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2009年3月

いやぁ、困った困った

というたびに、補助者さまから苛烈な突っ込みが入ります。曰く、

全然困ってないじゃないですかっ

と。ついには『困った』発言禁止令が出る有様となったのですが、今日は本当に困ってしまったので特別に許可をもらってひたすら困っておりました。

やっぱり複数の裁判書類を完全同時進行で作る、というのはなかなか難しいようです…が。なんとか訴状はお客さまの元へ送り出し、あと一件はハンドキャリーできる状態にたどりつきました。ひとまず真っ白になったホワイトボードを拭きながら

なんとか今月も生きながらえることができましたねぇ

と思わずつぶやいたのですが、この発言も規制対象になるかもしれません。困ったものです。

さてさて夜になっても困った状態は続きます。明日の東京-茨城出張ですが、どうやって行くかもどこに泊まるかも未定です。うだうだと思い悩んで、名古屋インター9時33分発東京行き超特急2便の予約を入れました。この便だけは名古屋インターを出ると神奈川県内東名江田まで停まらず走るため、ほかの便より30分ほど速いのです。4月2日の帰りも東京17時20分発超特急1便を確保。この便も江田から名古屋インターまで停まりません。これで往復割引を適用して8320円なんですが、いつも利用している高速バス『知多シーガル号』知立駅北-東京駅の往復割引は7600円、少し高くつく経路を採ったのは、知多シーガル2号に乗るためには6時半に家を出なければならないから。明日は8時半過ぎに出発すればよい、ということで単にゆっくり寝ていたかっただけです。

さぁ、まだどこに泊まるか決めていませんが、さしあたっては石岡~土浦~佐貫あたりで適当に探してみるつもりです。ですがさきほど、じゃらんで検索をかけてみたところ土浦市内の宿泊施設の選択肢がほとんどありません。困った困った。

いろんなヒトに、いい顔し過ぎ

 本日最後の、電話での打ち合わせを終えた21時55分。

 これはいかん、と気づきました。多くのことをしようとし過ぎているようです。当然ながら、まだ晩ご飯にはありついておりません。


 先週は大阪-和歌山から電車でかえってきて、すぐ自動車を駆って豊明-安城に書類収集に走り、ある裁判書類を作成。実際にはお客さまに10分ほど待ってもらって完成させて本日夕方になんとか引き渡し、明日裁判所に走ってもらう手はずです。

 夜になって、日中に飛び込みで問い合わせのあった方に対する緊急の労働相談実施。その後さらに、依頼継続中のお客さまと訴訟進行に対する打ち合わせ。全部終えたら、さすがにのどがカラカラになっていました。

で、どうあっても明日までに金融業者に対する債権差押命令申立書と労働訴訟の訴状一式(延べ五十数ヶ月分の賃金計算を要する)をきっちり完成させないといけない、という状況です。個々の書類はなんとか仕上がりそうに見えますが…

ふと気がつきました。

こりゃ、いかん。いろんなヒトにいい顔をしようとし過ぎている、と。

 久しぶりに新しいご依頼の受け付けを停止することも視野に入れながら、手広くしすぎた行動計画を手じまいはじめます。まず明日午後から入っていた伊勢市への予定を無期延期に。これで明日の日中に裁判所に行くお客さまを支援しやすくなります。明晩は伊勢からそのまま池袋への夜行バスに乗る日程を組んでおりバスの予約が取れていましたが、これもキャンセル。これで、明日19時まで(最寄り集配郵便局における、県外への速達受付の締め切り)まで目一杯つかって訴状作成を続けられます。

4月1日の関東出張はいまのところ日程を動かさないで済む予定なのですが、所定木曜日に出勤の補助者さまには明日火曜日の臨時出動を要請しています。これで水曜日以降自由に動ける余地ができましたので、さらに後ろにずらして実施するかもしれません。

これで、伊勢市においでの友人の司法書士さんほか一名に不義理をするのと引き替えに貴重な時間とお金を捻出できたはず、です。

ほか一名、というのは僕が唯一、焼酎瓶寄託契約を結んでいるお店のママさんなんですが、彼女のブログを観察するかぎりでは特に変わった点はなさそうです。まぁ、いよいよ何かあったらコメントかメールが来るでしょう…たぶん。

ただ、そのママさんもそうですが

小規模企業においてむやみやたらと経営者の稼働日数を増やすのは、それ自体ジリ貧になる可能性と背中合わせだ

とは言うことができます。いまは年中無休になってしまってるあちらのお店にいつか適正なお休みが復活したら、訪問させてもらうとしましょうか。ずいぶん遠い約束になってしまう気もしますがね。

問い合わせ内容に変化あり

 今月に入って、家庭裁判所における手続き関連のご依頼が3件入りました。2件は僕が作成したウェブサイトから、1件は司法書士会の相談センターから紹介をいただいたものです。

 まさかこのまま家裁のひとになるのかよ、などということはないはずですが、たぶん今後も安定的に家庭裁判所関連のご依頼は増えると見ています。養育費に関して料金後払いを標榜するページをウェブサイトに追加してから約3ヶ月、ページ追加→アクセス発生→問い合わせ発生→依頼受託、という順序で、ようやく毎月依頼がくる状態にたどり着いたようです。

 この分野の問い合わせの特徴はなんといっても簡易裁判所における代理権の有無とは関係ないところ、ではなくて

 ひとが貧乏になる少し手前の水準での、ファイナンシャルプランニングに関する相談が深刻に必要になってくることだと言えます。多少強引ではありますが、相談開始にあたって事案にかかわらず同居のご家族全員分の年金証書とねんきん特別便をチェックしてみると、当初の相談とは全然関係ないけれど

 支給漏れの年金を発見した

ということで妙なところから経済状況の改善に向けて動き出す、ということが上記三件のうちすでに一件発生しています。逆に言えば、お客さまが言うままに所定の手続きだけやって帰したらその年金給付はどこへ行くのか、かなり恐ろしい状況です。今後依頼が増えるにつれて、そうした支給漏れ年金発見事案の発生率がはっきりしてくると注目しています。不謹慎な言い方ではありますが、比較的かんたんな作業で(ひまわりに天秤のバッジをつけた●●な方達と書面で殴り合いを繰り広げるよりは『かんたん』ということ)成果があがり、お客さまの状況を顕著に改善できて報酬を得やすい、ということではこの未支給年金探索事案、その気になれば

過払いバブル消滅後の有力な報酬源になりうるのではないか

と思っています。当然ながらこれができるのは司法書士あるいは弁護士としての顧客層と社会保険労務士としての知識・年金裁定請求の代理能力を持ってる人に限られますので万人向けではありません。しかし大規模な法律事務所なら専任のFPや社労士を抱え込んでしまっても十二分にペイする(依頼にくる母集団が圧倒的に多いから未支給年金という当たりを引く回数も順当に多くなる道理)、そしてそれができない中途半端な能力と規模の事務所がやっぱり一層『割を食う』という展開に、なってしまうのかもしれません。

でも、そろそろ誰か本当に気づくのではないかな、と楽しみにしています。少なくとも、誰でも作れる書類でどこかに請求をかけたら個人のお客さまのもとにサラッと数百万円単位のお金が降ってくる、そしてそのことにお客さまが気づいてない、などという大甘な依頼類型は過払い以外にはこれくらいしか…ないと思うんですがね。

さてさて明日は、先日ブログで触れた大事務所の名古屋支店が稼働開始する日のはずです。僕は他人事として今後の変化を眺めるつもりでいますが、規模で優る相手に対して個人の能力向上でどれだけ戦えるのか、には重大な関心があります。やっぱり簡裁代理権もAFPも同様に大事で、持たねばならないな、と(苦笑)

その突っ込みは、まさに『神』!

まずは昨日の記事をお読みでない方は、読んでおいてください。

さてさて三年越しの労働紛争事案をようやく終えた旅行書士、潮風に体ごとさらしたら少しは楽になると思い立ったかどうかはさておいて(goo 音楽←この歌の描く世界が、少しわかった気がします)海へ、和歌山市近郊の加太(かだ)までやってきました。昨日の記事を書く直前に、淡嶋神社でおみくじをひいてあったのです。で、昨日の記事のアップロードを終えて封を切った結果が、これ。

Awashima001

誰もいない夕方の喫茶店で静かな海を眺めながらコーヒーを吹き出してみます。

タイミングといい表現といいまさに神の領域に達した突っ込みに思わず笑ってしまいました。各論のほうもなかなかいい味だしてます。

  • 争事 負けるも勝ち(←い、いったいどの事案のこと?)
  • 就職 あきらめるな(本業のほうは『あきらめろ』ってこと?)
  • 旅行 遠距離に良いとき(これはいい。再来週の福岡が楽しみ)

一番ショックなのは

  • 学問 試験時に注意

今年は簡易裁判所における代理権取得のための考査と2級ファイナンシャル・プランニング技能士の試験が…、試験がそれぞれ待ってるんですが…?

記念に下さい、書類を一つ

記念に下さい、書類を一つ
青い空に、捨てます…
などと言うまでもなく(お若い読者さんには『春なのに 歌詞情報』で検索して下さい)最後の手続きはあっさりと終わりました。三年間大事にとっておいた供託書は法務局担当者の

ああ、それ要りませんから

のひとことで用済みに。せっかくなのでお客さまに譲ってもらって、大事にとっておくことにします。

大きな仕事を終えた達成感でも敵側登場人物への怒りでもなく、ひとことで言えば

なにかをやり残した

そんな気持ちで和歌山へ。ホテルに荷物を置いて南海電鉄にのり、加太港までやってきました。善いものも悪いものも見すぎて、まだ整理がつかないまま、港の隣の喫茶店でぼんやり海を見ています。

大事務所名古屋進出だそうで(笑)

大事務所名古屋進出だそうで(笑)
青春18きっぷ期間中の大垣駅は、ちょっとした関所です。

7時31分発米原行きの乗車率は約170%。どうせ立って行くならと一番前に行っていつも通りに車内広告を見渡したら、債務整理で有名なA法律事務所が名古屋駅前に支店を出すとの広告が(失笑)

沖縄の次がどうして名古屋なのか、は謎ですが、東海一円における債務整理市場ってまだ魅力が残ってたんでしょうか?あるいは岐阜や三重をにらんでの布陣かも。

とはいえ名古屋の既存の事務所がどんなとばっちりを受けるかは、興味深いテーマです。
誰でも出来る仕事しかできない人はどうするのか、一つ隣の司法書士法人Lの広告と見比べながら考えているうちに、なごり雪の米原到着です。

最後の仕事に、あの街へ

 明日大阪へ行くことになりました。三年前から続いていた労働事案の最後の手続きをする日がやってきます。感慨深いような気恥ずかしいような、なんだか妙な気分です。

『市役所の無料相談で、担当の弁護士から「あきらめろ」と言われた

 という、今ほどスレていなかった僕にとってははなはだショッキングな電話での問い合わせにはじまったその依頼、最終的には労働者三名合計一千万円弱の未払い賃金の60%ほどを回収して終結したのですが、その手段として相手の会社と社長個人を破産に追い込んでいます。

 もちろん狙ってそうしたことで、今回終結させる仮差押申立のほかこの会社には、

  • 一般先取特権実行としての債権差押命令申立二件
  • 地裁通常訴訟一件
  • 簡裁通常訴訟(のち地裁に移送)一件
  • 未払賃金立替事業の適用の申請一件
  • 破産申立後も免責不許可を求める意見書一件
  • 免責許可に対する即時抗告一件

これらの申立を次々にぶつけています。いまにして思えばよくこれだけやったもので、身も蓋もない言い方をすればこの会社と社長を踏み台にして経験を積んだ、ということもできるかもしれません。もちろん労働紛争のすべての依頼においてそういう面はあり、キレイな文章を業界誌に書き散らしたい先生方はそうは言わない、というだけだと思います。

いわゆる法律家、という人達の暗部もかなり具体的に見せてもらえた事件ではあります。
冒頭の弁護士による問題発言あり、被告側司法書士による審理妨害(破産申立までのよくある、だが決して誠実ではない引き延ばしの一形態。だがそいつ、最近の業界誌に元気で寄稿しています…ふん)、破産後の強制執行をめぐる、どうみても破産申立の趣旨に反する弁護士間での和解あり、とまぁいろいろ。おかげで手続き各行程で、だいぶやる気がでました。

人の善意にも会いました。
移送後の地方裁判所労働部では、被告に破産申立の可能性があると知るやかえって審理を高速化し(最後の1ヶ月で、判決言い渡しを含めて3回期日が入りました)被告側から仮執行免脱宣言の申立がなされているのをサラッと無視して仮執行宣言付き原告全面勝訴の判決を出してくれ、さらに被告の行いを評して『誰にも、報いはあると思います』と法壇から原告席に語りかけてくれたことを思い出します。

『ただ、この世でかどうかはわからないけどね』と、少し苦笑して付け加えられたのは立場上の限界、というべきものでしょう。
お客さまにとって法律的のみならず、精神的になんらか救いが見いだせる訴訟活動というのはやっぱりあって、これは僕にとって最も印象に残った傍聴の一つです。

手続き上の齟齬から破産廃止後に仮差押申立を取り下げることになり、会社としては破産手続き終了に伴って消滅しているために会社に特別代理人を選任して、供託金に関する権利行使催告をすることになりました。特別代理人には破産管財人と同様、弁護士を選任する必要があるとのことで裁判所側からは特別代理人選任のための予納金として

通常は20万円からですね

という示唆がありました。ところが世の中実に素敵にできていて

上記の訴訟をやったときの裁判所書記官さんが同じ労働部に2年後もご健在(わーい!)

以後、事実上その書記官さんの関与でするすると手続きは進み、なぜか予納金は2万円で済むことになりました。これが昨年12月。以後一冬をかけて権利行使催告の手続きは完了し、晴れて明日、供託原因消滅証明書を発行してもらえるはこびとなったのです。正直言って嫌な弁護士も司法書士も見せられましたが、最後に豪気な弁護士さんに会えて僕も救われた気分です。

いつかこのときのことを小説かドキュメンタリーにしてみたいのですが、身勝手ながらそのエンディングが暖かい春でよかったと思っています。半年分以上の給料回収の成否を託した一般先取特権での差押申立や、その申立で書記官から補正指示がでるたびに書類と不安を抱えて新大阪へ通ったときの空はいつも雨か曇りか、そうでなければ雪だったから。

仕事が終われば和歌山には、当事務所の自称産業医が国内留学中です。和歌山駅東口にお気に入りのお店を見つけたので、思い切り呑んできます!

かえってきたらまた、あの裁判官や書記官さんに笑われないような書類作りに邁進するとしましょうか。

2020.12.20修正


 

 おまけで本を一冊おすすめします。先取特権での差押え、というとーってもマイナーなテーマを扱った貴重な小説。ここで扱うのは動産売買先取特権や船舶の先取特権なんですが、仮にも債権回収を業とする以上つぶれかけの会社を相手に知恵と技と運を競わねばならない局面は本当にあって、そうした攻防戦をまがりなりにも戦い抜いた目から見ても「いかにもありそうな展開」が小説にされています。難しいと思うひとと面白いと思うひとに分かれるかもしれませんが、先取特権に興味があればさわっておいていい本です。名古屋市立図書館には所蔵がありますので、東海地方の方は相互貸借など使ってくださいませ。

 

 

もっとも、実際に上記一連の手続きを終えたあとでこれを読んだ僕の読後感、一言で言って

(登場人物である弁護士が大阪から広島へ新幹線で移動することに)

う、うらやましい

その締め切りを切り抜ければ…?

仕事がない(呆)

などということが、一昨年まではちょくちょくありました。さて先週末に訴状一件引き渡し、準備書面一件発送、さらに今日は、夜の街に出てお客さまと打ち合わせをし、そのまま準備書面一件をもって集配郵便局へ。県内の裁判所になら、速達で送れば明日には…つまり提出期限には間に合う、という予定です。

 当然ながら上記各書面はみんな労働訴訟、管轄もさまざまです。21時過ぎのゆうゆう窓口からよろよろと道へ出て、ふと気がつきました。

仕事がない係属中の労働訴訟の準備書面の作成が、当分ないことに。

書類提出の周期と和解勧試の状況からして、向こうしばらくのあいだは準備書面を書かなくてもよいようです。今月は訴状をあと一つ書けばなんとか終わり。1・2月にあまり書類を書かなかったぶん、3月に集中したようにも思えます。

あとはお客さまからの新しいご依頼になりそうなものが一つあり、これは書類の到着をまってまた補助者さまにがんばって入力してもらわなければいけません。順当に行けば、

そのご依頼を受けてしまえばもう4月はお腹いっぱい♪なはずです。

 そろそろ4月の出張日程が決まってきています。まず現段階で確定なのが、4月7日、九州です。例によって行きがかり上、自腹。最終的には報酬受領時に請求しますので、倫理観にキビシイ同業者のみなさまにはフトーユーチなどと恐ろしい言葉をお考えにならないように(ま、依頼人に不当な利益を供与してまで労働訴訟の書類作成を受けたい司法書士ってのが一体何人いるのかはそれ自体、興味の対象ではありますがね)

 あとは今月下旬から来月上旬にかけて、関東某県●●市。狸のような社長が●●山麓に棲息しておりますので、現地調査をせねばいけません。またいくつか購入要否の検討を要する本も出てきましたので、国会図書館で書見もしなければ。

 なお、この関東出張と名古屋地裁一宮支部での傍聴と三重県伊勢市さくら通りへの訪問をなんとか一緒にやっつけてしまえないかといろいろ策を練っています。当事者のみなさまには、もう少しお待ちください。順調にいけば(←新しいご依頼がなければ、とも言う)、訴状ができあがる今週末以降約2ヶ月くらいはわりと余裕がある日々を送れるはずです。

まず三ヶ月後を目指しましょうか

 本日で司法書士登録5周年となりました。さっそく補助者さまから所感を求められたのですが、とっさに思い浮かんだのは

 こんなことになっちまって

↑冗談ですよ、と力強く言い切れない自分がいます。僕だって最初はもっと普通な事務所を考えてたんですから…せめて一ヶ月に一件は抵当権設定登記があったらいいな、とか(泣)少なくとも旅行書士になるなどとは考えてもいなかったことは確かです。誰も信じてはくれなさそうな気がしますけど。

さてさて5周年とはいえ夜まで仕事です。九州に準備書面を一つ送り、ウェブサイトに一つページを増やしたらたちまち夜中になってしまいました。そんな零細司法書士事務所第6事業年度最初のグッドニュースは


補助者さま 来期残留

-推定年俸●●万円-


スポーツ新聞風に書くとそんな感じでしょうか。いろんな事情で来月以降の契約継続が不確実だった補助者さまが、この事務所で引き続いて働いていただけることになったのです。ありがたいことです。

とりあえず一つはいいことあったからいいや、と思って遅くまでしていた仕事なんですが、当事務所ウェブサイトに訪問相談の実施に関するページを追加してみました。この事務所は今でも県内より県外のお客さまのほうが多いので、これまでにも事務所外のいろんな場所で実施していた相談と市内・近郊で実施可能な相談とをまとめてみたのです。これも補助者さまとのある会話がきっかけ(会話の内容はちょっと言えません)でページ増設に至ったものです。

当事務所ウェブサイトをめぐっては、先月末あたりから一つ不思議な現象が発生しています。

数十件あるページのうち、なぜか養育費に関する依頼で料金後払いにする扱いについて説明したページだけが、携帯電話端末からのアクセス割合が異常に多いのです。ウェブサイト全体では携帯3キャリア合計で20%弱、あとはPCからのアクセスなのに、養育費のページだけは約60%が携帯端末からのアクセスです。

このページを作成して約3ヶ月、これは予想外の結果なのですが携帯端末を使ったアクセスは有効なアクセス解析ができず、いったいどんな検索キーワードで、あるいはどのウェブサイトから流入しているのかが見えません。ともあれウェブサイトになにかコンテンツを追加すると、それを検索エンジンが捕捉して検索結果に反映するまでには大体長くて3ヶ月、増加したアクセスが依頼に結びつくのが約半年、という傾向はわかっていますから、司法書士開業5周年を迎えた最初の目標は

あと三ヶ月生き残ること

にしてみましょうか…ねぇ?

素朴な疑問 -なんでそうなるの-

まずはじめにリンク先(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090321/trl0903211857000-n1.htm)をご覧ください。昨年東京地裁で勝訴判決が出た、ファストフード店の名ばかり店長による割増賃金請求訴訟の控訴審が、勝利的和解で終了した、という記事です。おぉそりゃよかったじゃねぇか、と軽い気持ちで読み出したのですが…

第一審と比べて、おそらくは附加金の一部を取り込んだのでしょうか、一審判決よりおおい和解金になっています。しかし!

-以下引用-

和解金で1000万円を受け取ったところで、8人の弁護士費用や組合費、裁判費用に税金を引いたら150万円残るかどうか…。

-引用ここまで-

なぜ!残り850万はどこへ!?
疑問は怒りに変わります。冷静に考えればあまりにもかんたんで、残酷な現実がそこにあります。

 まずこの訴訟では過去二年分の請求をかけたはずだから和解金は請求にかかる期間の所得が増加したものとして修正されるに過ぎないので、仮に年収500万円の店長の所得が1000万円になったって所得税+住民税の税率はせいぜい30%のはず。ここでおおざっぱに300万円が税金として取られると考えましょうか。提訴の際に必要な印紙代は請求額の0.5%程度なので切手代を合わせても、本当に必要な実費は数万円。あとは交通費程度です。それに、ここでの和解金がもし一時所得に当たるならば所得から『それを得るのに要した費用』である弁護士費用だの組合費だの裁判費用を軒並み控除した、それこそ150万円+αの部分に対してのみしか課税され得ないことになり、課税額はほぼ無視できる金額、せいぜい数十万円におさまってきます。これは和解金の中に何が混ざっているか(附加金が混じるなら一時所得あるいは雑所得、慰謝料ならば非課税)によるのでなんとも言えませんが、とにかく税金としてはどうみても上限300万円程度、むしろ大した金額は課税されないという考え方が正しいはず。

 つまり。

おそらくは『弁護士費用や組合費』に●百万円が、使われた、と。

裁判で勝ち取った金額の少なくとも半分以上が彼らに分配される、と!


なるほどこれでは労働訴訟を戦おうとする人が増えないわけです。
まず間違いなく、今後も増えっこない。

だって完済後の過払い金100万円を代理人に依頼して回収してもらったら代理人の報酬が55万円!だったらそりゃ依頼を躊躇してしまうでしょう?

 まして諸経費控除後のお客さまの手取額が15万円だったら?

-だったらいいよそんな手続きなんて、と、僕でも言ってしまいそうです-

 少なくともこの勝利的和解の向こうにあるのは、経済的意味での勝利ではありません。それにかかわった組合やら訴訟代理人達がなんと言おうとも。

 業界内では冷静に考えれば勝てることが見えきってると言われている(べつにこの手の裁判そのものは珍しくもなんともなく、ただ被告会社が超有名企業であるだけの)訴訟が、なんでそんなに経済的にペイしない営みに仕上がってしまうのか?

僕は理解したくありません。願わくば一生、理解せずに終わりたいものだと思っています。

 僕にとっての割増賃金請求訴訟は、労働者がまず経済的に十分に報われる、その上で精神的になにがしかの大事なものを勝ち取っていくべきものだと考えています。今までに僕が受けた労働訴訟では、会社側が破産した二件を除いてそうであった、はずです。請求額が100万円であれ1000万円であれ、専門家の報酬はあくまで回収金額に対する料率で、労働者が受け入れられる一定割合で決定されなければならない、と。たとえその請求額が10万円でも、料率を正しく決定して受託すべきだと。

なーんてことを言ってるからいつまでたっても儲からないんだよ、と言われそうな気がします。しかし明日で司法書士登録5周年を迎えますが、少なくとも労働訴訟で1000万勝ってお客さまのもとに二割とお金が渡らない、などということが業界内秩序として存在しているならば、それは創業何年たっても決して是認してはならないと考えています。

まぁそれに。

 ちょっと斜に構えた見方をするならば、上記のニュース記事が広まってくれれば労働訴訟という分野において、『弁護士(あるいは司法書士代理人)を利用しての訴訟』と『当事務所を利用しての本人訴訟』は今後も引き続き、費用対効果の面で十分魅力的な(ただし、一部のお客さまにとって)選択肢として存在し続けるんだろうな、とも思えてきます。

…なら、いいか?このニュースは、斜にかまえて分析してもグッドニュースなのかもしれません。少なくとも僕と僕のお客さまにとっては。

ありえない!スパムメール

 メールアドレスをウェブ上に晒していると、実にいろんなところから勝手にメールが送られてきます。ありがちなところでは出会い系・キャッシング・男性がコンプレックスを感じているどこかの増大あるいは機能回復のお薬・偽ブランド品といったところが日本語英語その他の外国語とりまぜて、最盛期には一日二百通を越えるくらい舞い込んできます。

 さまざまなフィルタで削除してやっと一日30通くらいにしぼれているスパムメールの中に、妙なものがありました。他県のウェブ作成会社から、SEO(検索エンジン最適化)のご提案です。まず出だしから笑わせてくれます。

-以下引用-

■ご存知ですか?------------------------------------------
・ユーザーの70%は、検索結果の3ページ目までしか見ていません。
・ユーザーは直感的に上位のサイトの方が有名サイトであると
 思いがちです。

弊社の調査ですが、5位から1位に検索順位が上昇しただけで、
なんとアクセス数が『4倍』に増えました。
---------------------------------------------------------
-引用ここまで-

さてさて当事務所ウェブサイトおよび当ブログですが、『給料未払い』で検索かけるとYahoo!でもgoogleでも上位10位以内にでてくるんですが…これって検索結果の1ページ目のはずですよ(爆)

なるほどここがすでに自力でSEOを施していることは『ご存じでない』様子。この時点ですでに帰ってくれと言い渡したいのですが、素敵なネタが最後に隠れていました。

-引用ここから-

実際に御社のホームページを拝見いたしましたところ、
清潔感があり、わかりやすく、
とてもユーザビリティー溢れるホームページである

ということが伺えました。

御社ホームページは、まだまだ集客を得る力をお持ちです。
一緒にホームページの力を引き出してみませんか!

-引用ここまで-

ぎゃっはっは!(爆笑)

いったい当事務所ウェブサイトの何を見ているのやら。現実をここまで無視できるというのは一種の芸♪だと思います…

と、これだけでも愉快なのですが、あるきっかけがあってモニタリングしている県内の同業者さんのブログにも現実からほどよく遊離しておいでのものがあったりします。そういえば昨年、僕が血迷って合同事務所を作成しかけた某とんでもない事務所のウェブサイトも、見る人が見れば異常だと読み取れる作りでしたね。

自らの正当性のみを強調するあまり、精査すればおかしな文章を書き上げてしまう。その結果誰かからほどよく突っ込みが入り、敗訴する人もいれば炎上したりする人もいる、と。準備書面にもダイレクトメールにもブログにもウェブサイトにも、結構よくあることだったりします。くわばらくわばら。

訴状 それは小包で送るもの。

 11年もののインクジェットプリンタが、背後で淡々と文案をプリントアウトしています。

 今回の訴状は、ぜんぶで61ページ(苦笑)出力速度は1ページあたり30秒弱といったペースでしょうか。執務室に宵闇が迫ってきます。

 訴状の校正の最終段階ではどうしても紙にプリントアウトしないと手落ちを発見できないことがあり、そうした印刷に新しい紙とレーザプリンタを使うよりはダイレクトメールや業界団体からの連絡文書や研修教材の裏紙に詰替インクでプリントしてしまいたいのです。

 なんでそんな作業になってしまうんだ?というお尋ねはいろんなところでいろんなときにいろんな人から言われます。

 なんでそんな商売をやってるんだ?という問いであることも多いのですが…それはさておいて。単純に物量については、ほとんど必然的にそうなります。

 たとえば労働者1名が、24ヶ月分の時間外労働割増賃金を請求するとします。

  •  まず訴状本文。かんたんに書けるなら3~4ページで済みますが、だいたい残業手当をまともに払っていない会社はほかにもどこかおかしい労務管理をやっており、そのなかには労基法に違反して無効になる扱いもあり、そうした部分に修正をかけるだけであっさりともう数ページ増加します。
  •  これに計算書が24ヶ月分で24枚、僕の場合は、さらに毎月の賃金支払い状況と請求する賃金額をまとめたものをつけるのでもう2枚の計算書が別表として必要です。
  •  さらに証拠書類。タイムカード裏表1ヶ月分をA4判一枚の紙にコピーし、さらに給与明細書もコピーして、それぞれ甲第●号証と連番を付します。連番自体はDocuWorksで自動付与し印刷されますので作業としては大したことがありません…が、給与明細書のサイズが大きい場合には24ヶ月で48枚(わーい)
  • これに必要に応じて、労働契約書や就業規則や解雇通知書やその他諸々の文書たちを添付します。さらに十数枚。

合計で、まぁだいたい70~80枚になりますか。縮小コピーするという手はないのか、と言われることもありますが、法壇に座る誰かが老眼ではない、という保証はどこにもないことに注意する必要があります。

 しょうがないので提訴のたびにコピー用紙がひと束使用される、ということに。なぜなら上記の訴状一式は、原告用+裁判所提出用+被告送達用の最低三部は必要なのです。

 もちろん原告が常に一人だ、などということはなく、原告が増えれば上記の作成部数はさらに1部増え、当然ながら計算表・証拠も一人分増えてきます。

 かくて順当に、お客さまのところに送る書類はエクスパック500の収容能力を超過して…小包で送るしかなくなります。嗚呼。

 今月はあと一つ、原告が複数の訴状を作らなければいけません。補助者さまも頑張ってくださっているのですが、もう少しだけ誰かに助けを求めてみたい、今日この頃です。

貴女に『塩』を贈りましょう

 普通ではない義理チョコをもらってしまいました。もちろんしっかりと『義理』ではありますが、その形態がちょっと普通ではない。

 加えてそのチョコレートをくださった方、以前忘年会で僕がお手洗いに立ったすきに僕のお酒にいろんな混ぜ物を投入されたとか。そのなかには食卓塩少々、というのもあった、と犯行後自白を得ています。

 かくて2月14日からこの人にいかに報復お返しを差し上げるか、を巡っていろいろと考えはじめました。やっぱり上記食卓塩混入事件のしがらみから、キーワードはです。塩。

 候補を絞り込んで、3月14日の数日前に試しに聞いてみました。

瀬戸内海に瀬戸田という町があるのを知っていますか?

趣旨が不明の尋問をくらった証人席にいるような顔で、知らないという答えが返ってきます。予想通りに。正確には豊田郡瀬戸田町は尾道市に合併されて現存しないのですが、尾道市瀬戸田町は知っている、というわけではない…はず。

と、いうことで!

別に根に持ってるわけではありませんが補助者さまには、

伯方の塩のジェラート

をお贈りすることに決定しました。ふっふっふ。

…そこまでやるのかよ、とおっしゃらないように。昨年3月6日に、しまなみ海道を今治市から因島まで五十数kmを自転車で走る、という記事を書きました。その際にたまたま通りかかったお店が、瀬戸田にある『ドルチェ』というお店なのです。楽天市場に出店しているのを全然知らずに海沿いの県道に妙にきれいなお店がある(しかも平日だから空いている)のを発見して入ってみたら素晴らしく美味しいジェラートを食べさせてくれ、そのときにも他の人に贈ると言ったらいくつか試食させてくれた大変素晴らしいお店です(同様の便宜措置が継続しているかは期待しないでください)。

 さてこのお店、メニューをみればわかるとおりなかなか個性的なものを持ってます。個人的には瀬戸田のデコポン・岩城島のライムあたりは誰でもおいしく食べられていかにもご当地風、意表を突くならやっぱり塩(笑)・広島菜もよろしいかと。

 理想的には本店のテラスで瀬戸内海をみながら作りたてをお召し上がりいただくのが最高なんですけどね。このお店も含めて、高速で頭上を通過するには惜しい島です。


 さてさて直近5件のコメントにいずれも『お疲れ様』『ご苦労様』とあるのを発見して少し笑ってしまいました…みなさまお気遣いありがとうございます。稲田さんははじめましてですね。本県内の司法書士のブログにもいろんなのがありますが、見ず知らずの人に励ましてもらえるのはありがたいことです。ブロック研修も無事終わったようで、あとは登録後の各研修で元気な姿を拝見できると思いますよ。

 ・・・数字に寄りそう事務所の先生方はあまり、そうした研修にはおいでにならないとも言われてますが(笑)お会いできると信じましょう(汗)

敵の武器を奪って、戦う。

 労働訴訟の訴訟の書類を作っていて一番楽しい瞬間を挙げるとするならば、対立当事者が出してきた書証や準備書面=証拠や主張を利用して大規模に反撃するときでしょうか。うまく成功すると、オセロの白と黒とが一斉にひっくり返るような勢いで優勢を確立することができます。

 もう一つの楽しい時間は地方裁判所における(態度が、または能力的にいささか●●な)訴訟代理人の訴訟活動を崩壊させた直後に、その代理人サマのご尊顔を拝しに傍聴に出かけることですが。

 さて、ある訴訟で

  • 相手側に叩ける隙があり、
  • こちら側には攻撃する戦力があり、
  • 作戦行動が成功すれば訴訟で勝たせてもらえるタイミング

 というのは確かに存在します。文字通りの決戦を挑め、という状況です。これは相手側に専門家がついていてもいなくても関係ありません。

 今月は、ある訴訟でそうした性格の準備書面を出すべき状況にあり、おかげで補助者さまにも結構めんどくさい作業をしてもらっています。この作業を一言で言ってしまえば

相手が出してきた書証を、見やすく整理してあげること

 もちろんよく整理したうえで相手が言いたいのとは正反対の意味を与える営みに精力を注いでいるわけです。訴訟の場でよく読めばこちらが立証したいことが読み取れてしまう証拠をそれとは気づかずに出してくれる相手はそう少なくありません。いわば戦いに要する武器を敵方から奪っているわけです。

 この事務所にとっては日常的な光景なんですが…しかし。

 先週まで受けていた、司法書士として簡易裁判所における代理権を持つための試験を受験するための研修を受けていて、なんだか妙な違和感がありました。

 この記事で述べたような部分が出てこない(笑)

 そういえば、こっちが出した証拠を逆用されて窮地に陥ったということはほとんどない(←失敗した奴は見たことがあります)ので、職業代理人の皆様もあまりそうした活動はしないのかもしれません。かなりな精度と密度で書類を読み込んで再構成していく必要があるので、忙しすぎる人にはできない…つまりヒマな事務所だからできるのでしょうか?

 今月は労働訴訟だけで二つの訴状と二つの準備書面をださなければいけません。上記で述べたとおり楽しい作業もあるのですが時間はかかるものですので、久しぶりに依頼受付を停止しようかと考えています。実際問題として、もう今月中に書類を作成する余力が払底しつつあります。

零細事務所の繁忙期?

 人間にも発情期はあるのではないか、と常々思っています。

男性のお客にサービスを提供する仕事に従事する女性の労働相談をしていても、どうやらこの季節はご依頼そのものが増えたり妙な挙動をする男が増えるようだとか。

 そして、当事務所。

 どうも春になると、労働紛争関連のご依頼が増えるような気がしています。時期としてはだいたい、2月から4月あたりまで。ウェブサイトへの流入状況も微妙に変化してきています。検索ワードの利用率を上位からならべてみると、

直前4ヶ月間では

1 給料未払い 1169 bar 6.5%
2 内容証明 767 bar 4.3%
3 未払い 665 bar 3.7%
4 給料 647 bar 3.6%
5 労働基準監督署 425 bar 2.4%
6 司法書士 410 bar 2.3%
7 相談 387 bar 2.1%
8 賃金未払い 371 bar 2.1%
9 名古屋 350 bar 1.9%
10 請求 241 bar 1.3%

同1ヶ月間では

1 給料未払い 413 bar 7.1%
2 内容証明 256 bar 4.4%
3 未払い 246 bar 4.2%
4 給料 229 bar 3.9%
5 賃金未払い 135 bar 2.3%
6 司法書士 126 bar 2.2%
7 名古屋 120 bar 2.1%
8 労働基準監督署 118 bar 2.0%
9 求人 84 bar 1.4%
10 請求 75 bar 1.3%

同1週間では

1 給料未払い 114 bar 7.5%
2 未払い 61 bar 4.0%
3 内容証明 55 bar 3.6%
4 給料 51 bar 3.3%
5 労働基準監督署 31 bar 2.0%
6 賃金未払い 28 bar 1.8%
7 請求 26 bar 1.7%
8 未払い賃金 24 bar 1.6%
9 名古屋 23 bar 1.5%
10 司法書士 23 bar 1.5%


なーるほど、だんだん司法書士から遠ざかってるのね


などと言わないように!(でも今日の検索ワードトップ10からは、『司法書士』は脱落していますが)

給料未払いというキーワードが安定的に割合を増やしてきています。もちろん不動産登記とか債務整理関連のキーワードの存在は論じるだけ野暮というもの。

で、キーワード検索が増えれば順当にお問い合わせもご依頼も増えるのです。理由はまったく不明なのですが、現象面では毎年そうなっています。

さて、今年もその春がやってきます。ここ数日間着信履歴がなかった電話も毎日鳴るようになってきました。今月は、実施日は未定ですが東京・大阪へ各一回出張に出るつもりなので、東名京阪神各地にお住まいの方からの依頼には積極的に応じていくことができます。

地裁 de ランチ −東京編−

地裁 de ランチ −東京編−
先日終わった研修で、『裁判所の食堂でおいしいところはどこか?』という話題になったことがあります。

東京地裁のカフェ。

と即答してみずから仲間ハズレへの道を歩きかけました(研修は名古屋市内で実施)。

その東京地裁地下で昼ご飯にします。
午前中に、必要書類の謄写と短いながらお客さまに傍聴の仕方を案内して、今日の仕事もおしまい。ただ今月は、別件でもう一度こちらに来るかもしれません。

さて写真は、国会図書館の喫茶室です。お客さまとの待ち合わせで使うためいつも無難な注文しかしないのですが、これはいっぺん試してみたいと思っています。

ところで司法書士さんのウェブサイト(主として債務整理の依頼を集めるもの)に、裁判所構内で自分の顔を撮ったものを見かけます。

…構内は撮影禁止(食堂も構内です)なのに、なぜそれができるんでしょう?

狭い車内ではございますが…

狭い車内ではございますが…
世の中何が不幸かと考えたなら、好きでもなんでもない女の髪の臭いを至近距離で嗅がされるのはかなり上位にランキングされるのではないでしょうか。大都市で電車通勤している方ならときおり殺意を自覚なさることもあろうかと思います。

で、本日の知多シーガル2号には僕の鼻先40cmほどのところに汚染源が存在しています。朝からリクライニングシートをぶっ倒して眠りこけてます。

しかも!

そいつは前の座席からわざわざ移ってきたようで(怒)

…これって公害調停で排除を求められる事案…
では、ないんでしょうね(嘆息)

さあ今回の出張は、打ち合わせ3件・書類閲覧1件、あとは国会図書館で資料漁りといったところです。

明日は東京出張です

延べ1か月半の長きにわたった研修は、本日なんとか終了しました。明日・明後日は東京へ行ってきます。

ところで、その研修でもっとも活躍した書籍を今日の夕方買ってきました。これです。

↑さっさと買え!

という突っ込みが降ってきそうな気がします。今回の研修受講にあたって参考図書として示されていた要件事実本は今ひとつ貧弱な気がして購入を躊躇しており、市立・県立図書館で借りられる中からベストなものを探したらこの本に行き当たりました。つまり一番必要な期間を借入で乗り切ってしまったのですが、名古屋駅の地下街でクレジットカードを利用すると利用額2000円につき100円のお買い物券をくれるキャンペーンが3月1日から始まりました。これを待って三省堂で上記二冊をようやく買ったのです。もし来年の司法書士特別研修をお受けになる方がいるのなら、そして研修受講後の開業を視野に入れておられるならば、指定の図書よりがんばってこちらを買ってしまうことをおすすめします。情報量が指定図書より格段に多いため、事務所を持ったあとでも末永くおつきあいできる二冊だと思います。この手の本にはめずらしく労働関係の要件事実も載っていることも好感しました。ただし、そちらについては『労働事件審理ノート』が詳しく、いずれこちらも紹介したいと考えています。

 さてさて、研修の翌日になにやら逃げるように東京へ出張、というパターンって先月やってなかったっけ?とブログを探したら、2月4日に実施しています。その前日に本をおすすめしているところまで同じです。聞けば昨年合格された皆さん方は、明日から中部ブロックの研修がまだ一週間ほど続くとか。10年前の試験に受かった僕と今回期せずして進路が交錯した彼らと、今後どのように関わっていくのかは未知ですが、その気になれば安否が確認できる手段を持っている、というのはなかなか便利なのかもしれません。いつのまにやら新たに何人かの研修受講生さんたちが、このブログをお読みになっています。自己紹介時に申し上げましたが、今後ともぜひお手柔らかにお願いしたいものです。ハイ。

FP兼社労士兼司法書士への長い道

 明日・明後日で、長かった研修もおしまい。この研修の一部で会場としていた愛知県産業貿易館には、研修開始直前の1月25日にも訪れていました。

 FP3級=3級ファイナンシャル・プランニング技能士の試験を受けるために。

 その合格発表が昨日あり、合格していました。まずは順当に勝った勝負ではありますが、やっぱり嬉しいものです。

 今年中に2級をとって、さらにその上を目指すかどうかは数年かけてまた考えます。この小さな事務所にとっては、おそらく簡易裁判所における代理権より役に立つ資格と考えているFP、もっぱら相談に使えると考えているのです。

・・・というより、お行儀のよい司法書士さんたちとご一緒にプチ弁護士化する方向に乗っかっても(つまり、法律家でございと連呼しながら弁護士とダブる方向へ職域拡大活動を続けたって)ロースクールから量産されてくる弁護士さんに数でもみつぶされてオシマイ、になるだけだと考えており、そうでない何者か、になるようにしないとまずいと僕は考えています。

 そこで目指した一つのあり方としては本人訴訟による労働問題解決の支援、ここで他の法律関係事務所より高い技量を持つこと。さらにもう一つ考えたのは、他の法律関係事務所より広い間口で相談に応じられる志向を持つこと。後者をめざす営みとして、中期的にはFPとしてお金の問題に関する相談者になれたなら、凡百の事務所より相談に適するお客さまの数は爆発的に広がるはずです。

 このどちらが主な活動になっていくかは不明です。いずれにせよ、これまでの研修でいずれは取得できる簡裁代理権を有効に活用する方向で考えてなんかいないことは…確実です(苦笑)もちろん上限140万円の制限つきとは言え法律相談と裁判外での和解への代理権が発揮できるということは少額な労働紛争でそれなりに役に立つのかもしれません。しかしそれをやっても『不動産登記も債務整理も成年後見も交通事故も消費者問題も●●も××も(以下略)』取り組んでいるように見えて水準的には実際どうなんだかよくわからない職能集団のなかに紛れ込むだけ、その状態で上位互換の資格職能に吹き飛ばされて終わる、そういう未来への焦りがあります。一言で言えば

月報司法書士に書いてないところに、未来を探せっ!(爆笑)

って感じでしょうか。ただファイナンシャル・プランニング重視の発想は意外とウソではなく、労働紛争や多重債務や住宅取得や相続の相談がいつの間にやら『お金がなさすぎること・あるいは、ありすぎることへの対処』の問題になっている、というのは同業者さんにもよくある話しとして納得いただけるのではないかと考えています。そこから数歩進んだら、ホラ社労士だのFPだのになってしまう(って、ごまかせてませんかねぇ?)

これまでにも相談のお客さまとお話をする際に、こんな表現を使うことがあります。

『お寺と檀家のような関係がいいですね』

と。

お盆ごとに(定期的に)お経をあげて(相談にお伺いして)少額のお布施(相談料金)をいただいてかえり、そのうちに誰かが亡くなったときには(紛争が発生したときには)お葬式が(ご依頼が)ある、そんな感じ。

 しかしながら紛争に巻き込まれず平和に生きている一般のひとに、定期的な相談を実施しうるだけのネタを職能集団としての司法書士は持っていない可能性が高いのです。それへの対策として、いままでは社労士としての年金相談・公的保険給付に関する相談は実施してきました。ならば、さらにFPとして保険商品や資産運用の話しができれば一層の有用性はあり、そうした経路でつながっていれば万一なにかが起きたときにはテレビのコマーシャルや地下鉄の広告やウェブサイトでしか知らない事務所よりこっちに来るだろう、そういうものを目指しています…が。しかし!


 去年の一年間でわかったのですが、これって実は案外お金になる、ということもわかってしまいました。公的年金や民間生保・損保からの給付漏れを探索して発見してしまうと、時として封筒が立つような報酬につながりかねないのです。ただしこれには、現地・現物・現人を確認する意味で実地調査や訪問での相談が不可欠になり、事務所に立てこもって依頼を集める業態では無理かもしれません。

 そして世間一般に出張相談やら訪問相談やら全国対応やらを標榜している司法書士事務所のうち本当にそれをやってるところがどれだけあるかは全く未知で、仮に精力的にそうした活動をやっているところがあったとしてもそこと当事務所が完全にバッティングする業態だ、などということにはまずなるまい…ということで、この事務所は今までもこれからも普通の司法書士事務所とは競合しないのが自慢です(失笑)

地裁 de ランチ。

 さきほど出張の全日程を終えて帰ってきました。


すかさず来週の高速バス知多シーガル2号東京行きの予約を入れますが。


 さてさて昨日は京都地方裁判所の食堂で昼ご飯をとってきました。町中が観光地でありとあらゆるお店が観光地物価が設定されているこの町で、確実に名古屋並みのお値段でご飯が食べられ、ブログのネタにできるほどの個性が期待できる食べ物屋さんの一つが『裁判所の食堂』なのです。もちろん公立病院の食堂のようなもので誰でも食べに入ることができ、場所によっては結構美味しいのです。

 頼んだAランチの定食は650円、味はまずまずですが食後に210円ぶんのドリンクメニューが頼めるチケットがついてきます。つまり実質440円ということ。味が普通で値段が安い、という印象でした。

 さらに個性を発揮するのは自動販売機の飲み物のねだん。

 100円です。

 ちなみに大阪地裁本庁は90円、同地裁堺支部は120円(なぜ?)、東京・横浜・さいたま・名古屋・福岡地裁本庁は90円。一言でいってわけわからん、ということ。きっとみんな適当に決めているんです。予納郵券の金額と組み合わせみたいなもんでしょうか?

 さらにステキなのは売店。12時30分から13時10分まで、おばちゃんが休憩を取るため休んでしまいます。地裁本庁では初めて見ました。

 じゃーそこで売ってるパンやおにぎりは一体いつ誰が食うもんなんんだ?

 という質問は恐くてできませんでした。

 最後に一つ、探している人にはためになるお話を。お昼を終えて書記官室へ行き、一通りの手続きを終えた際に聞いてみたことがあります。以下のような事例(一般化しています)。

  1. 過払い金返還請求訴訟で訴えの主観的併合をおこないます。
  2. 原告は1名、被告は甲・A・イの3社。これらに対する請求を一つの訴状に記載します。
  3. 提訴後甲とは第一回期日前に裁判外和解しました。
  4. 第一回期日にはA・イの二社が答弁書陳述。
  5. ただしこの期日でAとは裁判上の和解が成立。訴訟費用は各自の負担となりました。
  6. 第二回期日では最後に残ったイの一社が第一準備書面陳述。この期日で口頭弁論は終結しました。
  7. 判決はイに対する全面勝訴、訴訟費用は被告イの負担とする判決を得ています。

では書記官氏に質問!

 被告イについて訴訟費用額確定処分の申立をする際に、期日一回あたりの原告の日当および交通費は第一回・第二回の期日においてそれぞれどのように計算すればよろしいか?

 むぅ。

 ・・・沈黙して見つめ合う、書記官氏と旅行書士。うなったのはもちろん書記官氏です。

 考え方としては

  •  第一回期日においては被告が二社出頭しており、うちA社とは訴訟費用各自負担で和解できているため、第一回期日の交通費と日当は合計額の二分の一だけを被告イに請求可
  •  第二回期日では被告イと原告のみが出頭して開かれた期日であるため、交通費と日当の全額を被告イに請求可

 となるだろう、とのことでしたが書記官氏、にこやかに付け加えてくれました。

 まぁ実際には、申し立ててもらってから考えることになるでしょうね。

 実際にありうる事案ではあると考えますので、どなたかご興味のある方、やってみてはいかがでしょう?

仕事で使う割引きっぷ

仕事で使う割引きっぷ
駅事務室でそのきっぷを頼んだら、きれいな和紙の封筒を渡されました。

みやこ漫遊チケットは、淀屋橋から京阪電車で京都まで全線と京都市内のバス・地下鉄が一日乗り放題で1600円です。JRで大阪から京都を往復するだけで約1500円、青春18きっぷ一日分を使うことも考えましたが京都地裁へはバスか地下鉄を使うので、今日は一日私鉄で過ごすことにします。難波から和歌山への南海電鉄の特急には、まだ乗ったことがないのでそれも試してみましょう。

今朝大阪南港に到着し、大阪市内で相談一件終了後京都へ、夕方までに和歌山に行き、宿泊という行程です。大阪での相談がもう一件入りそうだったのがなくなったため、北野天満宮で梅を見るくらいの余裕はありそうです。ただ今日は(本州は)少し寒く、コートを持ってくればよかったかもしれません。

高速基山の浮気者

高速基山の浮気者
朝から一つ書類を作って、何事もなかったように東京のお客さまに送ります。
併せて京都のお客さまと明日の待ち合わせの調整を済ませ、和歌山に一時滞在中の古い悪い友達と呑む約束をします。

いま長崎県島原市にいる、ということを除けば、いつもと同じような朝。

島原13時発の福岡行バスで高速基山に戻ってきたのは15時34分。小倉行きは48分・55分・58分がほぼまとまって来ると、停留所のディスプレイに出ています。ここはバスの運行・空席状況がリアルタイムに表示される、インテリジェントな停留所なのです。

さてこの三本から、まず最初にきた4列シート車を見送ります。少し混んでます。

次にきたのは3列シートで窓際が空いています。これを採用!

…という使い方は想定外なのでしょうか?

熊本県から長崎県へ

熊本県から長崎県へ
鹿児島本線長洲駅で、今日の青春18きっぷの利用を終わりにします。
ここから小さなフェリーで島原半島へ渡り、今夜はそこで泊まります。

さて今日傍聴できた僕のお客さまの訴訟は、裁判官がきれいに争点を示して原告被告双方に更なる主張立証を促し、さらに代表者の出頭を求めた上で弁論準備手続に移す手配をとってきました。

割増賃金請求訴訟の第二回期日(しかも当事者は、まだ殴り合う気満々)の訴訟指揮としては速いほうで、好感が持てます。研修での傍聴に向くタイプの訴訟指揮かもしれません…が、代理人の必要性について受講生を混乱させかねないでしょうか。
なによりこの裁判官が素晴らしいのは、次回の期日を青春18きっぷ適用期間にぎりぎりおさめてきたこと(笑)
次回期日が、いわば決戦となりますが、やるべきことは見えています。とりあえず明日はゆっくり、旅を楽しむことにします。来月上旬には、もう一度天神でランチということになりそうです。

山陽本線早春賦

山陽本線早春賦
春の青春18きっぷを、吐く息がまだ白い西広島駅から使い始めることにします。

6時25分に広島駅に着くサザンクロス号から山陽本線下関方面の接続は、6時25分発新山口行きに乗れないと考えると7時過ぎまでありません。その列車を利用すると下関着が11時過ぎになり、約束の時間までに到着するにはどこかで新幹線を使う必要がでてきます。
それを回避するためにいろいろ考えた結果、6時10分に到着する広島バスセンター(広島駅から見れば、西にある)からタクシーで西広島(広島の二つ西寄り)へいけば先回りできそう。

最高時速95Kmを叩きだした運転手さんにも助けられ、西広島6時32発になる新山口行きに無事乗り継ぐことができました。
名古屋より少し遅い朝日が、宮島の向こうから昇ってきます。

23時50分発広島行

23時50分発広島行
『困ったときの、サザンクロス』

とでもいうべきでしょうか。『困ったときの知多シーガル』というのもあり、です。

拠点都市を結ぶ夜行高速バスで、並行する他の路線が満席でも比較的空席が多い路線を知っていると、最後まで行程が決まらないときには非常に助かるのです。
東京へは、知立発の知多シーガル号、西日本へは大阪なんば発広島行サザンクロス号が、それにあたります。
今回の出張では名古屋から広島・博多へのバスが満席、京都・大阪から広島へも満席でしたが、いまこのバスの乗客は10名ほど。

まずは上々の滑り出しです。

本日も研修無事終了

本日も研修無事終了
近鉄名古屋駅のプラットフォームで、ふと考えました。

一日4時間の研修に持っていく荷物より4泊5日の出張に持っていく荷物のほうが軽いのは、何故なんだろう?

さてと、今晩から出張です。予想も準備もしていたとおり、研修が終わったのは16時過ぎ。最初の計画では大阪からフェリーで九州入りしようかと思っていたのですが、21時発の近鉄特急でまず難波に出ます。

実は今回の九州出張では、難波から三宮に行って夜行のフェリーで高松に渡ろうか、とも考えたことがありました。どこかで新幹線を使わないと間に合わないのであきらめたのですが、そちらもいつか乗ってみたいものです。

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