準備書面よ、がんばってこいよ
やってはいけないとは知りながら、エクレアを一つつまんでしまう午前0時。
さきほど、準備書面を一つお客さまのもとへ送り出したところなのです。今月書かねばならない準備書面は、あと一つだけ。
法廷に入れない僕は書類でたたかうしかなく、それゆえに個々の書面達への期待が強くならざるをえません。自然と、そうした書面を送り出すときにはそれなりの感慨があります。少しの達成感、いくばくかの不安、希望、ごくごくまれには「作ってはならんものを作ってしまったー!」などなど。もちろん、労働事案では上記「作っては…」と思ったことはありません。
この準備書面、たとえば今回は全4ページのものですが、作成には
- 敵側の準備書面の精査 約1時間
- 同証拠書類の検討 約3時間
- お客さまとの打ち合わせ 約2時間
- 入力および編集 約2時間
合計で8時間程度が、完全に拘束される時間としてかかっています。さすがにこの各工程のなかには補助者さまにお任せできる作業がほとんどない(ただし、全然ちがう人に書証を見せた場合何を考えるか、という点で上記1.2.を重複しておこなってもらうことはある)はずです。あとは道を歩いたりバスに乗ったりご飯を食べたりお風呂に入っている内に漠然と考えてるのが延べで何時間かはあるものの、これは一応カウントしないものとしておきましょう。
さてそうすると。8時間で準備書面一つ作成できるということならば、一週間で訴状を一つ別件で準備書面を二つ程度を作成して、一日8時間・週4~5日働くことは不可能ではないように思えてきます。8月から月に3件程度あたらしい労働事案の書類作成にあたっている状況でして、来月あたりからそうした新しい事案の準備書面の応酬が本格化してくるはず。労働事案だけやっていれば処理能力にはまだ余裕があり、何かをはじめようとするとまとまった時間は確保できない、かなり微妙な状況です。
今月は、東京・福岡・尼崎へでかけることになっています。最近は移動中にウェブサイトのコンテンツを書くことが多く、逆に出張がないとその作業が進みません。依頼受付停止を発動すべきか、ちょっと迷っています。
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