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答弁書がこない -それは焦らしのテクニック?-

いつも思うのです。司法研修所または法科大学院で

 しめきりはまもろうね

って受講生どもにきっちりたたき込んでおいてくれないもんか、と。あるいはそれが実現される日が、この国における司法制度改革の最終の到達点なのかもしれません。

 実によくあることなんですが、来週火曜日が第一回口頭弁論期日の訴訟において被告側からの答弁書の提出がまだありません。裁判所から被告に送られる期日呼出状兼答弁書催告状には、答弁書は期日一週間前までに裁判所へ提出するよう明記されているものの、素人玄人に関わらずこれを遵守されるお方の割合は、半分より少し多い程度です。もちろんこれは、期日間際になってようやく専門業者に相談に及ぶ依頼人達にも大きな原因があります。

 が、しかし!

今回のお相手にはすでに裁判外で●●士が代理人に就任しています。よって会社への訴状到着と同時にそいつのところにかけこんだと考えねばなりません。そうすると。

 現時点における彼らの沈黙の理由が説明できません。ああ。

 しょうがないからこっちは悶々と到着を待つしかなく、あとは期日の前日に裁判所に確認することとそれでも未着の場合には紙ッペラ一枚の内容のないような答弁書が出てきて認否は1か月後に先送りだよ、とお客さまに(いつもどおり)申し上げるしかなくなります。お客さま方はとても納得いかない顔をされるのですが、さすがにこうしたことは裁判所のホームページにも書いてない。もちろんこれから出てくる答弁書がもし本格的なものであっても、とにかく第一回期日に無理矢理降ってくる和解勧試さえ振り切ってしまえばきっちり反撃できます。とにかく訴訟とはそういうもんだ、とお客さまに言っている自分がこの業界に染まってきている気がして、ちょっとイヤだったりもします。

 さてさて少々ブログをお休みしておりました。今週はどこにも出張の機会がなかったのですが、その代わりに司法書士会支部の新旧評議員および支部長さま方の集まりに出る、という貴重な体験をしてきたところです。

 実は今期から2年間、支部の(すでに対応する法務局出張所が消えている)鳴海ブロック評議員とやらにならなければならないことになったのです。まぁ要するに下っ端・兵隊・使いっ走り・その他大勢(以下略)といった役回りらしいのですが、

 そうでなければクーリングオフしてよろしゅうございますか

と前任者さまに聞いたら笑って却下されました。もちろん選挙でなるはずのものなので、ほかに候補がでなければという条件付きでの内定なんですがね。ただ、先月までの特別研修でチューターをお勤めになられた大先生が副支部長に、さらにそのお師匠さまが支部長にという体制であるらしくとっても居心地がよさそうですよ(遠い目)

 この支部長候補の大先生と午前一時過ぎまでお酒をご一緒していろいろお話したところ、なかなかに特徴的なお方のようで僕を評して曰く

  •  あんたは…イイ
  •  馬鹿ーっ!

 要約すれば以上のありがたいお言葉をそれぞれ複数回賜りました。いずれも原文通りであります。この酒席において話したことは、僕にとってはいつものしごとの話し、だったんですがねぇ。ともあれ、今後僕はこれまでより多くのひとの思惑の対象となるようです。もちろん任期の二年、この事務所を存続させなければならないというのが最大のプレッシャーなんですが。

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