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2007年12月

『まちの駅』硬券入場券

『まちの駅』硬券入場券
三ヵ月ぶりに訪れた行きつけの床屋さんで、看過できない物体を発見しました。

硬券の入場券、です。裏面にはちゃんと通し番号も入っています。
ある程度の年齢の鉄道ファンなら誰でもしってる、昔の入場券です。

僕の実家がある静岡県富士市では、市中の商店の50ヵ所あまりが道の駅ならぬ『まちの駅』になっており、このほど一斉に、各『駅』で入場券を導入したとのこと。
僕は駅長たるご主人の厚意で、髪を切ってもらったついでに一枚無料でいただいてきたのですが、発売額は一枚100円、当然ながら旅客車内立入不可、ただし通信販売には応じるとのことですので、昔なつかし硬券入場券のテイストを味わいたいかたはどうぞ。

さて、今年は資料を三冊持って実家に帰り、メールチェック一つするでなく、まったりと年末年始を過ごすことに決めました。無通告で添付ファイルやファクスなぞ送っても受信できず、携帯電話のアンテナは0本と1本のあいだを行ったりきたり、PDAに挿したB-mobileに至っては発信すらできず、仮にも中核市の地上にいるとは思えない、数年ぶりに、そんな年越しです。

さらに、東へ

さらに、東へ
何かから逃げているような気もしますが、今日は東海道本線を東上します。静岡県富士市の実家に帰るのですが、途中の浜松−静岡間だけ新幹線を使ってみようかと。

出発早々、岡崎辺りでMP3プレーヤーの充電が切れました。単四乾電池を新たに買うのも愉快でないな…と思って試してみたのがこの写真。
PDAのUSBに給電してもらえばいいんだ!

と、購入14ヶ月にして気付きました。来年はこのPDAに、さらに活躍してほしいものです。

少し得した気分で、いま浜名湖までやってきました。

GO EAST! −『ありがとう』と『さようなら』の先へ−

GO EAST! −『ありがとう』と『さようなら』の先へ−
近鉄難波まで戻ってきました。今回の旅は冒頭の二つの言葉をある人と交わすのが目的、というより予想された展開だったのですが、さてその先に何が見えてくるのか予想もつきません。

ただ、しばらくは仕事に精進したほうがよかろうな、とも思います。

西日本への拠点たるこの駅は、好むと好まざるとにかかわらず今後も利用せざるを得ません。しばらくの間は、いろんな感慨にふける気がします。

明日はさらに東へ、静岡の実家に帰ります。
年明け早々に、また大阪まで出張の予定です。

14時発の名古屋行きアーバンライナーのデラックスシートは、今日は八割ほどの乗車率。通路の向こうの兄さんが、スポーツ新聞の風俗嬢の写真に熱心に見入っています。

心がどれだけ擦り減ったらあの境地に辿り着けるのか、少しだけ興味があります。若いうちに覗いておくべきいくつかの世界に、触れていない気がします。

GO WEST! −私用旅行発動−

GO WEST! −私用旅行発動−
昨日から事実上冬休みに突入しました。

静岡の実家からは、なぜか例年より強い調子の召喚命令が出ています。

帰ったら見合い写真が1ダースほど用意してあって…という展開なら楽しいのですが、そうした気配はありません。

と、いうことで。
今季4回目の青春18きっぷで、金山から西に向かいます。久しぶりの、純粋な私用旅行です。

少なくとも今年いっぱい電話がつながらなくてもどうにかなるので、少しグレードの高いホテルでゆっくりしてこようかと。

いつもながら、列車が動き出した瞬間すでにニヤつき出した自分の顔をガラスに映して失笑してしまいます。

我ながら単純な『乗り鉄』=乗車派鉄道ファンです。

本年全書類作成終了

 この三連休は、一人で過ごすことを忘れさせるかのように仕事だらけ、でした。これもまたある意味で、神さまの恩寵かもしれません。

 エクスパックで、電子メールで、クロネコメール便で、南へ、西へ、東へ、新しく起こす訴訟の訴状、いまやってる訴訟の準備書面、厚生労働大臣への審査請求書…

行き先も媒体も内容も異なる5件三十数ページの書類をぶん投げて回って過ごした、というのがクリスマスイブを含む三連休の過ごし方だったのですが、さて明日は大阪まで行って来ます。青春18きっぷ三日目です。

 でも、とりあえず今日作った5件の書類をもって、今年出さないといけない全書類を作り終わりました!ささやかながら、一杯呑もうかと思います…お客さまからいただいた八海山を、一杯だけ。

 ところで少々気になるのですが、最近になって給料未払い事案に関する問い合わせが妙に増えてきています。一方で検索エンジンからの流入数は変化がない、ということはお客さまの切迫度が上がってきているということなのでしょうか。なんとなく景気後退の足音が聞こえる気がします。よりによってクリスマスイブにこんなウェブサイトのアクセスが平日通りの状況を維持せんでもよいではないか、と思ってしまいますね。

 今月はあれこれと忙しく仕事したおかげで、残高照会をかけたら手持ち決済資金の他に●ヶ月ほど暮らせるお金が口座に寝ていることに気づいて思わずのけぞりました。

 冬眠

の二文字が反射的に頭をよぎったのですが…やめておきましょう。どうもこれからしばらくのあいだ、労働事案で忙しくなる気配です。

山親爺へのご招待

 三連休は仕事です。この三日間で作らなければいけないのは

  •  ●のほうへ送る●●●●申立書○
  •  西のほうへ送る準備書面
  •  南のほうへ送る少額訴訟の訴状○
  •  東のほうへ送る文書提出命令申立書
  •  東のほうへ送る審査請求書

 ○印は作成済み ●印は秘匿事項

 って感じで。しかも締め切り・提出予定は軒並み25~26日。

 この週末を乗り切ればラクになれる…ラクに…とかいいながらいつまで経ってもラクになれない自分がいますが、だいたい慣れました(失笑)

 ですが仕事ばっかりでもしょうがない、ということで昨晩は久しぶりに山親爺に呑みに行ってきました。上記の●●●●申立書のお客さまと一緒です。

 さてこの『山親爺』当事務所関係者の何人かはご存じの居酒屋さんです。事務所最寄りの駅から地下鉄で数分のところにあるそのお店、もともとは古い悪いともだちと迷い込んだ(上にあるバーの看板と間違えた!)のですが、なかなかの個性を持っています。

 それだけにお客さまをお連れしたくても、その人の嗜好に合うかどうかの判定がなかなかの冒険でしたが…昨日のお客さまには当たり!だったようです。安心しました。男女問わず「ちょっと念入りに話を聞いてみたいひと」をお連れするのに使うこのお店、次は誰をお連れしましょうか。

『なびかない』? 『媚びない』? 『職人肌』?

 当事務所のお客さまには実にいろいろな方がいらっしゃいます。会社社長の残業手当請求訴訟をやったこともあれば風俗嬢から労働相談をうけることもあり、石垣島に日帰りさせられることもあれば伊豆半島のさきっぽの山の中で草刈りすることもあり…当然いろいろな方がいろいろな見方で当事務所の、というより僕の仕事を描写しようとします。

 先月から今月までは、なぜか僕は上記のようなものと思われることが多かったようです。

 今日は思い切りとどめを刺された感がありまして、ウェブサイトを見て依頼を決めた、というお客さまにいつも通り依頼経路・検索キーワード・当事務所を選んだ理由を尋ねたら

 このひとは職人だと思ったから

 ・・・断言されました(ぐはっ)ちなみにこのお客さま、文字通りの職人さん。あるものを加工するのが職業です。

 さてさてウェブサイトの記載だけでそれを判定できるのか?はいささか難しい面がある…はずなのですが彼はファーストコンタクトでかなり強気に見切ってきました。依頼がある程度進んだ段階で言われるのは慣れていたのですが、今回いささか驚いています。さすがにその方向で(職人という方向で)自分をアピールするつもりはなかったので。

 ではこの評定をどう受け取るべきか?

 ある意味で冷たい・万人向けしない・ただし仕事上の能力は決して低くない…そうしたものだ、と了解するならば改善の余地はたしかにあるのですが、もともと無制限な代理権がないという大前提に立ってウェブサイトの記述を読む気があるかどうか、で最初から依頼人を選別してしまうことは当然狙ってやってるので『文章・論調だけならば』特に変更の要無し、むしろその路線で行け、ということでもよさそうです。

 今回は、この道●●年の『職人さん』という、初めてのタイプのお客さまを相手取ったのでこうした評価が出てきたのですが、面と向かって言われてみれば確かにそうした面もある。だからと言って『仕事はよぉ、盗んで覚えるもんや!』などと抜かしながら新人補助者の教育をまるでおこなわなかったどこかの土●家●調●士兼●政書士みたいな自称『職人』(『おはようのない事務所で』の舞台です)にはなるまいぞ、と思って仕事をしてきたので職人みたいと言われて一瞬眉をひそめた、と言うのも事実です。

 このご相談、諸般の情勢からして依頼に発展しそうですが、さて対応の味付けを意図的に変える必要はあるまいな、と思いつつもお客さまの今後の反応が楽しみだったりします。


 ところで。前回の記事で登記識別情報の英数字のケタ数を14桁とした記載がありました。これに対して素晴らしい速さで『愛読者』さんが突っ込みを放たれています。goodです。ときどき妙なところでネジがゆるんだ仕事をすることがあって後日自分で気づいて赤面したり人に指摘されて大汗をかいたりすることがあり、いいわけのしようもありません。

 ということで自分の間抜けさを晒すようですが、このコメントはありがたく公開します。

 でもなぁ。

 じつはあの目隠しシール…

 一回もめくってみたことないんだよなぁ(爆)

 『愛読者』さん、許してください。ここは登記申請より労働訴訟での売り上げが多い、妙な事務所なんで(泣)

どうしてますか『登記識別情報』

 12月は、なぜか3件も不動産登記のご依頼があるそれはそれは珍しい月でした。

 ~月? 日の間違いじゃないのか?と思われた同業者さんがおられましたら放っといてくれと申し上げておきましょう。当事務所では不動産登記の申請は、件数ベースで年20件あれば結構だ、と考えています。

 とはいえ、不動産登記やらないかと言ってくれる人はいないわけではありません。あえてそれを受けないのは、そのルートでやってくる仕事がすべて『登記義務者に面談できない』状態で住宅ローンの抵当権設定登記をしろ、とかいうものだからです。そんなもんに尻尾をふるほどスレてませんし金に詰まってもいませんよ~だ!と強がりながら、今年はようやく年間の売り上げが400万円の大台に乗ったかね、と言ったところ(嘆息)。

 さて原則論を貫徹してお客さまとお会いすることを徹底して登記の仕事を進めていくと、時として困ることがあります。それが

 登記識別情報をお渡しするとき

 です。今日もそうした面談がありまして、結構時間がかかりました。

 さて、この話をするときにはまず、ことさらに深刻な顔をして

 実はもう、紙の権利証というものは『ない』んです

 と宣言します。そういって何の罪もないお客さま方をことさらに動揺させてからこちらの話に引き込んでいく、というのがテクニックでして(って何の悪徳商法?)

 この登記識別情報というもの、当然ながらお客さまと会わずに抵当権設定登記をやっちゃう手抜き書士さんは、その何たるかを説明する機会すらありません。ですが説明しようとすると結構難しい。

 まず、従来あった紙の権利証に例えるのも妙です。登記識別情報通知の目隠しのシールをはぎ取ってそこに記載されている英数字の羅列を写し取り、あとは米粒でも使ってそのシールを元に戻しておけば情報が漏洩したことなんかわからないのですから。

 →よってここでは『紙の権利証なら他人の手に落ちたことは(物体として存在しないことに気づけばいいのだから)簡単にわかるのですが、登記識別情報は読みとってしまえばよく、読みとられたことを知ることは難しいですよね…全くなんでこんなふざけたもん作ったんでしょう云々

 とでも言っておくしかありません。

 登記識別情報ということで、肝心なのはそこに書かれている情報=すなわち14桁(正しくは12桁です!説明時点で口がすべってます!)の英数字の羅列、ということなのですが、ならばこれを暗証番号に例えるのも無理があります。なぜなら桁数が多すぎてそもそも記憶に適さず、しかも自分好みにその英数字の羅列を変更できないのだから。

 →よってここでは『もし暗証番号だったら自分が好きなように変更できるのに、お上が一方的にあてがったパスワードじゃ覚えようもないですよね…全くなんでこんなふざけたもん作ったんでしょう云々

 とでも言っておくしかありません。

 だったらそんなもん、いらねぇや、という発想は順当ですし、失効請求というかたちで使えなくしてしまうのは可能なのが登記識別情報の特徴ですが、だからといってそれを軽々に奨めるのも難しいところです。

 今年お客さまから聞いたところによれば、登記済証(権利証)を無くしたお客さまに対して司法書士が本人確認情報を作成する際に、金15万円ナリの見積もりを突きつけられた(本人確認情報作成だけで!)という問題事案もあるようで…今回は僕が関与して登記識別情報を失効させたとして、次にその不動産を人に譲るときには別の司法書士が、不動産屋や銀行の手であてがわれないとも限りません。

 →よってここでは『これって効力を無くしてしまうこともできますが、そうすると二度と生き返らないし今後の登記申請を僕がやってあげられればまだしも、銀行がつけた司法書士がここを先途とぼっ●●りな請求だしてこないともかぎりませんよね…全くなんでこんなふざけたもん作ったんでしょう云々  ま、これは昔から登記済証を無くした人にはやってたようですが(失笑)』

 とでも申し上げておくしかありません。

 この論調で説明すると、登記識別情報の欠点をかなり明確にお伝えできるのですが…

 事務所から去っていくお客さまの足取りが、決まって少々重く見えるところが最大の問題だったりします。本来なら登記が済んでおめでとう、と言いたいところですが、なんだかお客さまに申し訳ないことをした気分になってしまいます。困ったものです。

今年最後の、二つの勝利

 今日は青春18きっぷ二日目を使って、さいたままで行ってきました。傍聴のほうは、会社側に一段と迷走の度合いが深まったほかはどうということもなし、と言ったところ。この事案をはじめとして、埼玉から大阪まで4件の労働訴訟を持ち越して今年を終えることになりました。これらの期日はいずれも1月下旬なので、事実上冬休みに突入、といったところです。

 東京から東海道線を下っている途中で、お客さまからのメールが二つ入りました。どちらも勝利と認識してよいものです。

1.北から南へ、内容証明

 今年は裁判で激突せずに未払い給料・割増賃金を払ってもらう事案が三つ発生するという、少々めずらしい年になりました。というより、当事務所に来る時点ですでに十二分に話がこじれており労働側は既に自分で内容証明・労基署への申告等を済ませている等で、あとは粛々と提訴してしばらく相手方代理人とやりあってもらって…というのがお約束の展開だ、と思っていたのですがそうでない事案がぱらぱらと入ってきたのです。

 平和を愛し無用の争いを嫌う当事務所としては(そこで白目むいちゃった人?いいから黙っててください)当然ながら彼我の状況を探って内容証明送付・労基署への申告程度で解決できる道がありそうならむろんそうします。今日のお知らせは、これがうまく行って見事に内容証明だけで給料未払いが解消してしまった、とのこと。これで明日は三重県まで出張せずに済みました。支払能力があって、権威に弱そう・外聞をはばかる・それなりの知性がある、ような相手だと、僕の名前を今後の法的手続の書類作成担当者として明示して内容証明を送ることで給料が支払われることはままあるのですが、久しぶりにすっきりとうまく行ってよかったです。

2.西から東へ、小龍包

 これは僕個人の問題です。二週間前の出張で、『過分なお歳暮をいただいたお客さまに何か送り返す』というミッションの話をしたのですが、お客さまからのお便りによればこの作戦も、見事に所期の成果をおさめたようです。僕が今回、長崎は新地中華街の外れにある餃子やさんでセレクトしたのは『小龍包』。上記リンク先の記事で『餃子やさんで選んだけど餃子じゃないよ』と言ったのはそういう意味です。

もちろん、給料未払い事案で相手方会社に内容証明を送るのと同じ(または、それ以上?)の熱心さで彼我の情勢を見極めて放った一撃だったのですが、送り先のお客さまには喜んでもらえたようでなによりです。「今までの小龍包は、偽物だった」とおっしゃっていただいたのはまさにその通りで、真っ当な店主が丁寧に作ると、あんなうまい物ができてしまい、一方で、名前だけが同じで巷に流通しているものとは、品質面でとんでもなく隔絶している、というのが実に恐ろしいところ。

それはあたかも給料未払い事案への対応技術を巡る旅行書士とそのへんの●●書士の違い…とまで言えるかどうかはさておいて『知ってる人は知っている、ひどくうまい物を安く食わせる小さな店』というのは一つの理想です。

 


  • 彼我の状況を見きって、
  • 誰かに何かを送ることで
  • 所期の成果を実現する

この事務所の仕事の大部分は、一言で言ってしまえばだいたいそんなもの、です。

送る物は時に内容証明や準備書面という書類だったりもするし、時には遠く離れた街の小さなお店の小龍包、だったりもします。実現したい成果も、『未払い給料奪取』から『一家だんらん』まで、まことにさまざまです。

ですが、それらがうまくいった時の満足感、というのはあんまり違いがなかったりもします。そこへたどり着くために投入する努力にも、実はあんまり違いがなかったりして。

ともあれ、今日は結構いい気分、です。

2020.12.01修正

今回ばかりは経営側-または、弱者救済 してません!?-

ついに一線を越えた、と言いましょうか、先頃ある会社から、裁判所に出すための、『割増賃金の計算』のご依頼を受けました。

依頼としては快諾してますし、僕の書類のおかげで労働側が申し立てた調停は見事不調となったとのこと。大変結構です。

すずきよ、ついに日和ったか?

と古風なコトバをおっしゃらずに(これっていにしえの全共闘時代の用語ですか?)。

この労働者、実は犯罪者なのです。ものの例えではなく、文字通り刑法犯です。この調停、双方に訴訟代理人弁護士が付いており、労働側があまりにも無体な請求をかけてきているのに対して専門家による説得的な賃金計算をおこなって反撃する必要があったのです。

これを受けてその社長さんがウェブサイトをいろいろと探し回り、経営者いじめの手練手管を公開している当事務所に(間違って?)たどり着いたと(笑)

ただ、会って話を聞いてみれば事情は上記のとおり汲むべきものがあったので、創業以来の自主規制を解除して…しかもどうせやるなら、ということで経営側全面支援に向かって動き出します。「なるべく経営側が支払う賃金が少なくなるよう計算して欲しい」という経営側弁護士(今回は味方の=友軍弁護士さん、ということになります)の意を受けてその通りに計算を行った結果、相手方労働者は金を払えと言ってるのに対して経営側は既に支払った割増賃金の一部を返せ、というものになってしまいました。さすがにそこまでやってよかったかな、という思いもあったのですが、僕の計算書類は無事に友軍弁護士さんの採用するところとなりました。いつも労働側にはやってることですが、例によってご注文のほかに、おまけの書類も付けています。

そして今日。結果的にこの計算書&付属書類が決め手になって、経営側は裁判官も調停委員も敵に回すことなく…というより、「労働側おかしなことやってんな」的雰囲気を作り出して調停不調にこぎ着けたのはまずまずご同慶の至り。どうせ今労働側についてる弁護士さんが、今後の訴訟で大したことはしませんよ、とその社長に告げて事案終結となりました。

だって…社労士の資格を持ってるみなさん、いいですか?

労働側は一週間に二回、法定休日労働が発生してると言ってきてるんですよ?それも毎週!

それ自体驚異だぜ、労基法35条知ってんのか、としか言いようがない世界なのですが、かなり業歴が長いセンセイでこれだ、となると…弁護士五万人時代にあっても小規模労働訴訟の世界は司法書士+社労士のダブルライセンス保持者にとって、わりと明るい気はします。ただ、弁護士でこのレベルだ、というところからハテ司法書士はどうか、と問われるとどうだろうね、とも。

ところで今回、どうやら調停委員の一人が僕が知ってる●●士さんだったご様子。知ってるどころか、6年前に僕自身の労働訴訟が地裁で自庁調停に付されたときの調停委員、のはずです。さてそうすると、この大先生が僕の書類をどう評価したか、はちょっと興味があります。今回は僕が作成したことは、向こうは気づいていませんから。

…で、その社長さんに調停委員のコメントを聞くと「ノーワーク・ノーペイの原則にのっとって賃金控除をしているのは理解できるが、調停という場ではどうか、と言われました」と。

「つまり、間違ってはいないがやりすぎだ、ってことですね?」と確認すれば、そうだとおっしゃる。大変結構な回答です。まぁ調停委員の大先生はこんなブログを見てるはずはないので、かつての調停当事者がいま社労士に化けて作ってきた書類を見てる、なんてことは伏せておきましょう。うっかり誰かに伝わって、『ホラ社労士はいまでもこんなに簡裁で活躍しています!(だから簡裁代理権ください云々)』などと声高に言われるのも愉快ではありません。

さて、あとは調停不調後2週間以内に、労働側は訴訟を提起するという選択肢があります。そうなったらなったで僕は今回はひきつづき経営側を間接的に支援するのですが、そうでないことを祈りたい…ですね。有り体に言って、本件では労働側の完敗を望んでいます。

 


な~んて言ってたら、ご依頼を検討中の労働者の皆さんが恐れをなしそうな気がしますね。せっかく初めてのお客さまのコメントをいただいたところなのに。まぁ本件事案はあくまでも、違法行為とリンクして賃金支払い請求調停が申し立てられているために労働側をきっちり揉み潰す必要がある、だからあえて経営側についた、というだけのこととご了解いただきたいです。さすがに僕も犯罪者を支援することはもってのほかだし、できれば悪い奴には一泡吹かせたい、と思っているので。

そうしたからみもありまして、当事務所では『弱者救済』という立場をぜーんぜん取ってません。

そうしたものをご期待なら、ごめんなさいね、ばばっちさん、と申し上げねばならないでしょうか。あらためて、コメントありがとうございました。

ただ僕の立場としては、玉石混淆のウェブサイトのなかから当事務所を探し出し、無料相談お断り+面談できなきゃ受託不可、と言ってるところをあえて依頼しよう、というだけの力を持ってる人は、すでにして弱者たり得ない、と思ってますし、それに当事務所のように『それが必要なら会社を破産に追い込みますが…それが何か?』という立場を取って支援に回った場合、その支援対象労働者が弱者ってのはなんぼなんでもおかしかろうよ、と思うのですよ。これでコンスタントに労働訴訟に負ける、とか、請求額の数分の一しか取れない、とか言うならまだしも、そんなに非力でもないし。

あとはなにより、弱者のフリして救済(と言う名の様々な便宜供与)を求めて来る手合いも、『私は弱者を助けます!給料未払い許しません!無料相談実施中!』なんて景気のいいキャッチコピーで労働者をひっかけて実は大したことをしない●●士・●●●士も、それぞれ大嫌いなので、この事務所には、弱者救済というミッションはございません。と言うことになっています。

それでもよければご依頼お待ちしています。と申し上げておきましょう。ここは誰かを救済するところではなく、誰かと一緒にたたかうところ、ですからね。

さて、明日はさいたま地裁で、今年最後の労働訴訟の傍聴です。ちょうどいい具合に武蔵野市で相続登記のための戸籍謄本を取る用事ができました。

2020.12.01修正

関西本線出張旅行

関西本線出張旅行
朝のかぜがまだ冷たい9時前。四日市市役所までやってきました。
今季最初の青春18きっぷ適用出張のテーマは、『関西本線』。

四日市市役所で訴訟提起のための調査をし、奈良女子大でお客さまから遺産分割協議書にハンコをもらい、
難波でお客さまと会う、

という行程をつなげたら、順当にそうなった、というわけで。

昼休みの時間に合わせて奈良に着くには、9時過ぎには四日市を出発しないといけません。関西本線恐るべし、といいながら、加太越えを楽しみに西へ向かいます。

亀山についたら、来週のムーンライトながら号の指定券を買わなければいけません。来週は、さいたま・三島にいった上に津まで出かけることになりそうです。

三島滞在34分

 今日も新幹線でお出かけです。行き先は静岡県三島市。

 ただし、これは自腹ではありません!(って強調しなければならないところが悲しいのですが)久しぶりに、費用計上が認められています。理由はかんたん。

 登記申請の義務者(不動産の売り主)兼、遺産分割協議の参加者さんに会ってハンコをもらってくるためだから

 です。ただ、前後に挟まった日程が過酷なものとなりました。

  • 10日④ 22時 登記申請のお客さま、事務所に訪問。1時間ほど面談。
  • 11日③ 13時 三島のお客さま宅に訪問。委任状等に捺印受領。
  • 11日② 16時 名古屋市中区丸の内の法律事務所に訪問。そちらの利用者から依頼を受けていた割増賃金計算の納品&説明&追加作業受託。
  • 12日① 10時 海部郡美和町の信用金庫に訪問。取引の立会。

~つまり今週の中で(というより、今月の中で!)ここだけが忙しい、という状況下で無理矢理三島出張を突っ込んだら…

タイトル通りの状況になりました、と(トホホ)。○付き番号は、予定が決まった順です。てっきり実家に寄ってゆっくりしてこれるかと思っていたら、まさか名古屋-三島を新幹線で往復してお弁当食べて帰ってくるだけ、とは。もちろんこれは、一月の仕事の半分程度がこの3日に集まったから忙しく見えるというだけで、いつもこんなならとっくに廃業・発狂・逃散・そうでなければ年収2千万突破等しています(それぞれなりたい気もしますが)

一昨年、飛行機で石垣島に行って滞在時間2時間、というのも登記申請のご依頼で経験しましたが、なまじお客さまが大きな財産を動かす=費用負担力が上がってしまうだけに、実は労働紛争より登記申請のほうが、旅行書士として遠距離を無理矢理動くことが多いようです。

さてこの登記申請、もう一人奈良の関係者さまにお会いしてこないといけません。手を抜いて書類送付だけで済ます、という人もいるのでしょうが、この人も権利を失う人なのでそれはちょっと気持ちが悪いですし、なんといっても大阪までの出張が今月まだ残っています。

来年は、登記でどこに行けるやら。

旅先から何を贈りますか

大学時代のこと。ともだちに一人旅に行くという話をした際に、『絵はがきをだしてよ』と言われてそうしたことがあるのですが、自筆の手紙・はがきというのは結構書くのに時間がかかります。今回は

  • 博多で買ったカードに
  • 東京の郵便局で買った切手を貼って
  • 佐世保市内で書いて
  • 長崎市内で投函

→一体なんの偽装工作?と突っ込まれかねないことをやってみたりもしましたが、さて時には土産物のようなものをお送りすることもあります。

ようなもの、というのが最大のミソ、でして、以前小淵沢(山梨県)から「ヤーコンのジュース」をお送りしたお客さまからは、

 ~なにか恨みでもあるのか?

 という趣旨のお礼の言葉をいただいております。もちろんそんな意志はなく、

  •  キオスクや大きな土産物屋さんで売っておらず
  •  自分が試してみて美味いと思えて
  •  ウケが取れそうなもの

を慎重に審査して(!)進呈することにしております。繰り返しますが、お客さまにはただ楽しんでほしいだけです(遠い目)

さて今回の出張のミッションとして、少々過分なお歳暮をいただいてしまい、そのお礼の品をセレクトする、というのがありまして。あくまでオリジナリティと美味さの両立を最重視する、ということで結構探しましたが…今回は

長崎市は西浜町電停にほどちかい『餃子やさん』で扱っている、ある食べ物を採用しました。これは結構自信があります。

当然ながら餃子やさんで餃子を買うほどヤワじゃない、ということでお客さまには楽しみに、と申し上げておきましょう。

今回の出張では、

  • EPの12月号に載っていた赤坂のカレー屋さん(福岡高裁から徒歩2分!という把握の仕方は正しくないか?)で『ゴールデンカレー』
  • 上記の西浜町電停近くの餃子やさんで『ちゃんぽん』

は、一食1000円以下でおなか一杯食べることができ、しかも美味しく大変満足でした。ところでEPって何だよ、という人が大部分かもしれませんが、これは西鉄系高速バスに常備されているフリーペーパーです。福岡市内で食事が複数回取れるときには、これに載ってるのを試すとはずれがないのですが

 行きたいお店が一カ所の福岡来訪で複数増えていく

 のが困りもので(失笑)、仕事での次回九州上陸はおそらく3月になってるところをもう少し依頼を増やしたいな、と思ってみたり。ともあれ、何か食べて美味しいな、と思えるのは心が元気な証拠ですし、それを誰かにあげたいな、と思えるのは余裕がある証拠、ということで、我ながら結構なことだ、と思っています。

 今回も、いい旅でした。

ハウステンボス『バスターミナル』から長崎へ

ハウステンボス『バスターミナル』から長崎へ
バスターミナルではないけれど、そのように使える施設があります。大きな空港やテーマパークです。

今朝はホテル発10時の送迎バスのただ一人の利用者になってハウステンボスへ。同所発1014分の長崎空港行きバスに乗り換えて、長崎空港からさらに長崎駅行きのバス、という経路で昼前には長崎に入る予定です。

長崎15時30分発の小倉行きバスの予約をとったら、20時新門司発のフェリーまでの行程は順当に繋がって、旅もそろそろ終わりです。
出発前にいただいた19ヶ月分の割増賃金計算の入力があらかたこの旅行中に終わったので、帰りの船内で作表して完成させてしまいましょう。今回は新門司−小倉−福岡−伊万里−松浦−平戸桟橋−佐世保−西海橋コラソンホテル−ハウステンボス−長崎空港−長崎−小倉−新門司と、全て送迎バスとSUNQパスで乗れるバスのみで動いたため、九州内での交通費は8000円で済みました。

海上の朝

海上の朝
船は新門司まで40分のところまでやってきました。公私混同書士の九州上陸を歓迎しているのか、ここ国東半島北東海上は朝からいいお天気です。

後部甲板でお日さまを眺めていたら、ヘルメット姿の作業員氏がなにやら持って、ひとりやってきます。

船尾の旗竿に取りついた彼は、さっさとばかりに国旗掲揚を済ませて帰って行きます。

この間、約1分。

何かを考えてしまう数分間です。

さて、今日は福岡高裁で傍聴後、長崎県平戸市で泊まります。

今年最終自腹新幹線

今年最終自腹新幹線
風邪かもしれません。少々頭がぼうっとしています。

ですが今から出張です。今日は名古屋市内の法務局へ行き、尼崎の裁判所で書類を回収し、大阪南港20時発の名門大洋フェリー2便船で新門司港へ向かいます。

4泊5日のこの出張、全般に余裕を持たせた行程にしたつもりでしたが、なぜか二年前のお客さまから絶妙な時間に電話をもらってしまい、誰を責めるでもなく新幹線に乗らざるを得なくなりました。名古屋15時07分発のひかり号を使います。

関ヶ原付近で雪雲が舞い降りてくるのを見るたびに、去年大阪地裁に申し立てた一般先取特権での債権差押の成否を担って西へ駆けた日々のことを思いだしてしまいます。今回の出張は、その事案の終結に際して自分へのご褒美という面もあります。ブログの続きも、少しずつ書き足して行きます。

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