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控訴審本格デビュー…ですが

 昨年最後におこなった裁判手続きは、今年最初の吉報をもたらしてくれました。某地裁支部に出した、『一ヶ月分●万円の離婚給付未払いに基づく、債権差押え申立て』は、先週末のお客さまの連絡によれば二ヶ月分の任意弁済を引き出すことに成功したとか。ちなみに、こいつ相手に差押申立を放つのは昨年10月に引き続いて二回目。請求債権としては毎月分割で支払われる離婚給付で、前回は11ヶ月分、今回は1ヶ月分。

よーするにこの差押債務者、差押申立を飛ばせば任意弁済するパブロフの犬か?

 と思ってしまうのですが、それでも申立の目的は達せられたことに変わりありません。これで、あと二~三回未払いと速攻での差押が連続すれば本当に条件反射ができあがりそうな気がします。(逆に、向こうからみればこっちは、支払いを止めれば差押申立を飛ばすパブロフの犬かもしれませんね)

 ところでこの差押債務者のご発言によれば、

 司法書士なんてなんの力もないで(←関西弁)

 ですって(失笑)

 さ、そんななんの力もない司法書士のワタクシですが、昨年ある訴訟で訴えられた人(被告ですね)を支援して、第一審の判決をもらいました。地裁での事案と言うことで原告側には当然ながら、弁護士さんが訴訟代理人についておいでです。

 その第一審判決は、原告側が延べ320万円の支払いを求めたのに対して認容額は10万円。被告側司法書士になんの力もなかったかどうかはさておいて…

 控訴されてしまいました(って当たり前?)

 というわけでなんの力もないワタクシですが(ってくどい?)引き続き反撃の任に就くこととなりました。初めての名古屋高裁傍聴デビューです。さしあたり、来週は

 第一回期日の傍聴席に陣取ってニコニコしている

 というのが最大のミッションだったりします。でもそれに先だって答弁書を出さないといけません。敵側の弁護士さんも第一審とおなじだから精神的には割と余裕(なにをされるかわからない、という恐怖感は無い)なのですが、この人の控訴理由が結構深刻な不思議ちゃんの文章に仕上がっています。つまるところ

原判決の事実認定には誤りがある

 といいたいだけのものなのですが、論理の展開の仕方がとてつもなく変なんです。やり方としては

  1.  立証できないことを勝手に決めつけて、いわば推測で大前提を設定し
  2.  小前提には争いのない事実を持ってくる形で三段論法を展開し
  3.  結果として強引な結論を導き出す、あるいは詭弁を作り出す

 というパターンがとっても多く、大前提さえ

争う。

 とだけ言っておけば、以後は立証責任の負担に堪えかねて勝手にバタバタと倒れていきそうな感じです。そんな品質の書類だから第一審では、なんの力もないはずの司法書士に事実上敗北してしまった…はずなのに?

 ともあれ、本年初の裁判書類作成を控訴審の答弁書で始めるとはなかなか波乱の予感がします。

 この三連休で、新規に受託した労働事案は三件。ほかにもう一件、特定調停の書類作成のご依頼をいただいています。去年までの僕ならば依頼受付停止を宣言して引きこもるところ。一方で出張は、本年初傍聴たる大阪地裁堺支部を皮切りに大阪・東京・茨城へと行って来なければなりません。

 青春18きっぷ残り3枚が使える、あと一週間以内に(汗)

 この一週間は、かなーり過酷なものになる、そんな気がします。なんの力もない、というわけではありませんが、少なくとも機動力を維持するに足るだけの経済力には欠けている、それは確かです。

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