« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »

2007年3月

4月の受付予定期間

 掲示板をごらんいただくとわかるとおり、来月もなかなか楽しい状況になっています。掲示板のチェック頻度がたかい方は、4月6日の大阪出張が追加されたことも把握していらっしゃるかと。

 この日程を突っ込んで、ハタと気づきました。

 来月はもう、延べ10日以上事務所にいません(失笑)

 さらに楽しいのがその中味でして、4月4日の東京への出張ではすでに3件面談予定が入っており、いずれも何らか新しい手続を始める方とお会いすることになっています。もちろん全て給料未払い事案で。しかも笑ってしまうのは、来月は東京地裁・東京簡裁に係属する事案が3件となり、愛知県内でいま2件しかないのを抜いて堂々最大シェアを誇ることになりました。(と言っても1件しか違いませんが、それでも名古屋地裁では0件ですから)

 このほか埼玉県内の簡裁で始まる事案1件、茨城県内で係属中なのが1件、栃木県内で2件(うち1件は訴訟費用額確定処分およびその後の手続)、さらに4日の打ち合わせで新しく受けるのは、やはり埼玉県内での提訴となりそうです。

 別に関西の人が嫌いなわけではありませんが(誰か関西系のノリのお客さまにいじめられたから、というわけでもありませんが)とにかくそうなりました。これらの事案を要所要所で出張対応していれば、出張回数が増えるのは当然ですね。そうすると利便性がまた上がって依頼が増える(笑)そうするとさらに出張日程がタイトになる(爆)

 出張1件について1件しか予定が入っていないのは今のところ、昨日実施が確定した大阪出張のみ、これも同方面のお客さま方から捕捉されるのではないか、と考えています。

 一方で来月の入金予定を1円2円3円…と(いうわけではありませんが)数えてみたら、現時点で意思未定のお客さまからのご依頼が無くてもどうやら食べていける模様。ですので。

 来月は4月1日から4月4日まで依頼を受け付けて、おそらくその後は月末まで依頼受付を停止する予定です。

 先日、4月4日実施分の打ち合わせの希望をくださったお客さまが、僕の印象を『司法職人』とおっしゃったので思わず

「職人は職人でも小さなラーメンやさんのそれに近いですね。スープがなくなったら閉店!みたいな(笑)」

と切り返してみたのですが…、いたずらに規模を誇ることはしない、と言えば聞こえがいいかもしれませんが、このままでは幻の名店になりかねない(爆)

 とりあえず、司法書士登録から3年のあいだ生き延びてきた印象として、労働事案をはじめとする個人向けの法律手続のエキスパートを目指す、という今後の方向付けはいいのですが、この半年ほど実に鬱陶しかった

 ~あんたを儲けさせてやるよ~(←腐敗臭)

 的な気配、あるいはニオイがぷんぷんするような連中、つまり、まず事業家として僕の能力に目を付け、アプローチをかけてきた人たちとの関係を整理しつつあります。思わず笑ってしまうのはこの人たち、こちらと取引する必要があるときには毎日チェックする当ウェブサイトを、出入り禁止を通告した途端にぱったり訪れなくなる、ということ。なかなか健気な営業センス、というべきでしょうか。

 もと労働者として依頼をくださった方がその後起業するのはめでたく、これは歓迎できるのですが、やっぱり普通の事業家といきなりからむのは向いていないように思えます。確かに僕もお金は好きなのですが(というより、嫌いな人って珍しいのでは)、それはこの事務所が健全に成長した結果向こう数年で得られる果実であればよく、怪しい誰かに将来の利益で勧誘され現時点でいいように使われて、おしいただくようなものではないと考えていますので。

 ところで、これらの何人かの人の言うところでは、たとえウェブサイトの隅っこにでも事業主側向けのコンテンツ、あるいは報酬体系が出してあると、(なにぶん自分に都合よく解釈することだけは上手な連中のこと)

  •  ワタシが依頼してあげるから受けなさいよホラ!カネは気が向いたら払うわっ!

 または

  •  オレがやってることは正しいんだっ!崇高な社会的使命を帯びているんだっ!だからお前も協力しろっ!カネは気が向いたら払うっ!

 的な態度で来られてもちょっとねぇ、と思ってしまうのです。というよりこうした連中に直接『ふざけんな』と言うことも初期段階で上手くお客さまを選べなかった自分もまだまだだと思う(苦笑)

 こうした連中がたかってくることへの対策も兼ねて、総花的になった結果維持しかねるウェブサイトの再構築を行おうと思います。

 具体的には今日までで、労働法・労働紛争とは関係ないコンテンツの公開を停止し、世間一般の依頼誘致型のウェブサイトの構成にすこし近づけます。

 ただし、最近少しずつアクセスが増えてきた携帯端末への親和性を一層上げることと、『旅行書士(自称)』の表記をやめて自分が旅行書士であることをはっきりと告知していく形に変えること、多重債務関連業務と事業主側の業務に関しては、ウェブサイト上の表示を全廃(受託へのとっかかりをなくす)して、自分の拠って立つところを一層鮮明にする予定です。これらは改善点になるはずです。

 こうしたこともあって、たぶん4月の依頼受付は、あしたから3日間で打ち切ります。ごめんなさい。

理由不備 だって?

 およそ数ある官公署のなかで、運輸支局(または自動車検査登録事務所)が一番居心地が悪い役所だと、僕は確信しています。

 なにしろ雰囲気が怪しい・下品・汚い・乱暴・遅い・不便・かててくわえて構内では歩行者より自動車のほうが偉そうということで、公共交通機関+徒歩で訪れる僕にとっては、もうはっきり言って敵地です敵地!

 その敵地たる静●運輸支局●松自動車検査登録事務所で今日は煮え湯を飲まされてきました。というより飛んで火に入る夏の虫になったのですが。

 さて今日の予定は、来週に迫った賃料支払・家屋明渡請求訴訟提起に備えて、家屋内に停まっている自動車の登録名義を確認に浜●自動車検査登録事務所へ行き、さらに○○市役所で評価証明書と敵さんご一家の住民票等を収集することだったのです…が。

 なにしろ人より車が偉い自動車検査登録事務所ということで、●松駅から路線バスでなんと30分かかります。そのバス停からさらに徒歩10分歩かないとたどり着けません。アプローチの段階で既に喧嘩を売られている気がします。中に入ってなお大変なことに気づかされました。

 普通自動車の世界では、本3月30日がいかに重要な日だったかを!

 まぁ要するに、三月度最終日をまたいでしまったら次年度分の自動車税が発生してしまう、よって廃車や譲渡をはじめとする各手続はなにがどうあっても3月中にやっちまえ、というフィーリングで詰めかけた善男善女、と言うにはあまりにも怪しすぎる人々(日本人・ブラジル人(さすが浜●だ)・アラブ人・ペルシャ人・インド人(名前がそれぞれ違う)、整備工場の人・ユーザー車検の担当業者・中古車業者に国内自動車メーカー直系の販社の人・某ドイツ車メーカーの販社の人)の群れでカウンターすら見えない状態なのです。OCRにかける申請書と手数料納付書はクリップでとめて申請書提出要の箱に入れておけばよいのですが、その箱に積まれている手つかずの書類が

 高さ約13センチ(推定)

 なにこの山は?と思いつつ、とにかく自分のペラをそのうえに載せたのは午後2時をちょっとまわったころ。最悪1時間かかっても、午後3時台のバスで脱出できれば次の目的地まで行けると踏んでいたのです…が、しかし。

 10分立ってもその書類の山に、カウンター奥の係員諸氏がだーれも手を付けません。

 ・・・なんだか、大規模マンションの保存+設定の連件登記をどーんと積み上げた大司法書士事務所の補助者さんの直後にたまたま並んでしまって抵当権設定登記(もちろん、1件ね)の受領書を受け取らねばならない零細司法書士本人の悲哀をここでも味わってる気がします。お昼も食べずに、例によって青春18きっぷで●松まで地を這って来たのでとりあえず一服しよう、と思ったらさぁ大変、最寄りのコンビニエンスストアまでが徒歩片道10分コースで、行って帰ってきたら帰って疲弊した感じ。帰ってきたらさらに追い打ちをかけんばかりの事態です。

 -書類不備-

 の箱に僕の申請書がっ(愕然)

 見ると、申請理由として『現在の所有者の確認』としていたのが

 →詳細に

 と注文が入っています。げげっ!他県某運輸支局では申請書記入例にこう書いてあるんですけど?

 だったら無茶苦茶(正直に!)書いたれやオラ、と開き直ってでっかい字で

 差押申立準備

 と付記してやったらこんどは10分立っても20分立っても不備の箱には戻ってきません。その代わりに名前が呼ばれることもありません。

 ・・・なぜ?

 なんだかよくわからないうちに時間だけが過ぎ去ります。何人か特徴的なルックスの人をベンチマークにして作業の進捗を見ているのですが、

  •  やたら背の高い行政書士
  •  スカーフを首に巻いた妙にきれいなお姉さん(これはB●Wの担当さんとわかりました。さすがです)
  •  ナゾのアラブ人中古車業者with日本人整備業者(お話にでてくる金額のケタがね。あと、妙なお薬を服用している話がちらちらと。それ日本では非合法なはずですが)

と言ったお歴々も、さして動揺するでもなく待ちの姿勢を維持しています。どうやらここは、そういう特殊世界なようで。

 ま、思えば法務局だって、東京や大阪の本局を除けばここより数段整然としていて登記相談は座ってできてカウンターで声をかければ職員の方がすぐ対応してくれることを除けば、ふらっと行ってもわけのわからないと言う点では同じ…ようなそうでないような。ただ、ここにいると登記相談を椅子に座ってできる法務局ではそれだけでなんだか人権が守られているような気すらしてきます。そんなことを考えているうちに、15時58分が過ぎました。

 次のバスは16時29分。これに乗っても、もう○○市役所の窓口クローズには間に合いません(合掌)

 思わず頭の中で「そんなヒロシにだまされて」の歌がぐるぐる回り出します。とっても投げやりな気分の夕暮れです。

 結局のところ、証明書を入手できたのは16時30分。乗れたバスは16時48分発でした。おそるべし、浜●自動車検査登録事務所。次から代行業者をつかって証明書を入手することを、本気で考えねばいけません。

 で、判明した自動車の所有名義人は残念ながら、今回賃料未払で被告にするばあさんとは不一致(ショック~!)なんですが、論理的に考えていくと、敵さんある種の不正を行っている(車庫とばしに近い行為)ことが見えてきました。

 この際逆恨みというか八つ当たりというか、とにかくこの自動車の名義人もついでに訴えてやろうか、と現在思案中です。いきなり巻き込まれる彼には申し訳ないのですが、文句があったら●松自動車検査登録事務所へ言ってくれ、ってことで(失笑)

 なお、当然ながら実際に強制執行実施予定だったらこの記事そのものが秘匿されます。残念ながらこの新車を押さえることはできませんが、それよりいい使い方を考えましたので、そのように。

 もちろんそっちの切り札は、ヒミツ♪です。

『絶対ないっ!』-失言・失言・また失言-

 理由も過程もよくわからないが、とにかく僕を手玉に取れるようになった…そんなお客さまが複数いらっしゃいます。全員女性で、しかも労働紛争のお客さまです。

 この前の回の記事を真面目に読んだお客さま方には申し訳ありませんが、記事の調子を本来の=33歳未婚独身男性彼女無し旅行書士事務所の呑気な日常の描写に戻します。なお本稿の閲覧については、文中で必要な箇所に【】で番号を付け、同箇所に関する公式見解・補足事項・解釈例規・流言飛語・誇大妄想等々について記事末尾に注釈を施しましたので、併せてご覧下さい。

 さて、昨日はそうしたお客さまの一人がいらっしゃいました。この方は先日もブログのネタを提供してくださったとっても綺麗な【1】お客さまなのですが少々遠くからおいでのこの方のために、黄色いミニカトッポを駆って駅まで行くところから、既に不穏な気配がただよってきます。先日発生の『参観日発言事件』(ブログ参照)後最初の来訪ということで、先方が【2】どんな格好で出陣してくるのかは気を付けていたつもりだったのに…この日も開戦劈頭、先手を打たれました。

第1幕 -表見妊婦さん対心裡留保書士-【3】

 電車は既に到着しているはず、ということで若干焦りながら、駅までの狭い通りをすり抜けてやってきました。駅の看板が見えてくるのですが、小さな駅前駐車場に目指すお客さまの姿が見あたりません。

 そのかわりに、黒いタートルネックのインナー(カットソーと言うのでしょうか?)にパールのネックレスが遠目にもよく映える、その上に濃い緑色のチュニックをふわりと着こなしてデニムのパンツルックという、いかにも妊婦さんとおぼしき体型の女性が、これまたいかにも嬉しそうな顔をして携帯電話を使っています。いいお天気の小さな門前町に、いかにも似合いの平和な光景です。もちろん、やさぐれた旅行書士がハンドルを握るイエローキャブなんぞには、目もくれません。

 が。しかし?

 前方30メートルから精密観測する限りでは、どうみても僕のお客さま、の顔をしていますよこの妊婦さん。

 でもこれまでに見たことのない=このお客さまとはもう半年以上のおつきあいなのですが、おしゃれの傾向があきらかに異なる方向を指向しています。思わずアクセルから足を離して…クリーピングでそろそろとアプローチします。やっぱりこの妊婦さん、僕のお客さまだ

 さてどうしよう。このお客さまは独身のはずだから、いきなりこの話題を振るのはマズイし知らないふりして帰るのは論外だし、そうこうしている間にお客さまが【4】こっちを捕捉しました!回避運動は間に合いません!

 ・・・どうも~お待たせしました~

 とかなんとか適当に言ったでしょうか。駅前のポストにハガキ一枚出してくる精神的余裕すらない【5】状態ですが、とにかく車にお乗り頂きました。ところが彼女、なんだか動作が緩慢です。腰のあたりを気遣ってゆっくり乗り込んできます。これっていよいよ、身重だから?

 逡巡する僕が介助の必要があるかないかを問う前に、素敵な笑顔でおっしゃったのです。ぎっくり腰の一種になった、と。

 なるほど、その陳述があったことは、うけたまわりましたよ【6】。僕よりも、6年ほど発生時期が早かったことになりますな。

 お話をお聞きしながら目線を合わせるつど左手に目をやって確認しますが、指輪は中指にはまった状態です。やっぱり独身だ…たぶん。疑心暗鬼になりつつもどうにか動揺を押し隠して事務所着。エントランスを歩きながら、練りに練ったつもりで、切り出してみました!

第2幕 -『参観日』の次は-

 ●●さん、今日はえ~と、なんだか少女趣味的な服装で

 と言った次の瞬間、破綻は現実のものとなりました。上記表現は誉め方としても腹の探り方としても失当だったご様子。二週間前にはフォーマルに決めてきたこの方に対して『参観日のお母さんみたい』と言い放って憮然とさせ、今日また『少女趣味』と言ってしまいましたよ思いっきり!漢字四文字で!

 鼻白む、表現がまさにぴったりのお客さま【7】。その後ご指導いただいたところによればこうした場合は、若く見えるとほめたらよいとのこと。嗚呼。

第3幕 -『絶対ないっ!』-

 この事務所では、昼ご飯に行きつけのお店をいくつかもっています。ヘタなところに連れて行って見くびられてはたまらないので、かなり慎重に選択してある手札(お店)を、お客さまの嗜好や前日の晩ご飯等【8】に応じて切り出して行くのですが、きょうはインド人が経営するカレーやさんでランチにすることにしました。ここは既に何人かのブログ閲覧者さまからも好評をいただいているお店です。昼間での打ち合わせが長引いたこともあって、十人ちょっと座れば満席の店内にはもう、誰もいません。

 このお店に行くまでは、ゆっくり歩いても数分なのですが、この時点からなぜか会話が弾んだまま、前々回お会いした時のお話が続きます。お客さまの話によれば、一番最初に電話した時の僕の印象は結構『きつかった』そうです【9】が、約半年経ったその前々回から若干変わったとのことで。

 で、その際にお客さまの依頼の見通しについて大事なことを伝えたときのことを思い出しながら、例によってこのお客さま特有の、関西風のノリでおっしゃることには

 (その見通しを伝えるさいの僕の様子がいかにも重大そうだったので)
 告白されるのかと思った【10】

 と。

 こうした冗談には免疫ゼロのワタクシ、一瞬で言い放ったのが今日のブログのタイトルの一言です。風を切らんばかりの勢いで水平から約20度右下方にクビを思いっきり振って、半ば無意識に

 絶対ないっ!

 ひとり馬鹿ウケなのは、こうした話題にはどうやら海千山千、労働相談依頼人と旅行書士なみの経験差をもって場の雰囲気を掌握することに成功したお客さまです。ケケケと笑って

 ~あ、これ関西のノリやから。

 それが関西のノリなら、来月から関西方面の受託はしばらく停止したいんですが(泣)【11】

第4幕 -誘導尋問は禁止です!-

 これで完全に僕を統制下においたお客さまの追及はなお続きます。なんだかものすごくご機嫌な表情で、「今日、どこか違ってるところに気づきませんか?顔以外で」と身を乗り出さんばかりに聞いてくるのです【12】。先ほどの一撃で冷静さを失った僕は思わず

 顔と髪型以外なら…(と腰のあたりに目をやって)服装がにんっ

 口走って思わず右上方に目をそらしますが、急場しのぎの対処は遅すぎでした。ええ、自白させられました。当初妊婦さんと誤解したことを【13】。

 なお、ここでの正解はこのお客さまがパーマをかけるようになったこと。気づいていたのに真っ先に選択肢から勝手に外した僕は文句なしの大馬鹿野郎ですよ【14】、ふん。

第5幕 -『違いますっ!』-

 カレーやさんでランチ、というよりは取調室でカツ丼、という精神状態の僕なのですが、傍目から見ているとなにやら楽しげな男女に見えてしまうらしいのです。

 ちなみに、このときの僕の格好はベージュのスラックスに水色のワイシャツ、というごくラフな格好で、一見するかぎりその辺のおっさんにしか見えないということだから、でしょうか、ついに店主がとどめの一撃を放ってきたのです。恐るべし、店主【15】。

 僕がこのカレーやさんが好きなのは、ちょっと遅めの時間にきっちりお客がひけて自分たちだけでゆっくり食後のチャイが飲めるからなのですが、例によってチャイをすすりながら、お客さまと二人でそのお店の看板娘(くりっとした目のキュートな三歳児さん)に話しかけていたら、店主話題を引き取って僕とお客さまに目をやりながら

 オトーサンですか?【16】

 ち違います違いますっ!

 予期せぬ本日第二撃に、誰が見てもそれとわかるほどムキになって否定する哀れな33歳未婚独身男性彼女無し旅行書士。お客さまはますますウケに入り、「そー言われるかと思った♪」とあくまで微笑を崩さずに、半ば満足げにチャイを楽しんでいます【17】。店主もやっぱりにこやかに

 な~んだ、カップルかと思いました

 と涼しい顔。ますます僕は自滅への道をばく進します。何を思ったか

 だだだから幸か不幸か違うんですって!

 幸か不幸か、ねぇ【18】

 と、微笑を絶やさずに突っ込んでくるお客さま。どう見てもネズミを捕らえた猫の目です!誰か助けてえっ!

 


 

 その後一日、このお客さまから『絶対ないっ!(笑)』のネタでいいようにいたぶられたことは言うまでもありません。まぁ必要があれば、コメントで突っ込んでもらいましょう。

 ただし、その後本記事執筆時に検索したウィキペディアで『チュニック』の項に

-緩やかな形状ゆえ、マタニティウェアとして用いられることもある。-

 と表記されているのを見てちょっと安心している自分がいます【19】。

さ、明日はちょっと、掛川まで行ってきます。

 


【1】当事務所服務規程により、3歳から88歳の女性のお客さまにはとりあえずそのように言っておくことにしています。よって他意はありません。出張相談に行った老人ホームで大正生まれのお客さまに「『春が来れば、女はみな美しくなる』って浅田次郎の小説(オリヲン座からの招待状)にも書いてありましたねぇ」と言ってウケを取ることを、同じお客さまに毎年やってたりしますが何か?

【2】ってこの人お客さん…だったよな。でも被告より脅威度が高いのはなぜ?

【3】表見代理・表見代表取締役といった言葉になじんでいる方は、適当に想像して楽しんでください。心裡留保も、場の雰囲気を適当に想像して同様に。

【4】だから敵ではないはずなのに…でも脅威度が(以下略)

【5】ま、社労士会連合会への書籍申し込みのハガキなので。

【6】敵対側の人間と話しをするときに多用する表現。「話は聞いた」ということは伝わるが、承服したわけではないところがミソ。

【7】33年半生きてきて初めて見る種類の表情ですな。鼻白む、って。やっぱり脅威度が(以下略)

【8】ただ、いきなり前日の晩ご飯を聞かれて即答できる人が以外と少ないところを見ると、あんまり気にする必要がない気もします。

【9】これに同意されるかた、他にもいらっしゃるんです。ごめんなさい。

【10】実際には、お客さまはこれよりもう少しわかりやすい表現を使われたのですが、とりあえずこの辺で許してください。ああ、やっぱり脅威度が(以下略)

【11】本件については、半分冗談です。

【12】つまりどこかこれまでと違ったところがあるに決まってます!

【13】この時点でのお客さまの見解によれば、アンダーバストから背中に回るリボンをあしらって切り替えになっているこのチュニックを採用したのは別途思うところがあったようですが、倫理上陳述を差し控えます。だって脅威度が(以下略)

【14】髪型の変化は明白過ぎて思わず外した=その結果墓穴を掘ったのですが、離婚直前の中年夫婦ならこの辺に気づかないことはあり得るんでしょうか?

【15】ちなみにこの店主夫妻、どうも一度訪れた顧客をかなり覚えているフシがあります。誰かリピーターにして試してみたいのですが、今回のお客さまを再度お連れするには少々勇気が足りないことを認めます。

【16】ちなみにこの店主、日本語能力は十分です。よって本発言にはなんらか日本人並みの作為を感じざるをえません!

【17】本当に関西ではこのノリが標準なんですか?だったら来月から関西方面の受託は(以下略)

【18】どう答えても不利になる陳述の一例。裁判書類、とくに準備書面作成時に、敵にそういう状況を強要する求釈明をぶつけるのが大好きなのですが、実際やられた奴の気持ちがよーくわかりましたよ。

【19】・・・でもこのお客さまには、今度お会いしたときによーく謝っておく必要があると思っております。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいよおぉ(泣)

民間ADR導入で一般先取特権新時代は来るか?

 今日は少々趣向をかえて、同業者さん向け、特に社会保険労務士の皆さん向けのちょっとしたアタマの体操をやってみようと思います。

 さてこの春から特定社会保険労務士として活動される皆々様、おめでとうございます。ちなみに私は、研修日に寝坊して受験資格をうしなった落伍者です(失笑)

 その研修で、中央発信講義の画面をちょっと思い出してほしいのですが

 ADRは、合意内容に違背されても強制執行できないのが短所

 と、講師の弁護士さんが言っていたのを覚えておられますか?ADRに関する入門的な研修を受けると、かならずこうした一言が、主として裁判手続との対比で持ち出されてきます。一般論としてはそのとおり、ですね。ただし。

 労働事案を扱うADRに関してのみ、社会保険労務士会が行う認証ADRでの和解内容に基づいて絶対に強制執行できないとは、必ずしも言いきれないと考えています。労働側であれ経営側であれ、顧客に説明する際にはこの点に気を付けておく必要があります。正確には『強制執行』はできませんが、裁判手続を経ずに『差押命令』の発令を得られる可能性があります。会社側が受ける被害、と言う点では異なりません。

 さて、圧倒的大部分の社会保険労務士の皆さんおよび、たぶん結構な割合で司法書士さんも、社会保険労務士会あるいは司法書士会に代表される認証ADR手続で交渉妥結となった際の和解契約書(と、言う名称かどうかはさておき、合意の内容を記載した書類)で強制執行なんかできるわけないじゃん、というのが一般的な理解だと考えます。あくまで一般的な。

 労働事案においては、そうではない、ということに気を付けてください。その根拠は民法第306条第2号にあります。司法書士さんでも受験に受かった後なら、普段の業務ではほとんど省みられない、一般先取特権の規定です。たまには条文をみてみましょう。

民法第306条(一般の先取特権)

 次に掲げる原因によって生じた債権を有する者は、債務者の総財産について先取特権を有する。

  1. 共益の費用
  2. 雇用関係
  3. 葬式の費用
  4. 日用品の供給

 ここで『雇用関係』という漢字四文字の意味するところはなにか、はそれ自体結構な疑問なのですが、少なくとも

  • 労働契約で約定した給料
  • 労基法所定の割増賃金
  • 労働契約を不利益に変更された部分の給料差額
  • 労基法所定の解雇予告手当
  • 労働契約所定の退職金

については雇用関係の一般先取特権で担保される債権たりうる、という前例があるようです。

 さて、ではこの一般先取特権、具体的にはどう使うのよ?という疑問が社労士さんサイドからは出てくるはずですが、三分クッキング並みに簡単に説明すると

  1.  上記の権利があることを立証する私文書なり公文書をひたすらかき集めて
  2.  会社側が持ってる財産権(預金でも売掛債権でも社内の備品でも不動産でも)に狙いをつけて
  3.  管轄裁判所に差押命令の申立を行うと

 裁判やらずにいきなり差押(正確には、担保権の実行)ができて、しかも仮差押えと違って本執行として執行が完了してしまう(ほかに何か、たとえば訴訟の提起などの申立をする必要がない)、という具合になっています。ここで民事執行法第193条第1項にいうところの『担保権の存在を証する文書』とは、とにかく文書の形をとってさえいれば、労働契約書でも給与明細書でも離職票でもタイムカードでもかまわないのです。

 さてそうすると、4月以降活動をはじめる認証ADR機関が手続の終了時に作成する和解契約書等の文書は、言ってみればただの私文書なのですが、もともと担保権の実行の開始要件として、提出できれば私文書であっても全然かまわない民事執行法193条を素直に読めば、当然ながら使用可能になってきます。

 では社労士会のADR手続で作成された和解契約書があったとして、それだけを添付書類(民事執行法第193条所定の、担保権の存在を証する文書)として、しかも記載の全金銭債権について一般先取特権の実行が可能か、といえば

 まず、そのようにはならない

 と考えた方がよいでしょう。世の中そんなに甘くないはずです。

 なぜならば、特に雇用関係の一般先取特権の実行としての、例えば債権差押申立にあっては、それが給料未払いを理由とするなら、

  1.  訴訟をやって勝てるだけの要件事実を摘示し、かつ立証しきるだけの書類の集積と、
  2.  その書類の真正さについての立証の完了

 が求められるからです。このうち、2.書類の真正さについては適当につくったメモ書きや捺印がない労働契約書なんかよりも、認証ADR機関がつくった和解契約書のほうが真正さへの懸念はずっと少ないことは当然考えられます。

 しかしながら、1.の要件事実(例えば給料未払いならば、労働契約の存在・賃金額の合意・労務の提供の三要素)をもれなく記載しきった和解契約書がポンと出てくるか、がとっても疑問です。過程を端折って結論だけ=支払金額だけを示されたら非常にまずいことになってしまうでしょう。また、たとえば不当解雇や性的いやがらせにともなう慰藉料債権は一般先取特権で担保されるのかは、やった事例を知りません。だれか挑戦者の出現を待つよりほかないところです。

 それでも、例えば今は労働局で扱わない『給料未払い』事案について、民間ADR機関が扱う場合、あるいは退職を巡って解雇予告手当や退職金の支払い条項を定めるときには、これらの金銭債権は順当な形で一般先取特権で担保され、それゆえに民間ADR機関がこれらの紛争解決にあたって作成した和解契約書は、記載内容によっては民事執行法第193条第1項所定の『担保権の存在を証する文書』に該当しうる=結論として、民間ADR機関が作った和解契約書で一般先取特権の実行としての差押命令が発令される場合がありうる、と考えたほうがよいことになります。

 ・・・すると。いま民法第306条をみるかぎり、雇用関係のほかには一般先取特権で担保される債権として、共益の費用だの葬式の費用だの日用品の供給、といった項目が並んでいるにすぎません。まさか葬儀屋さんが遺族を狙って債権差押えをどんどん行う未来が来るとは思えませんし、水道光熱費や食料費をいくらツケにできたとしてもたかが知れているはずですので、一般先取特権の規定は事実上労働紛争を視野において存在を意識すべきもの、と考えればよいはずです。

 そして労働紛争の場合、時効消滅さえしなければ未払いの賃金+退職金で請求額が累計数百万、ということも当然あり得ることになり、会社側にはなんら事前通告なく差押命令が発令されてしまう一般先取特権に基づく差押申立は、時に会社を破綻させるに十分な破壊力を発揮します。もちろん、破綻寸前の会社から迅速に財産を分捕るにも十分な戦力たり得ます。

 そうすると、近い将来ついうっかりとそのへんの社長さんに『社労士会のADRでは合意内容を履行しなくても強制執行はされませんから、手続に応じたらどうですか~』なんて、顧問社労士が気楽に助言してしまったら?

 その後軽い気分で退職金かなにかの分割払いを目的とする和解を成立させ、社長が油断して一回分割金の支払を怠っただけで…

 いきなり売掛金を差押えされ、資金ショートにより会社は法的整理突入!

 という未来がやってくるかもしれません。助言した会社側社労士は、それこそ社長から一生恨まれること確実です。

 逆に労働側での手続担当者は万々歳なのでしょうが、そうしたことが可能かどうかは、各民間ADR機関の実施担当者がこうしたことをどれだけ考えて和解契約書を作り込んでくれるか、にかかっています。

 で、実は私自身、あんまり期待はしてません(笑)おそらくは、差押申立を受ける裁判所の書記官連中からみて『会社側の印鑑証明書つき債務承認弁済契約書の一種』程度にしか評価されず、ほかの資料で補充しなければならない状態がしばらく続くだろうと見ています。

 ただまぁ、うまく工夫すれば執行約款つきの公正証書をつくったり即決和解の申立を別途おこなう手間やお金を節約できますので、どうせなら綺麗な和解契約書の作成を目指して努力してほしいもんですね。

 僕もまだ、一般先取特権の実行をしたことは三件しかありません。来月からの民間ADR実施を視野においてこの一年半の間に、一般先取特権が使えそうな事案を探していたのですが、申立にたどりつけた実績としては名古屋で一件、大阪で二件のみです。また、特に大阪地裁執行部では、要件事実を巡ってちょっと厳しいと思える対応を受けた印象があります。三件とも申立が成功したのは救いではありますが、それでもずいぶんいろいろな書類を集めました。

 もともとがとんでもなくマイナーな手続類型(平成17年の、名古屋地裁の(ナ)号事件の件数約100件。この中には、動産売買など特別の先取特権実行も含む)ですので事例が集積されておらず、ゆえに対応にばらつきがある、ということもあるのでしょうが、願わくば世にもう少し労働側の司法書士さんが増え、その人たちが社労士さんと連携して(あるいは司法書士会でも、労働紛争をADRで扱うことはあるならその成果を生かして)、ぜひ一般先取特権での差押申立を試してみて欲しいと思います。

受けたいけれど受けない依頼

 今月妙に多かったのが、50万円未満の給料未払事案に関する問い合わせです。ところが、軒並み依頼拒否にせざるを得ませんでした。

 当事務所の送信フォームはある意味で相談者を『引っかける』設問をしのばせており、これらの送信者さま達はみなさん『引っかかった』のですが、それは

 とにかく回収額の10%以内に実費と料金を抑えろ

 というご意向を真っ正面に打ち出してこられるのです。

 そりゃ無理。

 ~という返事をオブラートにくるんで送ってあげれば間違いなく以後音信不通になるので、ある意味わかりやすいのですが、ちょっと考えてみてわからないのでしょうかね?

 たとえば30万円の未払賃金を全額回収できたとして、この方達の思惑にそうならば実費が皆無でも担当者への報酬は最大3万円。

 いまどき3万円で、どれほどのサービスが受けられるのかまじめに考えてものを言っているのかが、わからないのです。集合ポストにチラシが入っている便利屋さんだって一人一時間3150円請求してくるこのご時世で!

 とりあえず、ものの値段がわからない方とはちょっとおつきあいできないので、こうした場合ははっきりと依頼回避、というより当事務所報酬基準でも受託不可、を宣告してしまうのですが、これがもし実費込み2割まで許容してくれるならこっちも頑張って受託するんですがね。実はそういう誘導も一切しません。単に安いだけの業者、と思われるのが一番不愉快なので、当初のアプローチの時点で、特に報酬面で非現実的な意向を見せた方にはお帰りいただくことにしています。

 ただ、このパターンを貫徹すると客観的には妙な行動を示すことになりまして、当事務所では裁判書類書類作成開始時に最低3%+終了時に最低7%の料金をいただく関係上、実費こみ10%以内に総費用を抑える、というのは絶対にありえないことになりますから、

  •  1ヶ月分18万円の給料未払を回収するための訴状作成依頼について、実費+料金として回収額の2割まで支払って頂ける、と言う方からの受託は可。
  •  3ヶ月分54万円の給料未払いである場合、実費+料金で回収額の1割までとするご希望の場合受託不可。

 になります。当然ながら後者は前者のきっちり三倍手間がかかる、などということはないので、受けてしまえばペイするのですが…

 こと労働紛争に関する依頼については、僕から見た問題はその依頼でいくらもらえるか、ではなくて、いくら払えると考えてくださるお客さまを選ぶか、だということ。事案の難易度でも、もらえるお金の絶対額でもなく、そういった『送信フォームに紛れ込ませた地雷』を踏まなかった方々が、言ってみればいまおつきあいのある方だ、というわけです。

 ただ、もしあるならば見てみたいですよ。20万円の割増賃金支払請求訴訟の訴状を非の打ち所なくきっちり作って、報酬を1万2千円程度に押さえ込める、合法的な事務所。というより、もし出現したらあっという間に市場を席巻できること請け合いですな。僕はやりません…とかいいながら、回収額の10%を総費用とするなら受託不可で13%なら受託可能にしている自分がいたりもします。

そういえば、三周年。

 何かしよう何かしようと思いながら、あっさり忘れてました。

 この3月22日で、司法書士登録三周年です!

 いやぁ、自分でも最初はどうなることかと思いましたが、とにもかくにもなんとか三年生き延びることができました。この際なんで告白しますが、司法書士としての登録開業後も製パン工場で夜勤のアルバイトをしたりポスティングの仕事をしたりして食いつないだ時期があった(平成17年まではこうした所得があった)のです。なんとか司法書士と社会保険労務士だけで毎月毎月暮らしていける目途がたったのはつい最近のことで、去年春までは生命保険の掛け金が払えない時期もありました。

 以前つとめた行政書士事務所で、事業主が脱サラに失敗して事務所と家庭を破綻させていく過程をつぶさに見せてもらった経験から、

自分の生命保険を事業資金のために解約するようになったら、事業としてはいったん手仕舞ったほうがいい

という一線を引いていたのですが…まさにその一線にタッチはしたけど踏み越えずにすんだわけ(笑)

当初の見込みとはまったく違って、なぜか現在『旅行書士』なんですが、これも含めてお客さま方が僕の使い方を巡って創意工夫をしてくださったおかげです。

 あ、特に関西&関東地方のみなさま。皆さんのおかげでゲップがでるほど高速バスに乗れ、月の三分の一は諸方を放浪でき、たーいへん満足ですよほんとに(遠い目)

 ところで、これから開業する方なのか受験する方なのか、今朝方東京から以下のキーワードで相次いで訪れた方がいらっしゃいました。

  •  司法書士 食える
  •  司法書士のすばらしさ

うーん、単純に漫然と食っていけるわけではない、とは思いますが(東京であれば、最初に広告費を100万円投入できるなら開業初年度で債務整理専業で年商7桁後半、というのは余裕で現実的だとも思いますが)。

でもすばらしい仕事であることは確かなんですよね。司法書士には弁護士サンには無いよさがあってそれに気づけば、合法的に事業活動を行って楽しい人生を送れる余地がまだ一杯あります。それが儲かるかはさておいて。

どうもこのへんを見ていらっしゃるのか、つい最近もお客さまのなかで

司法書士を目指したいのです

という人がもう一人出現しました。大変すばらしい着眼点をお持ちの方で合格後が楽しみなのですが、まさか僕の毒気にあてられた、というわけではございますまいね?

全部が全部僕のせい、というわけではないのですが、司法書士で開業しておられる方で社労士兼業者になられたり、最初から社労士司法書士の兼業者を目指されたり、あるいは登記や債務整理に依存しない司法書士を目指してみたい、という方々に、いくばくかのきっかけを与えた(または、煽った)ような記憶はありますね。全員受かってくれ、と祈るのは簡単ですが、どうか一人でも多くの方が、個性ある、そして世に役立つ事務所を構築してくださることを望まずにはいられません。

 で、日本中から依頼が来るような珍しい事務所をでっちあげることに首尾良く成功したら…

ほら、あなたも、旅行書士です(苦笑)

 さ、来年は旅行書士の名称使用開始三周年、です。できればこの一年のうちに、北海道か東北で仕事ができないかな、と楽しみにしています。

相談者は 忘れる前にやってくる

 今週は、なぜか1年以上まえのお客さまと相談したり昔の知り合いとの電子メールのやりとりが再開した不思議な週でした。一種の『リピーター』に相当する、これらのお客さまのうち、一組の方は当事務所に初動段階で相談に来られてからもう16ヶ月、ですがお持ちの書類を拝見するかぎり、訴訟代理人を立てているというその訴訟は大して進展してはいないようです。というより迷走してる感じ。

 複雑な心境です。このお客さまは訳あって本人訴訟という方法をとらなかったのですが、弁護士を立ててしまったことでかえって手続の進行から遠い立場に身を置くことになってしまった、そうなるであろうことを予測もしお伝えもしたのですが、やはり避けることはできなかったので。

 とはいえ、今はよその先生の案件である以上、こちらからなにかお聞きするわけにもいかず、また、労働紛争のお客さまはみなさん印象が強いので忘れないうちに、再度のご相談となりました。今後の進行状況如何によっては、お客さまに入れ知恵して現存の訴訟代理人を操る策を講じなければならないかもしれません。

 もうお一人のリピーターの方もなかなか複雑な状況にあった、または現にあるようで、この事務所にお越し頂いたことを手放しで素直に喜べない気もします。まぁこちらは、当初の依頼の際の問題は完全に解決しているのが救いではあります。少なくとも、今回お越しになった相談の内容を見ると、これからの展開としてはなかなか難しいかな、というのが正直なところ。

 ところで。ある債務整理専門の司法書士事務所のウェブサイトにこんな表現がありました。

-(依頼終了後は)二度と司法書士事務所の門をくぐらないように生活してください-

↑待てーぃ!(思わず絶叫)

  •  言いたいことはわからんでもないのですが…
  •  確かに債務整理専業事務所なら、そういう表現も使えるかもしれませんが…
  •  そこが『おはようのない事務所』なら確かに近寄りたくもありませんが(笑)

 そりゃないんじゃないの?と正直びっくりしています。なんぼなんでも、依頼する前の人に『一度来たらもう来るなよ』とウェブサイト上で言い放つ勇気は僕にもございません。よほど気に入らないことがあれば個々別々に出入り禁止を通告しますが、それは法律上・倫理上問題があるかこっちの指示によほど明確に反したか、というときくらいです。基本的には当事務所では、昔のお客さま歓迎、です。

 しかしまぁ、こういう仕事をしていますとかつて面識があった人の再訪を受けたときに、その人の現況と昔の状況を、当然ながら比べてしまいます。その間の変化を、あるいは変化のないことを喜ぶときもあれば頭を抱えることもあり、ちょっと困った週末になりそうです。

 などと言っている代書人に、これまた久しぶりに電子メールをくれた大学時代の知人がこんな言葉のカードを切ってきました。

  • 「ぐちをいう女の人できれいな人というのは今まで一度も見たことがない」

 うーん、そうきたか(苦笑)ただこれは、性別不問で同意せざるを得ませんね。

 この人は大学時代在学中から、時に気の利いた一言を放って僕を動揺させる素敵な点を持っていたのですが、こうした部分が残っているのを見ると少々嬉しくなってきます。

 ただこの商売、他人様の愚痴を一気に引き受けて相談終了時には相談前より楽になってもらう、というミッションもありますのでなかなか面と向かっては、こうは言えません、もし言ったら労働紛争のお客さまなんか、みんな帰ってしまいます。ですのでこれまで通り、愚痴りたければ大いにどうぞ、という態度でお話をお聞かせいただくことにしますがね。

 じゃあ、僕の愚痴は誰が聞いてくれるんでしょう?(遠い目)先ごろ話をしたあるお客さまが、「先生は自分自身のことをほとんど話さない」と不満げに言うので瞬時に反撃して言ったことには

 そりゃあなたのお話を聞いてるだけで時間が過ぎてしまうからです!

ある種の理不尽さを感じつつ、今週末も仕事です。明日は一日、書類作成、明後日は静岡県へ日帰り出張が入っています。最後に繰り返しますが当事務所では

 以前のお客さま大歓迎です!

 相談中の愚痴も無問題です!

傍聴ツアーはいかがですか?

昨日の出張では、ある意味でめったに見られない情景を見てしまいました。

昨日午後の日程は、本人訴訟未経験のお客さまのために花の都の某巨大簡裁で傍聴体験をしてもらい、以後自分で傍聴できるようにすること。そこで…

潜り込んだのは少額訴訟。敷金返還請求です。原告は賃借人、被告は家主。証人兼補佐人という位置づけでしょうか、不動産業者がでてきています。いずれも本人訴訟で、原被告双方とも司法書士が傍聴に来ている気配はありません。傍聴人は僕とお客さまのほかに、得体のしれない初老のおっさん1名と、サラリーマン風の無表情な中年男性1名。初老のほうは一見して異様な感じ=アウトローな気配がつゆだく山盛り♪というか、例えるならサラ金から支払督促を申し立てられて通常訴訟移行して被告席に座っていたり競馬場のまわりの牛丼やで昼間からビールをあおっていたりするような…そんな奴。ただこいつが、なぜかしきりとメモを取っている、しかも、提訴の際に渡される訴訟進行の際の照会書(和解希望の有無や交渉過程、予想される争点を書かされる)をなぜか大事に持っている、そんな法廷でした。

 これでは僕のお客さまがわけがわからないので、手帳にメモをしたり図を書いたりして無言の解説を行いながら、当事者と裁判官の主張に耳を傾けていくと、次のことがわかってきました。

本訴の争点は

  • 賃貸借契約の特約として記載させた『敷引き』=敷金を1ヶ月分だけ、無条件で返さない特約の有効性。原告は無効を主張し、被告は有効を主張する

裁判官の見解は当然ながら

  • 当該敷引き特約は、特に十分な説明が賃借人になされていなければ無効

というもの。ただ、契約書の字面としては記載があり、署名捺印もとってある以上契約としては有効だろ、と言いつのる初老の家主、裁判官の心証開示にもかかわらず口調がヒートアップするのです。曰く

  •  不動産業界はアバウトなんですよ
  •  そうでなければやってられません
  •  退去の際の補修費用だって30万円かかるところを値引きして半額にしてやった(←じゃ当初の見積もりってなんなんだよ!と突っ込んでみたい傍聴人)
  •  敷き引きの説明はなされており、署名捺印を経ている
  •  よって既存の判例は関係ない
  •  自署したことの重みを裁判所はどう評価するのか

云々。最後はもう怒鳴ってます。これを最初は懇々と諭していた裁判官、なにを言っても被告本人の不正発言が停まらないのでだんだん眉毛がつりあがって来て…ついに。


 話を聞きなさいっ!


 ~法廷で当事者を怒鳴る裁判官って、この商売3年やってますが初めて見ました。見てるこっちがどきどきしましたよ。

 お客さまにはいきなりへんなものをみせてしまって悪影響を与えないか心配になったのですが、その後すぐに和解勧試となって間が空いたのでフォローができたのですがまあ馬鹿な家主もいたもんです。おそらくは敷金返還訴訟の被告になるのは初体験だったのでしょう。

 ところでもう一点、この訴訟には妙な展開が法廷外で発生しました。和解勧試ということで別室に連れて行かれる原告さんが、傍聴席に座っていた怪しいオッサンとなにやら打ち合わせを始めたのです。原告さんは、りゅうとした身なりの長身の紳士。競馬場は競馬場でも、イギリスの競馬場が似合ってしまうようなお方でございます。この二人が仲良く並んでひそひそ話に興じる光景は…異様そのもの。怪しさの花、満開!って感じ。

 しかも、このオッサンやってくれました。別室にいく際に廷吏さんから原告との関係を問われてあっさり

 友人です

 と言って和解勧試の場に潜り込むことに成功してしまいました!どーなってんの花の都の某簡裁?興味津々だったのですがこの時点で閉廷となり、退出を余儀なくされました。

 その後。

 1階ロビーで今日の感想などお伺いしていたら、その後ご機嫌な表情で颯爽とあるく原告さんが出てきました。その後、背筋の曲がった家主with仲介業者のユニットが…こちらは寄り添うように(支え合うように?)ゆっくりと歩き去ります。

 このとき私はみたのです。

 この原告さんと自称友人たる怪しいオッサンが別れる際に、依頼人が司法書士に向けるような礼を交わしたのを。

 ・・・僕の推理では、このオッサン闇で訴状作成やってるエセ司法書士ではないかと睨んだのですが・・・どうでしょうか。少なくとも、友人の別れ方ではなかったことは確かです。

 なんとなく選んでしまった傍聴ですが、お客さまには妙なものを一杯見せることには成功したようです。よかったような悪かったような。

 なお、当事務所では裁判書類作成をご依頼のお客さまに、原則無料で傍聴へのエスコートを行っています。遠隔地の方にはなかなか日程を合わせるのが難しいのですが、費用としては、お茶代程度もらえればよいかな、と。

 これから依頼をご検討の方、参考までに。

17時41分沼津行き

17時41分沼津行き
さ、家に帰ります。

この列車で東京を出ると、三島・浜松・豊橋での乗換を経て、日付が変わる前に着くことができます。今回の出張では、和解成立を実現できなかったのが少々心残りではあります。早くも5月の出張予定を決めて、今回の出張は終わりです。

筑波山麓狸狩り期日

筑波山麓狸狩り期日
今日の狸はなかなかしぶとく、今回も取り逃がしました。

今日の期日は第二回。前回に続いて司法委員の先生が硬軟自在の説得で狸社長を網にかけようと試みますが、なかなかうまくない状況。論点を含む事案なので判決も出したくないらしい裁判所の思惑もあり、さらに和解勧試を続けることになりました。

ところで今回、和解を傍聴させてもらえたのですが…

うまい具合に狸社長の前職の職歴を聞き出すことに成功しました。これはまあまあの回答でして、こいつが60歳に到達する6月が楽しみです。

ただ…
これで僕が社労士だと知った司法委員の先生が説得の対象を僕に変更してきたような。

司法委員の先生も…社労士だそうで。

上野から土浦へ

上野から土浦へ
向かいのプラットフォームに停まっている上り列車から、あまり好意的でない視線が飛んできます。
今日は常磐線普通列車のグリーン車を試しています。上野から佐貫までなら、グリーン料金は750円。4駅先の土浦まで950円なので、佐貫までグリーン車にします。
午前中は土浦簡裁、午後は東京簡裁でお客さまと会い、名古屋まで帰るのが今日の予定。青春18きっぷは、いよいよ今季5枚目を使います。

相談終わって日が暮れて

相談終わって日が暮れて
上野行き普通列車は5分遅れでやって来ました。さいたま新都心での用事が終わって、次は上野に向かいます。日が長くなってきて、この時間でも外が見られるのがなんともうれしい春の旅です。
ボックスシートに座ることができたので、少し外を眺めながら行くとしましょう。上野での打ち合わせは、お酒が入ります♪

東海道本線砂漠地帯

東海道本線砂漠地帯
時刻は11時41分。新幹線から乗り継いだ普通列車三島行きはまもなく原に到着です。静岡からずっと、車内はこんな感じ。次回以降東海道本線を東上するには、浜松−熱海間ずっと座れてもロングシートを覚悟せねばなりませんが、これでは仕事になりません。浜松−東京間だけは通年で青春18きっぷ使用不可、になるかもしれません。

浜松から静岡へ

浜松から静岡へ
出発間際に入った一件の連絡が、その後半日ぶんの出張日程を吹き飛ばすのはよくあることで、今回も実はそうなっています。

ただ東海道筋ではそんな時には『カネでかたをつける』ことが可能です。(というより司法書士が青春18きっぷで400km動くのが異常なんですが)

さて、現時点で所定より30分ほど遅れて行動中。効果はでかいがお金がかかる新幹線カードをどの区間で切るか、ですが、今回は浜松−静岡間で使ってみます。3月18日のダイヤ改正で静岡県内の東海道本線は乗換回数とロングシート車が増やされる形になっており、なにやら誘導に載せられてる気もしますが。
ともかく、このこだま530号で静岡へ。2230円は、自腹です。

笠寺駅へ

笠寺駅へ
少々、腹が出てきました。
ですので最近、できるだけ歩くようにしています。

ただいま時刻は7時59分。掲示板の背景にもなっている天白川の堤防を南へ歩きだすところから、今回の出張を始めます。目指すのは東海道本線笠寺駅。
ここが事務所から最も近いJRの駅なのですが、歩くと40分弱かかります。

ここまで お・い・で?

 今日から3泊4日にわたって実施予定だった出張は、いきなり1泊2日に変更となりました。日曜日と水曜日にそれぞれ予定が入ってしまったためです。そのぶん、19・20日の出張日程がタイトになってきています。

 今日はそんなお話ですが、同時に本日コメントを頂いた茨城のある人へのお返事、でもあります。

 結論からいうと、当事務所はあなたのような人の利用に適しません。ごめんなさいね。

 さて当事務所の特色は、労働紛争を巡って相場以下の料金で相場以上の品質のサービスを、少なくとも実績ベースでは関東から九州までの広域で、純理論的には公共交通機関で行けるところならどこでも提供することにあるのですが…

 そのかわり、お客さま方に相応の覚悟と協力をもとめます。金銭面以外で、ね。

 特に裁判書類作成にあっては遠隔地のお客さまでも例外なく、面談しての依頼を必須としているため、たまにある主張実施時には結構大変なことになります。

 例えば明日の日程。

  •  朝7時台に事務所を出て、大高-刈谷-豊橋-浜松-島田-沼津-熱海-大船-さいたま新都心まで普通列車と快速列車を乗り継いで移動します。7時間以上かかりますが青春18きっぷを用いるため、費用としては1600円+熱海以東で使う普通列車グリーン料金950円のみ。
  •  午後3時から2時間、さいたま新都心で相談実施。ちなみにこのお客さま、別の用事で奈良県からこの場所へ来ています。というわけで設定した相談場所への出頭という点では今回、最遠距離記録を更新しました。ちなみに従前の最遠距離記録は東京浅草から名古屋の当事務所までお越し頂いた方です。旅行書士ならぬ旅行依頼人というべきでしょうか?
  •  相談終了後上野までもどり、こちらにお住まいのお客さまと打ち合わせを実施して宿泊。ですがこちらのお客さまと初めてお会いする時には、こちらが使う夜行高速バスの到着に合わせて朝7時台に大宮まで呼び出したことがあります。
  •  明けて20日は茨城県土浦へ。見届けなければならない訴訟が一つあるのですが、このお客さまについては…現地調査に半日自動車を出していただいた上に土浦から下館まで36kmお送り頂いていることがあったな、と。
  •  午後は東京簡裁まで戻り、4人目のお客さまの打ち合わせ兼裁判傍聴ツアーを計画しています。この方は、これに合わせて埼玉からでてきてもらう予定。わざわざすみませんね。

 今回の出張では、以上4件の予定をこなして帰ります。東京発17時41分の普通列車沼津行きに乗り、三島から浜松までホームライナーを使って豊橋まで戻り、あとは名鉄を使って鳴海まで戻ってくる(24時過ぎに事務所着)というのが青春18きっぷを使って一番苦痛なく東海道を突っ切ってくる、いわばお決まりのパターンです。東京-沼津をグリーン料金950円支払うならば、東京から浜松までリクライニングシートの車両で仕事しながら帰って来れますから。


 さてそうすると、今回は奈良のお客さまとさいたま新都心で相談し、埼玉県内のお客さまは東京簡裁まで出てきてもらい、あとのお二人はこれまでにそれぞれとんでもない所・時間・経路に動員されたがなんとかついてきた、ということで(笑)

 そのかわり、

  • さいたま新都心での打ち合わせについては相談料金のみで交通費・日当請求なし、
  • 上野での打ち合わせについては料金・交通費・日当請求なし、
  • 土浦での傍聴についてのみ1万円を日当+交通費として収受、
  • 東京簡裁での打ち合わせ兼傍聴ツアーについては料金・交通費・日当請求なし、

ということになっています。土浦のお客さまのみ請求をかけているのは、これだけは裁判所指定の時間にそこにいなければならないから。

 ですので、単にな~んにも考えず善人として安値でやってるわけではなく、お会いする状況を巡ってはかなり無理を強いてなんとか一人でも多くの人にいい顔をし広く薄く恩義を売りつける(笑)のがこの事務所のこの事務所たるゆえんなのです。で、それにはお客さまの協力が不可欠なので…

 それだけのことができるか否か、それどころか泣き寝入りするかどうか迷ってるような人を相手取る余裕は、この事務所にはありません。ただでさえ既に腹をくくって戦うことを決めてしまったお客さま方が行列を作ってる状況なんで、なおさらね。今回ちょうど茨城への出張と言うことで、もし上記の各お客様と同様に所定の送信フォームを使って問い合わせを出してくれて、どうしても来て欲しい、と言われれば常磐線沿線なら交通費ゼロ+相談料金2時間4000円という提案をしていたはずのですが…

ま、もう遅いです。とうぶん茨城へ出張の予定はありませんから。

 さーて、僕も聖人君子ではないので助けられる人の数には限界がありますが、さしあたってご縁がある方四名様には…旅行書士の看板を賭けて食い下がらないといけません。では一丁、行ってきますか!

お客さま かく語りき。

 今週は、お客さまの言葉に一喜一憂、あるいは笑ったり(心で)泣いたりした一週間でした。週明け月曜日から、それは始まります。

1.「いい男になって…」

 その日は地裁某支部へお客さまと打ち合わせに行きました。さすがに待ち合わせ場所が裁判所というだけあってそのお客さま、いつも事務所にいらっしゃるときよりずっとフォーマルな格好でおいでいただいています。33歳独身男性彼女無し人生に少々疲れ気味の間抜けな僕はこれを見て思わず

 ~へぇ●●さん、今日は参観日のお母さんみたいな格好ですねぇ

 と、ほめたつもりで口走って二十代の素敵な独身女性たるこのお客さまを憮然とさせたのですが、あるいはこの時点で今週は運を失ったのかもしれません。少なくとも主導権を向こうに明け渡したことは確かです。聞けばそういう場合のほめ方の正解は『キャリアウーマンのようですね』と言っておけばよかったとのこと。えぇ真逆を突きましたよ真逆をね(遠い目)

 それでも目的の書類提出はつつがなく終了し、大変美味しいランチ+デザートを振る舞っていただいて帰りの車の中。そのお客さまがおっしゃるのです。今度生まれるなら男性に生まれたい、と。

 さらに理由を答えて曰く

 いい男になって

 いい女をこましたい

 ひえぇ、って感じですな。このお客さま、ただでさえ目線に力があるのですが…冗談で言われても恐いです。笑いながらも一瞬逃げ出したくなりましたが、走行中の車の助手席ではそれもかないません。恐るべし、二十代後半の女性。というより、このお客さまを参観日のお母さんに例えた時点で僕の敗北は決まった気がします。嗚呼。

2.「図々しい」って言ったよな(怒)

 これはお客さまではなく、正確には対立当事者の発言。

 別件で他の地裁支部に行ったときのこと。商工ローン業者相手に過払金返還請求訴訟やってる原告から未収家賃を取り立てねばならない、という作戦の一環で、その訴訟の傍聴を行い和解の成否を見切るのが僕の任務だったのですが、その時間その法廷で入っている期日は、1件だけ。先に入って一人傍聴席に座っていたら数分後、敵さん夫妻が入ってきました。傍聴席への扉を開けて、招かれざる訪問者の存在に気づいたのでしょう。一瞬歩みが止まります。

 ささやきあったつもりでも…聞こえてきますよ!

 図々しいなぁ…

 図々しいわね…

 ほ~お、じゃお前ら、1●0万もの家賃払わずに住み続けるのは図々しくないんかコラ!と言ってやりたい気もしましたが、とにかく連中がやってる訴訟が終わらないとこっちも仕事が進まない。こちらは、連中がやってる訴訟の被告会社と違って金銭債務の履行のために、目玉や腎臓の売却を迫ったりできませんものね。ところが。

 この連中、なにをヘタ打ったのか前々回の期日で被告代理人から提案された額より1割安い金額で妥結しやがったのです!しかも当事務所の昨年売り上げの2割になんなんとする額を!

 おー

  まー

   えー

    はー

 あー ほー かー!(激怒)

 と、横山ホットブラザーズ調に言ってやれたらどんなに気分良かったか…ただ傍聴席でのこぎりを叩くわけにはいきませんで、それに、わかりました。

 この夫妻、よーするにヘタなんです。あーあ(嘆息)

 司法書士支援の原告本人訴訟対被告代理人弁護士、という構図は当事務所でもよくあることなんですが、弁護士相手に吹っかけたり出し抜いたり、というご指導はその司法書士さんやらないのでしょうか?二回も期日を無駄にして、しかも金額が減っている、なんて信じられません。裁判官もこれ聞いて拍子抜けしたような顔してました。あるいは被告側代理人の弁護士サンがたぐいまれなる技量の持ち主だった、のでしょうか。確かに口に蜜有り腹に剣有り的な有能さは感じましたが…謎です。

 ただ、相手のヘタさ加減がわかりましたのでその和解金を仮差押えする計画は中止することにいたしました。最悪の場合でも、連帯保証人と並んで今度は被告席に座ってもらえばそれで済むことだし、連中のレベルが見切れたので他にもいろんな手はありますから。

 でもこの人、いろんな人へのものの言い方をちょっと変えて行かないと、自ら不幸を呼び込む気がします。現にここに一人、妙にやる気を出してる代書人がいる(笑)図々しいと言われたからには、図々しく行きますよ。ふん!

3.「こんな人はじめてみた」

 普段は相談に応じる側なのですが、久しぶりに相談する側になりかけました。その席での、相談担当者のご発言。これまたドキドキさせられました。

 昨日金曜日、閉庁30分前に間に合った株式会社設立登記申請。最後の必要書類をハンドキャリーしてくれたお客さま(正確には、設立時代表取締役)とお茶をいただくことになりました。なぜか話が弾んで、なぜか姓名判断の話題になったのです。彼が真顔で言うことには

 これは合コンでもてますよ~●●●できるかどうかもまず当たります

 って今週は週明けと週末にそんな話を持ち込まれて、失笑しつつも当惑気味なのですが、あいにく月曜日のお客さまの件は金曜日のお客さまには言ってません。とりあえず女性の引っかけ方はさておいて、姓名判断とはいかなるものか、には興味がありましたので僕の名前でやってみてください、と依頼します。

-ここに至って、主導権は完全にお客さま側に移転します。これも月曜日と似た展開-

 要らなくなった取締役就任承諾書の裏に僕の名前を書いて、垂直の線と斜めの線を書き、なにやら数字を何カ所かに黙々と書いていきます。

 この間、約数分。日の暮れたファミリーレストランで、こっちは完全にまな板の上の鯉です。コーヒーの飲み過ぎとは関係なく、トイレに行きたくなってきました。

 ややあって彼曰く

 こんな人はじめてみた。

 ひえぇ、って感じですよやっぱり。一瞬逃げ出したくなりました。おそるおそるその理由を聞くと、なんのことはない

 (鈴木慎太郎という)5文字の名前の人って(姓名判断を)やったことがないんですよ

 ・・・だ、そうです。お客さまでなければ

 おー

  まー

   えー

    はー(以下略)

とでも言ってるんでしょうがとりあえず一安心。ただ笑えたのが、その人が常用している携帯電話の姓名判断用ウェブサイトの記述で僕の名前をみると

  • おしゃれで謀略家で機知にたけるのですが批判精神強く(以下略)
  • 口は悪くとも心は純なのです
  • 口も悪いために失敗することがあります

という記述が。

 はいはい。口は悪いですよ(笑)でも、当たってるかも…しれません。

コメントありがとうございます

 今週は私事を巡って少々乱調だったのですが、なぜか調子を崩したと言ったとたんに当ブログのページビュー件数が約2倍(平常時70弱/日。今週は約150/日)に増えました。

・・・ご心配いただいているのか単に監視されているのか、

 この間、コメントも増えまして、中には記事作成者すら忘れたタイミングでコメントをぶつけて来たうえ、ひたすら高笑いを残して去っていくどこかのママさんのような方もおられます。

 まぁこのママさんは放っておいて(必要があれば次回貴店来訪時に適当にいぢめてください。今月末~来月初旬に参上します)、本日の時点で並んでいる『最近のコメント』をみると、まめたろうさん以外は皆さん当事務所のお客さまです。

 ちなみに、山本さんと福岡の信徒さんは最初の問い合わせをいただいた時期はほぼ同時、お二人とも労働紛争において弁護士を向こうに回し、おおむね所期の成果を挙げられた方なのですが…依頼終了後も僕をかまっていただいている大変物好きな、ではなくありがたい方々でいらっしゃる。まぁコメントを放ってくる方もそうでない方もそれぞれ適当に楽しんでもらえれば光栄ですが、今日はいただいたコメントへのお礼を兼ねて、お返事を返してみましょう。

 まず山本さんは当事務所二例目の、「労働紛争のお客さまが起業して経営者になった方」。お楽しみいただいてますでしょうか?お客さまとしてご利用いただいていた以前より、若干破壊力がアップしているのですが。差押えを強行した結果会社が消滅、というのも最近では狙って起こせるようになりまして。なお、以前のお勤め先はすでに解散登記済です(笑)

 つぎに福岡の信徒さんは…やっぱり信徒のままなんですねぇ。まぁ鰯の頭も信心から、と言いますからそれでよしとしましょう。ところでせっかくのコメントなのですが

 旅行書士に福利厚生はありません(断言)

 というより、一般市民の皆々様が我が国の福利厚生制度(労働社会保険諸法令および裁判手続を受ける権利の保障)を利用できるようにする一方で、自分は畳の上で天寿を全うできるかどうかぜーんぜん不明、というのがこの事務所の仕事だ、と最近は了解しています。実際問題として、倫理観さえ棚上げできれば『相手側の手続担当者の抹殺』ってのは会社側から見れば大変効果的な選択肢、なわけですし、まじめに働いたってお客さまから適当な理由でポイ捨てされることもある、と。そんなことでいちいち落ち込んでたらきりがありません。ありがたいコメントを寄せてくださる方もお客さま、電化製品のスイッチを切るように無造作に、関係を断ち切ってくる方も、お客さま。

 いろんな意味でお客さまに対して、少々鈍感な面と鋭敏な面とをどちらも持ってないと、この商売やっていけない気がしますわよ。なんせ、お客様ですから。大事なお客様ですから。。。おほっほほほほーーー!!

2020.12.01修正

納税者 復活!

 ようやく確定申告が終わりました。開業にふみきった平成15年からの三年間は還付金を受け取る立場だったのですが、今期からいよいよ所得税をおさめることになります。とはいえ、わずか二万円弱ですが。

 そのほか、目についたこと。

 事業所得の増加。

 対前年度比二倍強の伸びとなりました。ただし、金額ベースでは数十万円しかありません。

 交通費率の増大。

 こちらも対前年度比2倍弱の伸びを示しました。売り上げは約1.5倍しか伸びてないので少々複雑な気分ではあります。なにしろ売り上げの二割弱が交通費で吹っ飛ぶ妙な事務所を作ってしまったので。これがいいことなのかどうか、少し難しいところです。

 Pitapa導入の必要性

 それを名古屋で真面目に言うか?と関西のお客さまから突っ込みが入りそうな気もしますが、いたって真剣です。近距離の交通費はなるべくプリペイドカードで管理するようにしているのですが、昨年使ったプリペイドカード四十数枚を漁ったら

  1.  スルッとKansai
  2.  パスネット
  3.  岐阜バス
  4.  西鉄バス(笑 これは1枚だけ)

 がぞろぞろ出てきました。特に、スルッとKansai(関西)+パスネット(関東)の東西両雄で10枚以上、発売額で1万円強使っています。さらに、これ以外でも名阪間を近鉄で往復するため、4月から近鉄名古屋駅でPitapaが使えるようになればいっそPitapaを持ったほうがいい気がします。Pasmoとどちらを持つべきか、真ん中の名古屋で迷いはあったのですが、ここは関西勢につくとしましょう。

 ・・・Toica? 興味ありません。

 さてさて、納税証明書なんか取ったら見るに耐えないデータが出てくるのですが、それでも課税対象所得が少しずつ伸びてきて、来年の確定申告も楽しみです。そろそろ小規模企業共済に入ろうかしらん?節税対策で(笑)

素晴らしき『市役所食堂』

 昨日の記事では少々落ち込んでいるだのなんだのと景気の悪いことを並べてみたのですが…ご心配のメールをいただいたお客さま方、すみません。

 復調しました!一瞬で。

 今日はその、勝手な旅行書士の呑気な昼下がりのお話です。

 さてさて、そこは地裁支部のある地方都市。商工ローン業者相手に過払い金返還請求訴訟をやっている家賃滞納者から、未払い賃料を回収せよというご依頼を受けて、この市役所に周辺調査にやってまいりました。まずは連帯保証人が生きてるかどうか、住民票とって確認します。場合によっては店子と並んで被告席にお掛けいただく日が来るやもしれませんから。ついでに、この店子が原告になってる過払い金返還請求訴訟の傍聴席に陣取ってプレッシャーをかけるのが今日の僕の仕事。

 住民票請求の待ち時間を使って、遅い昼ご飯をいただこうと、玄関脇の庁舎案内板を探します。えぇと、食堂食堂…

よくあるパターンの『地下』には、ありません。

さりとて上層階にも、ありません。

 人口20万人に満たないこの市役所には食堂はないのか?と少々焦ります。この市役所、最寄りの県道から取付道路でアプローチしてくるため、県道沿いの食堂に出るまでに徒歩10分はかかりそう。…と、おもったら。

 2階 カフェテリア

 ですと。他には庁舎内に、供食施設はないようです。

 このさい食えるものがでてくれば何でもいいや、と思って行ったら少々妙なことになっています。まずテナントの名前がそのものズバリ

 市役所食堂

・・・あんた下では自分をカフェテリアって言ったじゃん、と突っ込みをかけたくなってきました。それにしても、『市役所食堂』トンでもなくベタなネーミングです。昭和40年代の映画に、『喜劇 市役所食堂』ってなかったっけ、などと考えたりもしますがあれは駅前食堂でしたかしら?

 ともあれ、食堂の名称としてこれに匹敵するのは僕の知る限り、愛知県勤労会館2階の『レストラン勤労』ぐらいなもんです。

 メニューをみると、カフェテリアと言うよりは思いっきり市役所食堂、という感じ。

  •  カレーライス 280円
  •  きつねうどん 280円
  •  日替り定食 480円(売り切れ)

 等々。さしたる考えもなくカレーライスの食券を買って、配膳口へ。配膳よりは後かたづけに忙しげなおばちゃんに、例によって出力軽めの営業スマイルで呼びかけます。「カレーライスぉ願いします~♪」

 得たりとばかりにお盆を差し出すおばちゃん…というよりお姉様、おもむろに右側を指して曰く

 あれ よろしければどうぞ

 見ればそこには、会議用のテーブルに山と積まれた『お総菜 1パック100円』の一団が。どうやらおばちゃん…というより素敵なお姉様方、本日の需要予測を少々過大に見積もったご様子です。空港やらダムやら道路ではよくある話ですが。

 さりとてその利益を僕が受けるとなれば話は別です!落ち込んでるときに優しくされると強力に効いてくるというのはよくあることで、普段は相談担当者として意識しているのですが、実際言われてみるとこれは嬉しいのなんのって(笑)

 おかず一つもらえるというだけで、これまでの鬱な気分はどこへやら、お言葉にあまえて一品いただくことにします。ただよく見ますと、その食堂で作っているらしく、どれもなかなか芸が細かい。

  1.  魚の塩焼き
  2.  一口サイズのチキンカツ

 のどちらかをメインに据えて、そこに

  1.  なすのチーズ焼き
  2.  コールスローサラダ
  3.  メロン一切れ
  4.  オレンジ一切れ

 のいずれか一品を副菜にし、各々の組み合わせに必ずせんキャベツを添える、という構成をとるようです…目移りします!

 飲み屋さんを探しているときに「先生は揚げ物の献立を出してるお店に反応しますね」と言ったお客さまが見たらなんというかしら、と一人笑いしながら、やっぱりチキンカツが主菜のパックを選びます。タダで持っていけ、と言った状況を考えればもう二つ三つもらってもよさそうな気もしましたが、胸についてる五三の桐のバッジが「それだけはやめてくれ 品位保持上いささか疑義があるから」とささやいてきます。ああ、こんなことなら入店時にバッジを外しておけばよかった。

 残されたパックの山にいささか未練を残しながらもテーブルへ。お昼の部閉店20分前の食堂は、一人静かに上機嫌な僕の他にはお客さんは一人だけで、窓に目をやれば木立の向こうに、市街が一望できます。

 カレーライス一杯280円と100円のお総菜の便宜供与だけでよくもこれだけ気分がよくなるもんだよな、と我ながらあきれてしまうのですが、逆にそうでもなければこの商売、やってられないということはできますね。おそらくは完全に復調したのではなく、あるいは十年単位で沈潜するのかもしれませんが、現時点で営業スマイルの発揮に差し支えない程度には元気です。

 最後に教訓を。

 役所の食堂には、閉店間際に行きましょう。落ち込んだ時には、特に。(失笑)

ゆっくり実家にかえります

 昨晩、私生活でちょっとした出来事が起きまして、かなり落ち込んでいます。
 
 しかしながら、そこは捨てる神あれば拾う神ありと言うべきでしょうか、今日から明日まで静岡への出張が入っています。そこで。
 
 久しぶりに、意図的に『移動中しごとをしない』かたちにしてみます。列車の中ではこのブログを書くほかは、音楽を聴いて外を見てるか、寝てるだけ。
 現在、時刻は16時58分。東海道本線上り新快速豊橋行きは快調に飛ばしています。蒲郡を出て、もうすぐ三河湾が見えてきます。
 
 たまにはぼーっと列車にのって、今日は実家でゆっくり眠ります。今月で司法書士開業三年を迎えるのですが、まず無事に生き抜くことができたのはよしとして、自分の力量のなさを痛感させられています。
 
 そんなこんながあってブログの更新も滞り気味になってしまうのですが、今回ばかりは元気になるのに少々時間が必要な気がします。来週の関東出張も、『ゆっくり&ぼーっと型』の旅になるかもしれません。
 
 仕事のほうもまた渋滞してきましたので、例によって今月いっぱい、あたらしい依頼の受付をお休みします。あるいは来月いっぱい受付休止にするかもしれません。自分がこの商売に向いているかどうかまで含めて、少々思いを致すことが必要なようです。

それは素敵な期日設定

 今日3月10日まで、兵庫・大阪へ出張しておりました。とはいえ西に行っている最中にも東から連絡は入ってきます。一件は、せっかく欠席判決をとれたのにお馬鹿な社長が控訴してきた、という事案。不本意ながら初の東京地裁デビューになるのですが、この第一回口頭弁論期日が4月11日午前中。
 
 これが、東京簡裁での調停の期日と重なります。こちらは午後。代理権のない僕が出るわけではないのですが、お客さまとの打ち合わせをリアルタイムに現場でできるので、この日は一日、霞ヶ関で過ごそうと思います。
 
 次に入ってきた連絡は埼玉県から。この週末訴状を提出したところ、『4月17日』に期日が決まったとのことです。
 これはラッキーです。翌4月18日は栃木県で傍聴なので、どちらも無理なく対応できます。
 
 さて、そうすると来月の関東方面出張日程は

4月4日 東京
4月11日 東京
4月17〜18日 埼玉−栃木

 の三件がすでに確定しており、おそらくはあと1件実施、さらに関西方面へと複数回の出張設定が必要な状況です。
 そのほか3月分の出張日程だけで青春18きっぷを5枚使わねばならない行動予定を組んでいますが、ある一回の出張で一件の要件しかない、ということが珍しくなってきました。
 今日は大阪市内からこの記事を投稿しているのですが、今回の出張でも姫路・西宮・大阪で役所での書類取得2件、現地調査1件、打ち合わせ2件、大事な私用1件を1泊2日でこなすことになっています。
 すでに計画のある出張実施間際に、その目的地周辺でさらに用事が発生することが多いのでいまのところうまく対処できているのですが、この形態が定着すれば旅行書士業も健やかに成長していくでしょう。
 そのかわりお休みナシ、ということになるとは思いますが。
 
 さて来週の出張は愛知県半田市を経て静岡県へ。青春18きっぷをつかって半田への交通費を事実上カットしてしまいます。これは打ち合わせ1件、書類提出1件、傍聴1件、書類取得1件がすでにセットされています。
 再来週の出張は茨城県および栃木県へ。この出張では東京都内および埼玉県内のお客さまと打ち合わせが併せて設定される予定で、傍聴1件打ち合わせ3件のセットです。
 
 この調子でどれだけ走れるか、我ながら楽しみです。さて、時刻はただいま15時37分。午後5時からと7時からの打ち合わせをやったら、アーバンライナーで帰ります。

川口簡易裁判所の予納郵券額

 本日電話で確認したところによれば、川口簡易裁判所(埼玉県)に通常訴訟の訴状を提出するさいの予納郵券の組み合わせはつぎのとおりです。

   額面  枚数

  • 500円 8枚
  • 270円 2枚
  • 200円 2枚
  • 100円 8枚
  • 80円  2枚
  • 50円  4枚
  • 20円 10枚
  • 10円 10枚

合計 6400円


だったら どうしたっ!(怒ッ)

 とおっしゃるお客さまのほうが多い気はしますが、案外こうした細かい情報の需要があるようです。アクセス解析を見ていると、名古屋地裁の予納郵券額なんかは探してくる人が本当にいます。裁判所のウェブサイトを落ち着いて探せば出てくるし、そもそも電話かければおしえてくれるのですが、これはこれでネタにしておけば人の役に立つかもしれません。

 そのほか、実際に聞いてみないとわからない『官公署で聞いたこと』を一カテゴリにまとめてみようと思います。ちなみに、マイナーな裁判所(独立簡裁・地裁支部など)の予納郵券の決め方は結構みんな勝手にやってるために、それだけ並べて見せると裁判書類作成を受託し提出した裁判所の一覧になりそうな気もします。案外、顧客誘致型コンテンツに化けるかもしれません。


 お話かわって。

 この一つ前の記事で『ヒマだ』と宣言したとたんに、作業停止または中止になっていた裁判事務の依頼5件のうち3件が一斉に息をふきかえして動きだし、おまけに今週末の関西出張では、あれよという間に現地調査2件人と会う予定が3件設定されてしまって青春18きっぷで動けるのは往路だけ、来週は人に言えない用事での調査1件追加、ということでなんだか袋だたきにされた気分です。

 さいきんのパターンなのですが、本来なら普通列車で動くべきところ、依頼が追加されてしまったため優等列車に代替してどうにか時間をひねり出し、その代わりお客さまからは差額を徴収する、というのが増えています。今週末の出張は本日実施が確定してさっそく掲示板に出したのですが、実は普通列車の移動を前提とする限り対応余力がなく、もしご希望があった場合はいよいよ新幹線で移動せざるを得ません。今季最初の青春18きっぷ使用出張となるかどうか、まぁ皆さん次第、です。

訴状を書くと、足がつる

 去年くらいからでしょうか、緊張が高まると足がつるようになりました。たまーにですが、傍聴席でひとり身悶えしていることさえあります。人と話せるときには迷わず「ワタシ足つりました~」とかなんとか言って理解または救助を求めることにしておりまして、給料未払い状態のひとを助けにきたはずの旅行書士を逆に助けたお客さまも…片手の指ほどですが、いらっしゃいます。

家で作業しているときにも、発生するんです。今日も出ました。

 なにをやると発現するのか、はあまりにも明白です。

 訴状または債権仮差押申立書の作成が佳境に入ってくると、足がつります(失笑)

 いったん係属した訴訟ならいくら準備書面を作っても平気、調停申立書である限りどれだけ請求額が高くてもOKらしいです。僕の足。

 おそらくは、インパクトが大きい手続を新たに始める場合の緊張度が僕にとっては最大だ、ということなのでしょう。今日落成しお客さまの確認をまっている訴状案は請求額50万円弱なのですが、請求額が50万だろうが20万だろうが、はたまた100万円だろうがやっぱり全部足がつる、ということで訴状作成がちと怖い感じです。ですが被告側の書類を作るときには足はなんともありません。謎です。あるいは立証責任を積極的に負担することがないからなのかもしれません。

 最近、労働事案非労働事案とりまぜて毎月1件は訴状を作るようになり、このほか数件の準備書面や裁判関係諸手続申立書を書くようにもなりました。少しずつ少しずつ仕事が増えてくる気配なのですが…

 さて先週から今日までに、裁判書類作成依頼をめぐって

  • 問題発生回答待ち
  • 延期
  • 待機
  • キャンセル
  • 連絡途絶

がそれぞれ各1件、相次いで発生してしまいました。なんとなんと、現時点において作成を要する裁判書類は、ありません。久しぶりに工程記録用ホワイトボードが真っ白です。

 このブログの傾向として、忙しいとか依頼受付停止とか作業山積みとか書くとかえって仕事が増えるらしいので、久しぶりに大きな声で言ってみましょうか。

 わーい。ヒマだ!(強調)

 さぁこれで、明日以降どう事態が展開するか楽しみです。それに、ことによると今週は、本当に休みがとれるかもしれません。まる一日のお休みは一ヶ月ぶり…だったかな?思い出せない(泣)

 でも、これで実際にヒマになったら、言霊のチカラを信じてしまいますよ。

ぼくの番号 1●3。

 三月は、のっけから大阪へ相談複数件と現地調査をやりに行くことになりました。相談が終わって鳥羽行きの近鉄特急に乗り、眠りこけながら伊勢市に向かいます。なにしろ前の日2時間しか寝ておらず、今週6時間以上眠れた日がないのでいくらでも眠れます。大阪出張の帰りに伊勢市によって友人の司法書士さんと呑んで泊まり、次の日に仕事の情報を交換して帰ってくる、というパターンができつつあります。近鉄の株主優待券(全線が1500円で乗れる)を使うなら、名古屋-難波-伊勢市-名古屋と動いても普通運賃4410円で済むので、単に伊勢市-名古屋を往復して2820円使うよりいいかな、と。昨年秋以降、伊勢市の行きつけのお店を訪れた直近の数回は全部この順路です。

 それでも、先月までで厄介な用事は軒並み整理できたので、ひたすら歌いまくる隣人どもを横目にぼーっとお酒を呑める幸せを満喫してきました。友人の司法書士さんとの共有物件たるボトルが空になったので、初めて僕単独所有のボトルを入れてもらいます。付与された番号は、1●3番。さてこれで、ボトルキープしてあるお店が1件だけできたことに…なったのですが、最大の問題は

 自分が住んでいる家からそのお店への往復で、交通費が最低3400円かかる

 ということ。・・・他で呑めるぞヲイ、という突っ込みが入りそうです。

 まぁそこはそれ。また大阪での案件を新規に受託することになったので、向こう数ヶ月は定期的に大阪へ通うことになり、月に1回程度夜の伊勢市に現れるくらい造作もないこと。

 ただし。

 昨晩は、その友人の司法書士さんのご事情により一人でそのお店を訪れることになったのですが、最初ドアを開けた瞬間に

 思いっきり怪訝そうな顔で見られた

 のが・・・忘れられませんな。一瞬どうしようかと思いましたわい。

まぁ背広来て営業スマイルで『ど~も~』とか言いながら頭下げてりゃそうも見られるか、とも思えるのですが僕一応お客なんで。ここで強調しておきますけどそこではあくまでもお客なんで。いいですか?と、このブログをチェックしているであろうママさんには特にお伝えしておきましょう。席についたらついたで時折カウンターの向こうから、思わずお酒を吹き出すような一言を放ってくるのですが、なるべくお手柔らかに願いたいものです(と、言いながら上目遣いで)

 さて、このところヒトニイエナイ用事がごちゃごちゃとあった関係上ブログの更新が停まっておりました。ごく少数の読者の皆様、ごめんなさい。皆様のおかげで当ブログ開設以来15ヶ月で、さきごろ累計2万アクセスを記録するに至りました。厚く御礼申し上げます。向こう当分は密行性を要する案件はないので、引き続き零細事務所の呑気な日常を綴っていきましょう。今月で、司法書士登録まる三年を迎えます。なのに事件簿から依頼に事件番号を付けていっても、僕がこのお店に持ってるボトルの番号ほどもないのが切ないといえば切ないのですけれど。

« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30