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2008年2月

FIVA102 改善! -バッテリー編-

この記事は2月22日付『FIVA102 復旧! -バックライト編-』の続きです。

さて28日の木曜日に、ベイサンからリフレッシュされたバッテリーが帰ってきました。ヘタったバッテリーの内部のセルだけ取り替えてくれるこのサービス、僕のバッテリーは1万円ちょっと。当然ながら純正品の新品より安く、三分の二ほどのお値段で済みます。この会社を選んだ理由は特にないのですが、結果的に正解だったようです。気づいたことは

  • 案外綺麗な仕上がりです。もとのバッテリーの外殻を切断してセルを交換するため、いわば開腹手術の痕が気になっていたのですが、ほとんど見えません。もともとのバッテリーが持っている継ぎ目をうまく使って切ってあり、目立ちません。
  • 交換前より公称の容量・実際の満充電容量とも増加しました。交換前は公称(定格)1500mAh、充電回数283回で実際には1183mAhだったところ、交換後第一回目の充電では公称2250mAh、満充電2250mAhを表示しました…が?使用中にいきなり表示が変動し、公称2250mAh、満充電1625mAhに落下(汗)
  • 驚く間もなく再充電後、今度は満充電1766mAhに増加しました。さらに充放電を繰り返すことで、値が収斂していくもののようです。上記1625mAhの表示の状態で、LCD輝度最大・HDD回転のまま放っておいたら2時間ちょっと運転してハングアップしました(爆)目を離してる内に発生したため何が起きたのか不明ですが、電源切ったら160MBに増設したメモリは認識しなくなるわLCDはバックライトが消えるわ、もう偉い目に遭いました。まぁ、これはバッテリーよりはPCのハードウェアそのものに嫌疑ありとすべきでしょう。

さしあたり認識しなくなったメモリは引っこ抜いて接点を、中学生のころに買った特殊接点復活剤コンタクトZでガシガシ磨いて再装着、バックライトが消えたLCDはいったんパネルを分解後、インバータに接続されている給電・制御用のコネクタとフレキシブルケーブルの接点を、先日名古屋法務局内印紙売捌所で交付をうけた新型特殊研磨紙コンタクトRでしこしこ磨いてこれまた再組み立てしたらなんとか完全復旧してくれました。これらはいずれも、偉大なるB級テクニカルラボ『今日の必ずトクする一言』ウェブサイト所載のものです。今回特に、新型特殊研磨紙コンタクトRの素晴らしさを痛感しました。いいぞ!名法窓口サービス(笑 これは愛知県内の法務局利用者しかわからないネタだ…)

 そんなこんなで現在、バックライト(冷陰極管)を自力で交換しバッテリーはリフレッシュサービスに出して事実上新調成ったる我がFIVA102、いよいよ今次改装における最後の工事を行います。上記『今日の必ずトクする一言』では『ゼロスピンドルパソコンは超石器時代の夢をみるか?のナゾ』の項に詳しい、パソコンからハードディスクを取り払ってシリコンディスクにしよう、という作業です。

 本当なら昨日の夜実施する予定だったのですが、昨晩18時から21時までに配達時間を指定した飛脚が22時45分に疲れた顔してやってきたため(だから飛脚急便は嫌いなんだよ)本日実施にずれこみました。これから少々夜更かしをして、作業にかかります。

関西方面日帰り出張

関西方面日帰り出張
ここしばらくブログを更新する間もない状態でした。ホワイトボードに並んだ用事を軒並み片付けて、今日は堺まで行ってきます。
揖斐川を渡るアーバンライナーはそろそろ学生さんの春休みということなのか、我が2号車は8割ほどの乗車率。いつもより混んでいます。これからしばらくの間は、高速バスなんかも注意して座席確保に努めるようにしないといけないな、などと思いながら、鈴鹿までやってきました。薄日はさしていますが、降る気満々の雪、です。

就業規則という名の空証文

 少々困っています。割増賃金の計算で、です。まぁ最終的には楽しい話で終わりそうなのですが。

 さーて、あるヘタレ会社では従業員を以下の条件で雇用しています。ちなみに契約書・雇い入れ通知書は『ありません』

  1. 定休日は週1日(いきなりキナ臭くなってきましたね)
  2. 拘束時間12時間、実働時間10時間が事実上の所定労働時間
  3. 場合によっては上記から2時間程度の残業あり
  4. 常用従業員数は10名を超え、変形労働等の定めはなし
  5. 賃金はすべて月給制

・・・さてこの相談をうけたときに、そもそも労働契約上の所定の労働時間がわからないままでした。しょうがないので労働基準法第32条第2項の上限値である、1日8時間を採用して賃金計算をやってたら・・・

 今になって就業規則を持ってる労働者が見つかった、とのこと。ここでマフィア映画なら

 そいつを生かして奪ってくるか殺して奪ってくるかどっちかしろ、今晩中に

 という指示を飛ばす局面ですがそこはそれ、なるべく穏便に拝借つかまつるようお願いいたしておきます。そりゃもう穏便に穏便に(ぐふふっ)

 苛烈だったかどうだったかわからない指示をうけてお客さまから、とにかくその日のうちに就業規則が届きます。労働時間をみてみると

  1.  拘束時間 10時間
  2.  休憩時間合計 2時間15分

げ、げっ!ってことは実働7時間45分?実情と全然ちがうじゃん!

 まぁ実情がどうであろうが規定として存在しておれば、裁判所ではそれに頼ってかまわない、というのが労働基準法や就業規則の偉大なところではあります。よって今回もそうします。

 割増賃金の計算手法を定めた労働基準法施行規則第19条第1項第4号はあくまで『年間の(各労働契約や就業規則でさだめた)所定労働時間の平均』でもって割増賃金の算定の基礎となる通常の労働時間の賃金を計算するよう命じています。つまり所定が8時間より短い契約条項や就業規則の規定があるならその時間数を使ってかまいません。というよりそうすべき。本件ではその結果、年間所定労働時間合計は短くなるので{(月給額)÷(年間所定労働時間÷12)}で表されるところの通常の労働時間の賃金が…あがってきます。3%ほど。

たかが3パーと笑ってはいけません。消費税より少ないけれど所有権移転登記の登録免許税より多い(笑)この料率、特に本件事案では僕が受け取る裁判書類作成開始時の料金に匹敵する金額です。ホラ、無視できません。

 しょうがないので再計算してみます。今晩も…眠れない夜になりそうです。はぁ(溜息)

割増賃金計算完了!

 久しぶりの大仕事が終わりました。労働者4名分延べ80ヶ月分の勤怠時刻を入力し割増賃金を計算せよ、というご依頼です。本来なら21日までの出張中に終わっているはずだったのですが、いつも出張時に携行するサブノートPCのバックライト切れというアクシデントに見舞われたため今週末まで作業がずれこみました。所定のフォームに出勤時刻と退勤時刻をひたすら入力するだけ、というこの単純作業、いずれは補助者さんにやってもらうべき筋合いのものだとは思います。いまはまだ一人で右腕をさすりながらテンキーを打ち続けています。

 さて今月からウェブサイトに掲出している求人(補助者)募集のページですが…

一部お客さまに馬鹿ウケのようです。いやそういう狙いではあるようなないような…一部ではすでに同ページ、このブログと同じようななにか楽しいコンテンツだと誤解しておいでの方もおられます。お客さま方曰く、

  • 一体どんな奴が応募してくるのか楽しみだ(東京)
  • 面接だけ手伝わせろ(名古屋)
  • 茨城県南だったら応募する(茨城)

などなど(カッコ内はお客さまの所在地)、まぁ一言でいってどーでもいい温かいお声をいただいています。さすがに、この事務所のノリが理解できる人はこの世にそう多くはないはずなので、あとは職安に素知らん顔して普通のパートさん募集の求人をだすとしましょうか。

FIVA102 復旧! -バックライト編-

「きれいだ…」

想い人との初めての夜にもハテ言ったか言わなかったか(記憶にございません)、とにかく万感の思いを込めて言ってみます。

今日は週末、金曜日の夜更け。34歳独身男性彼女なし自称旅行書士の僕の目の前に、いま端然とたたずむのは

バックライトの復旧成ったばかりの、当事務所のサブノートPC。CASIOのFIVA102です。平成13年に中古で買った本機は、高さ70cmの机の上から落っことしてもどうもしない堅牢さと1kgを割り込む軽量、コートのポケットなら入ってしまう小ささを備えつつ、普通にブラインドタッチができ訴状も書ければ登記申請書だって作れるWindowsマシンとして八面六臂の大活躍を見せてくれていました。

それが先々週の出張で東京からの帰路、高速バスの車中でいきなり

画面が真っ黒になったのです。

入力用のデータの山を抱えて僕の頭は真っ白になったのですが、車内の読書灯を使って画面をよーくのぞき込むと、なにか表示が見えます。つまり、バックライトの異常です。あと5時間早く逝ってくれれば、秋葉原で冷陰極管(バックライト)を仕入れて帰ったのに!

ただこの気まぐれバックライト、電源を再度投入すると数分~十数分間は生き返って表示します。完全に死んだわけではない模様。一方で、出張の予定はタイトに詰まっています。

えーい、ままよ、とばかりに今月18日から21日までの出張に連れ出して無理矢理仕事を続けます。そのうちにバックライト用インバータのあるらしいあたりから

ジジジ…

などと怪しい音が聞こえて来る始末。出発前に発注をかけておいたため、出張が終わって帰ってくるまでに交換用の冷陰極管の配達があったのですが、交換作業を今晩実施していたところなのです。この週末の夜に、一人で(笑)

本機の冷陰極管交換はすでにいろいろな方達がウェブサイトで解説しているので省略しますが、書いていない注意点として

  • 冷陰極管は長さ150mmのものを購入すると、余計な加工が要りません
  • 今回はaitendo@shoppingのサイトで直径1.8mmの冷陰極管を調達しましたが、交換前より表示が若干青みがかるようです。
  • 液晶画面に向かって左側の冷陰極管にかぶせてあるL字型のゴムは交換にあたり切断を要しますが、内角側(90度に曲がっている側)を切断し270度角の外側は切らずに残すようにすると、たぶん元に戻しやすくなります。

作業時間は、分解-ハンダ付け-組み立てまででだいたい2時間。この時間と冷陰極管1本1500円で向こう数年幸せにこのPCを使えるなら安い、と言いたいところですが…

  • いま、本機のバッテリーをベイサンに入院させています。バッテリーの中のセルだけ交換してリフレッシュしてもらっているのです。
  • あとは、ハードディスクをコンパクトフラッシュに置き換えてソリッドステート化(モータで回転させる円盤から磁気を読みとるハードディスクを撤廃し、CFやSDカードに置き換えること。モータが無くなるので静音化・省電力化、高速回転する円盤が無くなるので堅牢化が図れます)を、今月中に実現する予定。

 どうせならこの際、一気に改装工事を実施しよう、と考えています。ですがこのソリッドステート化に、さらに1万円程度かかってしまいます。合計2万5千円といったところでしょうか。一昨年の時点で改造したメモリを使ってメモリ容量を160MBにしており、このために購入したメモリが確か5000円ほど。7年前に79800円で買った本機に、なんだかんだで3万円ほど投じていることになります。

ところで今日、法務局からの帰りに寄った大須で…ASUSのEee PCが49800円で売られていました。こいつだったら出先でオンラインで不動産登記の申請できるよな、と心動いたりもします。

伊勢市に寄って帰ります

伊勢市に寄って帰ります
15時14分発のバスで松阪まで戻ります。当地滞在時間は三時間弱。
伊勢市で一件、司法書士さんに会う用事が出来たので、今晩は伊勢市に泊まります。尾鷲から伊勢市へは、これから三時間ほどの道のり。相手が出してきた移送申し立てへの反対意見を考えながらゆっくり行くとしましょう。

10時05分 松阪駅

10時05分 松阪駅
昨晩まで広島にいた自分に、他人のふりなどしてみたい気分。出張は三日目です。大阪上本町7時15発の快速急行は珍しいクロスシート車で、夜行バスに続いてひたすら眠りこけつつ松阪までやってきました。ここが熊野への入口です。尾鷲市行きの南紀特急バス(というものの、一般国道を長距離運行するのが個性の路線バス)には乗客は数名。松阪市内で約半数が入れ代わり、いったいどれだけの人数が志摩半島付け根の分水嶺を越えて太平洋を目にするのか、まったく不明です。

広島とんぼ返り

広島とんぼ返り
バスセンターで発券を頼んだら、窓口氏が苦笑いして端末から出力を始めました。

「うへ、おんなじ日ィかいな」

上は湊町バスセンター19日11時30分発広島行き、下は同日22時30分広島駅新幹線口発難波行きの企画往復乗車券です。

昼間の山陽道は二年ぶり。明日の尾鷲での少額訴訟は、被告によるヘタレな時間稼ぎで通常訴訟への移行の申述がでたとのこと。いいお天気にのんびり気分での旅になりそうです。

地を這って往け 1200km

 来週の出張は楽しいことになっています。目的地が

  •  兵庫県尼崎市
  •  大阪府大阪市
  •  広島県広島市
  •  三重県尾鷲市

 内容が

  •  家事調停申立人への同行(同席できるわけではありません)
  •  債務整理相談および年金相談の同時実施
  •  地方裁判所の合議体で行われる労働訴訟のための打ち合わせ
  •  簡易裁判所で少額訴訟で行われる賃金未払い請求訴訟の傍聴

 で、行程が

  •  名古屋-大阪(近鉄特急)-尼崎-難波(泊)
  •  難波-広島(高速バス)
  •  広島-難波(高速バス車中泊)
  •  大阪-松阪(近鉄急行)
  •  松阪-尾鷲(南紀特急バス)
  •  尾鷲-名古屋(南紀特急バス)

 これで2泊3日、目的地4カ所、関係するお客さま5名。今回も立案段階でいろいろなゴタゴタがありまして、大阪-広島間片道が自腹新幹線利用になりかけたのですが、広島での打ち合わせ時間を思い切り後ろにずらしてもらうようにして何とか難波11時30分発の広島行き高速バスを使う行程にできました。これで17時過ぎに広島着、広島発が23時過ぎです。お客さま宅で相談やって晩ご飯食べるぐらいのヒマはある…でしょう。ただし今回、ほかの相談を設定する余裕はもうありません。

広島駅基準で22時開始、とか、OCAT基準で6時30分開始、とかを除けば(過去にはそんな時間に設定した実績も、確かにありますけどね)。

 ・・・そもそもなんでそんなことしなけりゃならないの?という素朴な疑問が出てくるのは当然のことなのでしょうが、18日の尼崎、20日の尾鷲はもともと先月から決まっており、これに広島が加わって、予定より作業が大幅に遅れている大阪での打ち合わせを突っ込んだらハイできあがり、というわけです。実施分野もいろいろ、目的地もいろいろ、移動距離約1200km、でも新幹線も飛行機も使わない、という出張に仕上がりました。大阪までの往路で利用させてもらえるアーバンライナーが妙に輝いて見えるのは気のせいではないはずです。よく見たら有料特急もこの部分でだけしか使っておらず、あとはひたすら高速バス(笑)。まぁ、名古屋-尼崎間はお客さまをエスコートしなければいけませんので同区間を高速バスに振り替えるわけにはいきません。大阪での宿泊先はなんばオリエンタルホテルのちょっといいお部屋を自分におごりました。といってもこれは、部屋でお客さまと打ち合わせをするためで、同じ目的で東京なら第一ホテル両国、大阪ならなんばオリエンタルホテルという一種のパターンができつつあります。もちろん部屋に呼ぶのは男性ばっかりなんですが、それでも『お安く見られないように』することは大事なので、意図的にちょっといいホテルを充当するようにしています。結局男性ばっかりなんですが(嘆息)

よって今次の出張は、第一日目だけビジネスマン仕様、あとはバックパッカーまたはバスおたく仕様になっています。広島と尾鷲が同一出張でつなげられるとは、正直自分でも考えていませんでしたが、最終日の尾鷲の日程は、実は午後から。

 天王寺から紀勢本線新宮経由でどうこうできないか、という淫らな考えを起こしたことをここに告白して、懺悔します(嗚呼)

土浦から三島へ

土浦から三島へ
昨日僕を土浦に足止めしたPCからのダイヤルアップ接続の支障は、始まったときと同様にいきなり終息しました。
〜まるで訴えられた後に破産申立てをした詐欺社長のようにあっけらかんと動作するb-mobileに少々複雑な思いを抱きつつ、次の目的地三島に向かいます。
土浦発の常磐線特別快速の向かい側の座席では、熟年カップルが昼ご飯をパンにするか蕎麦にするかで延々と揉めています。

…誰かに助けを求めてみたい気分ですが、そういうわけにもいかなさそう。白目を剥いてるうちに、上野につきました。

土浦駅に日は落ちて

土浦駅に日は落ちて
とてつもなく下らない理由により、本日は土浦で一泊します。

作成していた書類をサブノートPCからインターネット経由でアップロードしようとしたら、2時間前までまともに仕事をしていたb-mobileがダイヤルアップできなくなったのです。今に至るも原因は不明なまま。

仕方がないので、携行していた無線LANが使える場所に移動したのですが、その過程で17時になりました。時間切れ、です。

土浦に泊まるのは3年ぶり。前回は、『じゃ●ん』で単純に安いところをさがしたら、ネオン街のど真ん中にある少々怪しいホテルを引き当てました。

そのホテルは健在だったのですが、ポン引きに声をかけられずに宿に出入り出来ないのも困ります。ここは安易に東横インにしたら、巷間いろいろいわれた反動なのか結構いい感じです。晩御飯に行った洋食やさんは素晴らしいカキフライを食べさせてくれたし、何やら得したような、損したような。

本年初 自腹新幹線

本年初 自腹新幹線
7時28分 名古屋駅新幹線改札口。

電光掲示板が、7時20分発のこだま号の案内を出しています。

7時44分発のぞみ202号11号車13番B席のきっぷを持って少し考えます。雪のため、10分程度の遅れが出ており、いろんな因果で昨晩のバスで出発できなかった僕は、9時45分までに霞ヶ関まで行かなければなりません。

〜と、いうわけで。

座席指定券と節操とを捨ててプラットフォームでのぞみ号の自由席を物色します。

のぞみ80号は見送り。廊下側しか空いてません。

13分遅れでやってきたのぞみ106号が、窓際の空席を持っています。2号車13番A席に陣取って、ご機嫌で名古屋を後にします。

この列車、所定では7時33分発なので、実質的には予定通り。せっかく自腹を切って乗る新幹線が、三人がけシートの真ん中では意気が上がりませんからね。

調査士事務所で見たものは…?

 今日は午前中から打ち合わせに出かけました。行き先の土地家屋調査士事務所には、自作のPCが数台配備されています。

 用件が長引いて、遅めの昼食後。何の気なしに見やった画面の片隅に、見逃せないアイコンがありました。

電車でGO!2

 …これは!

 思わずダブルクリックする自称旅行書士。こいつがアーケードゲームだったころ、そういえば僕はまだ脱法派遣業者で油まみれになってスイッチの検査をしていたっけ。

 回想にふけるまもなく読み込み終了。黒いバックの画面に横切るEF63の重連に…はからずも心ときめきます。内心の動揺を押し隠しながらおもむろに振り向いて、部屋の主たる調査士さんに尋ねます。

~これ、やってみてもいいですか?

 拒否しようもんなら訴えてやる、という気配を感じ取ったかどうかは問わないことにしておきましょう。快諾を得ました。選択したのは秋田新幹線こまち(秋田~大曲)。スペースキー押下の警笛一声に、やはり心が躍ります。

 …しかし?

 キーボードオペレーションに指が慣れません。アーケードゲームのときは右手でブレーキ、左手でマスコン(簡単にいうと、加速を司るハンドルです。)を握っていたので、カーソルキーがマスコンとブレーキだ、と言われてもちょっと困ってしまい、速度制限や減速信号を現示されても即時に対応できません。


余談ですが、あるお客さまと事務所で相談中に『ブレーキがきかないんですよねブレーキが』といいながら右手を軽く握って逆手にして(手のひらを上に向けて)みせ、右手親指あたりを中心にして水平に反時計回りに90度ほど回転させてみせる動作をしたら、

先生それ(右手を指差して)なんですか?

と真顔で問われました。自分としては電車のブレーキ弁を扱っているときの手の動作だったんですが…普通のひとには通じない動作だったんですね(汗)

閑話休題。お話を、雨の秋田新幹線にもどしましょう(笑)


 通過駅ばっかりだからなんとかなるかしらん、と思って選択した同区間、実はところどころで制限90kmの区間が現れます。そしてアーケードゲーム時代から数年のブランクで、そうした制限をすべて忘れてしまいました。

リハビリーテーションが必要です。線見訓練、と言ったらこれまた普通の人にはわからない用語でありすぎます。

併せてキーボードの設定を、右手のみを使いカーソルキーの上下左右でブレーキ・マスコンに割り当てる設定から、右手のカーソルキーでブレーキ、左手のA・Zのキーでマスコンに変更します。これで少しはマシになるはず…

 ノリノリで試行錯誤を重ねていたら。

 このゲームの本来の使用者たる、調査士さんのご子息が入ってきました。ちなみに彼、小学1年生(笑)。

 ショバはたちまち、異様な盛り上がりを見せてきます。彼の反応をみるかぎり、僕に数年のブランクがあるとはいえ停止位置から±50cmに停止できたり、ボーナスステージのEF63を拝んだことがある運転手に会ったことがそもそもなかったらしい、という状況。いつしかその調査士さん、部屋から粛々と退出しています。

・・・なぜか、よその子の子守をすることになりつつさらに続行続行♪四ツ小屋-和田で90km、和田-大張野で90km、大張野-羽後境で80km、峰吉川手前で90km、峰吉川-刈羽野-神宮寺は気分良く突っ走って大曲手前で100km、大曲構内で55kmの各制限があることを把握します。昔おぼえた『100m走るのにかかる、時速別所要時間 60kmなら6秒、60kmなら4.5秒、120kmなら3秒』なんかのチェック手法も思い出しました。この頃になると、京浜東北線快速でコンスタントに品川-上野を完走できるようになってきます。

 で、何度目かの秋田新幹線。秋田発車後に誰か二人が背後に座りました。調査士さんと…誰かが(汗)

 すいませんちょっと速度制限がありまして云々

 とか背中に向けて言い放ったような記憶があります(大汗)

おかげで、というべきか、無事に大曲で列車を止めて振り返るとそこには

 その調査士さんの知り合いで、僕も名前を聞いている他の調査士さんが、おもむろに名刺をだして(爆)

 ああ、これで僕はたぶん、『訪問先の小学生と対等に口をききながら電車でGO!に没頭するナゾの司法書士』として認識されてしまったはずです…

 まぁ、いいか。

 久しぶりになにか、すっきりした気がします。気のせいかもしれませんが。

お久しぶりね、ひろしま

 この事務所がまだ旅行書士事務所と名乗っていなかった平成17年、冬。

 創立以来最初の、大遠距離からのご依頼が降ってきた町が広島です。事案は広島県労働委員会による『あっせん』その補佐人。社会保険労務士業務です。

 それから三年。すっかりおなじみになった関西地方とコンスタントにご依頼が出てくる九州地方のはざまで沈黙を保っていた(失礼!)中国四国地方から、ご依頼が参りました。お客さまには再考期間を設けたのですが、来れば来たでまた嬉しいものがあります。

 で、事案は

 債務整理

・・・まぁよいではありませんか。この特定調停&過払い金返還請求訴訟書類作成事件、年金相談にもなるようです。

 ところで先月だったかの月報司法書士所載の座談会に、『特定調停で妙にキレイな申立書を出してくる申立人債務者がいる 司法書士の関与を訪ねるとお客さまは肯定するが、申立人は司法書士と会ってはいない』ということを問題視するくだりがありました。

僕もそう思います。依頼人と面談しない業務の受任は、それが訴訟代理であれ裁判書類作成であれ不動産登記であったってそんなもんは邪道だと断ぜられてしかるべきです。

と、いうわけで。今回のご依頼もめでたく原則論貫徹(笑)お客さまとお会いしてご依頼をお受けすることにします。

次の九州方面出張は三月第一週。福岡高裁で傍聴できる予定です。これの行き帰りのいずれかを使って広島出張相談を設定します。交通費は請求しないのですが…

ま、ここだけの話。実は債務整理関係の裁判書類作成の料金は、世間並みか若干下くらいに引き上げてあります。その増額部分で交通費を捻出して大余裕♪なので僕にはOKなんですが、さてこれで面談せずに書類を大量生産したらさぞかし儲かるんだろうね(冷笑)、と思わずにはいられません。どんな業務分野でも、毛嫌いせずに除いてみるとそれなりに興味深い(ときには、くだらない・汚い・恥ずべき)実情が見えてきます。

さーてこの債務整理バブルはいつまで続くでしょう?

そのバブルがはじけたあとに、一体どれだけの司法書士事務所が独自の立ち位置を見いだしているでしょう?

予想もつきません。

そんな会社は潰れちゃったほうが…

 今日も名古屋市内外をぱたぱたよろよろと移動して回ります。午前中は中区丸の内の合同庁舎11階でお客さまと打ち合わせ、昼は海部郡甚目寺町で土地家屋調査士さんと会食、夕方最後の目的地は名古屋市内の某労働基準監督署。給料未払い事案について労働基準法第104条所定の申告を行うため、お客さまと出頭です。

 出てきたのは、妙に健康的で精悍な顔つきの担当者氏。年の頃30代中盤といったところでしょうか。本件事案の説明を聞きながら、おもむろにおっしゃったのが、冒頭のお言葉。

そりゃ こっちが言いたいよ

 という突っ込みをぐっと飲み込んで粛々と申告処理をお願いします。

ところで、よく考えたら名古屋市内の労働基準監督署でまともに仕事するのが創業以来初めてだということに気づきました。

え~と去年後半の半年では、

  • 労働基準法第104条の申告書を出しに行ったのは茨城県水戸・三重県熊野
  • 是正勧告の処理をめぐってお話を聞きに行ったのは埼玉県川口・三重県四日市

・・・名古屋市内の、という表現が正しくないようです。

愛知県内の労基署に対して何かした、という実績がなかったようです(泣)

法務局17時16分

 司法書士らしい仕事をやっているとは決して言えない(のが、売りの)当事務所にも、不動産登記の仕事はやってきます。今日いただいたのは6連件の申請。所有権登記名義人表示変更→抵当権移転→抵当権抹消→(前2件とは別の)抵当権抹消→所有権移転→抵当権設定、という申請を順番に連ねてできあがり、というものです。売り主さん側の登記をきれいに片づけて、新しい買い主さんのための住宅ローンを担保する登記をつけましょう、という内容で、それ自体はよくある類型の仕事、と言えます。

 ですがこの仕事、決済が終わったのが14時18分。しかも決済場所が名古屋市外であるにもかかわらず名古屋市内の物件です。さらに、そんな時に限って抹消登記すべき抵当権が三件あるうえに抵当権移転登記の必要があるものが二件あり、必然的に

書き込みを要する書類が増えます。

今回は他にいろいろあったおかげで、その金融機関を出てから

  1. 私鉄で3駅行って、乗り換え
  2. さらに私鉄で6駅乗って
  3. 地下鉄で2駅行って、乗り換え
  4. さらに地下鉄で2駅乗って、第一の法務局で書類取得。併せて今回の申請に必要な収入印紙を●●万円ほど購入。
  5. 地下鉄で2駅戻って、乗り換え
  6. 地下鉄で4駅行って、区役所で書類取得。
  7. 地下鉄で1駅戻って、乗り換え
  8. 地下鉄で3駅行って、第二の法務局最寄り駅着。この時点で16時20分。
  9. ファストフード店で100円のコーヒーを頼み、店のテーブルで書類をひたすら手書き。物件の表示など同じことばかりの記載で…泣きそう。16時50分ここでの作業終了。
  10. 書いた書類の一部と預かった書類の一部をコンビニエンスストアでコピー。先にコピー機を使っていたオバサマがとってもゆとりある作業を展開しており、2分抑止されるも16時55分、コピー終了。
  11. 法務局に走る。16時59分着。法務局のテーブルで書類編綴作業開始。併せて、申請書各所に印鑑を押し割り印を突き原本証明(これは原本の写しに相違ありません云々、という文言で、登記申請でコピーの書類を添付する際に必要なオマジナイです)を手書きする。
  12. 17時13分!カウンターの向こうから「(申請)出しますかぁ!?」の声が降ってくる。フロアにはもう、来訪者は僕一人。
  13. 17時14分。クリップで各書類を束ね、6件かさねて職員氏に手交。-助かった(脱力)-
  14. 17時16分。抵当権設定登記の受領書を押し頂いて局舎を退出。脇ではほかの職員氏たちが駐車場にロープを張っている。

-法務局の執務終了時間は、本当は17時15分(苦笑)-

むかし『おはようのない事務所』で泣きながら登記申請だの開発許可だのにかけずり回っていた補助者時代の思い出が少しだけ蘇ってきました…なんだか妙に気疲れします。

 しかしながら、これだけ複雑な行程をこなして無事に申請が出せるってのも我ながら大した芸なのではないか、とも思えてきました。ちなみに6連件の申請をかけたのは、司法書士としての開業以来3年10ヶ月で初めてです。(登記がメインの事務所では、よくあることです。単に当事務所が登記の仕事と縁遠いだけ)

自分の運がいいのか悪いのかわからなくなる瞬間ですが、話には続きがありまして…晩ご飯の買い物を終えて家にもどったのが18時30分過ぎ。19時から相談の電話が入ってきます。なにもかも予定に間に合うのも考え物です。

~今度から、午後でしかも申請対象法務局から離れた金融機関で実施される立ち会いについては、依頼を受けるかどうか考えないといけません(嘆息)

9時58分 岳南原田駅

9時58分 岳南原田駅
僕が小学生だった20年前、この駅はまだ駅員がいて、発着する列車は朝夕三両編成だったものです。

久しぶりに訪れたここは、岳南鉄道岳南原田駅。僕の実家から歩いて10分の最寄駅です。
今日はまず、ここから三島の法務局に『紙の』登記済み書類を取りに行ってきます。不動産登記の制度が変わって、名古屋市内各法務局では紙の権利書はもう発行されず、僕の事務所でも久しぶりに和紙の良い紙を使って申請をかけました。出来上がりが楽しみです。
吉原駅の岳南鉄道窓口で東海道本線三島までの切符を買ったら、窓口氏が当然のように『硬券』硬い厚い紙の切符をくれました。

昭和時代に戻る旅、が今回のテーマではなかったはずですが。

16時32分東京駅八重洲南口

16時32分東京駅八重洲南口
日が長くなってきましたね。

二月の旅は、寒さの中にも春の兆しを見つけて嬉しくなってしまいます。

今日の傍聴は、こちらが文書提出命令を申し立てていた書類について相手方の弁護士が『書類は全て捨てた』と言ってきて、こちらは春の嵐の予感です。

いつもの通り、帰り際に八重洲ブックセンターを覗くと、『離婚時年金分割制度に関する執務資料』なる本が平積みしてあります。
これはいずれ購入しないといけません。

後ろ髪を引かれる思いで16時40分、静岡行きバスに乗り込みました。

ところで。
鉄道博物館って、火曜日がお休みなんですね。

本年第一回 夜行バス出張

本年第一回 夜行バス出張
金山駅4番線、名鉄ホームです。

この列車で知立へ、知立駅北から東京行きの『知多シーガル4号』に乗ることにします。今年最初の夜行バス利用出張です。今年はどれだけ使うか想像もできません。
明日はさいたま地裁で傍聴、実家に一泊して三島の法務局で登記済みの書類を一つ回収して帰ってきます。

わりと余裕ですので、そろそろ…

大宮の鉄道博物館に行ってみたいな♪

と思っています。

どこでも事務所計画 電話編

 当事務所ではただいまより、新しい電話番号の運用を開始します。

050-5532-8967 です。

 これはスカイプインの電話番号で、固定・携帯電話から通常通り発信できます。当事務所でいま運用しているIP電話も050-の番号を持ちますが、これとの違いは転送機能の有無にあります。今回は転送+留守番電話の機能が欲しかったため、新しく電話番号を取得しました。

 具体的にはこんな感じで使うことを考えています。

  •  事務所以外の場所に、ある程度落ち着いて滞在しているとき(たとえば実家・宿泊先など)では、当事務所ウェブサイトのインデックスページの表示に上記の番号を出しておき、携帯電話等でただちに受信する。
  •  これまで同様の機能を持ちつつも、固定電話からしか発信できなかったEコールの番号を完全に廃止して、緊急用の電話番号として使い、お客さま方には携帯電話の番号を告知しない。
  •  今週到着する『ある電話機器』と併用して、電話の送受信から僕の執務場所がわからない状態を実現する(笑)

・・・最後のそれって一体なによ?という突っ込みが同業者さんから入りそうな気がしますが、それは今度の酒席のネタにしますので楽しみにしていてくださいませ。別になにか悪いことを考えている、というわけではありません。

 ~ただ、僕の物理的な存在位置がたとえ地球の裏側であっても、上記の番号に日本の携帯電話から電話をすれば平然とつながってしまい、その地球の裏側から僕が日本のお客さまのところに電話をした場合、当事務所の固定電話である052-895-7896がお客さまの電話端末に表示される、というのが、これから実現すべき理想の状態です。来週にはこの、『どこでも事務所電話システム』が稼働します。さしあたっては実家でのんびり引きこもっていても、対外的には通常通り電話の送受ができる、という感じになるでしょうね。お客さま方にも、少々便利になることと思います。固定電話の下4ケタと同じ番号にできればベストだったのですが、固定電話は896、スカイプは896となりました。お客さまにはなんとか覚えてもらえる…でしょうか?

 ・・・言い忘れていました。スカイプのアカウントが、ズバリ

daishoyasan

 で取得できました(笑)

司法書士と森林の関係?

僕は農学部卒業ですが、司法書士をしています。正確には三重大学生物資源学部生物資源学科森林資源学コースの森林社会学研究室を出て…というより、飛び出てきた、と言っていいかもしれません。大学院に受かっていたのですが、蹴ってきちゃったので。

そう言うと、お客さま方はだいたい目を点にされます。しかたがないのかもしれません。同業者でもそう言う人はいます。

ただ、これは想像力に欠けると言わねばなりません。社会保険労務士の知識は司法書士の債務整理に有用です、と言ったときに『何それ?』と言ってしまうのと同様に。

Zenmori002

これは、今年から当事務所の相談室に掲出しているポスターです。別にこのおねーさんが萌え♪だというわけではなく(ただ、これまで貼っていた『あなたの味方は優しい法律家』とかいう本県司法書士会のポスターよりは佳い、です)、山林の相続登記の必要性を啓発する、全国森林組合連合会と日本司法書士会連合会のポスターなのです。

さてさて、僕が森林社会学=昔のいいかたでは林政学研究室を出てくるときに、すでに『不在村地主』つまり山村に住んではいないが都市への転出や相続などで森林を所有してしまっている山持ちの存在は問題視されていました。所有者とコンタクトが取れなければ山が荒れても森林施業の受託勧奨もできないし、所有者に相続が発生して相続登記未了のまま放置されたら境界確定(言ってしまえばメクラ判の押捺)一つ満足に完了できなくなります。つまり、山を売ることも整備してもらうこともできなくなってしまうのです。

こうした問題に司法書士として何かアプローチができるのではないか、という思いは大学卒業時からあったのですが、こうした活動がようやく始まることは、大変喜ばしいことです。

本当は、今も三重大の研究室にいる僕の先生にコンタクトを取って情報を聞いてみたいところですが…さてあちらは覚えているでしょうかしら。

~なにしろ、その先生が三重大学に転任してきて最初に受け持つべき大学院修士課程1年生、になるはずのところを卒業式の当日に蹴った不良学生ですから…あまり良い覚え方をされてはいない気もしますけど。ただ、三重大学で、つまり三重県で学識者としてこの問題にアプローチをする人員が求められた際にはこの先生にお呼びがかかるのは間違いないところなので、さしあたっては三重県と同県司法書士会、三重大学の動きに少し注目しているとしましょうか。

同県の(少なくとも)お二人いらっしゃる、当ブログをお読みの同業者さん?

なにかあったら、教えてくださいね。

この本をおすすめします

 今月から、当ブログで新しいカテゴリーを増やします。僕が読む週数冊の本のなかで、仕事にかかわるものを中心に役に立ちそうなものをご紹介していきましょう。

 その第一号は『勝てる!?離婚調停』です。サイドバーをご覧ください。

・・・って何でそれ?

 と突っ込みを食らうのはもとより承知です。表紙にカバーをつけないまま地下鉄の車内で読みふけっていたら、向かいのシートに座っていた二十代後半のカップルが

それはそれは不幸な人間を見る目をして

僕のことを見つめていました(爆)やれやれ。

さてこの本、僕は買ってません。というより、当ブログではこの本を『買え』という趣旨での紹介をする気はあまりありませんし、この本を買うこともおすすめしません。愛知県立図書館にありますので、愛知県民ならば図書館相互間貸借をつかって地元の図書館で借りることができるはずです。もちろんアフィリエイトではありますから、ここから入って買ってもらえればうれしいですが。

この本については、カスタマーレビューでかなり辛い評価がついています。ごもっともで、表紙サブタイトルの『年金分割完全対応版』とあるのに釣られて買ってしまうと間違いなく後悔します。勝てるかどうか、という思惑に釣られてもダメ、でしょう。

では何がよいのか?

  • 本書第5章 調停の申立てから進行まで
  • 第7章 調停委員とのやりとり

に示されている調停委員達の、時には無神経・あるいはかったるい・そして多くの場合当事者の怒りといらだちを呼ぶあの言動の数々の描写が、文字通りたまらないのです!

つまりこの本は、離婚・養育費・慰謝料・財産分与・子供の親権者など、離婚に関する家事調停を申し立てる前の人が調停という手続きに過剰な希望をいだかないために、あるいは、なにも知らないまま一人で期日に乗り込んでがっかりしないために是非読んでおくべきものであって、その限りで実に貴重な良書と言えますが、それ以外のところは特にどうということはありません。しかし、その部分ではほんとうに貴重です。ゆくゆくは当事務所に一冊備置して、

家事調停ってのは大体において、こんな目に遭うもんです

という説明に使おうかと考えてみたりします。この描写の濃密さは、本書の筆者が離婚調停経験者であることが当然影響しています。

繰り返しますが、この部分以外はあまり真に受けないほうがいいと思います。割り切って読めばとても役に立つが、読み方を間違えるとどうしようもない、そんな感じです。ご興味のある方は、まずお住まいの県内の公共図書館に備置してあるか、最寄りの図書館に無くても相互貸借で借り出せるかどうか、を検討してみてください。

ただ、家事調停を扱う司法書士事務所には…

おすすめかも、しれません。

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