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ほ・ほ・ほ 法人契約♪

 昨年は司法書士として商業登記の受託実績が1件(失笑)、社会保険労務士として雇用保険被保険者資格取得届・健康保険厚生年金保険被保険者資格取得届を各1件、このほか就業規則付属規程作成の相談を一箇所から受けただけ、という当事務所。ちなみに事業者側からの依頼を袖にした件数はかろうじて両手で数えられるほど、ということで…

大抵の賢明な経営者・資本家の皆々様は、最初ッから当事務所になんか近づきません。そしてそれでいいのです。

 しかしながらこのたび、株式会社設立から労働保険・社会保険新規適用を経て一般+特定労働者派遣・有料職業紹介に至る許可届出の一連手続を受託することになりました。


 結局お前も日和ったのか?と言わないでください。これはめでたい案件なのです。


 だってこのお客さま、もとは労働紛争のお客さまなんですから(笑)

 さてさてよーく考えてみたら、僕だって昔労働紛争の被害者&労働訴訟の原告、いまは小規模事業主、なのです。同様なヒトが現れ、その人が新しい会社を作ることの何が悪い、と言わねばなりません。久しぶりに気持ちよく受けられる企業側からの依頼、であります。

 一方で、去年依頼を受けてしまった企業側の皆々様方とは現在おつきあいがございません。中味を覗いて恐くなって逃げた、というのが正直なところで、どこもかしこもウェブサイトでは結構なことを言っている割りに内情は強烈で、ひどいところでは脱法派遣事案にすら巻き込まれそうにさえなったのですが…まぁ今回は、少なくとも自分の立ち位置(塀の向こうかこっちか、等々)がちゃんと把握できている方とつきあえる。これだけで十分であって、向いているのが正しい方向ならばそうしたヒトに対して、即時に完全に合法的な状態を作り出せ、金に糸目をつけるな、とは僕も言いません。逆に言えば去年絡んでしまった人たちは、それすら危うい面が多々あった、ということ。

 ところで。実際に受けてみて再認識したのですが、上記のような流れで一つの人材派遣業者ができるまでの一連手続を一括して代行できる、というのも、司法書士+社会保険労務士兼業者の芸の一つだったのかもしれません。ウェブサイトを探せば行政書士+社労士で似たようなことをする連中はいますが、厳密には行政書士には会社設立の登記申請を代理する権限がない(じゃ、連中どうやってるかって?そりゃまぁ真っ白いやり方から真っ黒いやり方までいろいろですよ)。

 しかしながら少々切なく感じたのが、本件一連の手続で得られる当事務所の報酬、を見ると、相場の下限の数値を拾っていってもこのお客さまからお受けした労働紛争のご依頼で得られる料金より、時給換算で数倍から十数倍の開きがあるだろう、ということ。この仕事だけで一月暮らせるって(爆)

 なーるほど、これじゃぁちまちま裁判書類作ったり労働相談やるよりは、司法書士の仕事は登記、社労士の仕事は企業側での申請代行、と言ってたほうが同業者内では全然いいんだろうなー(遠い目)とあらためて痛感させられました。

 もちろんそんなことはわかりきってるので今さら経営側に転向する趣味はないのですが、司法書士と社労士の兼業者を目指しておいでのごく少数の閲覧者さま方には、そうした可能性も開けていることを説明しておくのも悪くないな、ということで今日の記事にした次第。嫌だ嫌だと言っていたってそうした依頼が来るのだから、積極的に門戸を開いたらさぞかし楽しいことになるのでしょうよ。

 それに、(僕はやる趣味ありませんが)そうやって設立に関与した企業の給与計算なんか受託してしまったら、それこそずーっと毎月数万円のお金が入ってくる、司法書士として会社法改正で役員改選の仕事がなくなったって全然OK、という展開もあったりして。少なくとも毎年毎年、社会保険の定時決定と労働保険の年度更新手続きは受託できる。

 ですから事業家として健全な第二第三の旅行書士(社労士兼司法書士)さんたちは、そうした依頼を受けて事務所の経営を安定させるのが賢いやりかたなのだと思います。

 ・・・僕は、やりません。現時点では、紹介があってさえ蹴ってます。はっはっは!

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コメント

本来的司法書士兼社会保険労務士の仕事を受託されたとのこと、おめでとうございます(笑)。
知人社労士事務所をときどきサポートしていると、士業の境目というものがまったくわからなくなります。この記事を読んで「そうだった、会社設立の登記申請は司法書士のお仕事だった」と思い出しました。なにせ、知人事務所では会社設立~労働保険・社会保険手続き~各種許可申請~給与計算・年末調整~税務申告にいたるまですべて引き受けていますから。もちろん本来的社労士業務は社労士事務所として、それ以外は併設会社にてやっているという切り分けはありますが、実態は社労士及びスタッフ(+知人税理士)ですべてをやっていたります。まぁ、お客さんからすれば士業の区分なんて関係ないんでしょうけど。

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