頼むからはっきりしてくれぇ
明日は県内の某裁判所におでかけです。いまこの裁判所に係属している、僕が本人訴訟を支援している唯一の案件なのですが、実は労働訴訟ではありません。被告側でしかも経営側という意味でも特殊です。ただ、新旧経営者の争いですので別に労働者を相手にしているわけではありません。
さてその訴訟、原告さんが頑固なのか原告代理人が無策なのかとうとう証拠調べまできてしまいました。明日がその、証人尋問の日です…が。
相手側が申請した証人が出廷するかどうかが不明です。
いろんな情報を総合してもとにかく『わからない』状態。正直言ってアタマを抱えています。こっちとしては別にどっちでもいいのですが、とにかくどっちかに決めていただきたい。この訴訟のおもしろいところは、相手側が申請した証人がとにかく
片っ端から出廷拒否してくる
ところにありまして、人望ない人って、いざと言うとき辛いのね、と傍聴席で見ていて原告代理人がかわいそうになってきます。このところの彼の役目はもっぱら、前回期日に申請した証人を
~実は申請していた証人が出廷を固辞しまして云々
と、不景気な顔で陳述してみせることにあるようです。
その出廷拒否の真打ちをかざるのか、あるいは相手側の退勢挽回の期待に応えて(?)堂々の出廷なるか?次号、刮目して待て!とかなんとか盛り上げてみたいところではありますが、実際のところどうだってかまいません。実は冷め切ってます。
・・・と、書いておきます。その証人候補者がこのブログを見てないともかぎりませんからね。実は出廷だけはされたら困るのかもしれませんし、是非ともご来駕たまわりたいのかもしれず、一撃必殺の反対尋問群を用意して迎撃準備を整えているかもしれませんし、実は無為無策かもしれません。
ですが、とにかく証人尋問まで行く案件は少なく、労働事案非労働事案あわせても今年にはいってこれが三件目。場数を踏ませてもらえるのは、ありがたいことです。
2020.12.01修正
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