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この本をおすすめします

 今月から、当ブログで新しいカテゴリーを増やします。僕が読む週数冊の本のなかで、仕事にかかわるものを中心に役に立ちそうなものをご紹介していきましょう。

 その第一号は『勝てる!?離婚調停』です。サイドバーをご覧ください。

・・・って何でそれ?

 と突っ込みを食らうのはもとより承知です。表紙にカバーをつけないまま地下鉄の車内で読みふけっていたら、向かいのシートに座っていた二十代後半のカップルが

それはそれは不幸な人間を見る目をして

僕のことを見つめていました(爆)やれやれ。

さてこの本、僕は買ってません。というより、当ブログではこの本を『買え』という趣旨での紹介をする気はあまりありませんし、この本を買うこともおすすめしません。愛知県立図書館にありますので、愛知県民ならば図書館相互間貸借をつかって地元の図書館で借りることができるはずです。もちろんアフィリエイトではありますから、ここから入って買ってもらえればうれしいですが。

この本については、カスタマーレビューでかなり辛い評価がついています。ごもっともで、表紙サブタイトルの『年金分割完全対応版』とあるのに釣られて買ってしまうと間違いなく後悔します。勝てるかどうか、という思惑に釣られてもダメ、でしょう。

では何がよいのか?

  • 本書第5章 調停の申立てから進行まで
  • 第7章 調停委員とのやりとり

に示されている調停委員達の、時には無神経・あるいはかったるい・そして多くの場合当事者の怒りといらだちを呼ぶあの言動の数々の描写が、文字通りたまらないのです!

つまりこの本は、離婚・養育費・慰謝料・財産分与・子供の親権者など、離婚に関する家事調停を申し立てる前の人が調停という手続きに過剰な希望をいだかないために、あるいは、なにも知らないまま一人で期日に乗り込んでがっかりしないために是非読んでおくべきものであって、その限りで実に貴重な良書と言えますが、それ以外のところは特にどうということはありません。しかし、その部分ではほんとうに貴重です。ゆくゆくは当事務所に一冊備置して、

家事調停ってのは大体において、こんな目に遭うもんです

という説明に使おうかと考えてみたりします。この描写の濃密さは、本書の筆者が離婚調停経験者であることが当然影響しています。

繰り返しますが、この部分以外はあまり真に受けないほうがいいと思います。割り切って読めばとても役に立つが、読み方を間違えるとどうしようもない、そんな感じです。ご興味のある方は、まずお住まいの県内の公共図書館に備置してあるか、最寄りの図書館に無くても相互貸借で借り出せるかどうか、を検討してみてください。

ただ、家事調停を扱う司法書士事務所には…

おすすめかも、しれません。

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