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2008年7月

あと一日で五周年

 今日は7月31日。明日は8月1日で、平成15年8月1日に僕が愛知県社会保険労務士会に入会してこの事務所を発足させた日から、5年がたつことになります。

 つまり、この事務所を今日一日持たせることができれば五周年を迎えることができる、と。

 別になにか悪いことをしているわけではないのですが、さて無事に過ごせることができるやら。朝から気になっていたのですが

  •  捜索差押許可状を携えた人の集団が乗り込んでくることもなく
  •  どこぞの裁判所から仮差押命令あるいは訴状が特別送達されることもなく
  •  名古屋法務局あるいは県司法書士会から僕の行状に対するお尋ねがあるでもなく
  •  そしてなにより、補助者さまが冷房設置を求めてストライキに突入することもなく(失笑)

どうにか10時間27分をやり過ごしたそのとき、均衡は破られました。音量を最低にしてある電話の子機が、お客さまからの着信をつげています。

-以下では【】内は、僕の心の中の声、ということにします-


着信音

「はい、すずきしんたろう事務所です」

「…どうも●●です。きのう裁判所に、送ってもらった訴状だしてきました」

「おお、お疲れさまでした…で、なにか訂正等の指示は出ましたか?」
【出るな出るな出るな出るな】

「いえ、特にありませんでした」

「そうですか~それはよかった」
【はっはっは!そりゃ過払い金返還請求訴訟でホイホイ補正が出たら情けないってもんよ】

「ですがねぇ」

「な、なにかありましたか?」

「切手が余ったんですよ」

「はぁ?」
【一体何があったんだ?】

「今回、訴状と一緒に出した切手は20円切手が18枚だったんですがね」

「はいはい?」
【そりゃ名古屋地裁で被告3名なんだから、予納郵券は20円切手は基本10枚+被告1名増加につき4枚追加、で18枚なら正しかろうに】

「先生が付けてくれた説明では20円切手が180枚って書いてあって」

「え゛----------っ?」
【うぎゃ----------】

「で、余ったんですよ。3000円ちょっと」

「すすすすいませんすいませんすいませんんんん」


 もちろんこの切手、当事務所で買い取らせていただくことにして三千数百円の送金を終えました。さてこの切手たちを使い切るのは、いつになりますやら。

やさぐれて、Afternoon tea

やさぐれて、Afternoon tea
今日の出張はなんともしまらないものになりました。昼過ぎから入っていた相談予約は、大宮まで行ったにも関わらず依頼人が指定時間に現れず(ふざけた話しだ)、もう4回目の和解期日になる夕方の東京地裁控訴審は、なんの決定権もない敵側代理人が例によって和解案をお持ち帰り(呆れた話しだ)。

最後の予定は東京駅での労働相談でこれは新しい依頼の受託となったものの…

有力な選択肢を採用できないご注文になってます。

写真は大宮駅のカフェで頼んだケーキセットです。
同時に持って来てくれと頼んだアールグレイは、結局20分後に運ばれてきました。

片っ端から文書電子化

当事務所の冷房導入をめぐる論議が、コメント欄で妙に活発になっているようです。本日時点で直近三つのコメントはすべてそれに関するもの。登場人物もさまざまでして、

  • いまだにお会いしたことのない同業者さん
  • 20年来の親友でお医者さん。自称『当事務所の産業医』
  • 話題にされる運命にある補助者さま

そういえば月曜日に尼崎にエスコートしたお客さまは、当事務所をはじめて訪れたのは二年前の八月のことでした。午後二時という自殺的時間帯、しかもお天気のよい日に訪れたそのお客さまのお化粧が●●になっていたのを見ないふりしてその場は放っておいたことは今でも昨日のように思い出されます…が、そのときのことは今でもクレーム事項になってるようななってないような。このお客さまは冷房なき当事務所をどう見てるでしょうね?

さてさて渦中の人物たる補助者さまがわりと冷静なんで、自称産業医の勧告はサラッと無視してあと一ヶ月ちょっと我慢していてもらいましょう。

この夏、当事務所が保有するいろんな文書をOCRにかけまくってもらうのが彼女の重要な仕事です。優先度がたかいのは『すでに終結した労働訴訟において、敵側が出してきた書面』。

いま少しずつ作っている当ウェブサイトの新しいコンテンツのひとつは、『労働訴訟における企業側の(おおむね支離滅裂たいてい荒唐無稽よくみれば自家撞着いつでも夜郎自大ときには驚天動地な)反論たちを、守秘義務に反しない範囲で類型化して陳列・解説・批評して楽しんでみる』というコンセプトのものです。今までは紙文書を繰って少しずつ入力していたのですが、それなら文書を電子情報にしたうえで文字情報を検索可能にしたほうがよほど僕の執筆が楽です。

しかしながら、紙文書をOCRにかける、つまりスキャナで画像データとして読み込んで専用ソフトで文字として認識させる、その後の文書は文字情報としてキーワードで検索可能にする、ということにすると、画像から文字への変換でミスったら二度と検索にヒットしない文書が死蔵されることになります。よって

この事業の成否は、変換作業の実行にあたる補助者さまにかかっているわけで(笑)

などと適当にプレッシャーをかけてみます。もっとも、高精度を確保する必要があるのは敵側・裁判所側作成の裁判書類だけで、研修の教材なんかはスキャンしてPDFに組んで適当にOCRにかけたら、あとは運を天にまかせて目視による修正をしないで保存していくつもりです。もとになった画像さえ保存してあれば、再度の修正は容易に可能なので。

今年上半期は過払いバブルに少し参加してしまったおかげで、今月以降しばらくのあいだ逐次入ってくる過払い金返還の報酬があり、今から一年ほどは事務所の経営が安定しているはずです。その約一年の余力を使って、その先の数年間をより呑気に暮らす(経営安定化と言えばいいのに?)準備が必要です。その準備のひとつが、いま取り組んでいる保有文書の電子化です。

 そうしたこともあって、今年下半期は少々依頼受託のペースを落としても研究&執筆に時間を割きたいのですが、さて周りがそれを許すかどうか。ポータルサイトから『給料未払い』で検索してくるひとが全然減らないところをみると、そうもいかないような気がします。

ところで、この作業と平行して、労働訴訟に関連してこの事務所で使っているいろんな書式(訴状から準備書面、尋問事項書を経て判決後の訴訟費用額確定処分、少額訴訟債権執行あるいは債権差押命令申し立てにいたるまで。できれば一般先取特権による債権差押命令申立や債権仮差押申立も加えたい)を公開して提供できないかな、と思っています。

先日も、『債務名義を二つ=判決と訴訟費用額確定処分を同時につかって1件の差押命令申立書を作るときってどうするの?』と問われたことがあり、僕は労働訴訟の後始末でやったことがあったためそのときのデータを差し上げました。そうした参考書にはあまり載っていない部分でほかの人が迷わないような見本が作れたら、創業五周年記念事業としては悪くないような気がします。

東京往復新幹線グリーン車

 知り合いの司法書士さんが、業界団体の専門委員に就任されたとのこと。

彼の出張は、名古屋から東京間を新幹線のグリーン車で移動する交通費が支給されるのだそうです。うらやましいかぎりで。

ただし旅行書士と普通の司法書士とを分ける暗くて深い川のひとつに『自腹を切って長距離移動を楽しめるか』という点は確かにあって、ここを踏み越えないかぎりは大丈夫、彼はまだ、普通の司法書士さんです。

さてさてとっくに踏み越えた僕は7月30日の新幹線のきっぷを手配してきました。行くか行かないかに迷いがある出張ほど簡単に予約が取れてしまうのはマーフィーの法則なんでしょうか。目的の列車のグリーン車の窓際が、往復とれています。今回は誰からも交通費を支給されない出張なんですが、東京-名古屋間を往復新幹線グリーン車にしてみました。

この費用、往復で17800円。120円の缶コーヒーにも350mlの缶ビールにも引き換え可能なおまけが二回分ついています。

この区間、のぞみ号の普通車指定席を使えば片道10980円。僕はぷらっとこだまエコノミープランをつかって、グリーン車を使用して8900円で行くことにしました。この旅行商品をつかうと、東京-名古屋でグリーン車を使っても1000円しか違わないのです。

ところがこの商品、朝に名古屋を出る東京行きの列車は数日前から満席になってしまうことが多く、いつも直前に出張が決まる僕が予約を取れたことはあまりありません。今回も出発三日前ということで、まず取れないだろうと思ったらあっさり窓際の席をもらえました。のぞみ号より1時間余計に所要時間がかかるものの、空席さえあれば出発前日まで手配可能であることと、回数券やexpress-e予約より安いことから、ときどき使っています。

という話をすると、いろいろ頭を働かせる人はどこにもおいででして…

誰とは言いませんが、所属団体から通常料金の新幹線普通車分の交通費を支給されて東京へ出張発令、でもこのぷらっとこだまフリープランを使って悠々とグリーン車で移動し、差額2080円は昼食代か夕食代に流用♪という同業者さんの話も…さてどこかで聞いたような。

似たような性格の旅行商品として、名古屋を朝6時台、東京を21時ごろに出るひかり号の往復に、数箇所から選択できる都内での昼食(あるいは入浴施設)のクーポンをセットして普通車16800円、グリーン車18800円の『日帰り1day東京』もあり、こちらは出発三日前まで予約可能なのでこちらも考慮したのですが、朝8時台に東京についてもやることがないので不採用。今回は11時前に東京着、20時過ぎに東京発にしています。国会図書館で少々調べ物をしてくるには、これくらいの時間設定がちょうどよいのです。そうやって少しずつ、青春18きっぷや高速バスから遠ざかっていく自分が少々さびしかったりもします。

さて、明日は尼崎へ、お客さまをエスコートして出張です。こちらも、往復近鉄特急です。

東京出張検討中

7月に入って三件の労働訴訟が一気に終わりました。一件は受託から労基署への申告をへて半年弱、欠席判決で終わってさぁこれからどうしてくれようか、というもの。あと二件は、それぞれ一年越しの事案が和解にいたったものです。

これで、受託から一年を超えているの労働訴訟のご依頼はいま、一件を残すのみとなりました。東京地裁の控訴審です。

こちらも和解勧試に入っており、次回の期日が来週はいっています。残念ながら傍聴はできないものの、この事案は見届けてきたいところです。折しもあたらしい労働事案のご依頼が、関東から二件入りそうです。この二件を受けてしまえるならば、まぁ仮に交通費完全自腹で新幹線をつかったとしても、そう大けがはしません。さて、どうしよう?

ということでこの際、ほかに関東から出張要望がでてこないか探ってみるとしましょう。実施するならば7月30日になるこの出張時に、関東地方で相談希望の方いらっしゃいませんか?いつもだったらこの時期、青春18きっぷで適当に往復してしまうところ、ちょっと忙しくなっていてそうした芸ができにくくなりつつあります。ならば売り上げを上げて自腹新幹線をつかったほうがよく、そんな都合のいい思惑に乗っかってくれる素敵なお客さまいないかな~、と。


なお、今月終結した訴訟のうちの一件は、会社側が労働者を管理監督者に該当するとして争ってきた事案です。いわゆる名ばかり管理職(偽装管理職)問題と、途中で数ヶ月分欠けているタイムカードを推定で補って労働時間を決めて提訴したところ、どうやら一部認められた形になった(労働時間がはっきりしている部分以上に支払われており、そう解釈できる)のが争点になっていました。今回の結果で、やはり名ばかり管理職問題にあっても本人訴訟で(当然ながら、能力的に普通の弁護士を敵側代理人につけて)相応の成果を挙げることが可能だと明らかにでき、僕としては満足しています。

最後にW-19さん、コメント毎度どうもありがとうございます。先日お会いできなかったのは残念ですが、さて8月2日の本会研修にはいらっしゃらないんでしょうか?ところで当ブログのコメントは記事の右側に直近9件表示されています。ここに同一ハンドルネームでの投稿が5件以上並ぶのは避けるように調整していますので、今後の投稿時期については少し注意してみてください。

まぁ祭りの屋台のようなもんでして、いろんな人が立ち寄ってるように見せておく、という操作も営業政策上必要だと思っています。ご協力くださいますように。あくまでもここだけの話ですが(笑)

それは!犯罪ですからっ!

それは!犯罪ですからっ!
手前の角には、風営法適用対象のお風呂やさん。
向こうの角には、これまた風営法適用対象の宿泊施設。
怪しい街の一角に、某県出先機関分庁舎はあります。

今日ここに来たのは、ある零細企業の決算書類を閲覧するため。

法の規定により毎年決算内容を届け出ることが義務付けられているその業種、一人しかいない取締役の報酬も、当然見ればわかってしまいます。

今回のターゲットは、そいつの所得なのです。

家裁への手続き開始に際してそいつの収入を把握する必要があり、よくよく考えたら今回の手法でそれがわかるかも!ということで…
あっさりと自腹出張発動を決めたのがおとといのこと。結果としては見事にヒットして満足です。

しかし。

閲覧担当部署のお姉さん、その会社の全ての許可・変更申請書を持ってきました。

こりゃ面白い、とばかりにパラパラめくっていると…

僕のお客さまが記名押印したことになってる書類がありますよ。

でもその手続の時点で、そんなことが出来る立場にありませんよ?
というより住所も苗字も違うんですけど!?
書類を作った●●書士さんに、聞いてみたいところです。

ゆういんしぶんしょぎぞう、ってご存じ?

LDK事務所化計画進行中

事務所内の模様替えをすすめています。

3LDKの賃貸マンションが僕の事務所兼居宅です。このうち南に面する部屋が二つあり、12畳相当のLDKにオペレーションデスクを置いて補助者さまの執務スペースに、6畳の洋室に机を三つパソコン三つを置いて僕が使っています。

ここで、これまでは僕の6畳間にA3対応のフラットベッドスキャナとレーザプリンタを配置していたのを、LDKに移動することにしたのです。この先彼女の作業レパートリーが増える(ことを期待する)ので、二人が使いやすいような位置にプリンタを再配置する一方で、これまでは古式ゆかしいSCSI-Ⅱでパソコンに直接つないでいたスキャナを、オプション部品を買って事務所内LANに接続するようにします。スキャナを乗せるキャスター付の台を自作して、必要に応じて位置を変えられるようにも。

ポータブルとは言わないまでもリロケータブルにはなった当事務所の二大事務機器。ですがこれを有線LANによって実現したため、LDKの中の二人ともが通る床に

LANケーブルを一本這わせることになりました。そこで。

先に足ひっかけたほうがブログのネタになるってことでいい?

と補助者さまにご提案。快諾を得ました。

ただし彼女は今回の事務機器再配置に、当家のLDKがいよいよリビングダイニングキッチンとは程遠い何者かに変化していくことに、一種複雑な関心をお持ちのようです。たしかに、部屋の隅のキッチンから補助者さまの執務風景をみていると、なかなかよく似合っています。

どうせなら彼女の写真をとって適当なウェブサイトをでっちあげ、

素敵な司法書士補助者があなたの悩みを一瞬で解決します

とか言ってみたら一日で五千アクセスくらい集められないかな、と言ってみたのですが、これはさすがに却下されました。残念!

ところで昨晩、一月ぶりに古い悪い友達といつもの山親爺(という串焼きやさん。お店の個性が少々強いため、お客さまを連れて行くと時々楽しい反応が出てくる)で呑んでいた際に、当事務所に冷房がない件で

しんたろうは別にどうでもいいが、その補助者さんが心配だっ!

と申しておりました。と同時に、それはそれは熱心に補助者さまに会ってみたいという希望を挙げてきています。

いっそ拝観料かなにかとって公開してみる?と補助者さまに聞いてみたのですが

がっかりされたら困ります

という理由でこれまた優しく却下されました。残念!

『鉄』分補給をしてきました

予定より10時間ほど遅れて、昨晩九州から帰ってきました。

おとといの記事は島原半島口之津から天草下島の鬼池港に行くフェリーに乗ったところです。ここから本渡(天草におけるバス交通の中心地)→熊本を経て小倉へ帰れば、当日19時50分北九州新門司港発のフェリーで帰れました。が、しかし。

なにぶんお天気がよすぎたので(苦笑)

本渡から熊本に向かうバスの中、むらむらとしてきました。よく考えたら、昨日は7月20日。夏の青春18きっぷが使えます!

すると?

予約しているフェリーは新門司-大阪間6680円。これに大阪-名古屋を近鉄特急で動けば3200円。合計で9880円。実際には大阪南港-なんば間の交通費が若干かかります。よって約1万円

これに対して、いつも博多で使っているカプセルホテルは会員価格で一泊2800円(名古屋人がなぜ福岡のカプセルホテルの会員カードをもってるかは、不問としてください)。朝博多をでれば、その日のうちに名古屋にこれます。

普通列車を乗り継いで。

よって宿泊費2800円+青春18きっぷ一日分2300円、合計5100円で帰れるな、と。

よってあっさりこちらを採用することに決定!本渡を出たバスを、天草上島の松島で下車し、さっさと本渡へ帰ります。バスの中では、本渡で手に入れた天草島内のバス時刻表とひたすらにらめっこです。本渡着は15時18分。

ほんとうは天草下島の西端へ、牛深までいきたかったのですがこれをやると当日中に熊本まで帰ってこれません。本渡発18時40分の熊本行き最終便にのり、熊本着21時、熊本-博多の高速バスで23時過ぎに博多まで帰ってくれば、手持ちのSunQパスですべてのバスに乗れ、交通費はかかりません。一泊したあとの、博多から名古屋への帰りの列車は青春18きっぷを使えばよいのです。

-ここからは、天草下島の地図を広げると僕がなにを考えているかがわかります…地図がないとほぼなにもわかりません。上記リンクの天草宝島観光協会の地図をごらんください-

根拠地は天草下島東岸、本渡バスセンターです。滞在時間は約3時間20分。よって牛深へは行けません。天草上島は以前一度ローカルなバス路線を試したので今回ははずします。できれば海岸線の、眺めがよさそうなところへ行けて、しかも行き帰りで経路がちがう形に行程を組めないかな…

実際にはこんな感じになりました。

15時30分本渡バスセンター発富岡港行きで、富岡港へ。天草下島北岸を走ります。

富岡港着は16時21分。陸繋砂州の教科書みたいな地形の富岡は、頼山陽が泊まっていったところだとか。富岡16時45分発の、一日9本ほどのバスは高浜行き。天草下島の西岸を南下するのです。17時18分、下田温泉の国民宿舎前到着。この真ん前が展望台で、断崖と東シナ海の海の色、太陽の光が素晴らしい鬼海浦展望所です。

国民宿舎前始発17時25分のバスも一日数本。そうしたバスをいかにうまく拾うか、が天草を楽しく旅するコツなんでしょうが、それは普通はムリです。ムリ(失笑)。この路線は下田温泉から山間部を突っ切って、一気に本渡に帰るもの。本渡着は18時20分となりました。

→そんな一カ所あたり滞在時間数分~30分以下の移動ばっかり繰り返してどうするんだ?

という向きもあるでしょう。ただしこれで気に入ったらまたいつか、ちゃんと泊まりに行くのでいまはこれでよい、ということにしてあります。時間がそうとうまとまってとれないと行くことさえ難しいけれど、天草は素晴らしいところです。

まだ見ぬ牛深に心を残しながら、7月20日は博多から名古屋へ。

これは至って簡単なもので、博多8時27分発の快速で出発すれば門司-下関-新山口-岡山-姫路-米原とたった6回の乗り換えで22時25分には名古屋まで帰ってこれます。

ほら、14時間かかってませんよ(遠い目)

つまり名古屋-博多は普通列車を用いても日着圏、しかもこの区間はすべて転換式クロスシートの車両を使うことができ、車内でも普通に仕事ができます。今回はPCを開かず、紙とクリップボードを使ってひたすらウェブサイトのコンテンツの構想を練っていました。8月はこれらを作成するのに注力したいところです。

ところで。

天草がいたく気に入ってしまったのですが、『借金 相談 天草』なんかで検索すると…地元の司法書士さんは出てきません。うまく工夫すればそうした検索に引っかかるウェブサイトをでっちあげることはできそうな気がしますよ?

あくまでも冗談ですが…

牛深にも簡易裁判所は、あるんですよね。つまり特定調停も請求額140万円以下の不当利得返還請求訴訟も…?

長崎から熊本へ

長崎から熊本へ
口之津で11時45分発のフェリーに間に合いました。

お天気もいいので、これで天草の鬼池まで行ってみます。

本渡から熊本を経て小倉に帰るつもりですが、帰りたくない気分です。

さ、明日はどこへ行こう

予備日としていた明日を、しごとで使わずに済みました。今回の出張では長崎市内を見下ろす自称リゾートホテル(の、ようだが微妙になにかが違う宿泊施設)に二泊しています。

さてこのホテル、眺めは素晴らしいのですが各所で不思議な作りです。

まずドアを開けると、客室は畳十畳敷きでベッドが二つおいてあります。ツインということです。

客室のつくりはわりと広い(二十年前なら、団体客を6人突っ込んでも文句はでなかっただろう)のですが、それ以外の装備が貧弱です。電話は外線がかからない(スー○ーホテルみたいだ)、当然ブロードバンドは導入されていない、PHSでのデータ通信は部屋の右側では通じず左側では受信できる、なぜか金属製の旅館によくあるタオル掛けが部屋の隅にある、そして大浴場も朝食の食堂も異常に空いている、駅からの送迎バスは僕しか乗ってない、など。全体的な印象としては増築を繰り返しながら徐々に大きくなったホテルが巨体をもてあましている風合いです。

とはいえ二泊朝食二回夕食一回付き1万4千円弱ですから『ネタにはするがまた泊まりに来る』レベルではあります。

明日は北九州新門司港19時50分のフェリーまで時間が空いています。長崎市内にとどまって昼ご飯にトルコライスを食べてから小倉行きの高速バスに乗るのも安心なプランです。ただ、佐世保から帰ってきたバスセンターで

9:00 雲仙

なる時刻表と『目が合って』しまいました。早く目が覚めたら、これに乗ってみるのもよいかもしれません。

旅行書士 理由なき反抗

旅行書士 理由なき反抗
さようなら、佐世保。
山で楽しく薮をこぎ蚊に食われ汗だくになり、今日の仕事は終わり。17時発のバス車中の人になりました。

今夜の宿は、長崎です。

この仕事でもう4回佐世保に来てますが、いまだに佐世保市街に泊まったことがありません。写真のきっぷで熊本以北のバスが乗り放題なので、平戸や西海橋に泊まっています。
で、明日も佐世保で仕事です。

高速基山で乗り換えを

高速基山で乗り換えを
九州です!

空は青く青く、雲は白というよりむしろ輝いて、木々の緑は食欲を感じさせるまでに鮮やか。
高速バスは気が向けば時速110Kmで走りJRは普通運賃より安い特急往復割引きっぷで対抗し労働訴訟のお客さまは会社側弁護士と普通に駆け引きし債務整理をうけてみれば何気ない顔して●百万円の過払い金が発覚し、脱法派遣業者の設立を企てる同業者と全国的にも高水準な支部研修を実施する同業者が徒歩圏内に混在するこの島は、魅惑のハイコントラスト・アイランドとでもいうべきでしょうか。ここで出会う人は個人法人問わずどこか『濃い』。

そんなお客さまの一人にあいに、小倉から佐世保へ向かいます。直通のバスは廃止されたため、ここ基山で小倉発熊本行から福岡発佐世保行に乗り換えます。

『説得が必要ですか?』

『説得が必要ですか?』
黄昏迫る堺東駅。ここで肩の荷を一つ下ろすことができました。

一年越しの労働訴訟の和解が成立したのです。

した、というより『させた』というべきかもしれません。期日冒頭に前回の期日で提示された解決金の1.5倍、だけどお客さまには微妙な金額、の提示を裁判官から受けて思わずロダンの考える人と化したお客さま。気まずい均衡を超法規的発言で破って廊下に連れ出します。

その後1時間20分。なんとか妥結に持ち込むことができました。

大阪南港へ行く前に、マクドナルドからインターネットにアクセスして明日の宿を予約します。少しいいところに泊まって、ゆっくりしたい気分です。

ついでに小さな贅沢を。

いつもは船内のレストランで一人では飲まないのですが、今夜は一杯つけるとしましょう。

ただいま所持金365円

ただいま所持金365円
出張しようと駅まで 出かけたら♪

財布を忘れて…

という訳ではありません。財布はあるが中身がない、という状態で、まず大阪は堺まで出かけます。午前中までに特定調停申立書一件過払い金返還請求訴訟の訴状二件を仕上げて提出したのはいいのですが、予納郵券と収入印紙をかったらお金がなくなりました。それでもコーヒーを買って、やっと落ちついたところです。

新幹線とフェリーはクレジット決済でき、大阪ではPiTaPaが使えるので実害はない、とはいえ少々心細いものがあります。

かばんを確かめたら、豊橋に送るはずのエクスパック500を投函してなかったことにもきづきました。

堺では、どうあっても郵便局にいかないといけません。

長崎へ-境界訴訟控訴審対策-

皆さんは、大阪から福岡に行くときどんな交通機関を使いますか?

普通は船ですよね。

などと真顔で言って歩くと、しばしば大変なことになります。しかしながらそれが、当事務所の常識です。普通なんです!

ま、これと比べて程度はどうか、と思うのですが、訴訟という場においてもしばしば何が普通で何が常識でなにが正しいのかは、ときに激しくゆらぎます。

さてさて明日から出張です。大阪での、和解がこじれる労働訴訟のお客さまとの打ち合わせを経て九州は長崎県へ。こちらは本人訴訟で一度敗訴した境界訴訟の、しかも控訴審の、さらに証人尋問の準備、ということで行く前からすでに頭痛が発生しています。しかしながらここは徹底した現地調査を要すると判断し、現地二泊の予定です…でも。正直言っていまから意識が遠くなってます。もともと忌避していた案件に、徐々に介入度を高めざるを得なくなってる状況がありありと目の前にあり、しかも招致に成功した証人は、先月いろいろあって僕が加入をとりやめた某合同事務所の調査士さん、というわけで。あまりにも煩雑すぎ。訴訟以外の部分が!

 裁判所に対してうまいこと専門家の判断の重要性を強調し、新たに申請する証人(土地家屋調査士)の値打ちを吊り上げ、食いつかせるところまでは成功したのですが、僕の仕事はそのお膳立てができたらおしまいだと思っていたのです。しかしてこのお客さま、無理無体な頼みごとを僕にするのが非常にうまく、気がついたら準備書面をひとつつくってあげることになっていました。完全敗訴したあとの控訴審なんですから、そこまでできただけでも大成功といいたい気分はお客さまには…おそらくわかってもらえないわけで。

そんな状況で新幹線だの飛行機だの使って高速移動などしようもんならさらに精神的に無用の負担が発生すること必至な情勢でして、ここはやっぱりいつもの名門大洋フェリー二便船の予約を入れました。いつもは下から二番目の等級である二等洋室(カプセルホテル風のベッド)を取るのですが、今回はそのひとつ上の等級、特別二等洋室を選びます。二等洋室より少し余裕のあるつくりになっており、シーツと浴衣とテレビがベッド区画内に標準装備されています。

 奮発したわけではありません。7月20日乗船分までは、二等洋室の運賃で特別二等洋室を利用できるキャンペーンが行われているからです。ふだんなら大阪南港から北九州新門司港まで二等洋室片道6880円で移動できます。7月21日から繁忙期の運賃になってしまうため、九州が梅雨明けになって現地調査が可能になるだろうこの時期に出張を設定したわけです。

 そんな奴お前だけだろ、と言ってはいけません。現実はしばしば小説より奇なる展開をたどります。この船会社直系の旅行会社のウェブサイトを最近見てたまげました。

名古屋から福岡へのツアーが設定されています。往復で13000円だとか。

 よくみると、名古屋-大阪に運行されている主催旅行の形をとったバスと船を組み合わせたもの、のようです。使ってみたいようなみたくないような微妙な費用と行程です。

 上記のとおりいろんな事情がありまして、今夜は少々複雑な気分で出張準備中。段ボール箱二箱ぶんの資料を読み返しています。晩御飯のおかずを買いにでかけたスーパーで、冷凍食品半額の表示がされていた『ちゃんぽん』に手を伸ばしかけ、思わず引っ込めました。

 どうせ明後日になれば、現地でいくらでも食える(笑)

 明日の日程もやや立て込んでいます。岡崎・金山・一宮に書類を出して回らねばならず、残念ながら名古屋から新大阪までは、新幹線での移動を強いられることになりました。お客さまにはいつもより二千円高い出張旅費を請求しています。

 といっても、名古屋-大阪往復で交通費日当込み一万一千円ちょっと、というのは業界内では安い部類、のはずです。名古屋-福岡往復で三万円、というのも?

 そういえば来週はたぶん東京への出張を設定することになります。こちらは往復一万円になるはずです。

 それが普通で、それが常識です。この事務所の。

会長先生三態

 昨日の研修は、僕がしゃしゃり出る必要もなく無事に終わりました。

さてそうすると…例の名札(昨日の記事参照)に書かれた

旅行書士

鈴木慎太郎

というのはただの正体不明人物のまま終わってるわけで(爆)

ほかのひとたちの名札は、赤字の部分は所属の会が書いてあります。つまり地名が。

ひとり僕だけが所属団体不詳のまま懇親会に出席です。ホテルのバンケットルーム内のテーブルも当然所属会ごとに分かれておりまして、住所不定挙動不審の僕はさてどこに行ったらいいのやら?

尋ねてみたら地理的所属団体たりうる愛知会と、今回関与した三重会のどれかのテーブルに行ってよい、とのことでしたので…三重会のテーブルへ。いっそあちらで賛助会員かなんかになれないの?って感じです。

とは言いながらもこのブログを書いてるかぎり、僕が当日そこにいたことは愛知県内の司法書士さんにも当然バレてるわけで、一応名刺をもってご機嫌伺いにまいります。愛知会のテーブルに。事情をしらない何人かの先生方の目を点にしてきました。そりゃそうです。

  • 所属団体不明の人間が
  • 所属会とは関係ない名札を付けて場内を彷徨し
  • しかもそいつは名古屋市の人間で
  • 社労士と司法書士の名刺をもってる自称(というより、自他ともに認める?)旅行書士、ではね。

おかげで諸先生方の反応は結構くっきりと分かれてきます。

  • 楽しんでくれる一群と
  • そうでない一群に。

なかでも思いっきり淡泊な反応をいただいたのは現在の愛知の青年会の会長先生でして、このひとも社労士司法書士の兼業者ということでもう一人の兼業者さんに頼んで紹介してもらったんだけど…

お時間を無駄に使わせてしまったようです。

ま、いいか…どーせお話してもらった時間は10秒未満だし(失笑)

とりあえず愛知県内の同業者さんからは向こう当分のあいだ、目をつけられずに暮らしていけるんだろうな、という感触は得られたのでよしとしましょう。

岐阜の青年会の会長先生とは、期せずして二次会で隣の席になりました。こちらは大変ありがたいことに会話が続きます。年齢の差もあるのでしょうが、両者を比べて

初対面の人と当たり障りのない会話ができるか否か

というのはそれ自体、一つの能力だ、と改めて納得しました。

さて三重の青年会の会長先生には、今後の労働社会保険研修分野への関心如何をお聞きしてみたかったのですが残念ながら時間がありませんでした。

今回の研修のお題は労働者派遣だったのですが、肝心なのは

労働相談が必要な人は、多くの場合、労働相談の相談者のかたちをとって現れない

ということで、あとは個々の先生方が債務整理や離婚や相続対策のお客さまが権利の上に寝ているものをどれだけ叩き起こせるか、にかかっています。この三会の先生方がどれだけの見識をお持ちなのか、僕は幸か不幸かそのどれにも正式には所属していないボヘミアンとして、中部ブロックの各会の動向を注目しています。

これはすごいぞ、三重県会

これはすごいぞ、三重県会
やられました。
というより、負けました!

研修会場にいったらこんな名札が用意されています。三重の司法書士さんはだいぶアタマの柔らかい人がそろってるようで、素敵な先制攻撃を受けました。

このぶんだと懇親会も楽しいことになりそうです。

さ、いまから始まります。

五人のお客三つの期日

先月来、当事務所でパートタイマーとして就労されている補助者さまは、どうやら幸運を運んでくるタイプのお方のようです。

勤務開始と同時に彼女に渡したのは15年ほど続いた取引履歴。今でも地下鉄車内に、女の子がカエルさんのぬいぐるみを抱いている広告を出してるあの会社です。つまり過払い金は『返ってくるよ』ということで。

しばし端末に向かって作業が続きます。ちなみに彼女のオペレーションデスクは12畳のLDKにおいてあり、僕の机は隣の6畳の部屋にあって、見比べると本職のほうが見劣りがするようなしないような…ややあって彼女が叩き出した過払い金

1●●万円(おお!)

  • 無邪気に喜ぶ、司法書士。
  • 結構冷静な、補助者さま。

「先生は過払い金が発生すると嬉しそうにしますね」とは彼女のいたって客観的なコメントです。そりゃそうです。これが労働訴訟なら弁護士と一年叩き合って8割取れれば結構さまさまなものを、過払い金返還請求訴訟なら訴状出したと同時にこっちが勝ってるわけだから。やっぱりそういうご依頼も…欲しいです!たまには!

もちろん過払いでないご依頼も粛々と進んでいまして、僕は6畳の部屋で初代Pentium200MHzのPCを使って勤怠時間の校正を、補助者さまは12畳のLDKでPentiumⅣ1.8GHz搭載機を使って取引履歴の入力と訴状の作成をしているあいだに、各地の裁判所で延べ三件の期日が入りました。特定調停二件と、相談で関与している賃金請求訴訟です。

これらのうち、ちょっと個性的な展開をとったものがあります。

ひとつは賃金請求訴訟。労働訴訟ではあんまり見ない、というより僕の事務所では初めての、

請求の認諾

がありました。よって後日裁判所からくるのは、請求の認諾調書ということになります。事案の性質上、お客様が和解に応じるのかどうかは結構気になっていたのですが…どうやら裁判官&司法委員の苛烈な抵抗を乗り切って和解より判決を志向し、でもどうあっても判決を書きたくないということなのか(訴状の出来に問題はなく、被告会社も争う姿勢はない)、根負けしたらしい裁判官が被告の社長に請求の認諾の意思を確認して陳述させて口頭弁論終結、となったようです。

傍聴行きゃよかったかも!

とはいえ後悔先に立たず。お客さまには送られてくる認諾調書の写しをもらうとしましょう。このお客さまが相談にこられたときに、僕はお客さまに『裁判所側はいかに執拗に和解を勧めてくるか』を念を入れて説明しておきました。

それが和解に応じさせるための説明か拒否させるための説明かは、ヒミツです(笑)

もうひとつは特定調停。お客さまから来たメールに思わずひっくり返りました。ある意味で当事務所初というべきそのメール、内容をみるとそのお客さまは

なんだかとってもいい調停委員&裁判官に恵まれたようです。これはすごいぞ、大阪簡裁、というべきでしょうか?

実は今まで、特定調停を申し立てられた人の感想として

  • 申立書を持っていったら窓口で説教された(愛知県)
  • 調停委員にいきなり自己破産をすすめられた(京都府)
  • 引きなおし計算前の金額を基準に申し立て書類を検査され、調停不成立の可能性ありと脅された(三重県)
  • 某東海地方ローカル都市銀行系列のカード会社のみ異常に対応が遅く、そいつのせいだけで期日が一回無駄になった(愛知県)
  • 引きなおし計算後申し立てをしたら、途中で完済しており取引が分断していた期間の扱いをめぐって交渉が決裂した(広島県)
  • 申立書の書式をくださいと窓口に行ったら、僕自身を申立人だと間違えて奥の相談ブースに連れ込んだ(名古屋簡易裁判所!)

などなどなどなど、どこかで何かが発生し、何事もなく終わってくれれば万々歳、という印象があったのに?

なんだか今日大阪簡裁に行った僕のお客さまは、とても親身な対応を受けたようなのです。おかげで申し立てを計画した僕まで感謝されているのですがさて身に覚えがありません(苦笑)

まぁ、とりあえずはこのお客さまの幸せと経済的更正を祈っておきますか。守秘義務に制約される諸々の事情を考えると、このひとなら大丈夫だと思います。

労働相談だと思ったら…?

この事務所には、実にいろんな人が労働相談に訪れます。最近はやりの『名ばかり管理職』の皆様から代表取締役だった人・現に取締役の人、正社員・アルバイト・労働契約がないという主張が会社側からでてきている人、公務員・団体職員・会社員・派遣社員・キャバクラ嬢そのほか水商売のお姉さま方などなど。

相談者の職種が僕にとって珍しいものであればあるほど、当然ながら

僕にとって勉強になる

と、いうことになります。相談するふりして業界の裏話を聞くのに大部分時間をさいてみたり。そんな労働相談のお客さまのなかでも、先日特に勉強になる方がいらっしゃいました。彼は

大手商工ローンの元支店長

どことはいいませんが、あの会社です!僕にいわせればあの会社に数年在職できるだけでもかなりの意志と体力と能力がないとダメなはず。つまり彼は、きっと会社の中では有能な人だったはずです。

相談前の問い合わせフォームからの送信内容では在籍会社がどこなのか見えていなかったのである意味不意を突かれました。しかし興味はある分野です(もちろん過払いを中心に)。そうした中でお客さまが、さしたる気負いもなくつぶやいたことには

過払い1千万2千万あるお客さんなんて、いくらでもいますよ本人が知らないだけで

なるほど確かに、過払いは消費者金融だけの話でクレジットカードのキャッシングは関係ないと思い込んでるお客さまも時折いますもんね。司法書士でも簡裁代理権の壁にさえこだわらなければ(つまり、本人訴訟支援に徹すれば)ある程度積極的に受託すればいいのに、と思えてきます。現にそうしておいでの人もいます。

さらに妄想。

つまりこうした会社の元支店長、というのは潜在的な過払い金債権を持った人のデータを佃煮にするほど持ってるわけで…?

そうした人がなんらか会社に悪意を抱いてデータを流出させた場合…?

会社側からみれば億単位の損害(もちろん、利用者側から見れば過払い金の返還請求という、正当な権利行使ですが)を与えることは極めて容易に見えます。こ、怖いかも…

そんなこんながありまして、その相談は大変いい経験になりました。ありがたいことです。

ところで、先月起こした過払い金返還請求訴訟のなかに、ライフに対するものが複数あります。

そのうちの一件が、あの会社が会社更生法の適用を受ける以前のもの。この四月にその論点で、ライフへの一斉提訴がなされたことはアイフル被害対策全国会議のウェブサイトで知っていました。ただしこれとは関係なく、少し遅れてついていく、そんな感じで実は提訴を遅らせてあったものです(笑)

さてこの事案、お客さまには『やらなければ絶対勝てませんが、もしやってみて勝ったら利益があまりにも大きいのでやってみませんか?』と説明をしています。その点では、提訴に抵抗がない(代理権がないから裁判外和解ができないという理由がある)うえに、労働事案のやりすぎで『とにかく相手を殴ってみる』という選択へのハードルが低い司法書士に担当されてしまったお客さまのこの決断が…吉とでるか凶とでるか、興味深いところです。

しかしながら。図らずも新たなトレンドを作る活動に参加してしまっていることになりかねず、うっかり妙なタイミングで負けたら見たこともない同業者さんたちから恨まれかねない、そんな気もします。少なくとも、先行している一斉提訴の動きはよく注意して見ていないといけません。

少し背中が寒い、夏の夜、です。

わたしも!あなたも?『起業●●』


正直にいうともともと私はおカネに執着するタイプではない

金銭感覚は人並みにあると考えているが、ガツガツ儲けようという気持ちは薄いように思う。それよりも、カッコつけるわけじゃないが、「志」を大事にするタイプだ。


などと僕の事務所を紹介したら、純朴な読者さんたちが何人か真に受けるかもしれません。でもこれは僕の言葉ではありません。今日紹介する本の一ページからの引用です。(『起業バカ』渡辺仁 著 光文社 2005年)

今日は久しぶりに、本をおすすめしてみましょう。タイトルの●●のなかには、上記のとおりあまりにも身も蓋もない一言が入ります。

世の(諸々の国家資格での開業を含む!)起業志願者さん・起業まもない経営者さんたちには是非一読しておいてもらいたい『起業の失敗』の赤裸々なカタログ、というべきこの二冊。僕は冷や汗をかきつつも笑い転げて読みました。ただ…

この本に載っている

  • 営業力不在の開業も!
  • 資金ショートの発生も!
  • 怪しい奴らの誘惑も…!

た・し・か・に!

僕も経験させてもらいましたよ先月までに(大汗)それらを知った今だからこそ、この本を実感を込めて推薦できるというべきでしょうか。もちろん本書の著者も、起業して失敗した経験者です。年齢としてはちょうど私が司法書士試験合格後に初めて就職した土地家屋調査士行政書士事務所の雇用主と同じ年代での開業と破綻の道をたどったようですが、その過程で発生した

  1. 営業力不在の開業
  2. 怪しい取引先の出現および依存
  3. 手持ち現金の払底
  4. 本業以外に脱線しての金策
  5. 家族関係の崩壊

という一連の過程は…僕が昔補助者として、一宮市の片隅の某零細事務所の一室で見たそれにどこかで似ています。安易な起業に大事な退職金を突っ込もうとしている団塊の世代の皆様には必ず読んでほしいものですね。

 特に、フランチャイズでの起業がバラ色の道では決してなく、時として、あるいはかなりの確率で、地獄の門をくぐることになりかねないことをさまざまな実例をもって描き出している点は大変すばらしいです。

もしお知り合いに、誰かFCでの開業をお考えの人がいたら…

  • だまって優しく、この本をプレゼントしてあげましょう(爆)
  • おそらくは一生感謝されるはずです(笑)

しかしながら法律関係者として本書を読んだ場合、不利なFC契約から抜けられずに自らと自らの家族を精神的経済的に追い込んでいるひとたちの潜在的な数に思いを致して慄然とさせられるものがあります。個人事業主の破産申立はできるようにしておかないとまずいかな、とも。

ところで。

冒頭の引用は、以下のように続きます。


だが、いまはっきり言う。これは起業家として致命的な欠陥なのだ、と。カネに執着し、欲を剥きだしにし、人を押しのけるほどの気迫がなければ成功なんて覚束ないのだ。


これまた身も蓋もない、のですが、ウェブからの集客にご依頼の95%以上を依存しており、そのウェブの世界は至る所で石が流れて木の葉が沈んでいる、そうした立場で見てみると、事業の形態はともかくとして上記の『気迫』はないとまずいんだろうな、ということもわかります。すでに労働関係のキーワードでPPC広告を出している弁護士・社労士事務所も出現してきており、その傾向が弱まることは決してないはずです。もちろん儲け一辺倒に転ぶつもりはない、でもそうした意図で集客をもくろむ有象無象に負けるわけにもいかない、この事務所の立場はこれからも微妙で難しいものであり続けるだろうな、と読了して溜息をつきました。

ま、当事務所の存亡は、さいきん不当利得返還請求訴訟の訴状が起案できるようになった素敵な補助者さまにかかっていると…そういう理解でいいんですよねぇ?

冗談はさておいて。彼女の奮闘によって僕に与えられる時間のつかいみちを誤ると、僕も起業バカの一員になるはずです。くわばらくわばら。


最後に、今日はw-19さんからコメントをいただきましたので業務連絡です。同業者さん以外の人にはわからない文章ですがご容赦ください。さてお気づきの通り

  • 僕は当日開催の研修の講師では『ありません
  • さらに僕はぜんせいしにも、しょうわかいにも『入っていません』(検索エンジンが妙な形で捕捉しても困るので、ひらがなで表記します)

・・・じゃぁお前は何しに四日市までいくんだよっ!とお思いでしょうが、偶然の一致でも何かの抗議行動(いまだったら洞爺湖にいくべきでしょうな)でもありません。

 まず今回四日市で泊まるのは、もちろん同日四日市で開催の中部ブロックでの研修に関与するためで、ミッションとしては12日に登壇して労働者派遣に関する発表をするさんせいしの司法書士さんたちの『支援』です。

支援の程度と内容は…まぁ当日の状況で柔軟に決まってくるのではないかと。講師陣がある程度鋭い質問の矢面に立たされてしまったような場合に、有効な支援をおこなうことを期待されているようです。このブログにも少数ながら安定して存在する、戦史や軍事に詳しい読者さんには『地上部隊に直接協力する航空部隊のような役割』をもって展開すると言ったら理解がはやいかと。脅威がなければなにもせずに終わります。

たまたま三重県会に知己があった関係で、県境と所属団体の枠を飛び越えての参入(乱入?)になりますが、まぁこれはそうなった理由を知ってるひとたちに引き合わせてご説明しますよ。僕は当日の研修のみならず、懇親会も楽しみにしています。急転直下のご参加もよろしいではありませんか?

三日間で7つの期日

 ここ何ヶ月か、不動産登記をやってません(号泣)

 ↑軽~く同業者さんの失笑を乞うてみたいところです。裁判事務が中心の我が事務所でも、不動産登記は歓迎の仕事なので。

 ではその裁判事務というのはどんなことをやっているのかといいますと、僕は簡易裁判所における代理権を持っていないので

  1.  期日1週間前に出しているべき準備書面等書類の作成
  2.  期日直前および直後の打ち合わせ
  3.  事案により、傍聴または裁判所廊下での即時待機

 こんなことをしています。訴訟代理をしないことで、逆に同じ時間に違う裁判の期日が入っても、お客さまが対処してくださるために僕には支障がないことが多いのです。

 それでも。今週月曜日から今日までの三日で、延べ7件の通常訴訟の口頭弁論・弁論準備の期日が入って大変にぎやかなことになっています。去年の今頃なら一ヶ月ぶんの仕事量です。

場所はいろいろです。関東から関西から県内から隣県から。

事案もいろいろです。過払い金返還請求あり基本給の請求あり管理者の割増賃金請求あり現場労働者の割増賃金請求あり労働者性を争うものあり、第一審あり控訴審あり、と。

そしてなにより、経過もいろいろです!一年ぶりに出た欠席判決♪(退職後の賃金の請求のため、賃確法6条所定の年14.6%の遅延利息が全力で請求できる)あり和解に代わる決定あり和解に向かってなだれ込んでいくものあり和解がこじれて戦闘続行となるものあり、と。

とりあえず終結したものと終結に動くものが4件あり、それらの内容は満足できるものなので今年の秋は少~しだけふところが温かいかな、と期待してみます。今週はあと1件、今月は、さらにあと6件期日が入っており、実は当月の仕事の半分がたまたまこの三日間に集中した!というだけです。今週から来週にかけては比較的余裕があるので、少々遅れ気味の割増賃金等請求訴訟の訴状を一気に作ってしまわないといけません。

ところで、その訴状を出したあとになりますが来週関東方面へ臨時の出張を設定することになりました。同方面で出張相談をご希望の方、いらっしゃいましたらその日は交通費の起算点を『東京駅から』にします。

ご応募が無い場合は…夏休み前に鉄道博物館に行ってしまう予定にすり替えるとしましょうか。

何かを探して どこかに行って

Hbus001_2

先週は高速バスで諸方をさまよってきました。今年上半期はいろんな人のいろんな思惑に応じようとしているうちに自分を失いかけた気がしまして…

学生時代のスタイルで旅をしてみよう、と思ったのです。で、これ。

言ってることには若干の情状酌量の余地がありそうだが実際にやってることはかなりひどい、ということになっています。きっぷの左側は実績として乗った日と便名・路線名、乗車区間と発券処理をおこなった場所が書いてあります。15回ぶん。

 結局この記入欄ではすまなくて、出雲市駅のスワロートラベルで継続用紙をくっつけてもらい、『6/28 みこと 出雲~広島』と記入してもらっています。6月23日から28日までに乗った路線は会津若松から広島まで、夜行バスは6月25・26・27・28の4連泊(昔は列車でやったものです)、6月26日以降は一日の大半をバスに乗って過ごす、という大変楽しい旅になりました。ひさしぶりにお腹いっぱい、という気分です。最後の行程で6月28日高松発名古屋行きのオリーブ松山号の運転士にきっぷを見せたら彼がぼそりと

・・・すごい

とつぶやいたのは、まぁしょうがないかな、と。欲望のままに六日間やりまくったらこうなったわけで。

でもおかげで道中いろいろな事を考えることができ、しばらくぶりに落ち着いて仕事にあたっています。忙しいですけれどね。もちろん仕事のほうも首尾よく進みまして、今日で今回の旅行中に起案した書類を全部出してしまうことができました。

さてさて、お腹一杯の余韻が消える間もないうちに明日は関西の某地裁支部まで出張です。合議体の裁判長から

司法書士をつれてきてください。

と呼ばれているという事案がありまして。ご指名ならばありがたくお受けして、弁論準備期日でも和解勧試の席にでも同席させていただくことにします。

コンプライアンス上強調しておきますが、僕の場合は地裁の訴訟でも簡裁の訴訟でも、自分から積極的に発言や同席を求めて行動することは一切ありません。じゃあどうするか?というと、少なくとも労働訴訟では

  1. まっとうな裁判書類を作り
  2. 敵対側は準備書面なり反対尋問なりで適度に蹴散らし
  3. 傍聴席や廊下で嬉しそうにしている

→と、裁判官のほうから

司法書士さんですね?

とか何とかお声がかかる、そういう塩梅になってます。で、呼ばれればやむを得ず協力すると(苦笑)あくまでもやむを得ずってことで。地裁も支部だとだいぶ柔らかいのか、いままでに弁論準備期日で何故かしゃべってたり和解の際の説明をお客さまと聞いてたりするのは全部、支部です。本庁ではそうした配慮をうけたことはありません。何か違いがあるんでしょうかね?

まぁ、何であれいい経験です。楽しみに行ってきます!近鉄特急で!

~原告との同席が楽しみなのか近鉄特急が楽しみなのかどっちだ、とおっしゃる?そりゃ決まってるでしょう(笑)

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