« 4000円で、行ける場所? | トップページ | 恐るべし、ファンコン »

依頼者層の微妙な変化

 仕事が楽になってきています。

 ヒマになった、のではなく、楽に。

 具体的には依頼件数は徐々に減少しながら、1件あたり単価の低い相談のみで完結する業務のご依頼が顕著に減り、請求額100万円単位の割増賃金請求訴訟の裁判書類作成のご依頼が毎月1件コンスタントに入ってくるようになってきたのです。

 この変化の理由がなんなのかは不明です。強いて言えば、労働紛争での無料相談を標榜する事務所が徐々に出現してきたために有料での相談のみを希望するお客さまが減ってきたのではないか、と考えています。その一方で、ある程度のレベルを確保しつつ労働分野での裁判書類の作成を真っ正面から受託する事務所はまだ少ないことと、弁護士を選任せず自覚的に本人訴訟を選ぶ人がインターネットのおかげで(他人の景気のいい成功例を追っかけてるだけの危ない人もおられますが)増えてきている、ということもあるのかもしれません。

 おかげで最近はようやく労働紛争関連の裁判事務だけをとっても、連続して新たな依頼を受けつつなんらか解決にたどり着く案件も発生する(つまり、成功報酬も支払われる)状態にたどり着くことができてきました。だからでしょうか、最近丸くなったと、二年越しのおつきあいがあるお客さまから言われました(つまり以前はどうだったかって?)

 これは、『お金があるから』生み出された精神的余裕なのだと言わざるをえません。思い起こせば二年前の今頃は、まだ月末のお家賃の支払日が迫ってくると偏頭痛に悩まされてた覚えがあります。

 さてこの余裕と客層の変化が、この事務所をどんな方向に向けるのか?

 ある程度高額の請求をする人だけが使えるような事務所への変化ならそれは嫌!なんで、なにか工夫をしたいところです。過払い金返還請求でいろんな事務所が実施しているように着手金無料としてしまうのが一番手っ取り早くてわかりやすいのですが、10万20万30万の請求でも平気でプロの訴訟代理人(司法書士でないお方)を立てて延々と争ってくる社長様が多々出現する労働訴訟の世界でそれをやってしまうと、『ご依頼は受けたがいつ解決できるのか=お金がもらえるかは全く不明』という恐ろしい世界に突入しかねません。ただ、いま手元にある余裕を生かせば実施は不可能ではありません。

 悩ましいところです。少額訴訟に適する案件にかぎって完全成功報酬制をうたってみるのが手頃かな、と思ってはおりますが。

« 4000円で、行ける場所? | トップページ | 恐るべし、ファンコン »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 依頼者層の微妙な変化:

« 4000円で、行ける場所? | トップページ | 恐るべし、ファンコン »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31