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地裁本庁地下にあるもの

このブログをごらんになっている、法律関係者でない皆さん。

裁判所には床屋さんがあると言ったら驚きます?

僕も東京・名古屋・大阪で見たっきりなのですが、大人の散髪の料金はだいたい2000円弱。安さを売りにする床屋さんが市場を席巻するまえからこの価格水準、あるいみ法外な(ってことばを裁判所で使うかよ)お値段です。ちなみに裁判所の自販機、市場価格120円の清涼飲料水が90円(ただし、大阪地裁堺支部は120円。なぜだっ!)、食堂でアイスコーヒーを頼むと名古屋地裁の食堂では210円(ここでは3000円で3300円ぶん使える食券購入用プリペイドカードを売ってるが、僕は名古屋地裁より東京地・簡裁でお食事することが多いんで不採用)、東京地裁では250円と、娑婆とは物価水準が違う別世界を構成しているわりにみんなが入って使えるのが裁判所、それも地方裁判所の本庁です。

ですのでたまに、これから本人訴訟をするお客さまでまだ裁判所に立ち入った経験がない人をわざと地裁本庁地下の食堂または喫茶室にさそってみたりする(これで少しは緊張がほぐれてくれないかな、と)こともこともあります。

さて床屋もあれば郵便局もあり、喫茶も食堂も果ては時計眼鏡洋品店コンビニエンスストアまで(すべて東京地・簡裁に実在します)ある『裁判所本庁の地下』に、ひっそりとあるものがあります。

裁判所職員の皆さん方の労働組合の地方支部です。

いつ行ってもどこの裁判所に行ってもかならずそこだけ人通りが少ないように見えるそこで、かれらの新聞や広報ポスターを眺めるのが僕の毎月の習慣なのですが、意外やこれで結構興味深い裁判所内部のご事情がかいま見えてくる、そんなこともあります。今日も名古屋地裁の地下で見ていたら、名古屋地裁館内の犬山・津島、津地裁管内の鈴鹿の三独立簡裁の昨年の受付した事件数が類型別に(訴訟・調停・支払督促)出ていました。そんなデータは司法統計では絶対わからないのですが、このほかにも裁判所での証人尋問時の録音に使われる機器はいまだに

カセットテープ(そら壊れるわな。音質も悪かろうし)

だとか(お客さまには今まで以上に、はっきりしゃべるよう指導しますよ)、まぁそういった小ネタの宝庫という感じで、好意的関心を持って読ませてもらってます。ところで今日ウケたのが、庁舎新築(彼らの新聞では、『新営』というそうで)問題をあつかう部分のカットに添えられていた吹き出しぶぶんのセリフで

庁舎内で迷ってしまった俺を許してくれ(以下略)

というのがありまして。一人で笑ってしまいました。


がんばれ!裁判所職員の労組!

法廷からカセットテープレコーダが消える日を目指して!

ほんとうは当事務所でも、彼らが時折行う人員増員・予算増額等の署名に積極的に協力したいのですが、司法書士とお客さま、という力関係からして署名の強要になりかねないのが難しいところです。


さてmaoさんは初めましてでしょうか?当ブログを閲覧いただきありがとうございます。

 残念ながらこの事務所は、いわゆる労務倒産状態(仕事はあるがやる人はいない)が続いておりまして6月いっぱいは依頼の受け付けを止めており、かろうじて出張実施時のみ相談を受け付ける(で、依頼受け付け停止を解除した時には優先的に受託する道を残しておく)状態です。ですので今後、maoさんが思い立ったときにさっと相談に応じることができるかどうかは全くわからないのですが、とりあえずそのときに備えて

当事務所がヒマになることを祈っててください

たぶん、7月中旬に依頼受け付けを再開できるだろうと思ってはいますが、なんというかここ1~2年ほどの間に、格闘もの少年漫画ふうにどんどん敵に回す相手が強大化しつつありまして、そいつらのおかげでいまあるご依頼で手一杯、というのが正直なところなのです。ごめんなさいね。

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