業務報告書、提出。
司法書士にあって社会保険労務士にないものの一つに、年に一度やってくる『業務報告書の提出』があります。簡単に言うと、昨年1年間に受けた事件の件数を種類別に数えて、司法書士会に提出する、というもの。今日がその締め切り日でした。
さて昨年の受託件数。
- 不動産登記 15件
- 商業登記 1件
- 供託 2件
- 裁判書類作成関係業務 18件。
-以上-
・・・司法書士登録後三年目としては、もちろん異常に少ないほうでしょうよ(遠い目)たとえばこの業務報告書の記載例、記載例というからには実情からそう外れた数字を書いていないのではないかと考えますが、これをみると登記業務が300件超、裁判関係が20件弱、そんな例示がされています。登記中心型の事務所ならそんな感じに仕上がるんでしょうね。
さて当ブログをごらんの方は疑問に思うかもしれません。
→こいつは普段忙しそうにしているがこの程度しか仕事してないのかよ、と。
えぇその通りです(笑)というより、統計上の理由によります。
たとえば、訴状の作成に始まって延々と勤怠状況を入力してA4換算100枚越えの書類を作り、相手が応訴してきて一回二十枚を超えるような準備書面を3回4回と積み上げて、期日毎に1日がかりで他県に出張をくりかえして1年がかりでようやく勝ちが見えてくる、というような訴訟でもそれは1件なのです。
したがって今年も引き続き労働関係訴訟を受けていく関係上、受託件数そのものは大して増えないことでしょう。裁判書類作成関係業務がもし18件から54件になるようなことがあれば、きっと今頃労務倒産によるブログ閉鎖および事務所廃業のご挨拶を出してます。依頼件数倍増を夢見ることは一応できても、三倍増の実現には三途の川を渡る覚悟が必要です。まぁ一人でやってるかぎり、一月に受けられる新しい労働関連の裁判事務の件数は3~4件が限界ですからね。どうしたって裁判事務で年50件行くことはないな、と。
では今月はどうだったか、と言いますと、労働関係で新たに起こした申立は民事調停1件、地方裁判所への通常訴訟1件、さらに、これは先行した訴訟とは別の事件番号をもらえるはずなので1件とカウントしていい『訴訟費用額確定の申立て』。これで業務報告書ベースでは3件、になります。2月は提訴1件・訴訟費用額確定の申立て1件・さらにもう2件は決まり、の情勢なのでほぼパンク(失笑)ですがこのペースだと、業務報告書を基準に取った場合の依頼『件数』倍増はあるだろうな、と思ってみたり。
でも!
本当は!
登記の件数は倍増してほしいっ!
・・・そうしないと、事務所の経営が安定しないんですよう(泣)せめて月1件、所有権移転の登記があれば、そこから生まれる余裕でいまよりずっと伸びやかに裁判事務に邁進できるのですが・・・なかなか世の中甘くできてません。
いささかの葛藤をはらみながらも依頼件数とアクセス件数はゆるやかに伸びていくようなのですが…ついに、といいましょうか。お客さまの側から当事務所の存在に触れたブログが出現しました。今日コメントを頂いたパソ子さんの手によるものです。書き方によっては現在進行形で当事務所の活動を描き出すものになる、と言うことで僕も楽しみなんですが、今はまぁお手柔らかに、とだけ申し上げましょう。
ただし、一点業務連絡です!
先日の相談における僕の発言として、
『このまま●●式なんか挙げてもらっちゃ困りますよね云々』
とか言ったことは…できれば解決まで黙っててもらえませんか?今般敵に回したアヤシイ社長ご当人に聞かれたら、刺客の一人二人差し向けられそうな気がします。
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