池に鉄の斧を放り投げたら金の斧を持った神様が出てきた童話を思い出しました。

…どっちも欲しい(笑)
双方の支障箇所を並べながら良品を一つ作ってみました。バッテリの持ちを今回の出張で見てみます。

終着駅へ、呑みにいこう

 博多湾はその北東側を、志賀島・海の中道によって玄界灘から守られています。志賀島への陸路での入り口である西戸崎までは、JR香椎線が走っており、博多からは鉄道なら約40~50分。一昨日は博多市内ではなく、西戸崎から一駅手前の海の中道駅にほど近いリゾートホテルに宿をとりました。

 さて昼間なら海の中道海浜公園が開いているのですが、夕方になると食事どころか何か買い物ができる事業場が泊まってるホテルしかなくなります。このホテル、立地とお部屋は素晴らしいのですが晩ご飯一食についてビジネスホテル一泊分程度の料金を設定しています(朝食が2000円、といえば想像していただけるでしょうか)。晩ご飯を食べに列車で九州本土側=香椎まで出るには少々時間がかかるので、終着駅側へ、西戸崎に行ってみることにしました。

 折しも、雨が降り出したところ。小さな傘しかもっておらず、バスもタクシーもない終着駅です。強いて直ちに乗り換え可能な交通機関としては福岡市営渡船が博多市街方面へ運航されていますが…さすがに雨のなか小さな船に乗ってまで中洲に出たいとも思えません。困りました。

 ご飯を食べる店の候補は、たった一つだけあります。駅の右側、徒歩30秒のマンション1階に。

『かいちゅうしじょう』?

 そうした店名の、どうやら居酒屋さんのよう。どうみても地元の人のお店で、30人ほどが入れようかという店内はなかなかの入りです。まぁ仕事も終わったことだし新しい仕事ももらったし、一杯なら呑んでもいいかな、と思って…失礼ながらあまり期待せずに入ってみました。どちらかというとご飯が食べたい気分だったのです。

 示されたメニューに、気になるものがありました。

  •  1000円コース(3~4品)
  •  1000円定食(肉または魚、小鉢・サラダ・ご飯と味噌汁)

 なるほど、おまかせになるのね。こりゃ面白そうです。徐々にのってきました。なら料理の点数が多いほう=1000円コースを選択します。併せてエビスビール中ジョッキを選択したら、すかさずこう尋ねられました。

 「お酒のつまみみたいなものがいいですか?」

 いいえ、と答えてみます。もし、はいと答えたら何が出てくるのか想像して、さらに楽しい気分になってきます。最初に出てきたのは鶏肉と大根の煮物。続いてお魚と野菜の天ぷら。いずれもやさしい味です。このお店は当たりだ、と気をよくして楽しんでいたら、いなせな兄さんがカウンターの向こうから聞いてきました。

 「おなか、すいてますか?」

 はい!と答えます。即答で。
 直感しました。このお兄さん、プロフェッショナルです。労働者の意向を汲んで準備書面の調子が変えられるタイプの人、と言ってもよいでしょう。僕はまだこの域に達していません。この間合いには正直、憧れます。

 その後すぐにでてきた鰹のたたきはニンニクがきかせてあってこれまた素晴らしかったのですが、これは彼の仕掛けではないはずです。期待しながらさらに待っていたら…

 でてきました。サイコロステーキが。しかも定食のメインになるだけの物量で!で、これが

 おいしいですか?

 やはりカウンターの向こうから楽しげにこっちを見ている、赤いエプロンのお兄さんと目があいます。そう聞かれました。

 おいしいです!(さきほどのお兄さんに)そう伝えてください。

 昼間発揮しない力強さで応える旅行書士。そのお兄さん、このコースの締めくくりだと断ってさらに付け加えます。

 「実はあんまりおいしそうに食べてくださるんで、この人になら聞いても罰があたらないんじゃないかと…」

 ってかこの店の飯がまずい、という奴がいたら即決裁判で銃殺しても特に問題はないかと思うんですが、とまでは言いませんでしたが、これほどの物を無感動にいただくほうが僕には苦痛です。エビス中ジョッキさらに一杯追加。1000円とは思えない量と質のお料理に、一人で迷い箸を続けながらふわふわと酔いを深めていきます。向こう側のテーブル席では、どうやら宴会の中締めの様子。時間がオーバーしてるが店主の好意で延長中…だとか。なるほどなるほど。

そうしたところ、別のお兄さんがもう一品を僕のテーブルに。鳥の唐揚げにタルタルソースをつけていただけ、ということのようですが…?聞けば

 「あの赤いエプロンのひとから、プレゼントだそうです。食べてる笑顔がとてもステキだ、ということで」

 わーい♪

 と躍り上がりたい気分を数秒保留して、丁重にお礼を申し上げます。

 謹んでいただきます。と。

 揚げたての唐揚げにタルタルソース、これは実にいい!これは初めてです。お酒と料理で2000円で、文字通りお腹いっぱいに楽しんで店を出たことでありました。

 ところでこの素敵なお店の名前、確かめずに出てきてしまいました。

  •  かいちゅうしじょう、なのでしょうか?
  •  それとも、うみなかいちば?

 心あるお客さま、どなたか西戸崎まで呑みに行くことがありましたら、聞いてきていただけませんか?僕も機会があれば、また行ってみたいと思っています。きっと季節がかわるごとに、なにかおいしいコースメニューを並べてくれるに違いありません。

おいしい街、博多への次回出張は、7月6日です。

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30