デフォルト 発生!
時の勢い、というのは確かにあるものです。いろんな波乱に次々見舞われて迷走する時期には波乱が次々に起きるし、その波乱の収束過程で債務整理から急速に労働事案中心に回帰しつつある現状でまた一つ、債務整理から遠ざかるきっかけが起きました。
- 約定した分割払いでの報酬の支払いがされないのです。
- しかも分割第一回目から。
- さらにいえば、依頼そのものが始まってから第一回目の支払いまで実に2ヶ月半の猶予期間を設定したのに。
ぶっ倒れそうです。
しかしなにが一番気に入らないかって、僕が合同事務所を持つことになりかけた移転先の非司法書士さんが僕に向かって
そんな(呑気な)支払い条件にしたって、支払わない奴は支払わないよ(だからもっと厳しい条件でさっさと代金回収しろよ)
と再三再四にわたって僕に言ってきており、その言い方自体も嫌だったんです。
それが実際に発生した、というのがどうもいけません。その非司法書士さんもまだ時々当ブログをみているふしがあるのでこの場を借りて
すくなくともここでは、悔しいですが私はあなたに負けました
と申し上げます。そう、お商売のセンスという点では、僕はその人に到底およびません。まじめに良心的にやったって余計な争いごとにはどんどん巻き込まれるし、儲からない依頼は片っ端から●テラスに流したって家一軒ずつ毎年買えるだけ稼げる、この理不尽さに思わず笑ってしまいます!
実際のところ、過払いバブルに踊って顧客を選別する●●士・●●書士にもそれに便乗する有象無象にも、そして無料相談やら報酬分割払いの権利だけをカタログショッピング的に比較するのにご熱心な未来のお客さまたちにもちょっと腑に落ちない、というより非常に腑に落ちないものを感じており、今回の一件でさらに考えさせられました。
ですが!
明日からの出張は、佐賀・広島で債務整理のお客さまとの打ち合わせ。実はそれが最大の目的です。ちょうど今回払われなかったお金が宿泊費の足しになるはずだったのに、と思うと一層フクザツな気分です。
とりあえず、明日はまず労働訴訟のお客さまと大阪南港で打ち合わせです。こちらのお客さまもいろいろあったようですが、まずは少なくともカラダが元気であればよし、とします。
あまり多くを期待しなければ気楽でいられる、とわかっていてもなかなかそういう境地にはたどりつけません。やれやれ。
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ほんとにねえ。
ちょっと前にも、腰を二重にも三重にも折って、やっと3千円の36回払い、将来利息ゼロの分割払いの和解に漕ぎつけたというのに、しょっぱなから遅延するわ、翌月も忘れるわ、という方がいました。(何で 借りてもいない私んとこに、サラ金の取立がくるんだ!)と思いながらも、電話口でヘコヘコ謝って、債務者に連絡を取ります。「せっかく無利息にしたのに、たった二月で、遅延損害金が付いちゃったじゃないの、ガックリだよ。他の会社も次からは遅延利息をつけるっていってるよ!・・・うちの報酬はあとでもいいから、和解の分だけはしっかり払ってね・・・」
かくして、事務所の不良債権が増えていきます。
投稿: | 2008年6月21日 (土) 22時10分