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2009年1月

それは故障ではない!

 ご家庭や事務所でLANを組んでおられる方は多いと思います。たまにネットワーク周りで支障が発生するとその存在をあらためて意識させられるのは、ルータです。

 この事務所にもルータがあります。4年半ほど前に中古で買った奴が。

 お前の事務所には中古でしかも数年前に導入した機材しかないのかっ!

 という突っ込みが当ブログ閲覧歴の長い方&お客さまからしょっちゅう入るのですが、そうだと答えたうえで先ごろ乱心して新しいプリンタを購入したが天罰を食らって返品に至った、とご説明申し上げて沈黙に追い込んでいます。

 本職の気風をよく反映して気分で動き、気分で止まる事務所の諸機材たちの支障およびその復旧はこのブログで、そろそろ一カテゴリーを作ってもいいほどのネタなんですが、さてここ数日でルータが気分で仕事をするようになりだしました。現象は

  1. 電源を入れたら通常通り、自己診断を経てADSLの接続を確立します。
  2. ルータの配下にあるPCやファクス・プリンタには、IPアドレスを付与しません
  3. よってLANの全機器がネットワークに接続できない状態になります。
  4. 20分ほどそのまま静かにおいておくと、ルータはおもむろに配下諸機器にIPアドレスを発行します。

 先月までは電源投入からIPアドレス発行までは1分ありゃ済んでいたのですが、それは忘れたほうがよいようです。

 話しにはつづきがあります。先月まではこの事務所のネットワーク構成は、

  •  ルータのIPアドレスが 192.168.0.1
  •  ファクスが 192.168.0.2
  •  各PCに 192.168.0.3~7

 でした。それが今週初めにはファクスのIPアドレスが

 192.168.0.

 水曜日には

 192.168.0.15

 木曜日には

 192.168.0.22

 そして、昨日

 192.168.0.100

 どうやら夜のうちに電源を切って朝再投入するごとに、これまで発行したIPアドレスとは違うIPアドレスを発行したくなっちゃったらしいのです。

 所見。

 上記の限りにおいてLAN内外の接続に支障はないので、故障とはいいません。IPアドレスを使い果たすまで使用続行(苦笑)

 今日はヤフオクで1000円で買ったFMトランスミッタ(MP3プレーヤなどの音源から取り込んだ音声データを微弱なFMの電波に乗せて飛ばし、自動車や家庭のFMラジオで聞けるようにする装置。手のひらほどの大きさで品質とお値段はピンキリ)が家にやってきました。

 さっそく電池を入れて音源につなぎラジオをつけてみます。

 受信できません。

 ネタでありすぎます。半ばうきうきと押し入れから精密ドライバを取り出し、中をあけてみます。仔細に眺めてみると。

 腹部に負傷した電解コンデンサが一つ発見されました。マニアックなウェブサイトで調べた結果、国内E社製の写真と一致。

 東証第2部上場のこの会社の株は買うまいぞ、と肝に銘じつつさらにテスターを出してきます。抵抗測定モードでテスターリードを当ててご機嫌をうかがってみると、針が少し揺れます。他の健常に見えるコンデンサ達も同様です。

 さらにDC3V測定モードにして、他の健常なコンデンサに当ててみます。一瞬針が振れて、さきほど抵抗測定の際に充電されたのが放電されたことがわかります。

 負傷したコンデンサは…テスターの針はピクリとも動きません。しっかりとお亡くなりになっています。

 ですがこれ自体は同スペックのコンデンサに交換すればおそらく治るということで、要修理物件ではあるもののこの程度ならば故障とはいいません。

 そういえば今回つかったテスターは、中古ではないのですが小学校4年生のとき父に買ってもらったものです。

 もしこいつが気分で仕事をしていたら…?

辛いポテトと初笑い

辛いポテトと初笑い
日程に余裕があれば80円で送付できる書類を、その100倍以上のお金をかけてハンドキャリーする、そんなことが年に数回あります。
14時発のアーバンライナーでやってきたのは大阪です。用事は一瞬で終わり。久しぶりに落語を聞いて帰ることにしました。

開演までには少し時間があるので、近くのカフェレストランでお酒とを一杯。『辛いポテト』がおいしいお店で繁昌亭周辺での楽しみが一つ増えました。

少し夜遊びして帰ったら、明日から5週間の特別研修です。

日程変更ですとー?

 この事務所は静かです。電話などたまにしかかかってきません。

 こちらからかけることも少なく、先月の請求書をみたらこちらが固定電話回線をつかって発信した電話料金は200円を割り込んでおりました。(IP電話での発信とテレホンカードの使用は、それぞれ数百円ありました)

 ところが今日にかぎって電話での労働相談が二件、しかも夕方以降飛び込みで発生。ちょっとぐったりしていたところに最後の電話が入ります。来月下旬に出張予定だった、九州のお客さまから。聞けば

 裁判所が口頭弁論期日を変えてくれと言ってきたんです

 うえぇぇっ!

 思いっきり声に出して動揺します。今月末からはじまる特別研修(簡易裁判所における代理権取得の考査をうけるための研修)の日程のすき間にピタッと入ったこの期日、変更先がおかしなところにヒットしてはたまりません。

 おそるおそる聞き出した変更後の期日は、その数日後。

 前日が研修日で、変更後の期日当日から連続で予備日になっています。助かりました。時間も午後なので、研修が終わったその足でアーバンライナーに乗って大阪南港からフェリーに乗り継げばよさそうです。

 実はこの出張、裁判官がお客さまに司法書士も来るように示唆したのを受けて出かけるのですが、現段階で呼ばれる理由が今ひとつわかりません。

 ですのでお客さまには、交通費を請求しにくい事情があるのです。しょうがないので成功報酬をいただくときに反映させることにして、いまは自腹で出かけるつもり。よって意地でも交通費を削減せねばなりません。

ただ今回の変更で、すこし日程に余裕ができそうです。

春の九州が、呼んでます。この冬を乗り切れたならば。

君は催眠記憶術を知っているか!?

このブログで時折、本をおすすめするなかでも、たぶん最も怪しい印象を人に与えることになる一冊だと思います。松岡圭祐著『見るだけで記憶術がアップする 催眠記憶術 ゴロ合わせはもういらない』

 平成8年初版発行のこの新書、いまでは絶版になっています。amazonではかろうじて古本が流通しています。僕は、平成9年に新本で買いました。内容を簡単に言うと、浅い自己催眠に入ることで記憶能力を向上させるための、全14日のトレーニングが三種類あるもの。トレーニングと言ってもそれぞれ数秒から十数秒しかかかりません。本の記載にしたがって目線を一点に止めたり動かしたりするだけです。

 そんなもんで催眠術にかかったり記憶力がよくなったりするのかよ?

 というわかりやすい疑問が多々寄せられる…というより常人ならまずそう考えるはず。僕も本書を手に取ったときには半分以上冗談、というより背表紙の著者近影(とっても思わせぶりな上目遣いです)と相まって、まず間違いなく怪しい本だと思ってページをめくってみたのです。

 しかし。

 本書を平成9年に導入できたことと、平成10年の司法書士試験・平成13年の社会保険労務士試験に合格できたことには、控えめに言ってもなんらか関係があるような気がします。この本を使うようになって、なにかを覚えるのに苦労した記憶がありません。FPの受験を控えた昨年末から、大事にとっておいた本書の使用を再開しています。当ブログの読者さんには女子高生からどうやら五十代の行政書士受験生までさまざまな属性の方がいらっしゃいますが、特になんらか試験を意識して勉強しているひとは見かけ上の怪しさに耐えて買ってみてもよい一冊だと思います。古本なら三百円台から手に入りますからね。失敗しても損失は500円以下、もし本書とあなたの相性がよければそれこそ一生が変わりかねないインパクトが発生します。

 僕が今までで読んだ新書の中ではトップクラスのコストパフォーマンスとなったこの本、できれば実際に手にとってみてほしいものです。落ち着いて筆者の主張を読んでいくと、催眠術というものに対する世間の偏見への苛立ちあるいは問題意識というべきものが読み取れるはずです。漠然とした言い方ですが、僕もこのあたりに『本物のにおい』を感じて購入を決定したのかもしれません。

 試みにいくつかの都府県で図書館横断検索を試してみました。その結果、所蔵があるのは

愛知県内では

  • 蟹江町図書館(なぜか県内では唯一、蟹江。すごいよ蟹江!)

東京都では

  • 国立国会図書館
  • 中野区立図書館
  • 府中市立図書館

大阪府内では該当なし、となりました。当ブログの熱心な閲覧者さんが複数いらっしゃる福岡県でも探してみたかったのですが、この時間は横断検索サイトが止まっています。残念!

 ただ、公共図書館では相互貸借の制度がだいぶ普及してきています。もしあなたに『催眠記憶術の本がほしいんですが』と司書さんに言う度胸があれば…どこからか(いくつかの大学図書館にも所蔵があり、相互貸借の対象になっているところもありますから)お取り寄せ可能なはず、です。

 最後に、この本をまじめに利用してみたい方に注意を。

  •  習得の日程を端折らないほうがいいと思います。僕は全14日ぶんを終えるのに、きっちり14日かけました。
  •  14日たったら一連の訓練が終わります。終わったらなるべく日々の学習開始の際に使ってみたほうがよいです。著者が(記憶力倍増、などと)豪語するほど劇的な記憶力増強効果は僕にはありませんでしたが、僕の場合は数週間正直に使用し続けるうちに、すこしずつ効果が出てきたような気がします。資料をさらりと読み流してもいつの間にか頭に残っている知識の量が、本書の使用前より増えてくる感じ。

 全体として筆者の主張に懐疑的であることは全然かまいませんが、とにかく指示通り続けてみるのが肝心、ということです。

 さて、先ほどの自己採点によれば今日の試験には順当に合格するようです。ひきつづきFP2級あるいはAFPの受験勉強に移行するので、もちろんひきつづきこの本を使い続けていくつもりです。

 怪しいと、思いますか?この本。僕は結構自信をもっておすすめしているつもりなんですが。

受験日前の一人笑い

 明日はFP3級の試験日。最後に模擬試験を解き終えて、甘い物がほしくなりました。冷凍庫にあったピノの封を切ったら、一つが星のかたちをしています。この星形ピノになにか意味があるのか、エスキモー社のウェブサイトに行ってみたら、『今日のあなたの成分チェッカー』なるページに目がとまりました。ピックに付されていた番号およびニックネームを旅行書士と入力した結果が、これ。

Pino

 僕について何事かご存じの何人かの人達の笑いが取れるのではないか、と考えてアップロードしておきます。

 さて、明日の試験はうまい具合に司法書士の特別研修に重ならずに済みました。研修開始は1月30日からなのです。2月4日には僕の未払い報酬請求訴訟の第二回口頭弁論期日が関東地方で入っています。これに対して2月3日まで研修が入って4~6日が予備日。2月23日は今のところ、労働訴訟の傍聴+打ち合わせで福岡まで行けるよう日程が確保できています。22日と23日が予備日で24日が研修日、ということは名門大洋フェリーの上り1便船(新門司港17時00分発・大阪南港5時30分着)を使えばいつも通りに往復フェリーを使って24日の研修に普通に出席できるはず。今月末から約5週間の特別研修が他の予定と衝突しないか、昨年秋ごろからかなり気にしていたのですが、特に日程調整しなくても重要な用事で困ることはない、ということになりました。あとは、この約5週間で延べ23日の研修実施日については昼間の電話を受信できなくなる支障が発生することはするのですが…

 もともと電話があまりかかってくる事務所ではありませんから、大丈夫?です。

コート忘れて浜松へ

コート忘れて浜松へ
新幹線で浜松へ向かうところです。当事務所の半ば名物と化している自腹で乗車ではなく、お客さまから新幹線指定席相当額+1時間あたり2000円の出張料金を収受しての出張です。

たまにあるのですが、何か面倒なことをしてくれた方についてそのフォローをするために特別にどこかへ行くときには労働訴訟のお客さまにもそうした請求をぶつけます。今回は、●ヶ月ほど連絡を途絶させてくれたというわけで口頭弁論期日二回分の事情を聞いてこないといけません。

さてお客さまにはどういう態度で行くべきか。よく途中で投げ出さずにいてくれたといいたい気もするし、出会い頭に説教してみたい気もします。

…冷静になれ、という天の声でしょうか。
コートを着てこなかったことに、さっき気付きました。

受験生活はじまる

 今日僕は、しごとしませんから!

 出勤してきた補助者さまに、いきなり言い放つ代書人。労働争議の発生というわけではありません。使用者が怠業する争議行動ってのはない(ロックアウトはあくまで労働者を閉め出す結果生産が止まるだけですから)はずです。

 今週末は、FP3級の試験が控えているのです。FPは個人向け相談担当者として、司法書士や社会保険労務士が持っている専門性のすきまを広く浅く埋めてくれる資格と考えており、いつか挑戦しようと思っていました。いつかAFP(FP2級)までは取りたいものだと言いながら怠けているあいだに、友人の司法書士兼社会保険労務士さんがFP2級をサラッと取得し、いつしか水をあけられた状態になっています。

 今年1月の試験は、よく考えたら社会保険労務士の試験以来数年ぶりに、合否がでる試験です。ちょっと緊張しています。僕がこの試験を受けることを知ったあるお客さま(女王様属性だ、と本人には申し上げてあります)からは

 先生って、簡単そうな試験ほど落ちてますよね

 …いちばん気にしていたことを一言で言い渡されました。ええ、そうですよ。ちなみにワタシ

  •  平成10年の司法書士試験に受かったんですが
  •  同年、普通自動車の仮免許の試験に落ちました。

 10年前の話だ、とあっさり笑い飛ばせない自分がいます。クランクを曲がろうとした瞬間に後輪が路側におっこちた瞬間は、司法書士試験で刑法の問題を開いたとたんに鼻血がでてきた一瞬と共に鮮明に覚えています。

 二月になったら、司法書士として簡易裁判所の代理権を得るための特別研修もはじまります。これの考査にも受からないといけません。

 そして、できれば今年中に、FP2級(AFP)まで受かってしまいたい、とも思っています。今年はどちらかというと、仕事より勉強に重点をおくことになるかもしれません。すべて順調にいけば、個人のお客さまには結構役に立つ事務所ができあがるはずです。

名ばかり『ワーカーズコープ』に気をつけて!

『ワーカーズコープ』(協同労働)という言葉をご存じですか?

 一般名詞としてのワーカーズコープは、WorkersCo-operativeつまり労働者協同組合、あるいは協同労働と言われることがあります。これは、労働者が資金と労力を出し合って(主として公益性・社会性が高い)事業をおこない、労働者が自ら経営に参画し労働に従事し収益を分配しよう、というのが理想です。

 字面からみる限りではこの理想、大変素晴らしいものに見えます。この考え方を取っていると標榜する事業体の中には、本当に素晴らしいものもあるでしょう。

 しかし、残念ながらそうでない組織もあります。この事務所で昨年終結した労働訴訟のなかに、一般名詞としてのワーカーズコープを標榜する団体の一つを相手とするものがありました。事案の概要は、一般名詞としてのワーカーズコープを自称するNPOが運営する事業所における正社員のサービス残業に基づく未払い割増賃金の請求で、相手方には弁護士が訴訟代理人についたのですが最終的に請求額の約3分の2を得て和解となっています。

 そこでは普通の営利企業と同様に

  • 上司もいれば
  • 部下もおり
  • サービス残業もちゃんと存在します。

 不幸中の幸いとして、そうした事業体にも労働基準法はいまのところ適用され、法律と裁判所に拠ってお客さまの権利を守ることはできるのです。

 さて、僕があつかった事案はあくまでも関東の遠く離れた町のことだと思っていたのですが、昨年から気になるニュースが入っています。

 名古屋市のある施設で、一般名詞としてのワーカーズコープ(以下、コメントを含むこの記事では単にワーカーズコープと言います。企業名としてのワーカーズコープを指すものではありません)を自称するNPOの一つが施設管理者となり、そこを舞台に労働紛争が起きているようなのです。(それに関する、www.janjan.jpの記事

 こちらの紛争の概要は不当解雇あり労働条件不利益変更あり、果ては本部から職員を送り込んで多数派を形成して本部側有利な就業規則の変更を企んだり!と、とても労働者協同組合を標榜する者がやることではありません。これに対抗して労働組合ができたことには拍手喝采しますが、経営側に対して労働組合を作って戦わなければならないこと自体、労働者の組織であるはずのワーカーズコープ内にしっかりと経営層が存在することの矛盾を描き出してしまっています。

 そんなことってあるのだろうか?労働者が作ったはずのワーカーズコープでサービス残業や不当解雇なんてあるのか?と純粋な(というより、単純な)ひとは思ってしまうのかもしれません。僕の経験を言えば、担当した労働訴訟の証人尋問における経営側職制の証言の内容からして上記の記事はまず真実と思っていいだろうと考えます。ワーカーズコープの労働紛争における最大の特徴は、労働法秩序より自分の組織の主張や見解を優先させて恥じない(利益ではなくて理想を追っている、という気負いが、自らの過ちを認めることを妨げていると推定します)ことで、裁判ひとつとっても請求額の割に一般企業より長期化してしまうのです。上記各記事を見る限り労組を作って戦っても、残念ながら客観的な情勢の改善にはまだ至っていない、というより経営側は労働組合とその関係者をなんとか排除するため必死で、紛争は確実に長期化しつつある、というのが名古屋市の施設の状況と見受けられます。

 たぶん労働側が法的措置をとるか、さもなくば施設を保有する名古屋市が積極的介入(または、指定管理者のすげ替え)を図らないと問題は解決へ向かわないだろう、と、この団体と戦った者の一人として見ています。僕が見た関東でも、そして名古屋でも、その他に九州でもこの団体はなんらか構成員と紛争を起こしているらしく、『小さな査問の話』というウェブサイトが数年前から健在で、僕も裁判書類作成の際にはこの団体の気風を知るために参考にしていました。

 理想と実情との間に恐ろしい乖離があり、なまじ労働者のための組織を標榜しているがゆえに労働紛争が必然的に泥沼化する、というのが一般名詞としてのワーカーズコープの問題点です。

 ですから事業所の名称にかかわらず、もしこうした求人=労働者が作った労働者のための事業所に見える求人の募集に応募しようとする際には、次のことに注意する必要があります。

1.出資を強要されないか。

 考えてみましょう。理想がなんであれ経営面である程度安定した事業を持っており収支が健全な事業体であれば、構成員からお金を巻き上げる活動に邁進する必要はありません。逆に経営面での安定を欠く事業体であれば、ぽっと入社したばかりの人間にいきなり出資額相当のリスクを負わせようとする勧誘自体が不適切かつ危険です。いずれにせよ、就労を開始したばかりなのにいくらか金をだせ、と言ってくる発想は労働者を搾取の対象として見ていないと出てこないものだと考えるべきです。関わり合いになってはいけません。納得できない出資要請は断りましょう。

2.経営にタッチできないのに経営者呼ばわりされていないか。

 みんなが経営しみんなが労働するんだ、というのが一般名詞としてのワーカーズコープの理想なんですが、オイオイちょっと待て、と言わなければいけません。

 もし労働者が経営者にあたるというならば、働いたぶんだけの分配を得る権利は誰かがそれを拒否できようものではないはずです。少なくとも、働いたぶんだけの分配が実現できないことは経営課題として協議されねばなりません。それを『拒否できる』ひとがもしだれかいるとしたら、その人との間には何らか上下関係が存在していると考えねばなりません。

 まして一日に十何時間働いても労働者は経営者を兼ねているから残業手当無し、などというのは単にただ働きしているだけであって、そうした状態が当然でないと事業が成り立たないというならそこにいるのは労働者としての資質はともかく経営者としてはかなり無能な人間の集団だ、ということになります(ここで経営者としての無能さ、というのは、まともにやれば儲かる事業で儲けられないという愚かさより『もともと大して儲からない事業にあえて手を出し、それを隠してあなたの参加を誘った』という不実さが濃いです)。転職を視野に、さしあたり残業手当請求への証拠を確保すべきです。理想に殉じる気がない、それを許すだけの経済的余裕がないなら、お近づきになってはいけません。

3.社会保険制度への加入を拒否されていないか。

 これは単に中小零細企業共通の問題なんですが、一般名詞としてのワーカーズコープの場合には『構成員はみな経営者で、事業を共同で運営しているから使用従属関係・雇用契約関係はなく、したがって労働者のための労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金の適用はない』などという犯罪的発言が上級職制から飛び出してくることもありそうです。

 これとは逆に、『出資金を出さないから社会保険には加入させない』ということも考えられますし、職安や労基署には『この人達は労働者です』と言って労働保険には加入させ、労働者には『私たちは労働者ではありません!雇う・雇われるの関係はありません!』という二枚舌もあり得るでしょう。

 なんにしろ、そこでの労働があなたの現在と未来の経済的安定を捨ててまでなすべきものでないならば、大抵の場合はそこから離れたほうがいいと思います。


 名ばかり管理職という言葉があります。労働者を肩書きだけ管理職にしておいて実際にはそうした実情がなく、労働基準法第41条の例外規定には該当するから時間外労働割増賃金を支給しないとして酷使される立場を指す言葉です。

 さしずめ上記のような、上級職制横暴現場労働者圧迫型の自称ワーカーズコープは、さしずめ『名ばかりワーカーズコープ』とでもいうべきものです。派遣切りや名ばかり管理職が、移り気なマスコミに時折の脚光を浴びる陰で少しずつ、名ばかりワーカーズコープ問題は拡大していく可能性が高いと僕は憂慮しています。もちろん、こうした事業体でなんらかお困りの方の相談は積極的に受託します。

関連情報

当ブログ

こちら「名ばかりワーカーズコープ」相談室 コメントへの回答

当事務所ウェブサイト

労働相談のページ  来所・電話・出張等による労働側の労働相談

こちら給料未払い相談室  給料未払い等、小企業の労働紛争への対応

※当事務所では平成29年6月時点でも、上記リンク2件に記載の条件で相談・ご依頼をお請けしています。


2010.3.13.追記

上記で挙げた名ばかりワーカーズコープにおける労働紛争は、やはり労働側からの仮処分申立という法的措置にもつれ込んでいます。仮処分なので僕は書類の閲覧はできないものの、さぞかし妙ちきりんな主張が企業側から出てきているものと推測しています。また、今年に入って『ワーカーズコープ』をキーワードとする検索でこの記事にたどり着く方が増えており、かの団体における労働紛争がなんらか拡大・深刻化しつつある可能性を危惧しています。

名ばかりワーカーズコープにおける残業代不払いなどの労働紛争・出資強要や返還請求などの対応に関する労働相談は、リンク先のフォームからお寄せください。フォームによる最初の一回の問い合わせには、無料で対応しています。

2012.3.14 追記

この記事には、一般名詞としてのワーカーズコープに該当する団体で就労された方のコメントをお寄せ頂いています。いただいているコメントが、現にこうした団体で困っている方の参考になるよう、コメントはなるべく掲載するようにしたいと思います。ただし、特定の団体を指していることが読み取れてしまうコメントについては、こちらで事実確認ができないために避けていただきますようお願いします。そのようなコメントは、団体名が特定されないよう運営者側で最低限の訂正をさせていただくことがあります。

2013.5.6 追記

この記事には皆さまから引き続きコメントをいただいておりますところ、コメントを拝見するかぎり状況は改善されていないように見受けられます。当事務所では引き続き、労働者側でこうした団体での労働問題に関する相談を受け付けています。

なお、この記事を含む当ブログには、記事中で問題としている事業体の管理者側からの閲覧がある可能性を否定できません。直近でコメントをいただいたstonesさんを含め、コメントに記載の資格・就労や出資の時期等からスクリーニングされて個人を特定できてしまうおそれがあるコメントは、運営者側で最低限の箇所を伏せ字に変えますが、その必要がない場合はコメントに記載していただければご指定に従います。

電子印鑑はいかが?(代書やさんのDocuWorks その5)

 最近わかったところでは、このブログの記事になんらか影響を受けてDocuWorksの導入をお決めになった同業者さんが少なくともお二人おられます。いずれもお会いしたことはありませんから、僕の友人の司法書士さんを含めれば三名。

 ということでその三名様へ。もし『こんなソフト買っちまって、すずきの奴にだまされたんじゃないか…』と心が揺らいでしまったら

ひっかかったのは、あなただけじゃない

 ということで安心してください(遠い目)

 実際のところ、この手の汎用ソフトの使用が長続きしない大きな理由として『ソフトウェアの機能を、使用者がほしい形で使う発想にたどり着かない=だから使用者にありがたみがわかない(使用し続けるインセンティブが発生しない)』、ということがあります。よってそれをたまたま乗り越えた誰かが楽しそうに使ってれば、そのように他の人も使っていったりしてしまうもの。お三方には今しばらくだまされて、おつきあいください。

 ところで今後のお話の方向を裁判書類の作成に持って行こうとしたのですが、上記お三方のひとりは行政書士さんだとのこと。ですのでしばらくは、司法書士さんにも行政書士さんにも適用可能なDocuWorksの使い道を探っていくとしましょう。いろいろ探すと、面白い機能が隠れています。(開発者に言わせれば、お前らが見つけてないだけだっ!というものなんでしょうがね)

 さて司法書士も行政書士も、『職印』を持っています。ちなみに社会保険労務士法には、職印に関する規定はありません。戸籍謄本等を職権請求するときにも、請求書に鈴木の三文判を押してしまえばよいわけ。どちらの職務上請求もやってると、結構なカルチャーショックを受けます。

 この職印、ときどき不便に感じることがありました。ファクスで送る文書に職印を押すことを考えてください。この場合に必要な通常の動作としては

  1.  原稿を起案して、プリンタで出力し
  2.  印鑑と朱肉を引っ張り出してきて、捺印
  3.  ファクスにセットして、送信
  4.  送信後の文書を保存するか廃棄するかは、お好みで

 という形になっているはずです。当事務所にあっても昨年まではそうでした。今でも、送付すべき書式がすでにある場合にはそうしています。

 これが面倒くさくてもったいないと思うことがあるのです。相手方には電気信号が電話回線経由で到達すればそれでよいだけなのに、トナーやらインクやら朱肉やら紙を消費させられます。捺印さえせずに済むなら、PCで作った文書をファクスモデム経由でただちに発信してしまえるのに。

 コンピュータ使用歴が長いひと(ブロードバンド以前からインターネットを使っている人)には身近なものだったファクスモデム、ADSLや光ファイバーが普及して一時は縁遠くなったかに見えましたが、こんどは『複合機が持っている一機能』として普及してきているようです。

 このPCからのファクス送信機能をDocuWorksで使ってみます。職印の印影を、DocuWorksに取り込んでしまいましょう。手順です。

1.捺印

 きれいな白い紙を用意します。なるべく鮮明に、いつも通り捺印してください。もし丸い印鑑を取り込む場合には、前もって数センチ四方の正方形の枠線を書いておいて、そのなかに捺印するのがよいでしょう。

2.スキャン

 DocuWorksを立ち上げて、新しい文書として上記の捺印した紙をスキャンします。解像度は300dpi、グレースケールで十分です。新しい文書が一つできます。

3.切り出し

 この文書を開いたら、『編集』→『部分イメージ』→『部分イメージ取り出し設定』で、解像度を300dpi、カラーに設定しておきます。その後『部分イメージ』→『部分イメージコピー』を選択すると、カーソルが十字と紙の形になります。この十字の部分を、印影の左上に持っていって左クリックし、そのまま右下へドラッグすると点線で囲まれた領域ができます。印影の右下まで囲んだら、ドラッグをやめればこの部分の画像データだけが取り込まれます。

4.印影登録

 この状態で『オプション』→『DocuWorks電子印鑑』→『電子印鑑ケースツール』とたどると電子印鑑ケースの新規作成を促されます。電子印鑑ケース名、パスワードと確認入力、所有者名を適当に入力してください。立ち上がってきた小さなウィンドウが電子印鑑ケースツールで、これで印影を管理します。『編集』→『自分の電子印鑑を新規作成』で出てくる印影の欄にマウスカーソルを持って行って右クリックすると、さきほど取り込んだ印影を貼り付けることができます。幅と高さは解像度に依存して選択できますので、一番近い寸法で決定してください。電子印鑑名と有効期限は適当に決めます。これでOKを押すと、電子印鑑ケースツールの自分の電子印鑑のところに、印影が登録されます。

5.捺印(って言うのか?)

 印影が表示されている状態で、印影を右クリック→DocuWorks文書に押印を選びます。開いている適当なDocuWorksの文書にマウスカーソルを移動させると、今度はマウスカーソルが羽根と点線で囲まれた領域のかたちになります。この領域の範囲内に印影が位置することになりますので、位置を決めたら左クリックして確定します。捺印されている文書は名前を付けて保存することになりますが、上書きしてもかまいません。これで捺印ができました。印影に『?』が表示されている場合は、右クリックして『署名の状態を表示』のチェックを外せば消えます。

6.できあがり

 こうして作成された印影は、当然ながら他の文書にも使えます。印刷出力することも普通にできますので、出力先プリンタをお持ちのファクスに切り替えていつもどおり送信動作をとります。これを相手のファクスで受信すれば、いつもどおりに捺印された文書が…おそらくはいつもより綺麗に受信できている、ということになります。


 ところが、高級な複合機のオーナーでも自分のPCから直接ファクス送信できることなど知らん、やったことない、という方もいたりして。まずお持ちの機材でPCからのファクス送信ができることを確認してみましょう。もったいないんで。

 もちろん僕のところには複合機なんて結構な機材はないので、もう10年以上前に買ったOMRONの14400bpsのボイスモデムが健在で活躍中です。サブノートPCであるこれまた十年前発売開始のCASSIOPEIA FIVA-102にもファクスモデムが標準搭載されていて、Windows98SEで動くこいつにDocuWorks6.2を積んで歩くと職印持ってなくてもプリンタがなくても職印付き文書をどこか知らない駅の灰色公衆電話から普通に送信できたりします。やいのやいの言ってくる貸金業者さんたちにどこにいても迅速な対応ができて、債務整理の仕事が多かったひところは便利でした。

 さて、これで一枚物の文書に捺印してファクス送信できる、ということになったわけですが、

 ワープロと表計算で作成した文書(引き直し計算書と和解案、とかでしょうか?)に職印付きの送付書をくっつけてファクス送信、というような場合にはどうすればよいのでしょう?

 当然ながらそんなこともでき、これまたなかなか便利です。この次は、そんな話し(複数文書の取り扱い)をしてみます。もしファクスモデムをお持ちでない方が今後複合機を導入する(あるいは、リースを受ける)際には、PCからのファクス送受に対応するもののほうがよいでしょうね。そうした機材が一台あると、なかなかの活躍をみせてくれます。もちろん中古のファクスモデムを一台ヤフオクで数百円で仕入れ、中古のPCと組み合わせて同様機能をでっちあげる、というのも楽しいです。

(2013.2.22追記)

この記事では印影のスキャンを通じて電子文書化した印鑑について扱っている関係上、印鑑や印影の扱いについて質問をいただくことがあります。申しわけありませんが、わたくしがご依頼を受けていない事案でそうしたお尋ねに応じることはできません。

真夜中の、無意味な激闘

 新しい労働訴訟のご依頼をいただきました。延べ40ヶ月ほどの賃金計算をやって別表を毎月分つくり勤怠記録を証拠として添付して原告被告裁判所ぶん作成して、という作業が、いずれやってきます。先月からのご依頼で来週には訴状を出荷しなければならないものも、ほぼ同規模の裁判書類を作らなければいけません。

 新しいインクジェットプリンタの導入に失敗したこの事務所で一時大量出力の任に堪えうるのは中古で買ったページプリンタ(EPSON LP-8300CPD)なんですが、すでにメーカーの修理対応が打ち切られたこのプリンタ、給紙カセットからの給紙にことごとく失敗する支障を抱えています。併せてトナー切れを発生させていたのを昨日復旧したため、この給紙カセットの用紙詰まりを直してやろうと取り組み始めました。

 が。しかし。

 試行錯誤の結果、『給紙カセットから必ず二枚の紙を送り出す』という異常が一向に変化しないことに気づきます。

 この時点で21時過ぎ。晩ご飯を食べるのを忘れていたため、補助者さまがおいていってくれた差し入れのドーナツをいただいて空腹を落ち着けます。さてどうしたものか?発生する現象は安定しています。つまり僕がやってきたことはその現象になんの影響も与えていない=僕がいじった場所以外のところで異常が発生しているはず。

 もの言わぬプリンタと、しばし向き合うLDK。

  •  必ず
  •  二枚
  •  紙を送る。

 ということは?これまで僕は『紙をうまく送れない』のが支障なのだと考えていたのですが、給紙装置自体に問題はなくて『紙を送り過ぎる』のが問題なのか!

 このことを明らかにするためには、給紙カセットに乗ったいちばん上の紙を送り出す給紙ローラが見えるように本体のカバーを開けてみる必要があります。さっそく本体内を覗きながら印刷動作をとってみると…

 半月型の給紙ローラは普段は円弧状の部分を上に向けて静止しています。その下に、給紙カセットにセットされた紙の端が位置しています。給紙ローラが回転して円弧状の部分が下に行くとローラと紙が接触し、摩擦によってローラが紙を引きずりだして次の搬送ローラに送ります。それが。

 この給紙ローラ、印刷のさいに必ず『4回』回ります。

 しかし幅210mmのA4の用紙は、このローラ3回ぶんの回転で完全に送り出されてしまいます。

 完全に紙を送り出したあとは二枚目の紙と給紙ローラーが接触するに決まってます。よって残り1回の回転で、給紙ローラは二枚目の紙を次の搬送ローラに送ってしまいます!

 ここで、給紙ローラの次の搬送部で印刷開始を待っていた一枚目の紙の後ろに二枚目の紙が追突します。よって以後の搬送行程では、一枚目の紙と二枚目の紙はプリンタの各センサからみればひとつづきの長い紙と認識されます。

 したがって一枚目の紙と二枚目の紙は、用紙詰まりのエラーを出さないままつながって出力され、プリンタの液晶表示には『ヨウシサイズ エラー』という表示が出てくる、と。

 なーるほど、よくできたもんだねぇ

 ってどうすりゃいいんだよ!(怒)

 理想的には給紙ローラの回転回数を制御できればよいのですが、さすがにそんな方法は知りません(知りたいものだとは、思っています)条件を変えていろいろ試した結果、用紙の寸法や状況一切無関係でこの給紙ローラは『一枚の紙を送り出すために、必ず4回回転する』ことはわかりました。

 ここで第一の解決策。

 給紙ローラが4回転で搬送しきれない、B4判・A3判の紙のみを給紙カセットにセットすればよい♪

 って作る書類の95%はA4なんだけど(失笑)

 まぁ、あとはA4の紙を90度回転させてカセットにセットし、プリンタ側では用紙サイズの検知を無効化しアプリケーション側ではB4判の用紙設定にしたうえでA4判相当の領域だけつかってデータを作り、そのうえで印刷動作をかければ成功する、というのも考えました。これも成功することは確認したのですが、どうみても普通じゃないところが難点です。

 これらのことについて、仮説の設定と検証が終わったのが午前3時30分。そういえば晩ご飯を結局とらずじまいでしたが、ちょうど前の日、お客さまから洋菓子をいただいていました。マドレーヌ一個が妙にお腹に染み渡ります。

さて、あとは考えられるのは、給紙ローラを破壊または変造または偽造(改造とか改良版の新製とか言えばいいのか?)して、4回転しても用紙を送り過ぎないようにする=半円形のものを同一半径で角度90度の扇形に置き換えることができれば、1回転あたりで用紙を送り出す能力も半減してちょうどよくなる、とか?樹脂で型をとるか円形の木材から切り出すかすれば、できなくはない…気がします。

 ま、素直に手差しトレイ(普通紙150枚の搭載能力をもつ)だけ使ってればいいんですがね。今回の騒動で給紙経路に沿っていろんなところを分解掃除したりのぞき込んだりしたところ、どうやらこのプリンタは2001年に作られたものだとわかりました。

 そういえば手差し給紙ユニットを取り外してさかさまにしたら、

 劣化しきったゴムの残骸が4切れほど落ちてきた

 のですが、これがどこに使われていたのか…

 いまだに、不明です。

素朴に嬉しい、その一言

素朴に嬉しい、その一言
午後1時をまわったばかりだというのに、プラットフォームにはおそろしい人だかり。他線での人身事故のあおりをうけています。

人波にもまれてはいますが、気分は上々です。午前中の訴訟で裁判官が被告に、第一回期日としてはかなりわかりやすい心証開示をしてくれたうえに、こっちの気持ちをほぼ代弁してくれたのです。

『鈴木さんが書類を作ったから、それだけの和解になったんでしょう?そうしたことが答弁書からは読みとれないんだけど』

『労働訴訟の賃金の計算は、裁判所でも大変なんだから』

文字通り溜飲が下がりましたが、学校の先生みたいなノリの裁判長、軽く付け加えてくれました。

(僕と被告との間で)契約書作ってなかったって?

まぁ、作らないか

と。

この裁判官なら、次回以降の期日も安心です。

ところでこの期日、次回の日取りを決めて終了したのが12時20分過ぎだったのに、爺さんが一人傍聴席で動きません。

あるいはこいつが書類作成に関与しているのでしょうか。司法書士には見えませんでした。

さて、国会図書館で出張相談をやって帰ります。

本年初出張 開始です

本年初出張 開始です
13日23時55分名古屋発のムーンライトながら号で東京に向かいます。青春18きっぷ適用期間なので、平日でも車内は約七割の入り。

そういえば、久しぶりの夜行列車です。

さて今回の出張、労働訴訟の裁判書類作成報酬25万円を踏み倒すことをご希望らしい元依頼人を被告とする訴訟の第一回期日に出廷のため、大手私鉄沿線某簡裁まで行くのが最大の仕事です。

開業以来初の未払い報酬請求訴訟をやることになって気付いてしまうのは、労働者が常に弱者で被害者で正義だ、などという考えは間違いだし、被害者が加害者になることも一瞬で可能だ、ということでしょうか。
どうやら本人訴訟でこっちを迎撃するらしい被告さんの答弁書はなかなか楽しい仕上がりで、安心して一眠りすることができそうです。

新鋭機 去りしのち…

 導入以来三週間にわたり、数十枚の紙を引き裂いてきたA4判インクジェットプリンタは、本日めでたく返品処分となりました。

 これで当事務所の常用プリンタ陣は、平成15年に中古で買ったカラーページプリンタ(EPSON LP-8300CPD)と平成12年冬に新品で買ったインクジェットプリンタ(CANON BJC-465J)の二台体制に戻ってしまいました。そのページプリンタが、今年最初の印刷文書を1ページ出力し、直後にトナー切れになりました。2ページ出したかっただけなのに!なぜその一枚が出せないの?

 あまりにもタイミングよすぎです。仕方がないので今日お客さまに送る十数枚の書類も、勤続9年のインクジェットプリンタからお届けすることになりました。過払い金の返還請求訴訟だからこの枚数で済んでいる(答弁書への最初の反論になる準備書面が一枚で済むなんて、労働訴訟ではまずありえません)、といえば不幸中の幸いなのかもしれません。今回の新しいインクジェットプリンタ導入失敗をうけて当分のあいだ、高品質な出力はページプリンタから行うことになってしまいました。

 ところがこのLP-8300CPD、昨年でメーカーの修理対応が終わっています。その直後に、250枚搭載可能な給紙カセットからの給紙が頻繁に失敗するようになりました。いわゆる『連れ送り』というやつで、用紙が二枚少しずれた状態でくっついて送られます。仕方がないので昨年いっぱい、150枚搭載できる手差しトレイから出力していました。

 これをなんとかできないものか?冬休み中に不毛な試行錯誤を繰り返したら、次のことがわかってきました。

  •  給紙カセットに複数枚紙をおいて印刷動作をかけると、連れ送りで用紙詰まりになる
  •  給紙カセットに一枚だけ紙をおいて印刷すると、すべて成功する
  • 下のクリーニングシートを通してあげると、数十枚程度印刷できるようになるがその後同じ症状が発生する

 結論。給紙カセットには常に一枚だけ、紙を入れておけばよい(失笑)

 などということが許されるわけもありません。クリーニングシートで一時的な改善をみた、ということでさらに給紙経路を調べると、給紙カセットに積んだ一番上の紙を送り出す給紙ローラーがかなり汚れていることと、この給紙ローラーを受ける分離パッドが

 すり切れてボロボロになっていました(泣)パッドと言ってもただのウレタン製のテープが給紙カセットの金属板に貼り付けてあるだけ。これが順当に経年劣化して、ウレタンのかすが取れてくるのです。ウレタンのかすは適度な微粒子になって給紙カセットと用紙の間に存在し、逆に摩擦係数が低下しそうな気配さえあります。

 この素材が劣化するのは、ウレタンやスポンジ生地を使った古い家電製品を分解すると、よく見ることができます。つまり全国いたるところでこのプリンタには同じ現象が発生している…はず。

 これを直せないか、試してみます。ホームセンターでいくつかの素材を探して、成型したウレタンとおなじくらいの摩擦係数のものが発見できれば修理完了となるのではないか、と。

 もしうまくいったら、使用した素材を公表してみたいところです。

 あと、上記リンクのクリーニングシートは大須のPCショップで買ってもこれより安くならないお値段ですので、amazonやPC関連通販のウェブサイトで他の安いものを買うときの送料対策として(送料無料となる最低価格をクリアしたいために)買うことが結構あります。持っていれば結構使うし、効果があるので年季の入ったプリンタをだましだまし使うにはよい一品です。

あの会社が民事再生とは

 休日の名古屋市内を移動していると、交差点に住宅展示場へのプラカードを持った人がパイプ椅子に座っているのを見かけることはありませんか?

 あの仕事をやっていた時期があります。平成16年冬ですから、司法書士登録直前のこと。その後何度か募集に応じて土日は看板を持ってましたので、司法書士になってからも、ということになります。

 この看板が、東新住建の仕事だったのです。正確には東新住建から発注をうけた広告代理店のアルバイトです。愛知万博を控えて徐々に屋外広告物(電柱に針金で縛り付けたり、歩道においておくような捨て看板)への規制が厳しくなっているのを見越して、この会社が同業他社より早い時期に『人を雇い、その人に持たせる看板』の設置に踏み切ったわけです。これだと指摘を受けたらただちに撤収でき、人が持っているため道路や電柱を無断使用していることにはならない、という利点があります。このアルバイト、車を持ち込む人は一日8000円、そうでなければ一日6400円で所定8時間の労働です。看板の設営・撤収時に指示を受ける社員さんたちも概して穏和で、良心的な社風との印象を受けました。

 土地家屋調査士の補助者をしていたときにも関わったことがあります。平成10年12月から翌年6月まで補助者をしていた事務所がこの会社のアパートの確定測量・表示登記を何件かもらっており、ここの本職はいつも

 借家はいいから戸建て(の仕事)がほしい

 と、いつもぼやいていたものです。

 一日8000円の看板持ちのアルバイトや月給15万円の調査士補助者からみれば大企業に見えたあの会社が、まさか民事再生を申し立てるとは。昨日のニュースには驚きました。東海地方での戸建てのシェアがかなり高い会社である…ということは、売掛債権を持つ調査士さんも何人か打撃を受けたことになるのでしょうか。戸建てのハウスメーカーのなかでは比較的まとも(調査士や行政書士に違法行為を強いない、という意味で! これに比べりゃ僕が補助者時代のミ●●ホームやダ●●ハウスは伏魔殿)だったので、そうした点を損なわずに再生されることを望んでやみません。

 どうかどうか、最初っから床面積をごまかすつもりで工事を計画し実行するとか、開発許可申請の計画図なんかマンガだと言い放つような営業が跳梁跋扈するような会社には変わりませんように…関与させられる補助者が犯罪者にちゃっちゃうんだから!

そこじゃない、んですが…?

 先月導入したインクジェットプリンタ(Officejet Pro K5400dn)は、どうやら30%~50%の確率で印刷出力に失敗するようです。事案はいろいろです。

  1. 用紙が詰まり、インクヘッドが詰まった用紙に衝突
  2. 印刷はするが用紙に縦皺が寄る
  3. 印字ヘッドがずれており補正できない
  4. 用紙重走

発生頻度の順にならべると、ざっとこんな感じ。いよいよ修理依頼の電話を、ユーザーサポートにかけてみました。

この手のサポート部署にはめずらしく、スリーコールでつながります。プリンタの用紙詰まりで困っている、と話したらオペレータ嬢、よくあることよと言わんばかりにこうおっしゃいました。

「プリンタの後ろについている自動両面印刷装置をはずして、その部分の4つのローラーを掃除していただけませんか?出荷の際に、そのローラーに薬品(離型剤か?)が残ったままになっていて、それが原因で紙が詰まることがあります」

…なるほどね。でもさお姉ちゃんよ、あんたこっちの紛争の詳細も聞かずに回答したけど…

「なるほどわかりました。ところで紙詰まりは、自動両面印刷装置が正しく用紙を送った先で発生してるんですが、その掃除は必要ですか?」


 沈黙。

ややあってオペレータ嬢、粛々と故障機回収・交代機配達の手配を始めました。明日の午前中をもって、このプリンタとはお別れです。

ところで、当事務所に労働相談のお問い合わせをされる方にも『自分に都合のよい条文や判例は発見できる(そして、それが適用されると確信する)がその適用や手続きの妨害のしかたはわからない』という人が結構いらっしゃいます。それこそが素人の限界なんですが…まず自分の知識で物を言ってみる、というのはメーカーのユーザーサポートでもやるんだな、としみじみ納得しました。ただ今日のオペレータ嬢の引き際は、なかなか見事です。

このメーカー、修理が必要なプリンタが発生して回収の判断が出た場合、交代のプリンタがやってきます。こいつがそのまま動くならそれを使え、ということなんですが…

支障が出たら、返品します。プリンタが無事に印字したら嬉しい気分になる、というのはオーナーとしてどこかおかしいと思うのです。

さよなら、過去の事件袋 (代書やさんのDocuWorks その4)

090107_2015_2

僕の部屋には机とテーブルが三つあります。一つが写真のパソコンデスクで、液晶ディスプレイが二つ、右側のプリンタに見えるものがシートフィードスキャナ(Kodak i-40)です。プリンタではなくスキャナが手が届くところにあるほうが、文書をどんどんスキャンしていくには便利です。左のディスプレイは画面を90度回転でき、こちらでワープロを立ち上げておいて文章を打ち込みながら右側はDocuWorksで証拠書類を検討したり加工したりしながら訴状や準備書面を作っています。WindowsXPは標準でマルチモニタ(一台のPCから複数台のディスプレイを制御し、各ディスプレイで違う画像を表示しておくことができる)の機能を持っていますので、もしノートパソコンを持っているなら

  • 本体のディスプレイ
  • 本体のディスプレイ出力端子につないだ外部ディスプレイ

でマルチモニタ環境を容易に実現できるので、これをやるためだけに古いディスプレイを復活させてもいいくらいです。二台のPCとディスプレイを単に並べてあるだけの環境より断然便利です。

で、今日は縦長ののディスプレイでこのブログを書きながら、右側のディスプレイでDocuWorksを立ち上げて作業をしています。

前置きが長くなりました。これは12月28日付けの記事のつづきです。

さて僕が昔はたらいていた、先生が朝補助者におはようと言わないという素晴らしい●●書士兼●●●●●●士(司法書士兼社会保険労務士ではない)事務所は、天井裏の一部が大きな書庫になっていました。そこにはその事務所が出来てから二十年の間に受けた依頼で作った書類がすべて保存されている、という触れ込みなんですが、この膨大なアーカイブの検索キーは『依頼人の氏名と住所』しかありません。法務局でくれる封筒に依頼人の名前を書いて、市町村別に積み上げてあるだけです。もし可哀想な補助者がサービス残業に泣きながら「以前つくった犬山の農地転用と開発許可の資料が見たいなぁ」と思ったら、はしごをかけて天井裏に登り犬山市の資料の山のなかから、依頼人ごとに大判の封筒に突っ込んである書類をひたすら探していくしかない、ということになります。

業歴の長い事務所は、どこもこんな感じなのかもしれません。僕の事務所もそろそろ過去の事件の資料が段ボール箱二箱分(笑)にはなってきました。ですので電子化のうえ、返却または処分する計画を少しずつすすめています。

方法は簡単です。DocuWorksを立ち上げてユーザーフォルダ内に依頼人の名前のフォルダを作り、そこに片っ端からスキャンした文書をおいていくだけ。

コツがあるとすれば、スキャンしてPCに収容するにあたって『なるべく、人手をかけない』ことです。依頼時期やら提出先官公署やらキーワードやらを入力しようとすると

面倒くさくなって、やる気が失せます。

この『詳しいデータを持たせようとしすぎ、入力物件の多さに耐えきれず挫折』というのが文書電子化最大の障害です。これを避けて、なおある程度の検索性を持たせなければいけません。どこかの事務所のようにはしごをかけて書庫に登るよりはまし、という程度の改善で、いまはとにかく一通りの文書を電子化してしまうことを考えます。

具体的に一つ、事件袋をカラにしてしまいましょう。手元にあるのはある債務整理事案の袋です。スキャンするにあたっての設定は前回までの記事で述べた通り、基本はグレースケール300dpiで活字の文書はOCRにかけることにします。

 まず本人確認書類。これはe-文書法に対応可能な(用紙の全面をスキャンできるか、A3対応のスキャナでA4の文書をスキャンできるような)場合を除いて原本を保存しておくのが万人向けですが、これにこだわらずDocuWorksでもスキャンしておきます。これをやっておけば、データが増えても依頼人の名前を検索してフォルダを発見しやすくなる、というのが理由です。スキャンが終われば『scan-1』という文書名が自動で付与されます。この名前は変更しません。面倒です。

 相談のときや事案の処理にあたって作った、手書きのメモや手控え。手書きの紙をOCRにかけても認識しないので、設定を変えておく、というのもよいのですが枚数がすくなければ設定変更せずスキャンします。

 設定を変えるのが面倒だから、というのが理由です!

 どうせ手控えであるかどうかぐらい、サムネイル化された文書を見ればわかります。この文書に『scan-2』の文書名がつきます。

 取引履歴が数社ぶんあります。これは会社ごとにスキャンすることにします。送り状を一緒にスキャンすれば、会社名がOCRで取り込まれます。検索でひっかかります。これら『scan-3』以下の文書名がつきます。

これは結構な物量になるかもしれませんが、僕のところにあるスキャナではA4判片面をグレースケール300dpiでスキャンするのに1枚3秒弱しかかかりません。各月の利用明細の写しをそのまま送りつけてくるよな一部の信販会社の取引履歴を除いて、一業者の履歴が10枚あってもスキャンは30秒ですみます。

スキャナによっては、サイズが混在する文書でも連続してスキャンしてくれるものがあります。京都が本社で滋賀に管理部門があるA社の取引履歴には、たまに債権管理先変更のご連絡という小さな紙がホチキス留めされています。『どうする?A社~』とスキャンしてみましたところ、僕のスキャナではつつがなく読み取りました。DocuWorksのほうも、各ページの大きさにしたがって文書ができあがっています。問題ありません。

 こちらのA社は縦に文書を使っていますが、大銀行の子会社になったA社のほうは用紙を横につかって細かい字で履歴をならべてあります。送付状は用紙を縦に使っています。この場合、DocuWorksの設定で『スキャン取り込み』タブの『スキャン後の後処理』について、『読める方向に全ページを自動回転する』にチェックをつけておけばスキャン後、『ちゃ~んとA社♪』とばかりに文書を並べ替えてくれます。ただし、これには3ページにつき2秒ほどかかってしまいました(使用CPUがAthlon MP1200ですので、単に遅いだけとも言えます)。後でもできる処理と割り切って、なにもせずにスキャンだけ終えておくのも一手です。

 任意整理をしておいでの諸先生のところには、和解書や完済後の契約書がやってくると思います。これもなにも考えずにスキャンしておけばよいでしょう。ただ、契約書は裏うつりするかもしれません。これだけは裏紙を当てるか露出を変更せざるを得ないと思います。

 僕は特定調停と不当利得返還請求訴訟でことを進めています。裁判所や被告会社から来る文書も、基本的には同じようにスキャンすればよいことになります。事件番号と当事者名、管轄裁判所のOCR結果が間違ってなければあとはどうだってかまいません。

 こんな感じでやっていくと、単に事件袋から資料を出してスキャンさせることの繰り返しに過ぎませんので、他の作業や読書の合間に作業ができるかもしれません。5~10社ぐらいが相手の債務整理事案でやりとりした書類なら、手際よくやれば本を読みながら十数分で作業が終わると思います。もし資料の数が少なく重要性があまり高くない(たとえば、よくある抵当権抹消登記事件とか)書類であれば、分類せずに書類一式スキャナに突っ込んで一事件一電子文書を作っておしまい、にします。

 ところで下記のようにamazonへのリンクを貼っておきますと、心ある方々がなにがしかの商品を購入いただくことがあります。先月はおかげさまで千数百円のアフィリエイト報酬を得ることになりました。どうもありがとうございます…と言いながら、期待を込めてリンクを貼っておきます。ここを通過して購入していただければ、この商品でなくてもよいようですので。ここの事務所の報酬が安すぎるのではないか、と言ってくださるお客さまは労働訴訟を中心にときどき現れるので、そうした方には以後ここを通ってお買い物いただけると助かります、とでも申し上げておきましょうか。daishoyasan.jpサイト内に出しているgoogle adsenceからの収入と合わせれば、広告事業からの売上だけでウェブサイトとプロバイダとADSLの維持費が払えておつりがくるので、こうした売上は1件数十円でも決して軽視できないのです。

買ったのは、無料配布のカレンダー

 昨年からビックカメラのカレンダーを使っています。

 これは大判の日本地図1枚に1年分のカレンダーをあしらったもの。北海道から九州までが正しい位置関係に配置されており、さらに六曜・月齢・西暦和暦から年齢の早見表に大都市の地下鉄の路線図までついています。

 まさに旅先で仕事しろという仕様(笑)

 これを仕事部屋のふすま上半分にはりつけておくと、出張の計画がたてやすいのです。まさにありそうでなかった一品。

 昨年はこれを人からもらったのですが、彼が言うところでは『時期になるとお店で配布している』と。

 ためしに1月1日、静岡からの帰りのバスを名古屋駅まで乗って名駅のビックカメラまで行ってみます。

 当然ながら配布の気配もありません。あとで分かったところでは、配布の時期は例年11月下旬から12月なのだとか。『ビックカメラ カレンダー』でgoogle検索してみたら、やっぱりファンがいるようでそうした情報がほどなく集まりました。

 ではこの時期になんとか手に入らないのか?ためしにヤフオクでおなじキーワードを入れてみたら、しっかりと出品されています。

 かくて落札価格80円送料140円で落札されたカレンダーは、本日当事務所にやってきました。

 今日は今年最初のお客さまと電話相談を実施したところです。集客をウェブサイトに依存する当事務所は、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆の時期が閑散期になります。なかでも年末年始が超閑散。ですから松の内に最初のお客さまがつくことは僕にとって大変縁起のよいことなのです。

 と、相談の終わりにお客さまに言ったら、0コンマ数秒の沈黙があったような気がしましたが、さて気のせいでしょうか?

零細事務所の『埋蔵金』?

 『給料未払い』というキーワードで検索をかけると、Yahoo!では当事務所内ウェブサイト内のページは約138万件中7位に表示されます。『給料不払い』では約46万件中5位。

 しかしgoogleでは、後者は約18万件中3位なのに対して前者は約22万件中41位です。かなり不満なのですがそのかわり、このブログ内の記事が4位にでてきます。ではYahoo!で上記キーワードで検索をかけた場合の、当ブログ内の記事の順位はと調べるといずれも百位より下にあるらしく、調査不能です。

 つまりYahoo!の検索は、ブログの記事をなにがしか冷遇しているらしい、ということを人から言われたこともあります。当ブログに対して検索エンジンから流入したアクセスについて、利用した検索エンジンの種類をこの4ヶ月間について調べたら、google72%、Yahoo!は20%と3.5倍の差です。

 そこでやってみたいと思っていたことがありまして、今日は一日その作業に明け暮れていました。このブログの記事をすべてhtmlのファイルにして各記事ぶん作り、当事務所ウェブサイト(daishoyasan.jp)内にアップロードして検索エンジンに巡回させよう、というものです。直接的にはYahoo!対策です。現状で検索エンジンはコンテンツの『文章』を収集し分析して順位付けをしている以上、業者に頼んだこぎれいなウェブサイトより文字は多いが細工がイマイチのウェブサイトが前に出てくることは当然です。

 ならば『検索エンジンに捕捉されない、膨大な文章の集団』であるこのブログの記事群を検索エンジンにひっかかるところにおいてやったらどうなるか?

 ただしこれを実現するためには、現在840件ある記事をその件数だけのhtmlファイルに書き替えなければなりません。余計なリンクや使わないスタイルシート、アクセス解析用に埋め込んであるスクリプトも削除する必要があります。ですのでまず、自動巡回ソフトで自分のブログをわざわざ自分のPCにダウンロードし、その後にこのココログが吐き出したソースコードを分析して換骨奪胎する方針を立て、この方針にしたがって一括置換ソフトで加除訂正を行って、ようやく公開可能な状態になる…はずです。

 今日は午前中から外出もせずに(出来ずに!)延べ10時間以上PCの前で作業していました。ようやく一括置換の方針が立ったところです。ソフトをつかって一括置換、とはいうものの、840個のファイルを一括で置換する、という作業を延べ8回実施しなければなりません。一連の置換作業そのものをバッチ処理することは、僕にはまだ技術的にできないのです。なまじ膨大な文章と記事数を持っているだけに、なにか変更しようとすると処理がおそろしく大変なのですが、それだけに完了したらどんな効果が出てくるか楽しみです。うまくすれば、眠っていた埋蔵金を掘り当てたことになるかも。あるいは無駄な埋蔵金探しで終わるかもしれませんが。

 最後に、書棚にあって存在を意識していながら、有効に活用できていない一冊の本をおすすめします。

 3年前に初版がでたときすぐ買ったこの本。目的は『サイトを訪れるユーザにとって、読みやすく、分かりやすい文字情報をデザインするにはどうしたらよいか?』(同書『はじめに』より引用)の教授にあります。なんとなく読みやすいけれど気がつけば自分の書いた文章の至らなさを指摘されているようにできていて、しかも一向に陳腐化しません。ウェブサイトから集客したい、なんて軽~くお考えの同業者さんたちには必読の一冊です。

妙な言い方ですが、大きな本屋さんでこの本をパラパラめくってみて

なーんだ、こんなもんかよ

思った人ほど座右の書にしておいたほうがいい、そんな本です。当たり前に見えることは、案外実行できていないものです。

明日から通常活動です

明日から通常活動です
先日の新幹線は結局73分ほど遅れて新富士に着きました。自殺志願者がわざわざ線路に下りたのが事故の内容だとか。

さて今日は1月1日。10分遅れは誤差のうちと思える東名富士です。二階の窓際の席が取れたので、バスで帰ります。

昨年は取引先から顧客までいろんな連中の思惑に振り回された一年になりました。もちろん僕が要所で原因を作ったものもあります。
将来の状況を変えていく明るい話題もあります。
その第一はなんといっても補助者さまの就労開始です。ついに開業前より純資産が上回った、というのも心理的には大きいです。

昨年は社労士開業5年、今春で司法書士開業5年になります。

『零細ではあるが、弱小ではない』そうした立場の確立が今後数年の課題。さっさと帰って仕事します。

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